JPWO2002075525A1 - ソフトウエア更新システム、ソフトウエア更新方法、およびソフトウエア更新プログラム - Google Patents
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Abstract
ユーザー端末1は、アプリケーションソフトウエアを起動するとき、第1のサーバ2からバージョン情報ファイルを取得する。さらに、バージョン情報ファイルに基づいてバージョンアップが必要であると判断すると、最新のアプリケーションを保有する第2のサーバ3から自己のバージョンに合った圧縮ファイルを取得し、該圧縮ファイルを展開して既存のアプリケーションソフトウエア上に上書きした後、バージョン情報ファイルのリストに記載されていないファイルを削除する。
Description
技術分野
本発明は、ソフトウエアの更新(バージョンアップ)に係るシステム、方法およびプログラムに関する。
背景技術
従来、サーバを備えるシステムにおいては、ユーザ側でアプリケーションソフトウエアを使用する場合、インターフェースの問題から常に最新のアプリケーションソフトウエアにしておかないと、使用中に、ハングアップしたり、アプリケーションソフトウエアが全く動作しなかったりするということがある。
そこで、上述したサーバを備えるシステムにおいては、アプリケーションソフトウエアの最新バージョンアップ情報が、メールによる案内や社内掲示板などにより通知されていた。また、ソフトウエアのバージョンアップは、一般に、システム管理者などが個々のユーザ端末装置上で手作業で行っていた。
しかしながら、従来のサーバを備えるシステムにおいては、ユーザが使用する端末装置のソフトウエアにおけるバージョンの正当性は、メールによる案内や社内掲示板などによる情報から判断するほか手段がなく、また、バージョンアップする行為自体も人手に頼らざるを得ないという問題があった。そのため、ソフトウエアが使えないというようなトラブルが発生したとき、ソフトウエア自体に原因があるか、あるいはネットワークや本体ハードウエアなどに原因があるのか、混乱をきたすこともしばしばであった。
また、バージョンアップの方法としては、バージョンアップに必要なファイル群を1つのファイルに圧縮(それも固定化されたファイル名)し、それをダウンロードし、ユーザの端末装置で、そのまま展開するというのが一般的である。しかしながら、これでは、バージョンアップを行うことにより、ユーザ端末装置で不要となったファイルが、いつまでも残ることになり、ユーザ端末装置の環境が劣悪になるという問題があった。また、ダウンロード元のサーバではバージョンアップに必要なファイルをいつまでも保持しなくてはならず、サーバ保守をいつまでも継続させなくてはならない問題があった。
このため、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することが望まれていた。
発明の開示
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。なお、前記ユーザ端末装置では、前記リストを示す情報を受け付けて、該受け付けられた情報に基づき、前記新バージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルが削除される。
なお、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良い。
また、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良い。
また、前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納する。
なお前記ファイルサーバについては、更新に係るファイルを一元管理するための基準ファイルサーバを有するようにしてもよい。
また、前記ファイルサーバは、このソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバを備える構成としても良い。ここで前記環境情報サーバは、外部から要求が送られてきた場合、前記新バージョンへの更新が行われるユーザ端末装置の動作環境を検出し、該検出結果を要求元へ送信し、前記ファイルサーバは、前記環境情報サーバでの検出結果に応じて、前記ユーザ端末装置の動作環境に対応する、前記新バージョンへの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。
あるいは、前記ユーザ端末装置から前記バージョン情報サーバに最新バージョン情報の取得を行う際に環境情報サーバからユーザ端末装置の動作環境を検出し、この検出結果に応じて前記新バージョンへの更新が行われるとしても構わない。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置へ送り、前記ユーザ端末装置において、更新作業を実行させると共に、前記更新後のソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
また、前記新バージョンで無いと判断された場合、前記ユーザ端末装置の動作環境を検出し、前記検出した動作環境および前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルを前記ユーザ端末装置へ送る構成としても良い。
さらに、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置上から削除させるステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続され、所定のソフトウエアがインストールされているユーザ端末装置と、前記ネットワークに接続され、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しているファイルサーバとからなるソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積するバージョン情報サーバを具備している。
ここで、前記ユーザ端末装置は、前記バージョン情報サーバへアクセスし、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得し、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバへアクセスし、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新する更新手段と、前記取得手段により前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除する不要ファイル削除手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続されたユーザ端末装置とファイルサーバとからなるシステムにおけるソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ファイルサーバに、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しておくと共に、バージョン情報サーバに、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積しておく。
さらに、前記ユーザ端末装置を、前記バージョン情報サーバへアクセスさせ、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得させ、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバアクセスさせ、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得させる。さらに前記ユーザ端末装置で、前記取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新させ、前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除させる。
また、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積するファイルサーバにネットワークを介してアクセスするステップと、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを取得するステップと、取得したファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新するステップとをコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムは以下の処理ステップを実現させるためのものである。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している、前記ファイルサーバを特定するための識別情報を蓄積するバージョン情報サーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップと、前記バージョン情報サーバから識別情報を取得するステップと、取得した識別情報に基づいて、自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを蓄積しているファイルサーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップとを備え、さらに前記最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを取得するステップと、前記必要なファイル名のリストに基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除するステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定するために、このリスト情報を送る。この場合に、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良く、また前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良く、さらに前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納するようにしてもよい。さらにこの場合、当該ソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバをさらに備える構成としても良い。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置へ送る。
さらに、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置で特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置に通知するステップとを備える。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
(1−1)第1の実施例の構成
第1図は、本発明の第1の実施例によるソフトウエア更新システムを適用したサーバシステムの構成を示すブロック図である。図において、クライアント端末1は、このシステムにおけるクライアントのコンピュータであるユーザ端末である。クライアント端末1は、目的に応じた各種アプリケーションソフトウエアがインストールされている。該クライアント端末1には、自身が保有するアプリケーションソフトウエアのバージョンに関する情報(バージョン番号)が記載されたファイルを保持している。
第1のサーバ2は、最新のアプリケーションソフトウエアのバージョン番号に関する情報を記述したバージョン情報ファイルを保持している。バージョン番号とは、アプリケーションソフトウエアの新旧そのものを判断するための情報である。より具体的には、バージョン情報ファイルは、アプリケーションのバージョン情報を管理するサーバ(以下、第1のサーバと呼ぶ)2を特定するための識別情報である第1のサーバ2のIPアドレス、最新アプリケーションを取り込むためのサーバ(以下、第2のサーバと呼ぶ)3を特定するための識別情報である第2のサーバ3のIPアドレス、バージョン番号、クライアント上で必要なファイル名のリストからなる。
第2図は、このバージョン情報ファイルの例を示す図であり、クライアント端末1の識別情報であるクライアントIPにより、クライアント端末1を識別して後述する一連の処理を実行する場合である。この例では、第1のサーバ2のIPアドレスとしては、通常時とタイムオーバー時とのIPアドレスが記録されるようになされている。また第2のサーバ3のIPアドレスとしては、クライアント端末1毎に、第2のサーバ3のIPアドレスが割り当てられるようになされている。またオペレーティングシステムのバージョン毎にバージョン番号が設定され、また不要なファイル名(「AAA」、「BBB」等)がオペレーティングシステムのバージョン毎に記録されるようになされている。
なおクライアント端末1の環境を、クライアント端末1の機器を特定する情報で判断して後述する一連の処理を実行することもでき、この場合には、第3図に示すように、バージョン情報ファイルを構成することができる。なおこの第3図に示す例では、クライアント端末1のログイン時に検出される所在地により、第2のサーバ3のIPアドレスを割り当てるようにしたものである。
第2のサーバ3は、最新のアプリケーションソフトウエアの圧縮ファイルを、クライアント端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョンに応じて、複数保有している。
なお、上述したクライアント端末1、第1のサーバ2及び第2のサーバ3は、イントラネットやインターネットなどのネットワーク4により接続されている。また、第2のサーバ3は、図示の例では、1台しかないが、アプリケーションソフトウエアの数や容量に応じて、複数台のサーバを用いていもよい。なおこの場合、各サーバに何れのアプリケーションソフトウエア(圧縮ファイル)が存在するかは、第2図及び第3図について上述した、第2のサーバ3のIPアドレスである、第1のサーバ2に保持されているバージョン情報ファイルの「最新アプリケーションを取り込むためのサーバのIPアドレス」で認識される。
(1−2)第1の実施例の動作
次に、上述した実施例によるソフトウエア更新システムの動作について説明する。ここで第4図は、本実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント端末1でアプリケーションソフトウエアを起動するとき、第1のサーバ2からバージョン情報ファイルをFTP(File Transfer Protocol)等で取得する(ステップS10)。次に、第1のサーバ2から取得したバージョン情報ファイルのバージョン番号とクライアント側のバージョン番号とを比較する(ステップS12)。そして、双方のバージョン番号が同一か否かを判断し(ステップS14)、バージョン番号が同一のときは、アプリケーションソフトウエアのバージョンアップを行わない。
