JPS6340187B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6340187B2 JPS6340187B2 JP14578079A JP14578079A JPS6340187B2 JP S6340187 B2 JPS6340187 B2 JP S6340187B2 JP 14578079 A JP14578079 A JP 14578079A JP 14578079 A JP14578079 A JP 14578079A JP S6340187 B2 JPS6340187 B2 JP S6340187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- formula
- reaction
- same
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は一般式
〔式中、Xは硫黄またはNCN;Yは硫黄また
はNH;R1,R2およびR3は低級アルキル基およ
びnは2〜5の整数を表わす〕で示される新規な
ピロール誘導体〔〕に関する。 上記一般式〔〕で示される本発明のピロール
誘導体は新規化合物で、消化性潰瘍の治療および
予防薬として有用な医薬品として使用されうる。
すなわちラツト等で胃液分泌を抑制する作用を示
し、アスピリン、ストレス、シエイ等の実験的潰
瘍の発生を抑制し、その作用は持続的である。一
方毒性は弱く、耐薬性もすぐれている。したがつ
て胃酸過多、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療および
予防に極めて有効である。 本発明の新規化合物〔〕は種々の方法により
製造することができる。例えばXが硫黄の目的化
合物は、一般式 〔式中、R1,R2およびnは先と同じものを表
わす〕で示されるアミン誘導体〔〕と一般式 R3−NCS 〔〕 〔式中、R3は先と同じものを表わす〕で示さ
れるイソチオシアネート誘導体〔〕をベンゼ
ン、クロロホルム、エタノール、アセトニトリル
等の不活性溶媒中にて数時間、加熱反応すること
により容易に高収率で得ることができる。またX
がNCNの目的化合物を製造するには、上記アミ
ン誘導体〔〕と一般式 〔式中、R3は先と同じもの、R4は低級アルキ
ル基を表わす〕で示される化合物〔〕を反応対
応量作用させることにより得られる。反応に際し
ては無溶媒かエタノール、アセトニトリル、クロ
ロホルム等の不活性溶媒が適当であり、反応は室
温あるいは冷却下で行なわれるが、溶媒を使用し
て還流下で行なうことができる。 さらにXがNCNでYがNHの目的化合物を製
造するには、上記製造方法で得られる一般式 〔式中、R1,R2,R4およびnは先と同じもの
を表わす〕で示されるイソチオウレア誘導体
〔〕と一般式 R3−NH2 〔〕 〔式中、R3は先と同じものを表わす〕で示さ
れるアミン誘導体〔〕を無溶媒あるいはエタノ
ール、アセトニトリル、ベンゼン等の不活性溶媒
中にて数時間、室温ないし加熱反応することによ
り容易に高収率で得ることができる。 つぎに実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 2,5−ジメチル−1−{2−(3−メチルチオ
ウレイド)エチル}ピロール 1−(2−アミノエチル)−2,5−ジメチルピ
ロール2g(0.015モル)とメチルイソチオシア
ネート1.2g(0.016モル)をクロロホルム50mlに
溶解し、3時間加熱還流すると反応は終了する。
反応後水を加えて充分水洗しクロロホルム層を芒
硝で乾燥する。クロロホルムを留去し、残留物を
エタノールとイソプロピルエーテルの混合液で再
結晶すると融点116〜117℃を示す淡渇色粉末晶
2.7g(収率89%)を得る。 元素分析値:C10H17N3Sとして 理論値(%): C,56.84;H,8.11;N,19.88 実測値(%): C,56.79;H,8.13;N,19.98 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3280,
3240(NH) 実施例 2 2,5−ジメチル−1−{3−(3−メチルチオ
ウレイド)プロピル〕ピロール 1−(3−アミノプロピル)−2,5−ジメチル
ピロール2g(0.013モル)とメチルイソチオシ
アネート1.1g(0.014モル)を用いて実施例1に
従つて反応及び後処理を行ない融点115〜116℃を
示す淡黄色粉末晶2.6g(収率87%)を得る。 元素分析値:C11H19N3Sとして 理論値(%): C,58.63;H,8.50;N,18.65 実測値(%): C,58.49;H,8.52;N,18.73 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3360,
3340(NH) 実施例 3 2,5−ジメチル−1−{4−(3−メチルチオ
ウレイド)ブチル}ピロール 1−(4−アミノブチル)−2,5−ジメチルピ
ロール2g(0.012モル)とメチルイソチオシア
ネート0.9g(0.013モル)を用いて実施例1に従
つて反応及び後処理を行ない融点111〜112℃で示
