JPH0438159A - 有鉄心型リニアdcブラシレスモータ - Google Patents
有鉄心型リニアdcブラシレスモータInfo
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- JPH0438159A JPH0438159A JP14281390A JP14281390A JPH0438159A JP H0438159 A JPH0438159 A JP H0438159A JP 14281390 A JP14281390 A JP 14281390A JP 14281390 A JP14281390 A JP 14281390A JP H0438159 A JPH0438159 A JP H0438159A
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- Japan
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- magnetic pole
- armature
- iron core
- field magnet
- brushless motor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の産業上の利用分野)
本発明は、高価になる位置検知素子が1個で足り、また
駆動回路が1相分で涜む極めて安価で、しかも自起動で
きるように構成した有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータを極めて容易且つ安価に形成できるようにした有
鉄心型リニアDCブラシレスモータに関し、電機子可動
型あるいは可動マグネット型の有鉄心型リニアDCブラ
シレスモータいずれかの形式にも通用のあるものである
。
駆動回路が1相分で涜む極めて安価で、しかも自起動で
きるように構成した有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータを極めて容易且つ安価に形成できるようにした有
鉄心型リニアDCブラシレスモータに関し、電機子可動
型あるいは可動マグネット型の有鉄心型リニアDCブラ
シレスモータいずれかの形式にも通用のあるものである
。
またかかる有鉄心型リニアDCブラシレスモータの電機
子を単相配置に形成することで、単相の有鉄心型リニア
DCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成できるも
のであるが、単相有鉄心型リニアDCブラシレスモータ
に限らず、多数個を多相配設することで有鉄心型多相リ
ニアDCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成でき
るものである。
子を単相配置に形成することで、単相の有鉄心型リニア
DCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成できるも
のであるが、単相有鉄心型リニアDCブラシレスモータ
に限らず、多数個を多相配設することで有鉄心型多相リ
ニアDCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成でき
るものである。
そして、この発明の最大の特徴は、電機子鉄心。
とりわけ磁極片の長さを最適設計することで、コギング
トルクを従来のものに比較して数10%も低減でき亡
有鉄心型リニアDCブラシレスモータであっても、極め
て清らかに移動子を走行できるようにした点にある。
トルクを従来のものに比較して数10%も低減でき亡
有鉄心型リニアDCブラシレスモータであっても、極め
て清らかに移動子を走行できるようにした点にある。
(従来技術とその問題点〉
従来公知の比較的移動ストロークを長く取れる形式の多
磁極型リニアDCブラシレスモータには、無鉄心型構造
のものと有鉄心型構造とがあり、いずれの形式も多相構
造となっているため、その相数分の位置検知素子と駆動
回路とを必要とし、非常に高価なものになっていた。
磁極型リニアDCブラシレスモータには、無鉄心型構造
のものと有鉄心型構造とがあり、いずれの形式も多相構
造となっているため、その相数分の位置検知素子と駆動
回路とを必要とし、非常に高価なものになっていた。
最も安価なリニアDCブラシレスモータを得るには、単
相リニアDCブラシレスモータ構成にするのが望ましい
、しかし、かかる単相リニアDCブラシレスモータによ
ると推力の発生しない死点位置が発生するために、長い
移動ストローク間に渡って−様な推力を得られないばか
りか、特別な自起動処理手段を設けない限り(尚、上記
単相リニアDCブラシレスモータにおいては、回転形の
単相ブラシレスモータと異なり、リニアDCブラシレス
モータ特有な自起動処理手段はほとんど出現していない
)、自起動できないために、従来より単相リニアDCブ
ラシレスモータは市場を見る限り、はとんど皆無といえ
る。
相リニアDCブラシレスモータ構成にするのが望ましい
、しかし、かかる単相リニアDCブラシレスモータによ
ると推力の発生しない死点位置が発生するために、長い
移動ストローク間に渡って−様な推力を得られないばか
りか、特別な自起動処理手段を設けない限り(尚、上記
単相リニアDCブラシレスモータにおいては、回転形の
単相ブラシレスモータと異なり、リニアDCブラシレス
モータ特有な自起動処理手段はほとんど出現していない
)、自起動できないために、従来より単相リニアDCブ
ラシレスモータは市場を見る限り、はとんど皆無といえ
る。
(本発明の課題)
本発明は、上記事情に基いてなされたものであり、高価
になる位置検知素子が19で足り、また駆動回路が1相
分で涜む安価に構成できて尚且つ特別な自起動処理手段
を設けることなく、自起動でき、しかも大きな推力が得
られる有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータを得る
ことを課題になされたものである。かかる有鉄心型単相
リニアDCブラシレスモータを得ることにより、これを
複数箇所に単相配置すればストロークの長い有鉄心型単
相リニアDCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成
できる。本発明は、こうした課題を満足する有鉄心型リ
ニアDCブラシレスモータを得ることを課題になされた
ものである。もちろん、上記したように上記有鉄心型単
相リニアDCモータを複数個用いて、これを多相配置す
ることによって有鉄心型多相リニアDCブラシレスモー
タをも容易且つ安価に得ることができる。
になる位置検知素子が19で足り、また駆動回路が1相
分で涜む安価に構成できて尚且つ特別な自起動処理手段
を設けることなく、自起動でき、しかも大きな推力が得
られる有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータを得る
ことを課題になされたものである。かかる有鉄心型単相
リニアDCブラシレスモータを得ることにより、これを
複数箇所に単相配置すればストロークの長い有鉄心型単
相リニアDCブラシレスモータをも容易且つ安価に形成
できる。本発明は、こうした課題を満足する有鉄心型リ
ニアDCブラシレスモータを得ることを課題になされた
ものである。もちろん、上記したように上記有鉄心型単
相リニアDCモータを複数個用いて、これを多相配置す
ることによって有鉄心型多相リニアDCブラシレスモー
タをも容易且つ安価に得ることができる。
そして、本発明の最大の課題は、上記有鉄心型単相リニ
アDCブラシレスモータを用いても比較的滑らかな移動
子の走行が可能なようにコギングトルクを大幅に低減す
ることにある。その他の課題は、以下の説明にて明らか
にしている。
アDCブラシレスモータを用いても比較的滑らかな移動
子の走行が可能なようにコギングトルクを大幅に低減す
ることにある。その他の課題は、以下の説明にて明らか
にしている。
(本発明の課題達成手段)
かかる本発明の課題は、隣り配置の磁極が異極となるよ
うに移動子の移動方向に沿って約T幅のN極、S極の磁
極をP(Pは3以上の整数)個設けて形成した界磁マグ
ネットを備え、該界磁マグネットと空隙を介して対向す
る位置にその中央部に形成した約0幅(但し、ooくθ
+α≦T、θ≧T/2.O≦α〈θ)の凹部の両サイド
に形成した磁極片を上記凹部の磁極片よりも界磁マグネ
ットに近ずけて形成した電機子鉄心の上記凹部に電機子
コイルを巻線して形成した有鉄心型電機子を1以上備え
、上記2つの磁極片の移動子の移動方向における一方の
端部が上記界磁マグネットのN極とS極との境界部と対
向しているとき、移動子の移動方向における他方の磁極
片の端部が上記界磁マグネットのN極またはS極のほぼ
中央部と対向するように上記2つの磁極片の長手方向の
長さを決定し、上記有鉄心型電機子側に上記界磁マグネ
ットのN極、S極の磁極を検出して該磁極位置検圧信号
に基づいて、上記電機子コイルに正逆方向の通電を行う
ことで上85凹部の磁極片の両サイドに形成した磁極片
に交互にN極、S極の磁極を形成して上記電機子側また
は界磁マグネット側のいずれか一方を相対的に移動する
移動子とし、他方を相対的に移動する固定子としてなる
