JPS6345529Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6345529Y2 JPS6345529Y2 JP13025785U JP13025785U JPS6345529Y2 JP S6345529 Y2 JPS6345529 Y2 JP S6345529Y2 JP 13025785 U JP13025785 U JP 13025785U JP 13025785 U JP13025785 U JP 13025785U JP S6345529 Y2 JPS6345529 Y2 JP S6345529Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- passage
- air bleed
- air
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、内燃機関の燃料油又は潤滑油用の油
濾器内に溜るエアを抜くためのエア抜き装置に関
する。
濾器内に溜るエアを抜くためのエア抜き装置に関
する。
(従来の技術)
内燃機関の燃料油又は潤滑油の油濾器には、油
濾器内に溜つたエアを排出するためのエア抜き装
置が一般に設けられている。
濾器内に溜つたエアを排出するためのエア抜き装
置が一般に設けられている。
従来のエア抜き装置では、エレメントを上下に
貫通する取付けボルト内上部に油濾器ケース内上
端部に一端が連通するエア抜き通路を設け、エア
抜き通路を自在に開通・閉塞するエア抜きプラグ
を設けるとともに、エア抜き通路の他端を管継手
とエア抜き管とを通じて外部に開口する構成が採
用されている(例えば実公昭52−52116号)。
貫通する取付けボルト内上部に油濾器ケース内上
端部に一端が連通するエア抜き通路を設け、エア
抜き通路を自在に開通・閉塞するエア抜きプラグ
を設けるとともに、エア抜き通路の他端を管継手
とエア抜き管とを通じて外部に開口する構成が採
用されている(例えば実公昭52−52116号)。
(考案が解決しようとする問題点)
上記従来の構成では、次のような問題点が残さ
れている。
れている。
(a) エア抜き管がその一端のみが管継手に支持さ
れた不安定な状態にあり、内燃機関の振動等に
より折損する場合がある。
れた不安定な状態にあり、内燃機関の振動等に
より折損する場合がある。
(b) エア抜き管の先端は外部に開口しており、エ
ア抜き時に油の混じつたエアが飛散してその付
近を汚す。
ア抜き時に油の混じつたエアが飛散してその付
近を汚す。
(c) 油内に混在する固定不純物を濾過するという
濾器本来の機能とは別に、エア抜きという捕助
機能について、管継手やエア抜き管が必要とな
るコスト高の設計が必要であり、部品点数の増
加を招いているばかりでなく製品コストアツプ
の一因となつている。
濾器本来の機能とは別に、エア抜きという捕助
機能について、管継手やエア抜き管が必要とな
るコスト高の設計が必要であり、部品点数の増
加を招いているばかりでなく製品コストアツプ
の一因となつている。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、エレメントを上下に貫通する取付け
ボルト内に油濾器ケース内上端部と取付けボルト
下端とを連通するエア抜き通路を設け、エア抜き
通路上部にエア抜き通路を自在に開通・閉塞する
エア抜きプラグを設け、エア抜き通路下端を油濾
器のドレン管に連通して、油濾器内のエアを油濾
器のドレン管を通じて排出し得るようにしたこと
を特徴とする内燃機関用油濾器のエア抜き装置で
ある。
ボルト内に油濾器ケース内上端部と取付けボルト
下端とを連通するエア抜き通路を設け、エア抜き
通路上部にエア抜き通路を自在に開通・閉塞する
エア抜きプラグを設け、エア抜き通路下端を油濾
器のドレン管に連通して、油濾器内のエアを油濾
器のドレン管を通じて排出し得るようにしたこと
を特徴とする内燃機関用油濾器のエア抜き装置で
ある。
(実施例)
本考案を潤滑油の濾器に採用した場合を示す第
1図において、濾器台11の上端面にはドラム状
の濾器エレメント12がゴムパツキン13を介し
て載置されている。濾器エレメント12は円筒状
側面が濾過面となつている。濾器エレメント12
の外方には間隔を隔てて濾器ケース14が配置さ
れており、下方に向かい開くカツプ状の濾器ケー
ス14の下端が、ゴムパツキン15を介して液密
性を保持しつつ濾器台11上に配置されている。
濾器エレメント12の中心には上下方向の植込み
ボルト16が貫通してあり、濾器エレメント12
から突出する植込みボルト16の下端は濾器台1
1に形成された雌ねじに螺着している。濾器エレ
メント12から上方に突出する植込みボルト16
の部分には、締付けナツト17の下端部の穴17