す黄色粉末晶2.7g(収率94%)を得る。 元素分析値:C12H21N3Sとして 理論値(%): C,60.21;H,8.84;N,17.55 実測値(%): C,60.20;H,8.79;N,17.61 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3360,
3240(NH) 実施例 4 N−シアノ−N′−{2−(2,5−ジメチル−
1−ピロロ)エチル}−s−メチルイソチオ尿
素 1−(2−アミノエチル)−2,5−ジメチルピ
ロール13.8g(0.01モル)をエタノール70mlに溶
解し、この溶液を室温でジメチルシアノジチオイ
ミドカルボネート14.2g(0.01モル)をエタノー
ル30mlに溶解した溶液に除々に加える。約10時間
撹拌すると反応は終了する。析出した結晶をエタ
ノールとイソプロピルエーテルから再結すると融
点192〜193℃を示す淡黄色粉末晶20.7g(収率88
%)を得る。 元素分析値:C11H16N4Sとして 理論値(%): C,55.90;H,6.82;N,23.71 実測値(%): C,55.82;H,6.90;N,23.58 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3240
(NH)、2180(CN) 実施例 5〜7 相当するアミノ基を有するピロール誘導体を原
料とし実施例4に準じて反応させることにより第
1表に記載したピロール誘導体を得た。
はNH;R1,R2およびR3は低級アルキル基およ
びnは2〜5の整数を表わす〕で示される新規な
ピロール誘導体〔〕に関する。 上記一般式〔〕で示される本発明のピロール
誘導体は新規化合物で、消化性潰瘍の治療および
予防薬として有用な医薬品として使用されうる。
すなわちラツト等で胃液分泌を抑制する作用を示
し、アスピリン、ストレス、シエイ等の実験的潰
瘍の発生を抑制し、その作用は持続的である。一
方毒性は弱く、耐薬性もすぐれている。したがつ
て胃酸過多、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療および
予防に極めて有効である。 本発明の新規化合物〔〕は種々の方法により
製造することができる。例えばXが硫黄の目的化
合物は、一般式 〔式中、R1,R2およびnは先と同じものを表
わす〕で示されるアミン誘導体〔〕と一般式 R3−NCS 〔〕 〔式中、R3は先と同じものを表わす〕で示さ
れるイソチオシアネート誘導体〔〕をベンゼ
ン、クロロホルム、エタノール、アセトニトリル
等の不活性溶媒中にて数時間、加熱反応すること
により容易に高収率で得ることができる。またX
がNCNの目的化合物を製造するには、上記アミ
ン誘導体〔〕と一般式 〔式中、R3は先と同じもの、R4は低級アルキ
ル基を表わす〕で示される化合物〔〕を反応対
応量作用させることにより得られる。反応に際し
ては無溶媒かエタノール、アセトニトリル、クロ
ロホルム等の不活性溶媒が適当であり、反応は室
温あるいは冷却下で行なわれるが、溶媒を使用し
て還流下で行なうことができる。 さらにXがNCNでYがNHの目的化合物を製
造するには、上記製造方法で得られる一般式 〔式中、R1,R2,R4およびnは先と同じもの
を表わす〕で示されるイソチオウレア誘導体
〔〕と一般式 R3−NH2 〔〕 〔式中、R3は先と同じものを表わす〕で示さ
れるアミン誘導体〔〕を無溶媒あるいはエタノ
ール、アセトニトリル、ベンゼン等の不活性溶媒
中にて数時間、室温ないし加熱反応することによ
り容易に高収率で得ることができる。 つぎに実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 2,5−ジメチル−1−{2−(3−メチルチオ
ウレイド)エチル}ピロール 1−(2−アミノエチル)−2,5−ジメチルピ
ロール2g(0.015モル)とメチルイソチオシア
ネート1.2g(0.016モル)をクロロホルム50mlに
溶解し、3時間加熱還流すると反応は終了する。
反応後水を加えて充分水洗しクロロホルム層を芒
硝で乾燥する。クロロホルムを留去し、残留物を
エタノールとイソプロピルエーテルの混合液で再
結晶すると融点116〜117℃を示す淡渇色粉末晶
2.7g(収率89%)を得る。 元素分析値:C10H17N3Sとして 理論値(%): C,56.84;H,8.11;N,19.88 実測値(%): C,56.79;H,8.13;N,19.98 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3280,
3240(NH) 実施例 2 2,5−ジメチル−1−{3−(3−メチルチオ
ウレイド)プロピル〕ピロール 1−(3−アミノプロピル)−2,5−ジメチル
ピロール2g(0.013モル)とメチルイソチオシ
アネート1.1g(0.014モル)を用いて実施例1に
従つて反応及び後処理を行ない融点115〜116℃を
示す淡黄色粉末晶2.6g(収率87%)を得る。 元素分析値:C11H19N3Sとして 理論値(%): C,58.63;H,8.50;N,18.65 実測値(%): C,58.49;H,8.52;N,18.73 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3360,
3340(NH) 実施例 3 2,5−ジメチル−1−{4−(3−メチルチオ
