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JPS649182B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS649182B2
JPS649182B2 JP18449383A JP18449383A JPS649182B2 JP S649182 B2 JPS649182 B2 JP S649182B2 JP 18449383 A JP18449383 A JP 18449383A JP 18449383 A JP18449383 A JP 18449383A JP S649182 B2 JPS649182 B2 JP S649182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
disks
disk
width direction
wrinkles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18449383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6076318A (ja
Inventor
Katsumi Hasegawa
Toshio Yasuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP18449383A priority Critical patent/JPS6076318A/ja
Publication of JPS6076318A publication Critical patent/JPS6076318A/ja
Publication of JPS649182B2 publication Critical patent/JPS649182B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、走行するフイルムを巾方向に拡開し
てしわを延ばすフイルムのしわ延ばし装置に関す
る。
従来技術 走行中のフイルムのしわを延ばすためには、通
常、フイルムを巾方向に拡開する必要がある。従
来、フイルムのしわ延ばし装置としては、第1図
および第2図に示すように、エキスパンダロール
1やクロスガイダ2が用いられている。
エキスパンダロール1は、ロールに曲率をもた
せてロール回転に伴なうロール表面のフイルム巾
方向速度成分を利用してフイルム3を巾方向に拡
開するものであるが、フイルム巾方向速度成分を
有効に利用するためには一定値以上のフイルムロ
ールへの巻付角が必要となる。そのため、エキス
パンダロール1前後のロール4,5間のフイルム
パス長が、エキスパンダロール1の曲率によつて
フイルム巾方向に異なり、フイルム巾方向に張力
斑が発生するという問題がある。また、エキスパ
ンダロール1は、通常複雑な内部構造を有してい
るため、高速化に不向きであるとともに長寿命が
得にくいという問題もあり、しかも通常のロール
に比べ相当高価である。
一方、クロスガイダ2は、フイルム3を両側で
軸線を傾けた一対のロール6によつて挾持しフイ
ルムに拡開力を与えるものであるが、フイルム3
にはロール6との線接触による瞬間的なかつ一定
方向の拡開力しか与えられないため、しか延ばし
能力が低いという問題がある。また、実際にはフ
イルム自体に厚さむらがあるとともにフイルム両
側のエツジ部は通常他の部分よりも厚く成形され
ているので、フイルム3を巾方向に線接触で挾持
するのは困難であるという問題もある。
発明の目的 本発明は、上記のような従来装置の問題を解消
するために、フイルム巾方向に張力斑を発生させ
ずに十分なしわ延ばし効果が得られ、かつ高速化
に対応できるとともに十分な寿命の得られるフイ
ルムのしわ延ばし装置を提供することを目的とす
る。
発明の構成、作用 この目的に沿う本発明のフイルムのしわ延ばし
装置は、走行するフイルムの巾方向両側の位置
に、それぞれ、回転可能な円板から成る一対のデ
イスクをフイルムに拡開力を与える位置でフイル
ムを挾持するように軸を互に傾けて配設したもの
から成る。
このようなしわ延ばし装置においては、フイル
ム両側の一対のデイスクのフイルム挾持部は、デ
イスクの回転に伴ない、フイルム進行方向の速度
成分とフイルム巾方向の速度成分すなわちフイル
ムを拡開する方向の速度成分とを有し、フイルム
はデイスク部を進行するにしたがい巾方向に拡開
されてしわが延ばされる。一対のデイスクは互に
軸が傾けられているのでフイルムはデイスクの外
縁間に挾持され、円板間における挾持であるか
ら、フイルムは滑らかに挾持開始され、フイルム
の弾性、デイスクの弾性等によつてある区間挾持
状態が維持された後滑らかに解放される。したが
つて、従来のクロスガイダのように瞬間的なもの
でなくフイルムにはある時間拡開力が与えられ、
しかも挾持されたフイルム部位はデイスクの回転
に伴ない確実に巾方向に変位されるので、十分な
拡開力が与えられてしわは確実に延ばされる。ま
た、フイルム両側のデイスク間のフイルムはフリ
ー状態であるので、フイルムには巾方向の張力斑
は発生しない。さらに、一対の回転円板でフイル
ムを挾持するだけであるから、構造が簡単であ
り、高速化にも容易に対応できるとともに十分な
寿命を得ることができる。
実施例 以下に本発明のフイルムのしわ延ばし装置の望
ましい実施例を図面を参照して説明する。
第3図および第4図は本発明の第1実施例に係
るフイルムのしわ延ばし装置を示している。図
中、3は走行中のフイルムを示しており、矢印の
方向に進行している。フイルム3の両側には、そ
れぞれ、回転可能な円板から成る一対のデイスク
10が設けられている。
デイスク10は、第4図に示すように、フイル
ム3の上下面の両側に配設され、軸11,12を
互に傾け、上下のデイスク10a,10b間にフ
イルム3を挾持できるように互に外縁部を接近あ
るいは接触させて配設されている。デイスク10
a,10bの一方又は両方の表面にはゴム等の弾
性部材が貼られていてもよく、フイルム3を弾性
をもつて挾持するようにしてもよい。
一対のデイスク10によるフイルム挾持部13
は、第3図に示すように、フイルム3にデイスク
10から拡開力が与えられる位置、方向に配設さ
れる。すなわち、フイルム挾持部13は、フイル
ム挾持部13とデイスクの軸11,12即ちデイ
スクの回転中心とを結ぶ線14が、フイルム進行
方向と直角方向の線15に対し一定の角度θをも
つように、配設される。
フイルム3上下のデイスク10a,10bは、
それぞれ軸受30により回転自在に支持され、軸
受30はブラケツト16,17によつて支持され
ている。上側のブラケツト17は蝶番18を支点
に上下に揺動可能に支持されており、スプリング
19によつて下方に、すなわちデイスク10bを
デイスク10aに押しつける方向に付勢されてい
る。スプリング19のばね力はブラケツト20に
取付けられた調整ボルト21により調整可能とな
つている。なお、この付勢手段は、スプリングに
限らず、エアシリンダ等任意の手段でよい。
上記のように構成されたフイルムのしわ延ばし
装置の作用について以下に述べる。
デイスク10は回転自在に支持されているの
で、両デイスク10a,10b間にフイルム3を
挾持することにより、デイスク10はフイルム3
から駆動力が与えられて回転し、回転速度はフイ
ルム3の速度に自然に同期する。
フイルム挾持部13は、第3図に示すように、
デイスク10の回転に伴ない。デイスク10の接
線方向に速度成分Aをもつ。この速度成分Aは、
フイルム挾持部13がフイルム巾方向の線15に
対しθの傾きをもつため、フイルム進行方向の速
度成分Bとともに、フイルム巾方向の速度成分C
をもつ。この速度成分Cは、フイルム3を両側か
ら拡開する方向に作用するので、フイルム3は巾
方向に拡げられ、フイルム3のしわが延ばされ
る。
一対のデイスク10は軸11,12が互に傾け
られて外縁部でフイルム3と接触することにな
り、フイルム挾持部13は、理論的に点接触とな
るが、実際には、フイルム3の弾性、デイスク1
0の弾性、互のデイスク10a,10bの傾き角
等によつて定まるある区間をもつ。そして、フイ
ルム挾持部13においては、回転円板の円弧どう
しの接触となるため、フイルム3は、徐々に滑ら
かに挾持開始され、ある短区間挾持されたのち、
滑らかに解放される。フイルム挾持部13がある
区間をもつことによつて、フイルム挾持状態はあ
る時間保持されることになり、従来のクロスガイ
ダのごとき瞬間的な拡開力付与に比べ、フイルム
3には確実にかつ十分な拡開力が与えられる。ま
た、フイルム挾持部13がある区間をもつことに
より、フイルム3には単に拡開力が与えられるだ
けでなく、挾持されたフイルム3の挾持部位が実
際に巾方向に変位されるので、両側のデイスク1
0間にあるフイルム3のしわは、確実にかつ十分
に延ばされる。
また、フイルム3を両側からデイスク10によ
つて拡開する方式であるので、従来のエキスパン
ダロールのようにフイルムパスの変化の問題は発
生せずデイスク10間のフイルム3はフリー状態
に保たれ、この間のフイルム3には巾方向に張力
斑は発生しない。したがつて、張力斑による新た
なしわの発生等を生じさせることなく、フイルム
3のしわは良好に延ばされる。
つぎに、第5図に本発明の第2実施例に係るフ
イルムのしわ延ばし装置を示す。本実施例におい
ては、デイスク22a,22bは駆動モータ23
a,23bによつて駆動される。また、上側のデ
イスク22bは、構造上、下側からスプリング2
4によつて引張られることにより下側のデイスク
22a側に付勢されており、調整ボルト25によ
りばね力が調整される。また、上側のデイスク2
2bのデイスク22a側面には、ゴム26が張ら
れており、フイルム3を弾性をもつて挾持できる
ようになつている。
このようなしわ延ばし装置においては、デイス
ク22a,22bによりフイルム3が挾持される
前に、デイスク22a,22bは駆動されて回転
速度がフイルム3の速度に同期されるので、フイ
ルム3は衝撃が与えられることなく円滑に挾持さ