aに形成された雌ねじが螺着している。締付けナ
ツト17の上下方向中間部は濾器ケース14の上
端部中央に形成された孔に嵌合しており、濾器ケ
ース14から上方に突出する締付けナツト17の
頭部六角部の下端に形成された環状段部と濾器ケ
ース14の上端面との間に介在するOリング18
によつて、濾器ケース14と締付けナツト17間
は気密性を保持している。又、植込みボルト16
と締付けナツト17とによつて濾器ケース14は
濾器台11側に押付けられた状態で固定されてい
る。濾器ケース14の上端部下面と濾器エレメン
ト12の上端面との間には濾器エレメント12と
同心のコイルスプリング19が縮設されており、
これによつて濾器エレメント12は弾性的に濾器
台11側に圧接状態で保持されている。
1図において、濾器台11の上端面にはドラム状
の濾器エレメント12がゴムパツキン13を介し
て載置されている。濾器エレメント12は円筒状
側面が濾過面となつている。濾器エレメント12
の外方には間隔を隔てて濾器ケース14が配置さ
れており、下方に向かい開くカツプ状の濾器ケー
ス14の下端が、ゴムパツキン15を介して液密
性を保持しつつ濾器台11上に配置されている。
濾器エレメント12の中心には上下方向の植込み
ボルト16が貫通してあり、濾器エレメント12
から突出する植込みボルト16の下端は濾器台1
1に形成された雌ねじに螺着している。濾器エレ
メント12から上方に突出する植込みボルト16
の部分には、締付けナツト17の下端部の穴17
aに形成された雌ねじが螺着している。締付けナ
ツト17の上下方向中間部は濾器ケース14の上
端部中央に形成された孔に嵌合しており、濾器ケ
ース14から上方に突出する締付けナツト17の
頭部六角部の下端に形成された環状段部と濾器ケ
ース14の上端面との間に介在するOリング18
によつて、濾器ケース14と締付けナツト17間
は気密性を保持している。又、植込みボルト16
と締付けナツト17とによつて濾器ケース14は
濾器台11側に押付けられた状態で固定されてい
る。濾器ケース14の上端部下面と濾器エレメン
ト12の上端面との間には濾器エレメント12と
同心のコイルスプリング19が縮設されており、
これによつて濾器エレメント12は弾性的に濾器
台11側に圧接状態で保持されている。
締付けナツト17には、濾器ケース14の上端
内部に半径方向に開口しかつ穴17aに連通する
エア抜き通路21が形成されている。又、締付け
ナツト17の上半部中央には上下方向のエア抜き
プラグ22が螺着しており、その下端部によつて
エア抜き通路21を閉塞できるようになつてい
る。エア抜きプラグ22は締付けナツト17への
螺着程度を変えることによつて上下し、エア抜き
通路21を開通・閉塞させ得るようになつている
が、その操作を容易ならしめるため、エア抜きプ
ラグ22の上端部には直径方向に突出するハンド
ルバーが設けられている。
内部に半径方向に開口しかつ穴17aに連通する
エア抜き通路21が形成されている。又、締付け
ナツト17の上半部中央には上下方向のエア抜き
プラグ22が螺着しており、その下端部によつて
エア抜き通路21を閉塞できるようになつてい
る。エア抜きプラグ22は締付けナツト17への
螺着程度を変えることによつて上下し、エア抜き
通路21を開通・閉塞させ得るようになつている
が、その操作を容易ならしめるため、エア抜きプ
ラグ22の上端部には直径方向に突出するハンド
ルバーが設けられている。
植込みボルト16の中心には上端が穴17aに
開口するエア抜き通路23が形成されている。植
込みボルト16としては、例えば内燃機関の燃料
高圧管等に使用されSTS材等で形成される肉厚
パイプを採用することができる。この場合には、
植込みボルト16の上下両端部に雄ねじを加工す
るだけでよく、エア抜き通路23を特別に穿設す
る必要がない利点がある。もちろん、ロツドにエ
ア抜き通路23を穿設して植込みボルト16とし
てもよい。
開口するエア抜き通路23が形成されている。植
込みボルト16としては、例えば内燃機関の燃料
高圧管等に使用されSTS材等で形成される肉厚
パイプを採用することができる。この場合には、
植込みボルト16の上下両端部に雄ねじを加工す
るだけでよく、エア抜き通路23を特別に穿設す
る必要がない利点がある。もちろん、ロツドにエ
ア抜き通路23を穿設して植込みボルト16とし
てもよい。
濾器台11内下部には、エア抜き通路23の下
端に一端が連通する通路24が設けられており、
通路24の他端はドレン通路25に連通してい
る。ドレン通路25は濾器台11に取付けられた
バルブ26を介してドレン管27に連結されてお
り、ドレン管27の先端は図示しないドレンタン
クに連通するドレン受け皿28に開口している。
なお、第1図では一方が省略されているが、濾器
台11には第1図の左右に1対の濾器本体が配置
されており、1対の濾器本体はそれぞれ同一の構
造を有している。
端に一端が連通する通路24が設けられており、
通路24の他端はドレン通路25に連通してい
る。ドレン通路25は濾器台11に取付けられた
バルブ26を介してドレン管27に連結されてお
り、ドレン管27の先端は図示しないドレンタン
クに連通するドレン受け皿28に開口している。
なお、第1図では一方が省略されているが、濾器
台11には第1図の左右に1対の濾器本体が配置
されており、1対の濾器本体はそれぞれ同一の構
造を有している。
一方、濾器台11内上部には第1図の奥側に出
口側油路30が又手前側に入口側油路31がそれ
ぞれ設けられており、出口側油路30、入口側油
路31共にその下端が濾器台11の下端面に開口
している。出口側油路30は、その下端出口が図
示しない機関の潤滑所要部に連結されている。
又、入口側油路31の下端入口は図示しないポン
プに連結されている。出口側油路30及び入口側
油路31の上部は2股に分岐して、それぞれ1対
の濾器本体に連通している。出口側油路30の上
端は濾器エレメント12の下端中央部に設けられ
た濾過後の出口に連通しており、入口側油路31
の上端は濾器ケース14と濾器エレメント12と
の間に形成された円筒形の間隙の下端に連通して
いる。出口側油路30及び入口側油路31の分岐
部には第1図の紙面と直角方向に中心線を有する
回動自在の切換バルブ32が設けられている。レ
バー33(第8図)によつて切換バルブ32を回
動させれば、切換バルブ32は、1対の分岐路の
双方を潤滑所要部に連通するポジシヨン(通常運
転時)、一方のみを連通するポジシヨン(片側エ
レメントの分解清浄時)、又は一方の入口34に
対してのみ閉塞しかつその入口側油路31をドレ
ン通路25に対して連通するポジヨン(濾器の逆
流洗浄及びドレン排出時)をとることができるよ
うになつている。
口側油路30が又手前側に入口側油路31がそれ
ぞれ設けられており、出口側油路30、入口側油
路31共にその下端が濾器台11の下端面に開口
している。出口側油路30は、その下端出口が図
示しない機関の潤滑所要部に連結されている。
又、入口側油路31の下端入口は図示しないポン
プに連結されている。出口側油路30及び入口側
油路31の上部は2股に分岐して、それぞれ1対
の濾器本体に連通している。出口側油路30の上
端は濾器エレメント12の下端中央部に設けられ
た濾過後の出口に連通しており、入口側油路31
の上端は濾器ケース14と濾器エレメント12と
の間に形成された円筒形の間隙の下端に連通して
いる。出口側油路30及び入口側油路31の分岐
部には第1図の紙面と直角方向に中心線を有する
回動自在の切換バルブ32が設けられている。レ
バー33(第8図)によつて切換バルブ32を回
動させれば、切換バルブ32は、1対の分岐路の
双方を潤滑所要部に連通するポジシヨン(通常運
転時)、一方のみを連通するポジシヨン(片側エ
レメントの分解清浄時)、又は一方の入口34に
対してのみ閉塞しかつその入口側油路31をドレ
ン通路25に対して連通するポジヨン(濾器の逆
流洗浄及びドレン排出時)をとることができるよ
うになつている。
次に作動を説明する。内燃機関が始動し、図示
しないポンプが駆動されると、潤滑油は入口側油
路31から濾器エレメント12を通つて濾過さ
れ、濾器エレメント12内部から出口側油路30
を通つて機関の潤滑所要部に供給される。
しないポンプが駆動されると、潤滑油は入口側油
路31から濾器エレメント12を通つて濾過さ
れ、濾器エレメント12内部から出口側油路30
を通つて機関の潤滑所要部に供給される。
エレメントの分解洗浄後や配管の分解組付け後
等には、管路内のエアが潤滑油によつて押し流さ
れ、濾器ケース14内の上部にこのエアが溜るの
で、機関の運転前にエア抜き作業を行なう必要が
生じる。この場合には、まず切換バルブ32を回
動させて、入口側油路31がドレン通路25に対
して連通するポジシヨンとする(通常運転位置)。
次にバルブ26を開け、エア抜きプラグ22を回
転させてエア抜き通路21をエア抜き通路23に
対して連通させる。濾器ケース14内はポンプに
より加圧された状態にあるため、濾器ケース14
内の上部に溜つたエアはエア抜き通路21、エア
抜き通路23、通路24、ドレン通路25、バル
ブ26を通じてドレン管27に送り出される。濾
器ケース14内上部のエアが全部排出されれば、
続いて濾器ケース14内の潤滑油がドレン受け皿
28に排出されるので、潤滑油の排出開始を確認
したのちバルブ26を閉じ、エア抜きプラグ22
によつてエア抜き通路21を閉じる。これによつ
て濾器のエア抜きは完了する。即ち、濾器内のエ
アはドレン管27から排出されるので、エア抜き
