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JPS63141599A - 新規な測定試薬 - Google Patents

新規な測定試薬

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Publication number
JPS63141599A
JPS63141599A JP28824586A JP28824586A JPS63141599A JP S63141599 A JPS63141599 A JP S63141599A JP 28824586 A JP28824586 A JP 28824586A JP 28824586 A JP28824586 A JP 28824586A JP S63141599 A JPS63141599 A JP S63141599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peptidoglycan
reagent
solution
insect
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28824586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07114707B2 (ja
Inventor
Masaaki Ashida
芦田 正明
Masakazu Tsuchiya
正和 土谷
Yoshitsugu Sakata
佐方 由嗣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wako Pure Chemical Industries Ltd filed Critical Wako Pure Chemical Industries Ltd
Priority to JP28824586A priority Critical patent/JPH07114707B2/ja
Priority to ES87117621T priority patent/ES2068180T3/es
Priority to AT87117621T priority patent/ATE119204T1/de
Priority to DE3751109T priority patent/DE3751109T2/de
Priority to DE3752307T priority patent/DE3752307T2/de
Priority to EP87117621A priority patent/EP0270039B1/en
Priority to EP94111388A priority patent/EP0634656B1/en
Priority to AT94111388T priority patent/ATE188777T1/de
Priority to US07/127,315 priority patent/US4970152A/en
Publication of JPS63141599A publication Critical patent/JPS63141599A/ja
Publication of JPH07114707B2 publication Critical patent/JPH07114707B2/ja
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ペプチドグリカンに特異的に反応する成分を
含んで成る試薬及びそれを用いたペプチドクリカンの定
量方法に関する。
〔発明の背景〕
ペプチドクリカン(以下、PGと略称する。)は一般細
菌類の細胞壁成分をなす糖ペプチドのポIJ−t−で、
一般的にはN−アセチルまたはN−グリコリルムラミン
酸とD−アミノ酸を含むことを特徴としている。PGは
発熱性、肝臓腎臓機能低下性、エンドトキシンの活性増
大作用、アジュバント活性(免疫機能の増強効果)等多
くの生物活性を有しておシ、医学、薬学、微生物学等の
分野で盛んに研究されているにもかかわらず、その特異
的な定量法はいまのところ見出されていない。
一方、本発明者らの一部らは、蚕から得られた体液が、
エンドトキシンとは反応しないが、PGまたはβ−1,
3−グルカン(以下、β−Gと略称する。)と反応し、
それにより少なくとも3種の酵素、即ち、N−α−ベン
ゾイル−し−アルギニンエチルエステル分解酵素(以下
、BAEEa、、と略称する。)、ブローフェノールオ
キシダーゼ活性化酵素(以下、PPAEと略称する。)
及びフェノールオキシダーゼ(以下、POと略称する。
)が活性化されることを先に見出した( In5ect
 Biochem、 、 16 。
539〜s45.1986)が、特異性に問題があるた
