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JPS6327946B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327946B2
JPS6327946B2 JP6789780A JP6789780A JPS6327946B2 JP S6327946 B2 JPS6327946 B2 JP S6327946B2 JP 6789780 A JP6789780 A JP 6789780A JP 6789780 A JP6789780 A JP 6789780A JP S6327946 B2 JPS6327946 B2 JP S6327946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature coil
thrust
width
armature
field magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6789780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56166763A (en
Inventor
Juji Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6789780A priority Critical patent/JPS56166763A/ja
Publication of JPS56166763A publication Critical patent/JPS56166763A/ja
Publication of JPS6327946B2 publication Critical patent/JPS6327946B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、界磁マグネツト側を移動子とし、電
機子コイル側を固定子とし、上記移動子を直線往
復運動させるようにしたリニアモーターに関す
る。
一般に物を動かす装置としては、回転運動を行
なう回転モータ等が知られている。これら装置に
おいて、ひんぱんに用いられているのは、多目的
に使用される回転運動を行なう回転モータである
ことは言うまでもない。しかし、この回転運動を
行なうモータによつてある物体を直線往復運動さ
せるには、前記回転運動エネルギを直線往復運動
エネルギに変換する変換機が必要である。従つ
て、構造が複雑となり高価な直線往復運動駆動装
置になるという欠点を有する。このように物を駆
動するために種々の効率良好なモータ等が開発さ
れているが、物を直線運動させるには一般的な回
転運動を行なうモータ等よりも、じかに直線運動
を行なうリニアモーターの方が望ましいことが多
く、このリニアモーターの有効性が叫ばれて久し
い。そして、リニアモーターを種々の分野に用い
た発明、考案、例えばリニアモーターを用いたリ
ニアモーターカー、ドア開閉装置、カメラのシヤ
ツタ開閉装置、複写機や製図台等の直線駆動装置
等が知られているが、これらのリニアモーターの
多くはリニア誘導モーター、リニアパルスモータ
ー、あるいはボイスコイル型リニアモーターであ
る。リニア誘導モーターは大型且つ高価で、直流
電源を用いて駆動することができないため小型装
置には不向きである。リニアパルスモーターは、
機械的振動が大きく、また高速駆動すると脱調現
象を起こす欠点がある。またリニアパルスモータ
ーによつて、移動子の走行路全部に渡つて、ステ
ータ歯を細かく形成しなければならないため、非
常に高価なり、また移動子のストローク長を必要
に応じて長く形成変更することがやつかいであ
る。ボイスコイル型リニアモーターは、磁気デイ
スクのヘツド駆動用として用いられており、非常
に小型に形成できる利点があるものの、磁気回路
が複雑で移動子のストローク長を長くすることが
できない欠点がある。
そのためにリニア直流モーターが要望視されて
いる。かかるリニア直流モーターは、(1)直流電源
で駆動できることから、小型装置に用いて有用で
ある、(2)起動トルク(推力)が大きい、(3)リニア
パルスモーター等に比較して効率良好である、(4)
低速から高速まで、自由に回路設計できる。例え
ば、回路設計でリニアパルスモーターのように、
ステツプ駆動させることもできる、(5)また移動子
を高速走行させても脱調現象を生じない、(6)機械
的振動が少ない、(7)リニアパルスモーターのよう
な著しい機械加工精度を要求されない、という利