の際に油が付近に飛散するような不具合は生じな
い。なお、濾器の保守等を行なう場合には、機関
停止状態において、切換バルブ32を入口側油路
31とドレン通路25とが連通するポジシヨンと
し、バルブ26を開けることによつて濾器内の油
を排出する。
等には、管路内のエアが潤滑油によつて押し流さ
れ、濾器ケース14内の上部にこのエアが溜るの
で、機関の運転前にエア抜き作業を行なう必要が
生じる。この場合には、まず切換バルブ32を回
動させて、入口側油路31がドレン通路25に対
して連通するポジシヨンとする(通常運転位置)。
次にバルブ26を開け、エア抜きプラグ22を回
転させてエア抜き通路21をエア抜き通路23に
対して連通させる。濾器ケース14内はポンプに
より加圧された状態にあるため、濾器ケース14
内の上部に溜つたエアはエア抜き通路21、エア
抜き通路23、通路24、ドレン通路25、バル
ブ26を通じてドレン管27に送り出される。濾
器ケース14内上部のエアが全部排出されれば、
続いて濾器ケース14内の潤滑油がドレン受け皿
28に排出されるので、潤滑油の排出開始を確認
したのちバルブ26を閉じ、エア抜きプラグ22
によつてエア抜き通路21を閉じる。これによつ
て濾器のエア抜きは完了する。即ち、濾器内のエ
アはドレン管27から排出されるので、エア抜き
の際に油が付近に飛散するような不具合は生じな
い。なお、濾器の保守等を行なう場合には、機関
停止状態において、切換バルブ32を入口側油路
31とドレン通路25とが連通するポジシヨンと
し、バルブ26を開けることによつて濾器内の油
を排出する。
(考案の効果)
エレメント12を上下に貫通する取付けボルト
(植込みボルト16)内に油濾器ケース14内上
端部と取付けボルト下端とを連通するエア抜き通
路21,23を設け、エア抜き通路21,23上
部にエア抜き通路21,23を自在に開通・閉塞
するエア抜きプラグ22を設け、エア抜き通路2
1,23下端を油濾器のドレン管27に連通し
て、油濾器内のエアを油濾器のドレン管27を通
じて排出し得るようにしたので; (a) 構造が簡易となり、故障モードの削減を図る
ことができる。即ち、従来必要であつた不安定
な状態にあるエア抜き管等が不要となることか
ら、内燃機関の振動等による折損等の不具合が
生じなくなる。
(植込みボルト16)内に油濾器ケース14内上
端部と取付けボルト下端とを連通するエア抜き通
路21,23を設け、エア抜き通路21,23上
部にエア抜き通路21,23を自在に開通・閉塞
するエア抜きプラグ22を設け、エア抜き通路2
1,23下端を油濾器のドレン管27に連通し
て、油濾器内のエアを油濾器のドレン管27を通
じて排出し得るようにしたので; (a) 構造が簡易となり、故障モードの削減を図る
ことができる。即ち、従来必要であつた不安定
な状態にあるエア抜き管等が不要となることか
ら、内燃機関の振動等による折損等の不具合が
生じなくなる。
(b) エア抜き時に油が周囲に飛散するようなこと
が無くなることから、エア抜き作業の際に油に
よつて付近が汚れる心配が無くなる。
が無くなることから、エア抜き作業の際に油に
よつて付近が汚れる心配が無くなる。
(c) 従来必要であつた管継手やエア抜き管等が不
要となることから、部品点数削減によるコスト
ダウンを図ることができるようになる。
要となることから、部品点数削減によるコスト
ダウンを図ることができるようになる。
(別の実施例)
(a) 第2図に示すように、植込みボルト16の上
端部にエア抜きプラグ22の下端が着座する受
け面を形成して、その部分でエア抜き通路21
とエア抜き通路23間を開通・閉塞するように
してもよい。
端部にエア抜きプラグ22の下端が着座する受
け面を形成して、その部分でエア抜き通路21
とエア抜き通路23間を開通・閉塞するように
してもよい。
(b) 第3図に示すように、植込みボルト16と締
付けナツト17とを締付けボルトとして一体に
形成してもよい。この場合には、上記肉厚パイ
プをプレスにより加工し、頭部六角部を一体に
形成するようにすれば、容易に植込みボルト1
6と締付けナツト17の一体成形物を得ること
ができる。
付けナツト17とを締付けボルトとして一体に
形成してもよい。この場合には、上記肉厚パイ
プをプレスにより加工し、頭部六角部を一体に
形成するようにすれば、容易に植込みボルト1
6と締付けナツト17の一体成形物を得ること
ができる。
(c) 濾器エレメント12として第4図の構成を採
用することもできる。第4図において、濾器エ
レメント12の上端に配置されたプレート40
には植込みボルト16(第1図)が挿通される
孔が中央に形成されている。又プレート40の
下方にはプレート40と重ね合わされた位置に
逆組防止邪魔板41が配置され、その外周部が