め、これをPCの定量に応用する迄には到らなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上記した如き状況に鑑みなされたもので、PG
に特異的に反応する成分全台んで成る°試薬とそれを用
いたPGの定量方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、昆虫の体液から得られる、ベプチPグリカン
に特異的に反応する成分を含んで成る試薬及び該試薬を
用いることを特徴とするペゾチドグリカンの定量方法の
発明である。
即ち、本発明者らは昆虫の体液からPCと特異的に反応
して酵素活性を発現する物質をとり出すべく鋭意研究を
重ねた結果、これの分離精製に成功し、これをPGを含
む検体と反応させ、発現するBAEEa、e、 PPA
E 、 PO等の酵素活性を測定することによシ、或は
、これらの酵素活性の発現時間を測定することにより、
PCの定量が可能となることを見出し本発明を完成する
に到った。
本発明に用いることのできる体液の得られる昆虫として
は、特に制限はないが、なるべく大型のもので飼育方法
の確立しているものが望ましく、例えば、タバコスズメ
ガ、カイコガ等の鱗翅類、センチニクバエ、イエバエ等
の双翅類、トノサマバッタ、エンマコオロギ等の直翅類
、センツキカミキリ等の甲虫類等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
体液としては、体腔から得られるヘモリンl?(hem
olymph)が最も得られやすくより一般的である。
体液を得る方法としては、例えば、本発明者の一部らが
行った方法(Insect Biochem−、11,
57〜65 。
1981)がある。即ち、昆虫を氷上に置き動きを止め
た後、ドウキビ因子(サトウキビに含まれるグルコース
、アミノ酸などから成る高分子物質)を不純物として含
む蔗糖、またはドウキビ因子そのものを含む生理食塩水
を体腔に注射し、その後しばらく放置して、体腔よシヘ
モリンパを集める。
集めた液を遠心分離器にかけ血球を除いた後透祈すれば
体液の血漿成分が得られる。
このようにして得られた血漿中には、エン−トキシンと
は反応しないがβ−Gと特異的に反応して酵素活性を発
現する物質(或は発現を誘引する物質)と、PGと特異
的に反応して酵素活性を発現する物質(或は発現を誘引
する物質)と、β−G、PCのいずれとも反応して酵素
活性を発現する物質(或は発現を誘引する物質)とが共
存しているので、このうちβ−Gと反応して酵素活性全
発現する(或は発現を誘引する)成分を除去すれば、こ
れをPGと特異的に反応する成分とすることができる。
昆虫の血漿から、β−Gと反応して酵素活性を発現する
(或は発現を誘引する)成分を除去する方法としては、
グルテ過法、電気泳動法、高速液体クロマトグラフィー
法、アフィニティークロマトグラフィー法等、一般に生
化学の分野で用いられている分離精製法がいずれも挙げ
られるが、β−Gを結合させた担体を用いたアフィニテ
ィークロマトグラフィーによりこれを行えば、極めて容
易に且つ効率よくこれを行うことができるので、特に好
ましい。以下、この方法について述べる。
β−Gを結合させる担体としては、セルロース、アガロ
ース、デキストラン、ポリアクリルアミ−1多孔性ガラ
ス等、アフィニティークロマトグラフィーに於て通常用
いられている担体は、いずれも使用可能であるが、中で
もアガロースが特に好ましい。アガロース系担体の具体
的商品としては、セファロース(ファルマシア社)、バ
イオグルA(BIO−RAD社)等があシ、デキストラ
ン系のものとしては、セファデックス(ファルマシア社
)、セファクリル(ファルマシア社)が、また、ポリア
クリルアミP系のものとしては、エンザフィックスP(
和光紬薬工業(株))、バイカケ9ルP(BIO−RA
D社)等が夫々市販されているが、これらに限定される
ものではない。これらの担体にβ−Gを結合させる為に
は担体を活性化させる必要があることは言うまでもない
。担体の活性化法は種々あり、特に限定されるものでは
ないが、例えば、工ビクロルヒp IJンで活性化する
方法等が適当なものとして挙げることができる。
担体に結合させるβ−Gとしては、各種細菌類(例えば
、Al cal igenes属、 Lam1nari
a属。
Agrobacterium属等)、酵母類(例えば、
Saccharomyces属等)及びキノコ類(例え
ば、シイタケ、スエヒロタケ、カワラタケ等)の細胞壁
から得られる天然のそれでもよいし、藻類、例えば、褐
藻、ユーグレナ、ケイ藻等の貯蔵性多糖を用いてもよい
尚、β−Gを上記した如き担体に結合して用いる代りに
、例えばカーPランの如く、それ自体不溶性の担体に加
工できる(例えばビーズ等として)ものについては、他
の担体に結合させることなく、それ自体を担体として用
いてアフィニティークロマトグラフィーを行うことも勿
論可能である。このような目的に使用し得るカードラン