点がある。しかし、リニア直流モーターとして
は、従来のほとんどが、固定子鉄芯を有する有鉄
芯型のものである。このために、(1)位置検知素子
を配設するのにやつかいである、(2)有鉄芯型であ
るためにコキングが大きく、滑らかに走行させる
のにやつかいである。(3)有鉄芯型であるために界
磁マグネツトと吸引し合い、この結果、移動子を
支持する軸受や車輪等支持機構として監固且つ高
価なものを使用しなければならない(尚、この欠
点はリニア誘導モーターやリニアパルスモーター
においても同様である)、(4)有鉄芯型であるため
に、重量が重く、組立がやつかいで高価になる、
(5)必要に応じてストロークの長いものに変更しよ
うとしても、容易に固定子を長く追加変更するこ
とができない、という欠点がある。
本発明のリニアモーターは、上記事情に基いて
なされた可動マグネツト型のリニア直流モーター
で、(1)大きな推力(トルク)が得られ、(2)効率良
好で、(3)低速から高速まで自由に駆動でき、(4)界
磁マグネツトのN極又はS極を検出して電機子コ
イルに所望方向の通電を行なわすための位置検知
素子を望ましい位置に容易に配設でき、(5)空心型
電機子コイルを用いてコキングを極めて小さくで
き、この結果、滑らかに走行させることができ、
(6)移動子を支持する軸受や車輪等の支持機構とし
て安価なものを使用でき、(7)必要に応じて種々の
長さのストローク長のものに容易に変更でき、(8)
重量が軽く、部品点数が少なく、安価に量産でき
るようにすること、(9)界磁マグネツトの一磁極幅
の間隔で通電を切り換える電気角で180度通電方
式とすることで、効率良好で、大きな推力が得ら
れ、しかも制御方式が簡単で電気回路構成も簡単
になるリニアモーターを得ること、(10)電機子コイ
ルの枠内空胴部に合理的に駆動回路等の電気部品
を収納できるようにすること、(11)長いストローク
に渡つて移動子を移動させるような形式のリニア
モーターにおいては、大きな推力の必要としない
箇所では大きな開角の電機子コイル、大きな推力
を必要とする箇所では小さな開角の電機子コイル
を選択できるようにすることで、磁気回路内に配
設する電機子コイルの数を少なくできるようにし
て容易にリニアモーターを安価に形成できるよう
にすること、(12)位置検知素子を電機子コイルの推
力に寄与する導体部と対向する位置に配設するこ
となく電機子コイルの枠内空胴部に配設して尚且
つ効率のよい電気角で180度通電の行えるリニア
モーターを得ることを目的になされたものであ
る。尚、本願発明のような空心型電機子コイルを
用いたリニアモーターとしては、特開昭53−
147219号に開示のものがあるが、かかるリニアモ
ーターでは単に電機子コイルの枠内空胴部に位置
検知素子を配設しているにすぎないものであるた
め、効率良好で大きな推力が得られる等、多くの
メリツトを有する電気角で180度通電方式を採用
できないものとなつている。
かかる本発明の目的は、移動子の長手方向に沿
つて隣接する磁極が異極となるように一磁極の幅
がTのN極、S極の磁極を複数個有する界磁マグ
ネツトを移動子とし、該界磁マグネツトと空隙を
介して面対向する固定側位置に推力に寄与する導
体部の開角が、界磁マグネツトのN極、S極の一
磁極の幅をTとするとき、T・(2n−1)(但し、
n:2以上の整数)倍に形成された空心型の電機
子コイルを互いに他の電機子コイルと重ならない
ように複数個配設して固定子とし、上記電機子コ
イルの推力に寄与する一の導体部から上記T幅だ
け移動子の移動方向に離れた固定側位置に電機子
コイルと重ならないように位置検知素子を配設す
ることによつて達成される。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
固定子1は、主に鉄板等の磁性体からなるステ
ータヨーク2、矩形枠状(空心型)電機子コイル
3、ホール素子等の位置検出素子4及び必要な電
気回路5とからなる。長板上のステータヨーク2
の一方の面2aの中央部には、略等間隔に複数個
の移動子9の長手方向に沿つて矩形枠状電機子コ
イル3,3…が接着剤等によつて一列状に固着さ
れている。ステータヨーク2の一方の面は、絶縁
処理し、その上に必要なプリント配電パターンを
形成しておくと有用であるが、プリント基板を用
いてステータヨーク2上に電機子コイル3群を固
着しても良い。尚、矩形枠状電機子コイル3と3
の間隔は必ずしも等間隔である必要はない。即
ち、一つの矩形枠状の電機子コイル3で十分な推
力(トルク)が発生でき、次の電機子コイル3に