ウレイド)ブチル}ピロール 1−(4−アミノブチル)−2,5−ジメチルピ
ロール2g(0.012モル)とメチルイソチオシア
ネート0.9g(0.013モル)を用いて実施例1に従
つて反応及び後処理を行ない融点111〜112℃で示
す黄色粉末晶2.7g(収率94%)を得る。 元素分析値:C12H21N3Sとして 理論値(%): C,60.21;H,8.84;N,17.55 実測値(%): C,60.20;H,8.79;N,17.61 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3360,
3240(NH) 実施例 4 N−シアノ−N′−{2−(2,5−ジメチル−
1−ピロロ)エチル}−s−メチルイソチオ尿
素 1−(2−アミノエチル)−2,5−ジメチルピ
ロール13.8g(0.01モル)をエタノール70mlに溶
解し、この溶液を室温でジメチルシアノジチオイ
ミドカルボネート14.2g(0.01モル)をエタノー
ル30mlに溶解した溶液に除々に加える。約10時間
撹拌すると反応は終了する。析出した結晶をエタ
ノールとイソプロピルエーテルから再結すると融
点192〜193℃を示す淡黄色粉末晶20.7g(収率88
%)を得る。 元素分析値:C11H16N4Sとして 理論値(%): C,55.90;H,6.82;N,23.71 実測値(%): C,55.82;H,6.90;N,23.58 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3240
(NH)、2180(CN) 実施例 5〜7 相当するアミノ基を有するピロール誘導体を原
料とし実施例4に準じて反応させることにより第
1表に記載したピロール誘導体を得た。
【表】
実施例 8
N−シアノ−N′−{2−(2,5−ジメチル−
1−ピロロ)エチル}−N″−メチルグアニジン N−シアノ−N′−{2−(2,5−ジメチル−
1−ピロロ)エチル}−s−メチルイソチオ尿素
2.4g(0.01モル)を30%メチルアミンメタノー
ル溶液30mlに溶解し、8時間加熱(約50℃)する
と反応は終了する。その後溶媒を減圧留去し、残
渣をクロロホルム−メタノール混液を展開溶媒と
するシリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製
して得た結晶をエタノールから再結すると融点
171〜172℃を示す無色鱗片晶1.8g(収率82%)
を得る。 元素分析値:C11H17N5として 理論値(%): C,60.25;H,7.81;N,31.94 実測値(%): C,60.12;H,7.89;N,31.79 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3430,
3240(NH)、2160(CN) 実施例 9〜15 相当するイソチオウレア誘導体を原料として実
施例8に準じて反応させることにより第2表に記
載したピロール誘導体を得た。
1−ピロロ)エチル}−N″−メチルグアニジン N−シアノ−N′−{2−(2,5−ジメチル−
1−ピロロ)エチル}−s−メチルイソチオ尿素
2.4g(0.01モル)を30%メチルアミンメタノー
ル溶液30mlに溶解し、8時間加熱(約50℃)する
と反応は終了する。その後溶媒を減圧留去し、残
渣をクロロホルム−メタノール混液を展開溶媒と
するシリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製
して得た結晶をエタノールから再結すると融点
171〜172℃を示す無色鱗片晶1.8g(収率82%)
を得る。 元素分析値:C11H17N5として 理論値(%): C,60.25;H,7.81;N,31.94 実測値(%): C,60.12;H,7.89;N,31.79 赤外吸収スペクトル(Nujol法)cm-1:3430,
3240(NH)、2160(CN) 実施例 9〜15 相当するイソチオウレア誘導体を原料として実
施例8に準じて反応させることにより第2表に記
載したピロール誘導体を得た。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Xは硫黄またはNCN;Yは硫黄また
はNH;R1,R2およびR3は低級アルキル基およ
びnは2〜5の整数を表わす〕で示されるピロー
ル誘導体。 2 一般式 〔式中、Y,R1,R2,R3およびnは先と同じ
ものを表わす〕で示される特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 3 一般式 〔式中、R1,R2,R3およびnは先と同じもの
を表わす〕で示される特許請求の範囲第2項記載
の化合物。 4 一般式 〔式中、Y,R1,R2,R3およびnは先と同じ
ものを表わす〕で示される特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 5 一般式 〔式中、R1,R2,R3およびnは先と同じもの
を表わす〕で示される特許請求の範囲第4項記載
の化合物。 6 一般式 〔式中、R1,R2,R3およびnは先と同じもの
を表わす〕で示される特許請求の範囲第4項記載
