JPS6375379A - 密閉形スクロ−ル流体装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ガス圧縮機とくに冷蔵庫、冷凍庫、空調機
用の冷媒圧縮機として利用される密閉形スクロール流体
装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の密閉形スクロール流体装置としては、特開昭５
３−３５８４０号公報に示されているものが知られてい
る。

この先行技術には、このスクロール流体装置を密閉容器
にフランジを介して固定し、密閉容器に収容することが
示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、先行技術では、スクロール流体装置を密閉容器
にフランジを介して固定しているので、スクロール流体
装置を密閉容器に納めるためには、スクロール流体装置
の外径よりも密閉容器の内径を大きくすることが不可欠
である。とくに容量の大きいスクロール流体装置得よう
とすると、密閉容器の外径は、スクロール流体装置の外
径よりも相当に大きいものとなる。

また、電動機のステータが密閉容器の内壁に固定された
ものでは、ステータの中心とスクロール流体装置のクラ
ンクシャフトに係合された旋回スクロールの中心とを一
致させるには、スクロール流体装置とフランジとの位置
決めや位置の微小調整を必要とし、組立て作業が煩雑と
なる。′この発明の目的は、スクロール流体装置のスク
ロールの外径対して密閉容器の外径が最小または最小に
近い密閉形スクロール流体装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の特徴は、固定スクロールおよびフレーム部材
の少なくとも一方を密閉容器の内壁に密着させて結合し
たことにある。

〔作用〕

上記のように固定スクロールおよびフレーム部材の少な
くとも一方を密閉容器の内壁に密着させているので、密
閉容器の外径は、固定スクロールまたはおよびフレーム
部材の外径に密閉容器の厚さを加算したものとなり、密
閉容器の外径は、ス〔実施例〕 以下この発明の一実施例を第１図〜第４図により説明す
る。第１図および第２図は、この発明の一実施例を示す
ものである。

密閉容器１は２つの部分１ａ、ｌｂに分割され、これら
２つの部分があとで結合され一体の気密容器を形成して
いる。固定スクロール２は、端板２ａ、この端板２ａに
直立しているラップ２ｂからなる。また固定スクロール
２は、吸入口２ｃ、吐出口２ｄを備えている。旋回スク
ロール３は、円板状の端板３ａ、この端板３ａに直立し
ているラップ３ｂ、反ラツプ側の而（背面）に形成され
たスクロールボス３ｃからなる。両スクロール２゜３の
各ラップ２ｂ、３ｂは、インボリュート曲線あるいはこ
れに類似する曲線に成形されている。

これら固定スクロール２と旋回スクロール３とは互いに
ラップ２ｂ、３ｂが向き合った状態でかみ合っている。

フレーム４は、旋回スクロール３および後述する自転阻
止部材５を納める空間を有し。

固定スクロール２の外周部分に数本のボルト（図示せず
）によって結合され、また、その外周面は、前記゛密閉
容器１の内壁にぴったり密着して結合されている。

固定スクロール２の外周面は、前記密閉容器１の内壁に
ぴったり密着して結合されている。

旋回スクロール３の端板３ａは、背面がフレーム４に支
えられ、端板３ａが固定スクロール２の端板２ａからそ
れほどはなれることなく運動できるようになっている。

自転阻止部材５は、一方の面と他方の面に溝（図示せず
）を有するリングと６溝に嵌合するオルダムキーからな
り、前記の６溝は互いに直交している。一方の溝にはフ
レーム４に固定されたオルダムキー６がはめ込まれてい
る。

クランクシャフト７は、フレーム４に取付けた軸受８に
支持されている。このクランクシャフト７の頭部にはク
ランクピン７ａがクランクシャフト７の軸心から旋回半
径εに相当する距離だけはなれた位置に設けられ、この
クランクピン７ａがスクロールボス３ｃにはめ込まれ係
合している。

この両者の係合部には、クランクピン７ａの上端面の上
方に軸方向に延びた空間が形成されている。

給°油孔９は、クランクシャフト６に、その下端面から
頭部にわたって形成され、クランクピン部の上端面に開
口している。

給油通路１０は、旋回スクロール３に設けられており、
旋回スクロール３の中心部から放射状に延びている。こ
れら給油通路１０の中心部と給油孔９とは、スクロール
ボス３ｃとクランクシャフト７の係合部に形成された空
間でそれぞれ連通している。また、給油通路１０の油の
放出端は固定スクロール２と旋回スクロール３との摺動
面に開口している。

