JPS63193987A - 粒状炭素材の製造方法 - Google Patents
粒状炭素材の製造方法Info
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- JPS63193987A JPS63193987A JP62027564A JP2756487A JPS63193987A JP S63193987 A JPS63193987 A JP S63193987A JP 62027564 A JP62027564 A JP 62027564A JP 2756487 A JP2756487 A JP 2756487A JP S63193987 A JPS63193987 A JP S63193987A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbonization
- carbon material
- temperature
- granular carbon
- producing
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- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は粒状炭素材の製造方法に関し、さらに詳しく
言うと、たとえば活性炭、吸着材、電極用炭素材、触媒
、鋳物用コークスおよび練炭用コークスなどの製造原料
として好適に用いることができる高強度の粒状炭素材の
製造方法に関する。
言うと、たとえば活性炭、吸着材、電極用炭素材、触媒
、鋳物用コークスおよび練炭用コークスなどの製造原料
として好適に用いることができる高強度の粒状炭素材の
製造方法に関する。
[従来の技術およびその問題点]
活性炭、吸着材、電極用炭素材、触媒、鋳物用コークス
および練炭用コークスなどの原料に用いられる石炭系粒
状炭素材は容易に入手できる非粘結性の褐炭から製造さ
れている。
および練炭用コークスなどの原料に用いられる石炭系粒
状炭素材は容易に入手できる非粘結性の褐炭から製造さ
れている。
従来、褐炭から活性炭、吸着材、電極用炭素材、触媒、
鋳物用コークスおよび練炭用コークスなどの原料に用い
られる石炭系粒状炭素材を製造する場合、この褐炭が非
粘結性であることから。
鋳物用コークスおよび練炭用コークスなどの原料に用い
られる石炭系粒状炭素材を製造する場合、この褐炭が非
粘結性であることから。
タール、ピッチ、リグニン、糖ミツ、パルプ廃液、合成
樹脂等のバインダーを必要としていた(特開昭49−3
0288号公報、特開昭50−51996号公報参照)
。
樹脂等のバインダーを必要としていた(特開昭49−3
0288号公報、特開昭50−51996号公報参照)
。
しかしながら、バインダーを使用した場合には、300
〜400℃の温度下の炭化工程において、バインダーが
軟化溶融して炭化炉に粘着したり、粒子同志の粘着が起
こったりして、適正な炭化ができないことがあるという
欠点があった。
〜400℃の温度下の炭化工程において、バインダーが
軟化溶融して炭化炉に粘着したり、粒子同志の粘着が起
こったりして、適正な炭化ができないことがあるという
欠点があった。
また、得られる炭素材の強度が充分とは言い難く、しか
も価格的に高価になるという問題もあった。
も価格的に高価になるという問題もあった。
[発明の目的]
この発明の目的は、たとえば活性炭、吸若材、電極用炭
素材、触媒、鋳物用コークスおよび練炭用コークスなど
の製造原料として用いられる粒状炭素材を製造する場合
に、バインダーを用いることによって生じる前記問題を
解消し、バインダーを用いることなく褐炭のみを用いて
高強度の粒状炭素材を製造する方法を提供することであ
る。
素材、触媒、鋳物用コークスおよび練炭用コークスなど
の製造原料として用いられる粒状炭素材を製造する場合
に、バインダーを用いることによって生じる前記問題を
解消し、バインダーを用いることなく褐炭のみを用いて
高強度の粒状炭素材を製造する方法を提供することであ
る。
[前記目的を達成するための手段]
前記目的を達成するために、この発明者が鋭意、検討を
重ねた結果、特定のプロセスを採用した場合には、バイ
ンダーを用いなくても、非粘結性の褐炭から高強度の粒
状炭素材が製造できることを見出してこの発明に到達し
た。
重ねた結果、特定のプロセスを採用した場合には、バイ
ンダーを用いなくても、非粘結性の褐炭から高強度の粒
状炭素材が製造できることを見出してこの発明に到達し
た。
すなわち、この発明の概要は、
粒状褐炭を乾燥後に急速加熱し、高圧で圧縮してから炭
化乾留することを特徴とする高強度粒状炭素材の製造方
法である。
化乾留することを特徴とする高強度粒状炭素材の製造方
法である。
前記褐炭としては、無水無灰ベースでの炭素含有量が8
5〜75%である非粘結性のもので充分であり、具体例
としては1.オーストラリア産の非粘結性の褐炭が挙げ
られる。
5〜75%である非粘結性のもので充分であり、具体例
としては1.オーストラリア産の非粘結性の褐炭が挙げ
られる。
また、用いる褐炭の粒径は3mm以下とするのが好まし
く、後述の圧縮による嵩比重の増大を容易なものとする
ことができる。
く、後述の圧縮による嵩比重の増大を容易なものとする
ことができる。
この発明においては、前記粒状褐炭を原料として用い、
この原料に対し、乾燥、急速加熱、高圧圧縮、炭化乾留
の操作をこの順に行うことによって高強度の粒状炭素材
を製造する。
この原料に対し、乾燥、急速加熱、高圧圧縮、炭化乾留
の操作をこの順に行うことによって高強度の粒状炭素材
を製造する。
前記乾燥は、通常、85〜150℃の温度下に、前記褐
炭の含水率が5%以下、好ましくは0%になるまで行な
う、乾燥後の褐炭の含水率が5%を超える場合には、圧
縮成形時に成形物が割れることがある。
炭の含水率が5%以下、好ましくは0%になるまで行な
う、乾燥後の褐炭の含水率が5%を超える場合には、圧
縮成形時に成形物が割れることがある。
前記乾燥は、たとえば回転乾燥機を用いて窒素ガス雰囲
気中で行なうことができる。
気中で行なうことができる。
前記急速加熱は、加熱により褐炭内部からバインダーの
役割を果たすタール分を副生させることを目的として行
なうものであり、通常の場合、10分以内に、好ましく
は5〜7分以内に、乾燥処理温度から250〜400℃
、好ましくは250〜350℃にまで昇温処理する。昇
温処理の時間が10分を超える場合には成形物がもろく
、成形不良となることがある。処理湿度が250℃未満
の場合にもバインダー分が充分に複製されないために成
形物がもろくなることがある。一方、処理温度が400
℃を超える場合にはバインダー分が揮発し成形物がもろ
くなることがある。
役割を果たすタール分を副生させることを目的として行
なうものであり、通常の場合、10分以内に、好ましく
は5〜7分以内に、乾燥処理温度から250〜400℃
、好ましくは250〜350℃にまで昇温処理する。昇
温処理の時間が10分を超える場合には成形物がもろく
、成形不良となることがある。処理湿度が250℃未満
の場合にもバインダー分が充分に複製されないために成
形物がもろくなることがある。一方、処理温度が400
℃を超える場合にはバインダー分が揮発し成形物がもろ
くなることがある。
前記急速加熱は、たとえば前記乾燥処理を施した褐炭を
成形用金型内に充填した状態で行なうことができる。
成形用金型内に充填した状態で行なうことができる。
前記圧縮は前記急速加熱処理を施した褐炭を前記急速加
熱処理の温度(250−400℃)下に、通常、1〜5
トン/cm2.好ましくは2〜3トン/Cm2の圧力で
瞬時に行なう、この圧力が1トン/cm2未満の場合に
は前記褐炭の成形が行なえないことがある。一方、圧力
が5トン/Cm2 を超える場合には得られる成形炭の
強度が逆に低下したり、割れを生じたりすることがある
。
熱処理の温度(250−400℃)下に、通常、1〜5
トン/cm2.好ましくは2〜3トン/Cm2の圧力で
瞬時に行なう、この圧力が1トン/cm2未満の場合に
は前記褐炭の成形が行なえないことがある。一方、圧力
が5トン/Cm2 を超える場合には得られる成形炭の
強度が逆に低下したり、割れを生じたりすることがある
。
この発明の方法においては、炭素材の用途に応じて、前
記圧縮を行なった成形炭を適度に粉砕してもよい。
記圧縮を行なった成形炭を適度に粉砕してもよい。
前記炭化乾留は前記圧縮後の成形炭を、通常、酸素濃度
5%以下の不活性ガス中に所定の炭化乾留温度で加熱す
ることにより行なう、この炭化乾留に用いる不活性ガス
としては、窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴンおよび燃
焼排ガスなどが挙げられる。炭化乾留温度は得られる炭
素材の所望の用途により異なるが、たとえば活性炭、触
媒。
5%以下の不活性ガス中に所定の炭化乾留温度で加熱す
ることにより行なう、この炭化乾留に用いる不活性ガス
としては、窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴンおよび燃
焼排ガスなどが挙げられる。炭化乾留温度は得られる炭
素材の所望の用途により異なるが、たとえば活性炭、触
媒。
吸着材等を目的の用途とする場合には、600〜750
℃で炭化乾留を行なうと比表面積が大きい炭素材を得る
ことができる。また、電極用炭素材を目的の用途とする
場合には、850℃以上の温度で炭化乾留を行なえば電
気抵抗の小さい炭素材を得ることができる。室温から炭
化乾留温度に達するまでの昇温速度は1通常、毎時50
〜400℃、好ましくは毎時50〜150℃である。昇
温速度が毎時50℃未満の場合には、得られる炭素材の
強度が十分でないことがある。一方、400℃を超える
場合には、炭素材の収率が低下することがある。
℃で炭化乾留を行なうと比表面積が大きい炭素材を得る
ことができる。また、電極用炭素材を目的の用途とする
場合には、850℃以上の温度で炭化乾留を行なえば電
気抵抗の小さい炭素材を得ることができる。室温から炭
化乾留温度に達するまでの昇温速度は1通常、毎時50
〜400℃、好ましくは毎時50〜150℃である。昇
温速度が毎時50℃未満の場合には、得られる炭素材の
強度が十分でないことがある。一方、400℃を超える
場合には、炭素材の収率が低下することがある。
前記炭化乾留は従来から公知の方法で行なうことができ
、外部から加熱する外熱式および成形炭層中に加熱ガス
を通過させる内熱式のいずれによっても行なうことがで
きる。
、外部から加熱する外熱式および成形炭層中に加熱ガス
を通過させる内熱式のいずれによっても行なうことがで
きる。
前記炭化乾留においては、炭化乾留温度に達した後、た
だちに冷却してもよいし、所望の保持時間を設けてもよ
い。
だちに冷却してもよいし、所望の保持時間を設けてもよ
い。
この発明の方法により製造された粒状炭素材を粒状活性
炭や吸着材として用いる場合には、炭素材の比表面積を
大きくするために賦活を行なうことが好ましい、賦活法
としては、たとえば水蒸気、二酸化炭素、酸素もしくは
これらの混合ガスをガス賦活剤として用いるガス賦活法
および塩化亜鉛、炭酸カルシウム、水酸化カリウム、硫
化カリウム、チオシアン酸カリウム、塩化マグネシウム
、塩化カルシウム、リン酸、硫酸などの賦活薬品を用い
る薬品賦活法のいずれを採用してもよい、ガス賦活法に
よる場合には、この発明の方法において前記炭化乾留の
後に賦活を行なえばよい、薬品賦活法による場合には、
前記圧縮成形を行なう前に賦活薬品を添加して前記炭化
乾留と同時に賦活を行なうこともできる。
炭や吸着材として用いる場合には、炭素材の比表面積を
大きくするために賦活を行なうことが好ましい、賦活法
としては、たとえば水蒸気、二酸化炭素、酸素もしくは
これらの混合ガスをガス賦活剤として用いるガス賦活法
および塩化亜鉛、炭酸カルシウム、水酸化カリウム、硫
化カリウム、チオシアン酸カリウム、塩化マグネシウム
、塩化カルシウム、リン酸、硫酸などの賦活薬品を用い
る薬品賦活法のいずれを採用してもよい、ガス賦活法に
よる場合には、この発明の方法において前記炭化乾留の
後に賦活を行なえばよい、薬品賦活法による場合には、
前記圧縮成形を行なう前に賦活薬品を添加して前記炭化
乾留と同時に賦活を行なうこともできる。
この発明の製造方法においては、乾燥、急速加熱、圧m
成形、炭化乾留の各操作をこの順に行なうことで、バイ
ンダーを用いることなく褐炭を原料とする高強度の粒状
炭素材を製造することができるJ [発明の効果] この発明によると、 (1) 高強度の粒状炭素材を製造するにあたってバ
インダーが不要となり、 (2)シたがって、従来の高強度粒状炭素材の製造方法
のように炭化工程においてバインダーが軟化溶融したり
、炭化炉に粘着したり1粒子同志の粘着が生じたりする
ことがなく適正な炭化を行なうことができ、 (3)シかも、昇温速度および乾留温度を制御すること
により、さまざまな強度、比表面積、電気抵抗を有する
炭素材が簡単な操作で得られる、等の種々の効果を有す
る高強度粒状炭素材の製造方法を提供することができる
。゛ [実施例] 次に、この発明の実施例を示し、この発明の高強度粒状
炭素材の製造方法についてさらに具体的に説明する。
成形、炭化乾留の各操作をこの順に行なうことで、バイ
ンダーを用いることなく褐炭を原料とする高強度の粒状
炭素材を製造することができるJ [発明の効果] この発明によると、 (1) 高強度の粒状炭素材を製造するにあたってバ
インダーが不要となり、 (2)シたがって、従来の高強度粒状炭素材の製造方法
のように炭化工程においてバインダーが軟化溶融したり
、炭化炉に粘着したり1粒子同志の粘着が生じたりする
ことがなく適正な炭化を行なうことができ、 (3)シかも、昇温速度および乾留温度を制御すること
により、さまざまな強度、比表面積、電気抵抗を有する
炭素材が簡単な操作で得られる、等の種々の効果を有す
る高強度粒状炭素材の製造方法を提供することができる
。゛ [実施例] 次に、この発明の実施例を示し、この発明の高強度粒状
炭素材の製造方法についてさらに具体的に説明する。
(実施例1)
オーストラリア産ヤルーン炭を粒径3mm以下に粉砕し
た後、窒素ガス中に120℃の温度下に含水率が5%以
下になるまで充分に乾燥を行なった。
た後、窒素ガス中に120℃の温度下に含水率が5%以
下になるまで充分に乾燥を行なった。
その後、得られた乾燥tK8gを内径25mmの金型に
入れ、昇温時間7分で急速加熱温度250℃まで急速加
熱を行ない、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に
成形を行なった。
入れ、昇温時間7分で急速加熱温度250℃まで急速加
熱を行ない、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に
成形を行なった。
得られた成形炭を昇温速度毎時50℃で乾留温度450
℃まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材を
得た。
℃まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材を
得た。
得られた高強度粒状炭素材について、圧潰強度、炭素材
収率1発熱量、イオウ分および灰分の測定を行なった。
収率1発熱量、イオウ分および灰分の測定を行なった。
結果を第1表に示す。
(実施例2.3)
前記実施例1において、乾留温度を450℃から第1表
に示した温度に代えたほかは前記実施例1と同様にして
実施した。
に示した温度に代えたほかは前記実施例1と同様にして
実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例4)
前記実施例2において、急速加熱温度を250℃から3
00℃に代えたほかは前記実施例1と同様にして実施し
た。
00℃に代えたほかは前記実施例1と同様にして実施し
た。
結果を第1表に示す。
(実施例5.6)
前記実施例4において、昇温速度を毎時50”Cから第
1表に示した乾留速度に代えたほかは前記実施例4と同
様にして実施した。
1表に示した乾留速度に代えたほかは前記実施例4と同
様にして実施した。
結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、実施例1〜6のいずれの場
合においても、炭化乾留により得られた炭素材の圧潰強
度は乾留前の成形炭の圧潰強度よりもはるかに向上し、
充分な強度を有する粒状炭素材が得られた。
合においても、炭化乾留により得られた炭素材の圧潰強
度は乾留前の成形炭の圧潰強度よりもはるかに向上し、
充分な強度を有する粒状炭素材が得られた。
(実施例7)
オーストラリア産ヤルーン炭を粒径3 m m以下に粉
砕した後、窒素ガス中に120 ’C!の温度下に含水
率が5%以下になるまで充分に乾燥を行なった。
砕した後、窒素ガス中に120 ’C!の温度下に含水
率が5%以下になるまで充分に乾燥を行なった。
その後、得られた乾燥炭8gを内径25mmの金型に入
れ、昇温時間7分で急速加熱温度300 ”Oまで急速
加熱し、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に成形
を行なった。
れ、昇温時間7分で急速加熱温度300 ”Oまで急速
加熱し、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に成形
を行なった。
得られた成形炭を昇温速度毎時100 ”Cで[150
”0まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材
を得た。