ビーズは、例えば特開昭52−50352号に記載の方
法に従って容易にこれを作製し得るので、そのようにし
て作製したものを用いることで足りる。
7フイニテイークロマトグラフイーをよす効果的に行う
には、予め血漿中にキレート剤等を添加して体液中に存
在するCa2+、Mg2+等2価の陽イオンの影響を除
いた状態にした後これを行うことが望ましい。この目的
で用いられるキレート剤としては、例えば、エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム(EDTA) 、エチレングリ
コールビス(β−アミノエチルエーテル)−N 、N、
 N’ 、N’−四酢酸ナトリウム(EGTA)等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。キレー
ト剤の使用量は特に限定されるものではないが、通常、
血漿中の濃度が1mM〜10 rr+M程度になるよう
に用いられる。
アフィニティークロマトグラフィーの操作法自体は自体
公知のアフィニティークロマトグラフィーの操作法に従
ってこれを行えば足シる。
このようにして、昆虫の血漿をβ−Gを結合させた担体
(若しくはβ−Gからなる担体)を用いたアフィニティ
ークロマトグラフィーによシ処理すれば、PCと特異的
に反応する成分が容易に得られるので、これを定量用試
薬として用いてPGの定量を行えばよい。
PGの定量を行うには、PGを含む検体と、上記PGと
特異的に反応する成分からなる試薬(以下、PG試薬と
略称する。)とをよく混合して反応液とし、一定時間後
の反応液中の酵素活性、例えば、BAEEa、e、PP
AE 、 PO等の活性を自体公知の測定方法に従って
測定し、予め、濃度既知のPGの標準液を用いて同様の
操作により作成した検量線からPGの定量を行ってもよ
いしく以下、拳法をエンド法と略称する。)、また、p
oの活性化に要する時間が検体中のPG@度に依存する
現象を利用して、PG試薬と検体とを混合した後、p。
による反応生成物の量がある一定値となるまでの時間を
測定する方法(本発明者らが見出した方法。
以下、タイム法と略称する。)によってこれを行っても
よい。
これらいずれの方法で行うにせよ、この定量を行う際に
は、先にPGに特異的に反応する成分を取り出す際に除
去した2価の金属イオン、例えば、Ca2+、Mg2+
等を反応液中に改めて添加してやる必要がある。その濃
度としては、反応液中の最終濃度として、4 mM〜1
0mM程度が好ましく用いられる。
酵素活性測定に必要な、基質、緩衝剤、共役酵素、補酵
素等、更には、要すれば、発色剤、酵素賦活剤、酵素や
色素の安定化剤、界面活性剤等、目的とする酵素活性の
測定法として自体公知の方法に於て使用されるものは当
然のことながら本発明に於てもそれに準じて使用される
が、これらは予めPG試薬中に溶解しておいてもよいし
、また、エンド法で行う場合には、別に酵素活性測定用
の拭清−を準備しておき、反応液の1部を採取しそれを
試料として改めて酵素活・性を測定してもよい。
これらの方法によりPGの定量を行う際、PGを含む検
体とPG試薬との反応温度は、反応が進行する温度であ
れば特に限定はされないが、通常、20〜40℃が好ま
しく用いられる。
反応−は、測定する酵素の種類によって当然異ってくる
が、通常、PH6〜10が好ましく用いられる。またこ
の反応PHを維持する為、通常緩衝剤が用いられるが、
この緩衝剤としては反応に影響を与えないものであれば
種類及び使用濃度に特に制約はなく、例えば、リン酸塩
、ホウ酸塩、酢酸塩、トリス緩衝液、グツズ(Good
’s)緩衝液等がいずれも挙げられる。
以下に実施例及び参考例を挙げ、本発明を更に具体的に
説明するが、゛本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。
〔実施例〕
参考例 1. 蚕血漿の調製法 戸田法(Insect Biochem、、 11.5
7〜65 、1981 )に従って以下のように行った
第五的の蚕幼虫を氷上に10分間置き動きを止めた後、
20rrIMのサトウキビから精製された蔗糖、または
6μ9/mlのドウキビ因子を含む生理食塩水を蚕の体
重の半量分、蚕の第5及び第6腹部節の間よシ注射した
。注射した液が漏れないように細い糸で第5腹部節の前
で縛り、20分室温放置後、第3腹部節の足を切ってヘ
モリンd’ (hemolymph) f集めた。集め
たヘモリンパを1,500Xf!で5分間、低温で遠心
し血球を除いた。上清約100mを0、OIM−)リス
−リンゴ酸緩衝液(0,15MのKCtを含有、pH6
,5)31中で、2日間、低温下透析を行い目的の蚕血
漿とした。
参考例 2.ペプチドグリカンの調製 ミクロコツカス ルテウス(Wcrococcus 1
uteus)ATCC4698の菌体を冷水150mA
!中に懸濁し、直径0.1 wmのガラスピーズを0.
