JPS63170247A - 屈折率分布ガラスの製造方法 - Google Patents
屈折率分布ガラスの製造方法Info
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- JPS63170247A JPS63170247A JP31018586A JP31018586A JPS63170247A JP S63170247 A JPS63170247 A JP S63170247A JP 31018586 A JP31018586 A JP 31018586A JP 31018586 A JP31018586 A JP 31018586A JP S63170247 A JPS63170247 A JP S63170247A
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- JP
- Japan
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- glass
- ion exchange
- zro2
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- refractive index
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C21/00—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
- C03C21/001—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions
- C03C21/002—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions to perform ion-exchange between alkali ions
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、イオン交換処理による屈折率分布ガラスの製
造方法に関し、特に1色収差が少なく高開口角を有する
大口径の屈折率分布ガラスを製造するに好適な方法に関
する。
造方法に関し、特に1色収差が少なく高開口角を有する
大口径の屈折率分布ガラスを製造するに好適な方法に関
する。
ロッド状ガラスを高温の塩浴中で処理し、ガラス中の陽
イオンを屈折率効果の異なる別の陽イオンと交換して、
半径方向に向うほぼ放物線状の屈折率分布をもつロッド
状ガラスを作る方法は公知である。このロッド状ガラス
は、ロンド状のまま、またはロッド輛に直角方向に裁断
してディスク状として、もしくは延伸してファイバー状
にするなどして、複写機用、内視鏡用およびファクシミ
リ用などのレンズとして用いられている。近年、上記ロ
ッド状ガラスの特性としては、色収差が小さく、高開口
角、すなわち、ロッドの周辺と中心の゛ 屈折率差(
Δh)が大であり、しかも大口径を有するものが望まれ
るようになり、この要望を満たすため種々の方法が提案
されている。たとえば。
イオンを屈折率効果の異なる別の陽イオンと交換して、
半径方向に向うほぼ放物線状の屈折率分布をもつロッド
状ガラスを作る方法は公知である。このロッド状ガラス
は、ロンド状のまま、またはロッド輛に直角方向に裁断
してディスク状として、もしくは延伸してファイバー状
にするなどして、複写機用、内視鏡用およびファクシミ
リ用などのレンズとして用いられている。近年、上記ロ
ッド状ガラスの特性としては、色収差が小さく、高開口
角、すなわち、ロッドの周辺と中心の゛ 屈折率差(
Δh)が大であり、しかも大口径を有するものが望まれ
るようになり、この要望を満たすため種々の方法が提案
されている。たとえば。
特公昭51−21594号公報には、SiO2−C32
0系のガラスをイオン交換処理し、屈折率分布ガラスを
製造する方法が開示されている。しかしこの方法は、大
きなΔh値を得難く、またイオン交換速度が小さいため
大口径のものを取得し難い。
0系のガラスをイオン交換処理し、屈折率分布ガラスを
製造する方法が開示されている。しかしこの方法は、大
きなΔh値を得難く、またイオン交換速度が小さいため
大口径のものを取得し難い。