れる。また、デイスクの駆動により、フイルム3
のしわを延ばすとともに、フイルム3を積極的に
送り出すこともでき、フイルムパスの長いところ
では駆動ガイドロールの役目を兼ねることもでき
る。なお、駆動モータ23a,23bの制御は、
フイルム3の速度に同期させる制御であつてもよ
く、また、フイルム3の速度よりも若干速く制御
し、トルク制御をしてもよい。その他の構成、作
用は第1実施例に準じる。
発明の効果 以上説明したように、本発明のフイルムのしわ
延ばし装置によるときは、フイルムを両側でデイ
スクによつて挾持し、デイスクの回転によつてフ
イルムに拡開力を与えるようにしたので、両側デ
イスク間にフイルム張力斑を発生させずに確実に
かつ十分にフイルムのしわを延ばすことができる
という効果が得られる。
また、単に回転円板によりフイルムを挾持する
だけであるから、構造が簡単であり、高速化に容
易に対応することができるとともに長寿命を得る
ことができ、しかも安価に製作することができる
という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエキスパンダロールによるしわ
延ばし方式を示す平面図、第2図は従来のクロス
ガイダによるしわ延ばし方式を示す平面図、第3
図は本発明の第1実施例に係るフイルムのしわ延
ばし装置の概略平面図、第4図は第3図の装置の
側面図、第5図は本発明の第2実施例に係るフイ
ルムのしわ延ばし装置の側面図、である。 3……フイルム、10,10a,10b,22
a,22b……デイスク、11,12……軸、1
3……フイルム挾持部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行するフイルムの巾方向両側の位置に、そ
    れぞれ、回転可能な円板から成る一対のデイスク
    をフイルムに拡開力を与える位置でフイルムを挾
    持するように軸を互に傾けて配設したことを特徴
    とするフイルムのしわ延ばし装置。
JP18449383A 1983-10-04 1983-10-04 フイルムのしわ延ばし装置 Granted JPS6076318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18449383A JPS6076318A (ja) 1983-10-04 1983-10-04 フイルムのしわ延ばし装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18449383A JPS6076318A (ja) 1983-10-04 1983-10-04 フイルムのしわ延ばし装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6076318A JPS6076318A (ja) 1985-04-30
JPS649182B2 true JPS649182B2 (ja) 1989-02-16

Family

ID=16154138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18449383A Granted JPS6076318A (ja) 1983-10-04 1983-10-04 フイルムのしわ延ばし装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057632A (ja) * 2007-08-03 2009-03-19 Fuji Electric Holdings Co Ltd 薄膜積層体の製造装置

Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5617556B2 (ja) 2010-11-22 2014-11-05 日本電気硝子株式会社 帯状ガラスフィルム割断装置及び帯状ガラスフィルム割断方法
US9932259B2 (en) 2013-08-28 2018-04-03 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Glass film ribbon manufacturing method and glass film ribbon manufacturing device
JP6288604B2 (ja) * 2014-01-29 2018-03-07 旭硝子株式会社 ガラス板の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057632A (ja) * 2007-08-03 2009-03-19 Fuji Electric Holdings Co Ltd 薄膜積層体の製造装置

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JPS6076318A (ja) 1985-04-30

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