JPS625726B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS625726B2 JPS625726B2 JP16418383A JP16418383A JPS625726B2 JP S625726 B2 JPS625726 B2 JP S625726B2 JP 16418383 A JP16418383 A JP 16418383A JP 16418383 A JP16418383 A JP 16418383A JP S625726 B2 JPS625726 B2 JP S625726B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- cutting edge
- center
- cutting
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B51/00—Tools for drilling machines
- B23B51/02—Twist drills
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2251/00—Details of tools for drilling machines
- B23B2251/18—Configuration of the drill point
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2251/00—Details of tools for drilling machines
- B23B2251/46—Drills having a centre free from cutting edges or with recessed cutting edges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は高速重切削に適した切刃形状を有す
るドリルに関するものである。
るドリルに関するものである。
従来からドリルの切刃形状については多くの提
案がなされてきた。例えば高速重切削用のドリル
では心厚を大きくして剛性をもたせていたため、
切刃先端に長いチゼルが形成されることになる。
また該チゼルのすくい角は負の値をとるために穴
明け切削時に被加工物への食いつきが悪く、スラ
スト荷重も大きいので切刃の摩耗が早く工具寿命
が非常に短く、位置精度の狂いも大きい。
案がなされてきた。例えば高速重切削用のドリル
では心厚を大きくして剛性をもたせていたため、
切刃先端に長いチゼルが形成されることになる。
また該チゼルのすくい角は負の値をとるために穴
明け切削時に被加工物への食いつきが悪く、スラ
スト荷重も大きいので切刃の摩耗が早く工具寿命
が非常に短く、位置精度の狂いも大きい。
そこでこれらの欠点をなくするためチゼル近傍
に色々な形状のシンニングを施して加工物への食
いつきをよくして切味を向上させると共に穴明け
精度も向上させ、切刃摩耗やチゼル近傍の切屑づ
まりを解消して切削能率の向上と工具寿命の長期
化を計つてきた。しかし近年機械の剛性が高くな
り、難削材や高硬度材に高速重切削で穴明け加工
する要望が多くなつた。そこで、従来のシンニン
グを施したドリルで穴明け加工すると切刃の摩耗
がきわめて早くなり、切刃にチツピングが発生し
て、切削不能となり、被加工物をむしり取るよう
な状態となるため切屑が小片となる。このため切
屑が加工穴から排出されずにドリルの先端刃溝に
摩擦熱により溶着し、これがさらに加工硬化して
被加工物に食い込み、スラスト荷重が大きくな
り、ねじりがドリルに加わるとドリルが折損する
ことになる。特に超硬ドリルでは、材質は硬いが
脆い欠点があり、チゼル及びチゼル近傍に切刃の
チツピングが多発して簡単に使用できないなどの
欠点がみられる。
に色々な形状のシンニングを施して加工物への食
いつきをよくして切味を向上させると共に穴明け
精度も向上させ、切刃摩耗やチゼル近傍の切屑づ
まりを解消して切削能率の向上と工具寿命の長期
化を計つてきた。しかし近年機械の剛性が高くな
り、難削材や高硬度材に高速重切削で穴明け加工
する要望が多くなつた。そこで、従来のシンニン
グを施したドリルで穴明け加工すると切刃の摩耗
がきわめて早くなり、切刃にチツピングが発生し
て、切削不能となり、被加工物をむしり取るよう
な状態となるため切屑が小片となる。このため切
屑が加工穴から排出されずにドリルの先端刃溝に
摩擦熱により溶着し、これがさらに加工硬化して
被加工物に食い込み、スラスト荷重が大きくな
り、ねじりがドリルに加わるとドリルが折損する
ことになる。特に超硬ドリルでは、材質は硬いが
脆い欠点があり、チゼル及びチゼル近傍に切刃の
チツピングが多発して簡単に使用できないなどの
欠点がみられる。
そこで、一対の切刃の始端部が回転中心におい
て互に点対称に配置され、各切刃が回転方向に対
して凸なる曲線をなし、外周部の切刃曲線よりも
中心部の切刃曲線の方が大きな曲率をなすように
して切削抵抗を小さくし、良好な切削性能をもた
せたもの(特公昭58−18163)が提案されている
が、中心部の曲率の大きなR切刃の再研削が非常
にむつかしく、ドリル切刃研削になれた人でもで
きない、このドリルの再研削は専用機でなければ
ならない欠点がある。
て互に点対称に配置され、各切刃が回転方向に対
して凸なる曲線をなし、外周部の切刃曲線よりも
中心部の切刃曲線の方が大きな曲率をなすように
して切削抵抗を小さくし、良好な切削性能をもた
せたもの(特公昭58−18163)が提案されている
が、中心部の曲率の大きなR切刃の再研削が非常
にむつかしく、ドリル切刃研削になれた人でもで
きない、このドリルの再研削は専用機でなければ
ならない欠点がある。
さらに、工具本体の先端部に2枚の切刃の内端
縁を被削材に対する工具本体の相対的な回転中心
部から等しく対称に離して設けたドリル(特公昭
58−22283)が提案されているが、このドリルで
は、回転中心が無切削のため中心の切り残し芯部
は折り取られていくのであり、盲穴の場合わずか
な芯部が残る欠点がある。例えば2段深穴を明け
る場合、小径穴を先に深く明けたのち大径穴を明
けるのでは、小径ドリルの穴明け深さが長くなる
のでドリル剛性が弱く切削抵抗、スラスト荷重が
大きくなり大径ドリルよりも摩耗が早く先に切刃
寿命がきて工具交換がアンバランスとなる。この
ため、マシニングセンタ等による2段穴明けには
剛性のある大径ドリルで大径穴を明けたのち剛性
の小さい小径ドリルで小径穴を明けて工具寿命の
バランスをはかり、精度のよい2段穴加工を可能
にしている。この場合中心部にわずかに切り残し
た芯があると、小径穴を明けるために小径ドリル
を加工物に向かわせても、切り残した芯部がドリ
ル先端切刃に当つてドリル先端切刃が逃げて加工
物への食いつきが悪い。また、無理にドリルを押
しこむと先端が振れたまま加工物に無理な食いつ
きとなり、ドリルは中心に対して曲つたまま切削
することになるので、加工穴は定寸より拡大した
ものとなつたり、切刃の異常摩耗やチツピングを
起こしたりする、又曲つた穴加工を進めるとドリ
ルの折損につながり小径ドリルの寿命を極端に短
くしている。特に超硬ドリルを使用すると、切刃
にチツピングが多発して使用不能となる等の欠点
がある。本発明は、ドリル先端面において軸心O
と直交する中心線Y−Yに対して所定の角度をな
して切刃側から切込みを入れて軸方向にシンニン
グを施し二次切刃を形成し、その心厚が0.02D〜
0.07D(但しDはドリルの直径、以下同じ)の幅
をもち、二次切刃の後端を中心線Y−Yよりも
0.02D〜0.04D延長させ、かつ回転中心に尖鋭な
チゼルを形成したドリルに係り、以上の欠点を解
消して、高速度鋼ドリル、超硬ドリルの切削性
能、切削精度の向上をはかつたものである。
縁を被削材に対する工具本体の相対的な回転中心
部から等しく対称に離して設けたドリル(特公昭
58−22283)が提案されているが、このドリルで
は、回転中心が無切削のため中心の切り残し芯部
は折り取られていくのであり、盲穴の場合わずか
な芯部が残る欠点がある。例えば2段深穴を明け
る場合、小径穴を先に深く明けたのち大径穴を明
けるのでは、小径ドリルの穴明け深さが長くなる
のでドリル剛性が弱く切削抵抗、スラスト荷重が
大きくなり大径ドリルよりも摩耗が早く先に切刃
寿命がきて工具交換がアンバランスとなる。この
ため、マシニングセンタ等による2段穴明けには
剛性のある大径ドリルで大径穴を明けたのち剛性
の小さい小径ドリルで小径穴を明けて工具寿命の
バランスをはかり、精度のよい2段穴加工を可能
にしている。この場合中心部にわずかに切り残し
た芯があると、小径穴を明けるために小径ドリル
を加工物に向かわせても、切り残した芯部がドリ
ル先端切刃に当つてドリル先端切刃が逃げて加工
物への食いつきが悪い。また、無理にドリルを押
しこむと先端が振れたまま加工物に無理な食いつ
きとなり、ドリルは中心に対して曲つたまま切削
することになるので、加工穴は定寸より拡大した
ものとなつたり、切刃の異常摩耗やチツピングを
起こしたりする、又曲つた穴加工を進めるとドリ
ルの折損につながり小径ドリルの寿命を極端に短
くしている。特に超硬ドリルを使用すると、切刃
にチツピングが多発して使用不能となる等の欠点
がある。本発明は、ドリル先端面において軸心O
と直交する中心線Y−Yに対して所定の角度をな
して切刃側から切込みを入れて軸方向にシンニン
グを施し二次切刃を形成し、その心厚が0.02D〜
0.07D(但しDはドリルの直径、以下同じ)の幅
をもち、二次切刃の後端を中心線Y−Yよりも
0.02D〜0.04D延長させ、かつ回転中心に尖鋭な
チゼルを形成したドリルに係り、以上の欠点を解
消して、高速度鋼ドリル、超硬ドリルの切削性
能、切削精度の向上をはかつたものである。
以下、本発明の第1の実施例を図面により詳細
に説明すると、第1図、第2図に示すドリル本体
1の先端面において軸心Oと直交する中心線Y−
Y(以下、単に中心線と称する)に対称に切刃
2,2を形成し、切刃2より逃げ面が施されてい
る。逃げ面には前記中心線Y−Yまで二番角をつ
けた二番面6、さらに中心線Y−Yよりヒール部
3に向つて三番角をもつて三番面7がつけられて
いる。中心線Y−Yに対して角度α(25゜〜50
゜)をもつて交差し、後端が中心線Y−Yより僅
かな幅A、通常0.02D〜0.04D(但しD=ドリル
の直径、以下同じ)程度延長するように切刃2よ
り切込みを入れ軸方向にシンニングを施し二次切
刃8,8を形成している。二次切刃は回転中心近
傍においてその心厚は通常0.02D〜0.07Dの幅W
を有しており、回転中心に対称なチゼル,
1が形成されている。さらに2次切刃8には軸
方向のすくい角θ(0゜〜30゜)をつけたすくい
面4aをもつ対称な切刃部分,1 1が形成さ
れている。上述の幅W上には切刃,1 1の回
転中心点Oを頂点とした角錐状尖刃,,
1,1が形成されている。斜線部4a,4b
は軸方向に幅B(0.2D〜0.4D)と横逃げ角β
(40゜〜50゜)をもつてシンニングを施したこと
を示し、このシンニングは切刃先端における切屑
ポケツトとなつている。
に説明すると、第1図、第2図に示すドリル本体
1の先端面において軸心Oと直交する中心線Y−
Y(以下、単に中心線と称する)に対称に切刃
2,2を形成し、切刃2より逃げ面が施されてい
る。逃げ面には前記中心線Y−Yまで二番角をつ
けた二番面6、さらに中心線Y−Yよりヒール部
3に向つて三番角をもつて三番面7がつけられて
いる。中心線Y−Yに対して角度α(25゜〜50
゜)をもつて交差し、後端が中心線Y−Yより僅
かな幅A、通常0.02D〜0.04D(但しD=ドリル
の直径、以下同じ)程度延長するように切刃2よ
り切込みを入れ軸方向にシンニングを施し二次切
刃8,8を形成している。二次切刃は回転中心近
傍においてその心厚は通常0.02D〜0.07Dの幅W
を有しており、回転中心に対称なチゼル,
1が形成されている。さらに2次切刃8には軸
方向のすくい角θ(0゜〜30゜)をつけたすくい
面4aをもつ対称な切刃部分,1 1が形成さ
れている。上述の幅W上には切刃,1 1の回
転中心点Oを頂点とした角錐状尖刃,,
1,1が形成されている。斜線部4a,4b
は軸方向に幅B(0.2D〜0.4D)と横逃げ角β
(40゜〜50゜)をもつてシンニングを施したこと
を示し、このシンニングは切刃先端における切屑
ポケツトとなつている。
穴明け加工に際し、角錐状尖刃,1がま
ず食いついた後、角度αをもつた2次切刃8の
,1 1部から切削が開始し、切刃2へと連続
して切削が進行する。この際、切屑は二次切刃8
の,1 1部分から排出され、切屑ポケツトの
側壁5に当つて螺旋状に曲げられて連続してスム
ーズに排出される。
ず食いついた後、角度αをもつた2次切刃8の
,1 1部から切削が開始し、切刃2へと連続
して切削が進行する。この際、切屑は二次切刃8
の,1 1部分から排出され、切屑ポケツトの
側壁5に当つて螺旋状に曲げられて連続してスム
ーズに排出される。
なお、上述のように一対の切刃からヒール部に
向けて二番面と三番面を施して回転中心を頂点と
する角錐状尖刃を形成すると、角錐状尖刃によつ
て加工物への食いつき求心性がきわめて良くな
り、穴明精度も向上する。
向けて二番面と三番面を施して回転中心を頂点と
する角錐状尖刃を形成すると、角錐状尖刃によつ
て加工物への食いつき求心性がきわめて良くな
り、穴明精度も向上する。
さらに、第2の実施例を第3図、第4図につい
て説明すると、ドリル先端面の中心線Y−Yに対
称に一対の切刃2を形成し、かつ該中心線に対し
角度α(25゜〜50゜)をもつた切り込み(シンニ
ング)を切刃2側から後端が中心線Y−Yをこえ
僅かな幅A(0.02D〜0.04D)まで対称に入れて
回転中心に対称なチゼル,1をもつた幅W
(0.02D〜0.07D)の心厚を設けて稜線,1 1に
2次切刃8、即ち,1 1を形成した。稜線
,1 1には軸方向のすくい角θ(0゜〜負角
30゜)をつけてある。
て説明すると、ドリル先端面の中心線Y−Yに対
称に一対の切刃2を形成し、かつ該中心線に対し
角度α(25゜〜50゜)をもつた切り込み(シンニ
ング)を切刃2側から後端が中心線Y−Yをこえ
僅かな幅A(0.02D〜0.04D)まで対称に入れて
回転中心に対称なチゼル,1をもつた幅W
(0.02D〜0.07D)の心厚を設けて稜線,1 1に
2次切刃8、即ち,1 1を形成した。稜線
,1 1には軸方向のすくい角θ(0゜〜負角
30゜)をつけてある。
ドリル切刃は切刃2からヒール部3にかけて逃
げ面、即ち2番取りが施されており、軸心Oを頂
とした尖鋭なチゼル,1 1もつた錐状の突起
を幅W上に形成している。斜線部4aはすくい面
を示し斜線部4a,4bは切屑ポケツトを施した
ことを示す。またシンニングの横逃げ角βは40゜
〜50゜である。なお、本実施例では逃げ面として
二番面だけ施したので、第1の実施例に比してチ
ゼルの尖り方が幾分弱いが、加工物への食いつき
求心性や穴明精度においてほゞ同様の効果がある
ので、被削材に応じて適宜選択すればよい。
げ面、即ち2番取りが施されており、軸心Oを頂
とした尖鋭なチゼル,1 1もつた錐状の突起
を幅W上に形成している。斜線部4aはすくい面
を示し斜線部4a,4bは切屑ポケツトを施した
ことを示す。またシンニングの横逃げ角βは40゜
〜50゜である。なお、本実施例では逃げ面として
二番面だけ施したので、第1の実施例に比してチ
ゼルの尖り方が幾分弱いが、加工物への食いつき
求心性や穴明精度においてほゞ同様の効果がある
ので、被削材に応じて適宜選択すればよい。
さらに、第5図に示すように切刃2と二次切刃
8とを曲線9で連続させると、エツジの摩耗がな
く、切削が円滑に行える。また切屑の排出も一層
円滑になる。
8とを曲線9で連続させると、エツジの摩耗がな
く、切削が円滑に行える。また切屑の排出も一層
円滑になる。
本発明は、上記のようにすくい面をに連続
した及び1 1に接続した1 1にそれぞれ延長
し、さらにそれぞれ幅B(0.2D〜0.4D)と横逃
げ角β(40゜〜50゜)をつけ、2次切刃8,8す
なわち,1 1で切削される切屑量より容積が
大きい切屑ポケツト、つまり4a,4bで形成さ
れるポケツトを設けたことにより、切屑づまりが
なくなり切削油の浸透性がよくなつて切刃全体が
切削油で冷却され、さらに,1 1は切削に関
与せず、これに対応した切屑ポケツト部は油だま
りとなり尖鋭なチゼル部を充分冷却しているので
切刃への摩擦熱による切屑の溶着がなくなつた。
また無理な切削とならないので切味がよくなり、
従来のシンニングを施したものと比較してスラス
ト荷重を1/2以下に押えることができ高速重切削
が可能となつた。また回転中心近傍の回転は遅い
が、ドリル中心のわずかな幅W上に形成された尖
鋭なチゼル錐,1は求心性が優れており加
工物への食いつきもよく、二次切刃8、即ち
,1 1から切削が始まり切刃へと連続して切
削が行なわれる。また切屑がカールされて1枚の
切屑で適当に分断されて排出されるため、切屑づ
まりがなくなり、これに起因する切削不能が解消
される。さらに、チゼルはわずかな幅W上に尖鋭
な突起として形成され、また幅Wは切刃2に連続
して設けてあるので剛性があり、二次切刃8に連
続して中心線から僅かに幅Aだけ延長した後端で
切削トルク、スラスト荷重を緩和するので二次切
刃の摩耗とチツピングが防止できる。また切屑ポ
ケツトを広くしたことにより、切屑の排出もスム
ーズに行こなわれる。また、穴明作業時間も大幅
に短縮された。さらに再刃付けも通常の研削盤が
あれば簡単に実施できる。その上、2段深穴加工
により大径盲穴を明ける場合に、錐状尖刃によつ
て穴底中心に僅かに中心穴が残るので、該中心穴
を利用してこれに小径ドリルの先端を食い付かせ
れば大径穴の中心に小径穴を精度良く明けること
ができるなど多大な効果を奏する。
した及び1 1に接続した1 1にそれぞれ延長
し、さらにそれぞれ幅B(0.2D〜0.4D)と横逃
げ角β(40゜〜50゜)をつけ、2次切刃8,8す
なわち,1 1で切削される切屑量より容積が
大きい切屑ポケツト、つまり4a,4bで形成さ
れるポケツトを設けたことにより、切屑づまりが
なくなり切削油の浸透性がよくなつて切刃全体が
切削油で冷却され、さらに,1 1は切削に関
与せず、これに対応した切屑ポケツト部は油だま
りとなり尖鋭なチゼル部を充分冷却しているので
切刃への摩擦熱による切屑の溶着がなくなつた。
また無理な切削とならないので切味がよくなり、
従来のシンニングを施したものと比較してスラス
ト荷重を1/2以下に押えることができ高速重切削
が可能となつた。また回転中心近傍の回転は遅い
が、ドリル中心のわずかな幅W上に形成された尖
鋭なチゼル錐,1は求心性が優れており加
工物への食いつきもよく、二次切刃8、即ち
,1 1から切削が始まり切刃へと連続して切
削が行なわれる。また切屑がカールされて1枚の
切屑で適当に分断されて排出されるため、切屑づ
まりがなくなり、これに起因する切削不能が解消
される。さらに、チゼルはわずかな幅W上に尖鋭
な突起として形成され、また幅Wは切刃2に連続
して設けてあるので剛性があり、二次切刃8に連
続して中心線から僅かに幅Aだけ延長した後端で
切削トルク、スラスト荷重を緩和するので二次切
刃の摩耗とチツピングが防止できる。また切屑ポ
ケツトを広くしたことにより、切屑の排出もスム
ーズに行こなわれる。また、穴明作業時間も大幅
に短縮された。さらに再刃付けも通常の研削盤が
あれば簡単に実施できる。その上、2段深穴加工
により大径盲穴を明ける場合に、錐状尖刃によつ
て穴底中心に僅かに中心穴が残るので、該中心穴
を利用してこれに小径ドリルの先端を食い付かせ
れば大径穴の中心に小径穴を精度良く明けること
ができるなど多大な効果を奏する。
第1図は本発明に係るドリルの実施例の正面
図、第2図は第1図の矢印から視た先端部の側面
図、第3図は他の実施例の正面図、第4図は第3
図の矢印から視た先端部の側面図、第5図は更に
他の実施例の正面図である。 2……切刃、3……ヒール部、6……二番面、
7……三番面、8……二次切刃、Y−Y……中心
線、,1 1……錐状尖刃、,1……チ
ゼル、O……軸心、θ……すくい角、β……横逃
げ角。
図、第2図は第1図の矢印から視た先端部の側面
図、第3図は他の実施例の正面図、第4図は第3
図の矢印から視た先端部の側面図、第5図は更に
他の実施例の正面図である。 2……切刃、3……ヒール部、6……二番面、
7……三番面、8……二次切刃、Y−Y……中心
線、,1 1……錐状尖刃、,1……チ
