[go: up one dir, main page]

JPS6339479Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6339479Y2
JPS6339479Y2 JP1983175901U JP17590183U JPS6339479Y2 JP S6339479 Y2 JPS6339479 Y2 JP S6339479Y2 JP 1983175901 U JP1983175901 U JP 1983175901U JP 17590183 U JP17590183 U JP 17590183U JP S6339479 Y2 JPS6339479 Y2 JP S6339479Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
packing
packing material
layer
mounting groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983175901U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6085664U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17590183U priority Critical patent/JPS6085664U/ja
Publication of JPS6085664U publication Critical patent/JPS6085664U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6339479Y2 publication Critical patent/JPS6339479Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は食品容器用パツキング材、特には取り
付け溝に容易に着脱でき、取り付け溝へ嵌合され
る部分の表面が平滑であるが故に付着した食品等
の汚れが簡単に落ち、従つて取り付け溝にカビ等
の汚れが発生しにくい易着脱性食品容器用パツキ
ング材に関する。
(従来の技術) 食品容器は現在アルミニウム、しんちゆう、ジ
ユラルミンなどの金属製あるいはポリエチレン、
ポリプロピレン、アクリル樹脂、ABS樹脂、尿
素樹脂などのプラスチツク製のものが各種市販さ
れているが、これらは内容物の漏れを防止するた
め容器本体と蓋体との封止部にパツキング材を用
いるものが多い。そしてこのパツキング材として
はその利便性から通常ゴム弾性体が使用されてお
り、特に衛生面から人体に対する毒性のないシリ
コーンゴム成形品か、あるいはシリコーンゴムス
ポンジ体などのシリコーンゴム製品が多用されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) シリコーンゴム成形品はスポンジ体のように柔
らかくなく、また表面が平滑であるためにパツキ
ング取り付け溝への着脱が容易であり、かつ洗浄
する場合にも汚れが容易に落ちるなどのすぐれた
特性があるが、単独では伸びが小さすぎるので、
ダイスから吐出した直後のシリコーンゴムを高速
度で引き取るには高度の技術を要し、また低速度
では押出機内でシリコーンゴム等が部分硬化しや
すいので、でき上つたパツキングが均質となりに
くく、押出成形が困難なため、もつぱらプレス成
形によらざるを得ず、その結果高価なものとな
り、またパツキング効果は後述のシリコーンゴム
スポンジ体には遠く及ばない。これに対し、シリ
コーンゴムスポンジ体は押出成形が可能なため安
価であり、パツキング効果もすぐれているが、容
器の取り付け溝に挿着する際には伸びが大きすぎ
るため、ねじれたり、かたよつたりしてシールミ
スが発生しやすく、しかもスポンジ状でスベリが
ないため容器の取り付け溝への装着には離型粉を
添加しなければならないなど面倒であり、取りは
ずしに際しては、引裂強度に劣るため、裂けた
り、ちぎれたり、ねじれたりしやすく、また使用
後の洗浄も容易でない。
本考案の目的は、上記シリコーンゴム成形品と
シリコーンゴムスポンジ体の有する不利欠点を解
消し、両者の利点を合せもつ易着脱性食品容器用
の、例えば弁当箱用のパツキング材を提供しよう
とするにある。
(課題を解決するための手段) 本考案による易着脱性食品容器用パツキング
は、パツキング取り付け溝の形状に合致したシリ
コーンゴム層と、容器面との間で自由変形してパ
ツキング効果を表わす前記取り付け溝から延出し
たシリコーンゴムスポンジ層との連接一体化構造
体からなるものとしたことを要旨とするものであ
る。
以下に本考案のパツキング材を図面に基づいて
詳しく説明すると、第1図、第2図は本考案のパ
ツキング材1を例示する縦断面図であり、蓋体2
に設けられたパツキング取り付け溝4の形状に合
致したシリコーンゴム層A(第2図参照)とこれ
に連接一体化され、かつ容器面、例えばつば部5
との間で自由変形し、前記取り付け溝4から延出
するシリコーンゴムスポンジ層Bとの連接一体化
二層構造となつている。
本考案に係るパツキング材の形状についてはシ
リコーンゴム層Aが取り付け溝4の形状に合致
し、かつ容器本体3と係止した時にシリコーンゴ
ムスポンジ層Bが大きすぎて接合面よりはみ出さ
ない限り、特には制限がなく任意とされる。一般
には第1図a〜cに示すような全体の縦断面がほ
ぼ矩形状、もしくは台形状をしたもの、あるいは
スポンジ層だけを半円形、円形としたものなど、
容器の取り付け溝4や容器本体のつば部5の形状
に合せて種々の形状が考えられるが、いずれの場
合にも取り付け溝4の形状に合致したシリコーン
ゴム層Aと、これに連接一体化されたシリコーン
ゴムスポンジ層Bとの連接一体化構造体となつて
いることが肝要である。そして上記シリコーンゴ
ム層Aは蓋体2のパツキング取り付け溝に、シリ
コーンゴムスポンジ層Bは、容器本体3のつば部
5に接する部分に配置される。本考案になるパツ
キング材を取り付け溝4に取り付けるにあたつて
は、シリコーンゴム層Aが、伸びが小さく、かつ
その表面が平滑であり、しかも適度に硬いので容
易に嵌め込むことができ、取り付け溝4の形状に
合致している故に、溝4を構成する側壁、底部と
あいまつて比較的剛性の高いリブが形成されると
いう利点を有する上、この比較的剛性の高いリブ
はシリコーンゴムスポンジ層Bが自由に解放され
た状態となつているので、容器本体3との押圧に
際してスポンジ層Bを均一かつ確実につば部5に
押出し、シールすることができる。第2図〜第4
図はこの状態を示す縦断面図であつて、取り付け
溝4に装着されたパツキング材1(第2図)は、
容器本体3のつば部5に押圧されると、スポンジ
層Bがその押圧力を緩和するために横方向に膨出
変形しはじめ(第3図)、やがて、その延出変形
を終了(第4図)すると、クリツプや板バネ、線
バネ等の従来公知のホルダー(図示せず)により
押圧固定されてシールされる。なお、シリコーン
ゴム層Aの厚さが溝4の深さよりも薄いと、スポ
ンジ層Bがくり返しの圧縮による永久歪によつて
次第にペシヤンコになつた際、溝の側壁に邪魔さ
れてパツキング効果が不充分となるおそれがあ
り、また逆に、シリコーンゴム層Aの厚さが溝4
の深さより厚すぎると、スポンジ層Bの厚みが充
分にとれなくてパツキング効果が不充分となるの
で、これは実質的に溝4の形状に合致させたもの
とするのが好ましい。
本考案に用いられるシリコーンゴム層Aは一般
式RnSiO4-o/2で示されるオルガノポリシロキサン
生ゴムに加硫剤を混合して蓋体の取り付け溝4に
合せた形状に、押出成形することによつて得られ
る。勿論プレス成形によつてもよい。シリコーン
ゴムスポンジ層Bは上記のオルガノポリシロキン
生ゴムに、従来公知の食品容器用等無害な発泡剤
を混合し、これを第1図に例示したような形状構
造をもつ紐状スポンジ体として押出成形すること
によつて得られる。本考案に係るパツキング材
は、上記のようにして得られたシリコーンゴム成
形体とシリコーンゴムスポンジ体を接着材で接合
することによつても製造されるが、クロスヘツド
等を備えた押出成形機を用いれば、シリコーンゴ
ムスポンジ層が連接されているのでシリコーンゴ
ム層がちぎれることなく、両者を同時に押出成形
して一体のものとすることができる。
(効果) 上記のように本考案に係るパツキング材は、パ
ツキング材としての機能を有する部分が別々の材
料で構成されているため、それぞれの機能に合つ
た性質のものを作ることができる。すなわち蓋体
のパツキング取り付け溝に嵌合する部分はシリコ
ーンゴム層で出来ているため伸びが小さく、従つ
て着脱が容易であり表面が平滑であるが故に洗浄
する場合にも汚れが容易に落ちるから、特にパツ
キング取り付け溝に発生しやすいカビ等の発生を
抑止するのに適し、取り付け溝の形状に合致して
いるので、取り付け溝と共にあたかも剛性リブを
蓋体周縁部に設けたのと同等の補強効果があり、
従つて容器本体に接する部分はシリコーンゴムス
ポンジ層であることとあいまつてパツキング効果
がすぐれている。さらに本考案に係るパツキング
材はクロスヘツド等を備えた押出成形機を用いれ
ば一体押出成形にて製造できるので、安価ですむ
などの従来のパツキング材には見られなかつた効
果が得られる。
(実施例) 4×4mm角の紐状シリコーンゴムスポンジ体と
別に製造した4×3mm角のシリコーン成形体(硬
度50℃)を常温硬化性シリコーンゴムKE42RTV
(信越化学工業社製商品名)にて接着して一体化
したのち490mmの長さに切断し、その切断面を同
じKE42RTVにて接着して環状体したものと、4
×7mm角のシリコーンスポンジ紐並びにシリコー
ンゴム紐にて同一の環状体としたものを、容器の
蓋に設けられた取り付け溝に装着する場合の容易
さ及びパツキング効果を比較したところ、スポン
ジのみの環状体は柔らかすぎて所定の状態に装着
することが難しく、また離型粉を添加しなければ
装着困難であり、しかもねじれたり、くびれたり
してパツキング効果が不充分で容器本体内に収容
した水が漏れたが、本考案の連接一体化構造体の
パツキング材は離型粉を用いることなく容易に着
脱でき、またパツキング効果もすぐれていた。な
お、本実施例になるパツキング材を、ご飯をつめ
た市販の弁当箱の取り付け溝に取り付け、相対湿
度90%→20%、90%→15%サイクル1時間/回の
くり返し寒熱試験を100回くり返し、1回毎にパ
ツキング材をとりはずし、洗浄し、装着するとい
う試験をくり返したが、溝にはカビの発生は見ら
れなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは、それぞれ本考案のパツキ
ング材の異なる態様を示す縦断面図であり、第2
図は本考案のパツキング材の取付状態を示す分離
された状態での容器本体と蓋体の縦断面図、第3
図は両者を接合した状態での容器の縦断面図、第
4図はさらに押圧して両者を嵌合した状態での縦
断面図である。 1……パツキング材、2……蓋体、3……容器
本体、4……取り付け溝、5……つば部、A……
シリコーンゴム層、B……シリコーンゴムスポン
ジ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パツキング取り付け溝の形状に合致したシリコ
    ーンゴム層と、前記取り付け溝から延出するシリ
    コーンゴムスポンジ層との連接一体化構造体から
    なる易着脱性食品容器用パツキング材。
