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JPS641612Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS641612Y2
JPS641612Y2 JP4813482U JP4813482U JPS641612Y2 JP S641612 Y2 JPS641612 Y2 JP S641612Y2 JP 4813482 U JP4813482 U JP 4813482U JP 4813482 U JP4813482 U JP 4813482U JP S641612 Y2 JPS641612 Y2 JP S641612Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
layer
carbon
cylinder block
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4813482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58151826U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4813482U priority Critical patent/JPS58151826U/ja
Publication of JPS58151826U publication Critical patent/JPS58151826U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS641612Y2 publication Critical patent/JPS641612Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の燃焼室でのノツキングを
検出するため、シリンダブロツク等に取付けら
れ、その振動を電気信号として取出すノツキング
センサ用振動検出器に関する。
従来の振動検出器としては、例えば第1図に示
すようなものがある。これを説明すると、有底筒
状のケース1内底部に、リードプレート2を挾ん
だ一対の圧電素子3と、振動加速度により圧電素
子3にストレスを与えるためのウエイト4とをボ
ルト5により支持するようにしてある。6はイン
シユレータである。また、ケース1の開口部に
は、圧電素子3に発生する電気信号をリードプレ
ート2からリード線7を介して外部に取出すため
の端子8を有するカバー9が、ケース1の開口部
端縁を加締めることにより装着されている。
この振動検出器はケース1のネジ部10によ
り、図示しないシリンダブロツク等に取付け、そ
れらの振動を受けて圧電素子3に振動加速度に対
応した電気信号を発生させることによりこの電気
信号を外部のコントロールユニツトに出力し、こ
のコントロールユニツトでノツキングを検出する
ようにしていた。
しかしながら、このような従来の振動検出器に
あつては、圧電素子3にストレスを与えるために
ウエイト4を用い、シリンダブロツクの振動をウ
エイト4の慣性力として圧電素子3に伝えるよう
にしているため、シリンダブロツクの振動が停止
した後にもウエイト4が減衰振動をし、この減衰
振動により圧電素子3の出力信号にも減衰振動が
発生していた。特に、ウエイト4が比較的大きな
質量となつているため、シリンダブロツクの振動
に対して出力される電気信号の減衰時間が長くな
つていた。
また、圧電素子3は、インピーダンスが高いの
でノイズの影響を受けやすく、また感度が良いの
で検出すべき振動以外も検出することがあり、さ
らにこの圧電素子3は温度係数が大きいので、シ
リンダブロツク等の温度変化が著しい箇所に取付
けるのは芳ばしくなかつた。
本考案は、このような現状に鑑みて為されたも
ので、従来の圧電素子に代えて電気抵抗が小さく
且つ軽量の炭素微小中空球により充填層を形成
し、シリンダブロツク等の振動を充填層に伝えて
炭素微粒子相互の接触面積を変化させ、この充填
層の抵抗変化により振動を検出するようにしたも
のである。
以下、本考案を第2図乃至第5図に示す一実施
例に基づいて説明する。
まず、構成を説明すると、有底筒状のケース1
1には、その内周壁を覆う筒状の絶縁部材12が
挿入されており、この絶縁部材12の内部でケー
ス11の底部には後述する炭素微小中空球を充填
した充填層(以下、カーボンバルーン層)13が
形成されている。このカーボンバルーン層13の
上方には電極板14が装着されており、この電極
板14はスプリング15により前記カーボンバル
ーン層13に向けて所定の圧力で付勢されてい
る。また、スプリング15の基端側には端子16
が絶縁部材12に螺合されており、端子16とカ
ーボンバルーン層13とを、電極板14及びスプ
リング15を介して導通状態にしてある。
さらに、端子16の上方に絶縁部材からなるカ
バー17を、ケース11の開口部端縁を加締める
ことにより、装着してある。
ところで、カーボンバルーン(炭素微小中空
球)は、炭素質で構成した中空球形状をなしてお
り、その外径は約0.1mm位で、その性質は電導性、
耐熱性、軽量性等に優れている。
かかる構成の振動検出器18はケース11のネ
ジ部19によりシリンダブロツク等に取付けられ
る。そして、第3図乃至第5図に示すようにケー
ス11と端子16とに直流電源20の端子を接続
して定電流回路21を形成し、ケース11、カー
ボンバルーン層13、電極板14、スプリング1
5及び端子16の間を一定電流が流れるようにな
つている。さらに、ケース11及び端子16にコ
