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JPS63275659A - 末端基が制御されたポリアミド樹脂を含む熱可塑性ブレンド - Google Patents

末端基が制御されたポリアミド樹脂を含む熱可塑性ブレンド

Info

Publication number
JPS63275659A
JPS63275659A JP62095508A JP9550887A JPS63275659A JP S63275659 A JPS63275659 A JP S63275659A JP 62095508 A JP62095508 A JP 62095508A JP 9550887 A JP9550887 A JP 9550887A JP S63275659 A JPS63275659 A JP S63275659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
carbonate
polymer containing
ester
amine end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62095508A
Other languages
English (en)
Inventor
ロナルド・ジョン・ガムバール
ドナルド・カール・クラゲット
ルイス・マイケル・マレスカ
シェルドン・ジェイ・シャファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=42174295&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPS63275659(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPS63275659A publication Critical patent/JPS63275659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08L67/03Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the dicarboxylic acids and dihydroxy compounds having the carboxyl- and the hydroxy groups directly linked to aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリアミドと、エステルまたはカーボネート結
合を含有するポリマーとを含む熱可塑性樹脂ブレンドに
係る。より詳細には本発明は、制御されたアミン官能性
を有するポリアミドと、エステルまたはカーボネート結
合を有する少なくとも1種のポリマーとを含有する熱可
塑性樹脂ブレンドに係る。
発明の背景 ポリアミドとエステルまたはカーボネート結合を含有す
るポリマーとの熱可塑性ブレンドはよく知られている。
特に、ポリカーボネートはポリアミドとブレンドされて
さまざまに改変された特性を有するブレンドが製造され
て来ている。特開昭50−116541号には、電気絶
縁体に用いる5〜20重量%のナイロン12と80〜9
0重量%のポリカーボネートとのブレンドが開示されて
いる。特開昭56−85420号にはポリカーボネート
を0.5〜10重量%含有するポリアミド繊維が開示さ
れている。特公昭52−26936号には、ポリカーボ
ネート樹脂を5〜40重量%とポリアミド樹脂を95〜
60重量%含有する接若剤組成物が開示されている。特
開昭55−610511にはポリ(エステル−カーボネ
ート)100重量部とポリアミド1〜150重量部とを
含有する成形用組成物が開示されている。サカノ(SB
kano)らの米国特許第4.317.891号には、
ポリカーボネート、ポリアミド、および共役ジエンゴム
コポリマーを含有する熱可塑性ブレンドが開示されてい
る。
ポリアミドとポリエステルとのブレンドも知られている
。特開昭51−54657号は、ポリ(エチレン−テレ
フタレート)とポリアミドとのブレンドを開示している
。特開昭59−113049号は、ポリアリ−レート、
ポリカーボネートおよびポリアミドのブレンドを開示し
ている。特開閉55−50061号はポリ(エステル−
カーボネート)とポリアミドのブレンドを開示している
。米国特許第3,989.655号はポリエステルとポ
リアミドのブレンドを開示している。
上記の開示されたブレンドはその意図された目的には有
用である。しかしこのようなブレンドが、存在する物理
的特性の組合せにおけるかあるいは達成される物理的特
性の程度のいずれかにおいてとても期待通りではないこ
とはよく知られていることである。衝撃強さが劣ってお
り、ブレンドの粘度と分子量は期待された程度までいか
ない。理論上、これらのブレンドには、各々の樹脂がそ
れぞれ保有しうる優れた物理的特性を全体としてブレン
ドに付与するのに必要な程度の化学的相溶性に欠けてい
るとされている。
そこで本発明のひとつの目的は、衝撃強さ、粘度保持性
および分子量保持性が改良された、ポリアミドとエステ
ルまたはカーボネート結合を含有するポリマーとのブレ
ンドを製造することである。
本発明のもうひとつの目的は、化学的相溶性が改良され
た、ポリアミドとエステルまたはカーボネート結合を含
有するポリマーとのブレンドを製造することである。
発明の詳細な説明 要約すると、本発明によって予期されなかった程改良さ
れた特性を有する熱可塑性ブレンドが提供され、このブ
レンドは、 (a)アミン末端基の濃度が樹脂11(gにつき約30
g−meq未満である少なくとも1種のポリアミド、お
よび (b)エステルまたはカーボネート結合を含有する少な
くとも1種のポリマー を含む。
本発明に包含されるエステルまたはカーボネート結合を
含有するポリマーは、ポリマーの主鎖かグラフト鎖の中
に2個の炭素原子を連結する一←0−C−0→−または
−←C−0→−結合を少なくとも1個含有しているポリ
マーである。すなわち、広い意味で本発明は、エステル
結合とカーボネート結合とが容易に結合に加わっている
縮合ポリマーのみならず、たとえば側鎖またはグラフト
鎖内にエステル基をもつといったようなポリオレフィン
も包含する。もちろん、ポリマー内のエステルまたはカ
ーボネート結合の数が増え、かつ物理的特性を維持する
ことの重要性が増大すればするほど、そのようなポリマ
ーに対する本発明の関連性はますます大きくなる。した
がって本発明で使用するのに好ましいのはポリエステル
、ポリカーボネートおよびポリ(エステル−カーボネー
ト)である。
本発明で使用するのに適したポリカーボネート樹脂は、
二価フェノールをホスゲン、ハロホルメートまたはカー
ボネートエステルのようなカーボネート前駆体と反応さ
せて製造することができる。
一般的にいってそのようなカーボネートポリマーは、次
式の繰返し構造単位ををするものとして特徴付けられる
一←0−D−0−C→− ここで、Dはポリマー生成反応で用いた二価フェノール
の二価の芳香族基である。本発明の樹脂状混合物を得る
のに使用するカーボネートポリマーは、固有粘度が(メ
チレンクロライド中25℃で測定して)約0,30〜約
1.00dl/gの範囲であるのが好ましい。このよう
な芳香族カーボネートポリマーを得るのに使用できる二
価フェノールは、官能基としてヒドロキシ基を2個含有
し、その各々が芳香核の炭素原子に直接結合している単
核または多核の芳香族化合物である。好ましいポリカー
ボネート樹脂は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンとカーボネート前駆体とから誘導されたホ
モポリマーである。
これらの芳香族ポリカーボネートは、たとえば、米国特
許第4,018,750号および第4,123.436
号に記載されている方法に従って、上述のように二価フ
ェノールをホスゲンのようなカーボネート前駆体と反応
させるといったような公知の方法によって、あるいは米
国特許第3,154.008号に開示されているような
エステル交換法によって、あるいは当業者には公知の他
の方法によって、製造することができる。
また、「ポリカーボネート」という用語には、ポリカー
ボネートブロックと、第二のポリマー、たとえばポリエ
ーテルやポリジオルガノシロキサンのブロックとを有す