一方、バージョン番号が同一でないときは、バージョンアップを行う必要があるため、最新のアプリケーションを保有する第2のサーバ3から自己のバージョンにあった圧縮ファイルをFTP等で取得する(ステップS16)。このとき第2のサーバ3は、バージョン情報ファイルに記載された条件あるいはアトランダムな選定にしたがって、ユーザ端末ごとに変わることで、特定のサーバに負荷が集中することを回避し、ネットワークの負荷を分散させることも有効である。
次に、クライアント端末1では、取得した圧縮ファイルを展開し、既存のアプリケーションソフトウエア上に上書きする(ステップS18)。そして、バージョン情報ファイルのリストに記載されていないファイルを削除する(ステップS20)。
なおこの場合、クライアント端末1は、アプリケーションソフトウエアをバージョンアップする際に、第2のサーバ3から自己のバージョンに対応するバージョンの圧縮ファイルを取得する必要がある。このように、自己のバージョンに対応する圧縮ファイルを取得するには、以下の方法が考えられる。
第2のサーバ3では、クライアント端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョンが多岐にわたることを想定して、バージョン毎に差分ファイルを圧縮したファイル(このファイル名は一定のルールに従ったファイル名)群を保有している。例えば、クライアント端末1におけるアプリケーションが「Rev***」のものを最新にするときは、第2のサーバ上の「Rev***」というファイル名の圧縮ファイルを取得し、クライアント端末1上で展開し、バージョン情報ファイルのリストにない不要なファイルを削除すればよい。
より具体的には、最新のアプリケーションソフトウエアのバージョン番号を「4」としたとき、クライアント端末1におけるバージョン番号が「1」であれば、第2のサーバ3から「1」という圧縮ファイルを取得して展開し、不要ファイルを削除すれば、最新版であるバージョン番号「4」となる。また、クライアント端末1におけるバージョン番号が「2」のときは、第2のサーバ3から「2」という圧縮ファイルを取得して展開し、不要ファイルを削除すれば最新版であるバージョン番号「4」となる。
なお、この実施例のように、最新のアプリケーションソフト(圧縮ファイル)をダウンロードし、次いで該圧縮ファイルを展開した後、不要なファイルを削除するようにしてもよいが、これに限らず、最新のアプリケーションソフト(圧縮ファイル)をダウンロードし、次いで、不要なファイルを削除した後、上記圧縮ファイルを展開するようにしてもよい。これは、圧縮ファイルを展開した際に、展開したファイルが大きすぎてクライアント端末1がハングアップ(停止)してしまうのを防ぐためである。
第5図は、このように圧縮ファイルのダウンロード、不要なファイルの削除、そして圧縮ファイルの展開の順で、アプリケーションソフトウエアを更新する動作を説明するためのフローチャートである。すなわち第5図では、ステップS30、S32、S34の順は、第4図のステップS10、S12、S14と同じであるが、バージョン番号が同一でないときは、まず、バージョン情報ファイルのリストに記載されていないファイルを削除し(ステップS36)、次いで、最新のアプリケーションを保有する第2のサーバ3から自己のバージョンにあった圧縮ファイルをFTP等で取得し(ステップS38)、その後、取得した圧縮ファイルを展開し、既存のアプリケーションソフトウエア上に上書きする(ステップS40)。このように、展開前に不要なファイルを削除しておくことで、展開したファイルが大きすぎてクライアント端末1がハングアップ(停止)してしまうことを防止することができる。
またこの実施例では、第1のサーバ2が保持するバージョン情報ファイルに、クライアント上で最新のアプリケーションを実行する際に必要なファイル名のリストを保持し、該必要なファイル名のリストに従って不要なファイルを削除していたが、これに代えて不要なファイル名のリストを保持し、該不要なファイル名のリストに従って不要なファイルを削除するようにしてもよい。
これらにより第2のサーバ3は、ユーザ端末装置であるクライアント端末1に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバを構成するのに対し、第1のサーバ2は、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、対応するファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバを構成するようになされている。
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、この実施例では、長期間使用されなかった(バージョンアップされなかった)、クライアント側のアプリケーションソフトウエアのバージョンを意識することなく、アプリケーションソフトウエアのバージョンアップを行うことができる。
すなわちクライアント端末1の使用者は、アプリケーションソフトウエアが最新か否かを意識することなく用いることができる。
また、アプリケーションソフトウエアは、常に最新であることを前提に使うことができるため、このソフトウエアが使えないときは、ネットワークや本体ハードウエアなどに原因があるということが容易に推察できるメリットがある。
また、最新のアプリケーションソフトウエアそのもの、あるいはその圧縮ファイルを保有するサーバの所在が変わっても、バージョン情報ファイルを取得することで、バージョンアップ作業に支障をきたすことがない。
また、必要な差分ファイルのみによる圧縮ファイルを取得するようにすれば、ネットワークの負荷が最小限に押さえられる。
さらに、最新のアプリケーションソフトウエアにとって不要なファイルを自動的に削除するので、クライアント端末1の環境の劣化を防止することができる。
(2−1)第2の実施例の構成
本発明の第2の実施例によるシステム構成の一例を第6図を参照して説明する。本実施例によるソフトウエアの更新方法を適用したシステムは、例えば第6図に示すように、更新の対象となるアプリケーションソフトウエアを格納すると共に該ソフトウエアをユーザが実行するために使用するユーザ端末1と、ソフトウエアの更新を実現するために使用される第1のサーバ2、第2のサーバ3及び第3のサーバ5と、これらサーバとユーザ端末1とを接続するネットワーク4とにより構成される。なおこの第6図におけるサーバ等にあっては、第1図について上述した対応する構成と同一の符号を付して示す。また以下の説明において、第1の実施の形態と共通する構成については、説明を省略し、異なる構成について説明する。
ユーザ端末1は、例えばCPU、メモリ及びネットワーク接続部を備えたコンピュータで構成され、更新の対象となるアプリケーションソフトウエアとそのバージョンに関する情報とを備えている。
第1、第2及び第3のサーバ2、3及び5はそれぞれ、例えばCPU及びメモリを備えるコンピュータで構成されるものとし、特に第1及び第2のサーバはネットワーク4を介してユーザ端末1との接続を可能とするためのネットワーク接続部を備えているものとする。
第1のサーバ2は、更新すべきアプリケーションソフトウエアの最新バージョンに関する情報等を定義したバージョン情報ファイルを保持している。バージョン情報ファイルには、例えば、アプリケーションソフトウエアのバージョン情報を管理するサーバ(この場合、第1のサーバ2)のIPアドレス、最新アプリケーションを取り込むためのサーバ(この場合、第2のサーバ3)のIPアドレス、最新バージョンの識別番号等が含まれている。
第2のサーバ3は、更新対象となるアプリケーションソフトウエアをバージョンアップするためのプログラムファイルあるいはその圧縮ファイルを、ユーザ端末1で保有している様々なバージョンやユーザ端末1で使用している様々なオペレーティングシステム(OS)に対応するよう、複数種類保有している。なお本実施例では、第2のサーバ3が1台だけ示されているが、複数台が備えられている構成としても良い。この場合には、第1の実施例について上述したと同様に、ユーザ端末1のIPアドレスに基づき振り分けを行い、ユーザ端末1が所属する部門毎としたり、ユーザ端末1の配置されている地域毎に第2のサーバ3を割り当てる構成としても良い。またこのサーバ3に上位の基準ファイルサーバから適宜バージョンアップするためのプログラムファイルあるいはその圧縮ファイルが送信され、複数台あってもそのすべてについて同じものが用意されているとしても構わない。
第3のサーバ5は、予め登録されている複数のユーザ端末に関する情報を管理するサーバである。本サーバ5には、例えば、ユーザ端末1のIPアドレス、管理者、保有しているアプリケーションソフトウエア、使用しているOS等、ユーザ端末1の動作環境に関する環境情報ファイル、最終更新日時の情報等が保有されている。なおこの第6図では、1つのユーザ端末1だけを例示しているが、複数のユーザ端末1が含まれている構成としても良い。
第7図は、この第3のサーバ5に保持される情報の例を示す図表である。この例では、ユーザ端末1のマシン名、IPアドレス、管理者、ログインにより特定される所在地、オペレーションシステム、最終更新日時の情報により構成される。なお第1の実施例において上述したように、ユーザ端末1を特定する情報にあっては、ユーザ端末1を特定可能な種々の情報を適用することができ、例えば第11図に示すように、このようなユーザ端末1のIPアドレスに代えて、ログインにより特定される所在地の情報であっても良く、さらにはユニークな端末名称、ユニークな使用者名も広く適用することができる。なお最終更新日時は、第2のサーバ3上にあるバージョンアップ用のファイルなどを依然として必要としているかどうかを判断場合には、必要である。
(2−2)第2の実施例の動作
本実施例のシステムにおいては、概略以下のように処理が進められる。
(1)ユーザ端末1で使用されている更新対象のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかを確認する。
(2)最新のバージョンでないと判断された場合、ユーザ端末1の動作環境を検出し、該検出した動作環境およびユーザ端末1で使用されているアプリケーションソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルあるいはファイル群をユーザ端末1へ送る。
(3)さらに上記最新のバージョンでないと判断された場合、上記バージョンアップにより更新されたアプリケーションソフトウエアの実行に必要なファイル(あるいは不要なファイル)を示すリスト情報をユーザ端末1へ送る。
(4)ユーザ端末1において、バージョンアップを実行すると共にバージョンアップしたアプリケーションソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
上記処理のうちユーザ端末1における処理は、サーバからユーザ端末1へプログラムを送信し、該送信されたプログラムがユーザ端末1で実行されることで実現される構成としても良いし、あるいは、ユーザ端末1にインストールされている更新対象のアプリケーションソフトウエアに予め所定のプログラムを付加しておき、サーバから送信される制御信号あるいはユーザ操作に応じて、該所定のプログラムを実行させることにより、実現する構成としても良い。
本実施例のシステムにおける動作の例を第8図及び第9図のフローチャートを用いて具体的に説明する。
最初、更新対象となるアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかどうかを検出する。この検出処理や以下に説明するユーザ端末1で行われる処理を実現するプログラムは、更新対象となるアプリケーションソフトウエア自身に含まれていても良いし、アプリケーションソフトウエアと共にユーザ端末1のシステム側に備えられている構成としても良い。
ユーザ端末1において、更新対象となるアプリケーションソフトウエアが起動されると、ユーザ端末1はそのネットワーク接続部を利用して第1のサーバ2と接続して、現時点で使用されている更新対象アプリケーションソフトウエアのバージョン情報と共にファイル転送要求を第1のサーバ2へ送信し、該アプリケーションソフトウエアに関するバージョン情報ファイルを取得する。
第1のサーバ2は、ユーザ端末1からのファイル転送要求を受けて、第8図に示すように、ユーザ端末1で使用しているアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものかどうかを判断し(ステップS50、S52、S54)、その結果に応じたバージョン情報ファイルをユーザ端末1へ送信する(ステップS54)。ここで、ユーザ端末1のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものでないと判断された場合には、ユーザ端末1においてその旨を示すメッセージを表示すると共に、バージョンアップの実行を指示するためのユーザ操作を受け付けるよう、ユーザ端末1を制御するための処理を実現するためのプログラムを併せて送信する。
なお、上記バージョンが最新かどうかの判断は第1のサーバ2ではなく、ユーザ端末1で行う構成としても良い。この場合、第1のサーバ2は最新バージョンを示す情報を上記バージョン情報と共にユーザ端末1へ送り、ユーザ端末1において使用されているアプリケーションソフトウエアが最新バージョンかどうかを判断する。
上記バージョン情報ファイルには、バージョンアップを指示するユーザ操作を受け付けた場合に、第2のサーバ3へアクセスし、該バージョン情報ファイルに定義されているバージョンアップを行うためのファイルを取得する処理を実現する、あるいはその処理を起動するためのプログラムが含まれている。ユーザ端末1において、このプログラムがユーザの操作によって起動された場合には、バージョンアップに必要なファイルを取得するためのファイル転送要求をユーザ端末1から第2のサーバ3へ送信すると共に、第2のサーバ3から送られてきたバージョンアップを行うためのファイルを受け付け、該ファイルを受け付けた旨を示すメッセージを表示すると共に、受け付けたファイルを起動してバージョンアップを行うかどうかの指示をユーザから受け付けるよう、ユーザ端末1を制御する。
第2のサーバ3は、ユーザ端末1から例えばFTPやHTTPなどのファイル転送の要求が送られてきた場合には、第9図に示すように、ユーザ端末1における動作環境を検出する(ステップS60、S62)。例えば、送られてきたファイル転送要求が示すユーザ端末1の識別情報であるIPアドレス等をキーとして、第3のサーバ5が保有しているユーザ端末1の動作環境に関する環境情報ファイルを検索し、ユーザ端末1で使用されているOS等、ユーザ端末1の動作環境を検出する(ステップS62)。
さらに第2のサーバ3は、検出されたユーザ端末1の動作環境に適合したバージョンアップを行うためのファイル群あるいはその圧縮ファイルをユーザ端末1へ送信する(ステップS64)。
第2のサーバ3からのファイル転送に当たっては、上記バージョンアップしたアプリケーションソフトウエアの実行に必要となるファイルあるいは不要なファイルのリストを示す情報を併せてユーザ端末1へ送信する。ユーザ端末1においては、送信されてきたリスト情報を用いることで、不要なファイルの削除を行うことが出来る。もちろん第1の実施例のように、ソフトウエアの更新に必要なファイル名のリストを第1のサーバ2から取得し、バージョンアップを行う前に、該取得したリストに基づき不要なファイルを予め削除しておく構成としても良い。
ユーザ端末1において、バージョンアップの実行を指示するユーザ操作が受け付けられた場合には、バージョンアップを実行する。ここで、受け付けられたファイルが圧縮ファイルであった場合には、圧縮ファイルを展開した後、バージョンアップを実行する。