ントロールユニツトの信号処理部22の端子を接
続してカーボンバルーン層13の電圧変化を信号
処理部22に出力するようにしてある。
次に、かかる構成の振動検出器18の機能を第
4図及び第5図に基づいて説明する。
第4図はシリンダブロツク等が振動していない
状態を示しており、このときには夫々のカーボン
バルーン13Aがほぼ球状を保持してそれらの接
触はほぼ点接触の状態になりカーボンバルーン層
13の抵抗は大きくなつている。
また、シリンダブロツク等が振動すると、電極
板14が振動してその慣性力によりカーボンバル
ーン層13を押圧する。このため、カーボンバル
ーン13Aは前記電極板14の慣性力により押圧
されて第5図に示すように偏平し、カーボンバル
ーン13Aどうしの接触面積は増加する。したが
つてカーボンバルーン層13の抵抗値が減少して
信号処理部22に出力される電圧も下る。
このとき、信号処理部22において振動検出器
18からの信号である電圧値が所定以下である場
合にノツキングが発生していることが確認できる
ようにしておけばよい。
本実施例は、以上の如くカーボンバルーン層1
3を形成してこのカーボンバルーン層13の抵抗
値変化によりシリンダブロツク等の振動を検出す
るようにしたため、感度がある程度抑制でき、シ
リンダブロツク以外の小さな振動(ノイズ)がカ
ーボンバルーン層13の抵抗値変化に表われなく
なつた。また質量の小さな電極板14の慣性力に
よりカーボンバルーン層13を押圧できるので、
その慣性力が従来のウエイトの慣性力に較べて小
さくできるため、シリンダブロツクの振動がなく
なつた後の電極板14の減衰振動時間を短縮で
き、もつてシリンダブロツク振動時間と出力信号
時間とを対応させることができる。
しかも、カーボンバルーンの温度変化に対する
抵抗変化はあまり大きくないので、シリンダブロ
ツク等の温度条件の厳しい箇所においても好適で
ある。
本考案は、以上説明したように、従来の圧電素
子に代えて炭素微小中空球を用いて充填層を形成
し、この充填層の抵抗変化によりシリンダブロツ
ク等の振動を検出するようにしたので、従来の圧
電素子に較べて前述した感度が下るため、シリン
ダブロツク以外の振動(ノイズ)を検出しなくな
り、ノツキングを極めて良好に検出できるように
なつた。
また、ウエイトとしての電極板の重量を、従来
に較べて、極めて軽くできるため、その慣性力を
小さくできるのでシリンダブロツク等の振動がな
くなつた後の電極板の減衰振動が小さくでき、シ
リンダブロツクの振動時間と出力信号時間とをほ
ぼ一致させることができる。
しかも、炭素の温度変化に対する抵抗変化はあ
まり大きくないので、シリンダブロツク等の温度
条件の厳しい箇所においても好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のノツキングセンサ用振動検出器
の断面図、第2図は本考案の一実施例を示す断面
図、第3図は第2図に示す振動検出器のブロツク
図、第4図及び第5図は作動状態を説明する状態
図である。 11……ケース、13……カーボンバルーン
層、13A……カーボンバルーン、14……電極
板、15……スプリング、18……振動検出器、
21……定電流回路、22……信号処理部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に炭素微小中空球の充填層を形成し、
    該充填層の上面に、該層に向けて所定の圧力で押
    圧される電極板を配し、かつ充填層の下面側を接
    地し充填層の抵抗変化を測定することにより振動
    を検出することを特徴とするノツキングセンサ用
    振動検出器。
JP4813482U 1982-04-05 1982-04-05 ノツキングセンサ用振動検出器 Granted JPS58151826U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813482U JPS58151826U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ノツキングセンサ用振動検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813482U JPS58151826U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ノツキングセンサ用振動検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58151826U JPS58151826U (ja) 1983-10-12
JPS641612Y2 true JPS641612Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30059069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4813482U Granted JPS58151826U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ノツキングセンサ用振動検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58151826U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58151826U (ja) 1983-10-12

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