るブロックコポリマーも包含される。ポリ(ジオルガノ
シロキサン−ポリカーボネート)ブロックコポリマーは
よく知られており、米国特許第3.189,662号、
第3゜819.744号、第3,821.325号およ
び第3.832.419号(これらは引用によって本明
細書中に含まれるものとする)に記載されている。ポリ
(エーテル−カーボネート)ブロックコポリマーは米国
特許第3.030.335号およびジャーナル・オブ・
ポリマm−サイエンス(J、 Po1y Sci、)、
0部、第4号、第707〜730頁(同様に引用によっ
て本明細書中に含ませる)に詳しく記載されている。
通常用いられるポリ(エステル−カーボネート)樹脂は
、一般に線状のポリマー鎖内にカーボネート基−0−C
−O−、カルボキシレート基−C−0−1および芳香族
炭素環式基を繰返し有するポリマーとして記述できる。
ただし、カルボキシレート基の少なくともいくつかとカ
ーボネート基の少なくともいくつかは芳香族炭素環式基
の環炭素原子に直接結合している。これらのポリ(エス
テル−カーボネート)ポリマーは通常、芳香族の二官能
性カルボン酸またはエステル形成性誘導体、二価フェノ
ール、およびカーボネート前駆体を反応させて製造され
る。
本発明の組成物に使用できるポリ(エステル−カーボネ
ート)の製造に関しては、米国特許第3゜030.33
1号、第3.169,121号、第3.207.814
号、第4,194,038号およびi4,156.06
9号(これらは引用によって本明細書中に含ませる)に
記載されている。
本発明の実施の際に好ましいポリ(エステル−カーボネ
ート)としては、二価フェノール、芳香族ジカルボン酸
またはその反応性のエステル形成性誘導体(たとえば芳
香族二酸ハロゲン化物)、およびホスゲンから誘導され
る芳香族ポリ(エステル−カーボネート)がある。芳香
族ポリ(エステル−カーボネート)の特に有用な1群は
、ビスフェノール−Aと、イソフタル酸、テレフタル酸
、もしくはイソフタル酸とテレフタル酸の混合物、また
はこれらの酸の反応性誘導体(テレフタロイルジクロラ
イド、イソフタロイルジクロライド、またはテレフタロ
イルジクロライドとイソフタロイルジクロライドの混合
物)と、ホスゲンとから誘導されるものである。ポリ(
エステル−カーボネート)内のエステル単位のモル割合
は通常約25〜90モル%であり、約35〜80モル%
が好ましい。テレフタレート単位のモル範囲は、通常約
2〜約90%であり、約5〜約50%が好ましい(この
場合、コポリマーの残りのエステル単位はイソフタレー
ト単位である)。
本発明で使用するのに好ましいポリエステルは、線状ポ
リマー清白にカルボキシレート基を繰返して含むポリマ
ーとして記述できる。このようなポリエステルの好まし
いものは通常、二酸をほぼ等モル量のジオールと反応さ
せるか、ヒドロキシで置換されたカルボン酸または存在
する場合にはその環式エステル誘導体を自己反応させて
製造される。
ヒドロキシで置換されたカルボン酸の例としては、p−
ヒドロキシ安息香酸または環式清白に4〜12個の炭素
を有するラクトンを挙げることができる。ラクトンの中
には、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−
カプロラクトンなどが包含される。もちろん、ポリエス
テルは主としてポリラクトンであってもよいし、あるい
はラクトンを二酸およびジオールとのコポリマーとして
もよい。
好ましいポリエステルは二酸とジオールから重合された
ものである。この二酸としては脂肪族の二官能性カルボ
ン酸でもよいが芳香族の二官能性カルボン酸が好ましい
。ジオールとしては、脂肪族ジオール、脂環式ジオール
または二価フェノールがある。脂肪族の二官能性カルボ
ン酸の例としてはセバシン酸、アジピン酸、フマル酸、
コハク酸などがある。ジオールの例としては、脂肪族ジ
オールとしてエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、などが、また脂環式ジオール
として1.4−シクロヘキサンジメタツールがある。芳
香族の二官能性カルボン酸と二価フェノールについては
後にさらに述べる。
本発明で使用するのにとりわけ好ましいポリエステルと
しては、芳香族の二官能性カルボン酸と二価フェノール
から重合されたポリアリ−レート、ポリ(エチレンテレ
フタレート)やポリ(ブチレンテレフタレート)などの
ポリ(アルキレンテレフタレート)、ポリ(1,4−シ
クロヘキサンジメタツールテレフタレート)やエチレン
グリコールとのそのコポリマーを始めとするポリ(シク
ロアルキレンテレフタレート)がある。これらのポリマ
ーの重合法は特に臨界的なものではなく、当業者にはよ
く知られている。
上述のポリカーボネート、ポリ(エステル−カーボネー
ト)またはポリエステルを調製するのに有用な代表的二
価フェノールは次の一般式で表わされる。
(Y)   (R)    (Y) ff。
l1p HO−A−←E −□ A→−0H t                      sこ
こで、Aはフェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、ア
ントリレンなどのような芳香族基であり、Eはメチレン
、エチレン、プロピレン、プロピリデン、イソプロピリ
デン、ブチレン、ブチリデン、インブチリデン、アミジ
ノ、イソアミレン、アミリデン、イソアミリデンのよう
なアルキレンまたはアルキリデン基でよく、通常は炭素
原子を1〜12個もっている。Eがアルキレンまたはア
ルキリデン基である場合、これらは芳香族結合、第3級
アミノ結合、エーテル結合、カルボニル結合、ケイ素含
有結合のような非アルキレンもしくは非アルキリデン基
、またはスルフィド、スルホキシド、スルホンなどのよ
うなイオウ含有結合によって連結された2個以上のアル
キレンもしくはアルキリデン基で構成されていてもよい
。さらにEは、炭素原子が5〜7個の脂環式基(たとえ
ばシクロペンチル、シクロヘキシル)もしくは炭素原子
が5〜7個のシクロアルキリデン(たとえばシクロへキ
シリデン)、直接結合、イオウ含有結合(たとえばスル
フィド、スルホキシドもしくはスルホン)、エーテル結
合、カルボニル基、第3級窒素基、またはケイ素含有結
合(たとえばシランもしくはシロキシ)であってもよい
。Eが表わすことができるその他の基は当業者には明ら
かであろう。
Rは水素または一価の炭化水素基であり、たとえば、炭
素原子が1〜8個のアルキル(メチル、エチル、プロピ
ルなど)、アリール(フェニル、ナフチルなど)、アル
アルキル(ベンジル、エチルフェニルなど)、もしくは
炭素原子が5〜7個の脂環式(シクロペンチル、シクロ
ヘキシルなど)である。Yは塩素、臭素、フッ素などの
ような無機の原子、ニトロ基などのような有機基、上記
のRのような有!a基、ORのようなオキシ基でよく、
必要なことはYが反応体および反応条件に対して不活性
でしかもその影響を受けないということである。文字S
はθ〜20の整数、mはOからA上のIg置換可能位置
の数までの整数であり、pはOからE上の置換可能な位
置の数までの整数であり、tは少なくとも1に等しい整
数である。
上記の式1で表わされる代表的な二価フェノールにおい
てひとつより多くのY置換基が存在するならばそれらは
同一でも異なっていてもよい。同様に置換基Rについて
も同じことがあてはまる。
Sが1より大きい場合Eは同一でも異なっていてもよい
。Eが直接結合である場合、芳香環はアルキレンやその
他の橋かけが介在することなく直接連結される。芳香族
炭化水素歿基の環炭素原子が2個以上Yおよびヒドロキ
シル基で置換されている場合、芳香核妓基Aの上のヒド
ロキシル基およびYの位置はオルト、メタまたはパラで
変化することができ、並び方も隣接、非対象または対象
とすることができる。
上記のポリマーに使用することができる二価フェノール
化合物の例としては、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(すなわちビスフェノール−A)、
2.4’ −ジヒドロキシジフェニルメタン、ビス−(
2−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、ビス−(4−ヒドロキシ−5−
二トロフェニル)メタン、ビス−(4−ヒドロキシ−2
゜6−シメチルー3−メトキシフェニル)メタン、1.