”0まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材
を得た。
この高強度粒状炭素材を、賦活温度900 ”C1賦活
時間3時間、炭素材1kg当りの注水量0.3kgの条
件下にロータリーキルンを用いて水蒸気賦活し、活性炭
を製造した。
時間3時間、炭素材1kg当りの注水量0.3kgの条
件下にロータリーキルンを用いて水蒸気賦活し、活性炭
を製造した。
得られた活性炭について、収率、ヨウ素吸着量、メチレ
ンブルー吸着量および比表面積を測定するとともに硬さ
試験を行なった。
ンブルー吸着量および比表面積を測定するとともに硬さ
試験を行なった。
結果を第2表に示す。
(実施例8〜15)
前記実施例7において、賦活温度、賦活時間および炭素
材1kg当りの注水量を第2表に示した条件に代えたほ
かは前記実施例7と同様にして実施した。
材1kg当りの注水量を第2表に示した条件に代えたほ
かは前記実施例7と同様にして実施した。
結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、実施例7〜15のいずれの
場合においても、充分な比表面積、強度および吸着能を
有する活性炭が得られた。
場合においても、充分な比表面積、強度および吸着能を
有する活性炭が得られた。
(実施例18)
オーストラリア産ヤルーン炭を粒径3mm以下に粉砕し
た後、窒素ガス中に120 ”0の温度下に含水率が5
%以下になるまで充分に乾燥を行なった。
た後、窒素ガス中に120 ”0の温度下に含水率が5
%以下になるまで充分に乾燥を行なった。
その後、得られた乾燥炭8gを内径25mmの金型に入
れ、昇温時間7分で第3表に示した急速加熱温度まで急
速加熱し、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に成
形を行なった。
れ、昇温時間7分で第3表に示した急速加熱温度まで急
速加熱し、次いで、3トン/cm2の圧縮圧で瞬時に成
形を行なった。
得られた成形炭を第3表に示した昇温速度で表示の乾留
温度まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材
を得た。
温度まで昇温して炭化乾留を行ない、高強度粒状炭素材
を得た。
この高強度粒状炭素材について、圧潰強度、比表面桔お
よび電気抵抗を測定した。
よび電気抵抗を測定した。
結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、昇温速度および乾留温度を
制御することにより、さまざまな強度、比表面積および
電気抵抗を有する炭素材が得られた。
制御することにより、さまざまな強度、比表面積および
電気抵抗を有する炭素材が得られた。
なお、この発明の実施例において、発熱量、灰分、イオ
ウ分、メチレンブルー吸着量、ヨウ素吸27量および硬
さ試験の各項目についてはそれぞれ以下の方法により測
定を行なった。
ウ分、メチレンブルー吸着量、ヨウ素吸27量および硬
さ試験の各項目についてはそれぞれ以下の方法により測
定を行なった。
・発熱量: JIS K8812に準拠。
・灰 分: JIS K8813に準拠。
参イオウ分: JIS K8814に準拠。
・メチレンブルー吸着量: JIS K1470に準拠
。
。
・ヨウ素吸着量および硬さ試験: JIS K1474
に準拠。
に準拠。
また、圧潰強度1粒状炭素材収率、注水量および活性炭
収率はそれぞれ以下のようにして測定した。
収率はそれぞれ以下のようにして測定した。
・圧潰強度(kgr7c■)二IJi:、形炭及び粒状
炭素材の圧潰強度の測定を行なうに際し、規準 化する為に、厚さ10〜15mm、直径25鳳層に成形
したタブレットを用いて、直径 方向から毎分lO腸層の速度で圧潰し、その圧潰強度を
厚みで除して単位長さ当 たりの圧潰強度を求めた。
炭素材の圧潰強度の測定を行なうに際し、規準 化する為に、厚さ10〜15mm、直径25鳳層に成形
したタブレットを用いて、直径 方向から毎分lO腸層の速度で圧潰し、その圧潰強度を
厚みで除して単位長さ当 たりの圧潰強度を求めた。
ψ粒状炭素材収率(2)=
・注水量(に、/Kg・粒状炭素材)=・活性炭収率(
2)= (以下、余白)
2)= (以下、余白)
Claims (5)
- (1)褐炭を乾燥後に急速加熱し、高圧で圧縮してから
炭化乾留することを特徴とする粒状炭素材の製造方法。 - (2)乾燥した褐炭の含水率が5%以下である前記特許
請求の範囲第1項に記載の粒状炭素材の製造方法。 - (3)急速加熱が、85〜150℃から250〜400
℃にまで10分以内に昇温することである前記特許請求
の範囲第1項〜第2項のいずれかに記載の粒状炭素材の
製造方法。 - (4)圧縮時の圧力が1〜5トン/cm^2の範囲内に
ある前記特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記
載の粒状炭素材の製造方法。 - (5)炭化乾留を、酸素濃度5%以下の不活性ガス中で
、乾留温度までの乾留速度が毎時50〜250℃の条件
下に行なう前記特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
かに記載の粒状炭素材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62027564A JPS63193987A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 粒状炭素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62027564A JPS63193987A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 粒状炭素材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63193987A true JPS63193987A (ja) | 1988-08-11 |
Family
ID=12224525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62027564A Pending JPS63193987A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 粒状炭素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63193987A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101019438B1 (ko) | 2002-02-07 | 2011-03-07 | 커먼웰쓰 사이언티픽 앤드 인더스트리얼 리서치 오가니제이션 | 야금 코크스의 제조 방법 |
CN107699263A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-02-16 | 曲靖市盛凯焦化有限责任公司 | 一种配加褐煤的炼焦方法 |
WO2019220808A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 褐炭含有コークスの製造方法 |
KR20210079547A (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-30 | 주식회사 포스코 | 성형탄, 그 제조방법 및 용철 제조방법 |
-
1987
- 1987-02-09 JP JP62027564A patent/JPS63193987A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101019438B1 (ko) | 2002-02-07 | 2011-03-07 | 커먼웰쓰 사이언티픽 앤드 인더스트리얼 리서치 오가니제이션 | 야금 코크스의 제조 방법 |
CN107699263A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-02-16 | 曲靖市盛凯焦化有限责任公司 | 一种配加褐煤的炼焦方法 |
WO2019220808A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 褐炭含有コークスの製造方法 |
KR20210079547A (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-30 | 주식회사 포스코 | 성형탄, 그 제조방법 및 용철 제조방법 |
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