(2−3)第2の実施例の効果
以上の構成により、第2の実施例においては、ユーザ端末1の動作環境に応じて、アプリケーションソフトウエアの更新が必要に応じて簡易かつ確実に実行され、また不要ファイルを簡易かつ確実に削除することができる。
(3)第3の実施例
この実施例では、第10図に示すように、第3のサーバ5を第1のサーバ2に接続する。これによりこの実施例では、第1のサーバ2が第3のサーバ5からユーザ端末1の環境の情報を取得し、この環境の情報に基づいて第1のサーバ2によりバージョン情報ファイルの内容を更新する。ここで第3のサーバ5は、第2の実施例における第3のサーバ5と同種の動作環境ファイルを保持する。
第11図は、この構成に係る第3のサーバ5に保持される動作環境ファイルの内容を示す図表である。この例では、ログインにより特定される所在地の情報によりユーザ端末1を特定するようになされている。
この実施例では、概略以下のように処理が進められる。
(1)ユーザ端末1で使用されている更新対象のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかを確認するため、第1のサーバ2にFTPなどでアクセスする。FTPでアクセスしたときにユーザ端末1のIPアドレスを第1のサーバ2で検出し、このIPアドレス情報をもとに環境情報を有する第3のサーバ5からユーザ端末1の環境に関する情報(所在、OS情報、最終更新日時など)を取得し、ユーザ端末に対応するバージョン情報ファイル(第1のサーバ2のIPアドレス、第2のサーバ3のIPアドレス、バージョン番号、必要または不要なファイル名称リストなど)を生成し、該ファイルをユーザ端末1は取得する。なお、複数のユーザ端末1が同時にアクセスすることもあるため、生成されるファイルは、ユーザ端末に対応するユニークな名称あるいは、ユニークなフォルダに生成される。また該ファイルは、ユーザ端末1が第1のサーバ2にアクセスする前に生成されていても差し支えない。
(2)ユーザ端末1では該ファイルに記載される最新バージョンとユーザ端末1上にあるアプリケーションのバージョンの比較を行う。
(3)最新のバージョンでないと判断された場合、該ファイルに記載された最新アプリケーションファイルを取り込むため、バージョン情報ファイルに記載された第2のサーバ3からバージョンアップを行うためのファイルあるいはファイル群をユーザ端末1が取得する。取得が完了した時点で第2のサーバ3はユーザ端末1でのバージョンアップが完了したものとして第3のサーバ5の更新日時に関する情報を取得完了時へ変更する。
(4)取得されたファイル、ファイル群をユーザ端末1上で展開してバージョンアップを実行すると共に、バージョン情報ファイルに記載された不要なファイルを削除させる。
(5)ユーザ端末1の最終更新日時の情報を管理する第3のサーバ5は、ユーザ端末1の最終更新日時の情報が書き換えるたびにOS情報ごとにバージョンアップの進行状況をみて、保有する必要の無くなったバージョンアップに必要なファイルまたはファイル群を基準ファイルサーバ、各ファイルサーバから削除する。
第12図は、この第1のサーバ2によるバージョン情報ファイルの例を示す図表である。このバージョン情報ファイルにおいては、符号Aにより示される項目が第3のサーバ5から取得した環境の情報より第1のサーバ2で生成される。なお、この第12図は、第11図に示すマシン名AAAの例である。
なおこれらの処理のうちユーザ端末1における処理は、サーバからユーザ端末1へプログラムを送信し、該送信されたプログラムがユーザ端末1で実行されることで実現される構成としても良いし、あるいは、ユーザ端末1にインストールされている更新対象のアプリケーションソフトウエアに予め所定のプログラムを付加しておき、サーバから送信される制御信号あるいはユーザ操作に応じて、該所定のプログラムを実行させることにより、実現する構成としても良い。
以上の処理により、ユーザ端末1の動作環境に応じて、アプリケーションソフトウエアの更新が必要に応じて確実に実行される。
この実施例の構成によっても、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
(4)他の実施例
なお上述の実施例では、バージョンアップの必要性およびバージョンアップの実行に関してユーザからの操作を受けつける構成としたが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。例えば、ユーザからの操作を受け付けることなく、更新対象となるアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新でない場合には、自動的に更新する構成としても良い。
また上述の実施例の第3のサーバ5では、上記環境情報のファイルの格納に加え、ソフトウエアの更新状況を管理する構成としても良い。例えば、予め登録されている複数のユーザ端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョン情報およびその更新作業に関する情報を格納するファイルを第3のサーバ5で保有するように構成する。さらに、第2のサーバ3がユーザ端末1に更新のためにアプリケーションソフトウエアを送付した場合、その送付作業の結果を第3のサーバ5へ送るよう構成する。このような構成によれば、各ユーザ端末1の更新の状況を把握することができる。
さらに、上述したユーザ端末1の更新の状況を把握する手段を利用して、ある特定のアプリケーションソフトウエアの更新が登録されているすべてのユーザ端末で終了したかどうかを検出し、該検出結果を第2のサーバ3に通知すると共に、第2のサーバ3において、不要となったアプリケーションソフトウエアに係る全てのファイルを削除する構成としても良い。このような構成によれば、不要となったファイルを適宜削除することが可能となるため、第2のサーバ3をより効率的に使用することができる。
さらにまた、第3のサーバ5において、予め登録されているユーザ端末1におけるアプリケーションソフトウエアの更新作業を管理することで、本来は更新の対象となっていないアプリケーションソフトウエアあるいは登録されていないユーザからアクセスがあるかどうかをチェックすることで、不正な更新作業を防ぐことが可能となる。
また上述の実施例では、第1又は第2のサーバ2又は3に直接第3のサーバ5を接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1又は第2のサーバ2又は3と第3のサーバ5との接続はネットワーク4を介して接続する構成としても良い。
また上述の実施例では、1台又はネットワークにより接続された複数台のコンピュータにより第1及び第2のサーバを構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞれ第6図及び第10図との対比により第13図及び第14図に示すように、これら複数台のコンピュータに保持された更新に係るファイル等を一元管理するための基準ファイルサーバを設けるようにしてもよい。なお、第1、第2及び第3のサーバ2、3、5、ファイル基準サーバはすべて同一のハードウエア上で実施されていたとしても、なんら差し支えない。
さらにまた、上記実施例におけるユーザ端末1は、ネットワークへの接続機能を備えているコンピュータ装置であれば特に限定されるものではなく、例えばゲーム機やPDAなどの情報端末などでも良い。特に本発明は、業務などで使用される経理、出張清算、労務管理などのアプリケーションソフトウエアを実行するユーザ端末1において、大きな効果を奏する。すなわち、業務用アプリケーションソフトウエアにおける更新作業は、主に業務時間内に行われ、月末、月始などの一定の区切りを単位に処理が完了している必要があるため、ネットワークとサーバへの負荷が特定の期間、時間帯に集中しやすい。また業務で使用されるソフトウエアであるために、即時的に確実にダウンロードする必要がある。このような状況下においても上述した実施例のソフトウエアの更新システムによれば、いかに広範囲な形で使用されていてもより容易に、より正確に更新作業を実行することが可能となる。
また、ネットワーク接続機能を備えるゲーム機をユーザ端末として使用するような場合には、あるプログラムを終了した後に、アプリケーションソフトウエアのバージョンを判断し、必要に応じて更新あるいは新たなアプリケーションソフトウエアの送付を行う構成としても良い。長編にわたるストーリー性のあるロールプレイングゲームなどのプログラムの場合、一定のシナリオの終了で新規のシナリオについてダウンロードを行う。これによりゲーム機の負担を減らすばかりでなく、ゲーム機を勝手に解析してシナリオの将来を解析させないようにすることも可能となる。またダウンロードの状況より、ユーザの進捗度合いをはかることも可能になる。
また上述の実施例では、IPアドレスによる識別情報によりサーバ、ユーザー端末を特定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ネットワーク上で、直接的に又は間接的に各種の機器を特定する識別情報を広く適用することができる。
以上説明したように本発明によれば、クライアント端末のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を行うことができるソフトウエアの更新システムや方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することができる。
産業上の利用可能性
本発明は、ソフトウエア更新システム、ソフトウエア更新方法、およびソフトウエア更新プログラムに関し、ネットワーク上における各種プログラムの提供に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係るソフトウエア更新システムであるサーバ/クライアントシステムの構成を示すブロック図である。
第2図は、第1図のサーバ/クライアントシステムにおけるバージョン情報ファイルの内容を示す図表である。
第3図は、第1図のサーバ/クライアントシステムに適用可能な他の例によるバージョン情報ファイルの内容を示す図表である。
第4図は、第1図のサーバ/クライアントシステムの動作を説明に供するフローチャートである。
第5図は、第1図に係る構成のサーバ/クライアントシステムに適用可能な他の例による不要ファイルの削除の説明に供するフローチャートである。
第6図は、本発明の第2の実施例に係るソフトウエア更新システムを示すブロック図である。
第7図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける環境サーバが保持する情報の内容を示す図表である。
第8図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける第1のサーバの動作の説明に供するフローチャートである。
第9図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける第2のサーバの動作の説明に供するフローチャートである。
第10図は、本発明の第3の実施例に係るソフトウエア更新システムを示すブロック図である。
第11図は、第10図のサーバ/クライアントシステムにおける環境サーバが保持する情報の内容を示す図表である。
第12図は、第10図のサーバ/クライアントシステムにおけるバージョン情報ファイルを示す図表である。
第13図は、第6図との対比により本発明の他の実施例に係るソフトウエア更新システムを示す図である。
第14図は、第10図との対比により本発明の他の実施例に係るソフトウエア更新システムを示す図である。
符号の説明
1……クライアント端末、ユーザ端末、2、3、5、6……サーバ
本発明は、ソフトウエアの更新(バージョンアップ)に係るシステム、方法およびプログラムに関する。
背景技術
従来、サーバを備えるシステムにおいては、ユーザ側でアプリケーションソフトウエアを使用する場合、インターフェースの問題から常に最新のアプリケーションソフトウエアにしておかないと、使用中に、ハングアップしたり、アプリケーションソフトウエアが全く動作しなかったりするということがある。
そこで、上述したサーバを備えるシステムにおいては、アプリケーションソフトウエアの最新バージョンアップ情報が、メールによる案内や社内掲示板などにより通知されていた。また、ソフトウエアのバージョンアップは、一般に、システム管理者などが個々のユーザ端末装置上で手作業で行っていた。
しかしながら、従来のサーバを備えるシステムにおいては、ユーザが使用する端末装置のソフトウエアにおけるバージョンの正当性は、メールによる案内や社内掲示板などによる情報から判断するほか手段がなく、また、バージョンアップする行為自体も人手に頼らざるを得ないという問題があった。そのため、ソフトウエアが使えないというようなトラブルが発生したとき、ソフトウエア自体に原因があるか、あるいはネットワークや本体ハードウエアなどに原因があるのか、混乱をきたすこともしばしばであった。
また、バージョンアップの方法としては、バージョンアップに必要なファイル群を1つのファイルに圧縮(それも固定化されたファイル名)し、それをダウンロードし、ユーザの端末装置で、そのまま展開するというのが一般的である。しかしながら、これでは、バージョンアップを行うことにより、ユーザ端末装置で不要となったファイルが、いつまでも残ることになり、ユーザ端末装置の環境が劣悪になるという問題があった。また、ダウンロード元のサーバではバージョンアップに必要なファイルをいつまでも保持しなくてはならず、サーバ保守をいつまでも継続させなくてはならない問題があった。
このため、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することが望まれていた。
発明の開示
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。なお、前記ユーザ端末装置では、前記リストを示す情報を受け付けて、該受け付けられた情報に基づき、前記新バージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルが削除される。
なお、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良い。
また、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良い。
また、前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納する。
なお前記ファイルサーバについては、更新に係るファイルを一元管理するための基準ファイルサーバを有するようにしてもよい。
また、前記ファイルサーバは、このソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバを備える構成としても良い。ここで前記環境情報サーバは、外部から要求が送られてきた場合、前記新バージョンへの更新が行われるユーザ端末装置の動作環境を検出し、該検出結果を要求元へ送信し、前記ファイルサーバは、前記環境情報サーバでの検出結果に応じて、前記ユーザ端末装置の動作環境に対応する、前記新バージョンへの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。