移動子9が到達すれば、次の矩形枠状の電機子コ
イル3に励時電流を流すようにすれば、移動子9
がスムーズに直線移動できるからであり、また目
的に応じて固定子1を長くすることがあり得、ス
テータヨーク2と他のステータヨーク2とを接続
してステータヨーク2の長さを増したときに矩形
枠状の電機子コイル3と3との間隔が必ずしも等
間隔になるとは言い切れないからである。同様に
ステータヨーク2は、必ずしも一つの長板状のも
のにする必要はなく、1つのステータヨーク2に
1個の矩形枠状の電機子コイル3を固設しておけ
ば足りる。即ち、固定子1を目的に応じて、その
長さを増していくことを容易にし得るようにする
ためである。従つて、ステータヨーク2は単に一
個のみの矩形枠状の電機子コイル3を固設するこ
とができる程度の大きさとし、該ステータヨーク
2に単に1個の矩形枠状の電機子コイル3を固設
して、これを1つのブロツク(ユニツト)とし、
このブロツクを並べて1つの長板状の固定子1を
形成するようにしてもよいわけである。このよう
にしても良いところから、前記したように矩形枠
状の電機子コイル3と3との間隔は必ずしも等間
隔にしなくても良いわけである。矩形枠状の電機
子コイル3は、コイルを多数ターン矩形枠状に巻
き回わした空心型のものを用いている。しかし、
印刷配線により形成した電機子コイル3としても
良いことは言うまでもない。尚、本実施例におい
ては、矩形枠状の電機子コイル3としているが、
必ずしも矩形枠状にしなくても良い。即ち、適宜
設計仕様に基いた枠型の空心型のもの等であれば
良い。電機子コイル3としては、自己融着線を用
いて形成すると便利である。矩形枠状の電機子コ
イル3には、それぞれ2本のプラス側、マイナス
側に接続するための端子6が取り出されている。
かかる端子6は、上記図示しないプリント配電パ
ターンを介して図示しない通電制御回路(必要な
電気回路5)に接続されている。電機子コイル3
の移動子9の移動方向と垂直な導体部3d,3e
は推力(トルク)に寄与する導体部で、電機子コ
イル3の移動子9の移動方向と平行な導体部3
b,3cは推力に寄与しない導体部である。電機
子コイル3は、後記から明らかなように推力に寄
与する導体部3dと3eとの開角が、後記する界
磁マグネツト11のN極又はS極の−磁極の幅を
Tとするとき、T・(2n−1)(但し、n:2以
上の自然数)倍とほぼ等しい枠型の空心型のもの
となつている。尚、上記開角は導体部3d,3e
の中心を基準にするのが望ましいが、該導体部3
d,3eはある幅をもつているので、多少ずれて
いる場合であつても良い。位置検知素子4は、電
機子コイル3、界磁マグネツト11に対向する上
記推力に寄与する導体部3d,3eがN極と対向
しているか、あるいはS極と対向しているかによ
つて、移動子9を所定方向に推進走行する必要が
あるので、電機子コイル3の推力に寄与する導体
部の上、例えば、点線囲い部15,16位置等の
当該導体部3d,3eと対向する固定側位置に配
置するのが位置的に望ましい。
しかし、このような位置に位置検知素子4を配
置するには種々の欠点を有する。すなわち、後記
する界磁マグネツト11と面対向する推力に寄与
する導体部3d,3e上に配置した場合には、当
該素子4の厚み分だけ、界磁エアーギヤツプ14
(第2図参照)が増長されて大きな推力が得られ
なくなる欠点がある。また界磁マグネツト11と
面対向する推力に寄与する導体部3d,3eと反
対の面位置、すなわちステータヨーク2位置に配
設することは、やつかいな点がある。そこで、第
1図及び第2図に示すように、矩形枠状の電機子
コイル3の枠内空胴部3aに電機子コイル3と重
ならないように配設した位置検知素子4又は該素
子4及び必要な電気回路5を収納すれば上記した
欠点が解決できるので有用である。必要な電気回
路5とは、前記位置検知素子4からの信号によつ
て移動子9を所定の方向に直線移動せしめるに適
した励磁電流を矩形枠状の電機子コイル3に流す
ための駆動電流制御回路等である。尚、突起2
b,2cはそれぞれ面2aに直角方向に突出形成
されたもので、矩形枠状の電機子コイル3の推力
に寄与しない導体部3b,3cと所定の間隔だけ
離した位置に上記導体部3b,3cと平行に設け
られている。突起2d,2eはそれぞれ突起2
b,2cに該突起2b,2cと同形態で平行に設
けられており、突起2bと2d,2cと2eとに
より溝部を形成している。この溝部に軸13が横
架され、該軸13に後記するレール7,8と係合
するV字溝12aを有するコロ12が回動自在に
軸支されている。レール7,8は後記する界磁マ
