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JPS6295954A - 偏平ブラシレスモ−タ - Google Patents

偏平ブラシレスモ−タ

Info

Publication number
JPS6295954A
JPS6295954A JP23499785A JP23499785A JPS6295954A JP S6295954 A JPS6295954 A JP S6295954A JP 23499785 A JP23499785 A JP 23499785A JP 23499785 A JP23499785 A JP 23499785A JP S6295954 A JPS6295954 A JP S6295954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
bearing
rotor
radial ball
flat brushless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23499785A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Suzuki
鈴木 初男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP23499785A priority Critical patent/JPS6295954A/ja
Publication of JPS6295954A publication Critical patent/JPS6295954A/ja
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  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、フロッピィディスク駆動装置のスピンドルモ
ータまたはその他の任意な用途に使用されるところの、
偏平ブラシレスモータに関し、特には、そのモータ部の
厚みを薄くした場合に、良好なモータ特性を得るための
ロータ磁石の強さひいてはその吸引力に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来の70ツピイデイスク駆動装置における偏平ブラシ
レスモータは、モーメント荷重を受けるため122個の
軸受が使用されており、第6図に示されるごとく両軸受
ともに同一サイズのラジアル玉軸受8,16が使用され
たものと、第7図に示されるごとくロータ主磁石2の吸
引力によるスラスト荷重が加わる側の軸受にはラジアル
玉軸受8が使用され、反対側の70ツピーデイスク駆動
側にはメタル軸受17が使用されるものとがあった。
しかし、偏平ブラシレスモータを薄くしようとする場合
には、上述の第6図に示された偏平ブラシレスモータで
は両正軸受8,16の幅寸法に制約され、ある限度以下
に薄くすることができなかった。また、第7図に示され
る構造では、薄(することは可能であるが、モータ軸6
とメタル軸受17の開にはラジアル方向にクリアランス
が必要なため、両軸受8,17の軸間距離が短かければ
短いほどモータll116の軸振れに大きく影響し実用
に到らなかった。
ただ、上述の第6図および第7図に示された偏平フラジ
レスモータの場合でも、ラジアル玉m受8自身に小さい
ものを選択すれば、軸方向寸法を小さくすることが可能
になるが、これは、ある一定のモータ特性を維持するた
めにはロータ主磁石2の強さおよび大きさはある一定値
を確保しなければならないので、そのロータ主磁石2に
よって生じる吸引力を、ラジアル玉軸受8はスラスト荷
重としで受けるため、軸受寿命を考慮すれば、ラジアル
玉軸受8の大トさば、ある一定限度以下に小さくするこ
とはできない。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は上記の問題を解決するためになされたものであ
り、高い袖振れ精度を持つと共に従来上り更に薄く、か
つ良好なモータ特性を有する偏平ブラシレスモータを提
供することを目的とする。
F問題点を解決するための手段」 しかして、本発明によれば軸受ハフジング体内に、モー
タ軸をその内径に嵌合するためのラジアル玉軸受が軸方
