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JPS6255464A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

Info

Publication number
JPS6255464A
JPS6255464A JP19487985A JP19487985A JPS6255464A JP S6255464 A JPS6255464 A JP S6255464A JP 19487985 A JP19487985 A JP 19487985A JP 19487985 A JP19487985 A JP 19487985A JP S6255464 A JPS6255464 A JP S6255464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
value
ignition timing
knocking
representative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19487985A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakajima
雄二 中島
Akito Yamamoto
明人 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP19487985A priority Critical patent/JPS6255464A/ja
Publication of JPS6255464A publication Critical patent/JPS6255464A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に点火時期
を制御する制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御装置
として、例えば機関の筒内圧力を検出する筒内圧センサ
(燃焼圧力振動センサ)を気筒別に備え、この筒内圧セ
ンサの検出信号からノッキング振動周波帯域の信号成分
を分離抽出し、この抽出信号を内燃機関の圧縮行程で積
分した値を気筒の代表出力値(B)とし、爆発行程で積
分した値をノックの代表出力値(K)として、それ等の
比(K/B)が予め定めた目標値になるように。
気筒別に点火時期を補正制御するものがある(特開昭5
9−116030号公報参照)。
つまり、機関において圧縮行程におけるノッキング振動
周波帯域の振動成分はノッキングが発生しても変わらな
いのに対して、爆発行程におけるノッキング振動周波帯
域の振動成分はノッキングの発生により増え、またノッ
キング強度が強い程振動が激しい。
そこで、機関の筒内圧力からノッキング振動周波帯域の
成分を分離抽出し、圧縮行程、爆発行程でそれぞれ積分
し、ノッキングに関係のない区間の気筒の代表出力値(
B)及びノッキング強度に対応したノックの代表出力値
(K)を検出し、この比(K/B)が予め定めた目標値
を越える頻度が一定になるように、気筒別に点火時期を
制御して内燃機関の出力を低下することなくノンキング
を回避するようにしている。
〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら、
このような内燃機関の制御装置にあっては、圧縮行程の
積分値である気筒の代表出力値(B)を点火時期の制御
に使用している。
そのため、積分器の不調時や筒内圧センサの検出結果の
圧縮行程の部分に異常振動が発生したときに気筒の代表
出力値CB)が異常な値になり。
それに基づいて点火時期制御を行なっている気筒の点火
時期が不適切になることがある。
また、このような内燃機関の制御装置にあっては、特定
の気筒と筒内圧センサとの対応関係は一義的に固定され
、その特定の気筒の点火時期制御は1個の筒内圧センサ
の検出出力のみに基づいて行うようになっている。
そのため、筒内圧センサの不調時や積分器の不調時、筒
内圧センサの検出結果f)uA発行程の部分に異常振動
が発生したときにノックの代表出力値(K)が異常な値
になり、それに基づいて点火時期制御を行っている気筒
の点火時期が不適切になることがある。
例えば、点火時期が正規の点火時期よりも遅角すること
による発生トルクの減少、燃費の低下、排気温の過度の
上昇、正規の点火時期よりも進角することによるノッキ
ングの発生等の事態が生じる。特に点火時期の進角し過
ぎによって発生するヘビーノックは最悪の場合機関の破
壊につながる恐れがある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この発明による内燃機関の制御装置は、第1
図に示すように1機関の燃焼圧力振動を検出する燃焼圧
力振動手段Aと、この燃焼圧力振動検出手段Aの検出結
果に基づいて気筒の代表出力値及びノックの代表出力値
を検出する代表出力検出手段Bと、この代表出力検出手
段Bの検出結果に基づいて気筒の代表出力値の検出結果
に異常が発生したか否かを判定する第1判定手段Cと。
