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JPS6328968Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6328968Y2
JPS6328968Y2 JP1808483U JP1808483U JPS6328968Y2 JP S6328968 Y2 JPS6328968 Y2 JP S6328968Y2 JP 1808483 U JP1808483 U JP 1808483U JP 1808483 U JP1808483 U JP 1808483U JP S6328968 Y2 JPS6328968 Y2 JP S6328968Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blocks
wall
concrete
slope
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1808483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59125519U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1808483U priority Critical patent/JPS59125519U/ja
Publication of JPS59125519U publication Critical patent/JPS59125519U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6328968Y2 publication Critical patent/JPS6328968Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は河川等における魚礁を兼ねた護岸構
造物に関するもので、積み上げたプレキヤストコ
ンクリートブロツクを現場打ち鉄筋コンクリート
で一体化し、ブロツク上に栗石を充填してなる。
従来技術 治水工事等における護岸としては近年張ブロツ
ク等コンクリートブロツクを用いた護岸が広く施
工されている。しかし、張ブロツク等による護岸
は一体性、安定性に欠けるだけでなく、藻等の繁
殖を妨げ、また表面がフラツトであるために護岸
面における流速も速く、流量が大きい場合には魚
類の逃げ場がなくなる等、自然破壊にもつながつ
ている。このことは古くは蛇カゴ等の周辺に豊富
に生息していた魚類がコンクリートの護岸に改修
されてから、その数を著しく減少させていること
などにあらわれている。
考案の目的 この考案は上述のような事情のもとに考案され
たもので、積み上げられたブロツクを現場打ちの
鉄筋コンクリートにより一体化するとともに、栗
石を使用して栗石に付着する藻の繁殖等を図り、
魚礁を兼ねた稚魚、成魚の生育にも適した護岸構
造物を提供するものである。
考案の構成 この考案の護岸構造物はプレキヤストコンクリ
ートブロツク(以下、単にブロツクという)と、
現場打ちの鉄筋コンクリートおよびブロツク上に
充填される栗石とからなる。
ブロツクの中央部はのり面に面で接する背面壁
と背面壁の下辺部分から斜上方に立上がる斜壁と
で断面レ字状に形成され、長手方向端部の両側端
に断面コ字状の連結部を有している。この連結部
は隣接するブロツクの連結部と対向して上下方向
に連続する中空柱状部を形成する。
このブロツクはのり面に沿つて上下左右に積み
上げられ、また各ブロツクの連結部が形成する上
下方向の中空柱状部には鉄筋を配してコンクリー
トを打設充填して、一体の壁状構造体を構成す
る。なお、各ブロツクの接続部に互いに噛み合う
凹凸の嵌合部を設けることにより、位置決めを容
易にし、またブロツク間の一体性を高めることが
できる。
ブロツクを積み上げた後、ブロツク上すなわ
ち、ブロツクの背面壁と斜壁との間に栗石を充填
し、護岸としての安定性を高めるとともに、その
部分を魚礁として利用する。
実施例 第1図はブロツク1の外形および施工の様子を
示した斜視図である。ブロツク1は背面壁2と斜
壁3および連結部4からなり、プレキヤストコン
クリートブロツクとして工場生産される。両側端
の連結部4は隣接するブロツク1の連結部と対向
して中空の矩形部分を形成し、上下にブロツク1
を積み重ねることにより中空柱状部を形成する。
この中空柱状部は積み上げられた各ブロツク1の
一体化のために設けたもので、図に示すように鉄
筋8を挿入し、コンクリート9を打設充填する。
図中5は斜壁に設けられた透孔であり、上下の
ブロツク1間を連通させ、水流を撹乱して流速を
減少させたり、魚類の通路とする。また図中6,
7はそれぞれブロツク1の上下に設けられた嵌合
凹部と嵌合凸部であり、この部分を噛み合わせて
ブロツク1間の連結強度を高めるとともに、位置
決めとしても利用することができる。
第2図はブロツク1を上下左右に積み上げた状
態を示した正面図であり、これに第3図の縦断面
図に示すように栗石10を充填する。栗石10は
自然石であるため、表面に容易に藻等が付着し、
稚魚等のエサになり、また栗石10間の間隙は魚
類のすみかとして護岸構造物全体が魚礁となる。
考案の効果 ブロツクを積み上げることにより、ブロツク
両側端の連結部が中空柱状部を形成し、該中空
柱状部内に鉄筋を配してコンクリートを打設充
填してなるため、全体が一体の壁として河岸の
のり面を保護する。
従来の張ブロツクのように表面が平担ではな
く、立体的な構造を有し、さらに栗石が充填さ
れているので、河岸のり面付近における流速を
減少させることができる。
栗石の充填により、コンクリートブロツクの
みの護岸に比べ藻等が付着しやすく、護岸構造
物全体を魚礁として魚類の生息に適した環境を
つくることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は施工の様子を示す斜視図、第2図はブ
ロツクを積み上げた状態を示す正面図、第3図は
この考案の護岸構造物の縦断面図である。 1……ブロツク、2……背面壁、3……斜壁、
4……連結部、5……透孔、6……嵌合凹部、7
……嵌合凸部、8……鉄筋、9……コンクリー
ト、10……栗石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. のり面に当接する背面壁と、該背面壁下辺部分
    から斜上方に立上がる斜壁と、両側端に設けら
    れ、隣接するブロツクの連結部と対向して上下方
    向に連続する中空柱状部を形成する断面コ字状の
    連結部とからなるブロツクを、のり面に沿つて上
    下左右に積み上げ、前記中空柱状部内に鉄筋を配
    してコンクリートを打設充填することにより一体
    化するとともに、前記背面壁と斜壁との間には栗
    石を充填してなることを特徴とする護岸構造物。
JP1808483U 1983-02-09 1983-02-09 護岸構造物 Granted JPS59125519U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1808483U JPS59125519U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 護岸構造物

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JP1808483U JPS59125519U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 護岸構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59125519U JPS59125519U (ja) 1984-08-23
JPS6328968Y2 true JPS6328968Y2 (ja) 1988-08-04

Family

ID=30149298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1808483U Granted JPS59125519U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 護岸構造物

Country Status (1)

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JP (1) JPS59125519U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030013076A (ko) * 2001-08-07 2003-02-14 대한주택공사 옹벽블록과 그것을 이용한 조적식 옹벽의 시공방법

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Publication number Publication date
JPS59125519U (ja) 1984-08-23

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