向に′I!!接して2個配設され、その両軸受の、被駆
動体側の一方には、他方よりも軸方向長さおよび外径寸
法が小さなラジアル玉軸受が使用されると共に、ロータ
磁石と軸受ハヴノング体との間に生じる吸引力が、モー
タ軸の最大ランニングトルクが最大値域となり、かつモ
ータコイルの負荷時の?!E流が定格電流を過大にしな
い範囲の値に選ばれたことを特徴とする偏平ブラシレス
モータが提供される。
「作用」 上記構成によれば、2個のラジアル玉軸受のうち、スラ
スト荷重が大きいロータヨーク側には大きいサイズのラ
ンアル玉軸受が使用され、スラスト荷重が小さい被駆動
体側には小さいサイズのラジアル玉軸受が使用されるよ
うに使い分けられるため、軸受装置全体の軸方向寸法が
小さくされ、偏平ブラシレスモータの薄形化に寄与する
ことができ、かつモーメント荷重を受ける被駆動体側に
ラジアル方向の隙間が小さいラジアル玉軸受が使用され
るため、密接配置により両軸受間の[離が短いにも拘ら
ず、軸振れ精度が高く維持される。
更に、本発明の上記構成によれば、薄形化された偏平ブ
ラシレスモータにおいて、従来と同等のモータ特性を得
るためのロータ磁石の有効総磁束ひいてはそのロータ磁
石と軸受ハウジング体の間に生じる吸引力の増加が最小
限に抑えられるので、この吸引力がスラスト荷重として
軸受装置に加えられても軸受抵抗が左程に増さないから
、発生トルクが減らされず、求められるモータ特性が満
足される。
「実施の態様] 本発明の実施の態様によれば、前記ロータヨークから軸
受ハウジング体における鉄ベース基板の上面までのモー
タ部分の厚さが6ωm以下に薄くされ、かつ前記ロータ
磁石と軸受ハウノング体における鉄ベース基板との間に
生じる吸引力が1.3〜2.5Kgに選ばれることがで
きる。そして、この態様によれば、前記吸引力が最適値
の範囲にあるから、良好なモータ特性を閾足する低電圧
駆動で薄形の偏平ブラシレスモータを製造することがで
き、かつ電源回路に2個の電圧の異なる回路を必要とし
ないなどの利点がある。
ここで、アクシャルギャップ型の偏平ブラシレスモータ
において、モータコイルに電流■が流れている時のモー
タ軸の発生トルクTは次式で与えられる。
ここで、nはトルク発生に寄与する複数のモータコイル
の腕の数であり、Wは単一のモータコイルの巻数、La
は有効平均導体長さ〔c111〕、Leはモータコイル
の算術平均半径〔cII〕、 Bはモータ磁石の有効総
磁束(G)である。
この(1)式を簡単にするため、有効総導体数Z二〇−
Wと置けば次の(2)式が得られる。
T<Z−B・■   ・・・・・・(2)また、回転数
は次式の関係にある。
ここで、■は電源電圧(V)、Rはモータコイルの抵抗
〔Ω〕である。
従来のモータ部分のみの厚さが61を越える偏平ブラシ
レスモータは軸方向の寸法に余裕があるため、ロータ磁
石と軸受ハウジング体の間のエヤーギャップが比較的大
きいので、モータコイルを置(ことができる容積が大き
く有効総厚体数Zが多くとれ、これに反し有効総磁束B
は比較的小さくされることにより、これらZ−Bの積を
一定値に保つことによって所望の出力トルクT、および
回転数Nが達成されていた。従って、有効総磁束Bが少
なければ、ロータ磁石と軸受ハウジング体の開に生じる
吸引力は比較的に小さく軸受装置の抵抗も小さいため、
偏平ブラシレスモータの発生トルクを減らすように作用
するこの軸受装置の抵抗が小さい従来の厚さの偏平ブラ
シレスモータは、比較的に求められるモータ特性、つま
りトルクTおよび回転数Nなどが容易に得られた。
本発明の実施の態様は、モータ部分の厚さを6arm以
下に薄くし、かつ電気回路の電源電圧と同じの6v以下
の低電圧で駆動されると共に従来と同等の良好なモータ
特性をもつ偏平ブラシレスモータを提供しようとするも
のである。すなわち、このようにモータ部分を薄形にし
た場合は、エヤーギャップの減少によりロータ磁石と軸
受ハウジング体における鉄ベース基板との間に生じる吸
引力が増し、この吸引力がスラスト荷重として軸受装置
に加えられるため軸受装置の抵抗が増すこととなるが、
この態様は、このような制約された条件の下で良好なモ
ータ特性を得るために、最大ランニングトルクが最大値
域となり、がつモータコイルに流れる定格電流を過大に
しないように、ロータ磁石と軸受ハウジング体における