代表出力検出手段Bの検出結果に基づいてノックの代表
出力値の検出に異常が発生したか否かを判定する第2判
定手段りと1代表出力検出手段Bの検出結果及び第1判
定手段C並びに第2判定手段りの各判定結果に基づいて
点火時期を制御する点火時期制御手段Eとを設けたもの
である。
〔作 用〕
気筒の代表出力値の検出に異常が発生したときにはノッ
クの代表出力値のみによって点火時期制御を行ない、ノ
ックの代表出力値の検出に異常が発生したときにはノッ
クの代表出力値の検出が正常な他の気筒若しくは気筒群
の点火時期と同じに制御することが可能になる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面を参照して説明する
第2図は、この発明を実施した4気筒内燃機関の制御装
置の構成を示すブロック図である。
第1気筒の筒内圧センサ1Aは、圧電変換型圧力センサ
であり、第3図(イ)、(ロ)に示すようにシリンダヘ
ッド21Aに取付けた点火プラグ22Aの座金として取
付けられ、第1気筒の筒内圧(シリンダ内圧力)に応じ
た電荷信号Sl+を出力する。
なお、第2気筒〜第4気筒の筒内圧センサ1B〜1Dに
ついても、筒内圧センサ1Aと同様に取付けられ、第2
気筒〜第4気筒の各筒内圧に応じた電荷信号SI2〜S
14を出力する。
チャージアンプ2Δは、第1気筒用筒内圧センサ1Aか
らの電荷信号S11を電圧信号に変換した後増幅して、
検出信号S21として出力する。
なお、チャージアンプ2B〜2Dについても。
チャージアンプ2Aと同様に各々筒内圧センサ1B〜1
Dからの電荷信号SI2〜S14を電圧信号に変換した
後増幅して、検出信号S 22〜S 24として出力す
る。
つまり、これ等の筒内圧センサ1A〜1D及びチャージ
アンプ2A〜2Dによって第1図の燃焼圧力振動検出手
段Aを構成している。
また、クランク角センサ3は、各気筒の圧縮上死点前(
BTDC)70°で基準信号S2を出力すると共に、ク
ランク角の1度又は2度毎に位置信号S3を出力する。
なお、その基準信号S2の内、第1気筒に対応する基準
信号については、他の気筒に対応する基準信号よりもパ
ルス幅を広くしている。
アイドルスイッチ4は、機関がアイドル状態にあるか否
かを検知して、アイドル状態検知信号SIを出力する。
一方、コントロールユニット5は、第1図の代表出力手
段B、第1判定手段C2第2判定手段り及び点火時期制
御手段Eを兼ねた回路であり、マルチプレクサ(MPX
)6.信号処理回路7及び主制御回路8等からなる。
そのマルチプレクサ6は、主制御回路8がらの選択信号
に応じて入力されるチャージアンプ2A〜2Dからの検
出信号S21〜S 24を選択して、検出信号S2nと
して出力する。
信号処理回路7は、マルチプレクサ6がらの検出信号S
2nを2所定の信号処理をして非ノツク時の燃焼圧力振
動エネルギに相関する相関値及びノック時の燃焼圧力振
動エネルギに相関する相関値等に変換する。
この信号処理回路7は、例えば第4図に示すように、バ
ンドパスフィルタ7Aによってチャージアンプ2A〜2
Dからの検出信号321〜S 24の内のいずれかであ
るマルチプレクサ6がらの検出信号S2nから所定周波
数、すなわちノッキングに関連する周波数帯域(約6〜
17KHz)の信号成分のみを抽出する。
そして、このチャージアンプ7Aから出力される検出信
号(抽出信号)S4を増幅回路7Bで増幅して、この増
幅後の検出信号S5を整流回路7Cによって半波整流す
る。
その後、この整流回路7Cから出力される半波整流した
検出信号S6を、主制御回路8からのセット/リセット
信号SSRで積分動作を制御される積分器7Dによって
積分して、燃焼圧力振動エネルギに相関する相関値とし
ての積分値を示す積分信号S7として出力する。
第2図に戻って、主制御回路8は、CPUI Q。
ROMI 1 、RAMI 2及びA/D変換器等を内
蔵したl1013等からなるマイクロコンピュータによ
って構成しである。
この主制御回路8は、クランク角センサ3からの基準信
号S2及び位置信号S3と、アイドルスイッチ4からの
アイドル状態検知信号S工と、信号処理回路7からの積
分信号87等とを入力する。
そして、クランク角センサ3からの基準信号S2及び位
置信号S3に基づいて信号処理回路7の積分器7Dにセ
ット/リセット信号SSRを出力してその積分動作を制
御する。
なお、ここでは主制御回路8は、圧縮上死点前40度(
BTDC40°)で積分器7Dの積分動作を開始させ、
圧縮上死点(T D C)でその積分動作を停止させ、
圧縮上死点後(ATDC)5゜で再度積分動作を開始さ
せ、ATDC45°で積分動作を停止させる。
また、主制御回路8は、図示しない吸入空気量信号等の
各種入力信号に基づいて、代表出力値の検出異常判定、
ノッキングに関する判定2点火時期の修正量の決定1点
火時期の決定等の点火時期制御に関する処理をする。
そして、決定した点火時期に基づいて点火装置15のパ
ワートランジスタ16をオン・オフ制御して点火時期を
制御する。
なお、この点火時期の制御(パワートランジスタ16の
オン・オフ制御)は、l1013内部に設けた図示しな
い進角値(ADV)レジスタ、ドウエル角(DWELL
