JPS63250353A - テレフタル酸ジアニリド類の製造法 - Google Patents
テレフタル酸ジアニリド類の製造法Info
- Publication number
- JPS63250353A JPS63250353A JP8248687A JP8248687A JPS63250353A JP S63250353 A JPS63250353 A JP S63250353A JP 8248687 A JP8248687 A JP 8248687A JP 8248687 A JP8248687 A JP 8248687A JP S63250353 A JPS63250353 A JP S63250353A
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- Japan
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- terephthalic acid
- dianilides
- reaction
- aniline
- acid dianilides
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、テレフタル酸ジアニリド類の創造法に関する
。
。
本発明の方法によれば、目的とするテレフタル酸ジアニ
リド類が収率よく製造できる。
リド類が収率よく製造できる。
テレフタル酸ジアニリド類は、ポリフェニレンエーテル
系樹脂などの熱可塑性樹脂の流動性改良剤と表る(例え
ば特開昭60−44547号公報参照)など、産業上有
用な物質である。
系樹脂などの熱可塑性樹脂の流動性改良剤と表る(例え
ば特開昭60−44547号公報参照)など、産業上有
用な物質である。
一般にジカルボン酸ジアニリド類は、相当するジカルボ
ン酸塩化物とアニリン類とを反応させることにより製造
できることは、既によく知られている。又、ジカルボン
酸塩化物以外のものを出発原料トする、ジカルボン酸ジ
アニリド類の創造法に関しても、ジカルボン酸とジフェ
ニル尿素とを混合加熱する方法(ケミカルアブストラク
ツ(Chem、Abstr、) 899 h (195
5))等が提案されて込るが、−ずれの場合本ジカルボ
ン酸塩化物又は、アミド化試剤を合成せねばならず、工
業的には満足のいく方法ではなかった。
ン酸塩化物とアニリン類とを反応させることにより製造
できることは、既によく知られている。又、ジカルボン
酸塩化物以外のものを出発原料トする、ジカルボン酸ジ
アニリド類の創造法に関しても、ジカルボン酸とジフェ
ニル尿素とを混合加熱する方法(ケミカルアブストラク
ツ(Chem、Abstr、) 899 h (195
5))等が提案されて込るが、−ずれの場合本ジカルボ
ン酸塩化物又は、アミド化試剤を合成せねばならず、工
業的には満足のいく方法ではなかった。
アジピン酸等のジカルボン酸とアニリンとを溶媒の存在
下、120〜200℃で加熱縮合させる方法(特開昭6
1−251649号公報参照)も提案されている。
下、120〜200℃で加熱縮合させる方法(特開昭6
1−251649号公報参照)も提案されている。
前記の、溶媒の存在下にジカルボン酸類とアニリン類を
120〜200℃で反応させ、生成する水を溶媒との共
沸で系外へ留去させる方法を、テレフタル酸ジアニリド
類に適用した場合、反応の進行が極めて遅い(比較例参
照)。さらに、生成するテレフタル酸ジアニリド類及び
原料テレフタル酸共に通常の有機溶媒への溶解度が低く
、残存テレフタル酸の除去精製が困難であり、純度の高
いテレフタル酸ジアニリド類を得ることができない。
120〜200℃で反応させ、生成する水を溶媒との共
沸で系外へ留去させる方法を、テレフタル酸ジアニリド
類に適用した場合、反応の進行が極めて遅い(比較例参
照)。さらに、生成するテレフタル酸ジアニリド類及び
原料テレフタル酸共に通常の有機溶媒への溶解度が低く
、残存テレフタル酸の除去精製が困難であり、純度の高
いテレフタル酸ジアニリド類を得ることができない。
本発明は、上記問題点の解消を図り、高収率で、高純度
のテレフタル酸ジアニリド類の製造法を提供しようとす
るものである。
のテレフタル酸ジアニリド類の製造法を提供しようとす
るものである。
C問題点を解決するための手段〕
本発明は、テレフタル酸ジアニリド類を製造する方法に
おいて、テレフタル酸と一般式R,+mz r式中、R
は水素、Cs−1gノフル*ル基、アルケニル基、アリ
ール基を示す)で表わされるアニリン類とを、200〜
350℃の温度範囲で直接反応させることを特徴とする
テレフタル酸アニリド類の製造法である。
おいて、テレフタル酸と一般式R,+mz r式中、R
は水素、Cs−1gノフル*ル基、アルケニル基、アリ
ール基を示す)で表わされるアニリン類とを、200〜
350℃の温度範囲で直接反応させることを特徴とする
テレフタル酸アニリド類の製造法である。
ル基、アルケニル基、アリール基を示す)で表わされる
化合物であって、例えば、アニリン、0−トルイジン、
m−トルイジン、p−トルイジン、2.4−キシリジン
、3,4−キシリジン、4−n−ブチルアニリン、4−
n−へキシルアニリン、4−n−オlチルアニリン、4
− n −7シルアニリン、4−n−デシルアニリン、
2,5−ジ−t−ブチルアニリン、2,4.6−トリー
t−ブチルアニリン等が例示される。
化合物であって、例えば、アニリン、0−トルイジン、
m−トルイジン、p−トルイジン、2.4−キシリジン