鉄ベース基板との間の吸引力が1.3〜2.5KI?に
選ばれたものである。
ここで、前記(2)式および(3)式から、トルクTと
有効総磁束Bの開には次の二次式による関係式が成立す
る。
T< ZB(V−NZB)・・・・・・ (4)フロッ
ピィディスク駆動装置のスピンドルモータとして使用さ
れる偏平ブラシレスモータにおいては、回転数Nが一定
値に制御されるため、最大のトルクTを与える有効総磁
束B(ひいては吸引力)が存在することが(4)式から
も明らかである。
「実施例」 以下本発明の偏平ブラシレスモータの一実施例を図面に
ついて説明する。
$1図に示される実施例において、ロータヨーク1の内
側には交互に異極性に着磁された環状のロータ主磁石2
が固着されており、またロータヨーク1の外周には、交
互に異極性に着磁された断面り字形の環状のフィードパ
7り用磁石15が固着されている。なお、ロータヨーク
1はロータ支え3に皿ねじ4により螺着され、ロータ支
え3は皿ねじ5によりモータ軸6の下端に蝶着されてい
る。モータ軸6は、軸受ハウジング10の内径部に軸方
向にv!j接して2個配設されたラジアル玉軸受8,9
の内径部に嵌合されている。軸受ハフノング10の外周
の一部には、その軸受ハウジング10の鍔部10Aと密
着するように、鉄ベース基板13が強固に嵌合され固着
されている。これら軸受ハウジング10と鉄ベース基板
13とは、一体に粕受ハウジング体として形成されても
よい。
鉄ベース基板13のロータヨーク1と対向した側の面に
は、フィードバック用磁石15の磁束と鎖交する位置に
、ラジアル方向にジグザグ形状をなし、7アラデー・/
イマンの法則によりロータヨーク1の回転速度に比例し
た電圧を発生するフィードバック用コイル18がプリン
ト配線により形成されており、またロータ主磁石2と対
面してモータコイル12が複数個等間隔に配置され、か
つロータ主磁石2の磁極極性を感知するためのホール素
子14がモータコイル12の中空部に配設されている。
その他、モータ駆動およびモータの一定速度制御に必要
な電子回路部品19等が、鉄ベース基板13のロータヨ
ー21と対向しない外縁部に配置され、モータコイル1
2.ホール素子14およびフィードバック用コイル18
と図示されないプリント回路を用いて接続されている。
モータ軸6のロータヨーク1が固着された下端と反対側
の上端部6Aには、ディスク受7が固着されており、ラ
ジアル玉軸受9のディスク受7側の端面と、そのディス
ク受7とによって構成された隙間には、波形座金11が
モータ軸6に緩く嵌合する形で挿入され、ラジアル玉軸
受9の内輪に僅かな予圧を与え、モータ軸6のラジアル
玉軸受9のディスク受7側の上端部6Aの紬振れを少な
くするように作用している。
軸受ハウジング10の内径部に固着された両ラジアル玉
軸受8,9は、外径91以下のミニチュア軸受であり、
ロータヨーク1の側にはそのロータヨー71に固着され
たロータ主磁石2と、鉄ベース基板13とによって生じ
る吸引力をスラスト荷重として受けて回転されても所要
の軸受寿命を十分満足できる大きさの軸方向長さおよゾ
外径寸法を持つラジアル玉軸受8が配置され、反対のデ
ィスク受7の@には、波形座金11による予圧をスラス
ト荷重として回転されても軸受寿命を十分満足できる特
殊サイズの小さな軸方向長さおよび外径寸法のラジアル
玉軸受9が配置されている。この場合、後者のラジアル
玉軸受9に加わるスラスト荷重は、前者のラジアル玉軸
受8に加わるスラスト荷重の二分の一以下に設計される
ことができるため、ラジアル玉軸受9にはラジアル玉軸
受8より小さいサイズのものが選択されることができる
本実施例においては、ホール素子14.フィードバック
用コイル18および電子回路部品19などを用いて第2
図に示されるような電気回路が構成されている。この回
路は、電源回路20の構造を簡潔にするため、5Vの一
種類の電圧を発生するi源回路20から、相切換信号発
生回路21゜速度検出回路22.制御回路23および駆
動回路24に、安定化された5■の電源電圧が加えられ
ており、また同じ電源回路20から前記駆動回路24を
介して、5Vの低電圧の電力がモータコイル12に供給
されるものである。!@2図の電気回路において、相切
換信号発生回路21にはホール素子14が包含されてお
り、速度検出回路22にはフィードバック用フィル18
が包含されている。
「作動」 そして、上記構成において、モータコイル12が駆動回
路24を介して電源回路20から通電されると、そのモ
ータコイル12に流れる電流はロータ主磁石2の磁束の
方向および強さに応じた7レミングの左手法則による力
を受け、その力の反作用によりロータ主磁石2およびロ
ータヨーク1がモータ軸6を中心に回転されるゆこの回
転によりモータコイル12に対向するロータ主磁石2の
磁極の極性が変ると、そのロータ主磁石2の磁束の方向
がホール素子14によって感知され、相切tlff1号
発生回路21から切換信号が発生されるため、制御回路
23および駆動回路24を介して、モータコイル12に
流れる電流の方向が逆方向に切換えられることにより、
ロータ主磁石2およびロータヨーク1は継続的に同じ方
向に力を受は回転され、被駆動体が駆動される。また、
ロータヨーク1の回転速度は、フィードバック用磁石1
5およびフィードバック用コイル18により感知される
ため、速度検出回路22から構成される装置信号に基づ
いて制御回路23が作動され、駆動回路24を介して電
源回路20からモータコイル12に流れる電流の値が増
減され、被駆動体による負荷トルクの変動に拘りなくモ
ータ軸6の回転速度が一定に保たれる。
ここで、ロータ主磁石2はその磁力i二より鉄ペース基
板13を常に吸引しているため、その吸引による反作用
としてロータ主磁石2は鉄ベース基板13gAヘカを受
け、この力によりロータヨーク1およびロータ支え3を
介しでモータ軸6は常時上方に押上げられるので、下側
のラジアル玉軸受8はその内輪にモータ軸6から大きな
スラスト荷重を受けるが、前述のごとく、ラジアル玉軸
受8は十分な大きさの軸方向ri、さおよび外径寸法を
持つため、所要の軸受寿命が満足され、*た、モータ軸
6を上方に押上げる力はそのラジアル玉軸受8の内輪か
ら鋼球および外輪を介して軸受ノ)ウノング10により
受は止められるため、第1図における上方のラジアル玉
軸受9には伝えられな−16一方、ディスク受7によっ
て被駆動体である70フビイデイスクを回転駆動する力
は、モータ軸6を介して上方のラジアル玉軸受9および
下方のラジアル玉軸受8に加えられるが、上方のラジア
ル玉軸受9の内輪は波形座金11の予圧により、僅かに
軸方向下方に移動し接触角に応じてラノアル隙閤を小さ
くされるため、モータ軸6の上端部6Aの軸振れが小さ
く抑えられる。
本発明者の実験によれば、従来の3.5耐用70ツピイ
駆動装置のスピンドルモータとしての偏平ブラシレスモ
ータの軸方向I7さが18.5〜19mmであったもの
を、本発明の一実施例におり1ては同一特性を維持した
偏平ブラシレスモータを12.8m11の薄さにするこ
とができた。また、鉄ベース基板13の外縁部を基準面
とするモータ軸6の紬振れを所定の0.007111m
に抑えることができた。
「数値的性能例」 本発明の実施例による偏平ブラシレスモータの数値的性
能例をfiS3図から第5図につ−1で説明する。
第3図は、前述のような第1図に示された構造の偏平ブ
ラシレスモータlこおいて、ロータヨー21から鉄ベー
ス基板13までのモータ部の厚さを5.51とした場合
の、負荷特性を示す特性図である。第3図において、右
下りの直MAは回転数を一定に制御しない状態で偏平ブ
ラシレスモータが運転された時の、モータ軸6の出力ト
ルクに対する回転数の特性を示し、右上りの直線Bは同
じ無制御状態の運転条件におけるところの、モータ軸6
の出力トルクに対するモータコイル12に流れる電流・
の特性を示す。横軸と平行な直RCは、モータ軸6の回
覧数を300rpmに制御して偏平ブラシレスモーフが
運転された時のモータ軸6の出力トルクに対する回転数
の特性を示し、右上りの直線りは同じ運転条件における
モータ軸6の出力トルクに対するモータフィル12の電
流の特性を示す。
そして、直MCと直線Aの交、αEは、モータ軸6の回
転数を300rp旬に制御して運転された時の、負荷の
増加により300rpI11の速度を維持できなくなり
直線Cから無制御状態の出力トルク−回転数の直#XA
に移る点であり、この交、αEに対応した出力トルクの
値が最大ランニングトルクと呼ばれる。
70ツピイデイスク駆動装置の又ビンドルモータとして
組込まれる偏平ブラシレスモーフは300rpmに速度
制御された状態で使用され、第3図の特性図で見ると、