)レジスタに決定した点火時期に相当する値(進角値、
ドウエル角)をセットし、これ等のレジスタの値と位置
信号S3をカウントするカウンタの値とを比較して、一
致した時点でパワートランジスタ16をオン状態又はオ
フ状態にする。
また、その点火装置15は、パワートランジスタ16が
オン・オフ制御されることによって、バッテリ17から
給電されているイグニッションコイル18の一次電流が
断続されてその二次側に高電圧が発生し、この高電圧を
ディストリビュータISによって第1気筒〜第4気筒の
点火プラグ20A〜20Dに選択的に分配印加して火花
放電を発生させ℃点火する。
なお、この主制御回路8は、点火時期に関する制御以外
の制御もするが、その詳細な説明は省略する。
次に、このように構成したこの実施例の作用について第
5図以降をも参照して説明する。
まず、この実施例におけるノッキングの検出原理につい
て説明する。
一般に、人間の聴感によるノックレベルの判定は、定常
的に発生している背景雑音による音圧レベルとノッキン
グ振動による音圧レベルとの相対的な強度差によってお
こなわれていると考えられている。
したがって、非ノツク時における筒内圧の振動エネルギ
(燃焼圧力振動エネルギ)と、ノック時における筒内圧
の振動エネルギとを直接比較すれば、人間の官能評価と
良く一致するノッキングレベルの検出が可能となる。
ところで、経験的に上死点前にノッキングが発生するこ
とは無いと考えて良いことから上死点前の筒内圧振動(
燃焼圧力振動)の検出値を(11流)積分した積分値は
、上死点後のノッキングの発生の有無にかかわらず、非
ノツク時の上死点後の膨張行程における筒内圧力の振動
エネルギの予測値になっていると云える。
したがって、上死点前のクランク角所定範囲内における
筒内圧振動の(整流)積分値と、上死点後のクランク角
所定範囲内、あるいは上死点前の範囲を含む所定範囲内
における筒内圧振動の(整流)積分値とを比較すること
により、非ノツク時の筒内圧の振動エネルギと燃焼行程
中の筒内圧の振動エネルギとを直接比較することになる
なお、この場合、積分区間は、吸・排気弁の着座・離座
の振動によって生じる点火プラグの振動による影響を受
けることがないように選択する必要があり、この実施例
ではBTDC40°〜TDC及びATDC5’〜ATD
C45@を選択している。
次に、ノックの代表出力値、すなわち膨張行程における
筒内圧振動の整流積分値のみによるノッキングの検出原
理について説明する。
前述したように上死点前の筒内圧振動の(整流)積分値
は非ノツク時の上死点後の膨張行程における筒内圧振動
の(整流)積分値の予測値になっている。
ここで、上死点前の(整流)積分値にかわるものとして
、上死点後の膨張行程における筒内圧振動の(整流)積
分値の平均値、すなわちノックの代表出力値の平均値を
考える。
このノックの代表出力値の平均値は、ノックの発生頻度
が少ないときには、略非ノツク時の上死点後の膨張行程
における筒内圧振動の(l!流)積分値に対応する。
そして、正常な点火時期の制御が行われている限りにお
いては、ノックの発生頻度は多くなるものでなく、前記
ノックの代表出力値の平均値は略非ノツク時の代表出力
値に対応する。
したがって、上死点後の膨張行程における筒内圧振動の
(整流)積分値の平均値と、上死点後の膨張行程におけ
る筒内圧振動の(整流)積分値とを比較することにより
、非ノツク時の筒内圧振動エネルギと燃焼行程中の筒内
圧振動エネルギとを直接比較することになり、人間の官
能評価と良く一致したノッキングレベルを検出できる。
なお、強いノッキングを検出した時には、上死点後の膨
張行程における筒内圧振動のC1Ii流)積分値の平均
値の計算からその時の上死点後の膨張行程における筒内
圧振動の(整流)積分値を除外するようにすれば、より
正確なノッキングレベルの検出ができる。
次に、このような処理をするための主制御回路8による
信号処理回路7の積分器7Dの積分動作の制御について
第5図を参照して説明する。
まず、4気筒内燃機関においては、第1気筒#1〜第4
気筒#4を#1→#3→#4→#2→#1の順序で点火
制御する。
このとき、クランク角センサ3からは、同図(イ)に示
すように各気筒の上死点(T D C)前70゛で基準
信号S2が出力されると共に、同図(ロ)に示すように
クランク角1° (又は2°)毎に位置信号S3が出力
される。なお、前述したように第1気筒についての基準
信号S2のパルス幅は他の気筒についての基準信号S2
よりもパルス幅が広い。
一方、筒内圧センサ1A〜1D及びチャージアンプ2A
〜2Dが正常なときには、チャージアンプ2Aからは、
同図(ハ)に示すような検出信号SΣが出力され、他の
チャージアンプ2B〜2Dからも同様な検出信号822
〜S24が出力されるので、マルチプレクサ6からは、
同図(ニ)に示すような検出信号S2nが出力される。
それによって、このマルチプレクサ6からの検出信号S
2nから信号処理回路7のバンドパスフィルタ7Aで所
定周波数の信号のみを抽出して、増幅回路7Bで増幅し
たとき、この増幅回路7Bからは、同図(ホ)に示すよ
うな検出信号S5が出力され、これを整流回路7Cで判