の化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14578079A JPS5668666A (en) | 1979-11-09 | 1979-11-09 | Pyrrole derivative |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14578079A JPS5668666A (en) | 1979-11-09 | 1979-11-09 | Pyrrole derivative |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5668666A JPS5668666A (en) | 1981-06-09 |
JPS6340187B2 true JPS6340187B2 (ja) | 1988-08-10 |
Family
ID=15392989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14578079A Granted JPS5668666A (en) | 1979-11-09 | 1979-11-09 | Pyrrole derivative |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5668666A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3527791A1 (de) * | 1985-08-02 | 1987-02-12 | Cassella Ag | 2,5-dimethylpyrrolderivate, ihre herstellung und ihre verwendung |
-
1979
- 1979-11-09 JP JP14578079A patent/JPS5668666A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5668666A (en) | 1981-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2351590C2 (ru) | Способ получения диариламина | |
US4013678A (en) | Process for preparing heterocyclicalkylthioalkyl-n-cyanoguanidines | |
US3152136A (en) | Dinitroaroyl-nu-pyridyl amides | |
JPH04330049A (ja) | ニトログアニジン誘導体の製造方法 | |
SU584775A3 (ru) | Способ получени производных бензотиазола или их солей | |
US4250316A (en) | Pyridyl guanidine anti-ulcer agents | |
US3873558A (en) | Process for preparing 1,5-substituted or 1,6-substituted benzimidazoles | |
US4093621A (en) | Process for preparing heterocyclicalkylthioalkyl-N-cyanoguanidines and thioureas | |
JPS6340187B2 (ja) | ||
US3894034A (en) | A process for producing azasulfonium salts | |
US3299081A (en) | Chemical processes for preparing nu-substituted amidines | |
US3360516A (en) | N-[4-(2, 6-dimethylpyrimidyl)]3, 5-dinitrobenzamide | |
JPS6242900B2 (ja) | ||
JPS6360969A (ja) | イミダゾ−ル誘導体の製造方法 | |
JPS59134781A (ja) | グアニジン誘導体の製法 | |
DE102018004058A1 (de) | Verfahren Zur Herstellung von N-haltigen Heterozyklen | |
US3801588A (en) | Certain perfluoroalkylsulfon-amidothiazoles | |
US4171325A (en) | Chemical process | |
JPS6338996B2 (ja) | ||
KR101817880B1 (ko) | 이온성 액체로 지지된 이미다졸리디논 키랄 보조제 및 이의 제조방법 | |
CA1201436A (en) | Diamino isothiazole-1-oxides and -1,1- dioxides as gastric secretion inhibitors | |
JP4069201B2 (ja) | 4−ヒドロキシチアゾール誘導体の製造方法 | |
JPS6160673A (ja) | グアニジノチアゾ−ル誘導体の製造法 | |
JPS6325587B2 (ja) | ||
JPS62132867A (ja) | イミダゾ−ル誘導体の製法 |