直線Cの線上を出力トルクつまり負荷に応じて左右した
点で運転される。3.5吋の70γビイデイスク駆動v
c置のスピンドルモータの定格負荷は一般的に50g−
amと云われているが、実際の平均負荷は50〜20g
−ca+の範囲である。しかし、70フビイデイスク駆
動装置の使われ方、フロッピィディスクのばらつき、お
よび環境条件等を考慮すると瞬間的には50g−Cmを
越える状態もあり、このような状態にも成る程度耐える
ためには、300rpmに速度制御が可能な範囲は、5
0.・elmを越えて維持されることが好ましく、言い
換えると前述した最大ランニングトルクが大きいほど、
負荷の変動に対しで300rpI11を維持する能力が
高い好ましいスピンドルモータと言える。更に、スピン
ドルモータの負荷特性に関するもう一つの重要な特性と
しては、実際の平均負荷域において、モータコイル12
の消費電流が少ないことが省エネルギーの見地、および
携帯型電池駆動として使用される見地から要望される。
第4図は、本発明の実施例においてモータ部の/Vさを
5.51にした時の、ロータ主磁石2と鉄ベース基板1
3の間に生じる吸引力を横軸とし、モータ特性の内の、
最大ランニングトルク、各負荷時の消費電流、および軸
受の回転抵抗トルクを縦軸として、これらの関係を実測
データに基づいて表わされた特性図である。
ロータ主磁石2と鉄ベース基板13の間に生じる吸引力
は次式の関係にある。
・・・・・・(5) また、有効総磁束Bは次の式で表わされる。
磁気回路の抵抗 鉄心を有しない偏平ブラシレスモータは、エヤーギャッ
プが大きいために、磁気回路の抵抗の内でエヤーギャッ
プによる磁気抵抗の占める分が大多数であり、磁気回路
の抵抗はエヤーギャップの長さにほぼ正比例する。従っ
て、ロータ主磁石2と鉄ベース基板13間に生じる吸引
力は有効総磁束Bの2乗に正比例する関係にあり、次式
で表わされる。
吸引力< 82・・・・・・(7) 第4図に示されたように、最大ランニングトルクは、前
記ロータ主磁石2と鉄ベース基板13間に生じる吸引力
(以下単に前記吸引力という)に対し、前記吸引力が約
2.ZKgTQ大値約98g−clllとなり、その前
後では徐々に下がる傾向にある。また、300rpm速
度制御運転での50g−c【11の実際の負荷領域にお
ける消費電流は、前記吸引力が約2.1Kg付近で最小
値約278m Aとなり、同上での30g・can負荷
時の消費電流は吸引力が約2.0Kgのとき最小値約2
13mAとなり、それらの前後では徐々に増加を示した
。第4図に示されるごとく、前記吸引力が増加すると、
300rpm速度制御運転での無負荷時の電流、および
軸受の回転抵抗トルクが増すので、前記吸引力は最大ラ
ンニングトルクが最大値となるところの2.2に8以上
にすることは軸受のが命−ヒから不利であるが、実際に
はモータのばらつきを考慮すると1%程度の最大ランニ
ングトルクの飢差(約0.98FI−cm)はあり得る
ので、前記吸引力の最大値は2.5Kgまで許容し得る
。また、前記吸引力が小さいほど上記無負荷時の電流、
および軸受の回転抵抗トルクが減少し、かつ前記吸引力
がIKgまで少くされても30〜50g−cIllとい
う実際の負荷領域においてモータを運転することはでき
るが、50g−cTa負荷時の電流が増大し定格電流が
大きくなるので、この50g−cm負荷時の消費電流が
300a+ Aを越えないように、前記吸引力の最小値
は1.3Kgまで許容し得る。従って、前記吸引力は1
.3〜2.5Kgの範囲に定められることが好ましいこ
とが判明した。
第5図は、前記吸引力をパラメータとして、無制御時の
トルク−回転数特性、および300rp+o速度制御時
のトルク−消費電流特性を表わす6無制御時のトルク−
回転数特性は右下りの直線群となる直巻特性を示してお
り、前記吸引力が大きいほど軸出力トルクは大きくなる
が無負荷時の回転数は減少し、前記吸引力が小さいと軸
出力トルクは小さいが無負荷時の回転数は増加する互い
に交差した直線、許となるため、上述のように前記吸引
力には最適値の範囲があることが容易に理解される。
一般に、ラジアル玉軸受の回転抵抗トルクは前記吸引力
にほぼ正比例している。これは、アキシャルギャップ型
の偏平ブラシレスモータの場合には、前記吸引力がラジ
アル玉軸受の側面で受けられ、そのラジアル玉軸受のス