、有鉄心型リニアDCブラシレスモータを提供すること
によって達成できる。
うに移動子の移動方向に沿って約T幅のN極、S極の磁
極をP(Pは3以上の整数)個設けて形成した界磁マグ
ネットを備え、該界磁マグネットと空隙を介して対向す
る位置にその中央部に形成した約0幅(但し、ooくθ
+α≦T、θ≧T/2.O≦α〈θ)の凹部の両サイド
に形成した磁極片を上記凹部の磁極片よりも界磁マグネ
ットに近ずけて形成した電機子鉄心の上記凹部に電機子
コイルを巻線して形成した有鉄心型電機子を1以上備え
、上記2つの磁極片の移動子の移動方向における一方の
端部が上記界磁マグネットのN極とS極との境界部と対
向しているとき、移動子の移動方向における他方の磁極
片の端部が上記界磁マグネットのN極またはS極のほぼ
中央部と対向するように上記2つの磁極片の長手方向の
長さを決定し、上記有鉄心型電機子側に上記界磁マグネ
ットのN極、S極の磁極を検出して該磁極位置検圧信号
に基づいて、上記電機子コイルに正逆方向の通電を行う
ことで上85凹部の磁極片の両サイドに形成した磁極片
に交互にN極、S極の磁極を形成して上記電機子側また
は界磁マグネット側のいずれか一方を相対的に移動する
移動子とし、他方を相対的に移動する固定子としてなる
、有鉄心型リニアDCブラシレスモータを提供すること
によって達成できる。
本発明の第2の課題は、上記凹部の両サイドに形成した
2つの磁極片の一方の磁極片を略n−T(nは1以上の
整数)幅の長さに形成し、他方の磁極片を略m・T+T
/2 (mは0以上の整数で、且つman)幅の長さに
形成することで達成できる。
2つの磁極片の一方の磁極片を略n−T(nは1以上の
整数)幅の長さに形成し、他方の磁極片を略m・T+T
/2 (mは0以上の整数で、且つman)幅の長さに
形成することで達成できる。
その他の本発明の第3の課題は、上記凹部の両サイドに
形成した2つの磁極片にその長手方向に沿って微細ピッ
チで凹凸を形成することによって達成できる。
形成した2つの磁極片にその長手方向に沿って微細ピッ
チで凹凸を形成することによって達成できる。
本発明の第4及び第5の譚組は、上記凹部の磁極片に電
機子コイルを巻線して形成した有鉄心型電機子は、その
界磁マグネットと対向する面部に非磁性体からなるプリ
ント配線基板を備え、該プリント配線基板に上記界磁マ
グネットの磁極位置を検出するための位置検知素子を配
設したり、あるいは位置検知素子を磁極片位置に配設す
ることによって達成できる。
機子コイルを巻線して形成した有鉄心型電機子は、その
界磁マグネットと対向する面部に非磁性体からなるプリ
ント配線基板を備え、該プリント配線基板に上記界磁マ
グネットの磁極位置を検出するための位置検知素子を配
設したり、あるいは位置検知素子を磁極片位置に配設す
ることによって達成できる。
本発明の第6及び第7の課題は、上記電機子鉄心は、磁
性体板をプレス等の手段により上記凹部及び該凹部の両
サイドの磁極片を一体形成したり、あるいは上記凹部の
両サイドの磁極片の界磁マグネットと対向する反対例の
位置に通電制御回路を設けたりすることによって達成で
きる。
性体板をプレス等の手段により上記凹部及び該凹部の両
サイドの磁極片を一体形成したり、あるいは上記凹部の
両サイドの磁極片の界磁マグネットと対向する反対例の
位置に通電制御回路を設けたりすることによって達成で
きる。
(本発明の実施例)
以下に示す本発明の実施例では、有用な有鉄心型単相リ
ニアDCブラシレスモータについて説明する。
ニアDCブラシレスモータについて説明する。
尚、以下に示す有鉄心型リニアDCブラシレスモータの
場合、より大きな推力を得ようとするならば、異なる位
置の同相位置に復起実施例で示す有鉄心型電機子を複数
個配置すれば良く、多相の有鉄心型リニアDCブラシレ
スモータを得たい場合には、後記実施例の有鉄心型電機
子を多数個用いて多相配置すれば極めて容易に形成でき
る。従って、これらの実施例については、以下の実施例
では省略する。また本発明は、界磁マグネット側若しく
は有鉄心型電機子側のいずれか一方を移動子とし、他方
を固定子としても良いため、以下に示す実施例では、図
面の都合上、1個の有鉄心型電機子が走行する形式の可
動電機子形有鉄心型すニアDCブラシレスモータについ
て説明する。しかし、可動界磁マグネット形有鉄心型す
ニアDCブラシレスモータとする場合には、有鉄心型電
機子側を固定側とし、界磁マグネット側を走行できるよ
うに構成すれば良い。
場合、より大きな推力を得ようとするならば、異なる位
置の同相位置に復起実施例で示す有鉄心型電機子を複数
個配置すれば良く、多相の有鉄心型リニアDCブラシレ
スモータを得たい場合には、後記実施例の有鉄心型電機
子を多数個用いて多相配置すれば極めて容易に形成でき
る。従って、これらの実施例については、以下の実施例
では省略する。また本発明は、界磁マグネット側若しく
は有鉄心型電機子側のいずれか一方を移動子とし、他方
を固定子としても良いため、以下に示す実施例では、図
面の都合上、1個の有鉄心型電機子が走行する形式の可
動電機子形有鉄心型すニアDCブラシレスモータについ
て説明する。しかし、可動界磁マグネット形有鉄心型す
ニアDCブラシレスモータとする場合には、有鉄心型電
機子側を固定側とし、界磁マグネット側を走行できるよ
うに構成すれば良い。
(本発明の第1実施例)
第1図及び第2図を参照して、本発明第1実施例の片面
励磁構造の可動電機子形の有鉄心型単相リニアDCブラ
シレスモータ1を説明する。
励磁構造の可動電機子形の有鉄心型単相リニアDCブラ
シレスモータ1を説明する。
磁性体板、例えば長板状の鉄板によって形成したステー
タヨーク2の内面には、長芋方向における幅が約T暢の
N極3N、S極3Sの磁極を交互にP(Pは3以上の整
数)個を隣接配設して後記する移動子の移動方向の軌跡
に沿って長手方向に沿って配設して長板状に形成した界
磁マグネット3を配設して後記するステータヨーク5と
共に固定子として設けている。
タヨーク2の内面には、長芋方向における幅が約T暢の
N極3N、S極3Sの磁極を交互にP(Pは3以上の整
数)個を隣接配設して後記する移動子の移動方向の軌跡
に沿って長手方向に沿って配設して長板状に形成した界
磁マグネット3を配設して後記するステータヨーク5と
共に固定子として設けている。
該界磁マグネット3と空隙4を介して長板状のステータ
ヨーク5を対向させて固定子としている。
ヨーク5を対向させて固定子としている。
上記界磁マグネット3とステータヨーク5間の空隙4に
は、可動有鉄心型電機子6を上記界磁マグネット3の長
手方向に沿って往復移動自在に図示しないリニアガイド
等の適宜な手段によって、往復移動自在に支持している
。
は、可動有鉄心型電機子6を上記界磁マグネット3の長
手方向に沿って往復移動自在に図示しないリニアガイド
等の適宜な手段によって、往復移動自在に支持している
。
上記可動有鉄心型電機子6は、次のように構成している
。
。
鉄板等の磁性体板9の中央部を、長手方向の長さがほぼ
T幅の凹部7が形成されるようにプレス等の手段により
、中央部にほぼ1幅の凹部7を形成し、該凹部7の磁極
片9Cの両サイドを折曲形成して微少空隙8を介して界
磁マグネット3と対向する2つの磁極片9a、9bを折
曲形成して可動電機子鉄心10を一体形成している0本
発明では、発生コギングトルクを滑らかにして、可動有
鉄心型電機子6を清らかに移動させるために、磁極片9
aまたは9bのいずれか一方の当該電機子6の移動方向
における端部が界磁マグネット3のN極とS極の磁極と
の境界部に対向しているとき、他方の磁極片9bまたは
9aの端部が界磁マグネット3のN極3NまたはS極3
Sのほぼ中央部と対向することのできる長さに当該磁極
片9a及び9bをlIM官設計している。
T幅の凹部7が形成されるようにプレス等の手段により
、中央部にほぼ1幅の凹部7を形成し、該凹部7の磁極
片9Cの両サイドを折曲形成して微少空隙8を介して界
磁マグネット3と対向する2つの磁極片9a、9bを折
曲形成して可動電機子鉄心10を一体形成している0本
発明では、発生コギングトルクを滑らかにして、可動有
鉄心型電機子6を清らかに移動させるために、磁極片9
aまたは9bのいずれか一方の当該電機子6の移動方向
における端部が界磁マグネット3のN極とS極の磁極と
の境界部に対向しているとき、他方の磁極片9bまたは
9aの端部が界磁マグネット3のN極3NまたはS極3
Sのほぼ中央部と対向することのできる長さに当該磁極
片9a及び9bをlIM官設計している。
このため、この実施例では、上記磁極9aの長さを略T
幅(但し、Tは界磁マグネット3の一磁極幅の長さとす
る)に形成し、他方の磁極片9bを略T/2の長さに形
成している。
幅(但し、Tは界磁マグネット3の一磁極幅の長さとす
る)に形成し、他方の磁極片9bを略T/2の長さに形
成している。
磁極片9a、9bを上記の長さに形成することによって
、第3図(f)に示すような滑らかな合成コギングトル
ク曲線40を得ることができるので、後記する可動有鉄
心型電機子6を清らかに移動させることができる。これ
は、仮に、例えば、磁極片9a及び9b共に略T幅に形
成した場合には、第3図(a)に示すようなコギングト
ルク曲Is4が得られるのみである。第3図(a)にお
いて、−点点線で示すのは後記する電機子コイル15に
通電した場合に得られる電磁トルクの大きさ及び周期を
示す電磁トルク曲線42を示すものである。この電磁ト
ルク曲線42から明らかなように界磁マグネット3の一
磁極幅Tの間隔で電磁トルク曲線42が切り変わる。こ
れに対して磁極片9a、9bが略T幅の時におけるコギ
ングトルク曲線41は、略T/2幅で切り変わる。コギ
ングトルク曲線41の負方向のコギングトルクは、実際
には、第3図(a)の点線で示すコギングトルク曲線4
1°で示すように、正方向のコギングトルクとなって働
くため第3図(b)で示すコギングトルク曲線4・3の
ように表わすことができる。
、第3図(f)に示すような滑らかな合成コギングトル
ク曲線40を得ることができるので、後記する可動有鉄
心型電機子6を清らかに移動させることができる。これ
は、仮に、例えば、磁極片9a及び9b共に略T幅に形
成した場合には、第3図(a)に示すようなコギングト
ルク曲Is4が得られるのみである。第3図(a)にお
いて、−点点線で示すのは後記する電機子コイル15に
通電した場合に得られる電磁トルクの大きさ及び周期を
示す電磁トルク曲線42を示すものである。この電磁ト
ルク曲線42から明らかなように界磁マグネット3の一
磁極幅Tの間隔で電磁トルク曲線42が切り変わる。こ
れに対して磁極片9a、9bが略T幅の時におけるコギ
ングトルク曲線41は、略T/2幅で切り変わる。コギ
ングトルク曲線41の負方向のコギングトルクは、実際
には、第3図(a)の点線で示すコギングトルク曲線4
1°で示すように、正方向のコギングトルクとなって働
くため第3図(b)で示すコギングトルク曲線4・3の
ように表わすことができる。
この第3図(b)で示すコギングトルク曲線43が第3
図(f)で示す合成コギングトルク曲線40に比較して
コギングトルクリップルが非常に大きいため、上記した
ように磁極片9a、9bの長さを略T幅に形成すると、
可動有鉄心型電機子6は滑らかな移動を行なうことがで
きない。
図(f)で示す合成コギングトルク曲線40に比較して
コギングトルクリップルが非常に大きいため、上記した
ように磁極片9a、9bの長さを略T幅に形成すると、
可動有鉄心型電機子6は滑らかな移動を行なうことがで
きない。
従って、本発明では、上記2つの磁極片9a及び9bは
、一方の磁極片9aまたは9bの可動有鉄心型電機子6
の移動方向における一端が上記界磁マグネット3のN極
3NとS極3Sとの境界部と対向しているとき、可動有
鉄心型電機子6の移動方向における他方の磁極片9bま
たは9aの他端が上記界磁マグネット3のN極3Nまた
はS極3Sのほぼ中央部と対向するように、上記2つの
磁極片9a及び9bの可動有鉄心型電機子6の移動方向
における長芋方向の長さを最適な設計のものに形成して
いる。
、一方の磁極片9aまたは9bの可動有鉄心型電機子6
の移動方向における一端が上記界磁マグネット3のN極
3NとS極3Sとの境界部と対向しているとき、可動有
鉄心型電機子6の移動方向における他方の磁極片9bま
たは9aの他端が上記界磁マグネット3のN極3Nまた
はS極3Sのほぼ中央部と対向するように、上記2つの
磁極片9a及び9bの可動有鉄心型電機子6の移動方向
における長芋方向の長さを最適な設計のものに形成して
いる。
このため、この実施例においては、磁極片9aの移動方
向における長さを略T幅に形成し、磁極片9bの移動方
向における長さを略T/2幅に形成している。磁極片9
a、9bを上記のように形成すると、第1図及び第2図
に示すように磁極片9aの一端9xが界磁マグネット3
のS極3SとN[113Nとの境界部に対向している時
、磁極片9bの他端9yは界磁マグネット3のN極3N
のほぼ中央部と対向している。
向における長さを略T幅に形成し、磁極片9bの移動方
向における長さを略T/2幅に形成している。磁極片9
a、9bを上記のように形成すると、第1図及び第2図
に示すように磁極片9aの一端9xが界磁マグネット3
のS極3SとN[113Nとの境界部に対向している時
、磁極片9bの他端9yは界磁マグネット3のN極3N
のほぼ中央部と対向している。
二のため、まず大きな電磁トルク曲線を得るために略T
幅に形成した磁極片9aの一端9xによると、上記した
ように第3図(b)に示したようなコギングトルク曲線
43が得られる。
幅に形成した磁極片9aの一端9xによると、上記した
ように第3図(b)に示したようなコギングトルク曲線
43が得られる。
これに対して、磁極片9bは略T/2輻に形成しており
、且つ上記磁極片9aがら略T/2幅だけ位相をずらし
ているため、当該磁極片9bの他端9yによってコギン
グトルク曲線41(43)から略T/4周期位相がずれ
た第3図(C)に示すコギングトルク曲線44が得られ
る。この第3図(C)における点線44′で示す負方向
のコギングトルク曲線は、実際には、正方向のコギング
トルクとなって現われるため、第3図(C)におけるコ
ギングトルク曲1s44は第3図(d)に示すコギング
トルク曲線45として現わすことができる。この結果、
第3図(b)のコギングトルク曲線43と第3図(d)
のコギングトルク曲線45を合成すると第3図(e)の
ように現わすことができる。従って、上記コギングトル
ク曲$43と45とを合成すると第3図(f)で示すよ
うな合成コギングトルク曲線40を得ることができる。
、且つ上記磁極片9aがら略T/2幅だけ位相をずらし
ているため、当該磁極片9bの他端9yによってコギン
グトルク曲線41(43)から略T/4周期位相がずれ
た第3図(C)に示すコギングトルク曲線44が得られ
る。この第3図(C)における点線44′で示す負方向
のコギングトルク曲線は、実際には、正方向のコギング
トルクとなって現われるため、第3図(C)におけるコ
ギングトルク曲1s44は第3図(d)に示すコギング
トルク曲線45として現わすことができる。この結果、
第3図(b)のコギングトルク曲線43と第3図(d)
のコギングトルク曲線45を合成すると第3図(e)の
ように現わすことができる。従って、上記コギングトル
ク曲$43と45とを合成すると第3図(f)で示すよ
うな合成コギングトルク曲線40を得ることができる。
この合成コギングトルク曲$40から明らかなように、
従来の場合のコギングトルク曲線43(第3図(b)参
照)に比較してコギングトルクリップルの数が2倍にな
っていて、極めて清らかな合成コギングトルク曲線とな
っている。
従来の場合のコギングトルク曲線43(第3図(b)参
照)に比較してコギングトルクリップルの数が2倍にな
っていて、極めて清らかな合成コギングトルク曲線とな
っている。
すなわち、本発明の有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータ1によると有鉄心形でありながら極めて清らかに
可動有鉄心型電機子6を直線的走行させることができる
。
モータ1によると有鉄心形でありながら極めて清らかに
可動有鉄心型電機子6を直線的走行させることができる
。
上記可動電機子鉄心10の凹部7の磁極片9Cには、螺
子孔11を形成している。この螺子孔11と一致するハ
ブ12に設けた当該透孔13を上記螺子孔11と一致さ
せ、螺子14を上記透孔13に挿入すると共に螺子孔1
1に螺着固定することで、上記ハブ12を可動電機子鉄
心10に固定している。
子孔11を形成している。この螺子孔11と一致するハ
ブ12に設けた当該透孔13を上記螺子孔11と一致さ
せ、螺子14を上記透孔13に挿入すると共に螺子孔1
1に螺着固定することで、上記ハブ12を可動電機子鉄
心10に固定している。
上記電機子鉄心10の凹部7の磁極片9Cには、導線を
トロイダル状に多数ターン巻回して電機子コイル15を
形成することで上記可動有鉄心型電機子6を形成してい
る。
トロイダル状に多数ターン巻回して電機子コイル15を
形成することで上記可動有鉄心型電機子6を形成してい
る。
尚、トロイダル状の電機子コイル15を可動電機子鉄心
10の凹部7の磁極片9Cにトロイダル状に巻線するの
がやっかいな場合には、可動電機子鉄心を形成する平板
状磁性体板9に第1図に示すようなトロイダル状に巻線
された電機子コイル15の内部中心部を上記平板状磁性
体板9に通して、上記凹部7の磁極片90部に位置決め
し、しかる徨、その磁性体板9の両端部をプレス等の手
段を用いて折曲させ、上記磁極片9a、9bを形成する
ことで、第2図に示すように上記凹部7の磁極片9c位
置に1tI!1子コイル15を容易にトロイダル状に巻
装配置できる。
10の凹部7の磁極片9Cにトロイダル状に巻線するの
がやっかいな場合には、可動電機子鉄心を形成する平板
状磁性体板9に第1図に示すようなトロイダル状に巻線
された電機子コイル15の内部中心部を上記平板状磁性
体板9に通して、上記凹部7の磁極片90部に位置決め
し、しかる徨、その磁性体板9の両端部をプレス等の手
段を用いて折曲させ、上記磁極片9a、9bを形成する
ことで、第2図に示すように上記凹部7の磁極片9c位
置に1tI!1子コイル15を容易にトロイダル状に巻
装配置できる。
尚、この実施例では、後記するよう1ニハブ12及び螺
子14を通すようにしているため、ハブ12及び螺子1
4を通すことができるような透孔15aを電機子コイル
15の上面部位置に形成できるように、上記電機子コイ