グネツト11の端部11a,11bと所定間隔だ
け離した位置の鉄板等の磁性体からなるムービン
グヨーク10に平行に設けられている。移動子9
は、主にムービングヨーク10及び後記界磁マグ
ネツト11からなる。移動子側のムービングヨー
ク10は、前記固定子1を形成するステータヨー
ク2と一定間隔だけ離した位置に該ステータヨー
ク2と対向位置するように上記適宜な手段にて摺
動自在に設けられている。界磁マグネツト11
は、ムービングヨーク10のステータヨーク2に
対するように配置されている。また界磁マグネツ
ト11は少なくとも矩形枠状コイル3に対向する
面がその長手方向に交互に所定の間隔(これを界
磁マグネツト11の開角幅あるいは磁極幅とい
い、この磁極幅を後記においては記号Tで表わし
ている)で、N極、S極の着磁極を複数有してな
る。
上記したように、電機子コイル3は、界磁マグ
ネツト11のN極、S極の一磁極の幅をTとする
とき、推力に寄与する2つの導体部3dと3eと
の開角がT・(2n−1)(但し、nは2以上の整
数)倍の幅の開角、即ち、3以上の奇数倍の開角
としている。このようにした理由の一つは、電機
子コイル3の推力に寄与する導体部3dの一方が
界磁マグネツト11のN極と対向しているとき、
他方の推力に寄与する導体部3eが界磁マグネツ
ト11のS極に対向していなければ、大きな推力
が発生しないからである。また電機子コイル3の
通電幅を広くして、界磁マグネツト11のN極又
はS極の磁極幅T間において十分な所定方向の推
力が発生するようにするためには、電機子コイル
3は、点線で示すように、界磁マグネツト11の
開角(磁極)幅Tと電機子コイル3の巻き幅(コ
イル幅)tとの関係はT=tとなるようにすれば
良い。ここにおいて、上記したように、位置検知
素子4は、点線で示す電機子コイル3を考える
と、推力に寄与する導体部3d,3eと対向する
位置(例えば、点線囲い部15,17位置)に配
設することが望ましいが、上記のようにやつかい
な点があるため、第1図及び第2図に示すように
電機子コイル3の枠内空胴部3a内に配設するこ
とができれば、これにこしたことはない。特に位
置検知素子4と共に通電制御回路等の電気回路5
(尚、これをIC化しておけば更に都合が良い)を
内蔵しておくことは有用である。しかし、界磁マ
グネツト11のN極又はS極の幅が狭い場合に
は、点線で示す電機子コイル3の開角(幅)Tも
小さくしなければならず、この電機子コイルの枠
内空胴部3a内に位置検知素子4及び電気部品5
を配設するには限界がある。すなわち、電機子コ
イル3が、第3図の点線で示すように、界磁マグ
ネツト11の磁極幅Tと略等しい開角T(=t)
に形成されていると、この開角T(=t)は導体
部3dと3eとによつて形成される幅が狭くなる
ために位置検知素子4及び電気回路5を点線で示
す電機子コイル3の枠内空胴部3a内に配設でき
なくなる。第3図を参照して、点線で示す電機子
コイル3の一方の推力に寄与する導体部3dは界
磁マグネツト11のN極と無極(あるいはこの部
分がS極となる場合もあり得る)と対向してお
り、他方の推力に寄与する導体部3eは界磁マグ
ネツト11のN極とS極との境界部に対向してい
る。
従つて、第3図を参照して、電機子コイル3
は、実線で示すようにその推力に寄与している導
体部3dと3eとの開角を、上記界磁マグネツト
11のN極又はS極の磁極幅をTとすると、この
磁極幅Tの奇数倍の巻き幅(コイル幅)3tとして
も、上記点線で示す電機子コイル3の開角幅t
が、T=tの場合と同様の位相にあるため、同様
のトルクが発生する。従つて、電機子コイル3
は、第3図に点線で示す開角tの電機子コイル3
に比較して、約3倍以上の幅の内側空胴部3aが
形成されるので、合理的に位置検知素子4あるい
は該位置検知素子4及び必要な電気回路5を合理
的に、当該電機子コイル3の枠内空胴部3a内に
収納配設できて望ましい。電機子コイル3をどの
ような開角のものに形成して、どのくらいの開角
幅の枠内空胴部3aのものとするかは、この枠内
空胴部3aの内部に収納配設する必要な電気回路
5の大きさ等によつて決定すると良い。このよう
にするためには、界磁マグネツト11のN極又は
S極の磁極幅をTとし、電機子コイル3のコイル
幅tをtとした場合に、矩形枠状の電機子コイル
3のコイル幅tを、コイル幅t=T・(2n−1)
(但し、n=2,…,n)とすると良いことは、
上記した通りである。位置検知素子4は、電機子
コイル3のコイル幅を第3図に示すように3tと
した場合、推力に寄与する導体部3d又は3eと
