JPS6344484A - 石炭−水スラリ廃液の回収装置 - Google Patents
石炭−水スラリ廃液の回収装置Info
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- JPS6344484A JPS6344484A JP61184079A JP18407986A JPS6344484A JP S6344484 A JPS6344484 A JP S6344484A JP 61184079 A JP61184079 A JP 61184079A JP 18407986 A JP18407986 A JP 18407986A JP S6344484 A JPS6344484 A JP S6344484A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、石炭−水スラリ廃液の回収装置に係り、特に
石炭−水スラリ処理系統の洗浄等により希釈された低濃
度の石炭−水スラリ廃液を製品スラリと同等に高濃度化
して再利用するのに好適な石炭−水スラリ廃液の回収装
置に関する。
石炭−水スラリ処理系統の洗浄等により希釈された低濃
度の石炭−水スラリ廃液を製品スラリと同等に高濃度化
して再利用するのに好適な石炭−水スラリ廃液の回収装
置に関する。
石炭−水スラリ (CWM)の製造処理系統中の主系統
配管および貯蔵タンク等において、それらの内部にCW
Mが長期間停止した状態にあると、CWM中の石炭粒子
が次第に堆積し、配管の閉塞やタンク内の沈積が生じ、
CWMの安定運用が困難となる。このため、上記配管や
タンク等を定期的に洗浄する必要がある。このような洗
浄処理によって、CWM廃液が生じる。
配管および貯蔵タンク等において、それらの内部にCW
Mが長期間停止した状態にあると、CWM中の石炭粒子
が次第に堆積し、配管の閉塞やタンク内の沈積が生じ、
CWMの安定運用が困難となる。このため、上記配管や
タンク等を定期的に洗浄する必要がある。このような洗
浄処理によって、CWM廃液が生じる。
CWM廃液の処理方法として、未公知であるが先に第2
図に示す方法を捷案した(昭和61年1月9日出願)、
第2図において、CWMの主系統配管1あるいはCWM
貯槽2の内部を洗浄する際に生じるCWM廃液は、ドレ
ン弁3およびドレン管4を介してドレン槽5に導入され
る。ドレン槽5では、洗浄用の水により希釈されたCW
M廃液を静置すると、CWM中の石炭粒子が沈降する。
図に示す方法を捷案した(昭和61年1月9日出願)、
第2図において、CWMの主系統配管1あるいはCWM
貯槽2の内部を洗浄する際に生じるCWM廃液は、ドレ
ン弁3およびドレン管4を介してドレン槽5に導入され
る。ドレン槽5では、洗浄用の水により希釈されたCW
M廃液を静置すると、CWM中の石炭粒子が沈降する。
このため、ドレン槽5に攪拌機7が設置され、槽内のC
WM廃液6は常に攪拌された状態に置かれている。製品
スラリと比較して低濃度となっているCWM廃液(ドレ
ン)は、CWM回収ポンプ8およびCWM回収管9を経
てCWM&I造用の主系統に設置された粉砕機10に少
量ずつ投入され、原料炭1)および水12と混合されて
再処理され製品CWM13として使用回収される。
WM廃液6は常に攪拌された状態に置かれている。製品
スラリと比較して低濃度となっているCWM廃液(ドレ
ン)は、CWM回収ポンプ8およびCWM回収管9を経
てCWM&I造用の主系統に設置された粉砕機10に少
量ずつ投入され、原料炭1)および水12と混合されて
再処理され製品CWM13として使用回収される。
また、CWM廃液の処理方法として、ドレン槽に貯蔵し
たCWM廃液を上記方法のようにリサイクルして高濃度
のスラリとして使用することなく、CWM廃液を直接燃
焼炉等へ吹き込み燃焼処理する方法も考えられる。
たCWM廃液を上記方法のようにリサイクルして高濃度
のスラリとして使用することなく、CWM廃液を直接燃
焼炉等へ吹き込み燃焼処理する方法も考えられる。
第2図に示す方法の場合、濃度の低いCWM廃液をスラ
リ製造主系統の粉砕機10に投入するため、製品スラリ
の元々製造に必要な石炭と水との粉砕機10への投入量
のバランスの制御が困難となる。また、CWM廃液中の