ル15を巻線形成している。
子14を通すようにしているため、ハブ12及び螺子1
4を通すことができるような透孔15aを電機子コイル
15の上面部位置に形成できるように、上記電機子コイ
ル15を巻線形成している。
上記可動有鉄心型電機子6の電機子コイル15の上面の
微少空隙8を介して対向する表面には、接着手段等の適
宜な手段により非磁性体からなる、例えば、プリント配
線基板16を配役固定している。
微少空隙8を介して対向する表面には、接着手段等の適
宜な手段により非磁性体からなる、例えば、プリント配
線基板16を配役固定している。
このプリント配線基板16には、上記螺子14を通すた
めに上記ハブ12に形成した透孔13と対向する箇所に
透孔17を形成している。
めに上記ハブ12に形成した透孔13と対向する箇所に
透孔17を形成している。
また、プリント配線基板16には、界磁マグネット3の
N極3N、S極3Sの磁極位置を検出することで、当該
界磁マグネット3の検出磁極位置に応じて上記電機子コ
イル15に所定方向の通電をなすような信号を図示しな
い通電制御回路に出力するホール素子やホールIC等の
磁電変換素子からなる位置検知素子18を配設している
。位置検知素子18をプリント配設基板16に配設する
に当って、界磁マグネット3と空隙4と対向するプリン
ト配線基板16面に位置検知素子18を配設しても良い
が、二のよ・5にするとプリント配線基板16面に位置
検知素子18が突出することになるので、この位置検知
素子18の厚み分だけ、界磁マグネット3と凹部7間の
エアーギャップ長が増加するため、そのエアーギヤツブ
要分だけ、大きな推力が得られないことになる。
N極3N、S極3Sの磁極位置を検出することで、当該
界磁マグネット3の検出磁極位置に応じて上記電機子コ
イル15に所定方向の通電をなすような信号を図示しな
い通電制御回路に出力するホール素子やホールIC等の
磁電変換素子からなる位置検知素子18を配設している
。位置検知素子18をプリント配設基板16に配設する
に当って、界磁マグネット3と空隙4と対向するプリン
ト配線基板16面に位置検知素子18を配設しても良い
が、二のよ・5にするとプリント配線基板16面に位置
検知素子18が突出することになるので、この位置検知
素子18の厚み分だけ、界磁マグネット3と凹部7間の
エアーギャップ長が増加するため、そのエアーギヤツブ
要分だけ、大きな推力が得られないことになる。
このため、本発明においては、プリント配線基板16は
、上記磁極片9a、9bと同一平面となるように凹部7
面に対向して水平(第1図及び第2図において)に上記
凹部7の界磁マグネット3と対向する表面部にプリント
配線基板16を配設すると共に、該プリント配線基板1
6の下面と上記電機子コイル15の表面間に通電制御回
路収納用空隙部19を形成できるように電機子コイル1
5の厚みをも制限して形成している。
、上記磁極片9a、9bと同一平面となるように凹部7
面に対向して水平(第1図及び第2図において)に上記
凹部7の界磁マグネット3と対向する表面部にプリント
配線基板16を配設すると共に、該プリント配線基板1
6の下面と上記電機子コイル15の表面間に通電制御回
路収納用空隙部19を形成できるように電機子コイル1
5の厚みをも制限して形成している。
このようにすることによって、プリント配線基板16の
下面に配線した図示しない駆動回路を含む通電制御回路
を上記通電制御回路収納用空隙部19内に合理的に収納
配設できるようにした可動子有鉄心型電機子6を形成し
て、該可動有鉄心型電機子6を上記固定子となる界磁マ
グネット3と空隙8を介して相対的移動するように構成
している。
下面に配線した図示しない駆動回路を含む通電制御回路
を上記通電制御回路収納用空隙部19内に合理的に収納
配設できるようにした可動子有鉄心型電機子6を形成し
て、該可動有鉄心型電機子6を上記固定子となる界磁マ
グネット3と空隙8を介して相対的移動するように構成
している。
(本発明の第1実施例の作用)
本発明の第1実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1は、上記構成からなる。
スモータ1は、上記構成からなる。
従って、当該有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ
1の無通電時、磁性片9a、9bは常に界磁マグネット
3のN極3N、 またはS極3Sに磁気的釣り合う位
置に吸引されて、例えば第2図に示すように磁性体板9
の一方の磁極片9aが界磁マグネット3のN極3Nの磁
極に対向している面積と、他方の磁極片9bが界磁マグ
ネット3のS極3Sの磁極に対向している面積とを比較
すると磁極片9aの方が磁極片9bよりも大きな面積に
形成されているため、当該磁極片9bと界磁マグネット
3のN極と磁気的に均り合う状態よりも優先して当該磁
極片9aが、例えば第2図に示すように界磁マグネット
3のN極3N(またはS極3S)と磁気的に均り合う位
置で最も磁気的に安定して停止する。
1の無通電時、磁性片9a、9bは常に界磁マグネット
3のN極3N、 またはS極3Sに磁気的釣り合う位
置に吸引されて、例えば第2図に示すように磁性体板9
の一方の磁極片9aが界磁マグネット3のN極3Nの磁
極に対向している面積と、他方の磁極片9bが界磁マグ
ネット3のS極3Sの磁極に対向している面積とを比較
すると磁極片9aの方が磁極片9bよりも大きな面積に
形成されているため、当該磁極片9bと界磁マグネット
3のN極と磁気的に均り合う状態よりも優先して当該磁
極片9aが、例えば第2図に示すように界磁マグネット
3のN極3N(またはS極3S)と磁気的に均り合う位
置で最も磁気的に安定して停止する。
この可動有鉄心型電機子6の停止位置によると、第2図
の状態を参照して説明すると、第2図の状態では(実際
には、これよりもずれた位置で停止している)、位置検
知素子18は界磁マグネット3のS極3Sの磁極を検出
しており、電機子コイル15は界磁マグネット3のS極
3Sの磁極と対向している。
の状態を参照して説明すると、第2図の状態では(実際
には、これよりもずれた位置で停止している)、位置検
知素子18は界磁マグネット3のS極3Sの磁極を検出
しており、電機子コイル15は界磁マグネット3のS極
3Sの磁極と対向している。
すなわち、本発明の有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータ1によると、無通電時、位置検知素子18は、必
ず界磁マグネット3のN極3NまたはS極3Sの磁極を
検出していて、N極3NとS極3Sの境界部を検出して
いない。また電機子コイル18も、必ず界磁マグネット
3のN極、S極の磁極と対向している。
モータ1によると、無通電時、位置検知素子18は、必
ず界磁マグネット3のN極3NまたはS極3Sの磁極を
検出していて、N極3NとS極3Sの境界部を検出して
いない。また電機子コイル18も、必ず界磁マグネット
3のN極、S極の磁極と対向している。
従って、可動有鉄心型電機子6は、図示しない通電制御
回路収納用空隙部内の通電制御1回路の電源をオンする
と、位置検知素子18が界磁マグネット3のN極3Nま
たS極3Sのいずれかの磁極を検出(第2図ではS極の
磁極3Sを検出)するので、この検出磁極に応じた位置
検知素子18の出力信号が図示しない通電制御回路に出
力され、該回路によって制御されつつ可動有鉄心型電機
子6を所定方向に走行すべき通電が電機子コイル15に
なされる。
回路収納用空隙部内の通電制御1回路の電源をオンする
と、位置検知素子18が界磁マグネット3のN極3Nま
たS極3Sのいずれかの磁極を検出(第2図ではS極の
磁極3Sを検出)するので、この検出磁極に応じた位置
検知素子18の出力信号が図示しない通電制御回路に出
力され、該回路によって制御されつつ可動有鉄心型電機
子6を所定方向に走行すべき通電が電機子コイル15に
なされる。
いま第2図の状態において、可動有鉄心型電機子6を矢
印F方向に走行させるために、電機子コイル15には、
磁極片9aにS極の磁極を発生させ、磁極片9bにはN
極を発生するように通電すると、磁極片9aと界磁マグ
ネット3のN極3Nとが吸引し、磁極片9bと界磁マグ
ネット3のN極3Nとが反発し合うので、可動有鉄心型
電機子6は矢印F方向に走行する。
印F方向に走行させるために、電機子コイル15には、
磁極片9aにS極の磁極を発生させ、磁極片9bにはN
極を発生するように通電すると、磁極片9aと界磁マグ
ネット3のN極3Nとが吸引し、磁極片9bと界磁マグ
ネット3のN極3Nとが反発し合うので、可動有鉄心型
電機子6は矢印F方向に走行する。
同様な方法で、位置検知素子18からの信号に基づいて
可動有鉄心型電機子6の電機子コイル15に順次適宜通
電切換することで、順次に可動有鉄心型電機子6を矢印
F方向に走行させることができる。
可動有鉄心型電機子6の電機子コイル15に順次適宜通
電切換することで、順次に可動有鉄心型電機子6を矢印
F方向に走行させることができる。
尚、可動有鉄心型電機子6を反矢印F方向に走行させる
には、そのような方向に可動有鉄心型電機子6が走行す
るうに電機子コイル18に切換通電するが(この場合、
通電制御回路をそのように工夫しておく)、例えば、位