プレート40固定用のビス43によつて一体的
に固定されている。逆組防止邪魔板41は第5
図に示すように円環状の部材であり、薄い板金
製のプレス成形品である。例えば、その1直径
方向に、中心側に突出する1対のボルト通過阻
止部分42を一体に有している。ボルト通過阻
止部分42の中心側先端は互いに僅かの隙間を
隔てているが、その間隔は植込みボルト16
(第1図)の直径よりも小さく設定されている。
通過阻止部分42は、実施例以外、例えば放射
状切れ込み等でもよく、第6図及び第7図の機
能を満足できるのであれば特に形状は限定され
ない。
用することもできる。第4図において、濾器エ
レメント12の上端に配置されたプレート40
には植込みボルト16(第1図)が挿通される
孔が中央に形成されている。又プレート40の
下方にはプレート40と重ね合わされた位置に
逆組防止邪魔板41が配置され、その外周部が
プレート40固定用のビス43によつて一体的
に固定されている。逆組防止邪魔板41は第5
図に示すように円環状の部材であり、薄い板金
製のプレス成形品である。例えば、その1直径
方向に、中心側に突出する1対のボルト通過阻
止部分42を一体に有している。ボルト通過阻
止部分42の中心側先端は互いに僅かの隙間を
隔てているが、その間隔は植込みボルト16
(第1図)の直径よりも小さく設定されている。
通過阻止部分42は、実施例以外、例えば放射
状切れ込み等でもよく、第6図及び第7図の機
能を満足できるのであれば特に形状は限定され
ない。
濾器エレメント12としてこの構成を採用す
れば次のように作用して、濾器エレメント12
を上下逆に組付ける作業ミスの防止を図ること
ができる。濾器エレメント12を正常の姿勢で
組付けた場合には、第6図に示すように、植込
みボルト16によつてボルト通過阻止部分42
の先端部が押し下げられ、ボルト通過阻止部分
42が下方に湾曲することによつて、植込みボ
ルト16が通過できるようになる。従つてこの
場合には、濾器エレメント12に植込みボルト
16を貫通させて濾器を組上げることができ
る。一方、濾器エレメント12を上下逆の姿勢
で組付けようとした場合には、第7図に示すよ
うに、重ね合わされたプレート40がボルト通
過阻止部分42の湾曲を阻止する。即ち、ボル
ト通過阻止部分42によつて植込みボルト16
が濾器エレメント12を貫通することはできな
くなる。このように、作業者は容易に濾器エレ
メント12が上下逆であることを知ることがで
きるので、濾器エレメント12が上下逆である
ため濾器としての機能が発揮できない濾器が組
上げられることはなくなる。
れば次のように作用して、濾器エレメント12
を上下逆に組付ける作業ミスの防止を図ること
ができる。濾器エレメント12を正常の姿勢で
組付けた場合には、第6図に示すように、植込
みボルト16によつてボルト通過阻止部分42
の先端部が押し下げられ、ボルト通過阻止部分
42が下方に湾曲することによつて、植込みボ
ルト16が通過できるようになる。従つてこの
場合には、濾器エレメント12に植込みボルト
16を貫通させて濾器を組上げることができ
る。一方、濾器エレメント12を上下逆の姿勢
で組付けようとした場合には、第7図に示すよ
うに、重ね合わされたプレート40がボルト通
過阻止部分42の湾曲を阻止する。即ち、ボル
ト通過阻止部分42によつて植込みボルト16
が濾器エレメント12を貫通することはできな
くなる。このように、作業者は容易に濾器エレ
メント12が上下逆であることを知ることがで
きるので、濾器エレメント12が上下逆である
ため濾器としての機能が発揮できない濾器が組
上げられることはなくなる。
(d) 上記実施例では潤滑油の濾器に本考案を採用
した場合を説明したが、燃料油の濾器に本考案
を同様に採用できることはいうまでもない。
した場合を説明したが、燃料油の濾器に本考案
を同様に採用できることはいうまでもない。
第1図は本考案によるエア抜き装置を潤滑油の
濾器に採用した場合の縦断面部分図、第2図、第
3図はそれぞれ別の実施例の縦断面部分図、第4
図は濾器エレメントの別の実施例を示す縦断面部
分図、第5図は逆組防止邪魔板の斜視図、第6
図、第7図は第4図の実施例の一作動状態を示す
縦断面部分図、第8図は第1図の−断面部分
図である。 12……エレメント、14……ケース、16…
…植込みボルト(取付けボルトの一例)、21,
23……エア抜き通路、22……エア抜きプラ
グ、27……ドレン管。
濾器に採用した場合の縦断面部分図、第2図、第
3図はそれぞれ別の実施例の縦断面部分図、第4
図は濾器エレメントの別の実施例を示す縦断面部
分図、第5図は逆組防止邪魔板の斜視図、第6
図、第7図は第4図の実施例の一作動状態を示す
縦断面部分図、第8図は第1図の−断面部分
図である。 12……エレメント、14……ケース、16…