対向する、例えば、点線囲い部15又は16位置
に配設することが位置的に望ましい。しかし、こ
の位置に配設すると、上記したように位置検知素
子4の厚みだけ界磁エアーギヤツプ14が増長す
る欠点がある。従つてコイル幅3tの電機子コイ
ル3については、例えば、電機子コイル3の推力
に寄与する導体部3eと対向する点線囲い部16
位置に配設する位置検知素子4を、推力に寄与す
る導体部3dからコイル幅t、すなわち磁極幅T
だけ離れた実線で示す電機子コイル3の枠内空胴
部3a内の点線囲い部17位置に配設するように
して、上記した欠点を解消できる。このように、
第3図に点線で示す電機子コイル3の3以上の奇
数倍の開角の実線で示す電機子コイル3とするこ
とは、この枠内空胴部3a内に、位置検知素子4
及び必要な電気部品5を合理的に収納配設できる
ので非常に有用である。
上記推力に寄与する導体部3eと対向する位置
に配設すべき位置検知素子4を点線囲い部17位
置に配設するようにしたが、位相的に同じである
ため問題は生じない。また推力に寄与する導体部
3dから、磁極幅Tだけずれた点線囲い部18位
置に配設しても良い。かかる点線囲い部18位置
は、点線囲い部16,17位置と同相位置となる
からである。しかし、点線囲い部18位置に位置
検知素子4を電機子コイル3の枠内空胴部3a内
に収納配設できない欠点がある。また電機子コイ
ル3の推力に寄与する導体部3dと対向する位
置、例えば、点線囲い部15位置に配設するため
の位置検知素子4は、推力に寄与する導体部3e
から磁極幅Tだけ離れた点線囲い部19又は20
位置に配設すれば良い。該点線囲い部19,20
位置は、点線囲い部15位置と同相となるからで
ある。点線囲い部19位置に位置検知素子4を配
設した場合には、電機子コイル3の枠内空胴部3
a内に当該位置検知素子4を収納配設できるが、
点線囲い部20位置の場合には、電機子コイル3
の枠内空胴部3a内に収納配設できない不利があ
る。
しかし、点線囲い部18,20位置に位置検知
素子4を配設した場合には、電機子コイル3の枠
内空胴部3aに十分なスペースが形成されるの
で、必要な電気回路5を十分に且つ容易に収納配
設できる利点がある。また位置検知素子4を枠内
空胴部3a内に収納配設できないとしても、電機
子コイル3からさほど離れていないため、特に問
題はない。また点線囲い部18又は20位置に位
置検知素子4を配設した場合には、他の電機子コ
イル3の配設位置によつては、他の電機子コイル
3の推力に寄与する導体部と対向しない位置、例
えば、電機子コイル3と他の電機子コイル3との
間の位置、又は他の電機子コイル3の枠内空胴部
3a内位置に配設できるので、上記界磁エアーギ
ヤツプ14を増長するという欠点がなくなる効果
がある。特に他の電機子コイル3の枠内空胴部3
a内に位置検知素子4を収納配設できることとな
つた場合には、結果的には点線囲い部17,19
位置に配設したと同じメリツトを得ることができ
る。上記した位置に位置検知素子4を配設してお
くと、電機子コイル3へは開示マグネツト11の
一磁極幅ごとに素子4からの信号が反転するの
で、即ち、電気角で180度通電ごとの間隔で電機
子コイル3への通電が切り換えられる。
このように、本願発明では、180度ごとに電機
子コイル3への通電が切り換えられる180度通電
方式となつているので、効率良好なリニアモータ
ーが得られる。
本発明のリニアモーターは、以上の構成になつ
ている。
従つて、図示しない導電レールを通じて、必要
な電気回路5の一部を構成する駆動電流制御回路
に電流を流して作動させてやると、位置検知素子
4が界磁マグネツト11のS極かN極かのいずれ
かに対応しているかを検出し、この検知信号を必
要な電気回路5内の位置検知回路が駆動電流制御
回路に出力すると、移動子9がその方向に直線運
動させるに適した方向の電流が矩形枠状の電機子
コイル3に端子6を通して電流が流れ、界磁マグ
ネツト11の隣り合うN極、S極に所定方向の移
動磁界が発生するため、フレミングの左手の法則
により移動子9が所定の方向に直線運動する。
本発明は上記から明らかなように、(1)電機子コ
イルの開角の界磁マグネツトの磁極幅TのT・
(2n−1)倍としているので反トルクが入らず、
大きな推力が得られる、(2)電機子コイルを重ねな
いで配設した場合に特に有用で、電機子コイルを
重ねないで配設した場合には、界磁エアーギヤツ
プが小さくでき、大きな推力が得られる、(3)リニ
ア直流モーターなので効率良好である、(4)リニア
直流モーターなので、低速から高速まで自由に駆
