JPS63209604A - 靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソ−ル - Google Patents
靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソ−ルInfo
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- JPS63209604A JPS63209604A JP62043040A JP4304087A JPS63209604A JP S63209604 A JPS63209604 A JP S63209604A JP 62043040 A JP62043040 A JP 62043040A JP 4304087 A JP4304087 A JP 4304087A JP S63209604 A JPS63209604 A JP S63209604A
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- Japan
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- acetic acid
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- foot
- shoes
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は足の臭いの防止、水虫の予防及び治療のための
、靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソール
(靴の中敷)に関するものである。
、靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソール
(靴の中敷)に関するものである。
〈従来の技術〉
生活習慣の変化に伴ない、靴を1日中履くことが多くな
ったこと等も関係して、足の臭いや水虫に悩む人が非常
に増加している。
ったこと等も関係して、足の臭いや水虫に悩む人が非常
に増加している。
これら足の臭いや水虫の防止、治療法としては、民間療
法も含めて多種多様のものが、提案され試みられている
。酢酸についても、酢酸に殺菌作用があることから、民
間療法として家庭用の食用酸を使う方法等が試みられて
いる。その方法とは、水虫にかかった足を酢の中につけ
る、水虫にががった足の患部周辺を酢に浸した脱脂綿や
ガーぜで拭く、というものである。
法も含めて多種多様のものが、提案され試みられている
。酢酸についても、酢酸に殺菌作用があることから、民
間療法として家庭用の食用酸を使う方法等が試みられて
いる。その方法とは、水虫にかかった足を酢の中につけ
る、水虫にががった足の患部周辺を酢に浸した脱脂綿や
ガーぜで拭く、というものである。
しかしながら、これらの方法は、患部を短時間酢酸雰囲
気にさらすものであり、患部に存在する水虫の原因とな
る菌を全滅させるのは難しいと推測される。しかも、仮
りに全滅させ得たとしても、従来から履いていた靴を再
び履くと、その靴の中に付着している菌が再び足に移行
し繁殖していくし、また靴を変えても、水虫の原因とな
る菌に触れる危険は、家庭や公衆の場で無限にあると考
えねばならない。更に、酢の中に足をつけたり、足の患
部を酢で拭く時、酢酸の強い臭気を避けることはできず
、患者にとって負担となる。
気にさらすものであり、患部に存在する水虫の原因とな
る菌を全滅させるのは難しいと推測される。しかも、仮
りに全滅させ得たとしても、従来から履いていた靴を再
び履くと、その靴の中に付着している菌が再び足に移行
し繁殖していくし、また靴を変えても、水虫の原因とな
る菌に触れる危険は、家庭や公衆の場で無限にあると考
えねばならない。更に、酢の中に足をつけたり、足の患
部を酢で拭く時、酢酸の強い臭気を避けることはできず
、患者にとって負担となる。
以上のような理由から、水虫の治療に酢酸を使う方法は
ほとんど普及しておらず、ナフチオメートやその他のよ
り強力な薬物を、軟膏やチンキ等に加工したものが使わ
れているが、水虫菌が単に皮膚表面のみでなく、表皮の
中や爪の下等に生息することも関係して、十分に効果的
な治療法はないのが現状である。
ほとんど普及しておらず、ナフチオメートやその他のよ
り強力な薬物を、軟膏やチンキ等に加工したものが使わ
れているが、水虫菌が単に皮膚表面のみでなく、表皮の
中や爪の下等に生息することも関係して、十分に効果的
な治療法はないのが現状である。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明の目的は、従来の技術の問題点に鑑み、酢酸を用
いる、足の臭いの防止、水虫の予防及び治療のための、
靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソールを
提供することにある。
いる、足の臭いの防止、水虫の予防及び治療のための、
靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソールを
提供することにある。
〈問題を解決するための手段〉
本発明者らは、足の臭い、水虫の予防及び治療に効果的
な方法について鋭意検討した結果、足の臭いの防止、水
虫の予防及び治療のためには、これらの大半が発生する
靴の内部全体で、これら臭いや水虫の原因となる細菌や
カビの繁殖を防げる条件をつくることが、基本的に大切
であること、そのような条件をつくるためには、揮発性
を有する酢酸を用い、雰囲気を弱い酸性に保つことが最
も効果的であることを見出し、さらに工夫を重ねて本発
明に到達したものである。
な方法について鋭意検討した結果、足の臭いの防止、水
虫の予防及び治療のためには、これらの大半が発生する
靴の内部全体で、これら臭いや水虫の原因となる細菌や
カビの繁殖を防げる条件をつくることが、基本的に大切
であること、そのような条件をつくるためには、揮発性
を有する酢酸を用い、雰囲気を弱い酸性に保つことが最
も効果的であることを見出し、さらに工夫を重ねて本発
明に到達したものである。
即ら、本発明は、酢酸を含有せしめたインソールから、
0.3− TRI/時間の割合で酢酸を揮発させる
ことを特徴とする靴内の殺菌・防臭方法に関する。
0.3− TRI/時間の割合で酢酸を揮発させる
ことを特徴とする靴内の殺菌・防臭方法に関する。
本発明においては、靴の内部を必要にして十分な酢酸の
雰囲気にすることが特に大切であり、そのためにはイン
ソールより酢酸が0.3乃至7#F/時間の速度で放出
される必要がある。酢酸の放出量が0.34/時間未満
の時は足の臭い防止も、水虫の予防の効果もほとんどな
いか非常に小さい。
雰囲気にすることが特に大切であり、そのためにはイン
ソールより酢酸が0.3乃至7#F/時間の速度で放出
される必要がある。酢酸の放出量が0.34/時間未満
の時は足の臭い防止も、水虫の予防の効果もほとんどな
いか非常に小さい。
一方、酢酸の放出量は大きい程、殺菌作用は大きくなる
が、放出量が大きくなるにしたがって、着靴時に強い酢
酸の臭いが靴の外まで感じられるようになり、下足箱等
に該インソール入りの靴を入れておくと下足箱全体が酢
酸の臭いで臭くなる。
が、放出量が大きくなるにしたがって、着靴時に強い酢
酸の臭いが靴の外まで感じられるようになり、下足箱等
に該インソール入りの靴を入れておくと下足箱全体が酢
酸の臭いで臭くなる。
さらに靴や下足箱に使われている金属質の材料が、長期
間の間にサビでくるという問題がある。更に足に湿疹、
カブレが発生することも起こる。このような問題の発生
を防ぐためには、酢酸の発生量は7■/時間以下にしな
ければならない。
間の間にサビでくるという問題がある。更に足に湿疹、
カブレが発生することも起こる。このような問題の発生
を防ぐためには、酢酸の発生量は7■/時間以下にしな
ければならない。
かかる本発明の目的は、インソールの少なくとも一部に
酢酸徐放化部を設けることによって達成される。
酢酸徐放化部を設けることによって達成される。
インソールは、通常、樹脂含浸不織布や多孔質プラスチ
ックシートから形成される。あるいはまた、厚さが1〜
10.のウレタンフオームやゴムスポンジ等と、繊維布
帛(織編物や不織布)を貼り合わせたシート状物から形
成される。
ックシートから形成される。あるいはまた、厚さが1〜
10.のウレタンフオームやゴムスポンジ等と、繊維布
帛(織編物や不織布)を貼り合わせたシート状物から形
成される。
酢酸徐放化部を設けたインソールの具体例としては、一
つ目の例として、酢酸不透過性のポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等のフィルムで出来た容器の中
に酢酸を入れ、該フィルムの一部に微小なる孔を設けた
もの(酢酸徐放化部)をインソールに組み込み、酢酸の
放出量を制御するようにしたものがある。
つ目の例として、酢酸不透過性のポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等のフィルムで出来た容器の中
に酢酸を入れ、該フィルムの一部に微小なる孔を設けた
もの(酢酸徐放化部)をインソールに組み込み、酢酸の
放出量を制御するようにしたものがある。
もう一つの例は、サイクロデキストリンのような薬物を
包接する化合物に、酢酸を包接させたりあるいは吸着さ
せた酢酸徐放化部を、インソールの一部又は全体に埋め
込んで、酢酸の放出制御するものである。
包接する化合物に、酢酸を包接させたりあるいは吸着さ
せた酢酸徐放化部を、インソールの一部又は全体に埋め
込んで、酢酸の放出制御するものである。
更に、3つ目の例は、酢酸保持体をポリウレタン、塩化
ビニル、シリコン等の酢酸の半透過性膜で覆い(酢酸徐
放化部)、これをインソールの表面や内部に組み込み、
該半透過性膜を通して、酢酸を徐々に放出するようにし
たものである。
ビニル、シリコン等の酢酸の半透過性膜で覆い(酢酸徐
放化部)、これをインソールの表面や内部に組み込み、
該半透過性膜を通して、酢酸を徐々に放出するようにし
たものである。
酢酸保持体としては、酢酸を含浸保持し得るスポンジや
繊維布帛等を用いることができ、前記インソールを形成
しているスポンジや繊維布帛自体を酢酸保持体としても
よい。あるいは、また、半透過性膜で袋状物を形成し、
゛この中空部分に酢酸を保持するようにした、酢酸保持
体自体が酢酸徐放化部を構成しているものでもよい。
繊維布帛等を用いることができ、前記インソールを形成
しているスポンジや繊維布帛自体を酢酸保持体としても
よい。あるいは、また、半透過性膜で袋状物を形成し、
゛この中空部分に酢酸を保持するようにした、酢酸保持
体自体が酢酸徐放化部を構成しているものでもよい。
酢酸の放出量は、フィルムに形成される微小孔の大きさ
や数によって、また半透過性膜の厚さや種類や表面積に
よって、更には後述の如き酢酸溶液の濃度によってコン
トロールすることができる。
や数によって、また半透過性膜の厚さや種類や表面積に
よって、更には後述の如き酢酸溶液の濃度によってコン
トロールすることができる。
本発明においては、歩行時、運動時、夏場、冬場、さら
には雨に濡れた時も、更には1週間乃至1年使用後でも
、着用時には酢酸放出燵が所定の放出量の範囲になるこ
とが望まれるため、酢酸放出制御手段として、上記に述
べた例の中でも、特に第3番目のものが好ましい。特に
、酢酸半透過性の膜として厚み10乃至1000ミクロ
ンの軟質塩化ビニル膜を用いたものが好ましい。軟質塩
化ビニルは、その厚みにより酢酸の放出制御ができ、厚
みが一定であり、被覆された酢酸の組成が一定であれば
、水に濡れてもその放出量はほとんど影響を受けず、夏
場・冬場でも着用時の放出量の変化は許容できる範囲で
あり、インソールとした時の適度の強さと柔軟性を持ち
、加工もしやすい。
には雨に濡れた時も、更には1週間乃至1年使用後でも
、着用時には酢酸放出燵が所定の放出量の範囲になるこ
とが望まれるため、酢酸放出制御手段として、上記に述
べた例の中でも、特に第3番目のものが好ましい。特に
、酢酸半透過性の膜として厚み10乃至1000ミクロ
ンの軟質塩化ビニル膜を用いたものが好ましい。軟質塩
化ビニルは、その厚みにより酢酸の放出制御ができ、厚
みが一定であり、被覆された酢酸の組成が一定であれば
、水に濡れてもその放出量はほとんど影響を受けず、夏
場・冬場でも着用時の放出量の変化は許容できる範囲で
あり、インソールとした時の適度の強さと柔軟性を持ち
、加工もしやすい。
軟質塩化ビニル膜の厚みが10ミクロン以下では、酢酸
の放出量の制御が難しくなり、また肴用時膜が破れる等
の問題が起こる。厚みが1000ミクロン以上では、イ
ンソールを着用後、酢酸が必要量透過し始めるまでの時
間が長く、また履き心地も悪くなり好ましくない。軟質
塩化ビニルは、ポリ塩化ビニルに可塑剤を加えて成型さ
れ、市販品の場合メーカーによって可塑剤の種類が多少
異なるが、酢酸の透過性には大きな違いはないので任意
に選ぶことができる。
の放出量の制御が難しくなり、また肴用時膜が破れる等
の問題が起こる。厚みが1000ミクロン以上では、イ
ンソールを着用後、酢酸が必要量透過し始めるまでの時
間が長く、また履き心地も悪くなり好ましくない。軟質
塩化ビニルは、ポリ塩化ビニルに可塑剤を加えて成型さ
れ、市販品の場合メーカーによって可塑剤の種類が多少
異なるが、酢酸の透過性には大きな違いはないので任意
に選ぶことができる。
本発明においては、酢酸は単独で用いてもよいが、水、
グリセリン、プロピレングリコール等と混合して用いて
もよい。かかる酢酸は、前述の如く微小なる孔を有する
酢酸不透過性の膜からなる袋状物や、酢酸の半透過性膜
からなる袋状物の中に任意の状態で存在させ得るが、本
発明のインソールの着用時の安定感、インソールの寿命
等から。
グリセリン、プロピレングリコール等と混合して用いて
もよい。かかる酢酸は、前述の如く微小なる孔を有する
酢酸不透過性の膜からなる袋状物や、酢酸の半透過性膜
からなる袋状物の中に任意の状態で存在させ得るが、本
発明のインソールの着用時の安定感、インソールの寿命
等から。
袋状物中のスポンジや#B帷布帛等の酢酸保持体に含浸
させて存在させるのが好ましく、特に酢酸又はその混合
物をその表面に微多孔を有する中空糸からなる不織布、
織物又は編物等の布帛に含浸させておくと、安定感や寿
命が著しく向上する。
させて存在させるのが好ましく、特に酢酸又はその混合
物をその表面に微多孔を有する中空糸からなる不織布、
織物又は編物等の布帛に含浸させておくと、安定感や寿
命が著しく向上する。
そして、特に微多孔性の中空糸として、外周方向に貫通
した孔を有する中空va維を用いると、繊維の中空部へ
の酢酸又はその混合物の含浸が非常に容易となり、中空
糸に対する薬物の保持母を大巾に高めることができ、従
って実質的に酢酸又はその混合物のほとんど全量を中空
繊維の中空部に封じ込めた形態とすることができ、イン
ソールの安定感、はきどこち、iQ命の向上が図れる。
した孔を有する中空va維を用いると、繊維の中空部へ
の酢酸又はその混合物の含浸が非常に容易となり、中空
糸に対する薬物の保持母を大巾に高めることができ、従
って実質的に酢酸又はその混合物のほとんど全量を中空
繊維の中空部に封じ込めた形態とすることができ、イン
ソールの安定感、はきどこち、iQ命の向上が図れる。
本発明のインソールのおいて、酢酸を制御して放出する
酢酸徐放化部とは別に、活性炭を含有させると、インソ
ールを着用しない比較的低温においては、活性炭が徐々
に放出されてくる酢酸を吸着し、酢酸の臭いや発生した
酢酸ガスによるサビ発生の低減等の役割をはたす。また
、インソールを着用し、インソールが体温に近い温度ま
で加温されると、今度は活性炭に吸着された酢酸が放出
されて、インソール着用の比較的早い時期に、防臭防菌
効果が発生するようになり好ましい。活性炭は、インソ
ール形成時にスポンジにねり込む等の方法で、インソー
ルに含有させることができる。
酢酸徐放化部とは別に、活性炭を含有させると、インソ
ールを着用しない比較的低温においては、活性炭が徐々
に放出されてくる酢酸を吸着し、酢酸の臭いや発生した
酢酸ガスによるサビ発生の低減等の役割をはたす。また
、インソールを着用し、インソールが体温に近い温度ま
で加温されると、今度は活性炭に吸着された酢酸が放出
されて、インソール着用の比較的早い時期に、防臭防菌
効果が発生するようになり好ましい。活性炭は、インソ
ール形成時にスポンジにねり込む等の方法で、インソー
ルに含有させることができる。
以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳細に説明する
。実施例及び参考例中の部は重陽部を示している。
。実施例及び参考例中の部は重陽部を示している。
参考例1
中空糸からなる布帛の作
テレフタル酸ジメチル297部、エチレングリコール2
65部、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム53部(テレフタル酸ジメチルに対して
11.7モル%)、酢酸マンガン4水塩0.084部及
び酢酸ナトリウム3水塩1.22部を精密基材ガラスフ
ラスコに入れ、常法に従ってエステル交換反応を行ない
、理論量のメタノールが留出した後反応生成物を精密基
材重縮合用フラスコに入れ、安定剤として正リン酸の5
6%水溶液0.090部及び重縮合触媒として三酸化ア
ンチモン0.135部を加え、温度215℃で、常圧下
20分、真空度3011IIl−kI下で15分間反応
させた。得られた共重合ポリマーの極限粘度は0.40
5.軟化点は200℃であった。反応終了後共重合ポリ
マーを常法に従いチップ化した。
65部、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム53部(テレフタル酸ジメチルに対して
11.7モル%)、酢酸マンガン4水塩0.084部及
び酢酸ナトリウム3水塩1.22部を精密基材ガラスフ
ラスコに入れ、常法に従ってエステル交換反応を行ない
、理論量のメタノールが留出した後反応生成物を精密基
材重縮合用フラスコに入れ、安定剤として正リン酸の5
6%水溶液0.090部及び重縮合触媒として三酸化ア
ンチモン0.135部を加え、温度215℃で、常圧下
20分、真空度3011IIl−kI下で15分間反応
させた。得られた共重合ポリマーの極限粘度は0.40
5.軟化点は200℃であった。反応終了後共重合ポリ
マーを常法に従いチップ化した。
この共重合ポリマーのチップ15部と極限粘度0.64
0のポリエチレンテレフタレートのチップ85部とをナ
ウタ・ミキサー(線用鉄工所製)中で5分間混合した後
、窒素気流中にて 110℃で2時間、更に150℃で
7時間乾燥した後、二軸のスクリュ一式押出機を用いて
290℃で溶融混練してチップ化した。このチップの極
限粘度は0,520.軟化点は262℃であった。
0のポリエチレンテレフタレートのチップ85部とをナ
ウタ・ミキサー(線用鉄工所製)中で5分間混合した後
、窒素気流中にて 110℃で2時間、更に150℃で
7時間乾燥した後、二軸のスクリュ一式押出機を用いて
290℃で溶融混練してチップ化した。このチップの極
限粘度は0,520.軟化点は262℃であった。
このチップを常法により乾燥し、紡糸口金に巾0.05
m、径0.6amである円形スリットの2個所が閉じた
円弧状開口部をもつものを使用し、常法に従って紡糸し
、外径と内径の比が2:1の中空mil!(中空率25
%)を作った。この原糸は300デニール/24フイラ
メントであり、この原糸を用い常法に従って延伸倍率4
.2倍で延沖し、71デニール/24フイラメントのマ
ルチフィラメントを得た。
m、径0.6amである円形スリットの2個所が閉じた
円弧状開口部をもつものを使用し、常法に従って紡糸し
、外径と内径の比が2:1の中空mil!(中空率25
%)を作った。この原糸は300デニール/24フイラ
メントであり、この原糸を用い常法に従って延伸倍率4
.2倍で延沖し、71デニール/24フイラメントのマ
ルチフィラメントを得た。
このマルチフィラメントをメリヤス編地になし、常法に
より精練、乾燥後、1%のカセイソーダ水溶液で、沸騰
温度にて2時間処理してアルカリ減量率15%、吸水速
度3秒、吸水率83%、目付250/Tdの布帛を得た
。
より精練、乾燥後、1%のカセイソーダ水溶液で、沸騰
温度にて2時間処理してアルカリ減量率15%、吸水速
度3秒、吸水率83%、目付250/Tdの布帛を得た
。
尚、吸水速度及び吸水率は次の方法によって測定した。
(ω 吸水速度試験法(JIS−11018に準ず)前
述の布帛を、アニオン性洗剤ザブ(花王石鹸社製)の0
.3%水溶液で家庭用電気洗濯機により40℃で30分
の洗濯を10回くり返し、次いで乾燥して得られる試料
を水平に張り、試料の上1αの^さから水滴を1滴(0
,04CO)滴下し、水が完全に試料に吸収され反射光
が観測されなくなるまでの時間を測定する。
述の布帛を、アニオン性洗剤ザブ(花王石鹸社製)の0
.3%水溶液で家庭用電気洗濯機により40℃で30分
の洗濯を10回くり返し、次いで乾燥して得られる試料
を水平に張り、試料の上1αの^さから水滴を1滴(0
,04CO)滴下し、水が完全に試料に吸収され反射光
が観測されなくなるまでの時間を測定する。
虹−1源41L1
布帛を乾燥して得られる試料を水中に30分以上浸漬し
た後、家庭用電気洗濯機の脱水機で5分間脱水する。乾
燥試料の重量と脱水後の試料の重量から下記式により求
めた。
た後、家庭用電気洗濯機の脱水機で5分間脱水する。乾
燥試料の重量と脱水後の試料の重量から下記式により求
めた。
吸水率=[(脱水後の試料量ロー乾燥試料量@)/(乾
燥試料重置)]x100(%) 前記した方法で得られた中空1IIIは、該中空繊維表
面全体に散在しIIN方向に配列し、且つその少なくと
も1部は中空部まで貫通している微細孔を有する中空繊
維であった。
燥試料重置)]x100(%) 前記した方法で得られた中空1IIIは、該中空繊維表
面全体に散在しIIN方向に配列し、且つその少なくと
も1部は中空部まで貫通している微細孔を有する中空繊
維であった。
実施例1〜3及び比較例1〜2
参考例1で得られた中空糸からなる布帛から切り取った
、5α×5cIRの大きさの中空糸試料に、第1表に示
す組成の酢酸とプロピレングリコール(PG)の混合液
を、酢酸の絶対醋が500IIIIとなるように含浸さ
せ、この酢酸とプロピレングリコールの混合液を含む中
空糸試料を、ヒートシール後の酢酸蒸発面積が片面30
cd (5,5cIRX 5.5cm )となるように
、厚み200μの軟質塩化ビニル膜で両面から覆い四辺
をヒートシールして、酢酸は膜を通してのみ揮散するよ
うにした。
、5α×5cIRの大きさの中空糸試料に、第1表に示
す組成の酢酸とプロピレングリコール(PG)の混合液
を、酢酸の絶対醋が500IIIIとなるように含浸さ
せ、この酢酸とプロピレングリコールの混合液を含む中
空糸試料を、ヒートシール後の酢酸蒸発面積が片面30
cd (5,5cIRX 5.5cm )となるように
、厚み200μの軟質塩化ビニル膜で両面から覆い四辺
をヒートシールして、酢酸は膜を通してのみ揮散するよ
うにした。
かかる本試料の、温度33℃恒温槽での酢酸の揮散速度
は、第1表に示した通りであった。
は、第1表に示した通りであった。
本試料について、A A T CC(T echnic
almanual of the A meri
can A 5sociationof Text
ile Chemists and Co1or
ists>のハローテストに準じ、ハローの有無及び阻
止帯の大きさで抗菌性の評価を行った。その結果は、第
1表に示した通りであった。
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can A 5sociationof Text
ile Chemists and Co1or
ists>のハローテストに準じ、ハローの有無及び阻
止帯の大きさで抗菌性の評価を行った。その結果は、第
1表に示した通りであった。
尚試験菌にはAニブドウ状球菌(S、 aureus)
。
。
及びB:白II菌(T 、 mental)rot)h
Vtes)を用いた。
Vtes)を用いた。
製剤の臭いは試験製剤を靴の中へ入れ33℃に加温した
時の臭いを嗅いで判断した。・ 第1表 抗菌性評価 上表において◎:大きいハローあり、○:中位のハロー
、Δ:小さいハロー、X:ハローナシヲ示す。
時の臭いを嗅いで判断した。・ 第1表 抗菌性評価 上表において◎:大きいハローあり、○:中位のハロー
、Δ:小さいハロー、X:ハローナシヲ示す。
上記の様な性能を有する本試料(酢酸徐放化部)を、通
常のインソールの表面に貼りつけて、あるいはインソー
ルの内部に埋め込むことによって、本発明のインソール
を得ることができる。
常のインソールの表面に貼りつけて、あるいはインソー
ルの内部に埋め込むことによって、本発明のインソール
を得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、酢酸を含有せしめたインソールから、0.3−7m
g/時間の割合で酢酸を揮発させることを特徴とする靴
内の殺菌・防臭方法。 2、インソールの少なくとも一部に酢酸徐放化部を設け
たインソール。 3、酢酸徐放化部が、酢酸保持体とこれを被覆している
酢酸の半透過性膜とから構成されている特許請求の範囲
第2項記載のインソール。 4、酢酸保持体が微多孔性中空糸からなる布帛である特
許請求の範囲第3項記載のインソール。 5、酢酸の半透過性膜が、厚さ10〜1000ミクロン
のポリ塩化ビニル膜である特許請求の範囲第3項記載の
インソール。 6、活性炭を含有する特許請求の範囲第2乃至5項のう
ちいずれか1項記載のインソール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62043040A JPS63209604A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62043040A JPS63209604A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63209604A true JPS63209604A (ja) | 1988-08-31 |
JPH0444524B2 JPH0444524B2 (ja) | 1992-07-22 |
Family
ID=12652790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62043040A Granted JPS63209604A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 靴内の殺菌・防臭方法及びそれに使用するインソ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63209604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2707301A1 (fr) * | 1993-07-07 | 1995-01-13 | Bekrar Mabrouk | Composition d'assouplissement du cuir. |
CN108514186A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-09-11 | 王兵 | 一种抗菌减震鞋的生产方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340351A (en) * | 1976-09-22 | 1978-04-12 | Tatsuo Fukuoka | Foot wear for skin disease |
JPS559696U (ja) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | ||
JPS5855507U (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-15 | 日本低温乾燥工業株式会社 | 履物用中敷 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855507B2 (ja) * | 1976-11-04 | 1983-12-09 | 永大産業株式会社 | 建築用立面図の作成方法 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP62043040A patent/JPS63209604A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5340351A (en) * | 1976-09-22 | 1978-04-12 | Tatsuo Fukuoka | Foot wear for skin disease |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2707301A1 (fr) * | 1993-07-07 | 1995-01-13 | Bekrar Mabrouk | Composition d'assouplissement du cuir. |
CN108514186A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-09-11 | 王兵 | 一种抗菌减震鞋的生产方法 |
CN108514186B (zh) * | 2018-05-09 | 2020-08-11 | 温州中熙进出口有限公司 | 一种抗菌减震鞋的生产方法 |
US11375775B2 (en) | 2018-05-09 | 2022-07-05 | Wenzhou Zhongxi Import And Export Co., Ltd. | Method for producing antibacterial shock absorbing shoes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444524B2 (ja) | 1992-07-22 |
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