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JPS635708B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS635708B2
JPS635708B2 JP56169954A JP16995481A JPS635708B2 JP S635708 B2 JPS635708 B2 JP S635708B2 JP 56169954 A JP56169954 A JP 56169954A JP 16995481 A JP16995481 A JP 16995481A JP S635708 B2 JPS635708 B2 JP S635708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
blade
time setting
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56169954A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57100369A (en
Inventor
Gurimu Moorisu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eta SA Fuaburiiku Debooshu
Original Assignee
Eta SA Fuaburiiku Debooshu
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eta SA Fuaburiiku Debooshu filed Critical Eta SA Fuaburiiku Debooshu
Publication of JPS57100369A publication Critical patent/JPS57100369A/ja
Publication of JPS635708B2 publication Critical patent/JPS635708B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/001Internal gear therefor, e.g. for setting the second hand or for setting several clockworks
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/02Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means
    • G04B27/04Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means with clutch wheel

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アナログ指示式の腕時計の機械式時
刻合わせ機構に関し、詳しくは、薄型の腕時計に
適するものであつて、腕時計を腕に嵌めた場合に
見えることのない機械式の時刻合わせ機構に関す
る。
機械式腕時計において時刻を合わせるための操
作部材を備え、この操作部材を同時にゼンマイを
巻くためにも使うことは周知である。このように
2つの機能を併せ持つ操作部材は、ケース内およ
び時計機構(ムーブメント)の受け板内で滑動で
きる小さな操作シヤフト又は巻きシヤフトの形を
なしているのが通例である。このシヤフトはレバ
ーを介してすべりピニオンを動かし、時刻合わせ
部材にかみ合わせるか又はゼンマイを巻くために
いわゆる丸穴車にかみ合わせる。シヤフトの操作
を容易にするために、シヤフトにはケースの縁か
ら突出した頭部(リユウズ)を有している。
アナログ式の電子腕時計の場合、時刻合わせは
ケースの縁から突出している1つ又は複数の押ボ
タンによつて行なう。機械式腕時計の場合同様
に、異なる位置へ滑動できる小さな軸棒を介して
行なうこともできる。
一般に、このようなケース側縁からの付加的な
突出部分が腕時計の最も装飾的な部分になり得な
いのは明らかである。また、極薄型の腕時計にお
いてはリユウズや押ボタンが操作容易な寸法のも
のであれば極めて目立つことになる。
このため、アナログ式電子腕時計の一例によれ
ば、ケースの裏蓋内に小さな押ボタンを備えてい
る。この押ボタンは押すと電気モータへパルスを
伝達する。平常時、即ち休止位置ではこの押ボタ
ンの頭部がケースの裏蓋の外面と同列をなしてい
る。しかし、極めて扁平な腕時計の場合押ボタン
