JPS6320747A - 光磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は光ビームと磁界の協働により光磁気記録媒体上
に情報の記録再生及び消去が可能な光磁気記録装置に関
する。ここで光磁気記録媒体としては、ディスク状、カ
ード状等さまざまな形態が考えられるが、以下ではディ
スク状の光磁気記録媒体（光磁気ディスクと記す）を例
にとり説明する。

〔従来技術〕

光磁気ディスクは、基板上に膜面に垂直な磁化容易軸を
有する磁性薄膜を形成して成り、この磁性薄膜の磁化方
向の変化によって情報を記録するものである。記録時に
はまず前記磁性薄膜の磁化方向を予め一方向にそろえて
おき、これに前記磁（上方向とは逆方向のバイアス磁界
を印加しながら、情報信号に従ってデジタル的に変調さ
れたレーザービームを照射する。すると、レーザービー
ムの照射された部分の温度が上昇して保磁力が低下し、
バイアス磁界の影口によって周囲と逆方向に磁化されて
、情報に応じて磁化パターンが形成される。

このように記録された情報は、低出力の無変調ビームを
媒体に照射することにより、良く知られた磁気光学効果
を用いて光学的に読み出すことが出来る。また記録時の
バイアス磁界と逆方向の磁界を印加することにより、記
録した情報を消去することも出来る。

第６図は、上記光磁気ディスクを用いた従来の光磁気ヘ
ッドＷを示す概略図である。ここで装置枠体４１には上
ブタ４２が取り付けられており、光磁気ディスク４３の
装脱着時に開閉される。この光磁気ディスク４３はクラ
ンパ４８によってターンテーブル４４にクランプされ、
ヘッド枠体４５内のスピンドルモータによって回転され
る。光ヘッド４６は、ガイド４９に沿ってディスクの半
径方向に移動し、光磁気ディスク４３に光ビームを照射
して情報の記録を行なう。またバイアス磁界を印加する
磁石４７は光ヘッド４６と一体に設けられ光ヘッド４６
と共に半径方向に移動する。このような構成においては
、磁石４７は小さなものですむが可動部たる光へラド４
６が大型化して、高速アクセスに対応出来ないといった
問題点があった。

第７図は従来の光磁気記録装置の他の構成例を示す概略
図で、第６図と同一の部材には同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。本例においてバイアス磁石４７は光
磁気ディスク４３の半径方向の記録領域をカバーする大
きさを持ち、装置の上ブタ４２に固定されている。そし
て上ブタを閉めた状態で、破線で示すようにバイアス磁
石４７が光磁気ディスク４３に近接する。このように本
例はシンプルな構成を有するものであるが、適応出来る
装置が開閉可能な上ブタ付のものに限られるといった問
題点があった。このような媒体の装脱着の問題は他の情
報機器とのシステム化を考える場合には非常に重要で例
えば、磁気ディスクの代替としては、特に設置スペース
の高さに制限があり、フタの開閉空間が必要な上記の如
き装置は用いることが出来なかった。

〔発明の概要〕

本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決し、設置ス
ペースが小さくてすみ、他の情報機器とのシステム化に
適した光磁気記録装置を提供することにある。

本発明の上記目的は、光磁気記録媒体に近設された磁界
発生手段によりバイアス磁界を印加しながら光ビームを
照射し、情報を記録する光磁気記録装置において、前記
光磁気記録媒体が装置内にほぼ該媒体の記録面に沿った
方向に挿入さｎるように構成し、該挿入時に前記磁界発
生手段を挿入経路より遠ざける機構を設けることによっ
て達成される。

即ち、本発明は媒体をほぼ記録面に沿った方向に装置内
に挿入する構成（所謂フロントローディング）として、
省スペース化を図ったものである。

またフロントローディングとするには、装置内に媒体の
挿入経路を確保せねばならず、装置が大型化し易い上に
媒体に近設されるバイアス磁界の発生手段が大きな障害
となるが、本発明においては、挿入時に磁界発生手段を
挿入経路より逓ざ（ブる（、奨構を設けることにより、
媒体のスムースな挿入を可能とし、空間を有効に利用す
ることが出来るものである。

こ実施例〕 以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

第１図（ａ）、　　（ｂ）、　　（ｃ）は本発明の第１
実施例の光磁気ディスク装置出の概略を示す側面断面図
であり、夫々ディスクカートリッジが挿入されてからス
ピンドルモータにクランプされるまでの様子を説明する
ものである。ここで、１０２は内部に光磁気ディスクを
収納したディスクカートリッジであり、１０３がバイア
ス磁界、１０４がクランプ押えである。バ・ｒアス磁気
１０３とクランプ押え１０４とは、取付部材１０５に取
付けられ、取付部材１０５は、不図示の機構により上下
に移動可能に構成されている。ｉ０６は光磁気ヘッドで
あり、この光磁気ヘラ〆１０６は、ヘッド枠体１０８に
設げられたガイド１０７に沿って、不図示の駆動機構に
よりディス手径方向に駆動される。

１０９はターンテーブルであり、ヘッド伜体１０８に設
けられたスピンドルモータによって回転させられる。

第１図（ａ）でディスクカートリッジ１０２が挿入され
ると、不図示のローディング機構が作動し、ディスクカ
ートリッジ１０２は第１図（ｂ）の位置まで水平方向に
移動した後、第１図（Ｃ）の位置まで下降する。そして
ディスクカーリッジ１０２が下降すると同時に取付部材
１０５も下降し第１図（Ｃ）の位置まで降りてきてディ
スクカートリッジ内のディスクをターンデープル１０９
に押しつけクランプを行なう。この時バイアス磁石１０
３は、ディスクから１〜２ｍｍ程度離れた位置にくるよ
うに構成されている。またここでクランプとバイアス磁
石の移動をほぼ同時に完了するように構成すればローデ
ィングからスタンバイ状態までの時間を短縮することが
できる。

光磁気ディスクは周知のとおり書き変え可能であり、高
密度記録が可能であるということから磁気ディスクに置
き換わあるものとして期待されているが、磁気ディスク
に置き換わるためには少なくとも磁気ディスクの主流で
ある５ｙ４インチディスク装置のフルハイドサイズ（高
さ８２ｍｒｎ幅１４６　ｍ　ｍ奥行２０３〜２０６ｍｍ
）まで光磁気ディスク装置を小型化しなければならない
。次にこのような小型化（特に薄型化）に適した本発明
の詳細な説明する。

第２図（ａ）、　　（ｂ）は本発明の第２実施例の側面
断面図であり、第３図は第２図（ａ）の左側からみた断
面図である。第２図（ａ）は、ツーディング途中でディ
スクカートリッジが下降を開始していない状態をあられ
し、第２図（ｂ）はローディング及びクランプ完了時で
ある。

まず第２図（ａ）及び第３図をもとに説明する。

大まかに分けると１がスピンドルモータユニットで、２
はバイアス磁石ユニット、３はクランプユニット、４は
枠体である。スピンドルモータユニット１は、スピンド
ルモータＳ１スピンドルモータ５の回転軸に固定された
ターンテーブル６、スピンドルモータの回転軸に摺動可
能で、弾性力により常に上方向に浮き上がっているテー
バコーン７から成る。バイアス磁石ユニット２は、バイ
アス磁石８と第１リンク板９、第２図（ｂ）に示す第２
リンク板１０、第３リンク板１１及び結合板工２による
平行リンク機構、及びスライダ１３が可動部を構成して
いる。さらに固定部を形成する内ガイド１４、外ガイド
１５がバイアス磁石の両側に設けられている。バイアス
磁石駆動部は、枠体４に固定されたピン１６を中心とし
てレバー１７が、不図示の駆動機構により回転し、この
レバー１７に係合しスライダ１３に固定されたピン１８
を動かすことにより、バイアス磁石を駆動する。第１リ
ンク板９、第２リンク板１０の一端は結合板１２に回動
自在に支持され、他端は第３リンク板１１に回動自在に
結合されている。また第１リンク板９、第２リンク板１
０の中央部はスライダ１３に固定された回転軸が通され
、この回転軸１９にはめこまれたコロ２０が内ガイド１
４に沿って動くため、スライダ１３は直線状に移動する
。

第１リンク板９、第３リンク板１１の結合部にはコロ２
１が設けられ、このコロ２１はトーションバネ２２とバ
イアス磁石８の重力により外ガイド１５に押しつけられ
ている。

クランプユニット３は、第４リンク板３１、第５リンク
板３２、クランパ３３、クランプガイド３４から構成さ
れている。

第４リンク板３１の一端はクランプガイド３４に又、他
端は第５リンク板３２の中央部に、共に回動自在に結合
されている。第５リンク板３２の一端はクランパ３３に
回動自在に結合され、他端は第２図（ａ）中の矢印方向
に移動可能となっている。この部分を駆動することによ
りクランパ３３が昇降しディスクカートリッジ１０２を
実線及び破線で示すようにターンテーブル６にクランプ
したりこれを解除することが可能になる。ローティング
はまず水平方向にディスクカーリッジ１０２を移動させ
ディスク中心がほぼターンテーブル６の中心に位置した
所で下降を始める。ディスクカート１１ツジ１０２の下
降とほぼ同時にクランパ３３が下降をはじめ、ディスク
がターンテーブル６に裁置さｉｚた直後に、クラッパ３
３がディスクをターンテーブル６にクランプする。バイ
アス［」石８の移動はローディングが完了してから開始
される。