ゼル、O……軸心、θ……すくい角、β……横逃
げ角。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対の切刃2,2を有するドリル先端面にお
いて、軸心と直交する中心線Y−Yに対し所定の
角度をなして前記切刃側から切込みを入れて軸方
向にシンニングを施し二次切刃8,8を形成し、
その心厚が0.02D〜0.07D(但しDはドリルの直
径とする、以下同じ)の幅をもち、二次切刃の後
端を前記中心線よりも0.02D〜0.04D延長させ、
かつ回転中心に尖鋭なチゼルを形成したことを特
徴とするドリル。 2 切刃2,2から中心線Y−Yまでは二番面6
を施し、中心線からヒール部3までは三番面7を
施して逃げ面とした特許請求の範囲第1項記載の
ドリル。 3 切刃2,2と二次切刃8,8は曲線をもつて
連続している特許請求の範囲第1項又は第2項記
載のドリル。 4 二次切刃8,8のすくい角θを0゜〜30゜と
し、切込み横逃げ角βを40゜〜50゜とした特許請
求の範囲第1項又は第2項記載のドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16418383A JPS6056809A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16418383A JPS6056809A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | ドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6056809A JPS6056809A (ja) | 1985-04-02 |
JPS625726B2 true JPS625726B2 (ja) | 1987-02-06 |
Family
ID=15788278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16418383A Granted JPS6056809A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | ドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056809A (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6341411U (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-18 | ||
JPH0741456B2 (ja) * | 1987-10-13 | 1995-05-10 | 株式会社不二越 | ドリル |
JPH0556970U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-30 | 金井 宏之 | 紡機用トラベラ |
SE507842C2 (sv) * | 1992-09-24 | 1998-07-20 | Sandvik Ab | Borr |
SE525336C2 (sv) * | 2002-05-17 | 2005-02-01 | Sandvik Ab | Borrverktyg för hålborrning i metalliska material |
AU2007335431A1 (en) | 2006-12-18 | 2008-06-26 | Max Co., Ltd. | Fixer assembly |
SE531188C2 (sv) * | 2007-05-29 | 2009-01-13 | Sandvik Intellectual Property | Borrkropp för spånavskiljande bearbetning |
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1983
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