また、特開昭57−22139号公報および特開昭57
−95848号公報には、それぞれ、SiO2−ZnO
−Li20−Na2,0系ガラスおよびS i 02−
T i 02−MgO−L i20−Na20系ガラス
を用いる方法が提案されているが、前者は、Δh値を大
きくできない不利があり、また後者は、イオン交換の処
理速度が不十分であるため、大口径のものを得るに好適
ではない、さらに、特開昭58−120539号公報に
は、(TiO2 +Gd2O3+La203 +Y2O
3)成分を含有するSiO2−アルカリ金属酸化物系ガ
ラスを高速でイオン交換処理しΔh値の大きなものを得
る方法が開示されているが、この方法は、色収差の改善
について必要な具体的知見が全く示されていない。
−95848号公報には、それぞれ、SiO2−ZnO
−Li20−Na2,0系ガラスおよびS i 02−
T i 02−MgO−L i20−Na20系ガラス
を用いる方法が提案されているが、前者は、Δh値を大
きくできない不利があり、また後者は、イオン交換の処
理速度が不十分であるため、大口径のものを得るに好適
ではない、さらに、特開昭58−120539号公報に
は、(TiO2 +Gd2O3+La203 +Y2O
3)成分を含有するSiO2−アルカリ金属酸化物系ガ
ラスを高速でイオン交換処理しΔh値の大きなものを得
る方法が開示されているが、この方法は、色収差の改善
について必要な具体的知見が全く示されていない。
本発明は、上記の情況に鑑みてなされたもので。
その目的とするところは、イオン交換速度、Δhおよび
口径についていずれも大きな値を維持しつつ、色収差の
改善された屈折率分布ガラスを製造する方法を提供する
ことにある。
口径についていずれも大きな値を維持しつつ、色収差の
改善された屈折率分布ガラスを製造する方法を提供する
ことにある。
木発明者は、上記目的を達成するため種々の試験研究を
重ねた結果、Li2O成分とMgO1Cao、SrO,
BaO1PbOおよびZrO2の1種または2種以上の
成分とをそれぞれ広範囲に含有させ、このうちLi2O
成分が比較的少量の場合には、特定量のMgO成分とC
aO,Sr0、BaOおよびZrO2の1種または2種
以上の成分とを必須的に共存させたSiO2−Li20
− (RO+Z ro2)−T i 02系(ただし、
ROはMgO,Cab、SrO,BaOおよびPbOを
示す、)のガラスを用いて前述のイオン交換処理を行な
うと、イオン交換速度、Δhおよび口径について大きな
値を維持しつつ、色収差の著しく改善された屈折率分布
ガラスが得られることを見出し、本発明をなすに至った
。
重ねた結果、Li2O成分とMgO1Cao、SrO,
BaO1PbOおよびZrO2の1種または2種以上の
成分とをそれぞれ広範囲に含有させ、このうちLi2O
成分が比較的少量の場合には、特定量のMgO成分とC
aO,Sr0、BaOおよびZrO2の1種または2種
以上の成分とを必須的に共存させたSiO2−Li20
− (RO+Z ro2)−T i 02系(ただし、
ROはMgO,Cab、SrO,BaOおよびPbOを
示す、)のガラスを用いて前述のイオン交換処理を行な
うと、イオン交換速度、Δhおよび口径について大きな
値を維持しつつ、色収差の著しく改善された屈折率分布
ガラスが得られることを見出し、本発明をなすに至った
。
本発明にかかる屈折率分布ガラスの製造方法の特徴は、
特許請求の範囲に記載のとおり、モル%で、SiO23
0〜65%、L1205〜30%、RO3,5〜30%
(ただし、ROはMgO、CaO、Sr0、BaOおよ
びpboを示す* )、Z r020〜l 0%、(た
だし、Li2Oが18%以下の場合は、MgOが3.5
%以上であり、かつ、Cab、SrO,BaOおよびZ
rO2の少なくとも1種が3.5%以上である。)、T
iO21〜20%、B2030〜20%、Na200〜
20%、Al2030〜7%、Y2 03 、La2
03 、Gd2 03 、Bi2O3、Ta20
5 、Nb205 、WO3、P2O5およびGeO2
の1種または2種以上の合計量θ〜lθ%、As2O3
および/またはSb2O30〜2%の組成を含有するガ
ラス体を高温の溶融塩中でイオン交換処理し、上記ガラ
ス体に外側から内部に向って連続的に変化するアルカリ