波整流することによって同図(へ)に示すような検出信
号S6が積分器7Dに入力される。
そこで、主制御回路8は、クランク角センサ6からの基
準信号S2が入力された時点から内部カウンタを起動し
て位置信号S3のカウントを開始する。
そして、主制御回路8は、同図(チ)に示すように例え
ば第1気筒についてBTDC40@になった時点1.で
、セット/リセット信号SSRをH″にして積分器7D
の積分動作を開始させ、TDCになった時点t2でセッ
ト/リセット信号SSRをL“にして積分動作を停止さ
せる。
その後、ATDC5°になった時点t3で同様にして積
分器7Dの積分動作を開始させ、ATDC45’になっ
た時点t4で積分動作を停止させる。
それによって、積分器7Dから出力される積分信号S7
は、時点t1〜t4の間では例えば同図(ト)に示すよ
うになり、時点t1〜t2間の積分動作によって非ノツ
ク時の振動エネルギに相関する相関値(積分値)が得ら
れ1時点t3〜t4間の積分動作によってノック時の振
動エネルギに相関する相関値(積分値)が得られる。
そして、主制御回路8は、第2気筒〜第4気筒について
も同様なタイミングで積分器7Dの積分動作を制御する
ので、積分器7Dから出力される積分信号S7は全体と
して同図(ト)に示すようになる。
そこで、主制御回路8は、図示しない処理において、各
TDCにおける積分信号S7をA/D変換して、このA
/D変換値を気筒の代表出力値である非ノツク時の振動
エネルギに相関した量BとしてRAM12の所定のアド
レスに格納する。
また、各ATDC45°における積分信号S7をA/D
変換して、このA/D変換値をノックの代表出力値であ
るノック時の振動エネルギに相関した量にとしてRAM
12の所定のアドレスに格納する。
そして、ノッキング制御に関しては、この量Bと量にと
の比(K/B)又は量にの平均値にと量にとの比(K/
K)を算出して使用する。
次に、ノックの代表出力値(K)である量にの検出の異
常判定の原理について説明する。
一般に、燃焼行程中の筒内圧の振動エネルギに対応した
量には、内燃機関がアイドル運転の時に最小値になり、
他のいかなる運転条件の下でも量にはアイドル運転時の
量により小さくなることはない。
第6図は、本出願人によるノックが発生しない条件での
4気筒内燃機関の運転条件毎の量Kを計測した結果を示
すものであるが、種々の実験によれば、同図に示す関係
は殆んどのエンジンで成立するとみなすことができる。
そこで、アイドル運転時の量にの値すなわち量にの最小
値をノック最小代表値KM工Nとして、RAM12の所
定のアドレスに予め格納しておき、アイドル運転時以外
の運転条件下での量にとノック最小代表値KMI Nと
を比較することによって、K<KMINとなったときに
、その気筒についてのノックの代表出力値(K)の検出
に異常が発生したと判定することができる。
ここで、ノック最小代表値KM工Nの求め方について述
べておくと、アイドル運転時の量Kをそのままノック最
小代表値KM工Nとしてもよいし、またより安定したノ
ック最小代表値KM工Nを得るためには、アイドル運転
時の量にの移動平均値を KMIN=(1−α)KMIN  + α Kただし、
(0くα〈1) の(iL算をして算出した値をノック最小代表値KMI
Nとすればよい。
また、このノック時の振動エネルギ相関値である量にの
代わりに、前述した気筒の代表出力値である非ノツク時
の振動エネルギ相関値としての量Bを使用することもで
きる。
すなわち、アイドル運転時の量Bの値、すなわち量Bの
最小値を気筒最小代表値BMINとして。
RAM12の所定のアドレスに予め格納しておき、アイ
ドル運転時以外の運転条件下での量Bと気筒最小代表値
BMINとを比較することによって、B(BM工Nとな
ったときに、その気筒についての気筒の代表出力値(B
)の検出に異常が発生したと判定することができる。
また、気筒最小代表値BMINの求め方について述べて
おくと、アイドル運転時のfiBをそのまま気筒最小代
表値BMINとしてもよいし、またより安定した気筒最
小代表値BM工Nを得るためには、アイドル運転時の量
Bの移動平均値をBMIN=(1−α’)BMIN+α
′Bただし、(0くα′く1) の演算をして算出した値を気筒最小代表値BMINとす
ればよい。
次に、主制御回路8が実行する異常判定・点火時期制御
の詳細について第7図以降を参照して説明する。
第7図を参照して、5TEP 1で気筒判別処理をする
。これは、クランク角センサ3からの基準信号S2が入
力されたとき(立上ったとき)に内部カウンタを起動し
てクランク角センサ3からの位置信号S3をカウントし
、基準信号S2が立下ったときのカウント値から第1気
筒か否かを判別し、この判別結果に基づいて他の気筒を
判別する。
つまり、前述したように第1気筒の上死点前70°で出
力される基準信号S2のパルス幅は他の気筒の上死点前
70°で出力される基準信号゛S2よりもパルス幅が広
い。例えば第1気筒についての基準信号S2のパルス幅
は14°程度であるのに対して、第2気筒〜第4気筒に
ついての基準信号S2のパルス幅は4″〜5″である。
そこで、入力された基準信号S2のパルス幅を計測する