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1.1−
ビス−(4−ヒドロキシ−2−クロロフェニル)エタン
、1.1−ビス−(2゜5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1.3−ビス−(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビス−(3−
フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス−(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシナフチル
)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ペンタン、3,3−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
ペンタン、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
へブタン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)フェニル
メタン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
シルメタン、1.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル
)−1,2−ビス−(フェニル)プロパン、2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパ
ンなどがある。また、ヒドロキノンやレゾルシノールに
よって代表されるジヒドロキシベンゼン類、4,4′−
ジヒドロキシジフェニル、2.2’−ジヒドロキシジフ
ェニル、2゜4′−ジヒドロキシジフェニルのようなジ
ヒドロキシジフェニル類、2,6−シヒドロキシナフタ
レンなどのようなジヒドロキシナフタレン類も包含され
る。
さらに、Eがイオウ含有基である二価フェノール類、た
とえば、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
2.4’ −ジヒドロキシジフェニルスルホン、ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、5′−クロロ−2゜4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、3−クロロ−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホンおよび4,4′−ジヒドロキシトリフェニ
ルジスルホンなどで例示されるジヒドロキシアリールス
ルホン類も有用である。これらやその他の有用なスルホ
ン類の製造については米国特許第2,288.282号
に記載されている。ヒドロキシで末端が停止したポリス
ルホン類ならびにハロゲン、窒素、アルキル基などを用
いて置換したスルホン類も有用である。
米国特許第3,148,172号に記載されているよう
なジヒドロキシ芳香族エーテル類は本発明の二価フェノ
ールとして有用である。これらのジヒドロキシ芳香族エ
ーテル類は米国特許第2゜739.171号に記載され
ているようにして製造できる。そのような化合物の代表
例としては、4.4′−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4゜4′−ジヒドロキシトリフェニルエーテル、4
゜3′−14,2’−14,1’−12,2’ −12
,3’ −1などのジヒドロキシジフェニルエーテル類
、4.4′−ジヒドロキシ−2,6−ジメチルジフェニ
ルエーテル、4.4’ −ジヒドロキシ−2,5−ジメ
チルジフェニルエーテル、4゜4′−ジヒドロキシ−3
,3′−ジイソブチルジフェニルエーテル、4.4’ 
−ジヒドロキシ−3゜3′−ジイソプロピルジフェニル
エーテル、4゜4′−ジヒドロキシ−3,3′ −ジニ
トロジフェニルエーテル、4.4’ −ジヒドロキシ−
3゜3′−ジクロロジフェニルエーテル、4.4’ −
ジヒドロキシ−3,3′−ジフルオロジフェニルエーテ
ル、4.4′−ジヒドロキシ−2,3’ −ジブロモジ
フェニルエーテル、6. 6’ −ジヒドロキシジナフ
チル−2,2′−エーテル、6゜6′−ジヒドロキシ−
5,5′−ジクロロジナフチル−2,2′ −エーテル
、4,4′ −ジヒドロキシペンタフェニルエーテル、
4. 4’ −ジヒドロキシ−2,6−シメトキシジフ
エニルエーテル、4.4′−ジヒドロキシ−2,5−ジ
ェトキシジフェニルエーテルなどがある。
二価フェノールの混合物も使用することができ、本明細
書中で二価フェノールというときにはこれらの物質の混
合物が包含されると考えられる。上述のポリマーの製造
に適したその他の二価フェノールが米国特許第2,99
9,835号、第3゜028.365号、第3.334
.154号および第4.131.575号に開示されて
いる。
一般に、ポリエステルの製造に従来から用いられている
芳香族二官能性カルボン酸またはそれらの酸ハロゲン化
物のような反応性誘導体はいずれも、上述のポリ(エス
テル−カーボネート)またはポリエステルの製造に使用
することができる。
使用することができる二官能性の芳香族カルボン酸には
全体が芳香族性のカルボン酸の他に脂肪族−芳香族カル
ボン酸も包含される。もちろん当業者には分るように、
数で小割合(%)の若干の二官能性カルボン酸を二官能
性の脂肪族カルボン酸としてもよい。しかし、このよう
な脂肪族カルボン酸を使用する場合でも芳香族カルボン
酸がもっている望ましい特性が実質的に損われるほどと
してはならない。芳香族ジカルボン酸またはこれらの反
応性誘導体たとえば芳香族二酸ハロゲン化物からは、物
理的特性の点から最も有用なポリ(エステル−カーボネ
ート)およびポリアリ−レートが生成する。
芳香族の二官能性カルボン酸は次の一般式で表わすこと
ができる。
HOOC−R1−C0OHn ここでR1は、フェニレン、ナフチレン、ビフェニレン
、置換フェニレンなどのような芳香族基、式IのEで定
義したような非芳香族性結合を介して連結された2個以
上の芳香族基、またはアルアルキル基もしくはアルカリ
ール基のような二価の脂肪族−芳香族炭化水素基を表わ
す。本発明の目的には、芳香族ジカルボン酸またはこれ
らのたとえば酸ハロゲン化物やジフェニルエステルなど
のような反応性誘導体が好ましい。したがって、式■で
表わされる好ましい芳香族の二官能性カルボン酸の場合
、R1はフェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、置換
フェニレンなどのような芳香族基である。本発明のポリ
(エステル−カーボネート)またはポリアリ−レート樹
脂を製造する際に用いることができる適当な芳香族ジカ
ルボン酸の非限定的な例のいくつかとしては、フタル酸
、イソフタル酸、テレフタル酸、ホモフタル酸、0−5
m−およびp−フエニレンニ酢酸、ならびにジフェニル
ジカルボン酸類および異性体ナフタレンジカルボン酸類
のような多核芳香族酸がある。これらの芳香族類は式I
の芳香族類が置換されている場合と全く同様にY基で置
換されていてもよい。
もちろんこれらの酸は個別に使用してもよいし、2種以
上の異なる酸の混合物として用いてもよい。
上記のポリカーボネートまたはポリ(エステル−カーボ
ネート)樹脂を製造するのに用いるカーボネート前駆体
はハロゲン化カルボニル、カーボネートエステルまたは
ハロホルメートのいずれかでよい。本発明で使用できる
ハロゲン化カルボニルは塩化カルボニルと臭化カルボニ
ルである。カーボネートエステルの典型例としては、ジ
フェニルカーボネート、ジ(ハロフェニル)カーボネー
ト類[たとえば、ジ(クロロフェニル)カーボネート、
ジ(ブロモフェニル)カーボネート、ジ(トリクロロフ
ェニル)カーボネート、ジ(トリブロモフェニル)カー
ボネートなど]、ジ(アルキルフェニル)カーボネート
類[たとえば、ジ(トリル)カーボネート]、ジ(ナフ
チル)カーボネート、ジ(クロロナフチル)カーボネー
ト、フェニルトリルカーボネート、クロロナフチルクロ
ロフェニルカーボネートなどがある。本発明で使用する
のに適したハロホルメートとしては、二価フェノール類
のビスハロホルメート類[たとえば、ヒドロキノンなど
のビスハロホルメート類]、またはグリコール類のビス
ハロホルメート類[たとえば、エチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ポリエチレングリコールなどの
ビスハロホルメート類]がある。当業者はその他のカー
ボネート前駆体も思い当たるであろうが、ホスゲンとも
いう塩化カルボニルが好ましい。
本発明に適したポリアミドは、アミノ基とカルボン酸基
との間に少なくとも2個の炭素原子を有するモノアミノ
−モノカルボン酸もしくはそのラクタムを重合したり、
あるいは2つのアミノ基の間に少なくとも2個の炭素原
子を含有するジアミンとジカルボン酸とをほぼ等モル割
合で重合したり、あるいは上に定義したようなモノアミ
ノカルボン酸もしくはそのラクタムを、はぼ等モル割合
のジアミンおよびジカルボン酸と共に重合したりするこ
とによって得ることができる。これらのジカルボン酸は
その官能性誘導体または等価物、たとえばエステルもし
くは酸塩化物の形態で使用することができる。ここで、
本明細書中でカルボン酸、エステルまたは酸塩化物に言
及している場合官能性の等価物の方が好ましいという情
況が当業者には容易にわかるであろう。すなわち、ジカ
ルボン酸について記載されている場合ジフェニルエステ
ルもしくは酸塩化物が適切であったり、あるいはモノ−
エステルについて記載されている場合カルボン酸もしく
は酸塩化物が適切であったりする。(ジアミンとジカル
ボン酸についての)「はぼ等モル」割合という用語は、
厳密に等モルの割合と、得られるポリアミドの粘度を安
定化するために従来の技術で用いられているように厳密
な等モルからは多少はずれた割合との両方を含めて意味
する。
ポリアミドを製造するのに有用な上述のモノアミノ−モ
ノカルボン酸またはそのラクタムの例としては、アミノ
基とカルボン酸基との間に2〜16個の炭素原子を含有
する化合物があり、ラクタムの場合にはこの炭素原子が
一〇〇−NH−基と共に環を形成している。アミノカル
ボン酸およびラクタムの特定例としては、アミノカプロ
ン酸、ブチロラクタム、ピバロラクタム、カプロラクタ
ム、カプリルラクタム、エナントラクタム、ウンデカノ
ラクタム、ドデカノラクタム、ならびに3−および4−
アミノ安息香酸を挙げることができる。
ボリア・ミドの製造に使用するのに適したジアミンとし
ては、直鎖および分枝のアルキル、アリールおよびアル
キル−アリールジアミンが包含される。このようなジア
ミンとしてたとえば次の一般式で表わされるものが挙げ
られる。
H2N(CH2)nNH2 ここでnは2〜16の整数である。これらの例としては
、たとえばトリメチレンジアミン、テトラメチレンジア
ミン、ペンタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、および特にヘキサメチレンジアミン、ならびにトリ
メチルへキサメチレンジアミン、m−フ二二レンジアミ
ン、p−フ二二レンジアミン、m−キシレンジアミン、
p−キシレンジアミンなどがある。
ジカルボン酸は、たとえば上記の式Hに記載したような
芳香族であってもよく、あるいは次式の脂肪族ジカルボ
ン酸でもよい。
HOOC−Z−COOH ここでZは少なくとも2個の炭素原子を含有する二価の
脂肪族基を表わす。このような酸の例はセバシン酸、オ
クタデカンニ酸、スペリン酸、グルタル酸、ピメリン酸
およびアジピン酸である。
本発明のブレンドのポリアミドは結晶性でもアモルファ
スでもこれらの混合相でもよいがアモルファスが好まし
い。ポリアミドすなわちナイロン(こう呼ばれることが
多い)の典型例としては、たとえば、ポリアミド6.6
/6.11.12.6/3.6/4.6/10および6
/12、テレフタル酸および/またはイソフタル酸とト
リメチルへキサメチレンジアミンとから得られたポリア
ミド、アジピン酸とm−キシリレンジアミンとから得ら
れたポリアミド、アジピン酸、アゼライン酸および2.
2−ビス−(p−アミノシクロヘキシル)プロパンから
得られたポリアミド、ならびにテレフタル酸と4.4′
 −ジアミノ−ジシクロヘキシルメタンとから得られた
ポリアミドがある。
上記のポリアミドまたはそのプレポリマーの2種以上の
混合物および/またはコポリマーも本発明の範囲内であ
る。
本発明にとって極めて重要なことは、上に一般的に説明
したポリアミドのアミン末端基濃度が充分に低いために
、カーボネートまたはエステル結合を含有するポリマー
とのブレンドにおいて、このカーボネートまたはエステ
ル結合を含有するポリマーの粘度および分子量と並びに
このブレンドの衝撃強さとが劣化によって実質的に影響
を受けることがなく、すなわち、粘度とM は20%よ
り多く低下することはなく、またノツチ付アイゾツト衝
撃強さは1.0ft−lb/inより大きい。一般に充
分に低いアミン末端基濃度とは約30g−meq/kg
未満程度であり、約10g−meq/)cg未満が好ま
しい。このようにアミン末端基濃度が低いポリアミドを
得るには、ベースのポリアミド上のアミン基を末端キャ
ッピングしてその濃度を制御するかまたはベースのポリ
マーの元来のアミン末端基濃度を低下するために適当な
条件下でポリアミドを重合するかすればよい。
重合されたベースのポリアミドのアミン末端基濃度は、
末端キャッピング用化合物を用いるいくつかのアミン末
端キャッピング反応のいずれかによって制御することが
できる。そのような末端キャッピング反応のひとつはア
ミド化反応で、これによると末端アミン基は、たとえば
、無水物R2(C−o)0(C−0)R2と結合してア
ミド結合を形成するか、酸塩化物R2(C−0)C1と
結合してアミド結合を形成するか、カルボン酸R2(C
−0)OHと結合してアミド結合を形成するか、カルボ
ン酸エステルR”  (C−0)OR2と結合してアミ
ド結合を形成するか、アミドR(C−0)NR2R2と
結合してアミド結合を形成するか、カーボネートR20
(C−0)OR2と結合してウレタン結合を形成するか
、イソシアネートR2−N−C−0と結合して尿素結合
を形成するか、またはカルボジイミドR2−N−C−N
−R2と結合してグアニジン結合を形成する。ただしこ
こでR2は飽和もしくは不飽和の脂肪族もしくは芳香族
炭化水素である。明らかに、上記の反応の各々でアミン
末端基は、それぞれ上記した結合を介してポリアミドに
結合された一R2末端基によって置き換えられる。
末端基を置換するのに別の反応を利用することもてきる
。イミン化反応では、アミン末端基はアルデヒドR2C
HOと結合してイミン結合を形成するか、またはアセタ
ールRCH(OR2)と結合してイミン結合を形成する
。ここでR2は上に定義したと同じであるがここでは水
素も包含する。アミン化反応では、アミン末端基がたと
えばオレフィンR3−CH−CH−R3と結合して置換
アミンを形成する。ここでR3はR2、−(C−0)R
2、−(C−0)OR2、−(C−0)OH1−CHO
l−(C−0)NR2R2であり、R2は上と同じであ
る。
イミド化反応ではアミン末端基が環式無水物と結合して
イミドを形成する。この環式無水物には次式をもつもの
がある。
す ここでR2は上で定義したものであるが、水素であって
もよくまたは互いに一緒になって脂環式基を形成してい
てもよい。このような環式無水物はアミン末端基と反応
してスクシンイミドを形成する。環式無水物は次の式を
もつこともある。
す ここでR2は上で定義したものであるが、水素であって
もよくまたは互いに一緒になって脂環式基を形成してい
てもよい。これらの環式無水物はアミン末端基と反応し
てマレイミドを形成する。環式無水物のさらに別の例は
次の一般式を有するものである。
ここでR2は上で定義したものであるが、水素であって
もよい。これらの環式無水物はアミン末端基と反応して
フタルイミドを形成する。
末端キャッピング用化合物の特定の代表例は、無水物と
しては安息香酸無水物および酢酸無水物、酸塩化物とし
てはベンゾイルクロライドおよび酢酸塩化物、カルボン
酸としては安息香酸および酢酸、カルボン酸エステルと
しては安息香酸フェニル、アミドとしてはN、N−ジメ
チルアセトアミド、カーボネートとしてはジフェニルカ
ーボネート、イソシアネートとしてはフェニルイソシア
ネート、カルボジイミドとしてはジフェニルカルボジイ
ミドである。別の代表的な末端キャッピング用化合物と
しては、アルデヒドとしてベンズアルデヒド、アセター
ルとしてジメトキシメタン、オレフィンとしてスチルベ
ン、飽和環式無水物としてコハク酸無水物、不飽和環式
無水物としてマレイン酸無水物、芳香族環式無水物とし
てフタル酸無水物がある。
上述の反応はいずれもアミンと関連したものであり、ア
ミンが受けやすい反応である。したがって、それぞれの
反応に関して上述した末端キャッピング用化合物は一般
にアミン末端基と極めて容易に反応し、ポリアミドのア
ミン末端基濃度を低下せしめる。
上に挙げた反応と化合物のリストはすべてではなく、た
とえばアミン末端基をエポキシドと反応させて置換度が
増大して反応性が低下したアミンとすることができる。
当業者は容易に別のアミン末端キャッピング反応に思い
当たるであろう。目的とするのは単にポリアミドのアミ
ン末端基濃度を低下するということだけである。
アミン末端キャッピング反応は、第二または第三の熱可
塑性ポリマーが存在する場合でも、単にポリアミドを末
端キャッピング用化合物と共に溶融押出することで実施
することができる。温度とかアミン末端キャッピング用
化合物の正確な量とかを始めとする個々の反応条件は当
業者が容易に決定できる。明らかに、温度は樹脂を溶融
しかつ反応を促進するのに充分な程高くなければならな
いがポリマーを分解劣化させる程高くはない。一般に、
特に環式無水物の場合、アミン末端基濃度を下げるには
アミン末端基官能性に対して少なくとも1当量、好まし
くは2当量の末端キャッピング用化合物を添加すべきで
あることが判明している。
ベースのポリアミドの本来のアミン末端基濃度は、重合
中に反応性のアミンまたはその誘導体と反応性のカルボ
ン酸またはその誘導体との比率を調整することによって
制御することができる。たとえば、分子量を高めにした
り、ジアミンモノマーに対して過剰の二酸モノマーを用
いてポリアミドを重合製造したり、重合中にモノ−アミ
ノまたはモノ−カルボン酸基を導入して末端にアミノ官
能性が生ずるのを妨げるかあるいは末端アミノ基をキャ
ッピングしたり、またはこれらの方法を組み合せたりし
て、ポリアミドのアミン末端基濃度を下げることができ
る。もちろん容易にわかることだが、二酸対ジアミンの
比率をあまりに高くしたりモノ−アミンやモノ−カルボ
ン酸の濃度をあまりに大きくしたりすると、ポリアミド
の分子量が劇的に減少する。モノ−アミン化合物を用い
るときは同時にジカルボン酸をジアミンよりも過剰に使
用すべきであるし、モノ−カルボン酸化合物を用いると
きにはジカルボン酸より過剰かまたは等しい量のジアミ
ンを使用するかまたはモノアミノモノカルボン酸化合物
またはラクタムと共に使用するべきである。当業者であ
れば、分子量は保ちながらアミン末端基濃度を低下する
のに適したモノマーの比率を決定できる。
適切なモノ−アミノ化合物には脂肪族モノ−アミン、脂
環式モノ−アミンおよびアルアルキルモノ−アミンが含
まれる。重合の方法に応じて、このようなモノ−アミン
は気化を防ぐために適当な分子量をもっていなければな
らない。好ましいモノ−アミンはドデシルアミン、デシ
ルアミン、テトラデシルアミン、ベンジルアミンおよび
アミノメチレンシクロヘキサンである。
適切なモノ−カルボン酸化合物またはその誘導体として
は、脂肪族カルボン酸、脂環式カルボン酸および芳香族
カルボン酸、または対応する酸塩化物もしくはエステル
誘導体がある。モノ−アミンと同様に、重合中の気化を
防ぐためにモノ−カルボン酸の分子量は調整しなければ
ならない。好ましいモノカルボン酸としてはフェニルベ
ンゾエート、フェニルナフタレートおよびフェニルステ
アレートがある。
上記のポリアミドはいくつかのよく知られた方法のいず
れによっても重合できる。塩重合では、アミン基とカル
ボン酸基とが反応してアミド基が形成されると共に水が
除去される。オリゴマー性の塩が形成され、水が除かれ
、重合は高めの温度で進行する。他の方法としては溶液
重合または界面重合がある。これらの方法は、アミンと
酸塩化物とを反応させてポリアミドを形成すると共に酸
は消失せしめる場合に推奨される。好ましい方法はアミ
ン−エステル交換による溶融重合である。
溶媒を加えてもよいし、あるいは米国特許第4゜567
.249号に記載されているように溶媒を用いずにプロ
セスを実施してもよい。
本発明で用いるのに適したポリアミドは、膜浸透圧法[
ヘロルド(J、 l!erold) 、?イヤーホフ(
G、Moycrhof’f’)、ヨーロビャン・ポリマ
ー・ジャーナル(Evr、 Po1m、 J、) 、1
5.525 (1979)]によって測定した数平均分
子量が約12,000〜約60.0OOr1モル、好ま
しくは約15゜000〜約40,0OOr1モル、最も
好ましくは約20,000〜約35.000g1モルで
ある。あるいは、好ましいポリアミドは、30℃のフェ
ノール/テトラクロロエチレン溶媒(重量比=60/4
0)10cc当たり40mgとして測定した固有粘度が
約0.5〜約1.6.dl/r、好ましくは約0. 7
〜約1.4dl/g、最も好ましくは約0. 9〜約1
.2dl/gのものと説明してもよい。
また、本明細書中において「ポリアミド」という用語を
使用する場合、強靭化またはスーパータフポリアミドを
も含めていうものと理解されたい。
スーパータフポリアミド、またはより一般的な呼称とし
てのスーパータフナイロンは、たとえばイー・アイ・デ
ュポン(E、1. DuPont)がザイデル(2yt
ol) STという商標で市販しており、あるいは特に
エプスタイン(Epsteln)の米国特許第4,17
4.358号、ツバツク(Novak)の米国特許第4
.474.927号、ルーラ(Roura)の米国特許
第4,346,194号およびジョフリオン(Jof’
l’rion)の米国特許第4,251,644号(す
べて引用によって本明細書中に含ませる)を始めとする
多くの米国特許に従って製造できる。これらのスーパー
タフナイロンは、1種以上のポリアミドを1m以上のポ
リマーまたはコポリマーのエラストマー性強靭化剤とブ
レンドすることによって製造される。適切な強靭化剤は
、上記の米国特許のほか、ケイウッド二相(Cayνo
od、 Jr、)の米国特許第3,884,882号お
よびスウィガー(Svigor)の米国特許第4.14
7,740号、ならびにガルッシ(Callucci)
ら、「エポキシ変性ポリエチレンの製造と反応(Pre
paration and Rcactl。
ns of’ Epoxy−Modll’led Po
1yetbylene)J 、ジャーナル・オブ・アプ
ライド・ポリマー・サイエンス(J、 APPL、 P
OLY、 SC1,) 、第27巻、第425〜437
頁(1982年)(これらは引用によって本明細書中に
含ませる)に開示されている。典型的には、これらのエ
ラストマー性ポリマーおよびコポリマーは、直鎖もしく
は分枝でも、グラフトポリマーおよびコポリマー(たと
えばコアーシェルグラフトコポリマー)でもよく、ポリ
アミドマトリックスと相互作用するかまたはこれに接着
してポリアミドポリマーの強靭性を高めることができる
官能性および/または活性でもしくは極性の高い基をも
つモノマーが共重合によって取り込まれているかあるい
は予め形成されたポリマーの上にグラフトして取り込ま
れていることを特徴とする。
ポリアミドとポリカーボネート、ポリ(エステル−カー
ボネート)および/またはポリエステルとの熱可塑性ブ
レンドはどんな割合でも少なくとも多少は本発明の利益
を受ける。しかし、実際問題としては、熱可塑性樹脂1
00重二部につきポリアミドが少なくとも1重量部、好
ましくは10重量部と、ポリカーボネート、ポリ(エス
テル−カーボネート)および/またはポリエステルが少
なくとも1重量部、好ましくは10重量部存在しなけれ
ばそのような利益は測定しうる程とならない。
もちろん、本発明の熱可塑性ブレンドは他の通常の適切
な熱可塑性樹脂に加えて、さまざまな衝撃改質剤、安定
剤、難燃剤、離型剤、強化剤、顔料などを含有していて
もよい。多くの添加剤が広く使われており、本発明で使
用するのに適していると思われる。
本発明の熱可塑性ブレンドは標阜的な技術、たとえば単
純な溶融混合または乾式混合および高温溶融押出によっ
て簡単に製造できる。押出した混合物はその後特定の寸
法の物品に成形するかまたはさらに押出してフィルムも
しくはシート製品とする。
特定具体例の説明 以下の実施例によって本発明をさらに例示する。
しかし本発明の範囲は以下に示したものだけに限定する
意図はない。
試  験 (A)アミン末端基濃度の測定 ナイロンのサンプル(約20g)をトーマスーウィリー
(Thomas−Wi 1oy)ミルで細かくすりつぶ
した後、60℃、25 i nHgの真空オーブンで4
0分間乾燥した。真空密閉したデシケータ−中で1時間
冷却した後、250m1のエルレンマイヤ−(Erle
nmeyer)フラスコ2本に7gのサンプル2つを計
って入れた(互いに最も近くて0.1mgで2Orag
以内)。可能なかぎりいつでもフラスコに栓をした。そ
れぞれのフラスコ(AとB)に、メタノール中68%フ
ェノール溶液を125.0ml加え、同じ溶液を同容!
13つ目のフラスコに入れてブランクとした。3本のフ
ラスコにそれぞれ30国の凝縮器を付け、ホットプレー
ト上で磁気攪拌しながら加熱還流した。一般にポリマー
が全て溶けるのには15分必要であり、その後溶液をさ
らに45分間還流した。加熱を止めてホットプレートか
らはずした後、水浴中で1時間かけてフラスコを室温ま
で冷却した。その後凝縮器をはずし、等容量の1%キシ
レンシアツール水溶液と1%メチルオレンジ水溶液とで
構成された指示薬溶液0゜40m1をそれぞれのフラス
コに加えた。10.00m1のビユレットを用い、0.
0500MのHClで最初に安定した薄いピンクの色が
つくまでフラスコAを滴定し、その容積を記録した。こ
のフラスコに、1.OOMのHCIを101.2mlと
ピリジンを10.0ml含有する緩衝溶G5.0mlる
まで滴定し、この容積を実際の測定値として記録した。
ブランクのフラスコも同様に滴定した。
いくつかの場合に指示薬溶液をブランクに加えると(終
点を越えたところで)紫色になった。従ってこれを0.
0474MのNaOHで逆滴定した。
修正されたアミン末端基濃度(AEG濃度)は次のよう
に計算した。
(フラスコB容積XllCl濃度−ブランク容積×滴定
剤濃度’) X100OEG− フラスコBナイロン重量 一グラムーミリ当量/kg (g−meq/kg)(B
)クロロホルム抽出と分子量測定 細かくすりつぶしたポリアミド/ポリカーボネートブレ
ンドの重さを計り、ソックスレーシンプルに載せ、その
後、クロロホルムを含有する還流凝縮器を備えた250
m1の丸底フラスコの上に取り付けた抽出チャンバを用
い、15時間(−晩)かけて、還流するクロロホルム1
50m1で連続的に抽出した。溶液を真空中で蒸発させ
、さらに正確に重さを計るために、−晩高真空下で乾燥
して湿気と残留する溶媒を除去した。小さい固体サンプ
ル(7mg)をクロロホルム中の0,5%エタノール溶
液3mlに溶かし、GPC分析[ウォーターズ・アソシ
エーツ(Waters As5oc、) 、ウルトラス
チロゲル(ultrastyrogcl) 500 A
’ 、103A’、IOA’および105A’カラム、
溶離液−クロロホルム中0.5%エタノール、ポリスチ
レンの標準分子量物質と比較]にかけてポリカーボネー
トの分解劣化の程度を評価した。ソックスレーシンプル
中に残った物質(残留ポリアミド)を60℃、30 i
 nHgの真空オーブン中で一晩乾燥した後、正確に重
さを計るためにデシケータ−に移して室温まで冷却した
実施例1〜5 原料(表1)を、室温大気圧の窒素下で4CVアトラン
テイツク・リサーチ(Atlantic Re5oar
ch)へりコーン反応器に入れる。反応器を密閉し、窒
素で21b/平方インチに加圧する。混合物を攪拌し4
5分間かけて180℃まで加熱する。この混合物を18
0℃、窒素圧下でさらに30分間攪拌し続ける。反応温
度を15分間かけて200℃まで上げる。この混合物を
さらに30分間200℃に保つ。窒素を減らして圧力を
大気圧まで下げる。反応温度を15分間かけて225°
Cまで上げる。5分間陥で5インチ(水銀)ずつ下げて
20インチ(水銀)になるまで減圧する。この減圧下で
混合物をさらに15分間攪拌する。この間に混合物の温
度は240〜245℃まで一ヒる。次いでさらに減圧し
て真空(水銀0.4〜3mm)にする。
同時に混合物の温度は265℃まで上昇する。この混合
物を上記の条件で、原料とその相対割合に応じて5〜3
0分間攪拌し続ける。この時点で混合物は粘稠な高分子
量の樹脂となっている。そこで反応器に窒素ガスを導入
して大気圧に戻す。反応器の底のバルブを開き、樹脂を
水浴中に押出す。
実施例1〜5で得られた樹脂は全てポリ(ヘキサメチレ
ン−イソフタルアミド)樹脂(すなわちナイロン6、■
)であり、その遊離アミンのレベルは表2に示したよう
にさまざまである。これらはいずれもアモルファスで゛
あり、Tgはおよそ12表   1 ■ ジフェニルイソフタレート、クォリティ・ケミカル
ズ社(Quality Chcmlcals Co、)
 、、純度99+% 2 ヘキサメチレンジアミン、アルドリッチ・ケミカル
社(Aldrich Chemical Co、)、純
度98% 3 ドデシルアミン、アルドリッチ・ケミカル社(Al
drlch Chemical Co、)、純度98%
表   2 ’  60/40重量部のフェノール/対称テトラクロ
ロエタン、30℃ 実施例6〜10 実施例1〜5と同様にして合成した樹脂を用いて重量比
が75/25のポリカーボネート/ナイロン樹脂ブレン
ドを製造した。ブレンドに先立つて、ナイロンとポリカ
ーボネート樹脂成分は110℃の強制循環熱風オーブン
でそれぞれ10時間と4時間乾燥した。ブレンドは、成
分を乾式混合した後これを270℃のワーナー・ブフラ
イデラー(警arner l’l’1eldcrer)
 Z S K −30二軸式エクストルーダーで押出加
工して製造した。得られたベレットを110℃の上記の
オーブン中で10時間乾燥した後、樹脂ブレンドを表3
に示した条件下で75トンのニューバーブ(Nevbu
rg)スクリュ一式射出成形機で射出成形してASTM
試験片とした。実施例6〜1oの特性プロフィールを表
4に示す。
表   3 表   4 5 カッコ内の数は樹脂ブレンドを作るのに用いたナイ
ロン樹脂を示す。
6 ポリ(ビスフェノール−Aカーボネート)樹N、t
、V、−25℃メチレンクロライド中0.595−0.