置検知素子18の電源極性を逆にするなどの手法でも可
能となる。
には、そのような方向に可動有鉄心型電機子6が走行す
るうに電機子コイル18に切換通電するが(この場合、
通電制御回路をそのように工夫しておく)、例えば、位
置検知素子18の電源極性を逆にするなどの手法でも可
能となる。
尚、この第1実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1では、磁極片9bと界磁マグネット3とが磁
気的に均り合うよりも、磁極片9aと界磁マグネット3
とが磁気的に安定して均り合うよりも、磁極片9aと界
磁マグネット3とが磁気的に安定して均り合うように形
成しているため、本来的には一方向移動に適する構造と
なっているが、両方向移動させることができることは言
うまでもない、もしも、両方向移動に適する構造とする
ならば、上記した条件を満足させつつ、磁極片9aと9
bの長さを同じ長さ幅に形成すると良い。
スモータ1では、磁極片9bと界磁マグネット3とが磁
気的に均り合うよりも、磁極片9aと界磁マグネット3
とが磁気的に安定して均り合うよりも、磁極片9aと界
磁マグネット3とが磁気的に安定して均り合うように形
成しているため、本来的には一方向移動に適する構造と
なっているが、両方向移動させることができることは言
うまでもない、もしも、両方向移動に適する構造とする
ならば、上記した条件を満足させつつ、磁極片9aと9
bの長さを同じ長さ幅に形成すると良い。
(本発明の第2実施例)
第3図は上記第1実施例を改良した本発明の第2実施例
の有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−1を示
すもので、この単相リニアDCブラシレスモータ1−1
の場合には、無通電時に、矢印F方向側に磁気的に優先
されるように動くようにしている点では同様であるが、
凹部7の磁極片9Cの両サイドに形成した磁極片9a’
と9b′が界磁マグネット3のN極、S極と磁気的に
最も釣り合う位置で可動有鉄心型電機子6−1が停止す
るように可動電機子鉄心1o−1を構成し、上記同様に
凹部7の磁極片9Cに電機子コイル15を巻線すること
で可動有鉄心型電機子6−1を構成している。
の有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−1を示
すもので、この単相リニアDCブラシレスモータ1−1
の場合には、無通電時に、矢印F方向側に磁気的に優先
されるように動くようにしている点では同様であるが、
凹部7の磁極片9Cの両サイドに形成した磁極片9a’
と9b′が界磁マグネット3のN極、S極と磁気的に
最も釣り合う位置で可動有鉄心型電機子6−1が停止す
るように可動電機子鉄心1o−1を構成し、上記同様に
凹部7の磁極片9Cに電機子コイル15を巻線すること
で可動有鉄心型電機子6−1を構成している。
しかし、この第2実施例の有鉄心型単相リニアDCブラ
シレスモータ1−1では、磁極片9a’及び9°bと界
磁マグネット3との磁極とによって発生するコギングト
ルクが清らかに発生して、当該可動有鉄心型電機子6−
1が清らかに直線的移動するように磁極片9a’、9b
’と界磁マグネット3間の微少空隙8゛の長さがその端
部に至るに従って長くなるように、当該磁極片9a’及
び9b’をステータヨーク5頷に若干折曲形成させてい
る。このリニアモータ1−1の動作原理については、第
1実施例で説明しているのと同様なので省略する。
シレスモータ1−1では、磁極片9a’及び9°bと界
磁マグネット3との磁極とによって発生するコギングト
ルクが清らかに発生して、当該可動有鉄心型電機子6−
1が清らかに直線的移動するように磁極片9a’、9b
’と界磁マグネット3間の微少空隙8゛の長さがその端
部に至るに従って長くなるように、当該磁極片9a’及
び9b’をステータヨーク5頷に若干折曲形成させてい
る。このリニアモータ1−1の動作原理については、第
1実施例で説明しているのと同様なので省略する。
(本発明の第3実施例)
上記実施例におけるリニアモータ1.1−1においては
、通電制御回路収納用空隙部19内に通電制御回路を合
理的に内蔵できる例を示した。ここに、当該空隙部19
のみでは、通電制御回路の回路構成によっては、合理的
に上記空隙部19内に収納するには、十分な空間でない
。・このため、この第5図に示す有鉄心型単相リニアD
Cブラシレスモータ1−271.t、磁極片9a”、9
b″の界磁マグネット3と対向する面とは反対側の面に
通電制御回路収納スペース2oを形成し、このスペース
20に通電制御回路21を合理的に収納できるように可
動有鉄心型電機子6−2を形成している。
、通電制御回路収納用空隙部19内に通電制御回路を合
理的に内蔵できる例を示した。ここに、当該空隙部19
のみでは、通電制御回路の回路構成によっては、合理的
に上記空隙部19内に収納するには、十分な空間でない
。・このため、この第5図に示す有鉄心型単相リニアD
Cブラシレスモータ1−271.t、磁極片9a”、9
b″の界磁マグネット3と対向する面とは反対側の面に
通電制御回路収納スペース2oを形成し、このスペース
20に通電制御回路21を合理的に収納できるように可
動有鉄心型電機子6−2を形成している。
上記駆動回路収納スペース20は、磁極片9a9b”に
スタッド22を配設し、このスタッド22に上記凹部7
の磁極片9Cと対向する部分に透孔25を有する通電制
御回路21を配設したプリント配線基板23を螺子24
にて固定することで、通電制御回路21を収納している
。
スタッド22を配設し、このスタッド22に上記凹部7
の磁極片9Cと対向する部分に透孔25を有する通電制
御回路21を配設したプリント配線基板23を螺子24
にて固定することで、通電制御回路21を収納している
。
尚、この実施例における可動有鉄心型電機子6−2の場
合、上記リニアDCブラシレスモータ1゜1−1同様に
通電制御回路収納用空隙部19をも形成しても良い。
合、上記リニアDCブラシレスモータ1゜1−1同様に
通電制御回路収納用空隙部19をも形成しても良い。
しかし、このリニアDCブラシレスモータ1−2におけ
る通電制御回路収納スペース20によると、十分に通電
制御回路21を収納できるスペースがあるので、通電制
御回路収納用空隙部19を省略して、該空隙部19の厚
み分だけ更に電機子コイル15゛を多数ターン巻回形成
してより大きな推力を得ることができるようにしている
。
る通電制御回路収納スペース20によると、十分に通電
制御回路21を収納できるスペースがあるので、通電制
御回路収納用空隙部19を省略して、該空隙部19の厚
み分だけ更に電機子コイル15゛を多数ターン巻回形成
してより大きな推力を得ることができるようにしている
。
またこのリニアDCブラシレスモータ1−2の場合、上
記通電制御回路収納用空隙部19を省略して電機子コイ
ル15“を多数ターン巻回形成できるようにしているた
め、プリント配線基板16°に位置検知素子収納用透孔
26を形成し、該透孔26に位置検知素子18を収納す
るようにして、該素子18による電機子コイル15゛の
巻線ターン数を制限しないようにすると共に、該素子1
8の厚み分だけ界磁マグネット3と凹部7の磁極片9c
面間の空隙長を増加させないようにしている。
記通電制御回路収納用空隙部19を省略して電機子コイ
ル15“を多数ターン巻回形成できるようにしているた
め、プリント配線基板16°に位置検知素子収納用透孔
26を形成し、該透孔26に位置検知素子18を収納す
るようにして、該素子18による電機子コイル15゛の
巻線ターン数を制限しないようにすると共に、該素子1
8の厚み分だけ界磁マグネット3と凹部7の磁極片9c
面間の空隙長を増加させないようにしている。
またプリント配線基板16′は、凹部7の上面の磁極片
98″、9b”近傍部に段部27を形成し、この段部2
7に係合させ、螺子28を用いて凹部7の上面に当該磁
極片9a”、9b”と平行平面になるように配設してい
る。
98″、9b”近傍部に段部27を形成し、この段部2
7に係合させ、螺子28を用いて凹部7の上面に当該磁
極片9a”、9b”と平行平面になるように配設してい
る。
尚、この実施例のリニアDCブラシレスモータ1−2に
よると磁性体板である可動電機子鉄心10−2には、上
記した透孔11を形成する必要がなく、ハブ12も省略
でき、また透孔15aを有するやっかいな電機子コイル
15を形成しなくて良い利点がある。
よると磁性体板である可動電機子鉄心10−2には、上
記した透孔11を形成する必要がなく、ハブ12も省略
でき、また透孔15aを有するやっかいな電機子コイル
15を形成しなくて良い利点がある。
尚、この第3実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1−2の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
スモータ1−2の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
(本発明の第4実施例)
第6図は第3実施例を改良したもので、位置検知素子1
8の配設位置を変え、プリント配線基板16°を省略し
、電機子コイル15°°をより多数ターン巻回形成でき
るようにしてより大きな推力を得ることができるように