の頭部自体も極めて小さな表面部を有するにとど
まり、その結果使用者は比較的デリケートな操作
を要求される。というのは、腕時計の目盛を注視
することおよび裏蓋の押ボタンを動かすことを同
時に行なう必要があるからである。また、このよ
うな裏蓋への押ボタン配置は機械式腕時計の調整
には適用できない。
操作部材を時刻合わせ用のみに使う腕時計も知
られている。これは自動巻の機械式腕時計の場合
であり、この種の腕時計においてはいわゆるロー
タによつて手巻き操作は不要となる。操作部材が
時刻合わせのみに使われる点は、時刻の指示のみ
に使われるアナログ指示機構を有する電子腕時計
の場合も同様である。また、手巻き用に特別な操
作部材を備えている機械式腕時計の場合も同様で
ある。
本発明の第1の目的は、時刻合わせのためだけ
の機構であつて、腕時計を腕に嵌めた際見えるこ
とがなく、しかもそのためにいかなる不便さも伴
なわない機構を提供することである。
本発明の第2の目的は、操作容易で特別な工具
を必要としない時刻合わせ機構を提供することで
ある。
本発明の第3の目的は、例えば厚さ2mmを下回
るような極薄型の腕時計にも適する時刻合わせ機
構を提供することである。
本発明の第4の目的は、自動巻腕時計にも適す
る時刻合わせ機構を提供することである。
本発明によれば、時刻合わせ機構の操作キー
が、ケースの裏蓋内に回転可能かつ滑動可能に支
承された1つの引つ込み位置へ向かつてばね式に
負荷を受けている1つのシヤフトと、このシヤフ
トを回転させるために旋回可能にシヤフトの外方
端部に配置されている1つのブレードと、シヤフ
トの内方端部に配置されている1つの歯車とから
成つており、前記ブレードは外方旋回される操作
位置と裏蓋に形成された受け座内に受容される休
止位置とにわたつてシヤフトと共に転位し、前記
歯車はシヤフトが引き出された時にのみ歯車列の
歯車とのかみ合いが可能となる位置を占め、かつ
シヤフトがブレードを受け座内へ受容させる回転
角度位置を呈した時は歯車列の歯車とかみ合わな
いように周面の一部に切欠き部を有している。
時刻を合わせるためには、ブレードを介してシ
ヤフトを引いて歯車を時刻合わせ歯車と同一平面
に位置させる。この時歯車の切欠き部が時刻合わ
せ歯車の周面に対置する。ばね力に抗してシヤフ
トを引いたままブレードと共に回転させ、指針を
所望の位置に合わせる。シヤフトの引きをゆるめ
れば歯車は時刻合わせ歯車とのかみ合いからばね
力によつてはずされる。シヤフトを回転させるの
に伴いブレードはその受け座内に嵌まり込む。こ
れによつて、操作キーは新たに時刻合わせするた
めの休止位置に保持される。
時刻合わせ機構は操作する時以外はケースの裏
蓋内に完全に収納されている。ブレードが裏蓋外
方へ旋回式に引き起こされれば時刻合わせ操作は
容易である。というのはこの場合ブレードが裏蓋
外へ著しく突出することになるからである。ま
た、ブレードの受け座は時刻合わせ歯車の休止位
置をも規定する。従つて歯車のかみ合いがずれて
誤まつた時刻合わせを惹起するようなことはな
い。加えて、時刻合わせ伝動系、要するに時刻合
わせ歯車列をケースの裏蓋近くに配置できる。
次に図面に示した実施例について本発明を説明
する: 第1図の平面図によれば、本発明の時刻合わせ
機構を備えた極薄型自動巻腕時計のケースの裏蓋
6に、振動質量片10bおよびアーム10aから
成るロータ10がラチエツト車12の軸と同心的
な旋回軸線を中心として旋回可能に支承されてい
る。ロータ10の運動は2つのつめを介してラチ
エツト車12へ伝えられる。ラチエツト車12は
歯車16,18を介してゼンマイ胴20(香箱)
のラチエツト車14に駆動結合されている。ゼン
マイ胴20はゼンマイを内蔵していて、時刻合わ
せ歯車22によつて針回し歯車24は駆動結合さ
れている。針回し歯車24は一方で分針歯車26
(筒カナ)とかみ合い、他方では時針歯車28
(筒車)とかみ合つている。針回し歯車24はま
た、歯車列32,34,36,38の最終歯車3
2とかみ合つており、この最終歯車32は下側受
け板100上に回転可能に支承されている。脱進
機38はレバー・テンプ輪・ひげゼンマイ組30
と協働する。符号110は本発明の時刻合わせ機
構の操作キーである。
この腕時計の作用形式は時刻合わせの時を除け
ば次の通りである。ムーブメントの動きに基くロ
ータ10の旋回動がラチエツト車12を常に同一
方向で回転させ、これによつてゼンマイ胴20内
のゼンマイの巻上げを生ずる。ゼンマイ胴20は
時刻合わせ歯車22および針回し歯車24を介し
て時針歯車28および分針歯車26によつて保持
されている針を回転駆動する。