6.97m1添加したのち0℃で超音波処理を行って菌
体を破砕した。ガラスピーズを除去した後、2.200
xpで10分間遠心分離して沈澱を除去し、さらに上清
を20ρoox yで45分間遠心分離した。得られた
沈澱をIM NaCt溶液1溶液15托 〜20,000X11の分画を集め粗細胸壁標品とした
得られた粗細胸壁標品f 3 Q mlの水に懸濁し、
100℃で20分間加温したのち冷却し、2M酢酸−酢
酸ナトリウム緩衝液(PH5.9 ) 1 4 Qml
及びRNA分解酵素10■を加え37℃で3時間反応さ
せた。その後20,000)lで1時間遠心分離し、得
られた沈澱を50mM)’Jスス−酸緩衝液(20mM
MgCt2、1rnMCaCt2及び7ダのDNBg6
 1 ( Sigma社裂)を含む。pH 7. 5 
)に懸濁し37℃で3時間反応させた。その後、20,
000xFで1時間遠心分離し、得られた沈澱を0.4
%Pデシル硫酸す) IJウム溶液ioomA!に懸濁
して室温で1時間放置した。
その後沈澱を蒸留水で6回洗浄し、凍結乾燥して精製細
胞壁標品とした。
得られた精製細胞壁標品を0.IN塩酸中に懸濁し60
℃で24時間放置後、20,0OOX.9で1時間遠心
分離し、得られた沈澱を蒸留水で洗浄した後、凍結乾燥
をしてペプチドグリカンを得た。
参考例3.  カードランビーズカラムの調製カードラ
ン(和光紬薬工業(株)M)粉末9I!に純水2 7 
0 mlを加え攪拌しスラリーを得た。これにI N 
− NaOH 3 0 mlを加えるとカードランは溶
解し、カードランの水酸化ナトリウム水溶液が得られた
81容のビーカーに、) ルx y 1.2 0 0n
/!1界面活性剤エマレックスHC−80  6 # 
( 日本エマルシコン製,ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油誘導体)を加え、スクリュー型攪拌翼にて8 0 
O rpmの速度で攪拌下に上記カードランの水酸化す
) IJウム水溶液を室温にて滴下した。このようにし
て得られたカードラン分散液をトルエン2,000mA
!および酢酸1,OOOmA’からなる液に8 0 O
 rpmの速度で攪拌しながら加え、約1時間攪拌を続
けた。約8時間静置することにより生成したビーズは沈
澱した。
デカンテーシ日ンによって溶媒を除去し、得られた沈澱
を純水81にて5回洗浄するとーは中性となシ、また有
機溶媒は完全に除去され、カードランビーズ2 4 0
 mlを得た。
これを分級し、50〜100μmの粒径のもの(平均粒
径約80μrrL)を0.01M)リス−リンゴ酸緩衝
液(0,15MKCt及び1 mM EDTAを含む。
pi(6.5)で平衡化し、カラム( 1.3 X 2
.3m)に充填してカードランビーズカラムとした。
実施例 14 (1) P G試薬の調製 参考例1で得られた蚕血漿5 mlに0.OIMトIJ
スーリンゴ酸緩衝液( 1 mM EDTA 、 0.