金属イオンの濃度勾配を形成させるところにある。
特許請求の範囲に記載のとおり、モル%で、SiO23
0〜65%、L1205〜30%、RO3,5〜30%
(ただし、ROはMgO、CaO、Sr0、BaOおよ
びpboを示す* )、Z r020〜l 0%、(た
だし、Li2Oが18%以下の場合は、MgOが3.5
%以上であり、かつ、Cab、SrO,BaOおよびZ
rO2の少なくとも1種が3.5%以上である。)、T
iO21〜20%、B2030〜20%、Na200〜
20%、Al2030〜7%、Y2 03 、La2
03 、Gd2 03 、Bi2O3、Ta20
5 、Nb205 、WO3、P2O5およびGeO2
の1種または2種以上の合計量θ〜lθ%、As2O3
および/またはSb2O30〜2%の組成を含有するガ
ラス体を高温の溶融塩中でイオン交換処理し、上記ガラ
ス体に外側から内部に向って連続的に変化するアルカリ
金属イオンの濃度勾配を形成させるところにある。
本発明の方法に用いるガラスの各成分の使用量を上記の
とおり限定した理由はっぎのとおりである。
とおり限定した理由はっぎのとおりである。
S i 02成分は、その量が30%未満であるとガラ
スの化学的耐久性が悪化するとともに失透を生じやすく
なり、また65%を超えるとガラスを溶融し難くなる。
スの化学的耐久性が悪化するとともに失透を生じやすく
なり、また65%を超えるとガラスを溶融し難くなる。
Li2O成分は、ガラスに低色収差特性と高Δh特性と
を与え、かつイオン交換速度を速めるための重要な成分
である。下記表−1に、SiO265%、Li2O3%
、Na2010%、 B2o35%、TiO25%オヨ
びM!05%カラナるガラスをベース、として、S i
02成分の一部をLi2O成分と置換した場合の色収
差(ロッド状レンズにおける光線の半周期長をPとし、
C線とF線のPの差をΔPとした場合のΔP/Pの絶対
値)の変化を示す。
を与え、かつイオン交換速度を速めるための重要な成分
である。下記表−1に、SiO265%、Li2O3%
、Na2010%、 B2o35%、TiO25%オヨ
びM!05%カラナるガラスをベース、として、S i
02成分の一部をLi2O成分と置換した場合の色収
差(ロッド状レンズにおける光線の半周期長をPとし、
C線とF線のPの差をΔPとした場合のΔP/Pの絶対
値)の変化を示す。
表−1
表−1にみられるとおり、Li2Oの含有量が増加する
と色収差は非常に小さくなることがわかる0本発明の方
法において、上記色収差改善効果をガラスに付与するた
めには、L120の含有量は、5%以上であることを要
するが30%を超えるとガラスが失透を生じやすくなる
。
と色収差は非常に小さくなることがわかる0本発明の方
法において、上記色収差改善効果をガラスに付与するた
めには、L120の含有量は、5%以上であることを要
するが30%を超えるとガラスが失透を生じやすくなる
。
RO成分、すナワt、、MgO,Cab、5rO1Ba
OおよびPbOの各成分は、ガラスに低色収差特性と高
いΔh値を付与するに有効であるが、上記の効果を得る
には、これらの1種または2種以上の成分を合計量で少
なくとも3.5%(好ましくは12.5重量%以上)含
有させなければならないが、30%を超えるとガラスが
失透を生じやすくなる。
OおよびPbOの各成分は、ガラスに低色収差特性と高
いΔh値を付与するに有効であるが、上記の効果を得る
には、これらの1種または2種以上の成分を合計量で少
なくとも3.5%(好ましくは12.5重量%以上)含
有させなければならないが、30%を超えるとガラスが
失透を生じやすくなる。
ZrO2は、ガラスの化学的耐久性を改善し、イオン交
換処理により発生しやすいクラックを防止し、かつ、低
色収差特性をガラスに付与するに有効な成分であるので
、必要に応じ、ガラスの失透に対する安定性を損わない
範囲で10%まで、好ましくは、0.5〜10%の範囲
で使用し得る。
換処理により発生しやすいクラックを防止し、かつ、低
色収差特性をガラスに付与するに有効な成分であるので
、必要に応じ、ガラスの失透に対する安定性を損わない
範囲で10%まで、好ましくは、0.5〜10%の範囲
で使用し得る。
なお、上述(7)MgO、CaO、Sr0、BaOおよ
びZrO2の各成分については、Li2O成分が18%
以下の場合は、色収差の改善のために、MgOを3.5
%以上とし、かつcao、5rO1BaOおよびZrO
2の少なくとも1種を3.5%以上含有させる必要があ
る。これに関して、末尾に示した第1図・曲線(I)お
よび(rI)は、SiO260%、Li2015%、N
a2010%、B2 o35%、TiO25%、および
Mg05%からなるガラスをベースとして、SiO2成
分の一部をそれぞれCaO成分およびBaO成分と置換
した場合の色収差の変化を示すが、このように、CaO
成分およびBaO成分は1色収差を改善するにきわめて
有効であり、SrOおよびZrO2成分についても同様
の効果がみちれる。
びZrO2の各成分については、Li2O成分が18%
以下の場合は、色収差の改善のために、MgOを3.5
%以上とし、かつcao、5rO1BaOおよびZrO
2の少なくとも1種を3.5%以上含有させる必要があ
る。これに関して、末尾に示した第1図・曲線(I)お
よび(rI)は、SiO260%、Li2015%、N
a2010%、B2 o35%、TiO25%、および
Mg05%からなるガラスをベースとして、SiO2成
分の一部をそれぞれCaO成分およびBaO成分と置換
した場合の色収差の変化を示すが、このように、CaO
成分およびBaO成分は1色収差を改善するにきわめて
有効であり、SrOおよびZrO2成分についても同様
の効果がみちれる。
T i O2成分は、高いΔh値を得るに必須の成分で
あり、1〜20%の範囲で使用することができるが、所
望の色収差を維持するため、5〜15%の使用が望まし
い。
あり、1〜20%の範囲で使用することができるが、所
望の色収差を維持するため、5〜15%の使用が望まし
い。
B203成分は、ガラスの耐失透性を改善するに有効で
あるが、その量が20%を超えるとガラスの化学的耐久
性が悪化する。
あるが、その量が20%を超えるとガラスの化学的耐久
性が悪化する。
Na2O成分は、イオン交換速度を速め、色収差を改善
するに有効であるが、その量が20%を超えるとガラス
の化学的耐久性が悪化する。
するに有効であるが、その量が20%を超えるとガラス
の化学的耐久性が悪化する。
Al2O3成分は、ガラスの化学的耐久性を改善するに
有効であり7%まで使用し得る。
有効であり7%まで使用し得る。
Y203 、La203 、Gd203 、Bi2O3
、Ta20B 、Nb205 、WO3、P2O5およ
びG e O2の各成分は、ガラスの化学的耐久性1色
収差、Δhおよび光学恒数等の改善のため、これらの1
種または2種以上を合計量で10%まで添加し得る。ま
たAg2O3および/または5b2o3成分は、ガラス
の清澄剤として2%まで添加し得る。
、Ta20B 、Nb205 、WO3、P2O5およ
びG e O2の各成分は、ガラスの化学的耐久性1色
収差、Δhおよび光学恒数等の改善のため、これらの1
種または2種以上を合計量で10%まで添加し得る。ま
たAg2O3および/または5b2o3成分は、ガラス
の清澄剤として2%まで添加し得る。
さらに、本発明の方法においては、上記成分の他に、K
20、ub2oおよびCs2Oを添加し得るが、所望の
Δh値を維持するため、それぞれ5%程度までとする。
20、ub2oおよびCs2Oを添加し得るが、所望の
Δh値を維持するため、それぞれ5%程度までとする。
ZnOおよび5n02も同様の理由でそれぞれ3%程度
まで添加し得る。また、上記金属酸化物の金属元素の弗
化物をF2としての合計量で5%程度添加してもさしつ
かえない。
まで添加し得る。また、上記金属酸化物の金属元素の弗
化物をF2としての合計量で5%程度添加してもさしつ
かえない。
本発明の方法において、イオン交換処理に用いる溶融塩
は、Na やK 等のアルカリ金属イオンを含む硝酸
塩、硫酸塩および塩化物等を単独、または2種以上の混
合物の形で用いることができるが、必要に応じ、−当量
のM g2+やZn”4+ 、4+ 等の2価金属イオンやSt 、TtZr’+等の他
の各種多価金属イオンの1種または2種以上を添加して
用いてもよい、また、用いるガラス体の形状は、特に限
定されるものではなく、目的に応じ、横断面が円形、楕
円形および多角形のロッド状、球状および板状等の適宜
形状を選定し得る。さらに、本発明の実施においては、
必要に応じ、公知の技術を付加し、ガラス体の全体また
は一部に所望の屈折率分布を形成させてもよく、また、
イオン交換処理後、屈折率分布の調整や除歪のため、熱
処理することもできる。
は、Na やK 等のアルカリ金属イオンを含む硝酸
塩、硫酸塩および塩化物等を単独、または2種以上の混
合物の形で用いることができるが、必要に応じ、−当量
のM g2+やZn”4+ 、4+ 等の2価金属イオンやSt 、TtZr’+等の他
の各種多価金属イオンの1種または2種以上を添加して
用いてもよい、また、用いるガラス体の形状は、特に限
定されるものではなく、目的に応じ、横断面が円形、楕
円形および多角形のロッド状、球状および板状等の適宜
形状を選定し得る。さらに、本発明の実施においては、
必要に応じ、公知の技術を付加し、ガラス体の全体また
は一部に所望の屈折率分布を形成させてもよく、また、
イオン交換処理後、屈折率分布の調整や除歪のため、熱
処理することもできる。
つぎに、本発明にかかる屈折率分布ガラスの製造方法を
実施例に即して説明する。
実施例に即して説明する。
モル%で、SiO250%、B2O35%、Li2 0
23%、Na207%、BaO3%、TiO24%、Z
r022.9%およびAs2030.1%の組成を有す
るガラスブロックを切断Φ研磨して、直径4.01鵬の
円形ロッドを作成し、これを500℃のNaNO3溶融
塩中に120時間浸漬してイオン交換処理を行ない、ロ
ッドの外側から中心に向って屈折率分布を形成させた。
23%、Na207%、BaO3%、TiO24%、Z
r022.9%およびAs2030.1%の組成を有す
るガラスブロックを切断Φ研磨して、直径4.01鵬の
円形ロッドを作成し、これを500℃のNaNO3溶融
塩中に120時間浸漬してイオン交換処理を行ない、ロ
ッドの外側から中心に向って屈折率分布を形成させた。
このロッドから厚さ0.1脂■のディスクを作成し、デ
ィスクの外周部と中心部の間の屈折率差(ΔTh)を求
めたところ、0.030の大きな値を得ることができた
。またこのロッドは、色収差(ΔP/Pの絶対値)が8
×10の非常に小さい値であり、しかも、上記処理によ
るロッド表面における失透やクラックの発生は認められ
なかった。つぎに、本発明の他の実施例について、上記
実施例と同様にして得られた結果を、前述した従来公知
のガラスを用いた比較例と対比して、原ガラス組成、ロ
ッド試料の直径、イオン交換処理条件(温度1時間)、
Δh値およびΔP/P値とともに表−2に示す。
ィスクの外周部と中心部の間の屈折率差(ΔTh)を求
めたところ、0.030の大きな値を得ることができた
。またこのロッドは、色収差(ΔP/Pの絶対値)が8
×10の非常に小さい値であり、しかも、上記処理によ
るロッド表面における失透やクラックの発生は認められ
なかった。つぎに、本発明の他の実施例について、上記
実施例と同様にして得られた結果を、前述した従来公知
のガラスを用いた比較例と対比して、原ガラス組成、ロ
ッド試料の直径、イオン交換処理条件(温度1時間)、
Δh値およびΔP/P値とともに表−2に示す。
表−2に示したとおり、比較例A、BおよびCにおいて
は、試料の直径が小さい割にイオン交換処理に長時間を
要したり、Δh偵が過小またはΔP/P値が過大となる
欠、包がみられる。これに対し、本発明の実施例におい
ては、いずれも試料が大口径を有するにもかかわらず、
比較的単時間の処理で、Δh値が大きく、しかもΔP/
P値が非常に小さな屈折率分布ガラスを得ることができ
る。
は、試料の直径が小さい割にイオン交換処理に長時間を
要したり、Δh偵が過小またはΔP/P値が過大となる
欠、包がみられる。これに対し、本発明の実施例におい
ては、いずれも試料が大口径を有するにもかかわらず、
比較的単時間の処理で、Δh値が大きく、しかもΔP/
P値が非常に小さな屈折率分布ガラスを得ることができ
る。
上述のとおり、本発明にかかる屈折率分布ガラスの製造
方法は、特定組成範囲のSiO2−L i20−(RO
+Z r02 )−TiO2系ガラス体をイオン交換処
理するものであるから、大きなイオン交換処理速度と高
開口角、大口径特性を維持しつつ1色収差を改善した屈
折率分布ガラスを得ることができる。