なお、この腕時計および特にその歯車列の構造
についてはスイス国特許出願第7961/80−0号明
細書に一層詳細に記載されている。
第2図〜第4図は本発明の操作キー110の実
施例を示す。第3a図および第3b図に示されて
いるように、操作キーはシリンダ状のシヤフト1
12″を備え、このシヤフト112″はケースの裏
蓋6を貫通し、裏蓋6と一体部分をなしている管
状ガイド114内で回転可能に支承されている。
シヤフト112″はその外方端部に1つのブレー
ド116を有しており、このブレード116はシ
ヤフト112″の軸線Y1,Y′1に対して直角な軸
線X1,X′1を中心として旋回可能に支承されてい
る。内方端部、即ち、ケース内方に面する端部に
は軸線Y1,Y′1と同心的に歯車118を備えてい
る。
ブレード116は例えば2等辺3角形をなして
いて、その頂角が2つのアーム120,120′
によつて延長されている。アーム120,12
0′は旋回ピン122,122′を有している。シ
ヤフト112″は軸孔112aを有している。さ
らに、シヤフト112″の外方端部(図で見て下
方の端部)が軸線X1,X′1に沿つて2つのノツチ
(図示せず)を有しており、これらのノツチに旋
回ピン122,122′が係合している。軸孔1
12aの外方端部にはボルト124が圧力嵌めに
よつて嵌まつている。このボルト124のヘツド
は前記のノツチを覆つている。これによつて旋回
ピン122,122′はノツチ内に封鎖されてい
る。ブレード116は軸線X1,X′1を中心として
旋回できる。ボルト124の軸部の直径は、旋回
ピン122,122′の端部がボルト124の軸
部をつかんで、ブレード116を操作力が及んだ
時以外はX′1を中心として旋回させない程度に十
分大きい。さらに、裏蓋6の外面6aがブレード
116とほぼ同形の受け座126を有している。
この受け座126の深さはブレード116の厚さ
にほぼ等しい。これによつて、ブレード116が
旋回式に折り込まれた場合、要するに受け座12
6内に位置を占めた場合に裏蓋6の外面6aから
突出することはない。同じことがボルト124の
ヘツドについてもいえる。もちろんこれはブレー
ド116の休止位置である。ブレード116が軸
線Y1,Y′1の方向内で引き起こされた場合外面6
aから相当程度突出する。かくして、ブレード1
16は、軸線Y1,Y′1を中心としてシヤフト11
2″を回動させるために指先で容易につかめる。
これがブレードの操作位置である。
ブレード116とほぼ同じ形のおう所である受
け座126は、ブレード116がこの受け座12
6に係合した場合軸線Y1,Y′1を中心とするシヤ
フト112″の正確な回転角度位置を規定する。
シヤフト112″の内方端部(図で見て上方の
端部)には歯車118が次のような態様で支承さ
れている。即ち、この内方端部は2つの平行な平
面部を有しており、これらの平面に対応して歯車
118の軸孔が2つの平面部118b,118′
bを有している。これらの平面部118b,11
8′bがシヤフト112″の平面部と協働し、歯車
118はシヤフト112″上に1つのボルト、そ
れもシヤフト112″の軸孔112a内へ圧力嵌
めされているか又はねじ込まれているボルト12
9によつて保持されている。ブレード116が第
3a図の位置から第3b図の位置へ軸方向で動か
されれば、歯車118を軸Y1,Y′1を中心として
回転させることが可能となる。
第1図に示されているように、歯車118は時
刻合わせ歯車として役立つ歯車22とかみ合うこ
とができる。ただし、この歯車118は1つの切
欠き部118cに相当する周区分が歯を欠いてい
る。この切欠き部118cは、シヤフト112″
が受け座126内へブレード116が嵌まり込む
ような設定位置に合わされた時にのみ歯車22に
対置する。このように対置する可能性はシヤフト
112″のたんに一定の角度位置においてのみ生
ずる。というのは、2つのアーム120,12
0′がボルト124のヘツドの厚さに相当する屈
折個所120a,120′aを有しているからで
ある。即ち、これらの屈折個所120a,12
0′aによつて、シヤフト112″がその一定角度
位置から180度回転された場合受け座126への
ブレード116の嵌まり込みが阻止される。
操作キー110のこの構造部分についてはスイ
ス国特許出願第7962180−0号明細書にも一層詳
細に記載されている。
操作キー110には第3a図および第3b図に
示されているように1つの戻しばね140が配置
されている。この戻しばね140の一端はケース
の裏蓋6に固定されている。他端はフオークの形
をなしていて、シヤフト112″のみぞ112″d
に嵌まつている。休止位置においては、第3a図