1 5 M KC4含有、pH 6. 5。以下TMB
と略称する。)20rnlを加えてよく混合したものを
試料とし、参考例3により得られたカーPランビーズカ
ラムで処理した。素通りの蛋白分画約25m1!を、2
25 rlLtの飽和硫酸アンモニウム溶液中へ滴下し
たのち、1晩攪拌した。
遠心分離(16,0OOXf1.20分間)して沈澱を
集め、沈澱を4 rntのTMBに溶解し、TMB 5
00rnlを外液として透析した。これを再び遠心分離
(16,000X、9,20分間)し、上清をTMBで
全量5 mlとして、PC試薬とした。
(2) P G試薬及び蚕体液中の不活性酵素のデイモ
サン(β−1,3−グルカン)又はPCによる活性化度
の測定 (測定操作法) 参考例1で得られた蚕血漿又は(1)で得られたPG試
薬200 itlに80 mM CaCt2溶液20 
μlを添加し、更にl my/mlのザイモサン溶液あ
るいは1 m9/mlのに溶液(参考例2で得られたも
のを使用して調製した。)’i20μl加えてよく混合
し、25℃で反応させた。所定の時間に所定骨の反応液
を採取し、poの活性化度あるいはBAEEaseの活
性値を測定した。
■PO活性化度の測定 基質溶液(4mM 4−メチルカテコール及び8mM4
−ヒドロキシプロリンエチルエステル含有0.1Mリン
酸緩衝液、pH6,0)1iA!に試料(前記反応液)
10μlを加え30℃で10分間反応させた後、生成す
るキノン色素の520 nmの吸光度を測定してPOの
活性化度を求めた。
第1図に各種試料を基質溶液と反応させたときの反応時
間による5 20 nmに於ける吸光度の変化を示す。
但し、−・−はザイモサンとPC試薬とを、−ム一はP
GとPG試薬とを、−〇−はデイモサンと蚕血漿とを、
また、−Δ−はPGと蚕血漿とを夫々反応させて得られ
た試料を用いたときの吸光度変化を夫々示す。
■BAEEase活性の測定 予め25℃に保温した基質溶液(2mM N−α−ベン
ゾイル−L−アルギニンエチルエステル、1 mM N
AD にコチンアミドアデニンジヌクレオチド)、0.
1■/m7アルコールデヒドロケ0ナーゼ、0.25M
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン及び0.2M
セミカルバジド含有、pH8,5、at25tl:)1
iA!に試料30μlを加えてよく混合し、25℃で反
応させて生ずるNADH(還元型ニコチンアミドアデニ
ンジヌクレオチド)の340 nmの吸光度の増加を測
定した。
尚、BAEEa3eの1単位(U)は上記反応条件下で
1分間に1nmolのエタノールを生成する量とした。
結果を表1に示す。
表   1 これらの結果から明らかなように、蚕血漿中の酵素はデ
イモサン及びPGによって活性化されるが、PG試薬中
の酵素はPGによってのみ活性化され、デイモサ/によ
っては活性化されないことがわかる。
実施例 2.PGによる検量線の作成 (測定操作) 実施例1で得られたPC試薬2 rnlに80rrIM
Cact2溶液200 plを添加しよく混合した。こ
の10μeに所定濃度のPG溶Wi、10μlを加え3
0℃で60分間加温後、実施例1で用いたpo活性測定
用基質溶液1m7!を加え、更に30℃で10分間反応
させた後、520nmの吸光度を測定した(測定値;C
5)。
PG浴溶液代りに精製水を用いて同様に操作して盲検値
(EB、)を得た。
(結 果) 第2図に、PG濃度と(E!l −EB41)値の関係
を横軸、縦軸共に対数軸を用いて示した。
この結果から明らかな如く、良好な直線性が得られた。
実施例 3.PGによる検量線の作成 (測定操作) 実施例1で得られたPG試薬2mlに80 mM Ca
C4200μlを添加しよく混合した。この70μlに
、0.1Mリン酸緩衝液(20艷IL−ドー・ぐ含有、
pH5,Q >70μl及び所定濃度のPG溶液70μ
lを加えてよく混合し、25℃で、トキシノメーター(
和光紬薬工業(株)製)を用いて透過光量が15%減少
するまでの時間(Δt)を測定した。
(結 果) 第3図に、ΔtとPG濃度の関係を横軸、縦軸共に対数
軸を用いて示した。
この結果から明らかな如く、良好な直線性が得られた。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明はペプチドグリカンに特異的に
反応する成分を含んで成る試薬、及び該試薬を用いた、
ペプチドグリカンの定量方法を提供するものであり、本
発明の定量法を用いることにより、極めて容易に且つ精
度よくペプチドグリカンの定量を行うことができる点に