ラスト荷重として作用するためである。このラジアル玉
軸受の回転抵抗トルクは、第5図に表わされた無負荷損
失トルクの最も大きな因子であり、前記吸引力が大きい
ほど、無負荷損失トルクは大きくなった。しかし、前記
吸引力が大きいほど、300rpm速度制御時のトルク
−消費電流特性を示す直線T−Iの勾配が緩くなり、軸
出力トルクに対する消費電流の増加率は少なくなるので
、やはり前記吸引力には最適値の範囲があることが認め
られた。
「発明の効果J 以上説明したように、本発明の偏平ブラシレスモータは
、ロータ磁石と軸受ハウノング体との間に生じる吸引力
が、モータ軸の最大ランニングトルクが最大値域となり
、かつモータコイルの定格電流を過大にしない範囲の値
に選ばれていると共に、2@のラジアル玉軸受の被駆動
体側の一方に、他方よりも軸方向長さおよび外径寸法が
小さなラジアル玉軸受が使用されているから、良好な特
性を持つ薄型のモータを提供することができるという優
れた効果がある9
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の偏平ブラシレスモータの一実施例を半
断面して示す正面図、第2図はその電気回路を示すブロ
ック図、第3図は数値的性能例としての負荷特性を示す
特性図、第4図は同じくロータ主磁石と鉄ベース基板間
に生じる吸引力に対する開時性を示す特性図、第5図は
前記吸引力をパラメータとして無制御時のトルク−回転
数特性。 および300rpm速度制御時のトルク−消費電流特性
を表わす特性図、第6図および第7図は従来型の偏平ブ
ラシレスモータを示す断面図である。 1・・・ロータヨーク、2・・・ロータ主磁石、6・・
・モータ軸、7・・・ディスク受け、8,9・・・ラジ
アル玉軸受、10・・・粕受ハウノング、12・・・モ
ータコイル、13・・・鉄ベース基板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被駆動体が取付けられたモータ軸に固設されたロ
    ータヨークと、 そのロータヨークに固着されたロータ磁石に回転力を発
    生させるモータコイルが配設され、前記モータ軸を回転
    可能に支持する軸受ハウジング体とを備える偏平ブラシ
    レスモータにおいて、前記軸受ハウジング体内に、前記
    モータ軸をその内径に嵌合するためのラジアル玉軸受が
    軸方向に密接して2個配設され、 その両軸受の、前記被駆動体側の一方には、他方よりも
    軸方向長さおよび外径寸法が小さなラジアル玉軸受が使
    用されると共に、 前記ロータ磁石と軸受ハウジング体との間に生じる吸引
    力が、モータ軸の最大ランニングトルクが最大値域とな
    り、かつモータコイルの負荷時の電流が定格電流を過大
    にしない範囲の値に選ばれたことを特徴とする偏平ブラ
    シレスモータ。
  2. (2)前記ロータヨークから軸受ハウジング体における
    鉄ベース基板の上面までのモータ部分の厚さが6mm以
    下に薄くされ、かつ前記ロータ磁石と軸受ハウジング体
    との間に生じる吸引力が1.3〜2.5Kgに選ばれた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の偏平ブラ
    シレスモータ。
JP23499785A 1985-10-21 1985-10-21 偏平ブラシレスモ−タ Pending JPS6295954A (ja)

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JP23499785A JPS6295954A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 偏平ブラシレスモ−タ

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Publications (1)

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JPS6295954A true JPS6295954A (ja) 1987-05-02

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