あるいは、前記ユーザ端末装置から前記バージョン情報サーバに最新バージョン情報の取得を行う際に環境情報サーバからユーザ端末装置の動作環境を検出し、この検出結果に応じて前記新バージョンへの更新が行われるとしても構わない。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置へ送り、前記ユーザ端末装置において、更新作業を実行させると共に、前記更新後のソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
また、前記新バージョンで無いと判断された場合、前記ユーザ端末装置の動作環境を検出し、前記検出した動作環境および前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルを前記ユーザ端末装置へ送る構成としても良い。
さらに、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置上から削除させるステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続され、所定のソフトウエアがインストールされているユーザ端末装置と、前記ネットワークに接続され、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しているファイルサーバとからなるソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積するバージョン情報サーバを具備している。
ここで、前記ユーザ端末装置は、前記バージョン情報サーバへアクセスし、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得し、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバへアクセスし、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新する更新手段と、前記取得手段により前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除する不要ファイル削除手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続されたユーザ端末装置とファイルサーバとからなるシステムにおけるソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ファイルサーバに、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しておくと共に、バージョン情報サーバに、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積しておく。
さらに、前記ユーザ端末装置を、前記バージョン情報サーバへアクセスさせ、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得させ、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバアクセスさせ、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得させる。さらに前記ユーザ端末装置で、前記取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新させ、前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除させる。
また、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積するファイルサーバにネットワークを介してアクセスするステップと、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを取得するステップと、取得したファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新するステップとをコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムは以下の処理ステップを実現させるためのものである。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している、前記ファイルサーバを特定するための識別情報を蓄積するバージョン情報サーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップと、前記バージョン情報サーバから識別情報を取得するステップと、取得した識別情報に基づいて、自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを蓄積しているファイルサーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップとを備え、さらに前記最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを取得するステップと、前記必要なファイル名のリストに基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除するステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定するために、このリスト情報を送る。この場合に、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良く、また前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良く、さらに前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納するようにしてもよい。さらにこの場合、当該ソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバをさらに備える構成としても良い。
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置へ送る。
さらに、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置で特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置に通知するステップとを備える。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
(1−1)第1の実施例の構成
第1図は、本発明の第1の実施例によるソフトウエア更新システムを適用したサーバシステムの構成を示すブロック図である。図において、クライアント端末1は、このシステムにおけるクライアントのコンピュータであるユーザ端末である。クライアント端末1は、目的に応じた各種アプリケーションソフトウエアがインストールされている。該クライアント端末1には、自身が保有するアプリケーションソフトウエアのバージョンに関する情報(バージョン番号)が記載されたファイルを保持している。
第1のサーバ2は、最新のアプリケーションソフトウエアのバージョン番号に関する情報を記述したバージョン情報ファイルを保持している。バージョン番号とは、アプリケーションソフトウエアの新旧そのものを判断するための情報である。より具体的には、バージョン情報ファイルは、アプリケーションのバージョン情報を管理するサーバ(以下、第1のサーバと呼ぶ)2を特定するための識別情報である第1のサーバ2のIPアドレス、最新アプリケーションを取り込むためのサーバ(以下、第2のサーバと呼ぶ)3を特定するための識別情報である第2のサーバ3のIPアドレス、バージョン番号、クライアント上で必要なファイル名のリストからなる。
第2図は、このバージョン情報ファイルの例を示す図であり、クライアント端末1の識別情報であるクライアントIPにより、クライアント端末1を識別して後述する一連の処理を実行する場合である。この例では、第1のサーバ2のIPアドレスとしては、通常時とタイムオーバー時とのIPアドレスが記録されるようになされている。また第2のサーバ3のIPアドレスとしては、クライアント端末1毎に、第2のサーバ3のIPアドレスが割り当てられるようになされている。またオペレーティングシステムのバージョン毎にバージョン番号が設定され、また不要なファイル名(「AAA」、「BBB」等)がオペレーティングシステムのバージョン毎に記録されるようになされている。
なおクライアント端末1の環境を、クライアント端末1の機器を特定する情報で判断して後述する一連の処理を実行することもでき、この場合には、第3図に示すように、バージョン情報ファイルを構成することができる。なおこの第3図に示す例では、クライアント端末1のログイン時に検出される所在地により、第2のサーバ3のIPアドレスを割り当てるようにしたものである。
第2のサーバ3は、最新のアプリケーションソフトウエアの圧縮ファイルを、クライアント端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョンに応じて、複数保有している。
なお、上述したクライアント端末1、第1のサーバ2及び第2のサーバ3は、イントラネットやインターネットなどのネットワーク4により接続されている。また、第2のサーバ3は、図示の例では、1台しかないが、アプリケーションソフトウエアの数や容量に応じて、複数台のサーバを用いていもよい。なおこの場合、各サーバに何れのアプリケーションソフトウエア(圧縮ファイル)が存在するかは、第2図及び第3図について上述した、第2のサーバ3のIPアドレスである、第1のサーバ2に保持されているバージョン情報ファイルの「最新アプリケーションを取り込むためのサーバのIPアドレス」で認識される。
(1−2)第1の実施例の動作
次に、上述した実施例によるソフトウエア更新システムの動作について説明する。ここで第4図は、本実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント端末1でアプリケーションソフトウエアを起動するとき、第1のサーバ2からバージョン情報ファイルをFTP(File Transfer Protocol)等で取得する(ステップS10)。次に、第1のサーバ2から取得したバージョン情報ファイルのバージョン番号とクライアント側のバージョン番号とを比較する(ステップS12)。そして、双方のバージョン番号が同一か否かを判断し(ステップS14)、バージョン番号が同一のときは、アプリケーションソフトウエアのバージョンアップを行わない。
一方、バージョン番号が同一でないときは、バージョンアップを行う必要があるため、最新のアプリケーションを保有する第2のサーバ3から自己のバージョンにあった圧縮ファイルをFTP等で取得する(ステップS16)。このとき第2のサーバ3は、バージョン情報ファイルに記載された条件あるいはアトランダムな選定にしたがって、ユーザ端末ごとに変わることで、特定のサーバに負荷が集中することを回避し、ネットワークの負荷を分散させることも有効である。
次に、クライアント端末1では、取得した圧縮ファイルを展開し、既存のアプリケーションソフトウエア上に上書きする(ステップS18)。そして、バージョン情報ファイルのリストに記載されていないファイルを削除する(ステップS20)。
なおこの場合、クライアント端末1は、アプリケーションソフトウエアをバージョンアップする際に、第2のサーバ3から自己のバージョンに対応するバージョンの圧縮ファイルを取得する必要がある。このように、自己のバージョンに対応する圧縮ファイルを取得するには、以下の方法が考えられる。
第2のサーバ3では、クライアント端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョンが多岐にわたることを想定して、バージョン毎に差分ファイルを圧縮したファイル(このファイル名は一定のルールに従ったファイル名)群を保有している。例えば、クライアント端末1におけるアプリケーションが「Rev***」のものを最新にするときは、第2のサーバ上の「Rev***」というファイル名の圧縮ファイルを取得し、クライアント端末1上で展開し、バージョン情報ファイルのリストにない不要なファイルを削除すればよい。
より具体的には、最新のアプリケーションソフトウエアのバージョン番号を「4」としたとき、クライアント端末1におけるバージョン番号が「1」であれば、第2のサーバ3から「1」という圧縮ファイルを取得して展開し、不要ファイルを削除すれば、最新版であるバージョン番号「4」となる。また、クライアント端末1におけるバージョン番号が「2」のときは、第2のサーバ3から「2」という圧縮ファイルを取得して展開し、不要ファイルを削除すれば最新版であるバージョン番号「4」となる。
なお、この実施例のように、最新のアプリケーションソフト(圧縮ファイル)をダウンロードし、次いで該圧縮ファイルを展開した後、不要なファイルを削除するようにしてもよいが、これに限らず、最新のアプリケーションソフト(圧縮ファイル)をダウンロードし、次いで、不要なファイルを削除した後、上記圧縮ファイルを展開するようにしてもよい。これは、圧縮ファイルを展開した際に、展開したファイルが大きすぎてクライアント端末1がハングアップ(停止)してしまうのを防ぐためである。
第5図は、このように圧縮ファイルのダウンロード、不要なファイルの削除、そして圧縮ファイルの展開の順で、アプリケーションソフトウエアを更新する動作を説明するためのフローチャートである。すなわち第5図では、ステップS30、S32、S34の順は、第4図のステップS10、S12、S14と同じであるが、バージョン番号が同一でないときは、まず、バージョン情報ファイルのリストに記載されていないファイルを削除し(ステップS36)、次いで、最新のアプリケーションを保有する第2のサーバ3から自己のバージョンにあった圧縮ファイルをFTP等で取得し(ステップS38)、その後、取得した圧縮ファイルを展開し、既存のアプリケーションソフトウエア上に上書きする(ステップS40)。このように、展開前に不要なファイルを削除しておくことで、展開したファイルが大きすぎてクライアント端末1がハングアップ(停止)してしまうことを防止することができる。
またこの実施例では、第1のサーバ2が保持するバージョン情報ファイルに、クライアント上で最新のアプリケーションを実行する際に必要なファイル名のリストを保持し、該必要なファイル名のリストに従って不要なファイルを削除していたが、これに代えて不要なファイル名のリストを保持し、該不要なファイル名のリストに従って不要なファイルを削除するようにしてもよい。
これらにより第2のサーバ3は、ユーザ端末装置であるクライアント端末1に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバを構成するのに対し、第1のサーバ2は、ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、対応するファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバを構成するようになされている。
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、この実施例では、長期間使用されなかった(バージョンアップされなかった)、クライアント側のアプリケーションソフトウエアのバージョンを意識することなく、アプリケーションソフトウエアのバージョンアップを行うことができる。
すなわちクライアント端末1の使用者は、アプリケーションソフトウエアが最新か否かを意識することなく用いることができる。
また、アプリケーションソフトウエアは、常に最新であることを前提に使うことができるため、このソフトウエアが使えないときは、ネットワークや本体ハードウエアなどに原因があるということが容易に推察できるメリットがある。
また、最新のアプリケーションソフトウエアそのもの、あるいはその圧縮ファイルを保有するサーバの所在が変わっても、バージョン情報ファイルを取得することで、バージョンアップ作業に支障をきたすことがない。
また、必要な差分ファイルのみによる圧縮ファイルを取得するようにすれば、ネットワークの負荷が最小限に押さえられる。
さらに、最新のアプリケーションソフトウエアにとって不要なファイルを自動的に削除するので、クライアント端末1の環境の劣化を防止することができる。
(2−1)第2の実施例の構成
本発明の第2の実施例によるシステム構成の一例を第6図を参照して説明する。本実施例によるソフトウエアの更新方法を適用したシステムは、例えば第6図に示すように、更新の対象となるアプリケーションソフトウエアを格納すると共に該ソフトウエアをユーザが実行するために使用するユーザ端末1と、ソフトウエアの更新を実現するために使用される第1のサーバ2、第2のサーバ3及び第3のサーバ5と、これらサーバとユーザ端末1とを接続するネットワーク4とにより構成される。なおこの第6図におけるサーバ等にあっては、第1図について上述した対応する構成と同一の符号を付して示す。また以下の説明において、第1の実施の形態と共通する構成については、説明を省略し、異なる構成について説明する。
ユーザ端末1は、例えばCPU、メモリ及びネットワーク接続部を備えたコンピュータで構成され、更新の対象となるアプリケーションソフトウエアとそのバージョンに関する情報とを備えている。
第1、第2及び第3のサーバ2、3及び5はそれぞれ、例えばCPU及びメモリを備えるコンピュータで構成されるものとし、特に第1及び第2のサーバはネットワーク4を介してユーザ端末1との接続を可能とするためのネットワーク接続部を備えているものとする。
第1のサーバ2は、更新すべきアプリケーションソフトウエアの最新バージョンに関する情報等を定義したバージョン情報ファイルを保持している。バージョン情報ファイルには、例えば、アプリケーションソフトウエアのバージョン情報を管理するサーバ(この場合、第1のサーバ2)のIPアドレス、最新アプリケーションを取り込むためのサーバ(この場合、第2のサーバ3)のIPアドレス、最新バージョンの識別番号等が含まれている。
第2のサーバ3は、更新対象となるアプリケーションソフトウエアをバージョンアップするためのプログラムファイルあるいはその圧縮ファイルを、ユーザ端末1で保有している様々なバージョンやユーザ端末1で使用している様々なオペレーティングシステム(OS)に対応するよう、複数種類保有している。なお本実施例では、第2のサーバ3が1台だけ示されているが、複数台が備えられている構成としても良い。この場合には、第1の実施例について上述したと同様に、ユーザ端末1のIPアドレスに基づき振り分けを行い、ユーザ端末1が所属する部門毎としたり、ユーザ端末1の配置されている地域毎に第2のサーバ3を割り当てる構成としても良い。またこのサーバ3に上位の基準ファイルサーバから適宜バージョンアップするためのプログラムファイルあるいはその圧縮ファイルが送信され、複数台あってもそのすべてについて同じものが用意されているとしても構わない。
第3のサーバ5は、予め登録されている複数のユーザ端末に関する情報を管理するサーバである。本サーバ5には、例えば、ユーザ端末1のIPアドレス、管理者、保有しているアプリケーションソフトウエア、使用しているOS等、ユーザ端末1の動作環境に関する環境情報ファイル、最終更新日時の情報等が保有されている。なおこの第6図では、1つのユーザ端末1だけを例示しているが、複数のユーザ端末1が含まれている構成としても良い。
第7図は、この第3のサーバ5に保持される情報の例を示す図表である。この例では、ユーザ端末1のマシン名、IPアドレス、管理者、ログインにより特定される所在地、オペレーションシステム、最終更新日時の情報により構成される。なお第1の実施例において上述したように、ユーザ端末1を特定する情報にあっては、ユーザ端末1を特定可能な種々の情報を適用することができ、例えば第11図に示すように、このようなユーザ端末1のIPアドレスに代えて、ログインにより特定される所在地の情報であっても良く、さらにはユニークな端末名称、ユニークな使用者名も広く適用することができる。なお最終更新日時は、第2のサーバ3上にあるバージョンアップ用のファイルなどを依然として必要としているかどうかを判断場合には、必要である。
(2−2)第2の実施例の動作
本実施例のシステムにおいては、概略以下のように処理が進められる。
(1)ユーザ端末1で使用されている更新対象のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかを確認する。
(2)最新のバージョンでないと判断された場合、ユーザ端末1の動作環境を検出し、該検出した動作環境およびユーザ端末1で使用されているアプリケーションソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルあるいはファイル群をユーザ端末1へ送る。
(3)さらに上記最新のバージョンでないと判断された場合、上記バージョンアップにより更新されたアプリケーションソフトウエアの実行に必要なファイル(あるいは不要なファイル)を示すリスト情報をユーザ端末1へ送る。
(4)ユーザ端末1において、バージョンアップを実行すると共にバージョンアップしたアプリケーションソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
上記処理のうちユーザ端末1における処理は、サーバからユーザ端末1へプログラムを送信し、該送信されたプログラムがユーザ端末1で実行されることで実現される構成としても良いし、あるいは、ユーザ端末1にインストールされている更新対象のアプリケーションソフトウエアに予め所定のプログラムを付加しておき、サーバから送信される制御信号あるいはユーザ操作に応じて、該所定のプログラムを実行させることにより、実現する構成としても良い。
本実施例のシステムにおける動作の例を第8図及び第9図のフローチャートを用いて具体的に説明する。
最初、更新対象となるアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかどうかを検出する。この検出処理や以下に説明するユーザ端末1で行われる処理を実現するプログラムは、更新対象となるアプリケーションソフトウエア自身に含まれていても良いし、アプリケーションソフトウエアと共にユーザ端末1のシステム側に備えられている構成としても良い。
ユーザ端末1において、更新対象となるアプリケーションソフトウエアが起動されると、ユーザ端末1はそのネットワーク接続部を利用して第1のサーバ2と接続して、現時点で使用されている更新対象アプリケーションソフトウエアのバージョン情報と共にファイル転送要求を第1のサーバ2へ送信し、該アプリケーションソフトウエアに関するバージョン情報ファイルを取得する。
第1のサーバ2は、ユーザ端末1からのファイル転送要求を受けて、第8図に示すように、ユーザ端末1で使用しているアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものかどうかを判断し(ステップS50、S52、S54)、その結果に応じたバージョン情報ファイルをユーザ端末1へ送信する(ステップS54)。ここで、ユーザ端末1のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものでないと判断された場合には、ユーザ端末1においてその旨を示すメッセージを表示すると共に、バージョンアップの実行を指示するためのユーザ操作を受け付けるよう、ユーザ端末1を制御するための処理を実現するためのプログラムを併せて送信する。
なお、上記バージョンが最新かどうかの判断は第1のサーバ2ではなく、ユーザ端末1で行う構成としても良い。この場合、第1のサーバ2は最新バージョンを示す情報を上記バージョン情報と共にユーザ端末1へ送り、ユーザ端末1において使用されているアプリケーションソフトウエアが最新バージョンかどうかを判断する。
上記バージョン情報ファイルには、バージョンアップを指示するユーザ操作を受け付けた場合に、第2のサーバ3へアクセスし、該バージョン情報ファイルに定義されているバージョンアップを行うためのファイルを取得する処理を実現する、あるいはその処理を起動するためのプログラムが含まれている。ユーザ端末1において、このプログラムがユーザの操作によって起動された場合には、バージョンアップに必要なファイルを取得するためのファイル転送要求をユーザ端末1から第2のサーバ3へ送信すると共に、第2のサーバ3から送られてきたバージョンアップを行うためのファイルを受け付け、該ファイルを受け付けた旨を示すメッセージを表示すると共に、受け付けたファイルを起動してバージョンアップを行うかどうかの指示をユーザから受け付けるよう、ユーザ端末1を制御する。
第2のサーバ3は、ユーザ端末1から例えばFTPやHTTPなどのファイル転送の要求が送られてきた場合には、第9図に示すように、ユーザ端末1における動作環境を検出する(ステップS60、S62)。例えば、送られてきたファイル転送要求が示すユーザ端末1の識別情報であるIPアドレス等をキーとして、第3のサーバ5が保有しているユーザ端末1の動作環境に関する環境情報ファイルを検索し、ユーザ端末1で使用されているOS等、ユーザ端末1の動作環境を検出する(ステップS62)。
さらに第2のサーバ3は、検出されたユーザ端末1の動作環境に適合したバージョンアップを行うためのファイル群あるいはその圧縮ファイルをユーザ端末1へ送信する(ステップS64)。
第2のサーバ3からのファイル転送に当たっては、上記バージョンアップしたアプリケーションソフトウエアの実行に必要となるファイルあるいは不要なファイルのリストを示す情報を併せてユーザ端末1へ送信する。ユーザ端末1においては、送信されてきたリスト情報を用いることで、不要なファイルの削除を行うことが出来る。もちろん第1の実施例のように、ソフトウエアの更新に必要なファイル名のリストを第1のサーバ2から取得し、バージョンアップを行う前に、該取得したリストに基づき不要なファイルを予め削除しておく構成としても良い。
ユーザ端末1において、バージョンアップの実行を指示するユーザ操作が受け付けられた場合には、バージョンアップを実行する。ここで、受け付けられたファイルが圧縮ファイルであった場合には、圧縮ファイルを展開した後、バージョンアップを実行する。
(2−3)第2の実施例の効果
以上の構成により、第2の実施例においては、ユーザ端末1の動作環境に応じて、アプリケーションソフトウエアの更新が必要に応じて簡易かつ確実に実行され、また不要ファイルを簡易かつ確実に削除することができる。
(3)第3の実施例
この実施例では、第10図に示すように、第3のサーバ5を第1のサーバ2に接続する。これによりこの実施例では、第1のサーバ2が第3のサーバ5からユーザ端末1の環境の情報を取得し、この環境の情報に基づいて第1のサーバ2によりバージョン情報ファイルの内容を更新する。ここで第3のサーバ5は、第2の実施例における第3のサーバ5と同種の動作環境ファイルを保持する。
第11図は、この構成に係る第3のサーバ5に保持される動作環境ファイルの内容を示す図表である。この例では、ログインにより特定される所在地の情報によりユーザ端末1を特定するようになされている。
この実施例では、概略以下のように処理が進められる。
(1)ユーザ端末1で使用されている更新対象のアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新のものであるかを確認するため、第1のサーバ2にFTPなどでアクセスする。FTPでアクセスしたときにユーザ端末1のIPアドレスを第1のサーバ2で検出し、このIPアドレス情報をもとに環境情報を有する第3のサーバ5からユーザ端末1の環境に関する情報(所在、OS情報、最終更新日時など)を取得し、ユーザ端末に対応するバージョン情報ファイル(第1のサーバ2のIPアドレス、第2のサーバ3のIPアドレス、バージョン番号、必要または不要なファイル名称リストなど)を生成し、該ファイルをユーザ端末1は取得する。なお、複数のユーザ端末1が同時にアクセスすることもあるため、生成されるファイルは、ユーザ端末に対応するユニークな名称あるいは、ユニークなフォルダに生成される。また該ファイルは、ユーザ端末1が第1のサーバ2にアクセスする前に生成されていても差し支えない。
(2)ユーザ端末1では該ファイルに記載される最新バージョンとユーザ端末1上にあるアプリケーションのバージョンの比較を行う。
(3)最新のバージョンでないと判断された場合、該ファイルに記載された最新アプリケーションファイルを取り込むため、バージョン情報ファイルに記載された第2のサーバ3からバージョンアップを行うためのファイルあるいはファイル群をユーザ端末1が取得する。取得が完了した時点で第2のサーバ3はユーザ端末1でのバージョンアップが完了したものとして第3のサーバ5の更新日時に関する情報を取得完了時へ変更する。
(4)取得されたファイル、ファイル群をユーザ端末1上で展開してバージョンアップを実行すると共に、バージョン情報ファイルに記載された不要なファイルを削除させる。
(5)ユーザ端末1の最終更新日時の情報を管理する第3のサーバ5は、ユーザ端末1の最終更新日時の情報が書き換えるたびにOS情報ごとにバージョンアップの進行状況をみて、保有する必要の無くなったバージョンアップに必要なファイルまたはファイル群を基準ファイルサーバ、各ファイルサーバから削除する。
第12図は、この第1のサーバ2によるバージョン情報ファイルの例を示す図表である。このバージョン情報ファイルにおいては、符号Aにより示される項目が第3のサーバ5から取得した環境の情報より第1のサーバ2で生成される。なお、この第12図は、第11図に示すマシン名AAAの例である。
なおこれらの処理のうちユーザ端末1における処理は、サーバからユーザ端末1へプログラムを送信し、該送信されたプログラムがユーザ端末1で実行されることで実現される構成としても良いし、あるいは、ユーザ端末1にインストールされている更新対象のアプリケーションソフトウエアに予め所定のプログラムを付加しておき、サーバから送信される制御信号あるいはユーザ操作に応じて、該所定のプログラムを実行させることにより、実現する構成としても良い。
以上の処理により、ユーザ端末1の動作環境に応じて、アプリケーションソフトウエアの更新が必要に応じて確実に実行される。
この実施例の構成によっても、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
(4)他の実施例
なお上述の実施例では、バージョンアップの必要性およびバージョンアップの実行に関してユーザからの操作を受けつける構成としたが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。例えば、ユーザからの操作を受け付けることなく、更新対象となるアプリケーションソフトウエアのバージョンが最新でない場合には、自動的に更新する構成としても良い。
また上述の実施例の第3のサーバ5では、上記環境情報のファイルの格納に加え、ソフトウエアの更新状況を管理する構成としても良い。例えば、予め登録されている複数のユーザ端末1におけるアプリケーションソフトウエアのバージョン情報およびその更新作業に関する情報を格納するファイルを第3のサーバ5で保有するように構成する。さらに、第2のサーバ3がユーザ端末1に更新のためにアプリケーションソフトウエアを送付した場合、その送付作業の結果を第3のサーバ5へ送るよう構成する。このような構成によれば、各ユーザ端末1の更新の状況を把握することができる。
さらに、上述したユーザ端末1の更新の状況を把握する手段を利用して、ある特定のアプリケーションソフトウエアの更新が登録されているすべてのユーザ端末で終了したかどうかを検出し、該検出結果を第2のサーバ3に通知すると共に、第2のサーバ3において、不要となったアプリケーションソフトウエアに係る全てのファイルを削除する構成としても良い。このような構成によれば、不要となったファイルを適宜削除することが可能となるため、第2のサーバ3をより効率的に使用することができる。
さらにまた、第3のサーバ5において、予め登録されているユーザ端末1におけるアプリケーションソフトウエアの更新作業を管理することで、本来は更新の対象となっていないアプリケーションソフトウエアあるいは登録されていないユーザからアクセスがあるかどうかをチェックすることで、不正な更新作業を防ぐことが可能となる。
また上述の実施例では、第1又は第2のサーバ2又は3に直接第3のサーバ5を接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1又は第2のサーバ2又は3と第3のサーバ5との接続はネットワーク4を介して接続する構成としても良い。
また上述の実施例では、1台又はネットワークにより接続された複数台のコンピュータにより第1及び第2のサーバを構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞれ第6図及び第10図との対比により第13図及び第14図に示すように、これら複数台のコンピュータに保持された更新に係るファイル等を一元管理するための基準ファイルサーバを設けるようにしてもよい。なお、第1、第2及び第3のサーバ2、3、5、ファイル基準サーバはすべて同一のハードウエア上で実施されていたとしても、なんら差し支えない。
さらにまた、上記実施例におけるユーザ端末1は、ネットワークへの接続機能を備えているコンピュータ装置であれば特に限定されるものではなく、例えばゲーム機やPDAなどの情報端末などでも良い。特に本発明は、業務などで使用される経理、出張清算、労務管理などのアプリケーションソフトウエアを実行するユーザ端末1において、大きな効果を奏する。すなわち、業務用アプリケーションソフトウエアにおける更新作業は、主に業務時間内に行われ、月末、月始などの一定の区切りを単位に処理が完了している必要があるため、ネットワークとサーバへの負荷が特定の期間、時間帯に集中しやすい。また業務で使用されるソフトウエアであるために、即時的に確実にダウンロードする必要がある。このような状況下においても上述した実施例のソフトウエアの更新システムによれば、いかに広範囲な形で使用されていてもより容易に、より正確に更新作業を実行することが可能となる。
また、ネットワーク接続機能を備えるゲーム機をユーザ端末として使用するような場合には、あるプログラムを終了した後に、アプリケーションソフトウエアのバージョンを判断し、必要に応じて更新あるいは新たなアプリケーションソフトウエアの送付を行う構成としても良い。長編にわたるストーリー性のあるロールプレイングゲームなどのプログラムの場合、一定のシナリオの終了で新規のシナリオについてダウンロードを行う。これによりゲーム機の負担を減らすばかりでなく、ゲーム機を勝手に解析してシナリオの将来を解析させないようにすることも可能となる。またダウンロードの状況より、ユーザの進捗度合いをはかることも可能になる。
また上述の実施例では、IPアドレスによる識別情報によりサーバ、ユーザー端末を特定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ネットワーク上で、直接的に又は間接的に各種の機器を特定する識別情報を広く適用することができる。
以上説明したように本発明によれば、クライアント端末のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を行うことができるソフトウエアの更新システムや方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することができる。
産業上の利用可能性
本発明は、ソフトウエア更新システム、ソフトウエア更新方法、およびソフトウエア更新プログラムに関し、ネットワーク上における各種プログラムの提供に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係るソフトウエア更新システムであるサーバ/クライアントシステムの構成を示すブロック図である。
第2図は、第1図のサーバ/クライアントシステムにおけるバージョン情報ファイルの内容を示す図表である。
第3図は、第1図のサーバ/クライアントシステムに適用可能な他の例によるバージョン情報ファイルの内容を示す図表である。
第4図は、第1図のサーバ/クライアントシステムの動作を説明に供するフローチャートである。
第5図は、第1図に係る構成のサーバ/クライアントシステムに適用可能な他の例による不要ファイルの削除の説明に供するフローチャートである。
第6図は、本発明の第2の実施例に係るソフトウエア更新システムを示すブロック図である。
第7図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける環境サーバが保持する情報の内容を示す図表である。
第8図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける第1のサーバの動作の説明に供するフローチャートである。
第9図は、第6図のサーバ/クライアントシステムにおける第2のサーバの動作の説明に供するフローチャートである。
第10図は、本発明の第3の実施例に係るソフトウエア更新システムを示すブロック図である。
第11図は、第10図のサーバ/クライアントシステムにおける環境サーバが保持する情報の内容を示す図表である。
第12図は、第10図のサーバ/クライアントシステムにおけるバージョン情報ファイルを示す図表である。
第13図は、第6図との対比により本発明の他の実施例に係るソフトウエア更新システムを示す図である。
第14図は、第10図との対比により本発明の他の実施例に係るソフトウエア更新システムを示す図である。
符号の説明
1……クライアント端末、ユーザ端末、2、3、5、6……サーバ
【0002】
群を1つのファイルに圧縮(それも固定化されたファイル名)し、それをダウンロードし、ユーザの端末装置で、そのまま展開するというのが一般的である。しかしながら、これでは、バージョンアップを行うことにより、ユーザ端末装置で不要となったファイルが、いつまでも残ることになり、ユーザ端末装置の環境が劣悪になるという問題があった。また、ダウンロード元のサーバではバージョンアップに必要なファイルをいつまでも保持しなくてはならず、サーバ保守をいつまでも継続させなくてはならない問題があった。
このため、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することが望まれていた。
発明の開示
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数のファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末
群を1つのファイルに圧縮(それも固定化されたファイル名)し、それをダウンロードし、ユーザの端末装置で、そのまま展開するというのが一般的である。しかしながら、これでは、バージョンアップを行うことにより、ユーザ端末装置で不要となったファイルが、いつまでも残ることになり、ユーザ端末装置の環境が劣悪になるという問題があった。また、ダウンロード元のサーバではバージョンアップに必要なファイルをいつまでも保持しなくてはならず、サーバ保守をいつまでも継続させなくてはならない問題があった。
このため、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供することが望まれていた。
発明の開示
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザ端末装置のソフトウエアのバージョンアップ作業を容易に、かつ正確に行うことができ、また、バージョンアップに伴う不要ファイルの削除を確実に行うことができるソフトウエアの更新システムや更新方法、あるいはその方法を実現するプログラムを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数のファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末
【0003】
装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、前記識別情報には、予め定めた条件により場合分けされた少なくとも2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている。前記ユーザ端末装置は、前記識別情報を受信し、該受信した前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。なお、前記ユーザ端末装置では、前記リストを示す情報が受け付けられて、該受け付けられた情報に基づき、前記新バージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルが削除される。
なお、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良い。
また、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良い。
また、前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納する。
なお前記ファイルサーバについては、更新に係るファイルを一元管理するための基準ファイルサーバを有するようにしてもよい。
また、前記ファイルサーバは、このソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバを備える構成としても良い。ここで前記環境情報サーバは、外部から要求が送られてきた場合、前記新バージョンへの更新が行われるユーザ端末装置の動作環境を検出し、該検出結果を要求元へ送信し、前記ファイルサーバは、前記環境情報サーバでの検出結果に応じて、前記ユーザ端末装置の動作環境に対応する、前記新バ
装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、前記識別情報には、予め定めた条件により場合分けされた少なくとも2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている。前記ユーザ端末装置は、前記識別情報を受信し、該受信した前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択する。前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する。なお、前記ユーザ端末装置では、前記リストを示す情報が受け付けられて、該受け付けられた情報に基づき、前記新バージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルが削除される。
なお、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良い。
また、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良い。
また、前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納する。
なお前記ファイルサーバについては、更新に係るファイルを一元管理するための基準ファイルサーバを有するようにしてもよい。
また、前記ファイルサーバは、このソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバを備える構成としても良い。ここで前記環境情報サーバは、外部から要求が送られてきた場合、前記新バージョンへの更新が行われるユーザ端末装置の動作環境を検出し、該検出結果を要求元へ送信し、前記ファイルサーバは、前記環境情報サーバでの検出結果に応じて、前記ユーザ端末装置の動作環境に対応する、前記新バ
【0004】
ージョンへの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。
あるいは、前記ユーザ端末装置から前記バージョン情報サーバに最新バージョン情報の取得を行う際に環境情報サーバからユーザ端末装置の動作環境を検出し、この検出結果に応じて前記新バージョンへの更新が行われるとしても構わない。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納しているファイルサーバの識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている識別情報を、前記ユーザ端末装置へ送り、前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択し、該選択したファイルサーバから、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置へ送り、前記ユーザ端末装置において、更新作業を実行させると共に、前記更新後のソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
また、前記新バージョンで無いと判断された場合、前記ユーザ端末装置の動作環境を検出し、前記検出した動作環境および前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルを前記ユーザ端末装置へ送る構成としても良い。
さらに、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択させるステップと、前記ファイルサーバにアクセスし、
ージョンへの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。
あるいは、前記ユーザ端末装置から前記バージョン情報サーバに最新バージョン情報の取得を行う際に環境情報サーバからユーザ端末装置の動作環境を検出し、この検出結果に応じて前記新バージョンへの更新が行われるとしても構わない。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納しているファイルサーバの識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている識別情報を、前記ユーザ端末装置へ送り、前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択し、該選択したファイルサーバから、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置へ送り、前記ユーザ端末装置において、更新作業を実行させると共に、前記更新後のソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる。
また、前記新バージョンで無いと判断された場合、前記ユーザ端末装置の動作環境を検出し、前記検出した動作環境および前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルを前記ユーザ端末装置へ送る構成としても良い。
さらに、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択させるステップと、前記ファイルサーバにアクセスし、
【0005】
該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置上から削除させるステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続され、所定のソフトウエアがインストールされている複数のユーザ端末装置と、前記ネットワークに接続され、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している複数のファイルサーバとからなるソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積するバージョン情報サーバを具備している。
ここで、前記ユーザ端末装置は、前記バージョン情報サーバへアクセスし、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得し、該取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択してアクセスし、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新する更新手段と、前記取得手段により前記バージョン情報
該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置上から削除させるステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続され、所定のソフトウエアがインストールされている複数のユーザ端末装置と、前記ネットワークに接続され、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している複数のファイルサーバとからなるソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積するバージョン情報サーバを具備している。
ここで、前記ユーザ端末装置は、前記バージョン情報サーバへアクセスし、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得し、該取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択してアクセスし、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新する更新手段と、前記取得手段により前記バージョン情報
【0006】
サーバから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除する不要ファイル削除手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続された複数のユーザ端末装置と複数のファイルサーバとからなるシステムにおけるソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記複数のファイルサーバに、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しておくと共に、バージョン情報サーバに、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積しておく。
さらに、前記ユーザ端末装置を、前記バージョン情報サーバへアクセスさせ、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得させ、該取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択して前記ファイルサーバへアクセスさせ、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得させる。さらに前記ユーザ端末装置で、前記取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新させ、前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除させる。
また、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積するファイルサーバにネットワークを介してアクセスするステップと、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを取得するステップと、取得したファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新するステップとをコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムは以下の処理ステップを実現させるためのものである。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している、前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報を蓄積するバージョン情報サーバに前記ネットワークを介してアクセス
サーバから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除する不要ファイル削除手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態によれば、ネットワークに接続された複数のユーザ端末装置と複数のファイルサーバとからなるシステムにおけるソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記複数のファイルサーバに、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しておくと共に、バージョン情報サーバに、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積しておく。
さらに、前記ユーザ端末装置を、前記バージョン情報サーバへアクセスさせ、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得させ、該取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択して前記ファイルサーバへアクセスさせ、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルについて前記ネットワークを介して取得させる。さらに前記ユーザ端末装置で、前記取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新させ、前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除させる。
また、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積するファイルサーバにネットワークを介してアクセスするステップと、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを取得するステップと、取得したファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新するステップとをコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムは以下の処理ステップを実現させるためのものである。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している、前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報を蓄積するバージョン情報サーバに前記ネットワークを介してアクセス
【0007】
するステップと、前記バージョン情報サーバから識別情報を取得するステップと、取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択し、自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを蓄積しているファイルサーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップとを備え、さらに前記最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを取得するステップと、前記必要なファイル名のリストに基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除するステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数のファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、前記識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、前記識別情報とバージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択させ、該選択された前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定するために、このリスト情報を送る。この場合に、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良く、また前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを
するステップと、前記バージョン情報サーバから識別情報を取得するステップと、取得した識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択し、自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを蓄積しているファイルサーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップとを備え、さらに前記最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを取得するステップと、前記必要なファイル名のリストに基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除するステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムが提供される。本ソフトウエア更新システムは、前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数のファイルサーバと、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記複数のファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備えている。前記バージョン情報サーバは、前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、前記識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、前記識別情報とバージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択させ、該選択された前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する。さらに、前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定するために、このリスト情報を送る。この場合に、前記不要なファイルの削除は、前記新バージョンへの更新を行う前に行われる構成としても良く、また前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方が、前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを
【0008】
示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良く、さらに前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納するようにしてもよい。さらにこの場合、当該ソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバをさらに備える構成としても良い。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数の前記ファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報を、前記ファイルサーバを選択させるために前記ユーザ端末装置に送り、該選択されたファイルサーバから、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置へ送る。
さらに、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、バージョン情報サーバにアクセスし、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている識別情報を送信させるステップと、前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択するステップと、前記ファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、
示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する構成としても良く、さらに前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納するようにしてもよい。さらにこの場合、当該ソフトウエア更新システムに接続される複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバをさらに備える構成としても良い。