甚だ顕著な効果を奏するものであり、斯業に貢献すると
ころ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に於て得られた、各種試料と基質溶液
とを反応させたときの、反応時間による5 20 nm
に於ける吸光度の変化を示し、横軸の各時間@)につい
て得られた5 20 nmの吸光度を縦軸に沿ってプロ
ットした点を結んだものである。 但し、−・−は試料としてPC試薬とデイモサンとの反
応液を、−ム−はPG試薬とPGとの反応液を、−〇−
は蚕血漿とデイモサンとの反応液を、また、−Δ−は蚕
血漿とPGとの反応液を夫々用いた時の結果を示す。 第2図は、実施例2に於て得られた検量線を示し、横軸
はPC濃度(n、!F /nl)を、また、縦軸は52
0nmに於ける吸光度を夫々示す。 第3図は、実施例3に於て得られた検量線を示し、横軸
はPG濃度(n# /rnl)を、また、縦軸は透過光
量が15チ減少するまでの時間@)を夫々示す。 特許出願人  和光純薬工業株式会社 第 1 困 o        60       120明 Ng
(切 % 2G1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)昆虫の体液から得られる、ペプチドグリカンに特
    異的に反応する成分を含んで成る試薬。
  2. (2)昆虫の体液から得られる、ペプチドグリカンに特
    異的に反応する成分を含んで成る試薬と検体とを反応さ
    せ、生ずる酵素活性を測定することによりペプチドクリ
    カンの定量を行うことを特徴とするペプチドグリカンの
    定量方法。
  3. (3)昆虫の体液から得られる、ペプチドグリカンに特
    異的に反応する成分を含んで成る試薬と検体とを反応さ
    せ、酵素活性の発現時間を測定することによりペプチド
    グリカンの定量を行うことを特徴とするペプチドグリカ
    ンの定量方法。
JP28824586A 1986-12-03 1986-12-03 新規な測定試薬 Expired - Fee Related JPH07114707B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28824586A JPH07114707B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 新規な測定試薬
ES87117621T ES2068180T3 (es) 1986-12-03 1987-11-27 Reactivos para determinar peptidoglicano y beta-1,3-glucano.
AT87117621T ATE119204T1 (de) 1986-12-03 1987-11-27 Reagenzien zur bestimmung von peptidoglykan und beta-1,3-glukan.
DE3751109T DE3751109T2 (de) 1986-12-03 1987-11-27 Reagenzien zur Bestimmung von Peptidoglykan und beta-1,3-Glukan.
DE3752307T DE3752307T2 (de) 1986-12-03 1987-11-27 Verfahren zum Sammeln von Insekten-Körperflussigkeiten
EP87117621A EP0270039B1 (en) 1986-12-03 1987-11-27 Reagents for determining peptidoglycan and beta-1,3-glucan
EP94111388A EP0634656B1 (en) 1986-12-03 1987-11-27 Processes for collecting body fluid from insects
AT94111388T ATE188777T1 (de) 1986-12-03 1987-11-27 Verfahren zum sammeln von insekten- körperflussigkeiten
US07/127,315 US4970152A (en) 1986-12-03 1987-12-02 Reagents for determining peptidoglycan and β-1,3-glucan

Applications Claiming Priority (1)

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