石炭粒子は既に製品としての粒度まで粉砕されているの
で、再粉砕する必要のないものを更に粉砕することにな
り、効率の悪い運用となる。
リ製造主系統の粉砕機10に投入するため、製品スラリ
の元々製造に必要な石炭と水との粉砕機10への投入量
のバランスの制御が困難となる。また、CWM廃液中の
石炭粒子は既に製品としての粒度まで粉砕されているの
で、再粉砕する必要のないものを更に粉砕することにな
り、効率の悪い運用となる。
一方、CWM廃液を燃焼炉内に吹き込む場合、CWM廃
液は低濃度で水分が多いために、燃焼排ガスを大気放散
すると水の潜熱による大きな熱損失を伴うことになる。
液は低濃度で水分が多いために、燃焼排ガスを大気放散
すると水の潜熱による大きな熱損失を伴うことになる。
さらにこのような弊害を解消するためにCWM廃液を脱
水機を使用して高濃度のスラリとして回収する方法も考
えられるが、この場合設備が大規模となり、動力が多く
かかる問題がある。
水機を使用して高濃度のスラリとして回収する方法も考
えられるが、この場合設備が大規模となり、動力が多く
かかる問題がある。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
スラリ製造の主系統に影響を与えることなく、水の熱損
失および必要エネルギを最少として低濃度のCWM廃液
を回収処理できるCWM廃液の回収装置を提供すること
にある。
スラリ製造の主系統に影響を与えることなく、水の熱損
失および必要エネルギを最少として低濃度のCWM廃液
を回収処理できるCWM廃液の回収装置を提供すること
にある。
上記目的は、CWMを取り扱う配管・機器を存する系統
からCWM廃液を抜き出すラインと、該ラインからの石
炭−水スラリ廃液が貯蔵されるとともにその内部に加熱
手段と攪拌手段とを設けたドレン槽と、該ドレン槽内の
CWM廃液の性状を直接的又は間接的に計測し、その計
測値と設定値の偏差に基づいて前記加熱手段に供給され
る熱媒体の流量を制御する手段と、を備えることによっ
て達成される。
からCWM廃液を抜き出すラインと、該ラインからの石
炭−水スラリ廃液が貯蔵されるとともにその内部に加熱
手段と攪拌手段とを設けたドレン槽と、該ドレン槽内の
CWM廃液の性状を直接的又は間接的に計測し、その計
測値と設定値の偏差に基づいて前記加熱手段に供給され
る熱媒体の流量を制御する手段と、を備えることによっ
て達成される。
CWMを取り扱う配管・機器を有する系統から抜き出さ
れた低濃度のCWM廃液は、ドレン槽において、熱媒体
により加熱され、スラリ中の水分が蒸発する。このとき
、ドレン槽に設けられた撹拌手段により常時槽内が攪拌
され、スラリ中の石炭粒子の沈降が防止されるとともに
槽内のスラリの循環流が形成され、熱効率が向上する0
、また、ドレン槽内のCWM廃液の性状を直接的に又は
間接的に計測し、その計測値と設定値との偏差に基づい
て加熱手段に供給される熱媒体の流量を制御することに
よってスラリ中から蒸発する水分の量を調整でき、ドレ
ン槽内のCWM廃液の濃度を製品スラリと同等にでき、
このように調整されたスラリがCWMを取り扱う配管・
機器を有する系統に戻され、再利用される。
れた低濃度のCWM廃液は、ドレン槽において、熱媒体
により加熱され、スラリ中の水分が蒸発する。このとき
、ドレン槽に設けられた撹拌手段により常時槽内が攪拌
され、スラリ中の石炭粒子の沈降が防止されるとともに
槽内のスラリの循環流が形成され、熱効率が向上する0
、また、ドレン槽内のCWM廃液の性状を直接的に又は
間接的に計測し、その計測値と設定値との偏差に基づい
て加熱手段に供給される熱媒体の流量を制御することに
よってスラリ中から蒸発する水分の量を調整でき、ドレ
ン槽内のCWM廃液の濃度を製品スラリと同等にでき、
このように調整されたスラリがCWMを取り扱う配管・
機器を有する系統に戻され、再利用される。
第1図は、本発明にがかるCWM廃液の回収装置の一実
施例を示す系統図である。第1図において、ドレン槽5
内のドレン取り出し口付近にクララシャ14が設置され
、ドレン取り出し口から延設された配管はその途中にC
W M回収ポンプ8aが配設されるととにCWM回収管
9に接続されている。蒸気15の導入管の途中には蒸気
流量調整弁16が設置され、この蒸気導入管はドレン槽
5内で加熱管17を構成している。ドレン槽5内の加熱
管17はドレン槽5外部のドレン管に連通し、このドレ
ン管の途中にドレントランプ18が設置されている。ド
レン槽5の側面にはサンプルポンプ19が配設され、こ
のサンプルポンプ19でサンプリングされたCWM廃液
の粘度が粘度計20で計測されているようになっている
。この粘度計20は電気結線21により蒸気流1)i1
整弁16に連絡され、粘度計20からの信号により蒸気
導入管に設置された蒸気流量調整弁16の開度が制御さ
れる。また、粘度計20は電気結線21によりドレン槽
5の上部に設けられたダンパ27を作動させるモータに
連絡されている。ダンパ27が設けられたドレン槽5の
上部は蒸気ダクト22が配設され、この蒸気ダクト22
の他端開口部は蒸気回収タンク24内に位置している。
施例を示す系統図である。第1図において、ドレン槽5
内のドレン取り出し口付近にクララシャ14が設置され
、ドレン取り出し口から延設された配管はその途中にC
W M回収ポンプ8aが配設されるととにCWM回収管
9に接続されている。蒸気15の導入管の途中には蒸気
流量調整弁16が設置され、この蒸気導入管はドレン槽
5内で加熱管17を構成している。ドレン槽5内の加熱
管17はドレン槽5外部のドレン管に連通し、このドレ
ン管の途中にドレントランプ18が設置されている。ド
レン槽5の側面にはサンプルポンプ19が配設され、こ
のサンプルポンプ19でサンプリングされたCWM廃液
の粘度が粘度計20で計測されているようになっている
。この粘度計20は電気結線21により蒸気流1)i1
整弁16に連絡され、粘度計20からの信号により蒸気
導入管に設置された蒸気流量調整弁16の開度が制御さ
れる。また、粘度計20は電気結線21によりドレン槽
5の上部に設けられたダンパ27を作動させるモータに
連絡されている。ダンパ27が設けられたドレン槽5の
上部は蒸気ダクト22が配設され、この蒸気ダクト22
の他端開口部は蒸気回収タンク24内に位置している。
前記蒸気ダクト22の途中には凝縮器23が配設され、
蒸気回収タンク24の凝縮液は、補給水ポンプ25によ
り水タンク26に供給されるようになっている。
蒸気回収タンク24の凝縮液は、補給水ポンプ25によ
り水タンク26に供給されるようになっている。
第1図において、第2図に示す装置における構成部分と
同一部分は同一符号で示している。
同一部分は同一符号で示している。
次に上記のように構成されるCWM廃液の回収装置の作
用について説明する。
用について説明する。
CWM主系統配管1およびCWM貯槽2内の洗浄により
生じたCWM廃液(ドレン)はドレン弁3およびドレン
管4を経てドレン槽5に貯溜される。このCWMjji
液6は、水洗浄による水希釈のため製品スラリと比較し
て低濃度であるのでドレン槽5において攪拌機7により
常時攪拌された状態に維持され、CWM廃液6内の石炭
粒子の沈降が防止されている。ドレン槽5には蒸気導入
管から水蒸気15が導入され、この蒸気はドレン槽5内
の加熱管17内を流通し、ドレン槽5内のCWM廃液6
を加熱する。CWM廃液6の加熱によりドレン槽5内に
貯溜されたドレン表面から水分が蒸発する。このとき加
熱管17の表面の温度が100℃以上となるとスラリの
水分がベーパとなって蒸発し、局部的に石炭粒子が加熱
管17表面に固着する。このため、加熱蒸気の圧力を出
来るだけ1kg/cm”程度の低圧とするとともに攪拌
を十分にして加熱管17表面付近における石炭粒子の滞
留を防止して低濃度スラリの循環流を構成し、同時にド
レン表面からの大気への水分蒸発を短時間に効率的よく
行うことができる。
生じたCWM廃液(ドレン)はドレン弁3およびドレン
管4を経てドレン槽5に貯溜される。このCWMjji
液6は、水洗浄による水希釈のため製品スラリと比較し
て低濃度であるのでドレン槽5において攪拌機7により
常時攪拌された状態に維持され、CWM廃液6内の石炭
粒子の沈降が防止されている。ドレン槽5には蒸気導入
管から水蒸気15が導入され、この蒸気はドレン槽5内
の加熱管17内を流通し、ドレン槽5内のCWM廃液6
を加熱する。CWM廃液6の加熱によりドレン槽5内に
貯溜されたドレン表面から水分が蒸発する。このとき加
熱管17の表面の温度が100℃以上となるとスラリの
水分がベーパとなって蒸発し、局部的に石炭粒子が加熱
管17表面に固着する。このため、加熱蒸気の圧力を出
来るだけ1kg/cm”程度の低圧とするとともに攪拌
を十分にして加熱管17表面付近における石炭粒子の滞
留を防止して低濃度スラリの循環流を構成し、同時にド
レン表面からの大気への水分蒸発を短時間に効率的よく
行うことができる。
次にドレンから蒸発した水分は、開状態のダンパ27か
ら蒸気ダクト22を通って凝縮器23を通過する。この
凝縮器23において、蒸発した水分は空気や水等と熱交
換されて凝縮し、蒸気回収タンク24に回収されるとと
もに蒸発した水分が保有する熱エネルギは暖房そのタン
クの熱源として利用される。この蒸気回収タンク24に
は加熱管17内において蒸気とCWM廃液6との熱交換
により生じた凝縮液がドレントラップ18を経て回収さ
れる0M気回収タンク24内の凝縮液は補給水ポンプ2
5により水タンク2に送液され、CWM製造用、その他
の用途に利用される。なお、加熱管17には水蒸気以外
の他の熱媒体を使用することができ、この場合、加熱管
17からのドレンは蒸気回収タンク24とは異なるタン
クに貯溜してもよい。
ら蒸気ダクト22を通って凝縮器23を通過する。この
凝縮器23において、蒸発した水分は空気や水等と熱交
換されて凝縮し、蒸気回収タンク24に回収されるとと
もに蒸発した水分が保有する熱エネルギは暖房そのタン
クの熱源として利用される。この蒸気回収タンク24に
は加熱管17内において蒸気とCWM廃液6との熱交換
により生じた凝縮液がドレントラップ18を経て回収さ
れる0M気回収タンク24内の凝縮液は補給水ポンプ2
5により水タンク2に送液され、CWM製造用、その他
の用途に利用される。なお、加熱管17には水蒸気以外
の他の熱媒体を使用することができ、この場合、加熱管
17からのドレンは蒸気回収タンク24とは異なるタン
クに貯溜してもよい。
ここで、ドレン槽5内のCWM廃fi6中の水分蒸発が
不充分な場合、ドレン槽5から排出されるCWMをCW
M主系統め製品として使用することができない、一方C
WM廃液6中の水分が蒸発しすぎた場合、ドレン槽5内
のCWMはスラリとしての流動性が低下し、配管等に固
着するため回収利用することが困難となる。そこで、ド
レン!f!5内のCWM廃液の一部をサンプルポンプ1
9により抜き出し粘度計20にて連続的にCWM廃液の
粘度を計測する。CWMの粘度とCWMの濃度との間に
は相関があり、炭種によるこの両者の関係からあらかじ
め定められた設定値と前記粘度の計測値との偏差に基づ
いて蒸気流量調整弁16の開度制御信号が出力され、ま
たはダンパ27の開度制御信号が出力される。このよう
にしてドレン槽5内のCWM廃液6は製品スラリとほぼ
同一の1・農度−粘度性状に復元される。
不充分な場合、ドレン槽5から排出されるCWMをCW
M主系統め製品として使用することができない、一方C
WM廃液6中の水分が蒸発しすぎた場合、ドレン槽5内
のCWMはスラリとしての流動性が低下し、配管等に固
着するため回収利用することが困難となる。そこで、ド
レン!f!5内のCWM廃液の一部をサンプルポンプ1
9により抜き出し粘度計20にて連続的にCWM廃液の
粘度を計測する。CWMの粘度とCWMの濃度との間に
は相関があり、炭種によるこの両者の関係からあらかじ
め定められた設定値と前記粘度の計測値との偏差に基づ
いて蒸気流量調整弁16の開度制御信号が出力され、ま
たはダンパ27の開度制御信号が出力される。このよう
にしてドレン槽5内のCWM廃液6は製品スラリとほぼ
同一の1・農度−粘度性状に復元される。
したがって、性状計測はスラリの粘度に限らず、スラリ
のl;度あるいは粘度以外のその他の性状を代表する一
計測項目をとってよい。しかしながらスラリの再生後の
利用に際しては、スラリの流送上の問題や2種類の以上
の石炭を含有するC W FAのドレンが混入されてい
る場合(2種類のスラリの同一粘度における濃度が異な
るケースでは濃度設定が繁雑となる)を考慮すると粘度
による制御が最も容易であり、特に有効である。
のl;度あるいは粘度以外のその他の性状を代表する一
計測項目をとってよい。しかしながらスラリの再生後の
利用に際しては、スラリの流送上の問題や2種類の以上
の石炭を含有するC W FAのドレンが混入されてい
る場合(2種類のスラリの同一粘度における濃度が異な
るケースでは濃度設定が繁雑となる)を考慮すると粘度
による制御が最も容易であり、特に有効である。
また、ドレン槽5内のCWM廃液6の濃度が目標粘度に
到達した後、加熱管17による加熱を停止してもドレン
槽5内のCWM廃液6の温度が高い状態を維持し、蒸発
が継続される結果、CWM廃液6の過剰な蒸発を来す、
このような現象を回避するためにドレン槽5内のCWM
廃液6が目標粘度に到達したときに、ドレン槽5出口の
ダンパ27を自動的に閉とし設定時間経過までこの状態
が維持される0以上のシステムによってドレン槽5内の
低濃度のCWM廃液6は、製品スラリと同等の濃度に再
生される。
到達した後、加熱管17による加熱を停止してもドレン
槽5内のCWM廃液6の温度が高い状態を維持し、蒸発
が継続される結果、CWM廃液6の過剰な蒸発を来す、
このような現象を回避するためにドレン槽5内のCWM
廃液6が目標粘度に到達したときに、ドレン槽5出口の
ダンパ27を自動的に閉とし設定時間経過までこの状態
が維持される0以上のシステムによってドレン槽5内の
低濃度のCWM廃液6は、製品スラリと同等の濃度に再
生される。
再生されたスラリは、本来の製品スラリと同一の性状を
有するのでCWM回収ポンプ8aによりCWM回収管9
を経て主系統に戻され燃料として利用される。上記のよ
うな手段によってもドレン槽5内のCWM廃液6中に万
一、固形状物が存在し、スラリの流動性が低下する場合
、ポンプ吸い込み側に設置されたクラッシャ14にてそ
の固形状物が粉砕されるのでスラリの流動性が確保され
る。CWM中の固形状物の状態によっては、CWM製造
における主系統に設置された粉砕機lO又は別の異なる
処理系統に設置された粉砕機10により固形状物を再粉
砕し、流動性を確保するとともに粒径分布を製品スラリ
と同等の状態として調整するシステムとすることもでき
る。
有するのでCWM回収ポンプ8aによりCWM回収管9
を経て主系統に戻され燃料として利用される。上記のよ
うな手段によってもドレン槽5内のCWM廃液6中に万
一、固形状物が存在し、スラリの流動性が低下する場合
、ポンプ吸い込み側に設置されたクラッシャ14にてそ
の固形状物が粉砕されるのでスラリの流動性が確保され
る。CWM中の固形状物の状態によっては、CWM製造
における主系統に設置された粉砕機lO又は別の異なる
処理系統に設置された粉砕機10により固形状物を再粉
砕し、流動性を確保するとともに粒径分布を製品スラリ
と同等の状態として調整するシステムとすることもでき
る。
上記した実施例では、特に低濃度のCWM廃液中の水分
が系外への排出を伴うことなく再利用できるから資源の
有効活用が可能となり、また、蒸発蒸気を暖房等の熱利
用による′a縮回収により加熱蒸気の熱回収ができる効
果がある。
が系外への排出を伴うことなく再利用できるから資源の
有効活用が可能となり、また、蒸発蒸気を暖房等の熱利
用による′a縮回収により加熱蒸気の熱回収ができる効
果がある。
上記した実施例において、CWM廃液の性状自体を計測
し、その計測値に基づいて加熱媒体の流量制御又はダン
パの開度制御を行うシステムを採用しているが、ドレン
槽5に設けられた攪拌機7のトルク又は攪拌R7に対す
る電流値を計測し、これらの計測値に基づいて加熱媒体
の流量制御又はダンパの開度制御を行うこともできる。
し、その計測値に基づいて加熱媒体の流量制御又はダン
パの開度制御を行うシステムを採用しているが、ドレン
槽5に設けられた攪拌機7のトルク又は攪拌R7に対す
る電流値を計測し、これらの計測値に基づいて加熱媒体
の流量制御又はダンパの開度制御を行うこともできる。
スラリの粘度と濃度との間に相関があり、またスラリの
粘度と攪拌機7にかかるトルクあるいは攪拌機7に対す
る電流値との間にも相関がある。したがって撹拌R7に
かかるトルクまたは電流値によりスラリの性状を間接的
に把握できる。このような手段の場合、粘度計、吸引ポ