方法は、特定組成範囲のSiO2−L i20−(RO
+Z r02 )−TiO2系ガラス体をイオン交換処
理するものであるから、大きなイオン交換処理速度と高
開口角、大口径特性を維持しつつ1色収差を改善した屈
折率分布ガラスを得ることができる。
第1図は、本発明の方法におけるCaOおよびBaO成
分によるΔP/P値の改善効果を示す説明図である。
分によるΔP/P値の改善効果を示す説明図である。
Claims (1)
- モル%で、SiO_2 30〜65%、Li_2O 5
〜30%、RO 3.5〜30%(ただし、ROは、M
gO、CaO、Sr0、BaOおよびPbOを示す。)
、ZrO_2 0〜10%、(ただし、Li_2Oが1
8%以下の場合は、MgOが3.5%以上であり、かつ
、CaO、SrO、BaOおよびZrO_2の少なくと
も1種が3.5%以上である。)、TiO_2 1〜2
0%、B_2O_3 0〜20%、Na_2O 0〜2
0%、Al_2O_3 0〜7%、Y_2O_3、La
_2O_3、Gd_2O_3、Bi_2O_3、Ta_
2O_5、Nb_2O_5、WO_3、P_2O_5お
よびGeO_2の1種または2種以上の合計量0〜10
%、As_2O_3および/またはSb_2O_3 0
〜2%の組成を含有するガラス体を高温の溶融塩中でイ
オン交換処理し、上記ガラス体に外側から内部に向って
連続的に変化するアルカリ金属イオンの濃度勾配を形成
させることを特徴とする屈折率分布ガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31018586A JPS63170247A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 屈折率分布ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31018586A JPS63170247A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 屈折率分布ガラスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63170247A true JPS63170247A (ja) | 1988-07-14 |
Family
ID=18002197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31018586A Pending JPS63170247A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 屈折率分布ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63170247A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5059005A (en) * | 1989-08-24 | 1991-10-22 | Olympus Optical Co., Ltd. | Objective lens system for microscopes |
US5239413A (en) * | 1989-12-19 | 1993-08-24 | Olympus Optical Co., Ltd. | Objective lens system for microscopes |
EP0841306A1 (en) * | 1996-11-06 | 1998-05-13 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass compositions for core/cladding type distributed index optical element |
WO1999057730A2 (en) * | 1998-05-02 | 1999-11-11 | Westinghouse Savannah River Company | Low melting high lithia glass compositions and methods |
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