640dl/g、ゼネラル・エレクトリック・カンパニ
イ(General Electrlc Compan
y) 実施例11〜15 表5に示したポリアミド樹脂をトーマスーウィリー(T
homas−Wl 1ey)ミルで細かくすりつぶし、
60℃、25 i nHgの真空オーブン中で40分間
乾燥した後、デシケータ−に移して1時間かけて冷却乾
燥した。こうして処理した樹脂を実施例12〜15では
表に示した割合のフタル酸無水物と混合した後、1時間
タンブル混合した。実施例11では比較対照として未処
理の樹脂をそのまま用いた。混合したポリアミド樹脂的
1.75gを15s+mX15cmのパイレックス試験
管に入れ、機械的に回転しているステンレススチールロ
ッドの下に置いた。試験管の底を8分間250℃に加熱
した。通常これを加熱ゾーンに保つには金属製のスパチ
ュラが必要であった。まだ熱いうちに熱およびロッドか
らはずし、ロッドに接着しているポリマーを液体窒素で
凍らせ、切断プライヤーでかきとった。試験管に接着し
ているポリマーを同じように凍らせ、この管を壊してポ
リマー断片を分離回収した。回収したチップを液体窒素
下でさらに粉々にした後、トーマスーウィリ−(Tho
mas−Wl 1ey)ミルで細かくすりつぶした。
実施例12〜15の各々と実施例11の混合ポリアミド
樹脂のアミン末端基濃度を検討した。その結果を表5に
示す。
表   5 7 ナイロン6、カプロン(CAPRON) 8200
樹脂、アライド・ケミカル社(A111ed Chem
ical Corporation) 8 未処理 151当量、無水物官能性/アミン末端基官能性。
実施例16〜18 表6に示したポリアミド樹脂とポリカーボネート樹脂を
トーマスーウィリ−(Thomas−Wl 1ay)ミ
ルで細かくすりつぶし、60℃、25inHgの真空オ
ーブン中で40分間乾燥した後、デシケータ−に移し1
時間かけて冷却乾燥した。これらの樹脂を表6の割合で
乾式混合し、1時間タンブル混合し、実施例12〜15
と同様な方法で250℃に加熱した。回収した樹脂ブレ
ンドを、前記のようにして細かくすりつぶしクロロホル
ム抽出した。
このクロロホルム溶液をゲル透過クロマトグラフィーで
分析したところポリカーボネートの分子量実施例19〜
22 ポリアミドを100℃の空気循環式オーブン中で3時間
乾燥し、フタル酸無水物は真空密閉したデシケータ−で
−晩乾燥した。未処理のポリアミドを実施例19で比較
対照として用いた。乾燥した材料を表7の実施例20〜
22の欄に示した割合で混合し、1時間タンブル混合し
た。混合したポリアミド樹脂をハーケ(Haake)二
軸式TW−100装置で押出した。このときの操作ゾー
ンの温度は、ゾーン1が200℃、ゾーン2が250℃
、ゾーン3が250℃でダイか250℃であった。
スクリューは150rpmの速度で操作し、材料は一定
の速度で機械的に供給した。押出物を水で急冷し、空気
乾燥し、ペレットにした。この押出物のアミン末端2!
濃度を測定した。結果を表7に示す。
表   7 12  ナイロン6、カプロン(CAPROM) 82
00樹脂、アライド・ケミカル社(AIlied Ch
emical Corporatlon) 実施例23〜28 ポリアミドとポリカーボネートを100℃の空気循環式
オーブン中で3時間乾燥し、フタル酸無水物は真空密閉
したデシケータ−で−晩乾燥した。
乾燥した材料を表8の割合で混合し、1時間タンブル混
合した。混合した樹脂を実施例20〜22の条件に従っ
て押出した。前記の手順に従い、押出物を細かくすりつ
ぶしクロロホルム抽出した。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)アミン末端基の濃度が樹脂1kgにつき約
    30g−meq未満である少なくとも1種のポリアミド
    、および (b)エステルまたはカーボネート結合を含有する少な
    くとも1種のポリマーを含む熱可塑性ブレンド。
  2. (2)熱可塑性樹脂全体100重量部に対して、前記ポ
    リアミドが少なくとも1重量部であり、エステルまたは
    カーボネート結合を含有する前記ポリマーが少なくとも
    1重量部であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のブレンド。
  3. (3)エステルまたはカーボネート結合を含有する前記
    ポリマーがカーボネート結合を含有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の熱可塑性ブレンド。
  4. (4)エステルまたはカーボネート結合を含有する前記
    ポリマーが、ポリカーボネートおよびポリ(エステル−
    カーボネート)からなる群から選択されることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項に記載の熱可塑性ブレンド。
  5. (5)エステルまたはカーボネート結合を含有する前記
    ポリマーがエステル結合を含有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の熱可塑性ブレンド。
  6. (6)エステルまたはカーボネート結合を含有する前記
    ポリマーがポリエステルであることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項に記載の熱可塑性ブレンド。
  7. (7)前記末端基濃度が約10g−meq/kg未満で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の熱
    可塑性ブレンド。
  8. (8)(a)エステルまたはカーボネート結合を含有す
    る少なくとも1種のポリマー、および(b)エステルま
    たはカーボネート結合 を含有する前記ポリマーの分子量が劣化によって実質的
    な影響を受けない程度に充分低いアミン末端基濃度を有
    する少なくとも1種のポリアミドを含む熱可塑性ブレン
    ド。
  9. (9)M_wが20%より大きく低下することがないこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の熱可塑性
    ブレンド。
  10. (10)(a)エステルまたはカーボネート結合を含有
    する少なくとも1種のポリマー、および(b)ブレンド
    のノッチ付アイゾット 強さが劣化によって実質的な影響を受けない程度に充分
    低いアミン末端基濃度を有する少なくとも1種のポリア
    ミドを含む熱可塑性ブレンド。
  11. (11)ノッチ付アイゾット衝撃強さが約1.0ft−
    lb/inより大きいことを特徴とする特許請求の範囲
    第10項に記載の熱可塑性ブレンド。
  12. (12)エステルまたはカーボネート結合を含有するポ
    リマーとポリアミドをブレンドする方法であって、エス
    テルまたはカーボネート結合を含有する前記ポリマーの
    分子量が劣化によって実質的な影響を受けない程度に充
    分な量のアミン末端キャッピング用化合物を溶融体に添
    加する工程を含むことを特徴とする方法。
  13. (13)M_wが20%より大きく低下することがない
    程度に充分な量の前記アミン末端キャッピング剤を添加
    することを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の
    方法。
  14. (14)エステルまたはカーボネート結合を含有するポ
    リマーとポリアミドをブレンドする方法であって、ブレ
    ンドのノッチ付アイゾット強さが劣化によって実質的な
    影響を受けない程度に充分な量のアミン末端キャッピン
    グ用化合物を溶融体に添加する工程を含むことを特徴と
    する方法。
  15. (15)アイゾット衝撃強さが1.0ft−lb/in
    より大きいように充分な量の前記アミン末端キャッピン
    グ用化合物を添加することを特徴とする特許請求の範囲
    第14項に記載の方法。
  16. (16)エステルまたはカーボネート結合を含有するポ
    リマーとポリアミドをブレンドする方法であって、ポリ
    アミドのアミン末端基濃度が約30g−meq/kgよ
    り低くなるのに充分な量のアミン末端キャッピング用化
    合物を溶融体に添加する工程を含むことを特徴とする方
    法。
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