ンプおよびその配管付設等の設備が不要となり、装置構
成を簡素化できる。
粘度と攪拌機7にかかるトルクあるいは攪拌機7に対す
る電流値との間にも相関がある。したがって撹拌R7に
かかるトルクまたは電流値によりスラリの性状を間接的
に把握できる。このような手段の場合、粘度計、吸引ポ
ンプおよびその配管付設等の設備が不要となり、装置構
成を簡素化できる。
また、本発明において、ドレン槽5を大気圧以上とする
加圧形とすることもできる。大気圧形のドレン槽の場合
、蒸気加熱時のスラリからのベーパ発生が約100℃で
あり、局部的な加熱ペーパ発生のおそれが残る。しかし
加圧形のドレン槽では加熱蒸気圧を槽内スラリ圧よりも
常に低く制御すれば、スラリ中の水分が加熱管部付近で
局部的に蒸発することが避けられるために加熱管部に対
する石炭粒子の凝集固着を完全に防止することができる
。
加圧形とすることもできる。大気圧形のドレン槽の場合
、蒸気加熱時のスラリからのベーパ発生が約100℃で
あり、局部的な加熱ペーパ発生のおそれが残る。しかし
加圧形のドレン槽では加熱蒸気圧を槽内スラリ圧よりも
常に低く制御すれば、スラリ中の水分が加熱管部付近で
局部的に蒸発することが避けられるために加熱管部に対
する石炭粒子の凝集固着を完全に防止することができる
。
(発明の効果〕
以上のように本発明によれば、CWMを取り扱う配管・
機器を有する主系統から取り出される低濃度の廃液を高
濃度の製品スラリとして再生でき、この再生スラリを前
記主系統に戻す際の運用が容易となり、スラリを燃焼装
置等に導入する際も燃焼が安定する。
機器を有する主系統から取り出される低濃度の廃液を高
濃度の製品スラリとして再生でき、この再生スラリを前
記主系統に戻す際の運用が容易となり、スラリを燃焼装
置等に導入する際も燃焼が安定する。
第1図は本発明にがかるCWM廃液の回収装置の一実施
例を示す系統図、第2図は従来のCWM廃液の回収装置
の例を示す系統図である。 2・・・・・・CWM貯槽、5・・・・・・ドレン槽、
7・・・・・・攪拌機、10・・・・・・粉砕機、14
・・・・・・クラッシャ、15・・・・・・水蒸気、1
6・・・・・・蒸気流量調整弁、17・・・・・・加熱
管、18・・・・・・ドレントラップ、19・旧・・サ
ンプルポンプ、20・・・・・・粘度計、22・・・・
・・蒸気ダクト、23・・・・・・a縮器、24・・・
・・・蒸気回収タンク、26・・・・・・水タンク、2
7・・・・・・ダンパ。 代理人 弁理士 西 元 勝 − 1(、) 第2図
例を示す系統図、第2図は従来のCWM廃液の回収装置
の例を示す系統図である。 2・・・・・・CWM貯槽、5・・・・・・ドレン槽、
7・・・・・・攪拌機、10・・・・・・粉砕機、14
・・・・・・クラッシャ、15・・・・・・水蒸気、1
6・・・・・・蒸気流量調整弁、17・・・・・・加熱
管、18・・・・・・ドレントラップ、19・旧・・サ
ンプルポンプ、20・・・・・・粘度計、22・・・・
・・蒸気ダクト、23・・・・・・a縮器、24・・・
・・・蒸気回収タンク、26・・・・・・水タンク、2
7・・・・・・ダンパ。 代理人 弁理士 西 元 勝 − 1(、) 第2図
Claims (4)
- (1)石炭−水スラリを取り扱う配管・機器を有する系
統から石炭−水スラリ廃液を抜き出すラインと、該ライ
ンからの石炭−水スラリ廃液が貯蔵されるとともにその
内部に加熱手段と攪拌手段とを設けたドレン槽と、該ド
レン槽内の石炭−水スラリ廃液の性状を直接的又は間接
的に計測し、その計測値と設定値の偏差に基づいて前記
加熱手段に供給される熱媒体の流量を制御する手段と、
を備えていることを特徴とする石炭−水スラリ廃液の回
収装置。 - (2)前記ドレン槽より発生する蒸気を凝縮し、その凝
縮水を石炭−水スラリを取り扱う配管・機器を有する系
統に戻すラインと、前記加熱手段に水蒸気からなる熱媒
体を導入し、加熱手段からの凝縮水を石炭−水スラリを
取り扱う配管・機器を有する系統に戻すラインと、を設
けたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
石炭−水スラリ廃液の回収装置。 - (3)前記石炭−水スラリの性状を直接的に計測した計