、3,4−キシリジン、4−n−ブチルアニリン、4−
n−へキシルアニリン、4−n−オlチルアニリン、4
− n −7シルアニリン、4−n−デシルアニリン、
2,5−ジ−t−ブチルアニリン、2,4.6−トリー
t−ブチルアニリン等が例示される。
原料のテレフタル酸とアニリン類の使用モル比は、1/
−7゜の範囲が好ましく、特に、A−〆1sの範囲が好
ましめ。該モル比が曇を超えて、テレフタル酸量が多く
なると、原料テレフタル酸を消失させることが困難にな
るばかりではなく、反応の進行につれて反応混合物の流
動性が低下してくる為に、工業的実施において不利にな
ってくる。
−7゜の範囲が好ましく、特に、A−〆1sの範囲が好
ましめ。該モル比が曇を超えて、テレフタル酸量が多く
なると、原料テレフタル酸を消失させることが困難にな
るばかりではなく、反応の進行につれて反応混合物の流
動性が低下してくる為に、工業的実施において不利にな
ってくる。
また該モル比が、Vzoを超えてアニリン類の量が多い
場合には、反応混合物量が多くなり、蕎収率低下により
、経済性が悪化するので、工業的実施にお込て不利であ
る。
場合には、反応混合物量が多くなり、蕎収率低下により
、経済性が悪化するので、工業的実施にお込て不利であ
る。
反応温度は、200〜350℃の範囲である口膣温度が
、200℃以下の場合は、反応速度が遅く実質的に原料
テレフタル酸を消失させることが困難であり、高純度の
テレフタル酸ジアニリド類を得ることができなhoまた
該温度が350℃以上の場合は、アニリン類の熱的劣化
が著るしく、製品の着色等の原因となるので好ましくな
り0反応圧力は、常圧、或いは加圧条件のどちらでも良
いが、用いるアニリン類の沸点が所定反応温度以下の場
合には、反応混合物が所定反応温度に到達する様、不活
性ガス等を用いて加圧すればよく、又、アニリン類の沸
点が所定反応温度以上である場合には、常圧、或いは自
然発生圧力下で反応を実施しても何ら問題はない。
、200℃以下の場合は、反応速度が遅く実質的に原料
テレフタル酸を消失させることが困難であり、高純度の
テレフタル酸ジアニリド類を得ることができなhoまた
該温度が350℃以上の場合は、アニリン類の熱的劣化
が著るしく、製品の着色等の原因となるので好ましくな
り0反応圧力は、常圧、或いは加圧条件のどちらでも良
いが、用いるアニリン類の沸点が所定反応温度以下の場
合には、反応混合物が所定反応温度に到達する様、不活
性ガス等を用いて加圧すればよく、又、アニリン類の沸
点が所定反応温度以上である場合には、常圧、或いは自
然発生圧力下で反応を実施しても何ら問題はない。
反応時間は、反応温度、原料仕込みモル比により異なっ
てくるので一律に規定できないが、通常1時間以上とす
るのが好ましいが、いたずらに反応時間を延長すること
は、アニリン類の熱的劣化を起こすので好ましくない。
てくるので一律に規定できないが、通常1時間以上とす
るのが好ましいが、いたずらに反応時間を延長すること
は、アニリン類の熱的劣化を起こすので好ましくない。
本発明を具体的に実施する方法としては、テレフタル酸
、アニリン類忽部−と−む繻)電を所定の温度、圧力の
条件下で反応させる。
、アニリン類忽部−と−む繻)電を所定の温度、圧力の
条件下で反応させる。
得られるテレフタル酸ジアニリド類は、用いられるアニ
IJン類に対応した一般式 は水素、Cs〜!Sのアルキル基、アルケニル基、了り
−ル基を示す)で表わされる化合物である。反応終了後
、反応混合物を冷却し、テレフタル酸ジアニリド類を晶
出させ、戸別すると、粗テレフタル酸ジアニリド類が得
られる。このものを、メタノール、エタノール等の低級
アルコール類、又はトルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素等で洗浄することにより、白色の
精製テレフタル酸ジアニリド類が得られる。
IJン類に対応した一般式 は水素、Cs〜!Sのアルキル基、アルケニル基、了り
−ル基を示す)で表わされる化合物である。反応終了後
、反応混合物を冷却し、テレフタル酸ジアニリド類を晶
出させ、戸別すると、粗テレフタル酸ジアニリド類が得
られる。このものを、メタノール、エタノール等の低級
アルコール類、又はトルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素等で洗浄することにより、白色の
精製テレフタル酸ジアニリド類が得られる。
反応混合物から目的物を晶出させた後のp液には、アニ
リン類、テレフタル酸、テレフタル酸モノアニリド類を
含有しているので、これを反応工種に循環し、テレフタ
ル酸ジアニリド類の原料として再使用が可能である。
リン類、テレフタル酸、テレフタル酸モノアニリド類を
含有しているので、これを反応工種に循環し、テレフタ
ル酸ジアニリド類の原料として再使用が可能である。
以下、実施例てより、本発明をさらに具体的に説明する
。
。
実施例1
テレフタル酸16.69 (0,1モル)、アニリン9
3 f (1,0モル)を内容量250mのステンレス
製オートクレーブに仕込み、反応器内を不活性ガス置換
した後、内容物温度が280℃で6時間加熱攪拌した。
3 f (1,0モル)を内容量250mのステンレス
製オートクレーブに仕込み、反応器内を不活性ガス置換
した後、内容物温度が280℃で6時間加熱攪拌した。
反応終了後、反応混合物を40℃以下に冷却した結晶を
析出させた後、戸別し粗テレフタル酸ジアニリドを得た
。このものを、トルエン100fを用いて50℃で洗浄
した後、炉別し、減圧乾燥しテレフタル酸ジアニリド2