クランプはローディングが終了してから行なってもよい
が上記で説明した手順の方がバイアス磁石８の移動中に
、ディスクの回転を立ち上げることができるため、ロー
ディング開始から記録再生等の動作に入るまでの時間を
短縮できる。

スライダ１３は、内ガイド１４に沿って移動するが、コ
ロ２１が外ガイド１５の形状に沿って移動するため、コ
ロ２１が外ガイド１５の斜面１５−１にさしかかると、
コロ２１の位置は上昇し、それに応じてバイアス磁石８
が下降を始め、ディスクカートリッジ１０２の開口部に
入り第２図（ｂ）に示した位置で停止する。

電磁石の駆動は、スライダ１３に固定されたピン１８、
ピン１６を中心に回動し、ピン１８に係合する長穴を有
するレバー１７を伝達手段として、不図示のモータ等で
行なわれる。もちろんワイヤ、ラック・ピニオン等の別
の伝達駆動手段を用いてもよい。また、本実施例ではス
ライダ１３を駆動したが、バイアス磁石８を直接駆動し
ても良い。

さらにこの実施例では第３リンク板１１、スライダ１３
、結合板１２によって、二重の平行リンクが形成されて
いるが、もちろん片方だけでもよい。つまり第３リンク
板１１がなくてもかまわないしスライダ１３がな（でも
かまわない。また第３リンク板１１の一端にコロ２１を
設けたが、第４図に示すように他端にもコロ２１’　　
を設けてもよい。コロ２１′　　はコロ２１よりも長く
、外ガイド１５’　　にはコロ２１とコロ２１′　　の
それぞれに対応する２ケ所の斜面を有し、コロ２１’　
　が第４図左側の斜面に入り込まないように段差が設け
られている。この構成によれば、平行リンクの回動部に
多少ガタがあってもバイアス磁石８を平行に上下させる
ことが可能である。

第５凶に第２実施例の磁石駆動手段の変形例の要部を示
す。

バイアス磁石８から２本のピン５１．　５２が両側に設
けられている。ピン５２はピン５１よりも長く細（なっ
ている。ガイド５３には溝が設けられ、溝５３−１及び
５３−３は溝５３−２．５３−４より深くなっている。

このため、バイアス磁石８はガタなく移動でき作動位置
に移動すると、ピン５２は７ｇ５３−２に入ることなく
５５の位置まで移動し、ピン５１は短いため溝５３−２
に入り込み５４の位置に移動する。

このように上記第２実施例は磁界発生手段を媒体の挿入
経路の後方に移動するように構成したので、装置も非常
に薄型にすることが出来る。

本発明は以上説明した実施例の他にも種々の変形が可能
であり、本発明は特許請求の範囲を逸脱しない限りにお
いて、このような変形例の包含するものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は従来の光磁気記録装置にお
いて、光磁気記録媒体を装置内にほぼ該媒体の記録面に
沿った方向に挿入するように構成し、該挿入特に前記磁
界発生手段を挿入経路より遠ざける機構を設番ブること
によって、ｌ）光磁気記録媒体をスムースに挿入出来る
。

２）装置を薄型に構成出来る。

３）媒体の装脱着を前面より行なえる為、設置スペース
が小さくてむ等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、第１図（ｂ）及び第１図（Ｃ）は夫々本
発明の第１実施例の構成を示す概略図、第２図（ａ）。 第２図（ｂ）及び第３図は夫々本発明の第２実施例の構
成を示す概略図、第４図及び第５図は夫々第２実施例に
おける磁石駆動機構の変形例を示す概略図、第６図及び
第７図は従来の光磁気記録装置の構成を示す概略図であ
る。 １０１・・光磁気ディスク装置、１０２・・・ディスク
カートリッジ、１０３・・・バイアス磁石、１０４・・
・クランプ押え、１０５・・・取付部材、１０６・・・
光磁気ヘッド、１０７・・・カイト、１０８・・・ヘッ
ド枠体、１０９・・・ターンテーブル。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）光磁気記録媒体に、近設された磁界発生手段によ
   りバイアス磁界を印加しながら光ビームを照射し、情報
   を記録する光磁気記録装置において、前記光磁気記録媒
   体は装置内にほぼ該媒体の記録面に沿った方向に挿入さ
   れ、該挿入時には前記磁界発生手段を挿入経路より遠ざ
   ける機構を設けたことを特徴とする光磁気記録装置。
2. （２）前記機構により前記磁界発生手段が媒体の挿入方
   向と交叉する方向に移動する特許請求の範囲第１項記載
   の光磁気記録装置。
3. （３）前記機構により前記磁界発生手段が更に媒体の挿
   入経路の後方に移動する特許請求の範囲第２項記載の光
   磁気記録装置。
4. （４）前記機構が前記媒体のクランプに連動して作動す
   る特許請求の範囲第１項記載の光磁気記録装置。