動できる、(5)電機子コイル群を重ねて配設してい
ないので安価で、推力リツプルの滑らかなものが
得られる、(6)電機子コイルの開角を界磁マグネツ
トの磁極幅TのT・(2n−1)倍としているの
で、電機子コイルの推力に寄与する導体部と同位
相となる電機子コイルの枠内空胴部内に容易に位
置検知素子を配設できるので、推力に寄与する導
体部と対向するやつかいな位置に配設しないで済
むほか、位置検知素子による界磁エアーギヤツプ
の増長がなくなり大きな磁束が得られるため推力
の大きなリニアモーターが得られる、(7)空心型の
枠型の電機子コイル群にて電機子を形成したコア
レスタイプの可動マグネツト型リニア直流モータ
ーとなつているので、応答性が良く、しかも、鉄
芯がないためコキングを極めて小さくできるので
滑らかに移動子を走行できる。(8)鉄芯がないた
め、この鉄芯に電機子コイルを巻装するやつかい
さがなく、しかも電機子コイルを極めて容易且つ
安価に量産できる、(9)鉄芯がないため、害となる
ように鉄芯と界磁マグネツトが吸引し合うことが
なく、移動子を支持する軸受や車輪等の支持機構
として極めて安価なものを使用でき、また組立精
度や構成が非常にらふで済み、やつかいな位置決
め調整が不要なので、容易に組立できる、(10)位置
検知素子を望ましい位置に容易に配設できる、(11)
位置検知素子と共に電機子コイルの枠内空胴部内
に必要な電気回路を収納できるので、小型の可動
マグネツト型リニアモーターを形成できるほか、
枠内空胴部に位置検知素子及び必要な電気回路を
備えた電機子コイルをユニツト化できるので、特
に大きな推力の必要な箇所には多くの電機子コイ
ルを、大きな推力を必要としない箇所には、それ
に応じた個数の電機子コイルを配設できるので、
目的に応じて、移動子や固定子を長くした場合に
も、電機子コイルをユニツト化できるため、それ
に応じて容易に補正できるので、従来においてリ
ニアモーターのネツクとなつていた、ある装置専
用にしか使用できないという欠点を解消し、種々
の装置に容易に組み込み適用できる、(12)また上記
(11)から明らかなように移動子のストローク長の短
いものも長いものも容易に形成できる、(13)鉄
芯を用いていない、すなわち、コアレスタイプな
ので、重量が軽く、磁気回路も簡単で部品点数が
少なく、全体的にも、容易且つ安価に量産できる
可動マグネツト型リニア直流モーターを得ること
ができる、(14)180度通電方式のリニアモーター
となつているので、効率良好で、制御方法も簡単
で、市販のモーター用のICが使用できる、(15)
また上記(11)のように電機子コイルの枠内空胴部に
位置検知素子を収納配設しても従来と異なり180
度通電の行えるリニアモーターが得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリニアモーターの固定子の説
明図、第2図は本発明のリニアモーターの縦断面
図、第3図は界磁マグネツトと電機子コイルとの
展開図である。 符号の説明、1…固定子、2…ステータヨー
ク、3…矩形枠状の電機子コイル、3a…枠内空
胴部、3d,3e…推力に寄与する導体部、4…
位置検知素子、5…必要な電気回路、9…移動
子、10…ムービングヨーク、11…界磁マグネ
ツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動子の長手方向に沿つて隣接する磁極が異
    極となるように一磁極の幅がTのN極、S極の磁
    極を複数個有する界磁マグネツトを移動子とし、
    該界磁マグネツトと空隙を介して面対向する固定
    側位置に推力に寄与する導体部の開角が、界磁マ
    グネツトのN極、S極の一磁極の幅をTとすると
    き、T・(2n−1)(但し、n:2以上の整数)
    倍に形成された空心型の電機子コイルを互いに他
    の電機子コイルと重ならないように複数個配設し
    て固定子とし、上記電機子コイルの推力に寄与す
    る一の導体部から上記T幅だけ移動子の移動方向
    に離れた固定側位置に電機子コイルと重ならない
    ように位置検知素子を配設したことを特徴とする
    リニアモーター。 2 上記電機子コイルの枠内空胴部内には、位置
    検知素子及び必要な電気回路を配設してなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のリニア
    モーター。
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