なお、符号１１は電動機であり、そのステータは、前記
密閉容器１の内壁にぴったり密着して結合されている。

符号１２は吸入管、符号１３は吐出管である。

第３図は、この発明の他の実施例を示すもので、給油通
路１０の油の放出端をラップ３ｂの端面に開口したもの
である。他は第１図、第２図と同じである。

第４図は、この発明の他の実施例を示すもので、給油通
路１０の油の放出端を密閉空間ｖ１に開口したものであ
る。その他は第１図、第２図と同じである。

密閉容器１の底部に溜められている油は、吐出圧を受け
、給油孔９を上昇して係合部の空間に流入し、ここから
給油通路１０に入り、固定スクロール２と旋回スクロー
ル３との摺動面、ラップ３ｂと固定スクロール２の端板
２ａとの摺動面または密閉空間Ｖ□に圧送される。

油を各摺動面、密閉空間Ｖ工に供給する際、吐出圧を利
用したが、給油孔９を、その下方端を軸心に開口し、頭
部を軸心からはなれた位置に開口すれば、細孔９自体に
ポンプ作用をもたせることができ、このポンプ作用と吐
出圧を併用することもできる。

前記の実施例によれば、クランクシャフトおよび旋回ス
クロールに常時連通している給油孔を設けたので、旋回
スクロールと固定スクロールとの摺動面、密閉空間に強
制給油が可能となり給油が確実となる。従って各摺動面
の潤滑を良くして摩擦摩擦損失を大幅に軽減するととも
に焼付きを防止することができる。また、係合部の軸方
向隙間の油圧によって、軸方面押イｊけ力を旋回スクロ
ールに付与することができ、圧縮室内のガス圧による離
脱力を小さくすることができ、これにより旋回スクロー
ルの旋回運動を安定させることができ〔発明の効果〕 以上のようにこの発明は、固定スクロールおよびフレー
ム部材の少なくとも一方を密閉容器の内壁に密着させて
いるので、密閉容器の外径は、固定スクロールまたはお
よびフレーム部材の外径に密閉容器の厚さを加算したも
のとなり、密閉容器の外径は、スクロールの外径対して
最小または最小に近いものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の縦断面図、第２図は第１
図の■−■断面図、第３図および第４図はこの発明の他
の実施例の要部断面図である。 ｌ・・・密閉容器、２・・・固定スクロール、３・・・
旋回スクロール、４・・・フレーム、５・・・自転阻止
部材、７・・・クランクシャフト、８・・・軸受、９・
・・給油孔、１０・・・給油通路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吐出口およびうず巻き状のラップを有する固定スク
   ロールと、端板および端板に直立しているうず巻き状の
   ラップを有する旋回スクロールと、固定スクロールに結
   合されたフレーム部材と、旋回スクロールの自転を阻止
   するための自転阻止部材と、フレーム部材に軸受を介し
   て回転自在に支持され、内部に給油孔を有するクランク
   シャフト、ランクシャフトに結合された電動機とを備え
   、前記固定スクロールと旋回スクロールとは互いに噛み
   合い、旋回スクロールが固定スクロールに対して自転す
   ることなく旋回するスクロール流体装置を、底に油が溜
   められている密閉容器の内部に納めたものにおいて、前
   記固定スクロールおよび前記フレーム部材の少なくとも
   一方を前記密閉容器の内壁に密着させたことを特徴とす
   る密閉形スクロール流体装置。 ２、前記固定スクロールおよびフレーム部材にが、前記
   密閉容器内を二分しており、前記固定スクロールおよび
   フレーム部材は、前記二分された前記密閉容器内空間を
   連通する流路を有する特許請求の範囲第１項記載の密閉
   形スクロール流体装置。 ３、前記電動機のステータを前記密閉容器の内壁に密着
   させた特許請求の範囲第１項または第２項記載の密閉形
   スクロール流体装置。