…植込みボルト(取付けボルトの一例)、21,
23……エア抜き通路、22……エア抜きプラ
グ、27……ドレン管。
Claims (1)
- エレメントを上下に貫通する取付けボルト内に
油濾器ケース内上端部と取付けボルト下端とを連
通するエア抜き通路を設け、エア抜き通路上部に
エア抜き通路を自在に開通・閉塞するエア抜きプ
ラグを設け、エア抜き通路下端を油濾器のドレン
管に連通して、油濾器内のエアを油濾器のドレン
管を通じて排出し得るようにしたことを特徴とす
る内燃機関用油濾器のエア抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13025785U JPS6345529Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13025785U JPS6345529Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238409U JPS6238409U (ja) | 1987-03-07 |
JPS6345529Y2 true JPS6345529Y2 (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=31027581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13025785U Expired JPS6345529Y2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6345529Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP13025785U patent/JPS6345529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238409U (ja) | 1987-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4640772A (en) | Oil cleaning assemblies for engines | |
US5688396A (en) | Oil filter including an angled mounting surface | |
JP3243640B2 (ja) | エレメント交換型オイルフィルタのドレイン構造 | |
US6089205A (en) | Adapter system for engine flushing apparatus | |
US3724665A (en) | Filter unit | |
US4615315A (en) | Oil cleaning assemblies for engines | |
JPH03157109A (ja) | 燃料フィルタ組立体及び燃料フィルタカートリッジ | |
JP2001152993A (ja) | 一体化された燃料フィルタと燃料ポンプとの組立体 | |
US20030019809A1 (en) | Replaceable filter with locking mechanism | |
US2937756A (en) | Filter unit | |
JPS6345529Y2 (ja) | ||
US6630007B2 (en) | Air cleaner for internal combustion engine | |
JPH04249681A (ja) | 特に内燃機関の潤滑オイルフィルタのための弁 | |
JPS5855348B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
KR100535694B1 (ko) | 회전 장착식 유체 필터 조립체 | |
US20010029969A1 (en) | Cleaning jig for cleaning lubrication system of an automobile engine | |
JPS646884Y2 (ja) | ||
CN2584848Y (zh) | 二级柴油滤清器 | |
KR960008203Y1 (ko) | 엘피지(l.p.g) 차량용 솔레노이드 밸브 | |
JPH0217610Y2 (ja) | ||
CN219974602U (zh) | 油气分离装置、曲轴箱通风系统和作业机械 | |
JPH0217612Y2 (ja) | ||
JP3656351B2 (ja) | エレメント交換型フィルタ | |
JPS6023504Y2 (ja) | 燃料ろ過装置 | |
JPH0724416U (ja) | 流体用機器の取付構造 |