7.1 f(収率85.9 % (仕込みテレフタル酸
基準))を得た。
析出させた後、戸別し粗テレフタル酸ジアニリドを得た
。このものを、トルエン100fを用いて50℃で洗浄
した後、炉別し、減圧乾燥しテレフタル酸ジアニリド2
7.1 f(収率85.9 % (仕込みテレフタル酸
基準))を得た。
実施例2〜10
表1に示すアニリン類を使用した他は実施例1と同様の
操作を行ない、それぞれ対応するテレフタル酸ジアニリ
ド類を得た。結果を表1に示す。
操作を行ない、それぞれ対応するテレフタル酸ジアニリ
ド類を得た。結果を表1に示す。
ここでテレフタル酸ジアニリド類収率は、仕込みテレフ
タル酸量(モル)に対する生成テレフタル酸ジアニリド
■□t(モル)をチで示したものである。
タル酸量(モル)に対する生成テレフタル酸ジアニリド
■□t(モル)をチで示したものである。
比較例
テレフタル酸33.2 f (0,2モル)、アニリン
186、Of (z、aモル)を内容量30ONlの三
つロフラスコに仕込み、生成する水をアニリンとの共沸
混合物として反応系外へ留出させ、アニリン相と水相と
に分離した後アニリン相を反応系へ循環させる方法で反
応を実施したところ、内温185℃で6時間加熱しても
生成水が留出せず、実質的に反応は進行しなかった。
186、Of (z、aモル)を内容量30ONlの三
つロフラスコに仕込み、生成する水をアニリンとの共沸
混合物として反応系外へ留出させ、アニリン相と水相と
に分離した後アニリン相を反応系へ循環させる方法で反
応を実施したところ、内温185℃で6時間加熱しても
生成水が留出せず、実質的に反応は進行しなかった。
(以下余白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 テレフタル酸と一般式;▲数式、化学式、表等がありま
す▼(式中、 Rは水素、C_1_〜_1_5のアルキル基、アルケニ
ル基、アリール基を示す)で表わされるアニリン類とを
、200〜350℃の温度範囲で反応させることを特徴
とするテレフタル酸ジアニリド類の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248687A JPH0737431B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | テレフタル酸ジアニリド類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248687A JPH0737431B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | テレフタル酸ジアニリド類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63250353A true JPS63250353A (ja) | 1988-10-18 |
JPH0737431B2 JPH0737431B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13775838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8248687A Expired - Lifetime JPH0737431B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | テレフタル酸ジアニリド類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737431B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130052447A1 (en) * | 2011-08-29 | 2013-02-28 | Ticona Llc | Liquid Crystalline Polymer Composition Containing a Fibrous Filler |
CN103764793A (zh) * | 2011-08-29 | 2014-04-30 | 提克纳有限责任公司 | 高流动液晶聚合物组合物 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP8248687A patent/JPH0737431B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130052447A1 (en) * | 2011-08-29 | 2013-02-28 | Ticona Llc | Liquid Crystalline Polymer Composition Containing a Fibrous Filler |
CN103764793A (zh) * | 2011-08-29 | 2014-04-30 | 提克纳有限责任公司 | 高流动液晶聚合物组合物 |
US9051514B2 (en) | 2011-08-29 | 2015-06-09 | Ticona Llc | High flow liquid crystalline polymer composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737431B2 (ja) | 1995-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |