JPS6270587A - 舶用マンガン−銅合金プロペラ - Google Patents
舶用マンガン−銅合金プロペラInfo
- Publication number
- JPS6270587A JPS6270587A JP60208740A JP20874085A JPS6270587A JP S6270587 A JPS6270587 A JP S6270587A JP 60208740 A JP60208740 A JP 60208740A JP 20874085 A JP20874085 A JP 20874085A JP S6270587 A JPS6270587 A JP S6270587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- manganese
- copper alloy
- seawater
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、海水中における腐食を防止した舶用マンガン
−銅合金プロペラに関する。
−銅合金プロペラに関する。
(従来の技術)
海水中で使用される舶用プロペラは、耐食性の観点から
特殊用途を除き、銅合金の高力黄銅又はニッケル・アル
ミニウム青銅鋳物が使用されている。これら銅合金は、
銅を生成分とし、アルミニウム、マンガン、鉄、ニッケ
ル、亜鉛等からなり、機械的性質、海水中耐食性、加工
性、鋳造性および海水中腐食疲労が優れているが、防振
性能が劣っている。
特殊用途を除き、銅合金の高力黄銅又はニッケル・アル
ミニウム青銅鋳物が使用されている。これら銅合金は、
銅を生成分とし、アルミニウム、マンガン、鉄、ニッケ
ル、亜鉛等からなり、機械的性質、海水中耐食性、加工
性、鋳造性および海水中腐食疲労が優れているが、防振
性能が劣っている。
近年、生活環境を害する振動騒音は、船舶関係でも重要
視され、その軽減対策が実施されている。また、石油開
発等の海底資源開発用堀削船などの検査船は音響機器を
用いており、振動による雑音軽減が必要である。特に、
船舶の起振源の中には、海水中の回転で振動騒音を発生
するプロペラがあり、プロペラによる振動を軽減するた
め、機械的な面と流体力字面から対策が九てられている
。
視され、その軽減対策が実施されている。また、石油開
発等の海底資源開発用堀削船などの検査船は音響機器を
用いており、振動による雑音軽減が必要である。特に、
船舶の起振源の中には、海水中の回転で振動騒音を発生
するプロペラがあり、プロペラによる振動を軽減するた
め、機械的な面と流体力字面から対策が九てられている
。
しかし、プロペラそれ自体の騒音軽減をすることが適切
なため、プロペラ材料に防振性能の優れたマンガン−銅
合金が使用されようとしている。しかし、プロペラ材と
して使用されているマンガン−銅合金は、海水中の自然
電極電位が飽和せ永電極基準で−(1,7V−a75V
と鉄系材料と同等程度であるため、鉄系材料と接触して
使用される場合、マンガン−銅合金が腐食される。船舶
では、船体がほとんど鉄系材料であり、推進軸も鉄系材
料である。したがって、マンガン−銅合金を舶用プロペ
ラとして使用する場合、従来は、船体外板に亜鉛、アル
ミニウム等の犠牲陽極を取付けてプロペラ金防食する流
電陽極法が採用されている。しかじ、長期間航行する船
舶では、亜鉛が何らかの理由で異常に消耗するか、ある
いは脱落した場合、マンガン−銅合金プロペラの腐食量
が異常に増大し、最悪の場合は、プロペラ折損を生ずる
。又、この方法は、鉄系材料より電位が貴である銅合金
プロペラには効果的だが、マンガン−銅合金には防食効
果がない。
なため、プロペラ材料に防振性能の優れたマンガン−銅
合金が使用されようとしている。しかし、プロペラ材と
して使用されているマンガン−銅合金は、海水中の自然
電極電位が飽和せ永電極基準で−(1,7V−a75V
と鉄系材料と同等程度であるため、鉄系材料と接触して
使用される場合、マンガン−銅合金が腐食される。船舶
では、船体がほとんど鉄系材料であり、推進軸も鉄系材
料である。したがって、マンガン−銅合金を舶用プロペ
ラとして使用する場合、従来は、船体外板に亜鉛、アル
ミニウム等の犠牲陽極を取付けてプロペラ金防食する流
電陽極法が採用されている。しかじ、長期間航行する船
舶では、亜鉛が何らかの理由で異常に消耗するか、ある
いは脱落した場合、マンガン−銅合金プロペラの腐食量
が異常に増大し、最悪の場合は、プロペラ折損を生ずる
。又、この方法は、鉄系材料より電位が貴である銅合金
プロペラには効果的だが、マンガン−銅合金には防食効
果がない。
又、プロペラキャップに海水中で電位の低い亜鉛又はア
ルミニウムを付けたボンネットを使用し、プロペラを直
、接防食する方法がある。この方法は、耐食性の面から
は優れている。しかし、プロペラが亜鉛又にアルミニウ
ム付ボンネットとマンガン−銅合金プロペラ本体との複
合体となり、防振性能が低下する恐れがある。
ルミニウムを付けたボンネットを使用し、プロペラを直
、接防食する方法がある。この方法は、耐食性の面から
は優れている。しかし、プロペラが亜鉛又にアルミニウ
ム付ボンネットとマンガン−銅合金プロペラ本体との複
合体となり、防振性能が低下する恐れがある。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明の目的は、上記の欠点を解消した舶用マンガン−
銅合金プロペラを提供することである。
銅合金プロペラを提供することである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、海水中の自然電極電位がマンガン−銅合金プ
ロペラ本体より卑であり、かつ振動減衰能のあるマンガ
ン−銅合金で作られた環状部材、およびプロペラキャッ
プをプロペラボス物のに先端面に設けたことを特徴とす
る舶用マンガン−銅合金プロペラに関する。
ロペラ本体より卑であり、かつ振動減衰能のあるマンガ
ン−銅合金で作られた環状部材、およびプロペラキャッ
プをプロペラボス物のに先端面に設けたことを特徴とす
る舶用マンガン−銅合金プロペラに関する。
(作 用)
以下、本発明について、図面と実施例を参照しつつ具体
的に説明する。第1図は、本発明の舶用マンガン−銅合
金プロペラの構造を示す。
的に説明する。第1図は、本発明の舶用マンガン−銅合
金プロペラの構造を示す。
図中、1はマンガン−銅合金プロペラ、2および5は、
本発明において設は次項状部材およびプロペラキャップ
で、マンガン−銅合金プロペラ1の腐食を防止するもの
である。環状部材2およびプロペラキャップ3は、マン
ガン−銅合金プロペラ1よジ海水中における電位が卑で
ある必要があり、その上、振動減衰能全保持した上、そ
の位が類似しており、さらに環状部材2とマンガン−鋼
合金プロペラ1は、鋳造時において、完全に融着するも
のでなくてはならない。
本発明において設は次項状部材およびプロペラキャップ
で、マンガン−銅合金プロペラ1の腐食を防止するもの
である。環状部材2およびプロペラキャップ3は、マン
ガン−銅合金プロペラ1よジ海水中における電位が卑で
ある必要があり、その上、振動減衰能全保持した上、そ
の位が類似しており、さらに環状部材2とマンガン−鋼
合金プロペラ1は、鋳造時において、完全に融着するも
のでなくてはならない。
従って、これを実現するために、本発明の一実施例にお
いては、環状部材2全予じめ裏作しておき、マンガン−
銅合金プロペラ1を鋳造する際に、環状部材2を鋳ぐる
む方法を採つ友。環状部材2の材料には、プロペラ全体
の防振性能を保持するため、マンガン−鋼合金プロペラ
1の材料と同じように防振性能の優れたものが望ましい
ので、マンガン−銅合金を使用した。なお、4はプロペ
ラ軸、5はプロペラ固定用ナツトである。
いては、環状部材2全予じめ裏作しておき、マンガン−
銅合金プロペラ1を鋳造する際に、環状部材2を鋳ぐる
む方法を採つ友。環状部材2の材料には、プロペラ全体
の防振性能を保持するため、マンガン−鋼合金プロペラ
1の材料と同じように防振性能の優れたものが望ましい
ので、マンガン−銅合金を使用した。なお、4はプロペ
ラ軸、5はプロペラ固定用ナツトである。
第1表は、試験結果を示す。
実施例1および2は、直径500mプロプラに本発明の
環状部材およびキャップを設けたもの、比較例1は、直
径500■プロペラで環状部材およびキャップなしのも
の、比較例2は、銅合金プロペラである。
環状部材およびキャップを設けたもの、比較例1は、直
径500■プロペラで環状部材およびキャップなしのも
の、比較例2は、銅合金プロペラである。
5ケ月間の実用試験結果によれば、実施例1及び2の本
発明合金プロペラ表面には腐食が認められず、良好であ
ったが、比較例1では、プロペラ表面の腐食が激しかっ
た。又、比較例2では、銅合金プロペラの耐食性は良好
だが、防振効果がほとんどなかった。
発明合金プロペラ表面には腐食が認められず、良好であ
ったが、比較例1では、プロペラ表面の腐食が激しかっ
た。又、比較例2では、銅合金プロペラの耐食性は良好
だが、防振効果がほとんどなかった。
防振効果の判定には、合金の振動減衰能(Q−りを横振
動内部摩擦測定装置を用いて測定した。
動内部摩擦測定装置を用いて測定した。
測定試験片の形状は、厚さ2m、横巾1(l1m+。
長さ90撃である。
(発明の効果]
本発明の舶用マンガン−銅合金プロペラは、以下の効果
を有する。
を有する。
(1)現用の銅合金プロペラに比較して、著しく騒音お
よび振動防止ができる。
よび振動防止ができる。
(2) 従来の寸ンガンー銅合金プロペラに比べ耐食
性が優れており、舶用プロペラとして十分な信頼性が得
られる。
性が優れており、舶用プロペラとして十分な信頼性が得
られる。
(3) プロペラ換装等の整備保守が容易である。
第1図は、本発明プロペラの概略構造金示す断面図であ
る。 1・・・プロペラ、2・・・環状部材(マンガン−銅合
金ン、3・―・グロベラキャップ(マンガン−銅合金)
、4・・・プロペラ軸、5・・・プロペラ固定用ナツト 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 手続補正書(方式) 昭和61年 2月13目
る。 1・・・プロペラ、2・・・環状部材(マンガン−銅合
金ン、3・―・グロベラキャップ(マンガン−銅合金)
、4・・・プロペラ軸、5・・・プロペラ固定用ナツト 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 手続補正書(方式) 昭和61年 2月13目
Claims (1)
- 海水中の自然電極電位がマンガン−銅合金プロペラ本体
より卑であり、かつ振動減衰能のあるマンガン−銅合金
で作られた環状部材、およびプロペラキャップをプロペ
ラボス部の■端面に設けたことを特徴とする舶用マンガ
ン−銅合金プロペラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208740A JPS6270587A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 舶用マンガン−銅合金プロペラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208740A JPS6270587A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 舶用マンガン−銅合金プロペラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270587A true JPS6270587A (ja) | 1987-04-01 |
Family
ID=16561294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60208740A Pending JPS6270587A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 舶用マンガン−銅合金プロペラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6270587A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7589614B2 (en) | 2000-11-29 | 2009-09-15 | Ensure Technologies, Inc. | Method of allowing access to an electronic device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4871310A (ja) * | 1971-12-28 | 1973-09-27 | ||
JPS5611300A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Jiyunshiyoku Shin | Centripetal rule used at various field |
-
1985
- 1985-09-24 JP JP60208740A patent/JPS6270587A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4871310A (ja) * | 1971-12-28 | 1973-09-27 | ||
JPS5611300A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Jiyunshiyoku Shin | Centripetal rule used at various field |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7589614B2 (en) | 2000-11-29 | 2009-09-15 | Ensure Technologies, Inc. | Method of allowing access to an electronic device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6270587A (ja) | 舶用マンガン−銅合金プロペラ | |
US2762771A (en) | Bilge keel anode | |
US20240117499A1 (en) | Corrosion resistant bimetal | |
Warren | Metal corrosion in boats: the prevention of metal corrosion in hulls, engines, rigging and fittings | |
JPH03150381A (ja) | 船舶のプロペラシャフトを支持するブッシュに対するシーリングハウジングの陰極防食装置 | |
WO2017007334A1 (en) | Cathodic protection systems | |
US3022243A (en) | Anode assembly for cathodic protection systems | |
US4280794A (en) | Sacrificial anodic protector kit for a propeller shaft | |
CN210461399U (zh) | 一种永磁辅助支撑型水润滑轴承和海洋运输设备 | |
CN209080121U (zh) | 一种简易测深仪 | |
JPH01195198A (ja) | 船舶の船尾管シール構造を陰極防倉するための装置 | |
CN221189010U (zh) | 一种用于船舶用减摇陀螺安装架 | |
JPH0348208Y2 (ja) | ||
KR20160071814A (ko) | 해양 구조물 계류용 체인 | |
CN110030254A (zh) | 水下立体观测系统用万向节 | |
US20180282880A1 (en) | Sacrificial Collar | |
Moore et al. | Comparison of Magnesium vs. Zinc Anodes for Ship Tanks | |
CN216252312U (zh) | 一种可防海水腐蚀无刷电机 | |
CN218378196U (zh) | 一种用于电绝缘隔离的连接结构和船舶 | |
JPH0243877Y2 (ja) | ||
CN214057880U (zh) | 一种低噪音电动客渡船 | |
KR100662696B1 (ko) | 에프알피 소형선박의 부식방지용 축계 | |
JPH04370425A (ja) | 防振ブッシュ | |
CN110127014B (zh) | 螺旋桨的接地设备及方法 | |
CN211145685U (zh) | 一种用于轮船管件的法兰盘 |