測値が、石炭水スラリの粘度又は濃度であることを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項記載の石炭−水スラリ
廃液の回収装置。 - (4)前記石炭−水スラリの性状を間接的に計測した計
測値が、攪拌機かかるトルク又は攪拌機における電流値
であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
の石炭−水スラリの廃液の回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61184079A JPS6344484A (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 石炭−水スラリ廃液の回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61184079A JPS6344484A (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 石炭−水スラリ廃液の回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6344484A true JPS6344484A (ja) | 1988-02-25 |
Family
ID=16147022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61184079A Pending JPS6344484A (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 石炭−水スラリ廃液の回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6344484A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0271911A (ja) * | 1989-06-27 | 1990-03-12 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | チャック装置 |
JPH02242775A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-27 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | コンテナ及びそれを用いた輸送方法 |
JPH05212608A (ja) * | 1991-02-12 | 1993-08-24 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 爪を内方側から組込むチャック |
-
1986
- 1986-08-05 JP JP61184079A patent/JPS6344484A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02242775A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-27 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | コンテナ及びそれを用いた輸送方法 |
JP2770380B2 (ja) * | 1989-03-09 | 1998-07-02 | 日本油脂株式会社 | コンテナ及びそれを用いた輸送方法 |
JPH0271911A (ja) * | 1989-06-27 | 1990-03-12 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | チャック装置 |
JPH05212608A (ja) * | 1991-02-12 | 1993-08-24 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 爪を内方側から組込むチャック |
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