また、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法が提供される。本ソフトウエア更新方法では、前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している複数の前記ファイルサーバの内の一つを特定するための識別情報であって、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報を含む識別情報を、前記ファイルサーバを選択させるために前記ユーザ端末装置に送り、該選択されたファイルサーバから、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置へ送る。
さらに、本発明の一実施形態によれば、複数のユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムが提供される。本ソフトウエア更新プログラムでは、前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、バージョン情報サーバにアクセスし、予め定めた条件により場合分けされた2つ以上のファイルサーバを示す情報が含まれている識別情報を送信させるステップと、前記識別情報と、バージョンアップを行う時点で決定された前記予め定めた条件とから、バージョンアップ時に接続すべき1つのファイルサーバを選択するステップと、前記ファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、
Claims (16)
- ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムにおいて、
前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、
前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備え、
前記バージョン情報サーバは、
前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、
前記ファイルサーバは、
前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信し、
前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、
前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、
前記ユーザ端末装置では、
前記リストを示す情報が受け付けて、該受け付けられた情報に基づき、前記新バージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルが削除される
ことを特徴とするソフトウエア更新システム。 - 前記不要なファイルの削除は、
前記新バージョンへの更新を行う前に行われる
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のソフトウエア更新システム。 - 前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、
前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に不要なファイルのリストを格納し、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のソフトウエア更新システム。 - 前記ファイルサーバは、
前記ユーザ端末装置にインストール可能なソフトウエアのバージョンおよび前記ユーザ端末装置の動作環境に応じて、前記新バージョンへ更新するための複数のファイルを格納する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のソフトウエア更新システム。 - 複数の前記ユーザ端末装置の動作環境に関する情報を格納する環境情報サーバをさらに備え、
前記環境情報サーバは、
外部から要求が送られてきた場合、前記新バージョンへの更新が行われるユーザ端末装置の動作環境を検出し、該検出結果を要求元へ送信し、
前記ファイルサーバは、
前記環境情報サーバでの検出結果に応じて、前記ユーザ端末装置の動作環境に対応する、前記新バージョンへの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信する
ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載のソフトウエア更新システム。 - 前記環境サーバは、
前記新バージョンへの更新が行われる都度、更新日時の情報を記録する
ことを特徴とする請求の範囲第5項に記載のソフトウエア更新システム。 - 前記環境サーバは、
前記ユーザ端末装置におけるオペレーティングシステムを特定する情報と、前記更新日時の情報の記録より得られる最終更新日時の情報とから、前記ユーザ端末装置のオペレーティングシステム毎に、前記ユーザー端末におけるアップグレードの完了を判断し、
少なくとも前記判断結果により前記ファイルサーバに保持された前記バージョンに更新するためのファイルの削除可能を通知する
ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載のソフトウエア更新システム。 - ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法において、
前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、
前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置へ送り、
前記ユーザ端末装置において、更新作業を実行させると共に、前記更新後のソフトウエアの実行に不要なファイルを削除させる
ことを特徴とするソフトウエア更新方法。 - 前記新バージョンでないと判断された場合、前記ユーザ端末装置の動作環境を検出し、
前記検出した動作環境および前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアのバージョンに応じて、バージョンアップを行うためのファイルを前記ユーザ端末装置へ送る
ことを特徴とする請求の範囲第8項に記載のソフトウエア更新方法。 - ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムにおいて、
前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、
前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、
前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、
前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、
前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置上から削除させるステップとを備える
ことを特徴とするソフトウエア更新プログラム。 - ネットワークに接続され、所定のソフトウエアがインストールされているユーザ端末装置と、前記ネットワークに接続され、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しているファイルサーバとからなるソフトウエア更新システムであって、
最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積するバージョン情報サーバを具備し、
前記ユーザ端末装置は、
前記バージョン情報サーバへアクセスし、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得し、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバへアクセスし、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを前記ネットワークを介して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新する更新手段と、
前記取得手段により前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除する不要ファイル削除手段とを具備する。
ことを特徴とするソフトウエア更新システム。 - ネットワークに接続されたユーザ端末装置とファイルサーバとからなるシステムにおけるソフトウエア更新方法において、
前記ファイルサーバに、前記ユーザ端末装置にインストールされているソフトウエアを、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積しておき、
バージョン情報サーバに、最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している前記ファイルサーバを特定するための識別情報と、前記ユーザ端末装置で最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを示すリスト情報とを蓄積しておき、
前記ユーザ端末装置を、前記バージョン情報サーバへアクセスさせ、前記バージョン情報サーバから前記識別情報および前記リスト情報を取得させ、該取得した識別情報に基づき前記ファイルサーバへアクセスさせ、前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを前記ネットワークを介して取得させ、
前記ユーザ端末装置で、前記取得されたファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新させ、前記バージョン情報ファイルから取得した前記リスト情報に基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除させる
ことを特徴とするソフトウエア更新方法。 - 最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積するファイルサーバにネットワークを介してアクセスするステップと、
前記ファイルサーバから自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを取得するステップと、
取得したファイルに基づいて、既存のソフトウエアを最新のバージョンのソフトウエアに更新するステップとをコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムにおいて、
最新のバージョンのソフトウエアに更新するためのファイルを蓄積している、前記ファイルサーバを特定するための識別情報を蓄積するバージョン情報サーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップと、
前記バージョン情報サーバから識別情報を取得するステップと、
取得した識別情報に基づいて、自身のソフトウエアのバージョンに対応するファイルを蓄積しているファイルサーバに前記ネットワークを介してアクセスするステップとを備え、さらに
前記最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で必要なファイル名のリストを取得するステップと、
前記必要なファイル名のリストに基づいて、最新のバージョンのソフトウエアを実行する上で不要なファイルを削除するステップとを備える
ことを特徴とするソフトウエア更新プログラム。 - ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新システムにおいて、
前記ユーザ端末装置に格納されているソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納しているファイルサーバと、
前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアの新バージョンを特定するためのバージョン情報と、該ソフトウエアを新バージョンに更新するためのファイルを格納している前記ファイルサーバを特定するための識別情報とを格納するバージョン情報サーバとを備え、
前記バージョン情報サーバは、
前記ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアが前記新バージョンでない場合、バージョンアップに使用されるファイルを格納している前記ファイルサーバの識別情報を前記ユーザ端末装置へ送信し、
前記ファイルサーバは、
前記ユーザ端末装置からの要求があった場合、前記バージョンアップに使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信し、
前記バージョン情報サーバ及び前記ファイルサーバのいずれか一方は、
前記新バージョンへ更新したソフトウエアの実行に必要なファイルのリストを格納し、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定して削除可能に、該リストを示す情報を前記ユーザ端末装置へ送信する
ことを特徴とするソフトウエア更新システム。 - ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアをバージョンアップするためのソフトウエア更新方法において、
前記ユーザ端末装置で使用されている更新対象のソフトウエアのバージョンが新バージョンであるかを判断し、
前記新バージョンでないと判断された場合、前記ソフトウエアのバージョンに応じて前記新バージョンへ更新するために使用するファイルと、該更新後のソフトウエアの実行に必要なファイルを示すリスト情報とを、前記ユーザ端末装置で不要なファイルを特定するために、前記ユーザ端末装置へ送る
ことを特徴とするソフトウエア更新方法。 - ユーザ端末装置で使用されているソフトウエアを更新するための処理を前記ユーザ端末装置のコンピュータに実行させるソフトウエア更新プログラムにおいて、
前記ユーザ端末装置にインストールされている更新対象のソフトウエアが起動された場合、該ソフトウエアの新バージョンを特定する情報が予め格納されたバージョン情報サーバにアクセスし、該新バージョンを特定する情報に基づき、前記ユーザ端末装置のソフトウエアが該新バージョンであるかを判断させるステップと、
前記ソフトウエアが前記新バージョンではないと判断された場合、該ソフトウエアを更新するためのファイルを格納するファイルサーバにアクセスし、該ファイルサーバから前記ソフトウエアの更新に使用されるファイルを前記ユーザ端末装置へ送信させるステップと、
前記送信されてきたファイルに基づいて、前記更新対象のソフトウエアを前記新バージョンに更新させるステップとを備え、
前記新バージョンに更新されたソフトウエアの実行に必要なファイルを示す情報をユーザ端末装置に送信させるステップと、
前記送信されてきた情報を用いて、前記更新されたソフトウエアの実行に不要なファイルを、前記ユーザ端末装置で特定して削除可能に、前記ユーザ端末装置に通知するステップとを備える
ことを特徴とするソフトウエア更新プログラム。
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