に示されているように戻しばね140は歯車11
8を時刻合わせ歯車22の上方に保持し、同時に
ブレード116をその受け座126内へ入り込ま
せている。それによつて操作キーはケースの裏蓋
6の外面6aと同列をなす。しかし、ブレード1
16によつてシヤフト112″へ引き力が及ぼさ
れれば、もちろん歯車118を時刻合わせ歯車2
2に対置させることができる。
時刻合わせ機構が働く態様は既に述べた点から
理解されよう。時刻合わせの時を除けばブレード
116はその受け座126内に位置し、歯車11
8は上方位置を占めている。時刻合わせをしたい
時に、ブレード116をその受け座126外へ引
き起こし、このブレードを介してシヤフト112
を引き出すことによつて歯車118を時割合わせ
歯車22と同一の平面内に位置させる。この段階
で歯車のかみ合いのトラブルは生じない。という
のはシヤフト112″が回されてないからであり、
歯車118の切欠き部118cは時割合わせ歯車
22に対置する。次いで、シヤフト112″を引
つ張つたまま回して指針を適正位置に動かす。次
いでシヤフト112″への引き力をゆるめる。そ
の結果戻しばね140の作用によつて歯車118
は再び時刻合わせ歯車22の上方の所定位置を占
める。最後に、シヤフト112″を回転させて、
ブレード116が受け座126内へスナツプ嵌め
式に戻れる角度位置を占めるようにする。これで
時刻合わせ操作が完了する。この場合重要な点
は、ブレード116のアーム120,120′が
屈折個所120a,120′aに基いてオフセツ
ト位置を呈していることであり、これによつて、
受け座126内へブレード116が嵌まり込むこ
とのできる唯一の角度位置があたえられる。
第6図には、歯車118の回転の結果として指
針の時刻合わせを可能にする歯車列の伝動経路が
示されている。時刻合わせ歯車22は2つの歯車
22a,22bによつて構成されている。歯車2
2aはその軸に剛性結合され、歯車22bは軸上
に自由に支承されている。歯車22a,22bの
間には摩擦部材Fが間挿されている。針回し歯車
24は第1の歯車98およびピニオン96および
第2の歯車130から構成されており、第1の歯
車98およびピニオン96は軸に剛性結合されて
いて、第2の歯車130は軸上に自由に支承され
ている。第2の歯車130は摩擦部材F′によつて
第1の歯車98に駆動接続されている。操作キー
の歯車118は時刻合わせ歯車22の歯車22a
にかみ合つている。歯車22bは針回し歯車24
の第1の歯車98とかみ合つている。この第1の
歯車98は分針歯車26とかみ合い、第2の歯車
130は歯車列の最終歯車32とかみ合い、ピニ
オン96は時針歯車28とかみ合つている。
平常状態では摩擦部材F,F′がそれぞれ歯車2
2a,22bと歯車98,130とをロツクして
いる。さらに歯車118が歯車22aとかみ合わ
ない。従つてゼンマイ胴の運動は斜回し歯車へ伝
わり、針回し歯車の運動は最終歯車へ伝わる。
時刻合わせの場合、歯車118が歯車22aと
かみ合うが、ゼンマイ胴によつて生ぜしめられる
対抗トルクは摩擦部材の作用を克服して歯車22
a,22bを互いにしや断させるに十分である。
その結果、歯車118によつて歯車22aへ及ぼ
された回転は歯車22bへ伝わらず、ゼンマイ胴
は駆動されない。同様に、歯車22aが歯車98
にかみ合うが、最終歯車によつて生ぜしめられる
対抗トルクは摩擦部材F′の作用を克服して針回し
歯車24の歯車98,130を互いにしや断させ
るに十分である。従つて、歯車22aの運動は最
終歯車32へ伝わらない。その結果、歯車118
の回転が時針歯車28を介して時針の回転を生ず
る。ただし、ゼンマイ胴20および脱進機30は
不動のままである。
第5図は本発明の時刻合わせ機構と協働する針
回し歯車24の実施例を示している。この針回し
歯車24は軸92に回転可能に支承されており、
軸92は、ケースの裏蓋6と一体につくられた突
起90に圧力嵌めされている。この針回し歯車2
4は軸受94を介して軸92に支承されたピニオ
ン96を有し、このピニオン96は周面に歯96
aを有し、この歯96aの間に肩部96bを有し
ている。この肩部96bの平面内にピニオン96
に第1の歯車98が圧力嵌めされている。この第
1の歯車98の下側には第2の歯車130がピニ
オン本体上に自由に支承されている。この第2の
歯車130は、ピニオン96の第2の肩部に圧力
嵌めされた座金132によつて位置止めされてい
る。歯車98,130の間には摩擦部材F′が間挿
されている。この摩擦部材F′は例えば半径方向の
多数のアームを有する部材であつて、アームが交
互に第1の歯車98と第2の歯車130とへ向か