した有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−3と
なっている。
8の配設位置を変え、プリント配線基板16°を省略し
、電機子コイル15°°をより多数ターン巻回形成でき
るようにしてより大きな推力を得ることができるように
した有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−3と
なっている。
すなわち、このリニアDCブラシレスモータ1−3の場
合、磁極片9a、9b”’の表面程度まで至るように上
記凹部7にトロイダル状に電機子コイル15°°を巻線
形成している。
合、磁極片9a、9b”’の表面程度まで至るように上
記凹部7にトロイダル状に電機子コイル15°°を巻線
形成している。
磁極片9a、9b”’の反対の面には、上記凹部7と対
向する部分に透孔29を形成したプリント配線基板30
を配設し、該プリント配線基板30の下面に通電制御回
路21を構成する電気部品を配設している。また可動電
機子鉄心10−3の磁極片9b” ’には、位置検知素
子収納用透孔31を形成して、磁極片9a、9b’!’
の下面に配設したプリント配線基板30の上面に配設し
た位置検知素子18を上記透孔31内に収納して界磁マ
グネット3の磁極を検出できるように形成して、可動有
鉄心型電機子6−3を形成している。
向する部分に透孔29を形成したプリント配線基板30
を配設し、該プリント配線基板30の下面に通電制御回
路21を構成する電気部品を配設している。また可動電
機子鉄心10−3の磁極片9b” ’には、位置検知素
子収納用透孔31を形成して、磁極片9a、9b’!’
の下面に配設したプリント配線基板30の上面に配設し
た位置検知素子18を上記透孔31内に収納して界磁マ
グネット3の磁極を検出できるように形成して、可動有
鉄心型電機子6−3を形成している。
このように磁極片9b” ’ (または9aでも同様
)位置に位置検知素子18を配設しても、磁極片9b”
’(または9a)は必ず界磁マグネット3のN極3Nま
たはS極3Sと対向しているため、位置検知素子18は
当該界磁マグネ・ント3のN極3NまたはS極3Sを検
出でき、従って位置検知素子18がらの信号に基いて電
機子コイル15″に所定方向の通電を行なうことができ
るため、単相リニアDCブラシレスモータ1−3であっ
ても、確実に自起動走行できるものとなる。
)位置に位置検知素子18を配設しても、磁極片9b”
’(または9a)は必ず界磁マグネット3のN極3Nま
たはS極3Sと対向しているため、位置検知素子18は
当該界磁マグネ・ント3のN極3NまたはS極3Sを検
出でき、従って位置検知素子18がらの信号に基いて電
機子コイル15″に所定方向の通電を行なうことができ
るため、単相リニアDCブラシレスモータ1−3であっ
ても、確実に自起動走行できるものとなる。
(本発明の第5実施例)
第7図及び第8図を参照して、本考案の第5実施例とし
ての可動電機子形の有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータ1−4について説明する。
ての可動電機子形の有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータ1−4について説明する。
この有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−4は
、有鉄心型単相リニアDCブラシレスモ−夕1を包囲型
励磁構造の有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ構
造としただけであるので、異なる部分についてのみ説明
する。
、有鉄心型単相リニアDCブラシレスモ−夕1を包囲型
励磁構造の有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ構
造としただけであるので、異なる部分についてのみ説明
する。
この有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−4は
、円筒型ステータヨーク2゛ (第8図参照)の内面に
それぞれ長手方向の長さが略T輻に形成された円筒状の
N極、S極の界磁マグネットセグメント3“N、 3
°Sを交互に隣接配置して形成した円筒状の界磁マグネ
ット3°を固定している。尚、第7図における界磁マグ
ネット3゛は界磁マグネットセグメント3’N、3’S
で形成した4極のものを描いているが、夏冬こ多数極に
形成してもよい。
、円筒型ステータヨーク2゛ (第8図参照)の内面に
それぞれ長手方向の長さが略T輻に形成された円筒状の
N極、S極の界磁マグネットセグメント3“N、 3
°Sを交互に隣接配置して形成した円筒状の界磁マグネ
ット3°を固定している。尚、第7図における界磁マグ
ネット3゛は界磁マグネットセグメント3’N、3’S
で形成した4極のものを描いているが、夏冬こ多数極に
形成してもよい。
また可動有鉄心型電機子鉄心6−4は、円筒状の可動電
機子鉄心10−4の中央部に長手方向の長さが1幅に形
成された凹部7°を形成し、その両端部に円筒状の長手
方向の長さが上記磁極片9a、9b同様の長さ暢に形成
された磁極片9°a。
機子鉄心10−4の中央部に長手方向の長さが1幅に形
成された凹部7°を形成し、その両端部に円筒状の長手
方向の長さが上記磁極片9a、9b同様の長さ暢に形成
された磁極片9°a。
9’bを形成し、上記凹部7゛の磁極片9°Cに円筒状
に導線を多数ターン巻回して形成したリング状の電機子
コイル15°′°を巻線して、可動有鉄心型電機子6−
4を形成している。
に導線を多数ターン巻回して形成したリング状の電機子
コイル15°′°を巻線して、可動有鉄心型電機子6−
4を形成している。
このように形成した可動有鉄心型電機子6−4は、可動
電機子鉄心10−4の内部中心に軸線方向に沿って固定
されたリニアガイド形成シャフト32の外周を摺動して
その長手方向に往復走行する。なお、リニアガイド形成
シャフト32の外周と摺接する可動電機子鉄心10−4
の凹部7′の内周面にフッソ系樹脂を施しておくと可動
有鉄心型電機子6−4は滑らかに走行できて望ましいも
のとなる。
電機子鉄心10−4の内部中心に軸線方向に沿って固定
されたリニアガイド形成シャフト32の外周を摺動して
その長手方向に往復走行する。なお、リニアガイド形成
シャフト32の外周と摺接する可動電機子鉄心10−4
の凹部7′の内周面にフッソ系樹脂を施しておくと可動
有鉄心型電機子6−4は滑らかに走行できて望ましいも
のとなる。
また、この例では、リニアガイド形成シャフト32は、
両端が図示しない固定側に固定されていて、可動有鉄心
型電機子6−4がリニアガイド形成シャフト32の外周
を摺動しつつ走行するようにしているが、可動電機子鉄
心10−4の凹部7°等の適宜な箇所とリニアガイド形
成シャフト32を固定しておき、該リニアガイド形成シ
ャフト32と可動有鉄心型電機子6−4とが一体して走
行するようにしておいても良い。
両端が図示しない固定側に固定されていて、可動有鉄心
型電機子6−4がリニアガイド形成シャフト32の外周
を摺動しつつ走行するようにしているが、可動電機子鉄
心10−4の凹部7°等の適宜な箇所とリニアガイド形
成シャフト32を固定しておき、該リニアガイド形成シ
ャフト32と可動有鉄心型電機子6−4とが一体して走
行するようにしておいても良い。
電機子コイル15°°°の界磁マグネット3゜と対向す
る表面部にフレキシブルプリント配線基板33を配殺し
、該プリント基板33に位置検知素子18を配設して界
磁マグネット3°の磁極3“N、3’Sを検出できるよ
うにしている。
る表面部にフレキシブルプリント配線基板33を配殺し
、該プリント基板33に位置検知素子18を配設して界
磁マグネット3°の磁極3“N、3’Sを検出できるよ
うにしている。
磁極片9’a、9’bの内面部には、通電制御回路収納
スペース20゛を形成することができるので、該スペー
ス20°の段部34に通電制御回路21を配設した円環
状のプリント配線基板35を適宜な手段にて固定してい
る。
スペース20゛を形成することができるので、該スペー
ス20°の段部34に通電制御回路21を配設した円環
状のプリント配線基板35を適宜な手段にて固定してい
る。
尚、この第5実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1−4の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
スモータ1−4の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
(本発明の第6実施例)
この第9図及び第10図に示す第6実施例の有鉄心型単
相リニアDCブラシレスモータ1−5は、第5実施例の
有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−4を改良
したもので、電機子コイル151111の界磁マグネッ
ト3゛と対向する表面部にフレキシブルプリント配線基
板33を設けない構造となっている。このため、電機子
コイル15” ”は電機子コイル15゛°”よりも更に