ことによって、例えばカウント値が10゜以上であれば
第1気筒と判定することができ、以後入力される基準信
号S2は第3気筒、第4気筒。
第2気筒の順であるので各々の気筒を判別することがで
きる。
そして、5TEP2でマルチプレクサ6を駆動して、5
TEP 1での気筒判別結果に応じた気筒に対応するチ
ャージアンプ2A〜2Dからの検出信号S21〜S24
のいずれかを選択して、検出信号S2nとして出力させ
る。
その後、5TEP 3で前述したように信号処理回路7
の積分器7Dの積分タイミングをセットして。
BTDC40’〜TD、Cの間及びATDC,5’〜4
5”の間で積分器7Dの積分動作を行なわせる。
そして、5TEP 4〜10で5TEP 1での気筒判
別、結果に応じて点火時期制御系の異常判定及び点火時
期の修正量の決定をする第1気筒修正量決定処理〜第4
気筒修正量決定処理をする。
第8図は、この第7図における第i気筒修正量決定処理
を詳細に示すフロー図である。
まず、同図で使用している略称の意味(既に説明にした
ものを除く)について説明しておく。
FLG:RAM12に予め格納した4ビツトの異常気筒
フラグであり、ビットboは第1気筒。
ビットb、は第2気筒、ビットb2は第3気筒。
ビットb3は第4気筒の各々正常・異常を示す。
dci:点火時期の修正量であり、第1気筒はdc、、
第2気筒はdc2.第3気筒はdc3゜第4気筒はdc
4で表わす。
なお、dciは正であれば、進角側修正量を表わし、負
であれば遅角側修正量を表わす。すなわち、修正量が大
きくなる程点火時期は進むものとする。
Min(dci):当該気筒を除く他の気筒(例えば第
1気筒であれば他の第2気筒〜第4気筒)の各点火時期
の修正量の内の最も遅角側の点火時期修正量を意味する
KMINl;アイドル運転時の量K、すなわちノック最
小代表値であり、第1気筒はKMINl。
第2気筒はKMIN2.第3気筒はKMIN3゜第4気
筒はKMIN4で表わす。
α:ノック最小代表値KM工Nの修正係数を意味し、0
くα〈1となる値である。
BpAINi:アイドル運転時の量B、すなわち気筒最
小代表値であり、第1気筒はB M I N 1+第2
気筒はBMIN2.第3気筒はBMIN3゜第4気筒は
B M I 、N 4で表わす。
α′ 二気筒最小代表値BM工Nの修正係数を意味し、
0〈α′〈1となる値である。
次に、この第8図を参照して第i気筒(i=1〜4)修
正量決定処理について説明する。
この場合には、前述した5TEP 2の処理によってマ
ルチプレクサ6からはチャージアンプ2A〜2Dからの
検出信号321〜S 24の内の第i気筒の検出信号が
選択されて検出信号S2nとして信号処理回路7に入力
されている。
そこで、5TEPIIでその検出信号S2nの所定角度
範囲での整流積分信号S7をTDCでA/D変換して量
Bを、またATDC45°でA/D変換して量Kを求め
る。
そして、 5TEP 12でアイドルスイッチ4の状態
をチェックしてアイドル状態か否かを判別する。
このとき、アイドル状態であれば、 5TEP 13で
第i気筒のアイドル時のJIKに相当するノック最小代
表値KMINiの書換えを行なう。
すなわち、アイドル時の量にの移動平均値を、(1−α
)・KMINi+αに の演算をして算出し、この算出した移動平均値を新たな
ノック最小代表値KM工NiとしてRAM12の所定の
アドレスに格納する。
そして、5TEP14で第i気筒のアイドル時の量Bに
相当する気筒最小代表値BMINiの書換えを行なう。
すなわち、アイドル時の量Bの移動平均値を、(1−α
′)・BMINi+α′B の演算をして算出し、この算出した移動平均値を新たな
気筒最小代表値BMINiとしてRAM12の所定のア
ドレスに格納する。
その後、5TEP15で第i気筒の点火時期修正量dc
iをrOJにする(dci←0)、すなわち、この実施
例では、アイドル時には基本点火時期で制御するように
している。
これに対して、5TEP12でアイドル時でなければ、
5TEP16でiKと第i気筒のアイドル時の量Kに相
当するノック最小代表値KM工Niとを比較して、K≧
KMINiか否かを判別する。
このとき、K≧KM工Niであれば、すなわち第i気筒
のノック代表出力値(K)の検出が正常であれば、 5
TEP 17でフラグFLGの第i気筒の正常・異常を
示すビットbiを「0」にし、この結果をRAM12の
所定のアドレスに格納する。
すなわち、第1気筒であれば、読出したフラグFLG 
(ビットb3〜bo)の値とrl 110Jとの論理積
(FLG・1110)をとることによって最下位ビット
boを「0」にする。
第2気筒であれば、読出したフラグFLG (ビットb
3〜bo)の値とrl 101Jとの論理積(FLG・
1101)をとることによって最下位ビットb1を「0
」にする。
第3気筒であれば、読出したフラグFLG (ビットb
3〜bo)の値とrl O11Jとの論理積(FLG・
1011)をとることによって最下位ビットb2を「0
」にする。
第4気筒であれば、読出したフラグFLG(ビットb3
〜bo)の値とro 111Jとの論理積(FLG・0
111)をとることによって最下位ビットb3を「OJ
にする。
その後、5TEP18でJiBと第i気筒のアイドル時
の量Bに相当する気筒最小代表値IIMINiと。
を比較して、B≧B M I N iか否かを判別する
このとき、B≧B M I N iであれば、すなわち
第i気筒の気筒の代表出力値(B)の検出が正常であれ
ば、5TEP19で気筒の代表出力値(B)である量B
とノックの代表出力値(K)である量にとの比(K/B
)を算出して、この算出結果に応じて第i気筒の点火時
期修正量dciを算出する処理をする。
また、B≧BMINiでなければ、すなわち第i気筒の
気筒の代表出力値(B)の検出が異常であれば、5TE
P20でノックの代表出力値(K)である量にとこの量
にの平均値にとの比(K/K)を算出し、この算出結果
に応じて第i気筒の点火時期修正量dciを算出する処
理をする。
つまり、第i気筒の気筒の代表出力値(B)の検出が異
常になったときには、その気筒の代表値(B)を使用し
た制御を中止して、ノックの代表出力値(K)のみを使
用した点火時期制御に切換える。
これに対して、5TEP16でに≧KMINiでなけれ
ば、すなわち第i気筒のノックの代表出力値(K)の検
出に異常が発生したときには、5TEP21でフラグF
LGのビットbiを「1」にして、RAM12の所定の
アドレスに格納する。
つまり、第1気筒であれば、読出したフラグFLG(ビ
ットb3〜b。)とrooolJ との論理和(FLG
+OO01)をとることによってフラグFLGのビット
b。を「1」にする。
第2気筒であれば、読出したフラグFLG (ビットb
3〜bo)とro O10J との論理和(FLG+0
010)をとることによってフラグFLGのビットb1
を「1」にする。
第3気筒であれば、読出したフラグFLG (ビットb
3〜bo)とro 100Jとの論理和(FLG+01
00)をとることによってフラグFLGのビットb2を
「1」にする。
第4気筒であれば、読出したフラグFLG (ビットb
3−bo)とrlooOJとの論理和(FLG+100
0)をとることによってフラグFLGのビットb3を「
1」にする。
その後、5TEP22でフラグFLGがrl 111J
か否かをチェックして、すべての気筒についてノックの
代表出力値(K)の検出が異常か否かを判別する。
このとき、フラグFLGがrl 111Jでなければ、
すなわち1以上の気筒のノックの代表出力値(K)の検
出が正常であれば、5TEP23でその正常気筒中の最
も遅角している点火時期修正量Min(dci)を第i
気筒の点火時期修正量dciと決定する(dci←Mi
n (da t))。
つまり、ノックの代表出力値(K)の検出に異常が発生
したときには、その気筒の点火時期を、ノックの代表出
力値(K)の検出が正常な他の気筒の内の最もノッキン
グが起こり易い気筒、つまり点火が最も遅れている気筒
の点火時期に合わせる。
これに対して、 5TEP 22でフラグFLGが「1
111」であれば、すなわちすべての気筒のノックの代
表出力値(K)の検出が異常であ九ば。
5TEP24で第i気筒の点火時期の修正量dciを「
0」にする(dci←0)。
つまり、このときには、ノック限界に充分余裕をもって
設定されている基本点火時期に制御する。
次に、第8図における比(K/B)を使用したの点火時
期修正量算出処理(STEP L 9 )の詳細につい
て第9図を参照して説明する。
まず、同図における各略称の意味(既に説明したものを
除く)について説明しておく。
SL:ノッキングの有無を判定するための基準値である
KFLG:ノッキングの有無の判定に使用するフラグで
ある。
BCNT:ノックKFLGがリセットされた時からの点
火回数を示す値(以下では「カウント値BCNTJと称
す) KCNT :ノックKFLGがセットされた時からの点
火回数を示す値(以下では「カウント値KCNTJ と
称す) なお、KFLG、KCNT、BCNTは各気筒の修正量
決定処理毎に個別的に設けられる。
先ず、5TEP31で前述した非ノツク時の振動エネル
ギ相関値であるJiBとノック時の振動エネルギ相関値
である量にとの比(K/B値)を算出して、量Bに基づ
いて量Kを正規化するに/B算出処理をする。
そして、5TEP32で上述した処理によって算出した
に/B値を基準値SLと比較して、K/B値>SLか否
かを判別して、ノッキングが発生したか否かを判定する
このとき、K/B値>SLであれば、すなわちノックが
発生していれば、後述する5TEP43に移行する。
これに対して、K/B値>SLでなければ、すなわちに
/B値≦SLであって、ノッキングが発生していなけれ
ば、5TEP33で後述する5TEP44でノッキング
の発生時にセットする(「1」にする)フラグKFLG
が「0」か否かを判別する。
このとき、フラグKFLGがrOJであれば、すなわち
ノッキングが発生していなければ、5TIEP34〜3
7でノッキングが発生した時からに/B値≦SLの状態
が20サイクル以上継続したときに点火時期を1度進角
する処理をする。
つまり、5TEP34でカウント値BCNTをインクリ
メント(+1)L、た後、 5TEP35でそのカウン
ト値BCNTが[20」を越えた(BCNT>20)か
否かを判別する。
このとき、BCNT>20でなければ、そのまま処理を
終了し、BCNT>20であれば、5TEP36で点火
時期の修正量dciをインクリメント(+1)して点火
時期を1度進角させた後、 、5TEP37でカウント
値BCNTをクリア(BCNT=0)して処理を終了す
る。
これに対して、フラグKFLGが「0」でなければ、す
なわち過去にノッキングが発生していれば、5TEP3
8〜42においてに/B値>SLになった時から20サ
イクル以上に/B値≦SLの状態が継続したときには、
非ノツクとするための処理をする。
つまり、 5TEP38でカウント値KCNTをインク
リメント(+1)した後、 5TEP39でカウント値
KCNTが「20」を越えた(KCNT>20.)か否
かを判別する。
このとき、KCNT>20でなければ、そのまま処理を
終了し、またKCNT>20であれば。
5TEP40でフラグKFLGをリセットした後。
5TEP41でカウント値KCNTをクリア(KCNT
=O)L、5TEP42でカウント値BCNTをクリア
して処理を終了する。
これに対して、5TEP32でに/B値>SLになった
とき、すなわちノックが発生したときには。
5TEP43でフラグKFLGが[0」か否かをチェッ
クして、最初のノッキング発生か否かを判別する。
このとき、フラグKFLGがrOJであれば、すなわち
最初のノッキングであれば、5TEP44でノックKF
LGをセット(KFLG=1)した後。
5TEP45でカウント値KCNTをクリアして処理を
終了する。゛ これに対して、フラグKFLGが「0」でなければ、す
なわち2回目以降のノッキングの発生であれば、5TE
P46で過去の点火回数が10回以内(KCNT≦10
)か否か、すなわちlOサイクル以内にに/B値>SL
になったか否かを判別する。
このとき、KCNT≦10でなければ、前述した5TE
P45を実行して処理を終了し、またKCNT≦10で
あれば、5TEP47で点火時期の修正量dciをデク
リメント(−1)して点火時期を1度遅角させた後、前
述した5TEP45を実行して処理を終了する。
このように、ここでは、ノックが発生したときには、そ
のノックの発生頻度を判定して、この頻度の判定結果に
基づいて点火時期の修正量を決定するようにしている。
なお、上記各5TEP36 、47における修正量dc
iについては、補正後の修正量dciが予め定めた値を
越えていないか否かの判定等をして。
修正量dciの値を制限することによって1点火時期が
所定値以上進角あるいは遅角しないようにすることもで
きる。
また、5TEP47でデ゛クリメン卜する遅角量は。
1/2度、174度というように1度に限るものではな
く、またに/B値の大きさ、すなわちノックの強度ない
し程度に応じた値にすることもできる。
次に、第8図における比(K/K)を使用した点火時期
修正量算出処理(STEP 20 )について第10図
を参照して説明する。
なお、この処理は、第S図に示す比(K/B)を使用し
た点火時期修正量算出処理とほぼ同様であるので、第9
図と同じ意味をもつ略称SL、KFLG、BCNT、K
CNTに対し各々「′」をつけて、SL’ 、KFLG
’ 、BCNT’ KCNT′とじ、また第9図の5T
EP31〜47に対して5TEP31’〜47′として
いる。
まず、5TEP31’で前述したノック時の振動エネル
ギ相関値である量にの平均値πとiKの比(K/π値)
を算出して、量にの平均値Kに基づいて量Kを正規化す
るに/π算出処理をする。なお、この5TEP31’で
量にの算出も同時に行っている。
この量にの平均値にの算出方法としては、例えば、量に
の移動平均値を ■=(1−β)K+βに ただしく0<β〈1) の演算をして求め、この値を平均値Rとする。
そして、5TEP32’で算出したに/π値を基準値S
/L’ と比較してに/に値>SLか否かを判別してノ
ッキングが発生したか否かを判定する。
以後は、第1S図で説明した比(K/B)を用いた点火
時期修正量算出処理と同様であるので説明を省略する。
次に、点火時期制御処理について第11図を参照して説
明する。
この処理は1例えばクランク角センサ3からの基準信号
S2が入力されたときにエントリイされて実行が開始さ
れる。
まず、5TEP61で、吸入空気量及び機関回転数等に
応じた基本点火時期りを決定する。なお、これはROM
IIに格納した例えば第12図に示すような特性値のテ
ーブルルックアップによって行なう。
そして、5TEP62〜68で、この決定した基本点火
時期り及び前述した処理によって決定した修正量dci
に基づいて、(70(D+dc i))の演算をして、
BTDC(D+d c’i)を基準信号S2の入力タイ
ミングからの角度に変換し、5TEP69でこの演算結
果を工1013の前述した進角値(ADV)レジスタに
セットする。
このように、この内燃機関の制御装置においては、燃焼
圧力振動の検出結果に基づいて検出した気筒の代表出力
値及びノックの代表出力値と、これ等の各代表出力値の
検出異常が否かの各判定結果とに基づいて点火時期を制
御する。
したがって気筒の代表出力値(B)の検出が異常になっ
たときは、気筒の代表出力値CB)とノックの代表出力