つて曲げられている。
ブレード116は2重の役割を持つている。第
1には、その操作位置において時刻合わせ歯車2
2を回転させて指針に所望の位置をあたえる。第
2にはその受け座内に位置する休止位置において
操作キーの回転角度位置を固定し、これによつて
歯車118の切欠き部118cを時刻合わせ歯車
22に同列に対置させる。この場合シヤフト11
2″の軸方向移動のみによつては歯車118,2
2間のみかみ合いは生じない。
このような配置構成は極薄型の腕時計の場合特
に重要である。歯車の厚さが十分の1mm又は十分
の数mmという極薄型の場合、1つの歯車が別の歯
車に対して回転軸線方向で転位した場合両方の歯
車をかみ合わせるためには歯の形成が極めて困難
である。本発明の場合、2つの歯車が互いに対置
された場合かみ合いの問題は生じない。というの
は、歯車118の切欠き部118cが時刻合わせ
歯車22に対置することになるからである。
歯車118がシヤフトによつて引かれた位置で
時刻合わせ歯車22とかみ合うこと、換言すれば
裏蓋に近い位置でかみ合うことは、時刻合わせ歯
車列を裏蓋に近く配置することができることを意
味し、このことは極めて偏平な腕時計を製作する
ためにも重要である。同時に、シヤフト112の
並進運動のために比較的深い受容部を設けること
も避けられることになる。この点は、裏蓋6を十
分の数mmという極めて薄いものにする必要から極
めて重要である。
以上は指針による時刻指示の自動巻腕時計につ
いて述べたことであるが、本発明の時刻合わせ機
構はこの種の腕時計に限定して使用されるもので
はない。本発明の操作キーはデイスクによる時刻
表示機構を有する機械式腕時計においても全く問
題なく適用される。ただしこの場合時刻合わせ歯
車列は異なるものとなる。また、電子腕時計にも
適用できる。もちろんこの場合ゼンマイ胴の代り
にステツプ・モータが使われ、脱進機は省略され
る。
以上述べたことから判るように、本発明の時刻
合わせ機構の操作キーは、時刻合わせの時を除い
てケースの裏蓋内へ引つ込められており、ブレー
ドがその受け座から引き起こされることによつて
十分容易に時刻合わせを行なえるように指先で扱
うことができる。
シヤフト112″の軸方向移動量もわずかであ
り、従つて薄型の腕時計に組み付けることが可能
である。戻しばね140はわずかな時刻合わせ時
を除けば圧縮されることがなく、従つて戻しばね
に及ぼされる負荷もわずかである。シヤフト11
2″の管状ガイド114は機械加工する必要がな
く、従つて厚さ2mmを下回るような極薄型の腕時
計に適用するにも適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の時刻合わせ機構を備えた自動
巻腕時計の平面図、第2図は時刻合わせ機構の底
面図、第3a図および第3b図はそれぞれ第2図
中の−線に沿つて2つの異なる位置で示した
垂直断面図、第4図は操作キーの平面図、第5図
は第1図中の−線による針回し歯車の縦断面
図、第6図は第1図の腕時計の伝動経路を示す線
図である。 6……ケースの裏蓋、10……ロータ、14…
…ラチエツト車、20……ゼンマイ胴、22……
時刻合わせ歯車、24……針回し歯車、26……
分針歯車、28……時針歯車、110……操作キ
ー、112″……シヤフト、114……管状ガイ
ド、116……ブレード、118……歯車、12
0,120′……アーム、122,122′……旋
回ピン、124……ボルト、126……受け座、
129……ボルト、140……戻しばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 裏蓋付きのケースと、アナログ式指示機構と
    駆動機構と、アナログ式指示機構に駆動機構の運
    動を伝える歯車列とを備えた腕時計の機械式時刻
    合わせ機構であつて、操作キーおよびこの操作キ
    ーを歯車列に駆動結合する時刻合わせ部材から成
    つている形式のものにおいて、前記操作キーは1
    つのシヤフトと1つの歯車と1つのブレードと1
    つのばね部材とから成つており、シヤフトは、そ
    の軸線を中心として回転可能にケースの裏蓋内に
    支承されていて並進移動可能であつて、ケース内
    方へ入り込んだ内方端部および外方端部を有して
    おり、歯車は、このシヤフトの内方端部に剛性的
    に結合されていて、その周面には前記時刻合わせ
    部材とかみ合うための歯および周面一部の切欠き
    部を有しており、ブレードは、シヤフトの外方端
    部にシヤフト軸線と直角な軸線を中心として旋回
    可能に支承されていて、ケースの裏蓋から外部へ