導線を多数ターン巻回して、可動有鉄心型電機子6−5
を形成し、より大きな推力が得られるように構成してい
る。また位置検知素子18はプリント配線基板35の外
周に配設しておき、可動電機子鉄心10−5の磁極片9
°bに形成した透孔36に臨ませ、該透孔36を介して
位置検知素子18が界磁マグネット3°の磁極3’N、
3’Sを検出できるようにしている。
相リニアDCブラシレスモータ1−5は、第5実施例の
有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−4を改良
したもので、電機子コイル151111の界磁マグネッ
ト3゛と対向する表面部にフレキシブルプリント配線基
板33を設けない構造となっている。このため、電機子
コイル15” ”は電機子コイル15゛°”よりも更に
導線を多数ターン巻回して、可動有鉄心型電機子6−5
を形成し、より大きな推力が得られるように構成してい
る。また位置検知素子18はプリント配線基板35の外
周に配設しておき、可動電機子鉄心10−5の磁極片9
°bに形成した透孔36に臨ませ、該透孔36を介して
位置検知素子18が界磁マグネット3°の磁極3’N、
3’Sを検出できるようにしている。
この第6実IM例の有鉄心型単相リニアDCブラシレス
モータ1−5の動作原理も、第1実施例で示したと同じ
なので省略する。
モータ1−5の動作原理も、第1実施例で示したと同じ
なので省略する。
(本発明の第7実施例)
第11図及び第12図は本発明の第7実施例を示す有鉄
心型単相リニアDCブラシレスモータ1−6を示すもの
で、第1実施例におけるリニアモータ1の磁極片9a、
9bをそれぞれ長手方向に等しい長さに形成して、略3
T/4幅の磁極片9−1a、9−1bに形成した可動電
機子鉄心1〇−6を有する可動有鉄心型電機子6−6を
備えて形成したものとなっている。
心型単相リニアDCブラシレスモータ1−6を示すもの
で、第1実施例におけるリニアモータ1の磁極片9a、
9bをそれぞれ長手方向に等しい長さに形成して、略3
T/4幅の磁極片9−1a、9−1bに形成した可動電
機子鉄心1〇−6を有する可動有鉄心型電機子6−6を
備えて形成したものとなっている。
かかる3T74幅の磁極片9−1a、 9−1bは、
界磁マグネット3の一磁極の輻Tのほぼ4分の3磁極幅
となっているため、より確実に両方向に自起動走行でき
るコギングトルク及び磁気的吸引力及び反発力が発生す
る。
界磁マグネット3の一磁極の輻Tのほぼ4分の3磁極幅
となっているため、より確実に両方向に自起動走行でき
るコギングトルク及び磁気的吸引力及び反発力が発生す
る。
尚、この第7実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1−6の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
スモータ1−6の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
(本発明の第8実施例)
第13図を参照して、本発明の第8実施例の有鉄心型単
相リニアDCブラシレスモータ1−7は、第7実施例の
有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−6を改良
したもので、2つの磁極片9−1a’、9−1b’共に
その端部に至るに従って界磁マグネット3間の微少空隙
8゛が長くなるように、当該磁極片9−1a’、9−1
b’を当該ステータヨーク5側に若干折曲形成した可動
電機子鉄心1o−7を備えた可動有鉄心型電機子6−7
を有するものとなっている。
相リニアDCブラシレスモータ1−7は、第7実施例の
有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータ1−6を改良
したもので、2つの磁極片9−1a’、9−1b’共に
その端部に至るに従って界磁マグネット3間の微少空隙
8゛が長くなるように、当該磁極片9−1a’、9−1
b’を当該ステータヨーク5側に若干折曲形成した可動
電機子鉄心1o−7を備えた可動有鉄心型電機子6−7
を有するものとなっている。
尚、この第8実施例の有鉄心型単相リニアDCブラシレ
スモータ1−7の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
スモータ1−7の動作原理も、第1実施例で示したと同
じなので省略する。
(発明の効果)
本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモータは、上記
から明らかなように有鉄心型構造でありながら、コギン
グトルクリップルの極めて滑らかなスムーズに走行させ
ることのできるものを非常に簡単な構成に出来、ストロ
ークの短いものはもとより、ストロークの長いリニアD
Cブラシレスモータを極めて容易且つ安価に形成できる
。特に本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモータは
、有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータに用いて有
利であるが、n相形式に有鉄心型電機子を配設すること
により、n相の有鉄心型リニアDCブラシレスモータを
も極めて容易に形成でき、また電機子可動型のみならず
可動マグネット型構造のものも極めて容易に設計できる
。
から明らかなように有鉄心型構造でありながら、コギン
グトルクリップルの極めて滑らかなスムーズに走行させ
ることのできるものを非常に簡単な構成に出来、ストロ
ークの短いものはもとより、ストロークの長いリニアD
Cブラシレスモータを極めて容易且つ安価に形成できる
。特に本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモータは
、有鉄心型単相リニアDCブラシレスモータに用いて有
利であるが、n相形式に有鉄心型電機子を配設すること
により、n相の有鉄心型リニアDCブラシレスモータを
も極めて容易に形成でき、また電機子可動型のみならず
可動マグネット型構造のものも極めて容易に設計できる
。
第1図は本発明の有鉄心型単相リニアDCブラシレスモ
ータの第1実施例を示す主要部の分解斜視図、第2図は
第1図の縦断面図、第3図は発生コギングトルク曲線の
説明図、第4図は本発明の有鉄心型単相リニアDCブラ
シレスモータの縦断面図、第5図は本発明の有鉄心型リ
ニアDCブラシレスモータの第3実施例の縦断面図、第
6図は本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモータの
第4実施例の縦断面図、第7図は本発明の有鉄心型リニ
アDCブラシレスモータの第5実施例を示す主要部の分
解斜視図、第8図は第7図の縦断面図、第9図は本発明
の有鉄心型リニアDCブラシレスモータの第6実施例を
示す主要部の分解斜視図、第10図は第9図の縦断面図
、第11図は本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモ
ータの第7実施例を示す主要部の分解斜視図、第12図
は第11図の縦断面図、第13図は本発明の第8実施例
の縦断面図、第14図は本発明の有鉄心型リニアDCブ
ラシレスモータの第9実施例を示す主要部の分解斜視図
、第152は第14図の縦断面図である。 (行号の説明) 1、 1−1. 1−2. 1−3. 1−4. 1−
5゜1−6.1−7.1−8・・・可動電機子形の有鉄
心型単相リニアDCブラシレスモータ、2,2・・ステ
ータヨーク、3.3゛ ・・・界磁マグネット、3N
、3′N・・・N極の界磁マグネットセグメント、3S
13°S・・・S極の界磁マグネットセグメント、4・
・・空隙、5・・ステータヨーク、 6、 6−1. 6−2. 6−3. 6−4. 6−
5゜6−6. 6−7. 6−8・・・可動有鉄心型電
機子、7.7゛ ・・・凹部、8,8° ・・・微少
空隙、9・・・磁性体板、9−1a、 9−1b、
9a、 9a’、 9 ° a、9−1a’、9
° °a、9b、 9b’、 9b” 、 9
b” ’、 9’ b’9c ・ ・ ・磁極片
、 9x・・・該、 9y・・・他端、 1o。 10−1. 10−2. 10−3. 10−4. 1
0−5.10−6.10−7.10−8・・・可動電機
子鉄心、11・・・螺子孔、12・・・ハブ、13 ・
・ ・透孔、 14・ ・ ・螺子、 15.15’
15” 15”’ 15°°°゛ ・・・電機子
コイル、 15a・ ・・透孔、 16.16’ ・
・・プリント配線基板、17・・・透孔、18・・・
位置検知素子、19・・・通電制御回路収納用空隙部、
20.20° ・・・通電制御回路収納スペース、21
・・・通電制御回路、22・・・スタッド、23・・・
プリント配線基板、24・・・螺子、25・・・透孔、
26・・・位置検知素子収納用透孔、27・・・段部、
28・・・螺子、29・・・透孔、3o・・・プリント
配線基板、31・・・位置検知素子収納用透孔、32・
・・リニアガイド形成シャフト、33・・・フレキシブ
ルプリント配線基板、34・・・段部、35・・・プリ
ント配線基板、36・・・透孔、37・・・補助溝、4
o・・・合成コギングトルク曲線、41.41’・・・