値(K)との比(K/B)を使用した点火時期制御に代
えてノックの代表出力値(K)のみを使用した点火時期
制御を行ない、またノックの代表出力値(K)の検出が
異常になったときは、その気筒のノックの代表出力値(
K)を使用した点火時期制御に代えてノックの代表出力
値(K)を使用した点火時期制御を行っている他の気筒
の点火時期に制御することができる。
それによって、一部の気筒についての気筒の代表出力値
の検出やノックの代表出力値の検出に異常が発生した場
合でも1発生トルクの減少、燃費の低下、排気温の上昇
、ノッキングの発生等の不都合を回避することができる
そして、この場合、上記実施例のようにノックの代表出
力値の検出が正常な気筒の内の点火時期が最も遅い気筒
に合せることによって、ノッキングの発生をおさえつつ
発生トルクの減少、燃費の低下、排気温の上昇等を最小
限に抑制することができる。
また、上記実施例のようにすべての気筒についてノック
の代表出力値の検出が異常になったときにも、ノック限
界に余裕をもって遅角側に設定している基本点火時期で
制御することによって、ノッキング発生を抑制してかつ
、発生トルクの減少。
燃費の低下、排気温の上昇等を抑制することができる。
なお、上記各実施例においては、筒内圧センサを点火プ
ラグに設けたが、所謂振動センサをシリンダブロックに
設ける構成等にすることもできる。
また、上記実施例では、各気筒毎に点火時期を制御する
例について述べたが、複数の気筒を1群として各気筒群
毎に点火時期を制御する場合にもこの発明を同様に実施
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、燃焼圧力振動
の検出結果に基づいて検出した気筒の代表出力値及びノ
ックの代表出力値とこれ等の各代表出力値の検出異常か
否かの判定結果とに基づいて点火時期を制御するように
したので、気筒の代表出力値の検出が異常になったとき
には、その気筒の代表出力値を使用した点火時期制御に
代えてノックの代表出力値のみを使用した点火時期制御
を行なったり、またノックの代表出力値の検出が異常に
なったときには、その気筒のノックの代表出力値を使用
した点火時期制御に代えて他の気筒等の点火時期に合せ
る制御をすることが可能になり、積分器の不調や筒内圧
(燃焼圧力振動)の検出信号に乗る異常振動分等による
各代表出力値の検出異常によるノッキングの発生を抑え
つつ発生トルクの減少、燃費の低下、排気温の上昇等の
不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロック図、第2図
はこの発明を実施した内燃機関の制御装置の構成を示す
ブロック図、 第3図は同じく筒内圧センサの一例を示す断面図及び平
面図、 第4図は同じく信号処理回路の一例を示すブロック図。 第5図は主制御回路が実行する積分器の積分動作制御処
理の説明に供するタイミングチャート図。 第6図はノックの代表出力値の検出異常判定の原理説明
に供する機関回転数・吸入空気量−量に特性を示す線図
。 第7図は主制御回路が実行する異常判定・点火時を示す
フロー図。 第S図は第8図における比(K/B)を使用した点火時
期修正量算出処理の一例を示すフロー図、 第10図は第8図における比(K/K)を使用した点火
時期修正量算出処理の一例を示すフロー図、 第11図は主制御回路が実行する点火制御処理の一例を
示すフロー図、 第12図は第11図の基本点火時期算出処理の説明に供
する機関回転数・吸入空気流量−進角値特性を示す線図
である。 1A〜ID・・・筒内圧センサ 2A〜2D・・・チャージアンプ 3・・・クランク角センサ  4・・・アイドルスイッ
チ5・・・コントロールユニット  7・・・信号処理
回路7C・・・整流器       7D・・・積分器
8・・・主制御回路      15・・・点火装置第
3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関の燃焼圧力振動の検出結果に基づいて点火
    時期を制御する内燃機関の制御装置において、前記機関
    の燃焼圧力振動を検出する燃焼圧力振動検出手段と、該
    燃焼圧力振動検出手段の検出結果に基づいて気筒の代表
    出力値及びノックの代表出力値を検出する代表出力検出
    手段と、該代表出力検出手段の検出結果に基づいて気筒
    の代表出力値の検出結果に異常が発生したか否かを判定
    する第1判定手段と、前記代表出力検出手段の結果に基
    づいてノックの代表出力値の検出に異常が発生したか否
    かを判定する第2判定手段と、前記代表出力検出手段の
    検出結果及び第1判定手段並びに第2判定手段の各判定
    結果に基づいて点火時期を制御する点火時期制御手段と
    を設けたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP19487985A 1985-09-05 1985-09-05 内燃機関の制御装置 Pending JPS6255464A (ja)

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