    突出する第1の操作位置と裏蓋の外面に形成され
    たブレード用の1つの受け座内で旋回動を阻止さ
    れて不動に保持される第2の位置とを有してお
    り、ばね部材は、その休止位置において前記歯車
    を時刻合わせ部材の、ケースの裏蓋に面する側と
    は反対側へばね力によつて保持し、シヤフトに引
    き力が加えられた場合歯車を時刻合わせ部材にか
    み合うことなく対置する位置に保持し、この位置
    においてシヤフトは受け座内へのブレードの嵌ま
    り込みを許す一定の回転角度位置を占めることを
    特徴とする、腕時計の時刻合わせ機構。 2 裏蓋がケース内側にシヤフトのための管状ガ
    イドを有している特許請求の範囲第1項記載の腕
    時計の時刻合わせ機構。 3 ばね部材が1つの板ばねであつて、その一端
    が裏蓋の内面に固定されていて、他端がシヤフト
    に形成されたみぞに係合するフオークの形をなし
    ている特許請求の範囲第1項記載の腕時計の時刻
    合わせ機構。 4 時刻合わせ部材は摩擦部材によつて互いに駆
    動接続された第1および第2の2つの歯車から成
    る第1の運動部分と、ピニオンおよびピニオンに
    固定された第1の歯車およびこの第1の歯車に摩
    擦部材によつて回転可能に接続された第2の歯車
    から成る第2の運動部分とから構成されており、
    前記第1の運動部分の第1の歯車は操作キーにか
    み合うように適合されており、前記第2の運動部
    分のピニオンは時針歯車とかみ合つていて、第2
    の運動部分の第1の歯車は第1の運動部分の第1
    の歯車並びに分針歯車とかみ合つており、第2の
    運動部分の第2の歯車は歯車列の最終歯車とかみ
    合つている特許請求の範囲第1項記載の腕時計の
    時刻合わせ機構。
JP56169954A 1980-10-24 1981-10-23 Mechanical time setting mechanism for wrist watch Granted JPS57100369A (en)

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CH796380A CH642217B (fr) 1980-10-24 1980-10-24 Dispositif mecanique de mise a l'heure d'une montre a affichage analogique.

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Publication Number Publication Date
JPS57100369A JPS57100369A (en) 1982-06-22
JPS635708B2 true JPS635708B2 (ja) 1988-02-04

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ID=4333059

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JP56169954A Granted JPS57100369A (en) 1980-10-24 1981-10-23 Mechanical time setting mechanism for wrist watch

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JP (1) JPS57100369A (ja)
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DE (1) DE3141052A1 (ja)
FR (1) FR2493000A1 (ja)
GB (1) GB2086101B (ja)

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CH642217B (fr)
FR2493000A1 (fr) 1982-04-30
GB2086101B (en) 1983-12-14
DE3141052A1 (de) 1982-06-09
JPS57100369A (en) 1982-06-22
CH642217GA3 (ja) 1984-04-13
GB2086101A (en) 1982-05-06
FR2493000B1 (ja) 1984-09-28

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