JP17590183U 1983-11-14 1983-11-14 易着脱性食品容器用パッキング材 Granted JPS6085664U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17590183U JPS6085664U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 易着脱性食品容器用パッキング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17590183U JPS6085664U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 易着脱性食品容器用パッキング材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6085664U JPS6085664U (ja) 1985-06-13
JPS6339479Y2 true JPS6339479Y2 (ja) 1988-10-17

Family

ID=30382568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17590183U Granted JPS6085664U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 易着脱性食品容器用パッキング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6085664U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718080Y2 (ja) * 1985-12-11 1995-04-26 信越化学工業株式会社 固定ディスク装置用カバ−
JPH0712302Y2 (ja) * 1987-12-11 1995-03-22 出光石油化学株式会社 プラスチック製密閉容器の蓋のシール構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149378A (en) * 1981-03-11 1982-09-14 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Packing for liquid container
JPS5825038U (ja) * 1981-08-12 1983-02-17 日立コンデンサ株式会社 固体電解コンデンサ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149378A (en) * 1981-03-11 1982-09-14 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Packing for liquid container
JPS5825038U (ja) * 1981-08-12 1983-02-17 日立コンデンサ株式会社 固体電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6085664U (ja) 1985-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3169688A (en) Thin walled container
US4472339A (en) Method of making a plastic cheese mold
US6453562B1 (en) Baby spoons and method of manufacture
US3293684A (en) Integral detergent-sponge structure
CN104284610A (zh) 口腔护理器具和制造口腔护理器具的方法
HU225756B1 (en) Process and mould for the production of a layer shaped part, in particular a reaction injection moulding process for the production of a polyurethane skin layer
JPS6339479Y2 (ja)
US3076298A (en) Attachment of detergent material to synthetic sponge
WO2010132632A1 (en) Pinch top closure system
US20200071043A1 (en) Systems and methods for an object with a bonded adhesive strip
CN111053355A (zh) 挤压式睫毛膏容器
JPH08217127A (ja) 密閉容器
MX2012010401A (es) Dispositivo para el cuidado oral.
JP6475889B1 (ja) 塩の包装体、塩の包装体の製造方法
CN217218401U (zh) 一种易于按压的化妆瓶
JPH06102842B2 (ja) 使い捨てヘルメット内装体
JPH0137528Y2 (ja)
CN214525590U (zh) 密封效果好的密封盒
CN216135607U (zh) 可供按压的婴儿辅食喂食器
JPS594652Y2 (ja) 氷のう
JP3006811U (ja) 抗菌,殺菌材料入りゴム加工品
JPS6036087Y2 (ja) テ−ブルエツジの取付け構造
JPS5943233Y2 (ja) 容器
HUP0203512A2 (hu) Csomagolóeszköz
JPS588243Y2 (ja) 入歯固定材