コギングトルク曲線、42・・・電磁トルク曲線、43
・・・コギングトルク曲線、44.44°、45・・・
コギングトルク曲線。
ータの第1実施例を示す主要部の分解斜視図、第2図は
第1図の縦断面図、第3図は発生コギングトルク曲線の
説明図、第4図は本発明の有鉄心型単相リニアDCブラ
シレスモータの縦断面図、第5図は本発明の有鉄心型リ
ニアDCブラシレスモータの第3実施例の縦断面図、第
6図は本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモータの
第4実施例の縦断面図、第7図は本発明の有鉄心型リニ
アDCブラシレスモータの第5実施例を示す主要部の分
解斜視図、第8図は第7図の縦断面図、第9図は本発明
の有鉄心型リニアDCブラシレスモータの第6実施例を
示す主要部の分解斜視図、第10図は第9図の縦断面図
、第11図は本発明の有鉄心型リニアDCブラシレスモ
ータの第7実施例を示す主要部の分解斜視図、第12図
は第11図の縦断面図、第13図は本発明の第8実施例
の縦断面図、第14図は本発明の有鉄心型リニアDCブ
ラシレスモータの第9実施例を示す主要部の分解斜視図
、第152は第14図の縦断面図である。 (行号の説明) 1、 1−1. 1−2. 1−3. 1−4. 1−
5゜1−6.1−7.1−8・・・可動電機子形の有鉄
心型単相リニアDCブラシレスモータ、2,2・・ステ
ータヨーク、3.3゛ ・・・界磁マグネット、3N
、3′N・・・N極の界磁マグネットセグメント、3S
13°S・・・S極の界磁マグネットセグメント、4・
・・空隙、5・・ステータヨーク、 6、 6−1. 6−2. 6−3. 6−4. 6−
5゜6−6. 6−7. 6−8・・・可動有鉄心型電
機子、7.7゛ ・・・凹部、8,8° ・・・微少
空隙、9・・・磁性体板、9−1a、 9−1b、
9a、 9a’、 9 ° a、9−1a’、9
° °a、9b、 9b’、 9b” 、 9
b” ’、 9’ b’9c ・ ・ ・磁極片
、 9x・・・該、 9y・・・他端、 1o。 10−1. 10−2. 10−3. 10−4. 1
0−5.10−6.10−7.10−8・・・可動電機
子鉄心、11・・・螺子孔、12・・・ハブ、13 ・
・ ・透孔、 14・ ・ ・螺子、 15.15’
15” 15”’ 15°°°゛ ・・・電機子
コイル、 15a・ ・・透孔、 16.16’ ・
・・プリント配線基板、17・・・透孔、18・・・
位置検知素子、19・・・通電制御回路収納用空隙部、
20.20° ・・・通電制御回路収納スペース、21
・・・通電制御回路、22・・・スタッド、23・・・
プリント配線基板、24・・・螺子、25・・・透孔、
26・・・位置検知素子収納用透孔、27・・・段部、
28・・・螺子、29・・・透孔、3o・・・プリント
配線基板、31・・・位置検知素子収納用透孔、32・
・・リニアガイド形成シャフト、33・・・フレキシブ
ルプリント配線基板、34・・・段部、35・・・プリ
ント配線基板、36・・・透孔、37・・・補助溝、4
o・・・合成コギングトルク曲線、41.41’・・・
コギングトルク曲線、42・・・電磁トルク曲線、43
・・・コギングトルク曲線、44.44°、45・・・
コギングトルク曲線。
Claims (7)
- (1)隣り配置の磁極が異極となるように、移動子の移
動方向に沿って約T幅のN極,S極の磁極をP(Pは3
以上の整数)個設けて形成した界磁マグネットを備え、
該界磁マグネットと空隙を介して対向する位置にその中
央部に形成した約θ幅(但し、0゜<θ+α≦T,θ≧
T/2,0≦α<θ)の凹部の両サイドに形成した磁極
片を上記凹部の磁極片よりも界磁マグネットに近ずけて
形成した電機子鉄心の上記凹部に電機子コイルを巻線し
て形成した有鉄心型電機子を1以上備え、上記2つの磁
極片の移動方向における一方の端部が上記界磁マグネッ
トのN極とS極との境界部に対向しているとき、他方の
磁極片の端部がN極またはS極の磁極のほぼ手方向の長
さを決定し、上記有鉄心型電機子側に上記界磁マグネッ
トのN極,S極の磁極位置を検出して該磁極位置検出信
号に基づいて、上記電□子コイルに正逆方向の通電を行
なうことで、上記凹部の磁極片の両サイドに形成した磁
極片に交互にN極,S極の磁極を形成して上記有鉄心型
電機子側またはを界磁マグネット側のいずれか一方を相
対的に移動する移動子とし、他方を相対的に移動する固
定子としてなる、有鉄心型リニアDCブラシレスモータ
。 - (2)上記凹部の両サイドに形成した2つの磁極片の一
方の磁極片を略n・T(nは1以上の整数)幅の長さに
形成し、他方の磁極片を略m・T+T/2(mは0以上
の整数で、且つm<n)幅の長さに形成した、請求項(
1)に記載の有鉄心型リニアDCブラシレスモータ。 - (3)上記凹部の両サイドに形成した2つの磁極片は、
その長手方向に沿って微細ピッチで凹凸を形成してなる
、請求項(1)または(2)に記載の有鉄心型リニアD
Cブラシレスモータ。 - (4) 上記凹部の磁極片に電機子コイルを巻線して
形成した有鉄心型電機子は、その界磁マグネットと対向
する面部に非磁性体からなるプリント配線基板を備え、
該プリント配線基板に上記界磁マグネットの磁極位置を
検出するための位置検知素子を設けてなる、請求項(1
)乃至(3)いずれかに記載の有鉄心型リニアDCブラ
シレスモータ。 - (5) 上記位置検知素子は、上記凹部の両サイドの
磁極片位置に配置してなる、請求項(1)乃至(4)い
ずれかに記載の有鉄心型リニアDCブラシレスモータ。 - (6) 上記電機子鉄心は、磁性体板をプレス等の手
段により上記凹部並びに該凹部の両サイドの磁極片を一
体形成してなる、請求項(1)乃至(5)いずれかに記
載の有鉄心型リニアDCブラシレスモータ。 - (7) 上記凹部の両サイドの磁極片は、界磁マグネ
ットと対向する反対側の位置に通電制御回路を設けてな
る、請求項(1)乃至(6)いずれかに記載の有鉄心型
リニアDCブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14281390A JPH0438159A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 有鉄心型リニアdcブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14281390A JPH0438159A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 有鉄心型リニアdcブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438159A true JPH0438159A (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=15324227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14281390A Pending JPH0438159A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 有鉄心型リニアdcブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438159A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007189837A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Yaskawa Electric Corp | シリンダ形リニアモータおよびそのガイド装置 |
WO2012073755A1 (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-07 | Thk株式会社 | 可撓性マグネット、可撓性マグネットの製造方法、磁気エンコーダ、アクチュエータ |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP14281390A patent/JPH0438159A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007189837A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Yaskawa Electric Corp | シリンダ形リニアモータおよびそのガイド装置 |
WO2012073755A1 (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-07 | Thk株式会社 | 可撓性マグネット、可撓性マグネットの製造方法、磁気エンコーダ、アクチュエータ |
JP2012119472A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Thk Co Ltd | 可撓性マグネット、可撓性マグネットの製造方法、磁気エンコーダ、アクチュエータ |
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