JPS6237921Y2 - - Google Patents
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- JPS6237921Y2 JPS6237921Y2 JP18189781U JP18189781U JPS6237921Y2 JP S6237921 Y2 JPS6237921 Y2 JP S6237921Y2 JP 18189781 U JP18189781 U JP 18189781U JP 18189781 U JP18189781 U JP 18189781U JP S6237921 Y2 JPS6237921 Y2 JP S6237921Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- support shaft
- teeth
- flexspline
- pistons
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- Expired
Links
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- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、組立てロボツト等に使用するのに好
適な液圧式の原動装置に関するものである。
適な液圧式の原動装置に関するものである。
例えば、組立てロボツトの関節部等に搭載され
る原動装置には、小形かつ軽量であること、
高い位置決め精度が得られること、回転速度を
巾広く変化させ得ること、安定した出力トルク
を発揮すること、高い応等性を有しているこ
と、サーボバルブ等とのマツチングが良いこと
回転装置の検出が容易に行なえること等の条件
を満足し得る性能を備えていることが要求され
る。
る原動装置には、小形かつ軽量であること、
高い位置決め精度が得られること、回転速度を
巾広く変化させ得ること、安定した出力トルク
を発揮すること、高い応等性を有しているこ
と、サーボバルブ等とのマツチングが良いこと
回転装置の検出が容易に行なえること等の条件
を満足し得る性能を備えていることが要求され
る。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、特称な液圧モータと、サーキユラ・スプ
ライン、フレクスプラインおよびウエーブジエネ
レータを有してなるハーモニツク減速機とを巧妙
に組合せることによつて、前述した要求に十分に
応えることができるようにした液圧式の原動装置
を提供するものである。
もので、特称な液圧モータと、サーキユラ・スプ
ライン、フレクスプラインおよびウエーブジエネ
レータを有してなるハーモニツク減速機とを巧妙
に組合せることによつて、前述した要求に十分に
応えることができるようにした液圧式の原動装置
を提供するものである。
すなわち、本考案は、液圧モータを、偏心部を
有した支軸と、この支軸の軸心回りに回転可能な
ケーシングと、このケーシングの内側に円周方向
に所要の間隔をあけて配設されその先端面を静圧
ベアリングを介して前記ケーシングの内周面に添
接させた複数のピストンと、前記支軸の偏心部に
回転可能に支持され前記ピストンの基端面側に前
記ケーシングの回転に供つて容積が増減する空間
を形成するシリンダブロツクと、容積が増大しつ
つある空間および容積が減小しつつある空間にそ
れぞれ連通する対をなす流体流通系路と、前記各
空間内の流体圧を対応する各静圧ベアリング部に
供給するための圧力導入路とを具備してなるもの
にし、前記支軸を前記サーキユラ・スプラインを
保持する支持部材に固着するとともに前記ケーシ
ングを前記フレクスプライン内に配設し、このケ
ーシングに前記ウエーブジエネレータを一体的に
設けたことを特徴とするものである。
有した支軸と、この支軸の軸心回りに回転可能な
ケーシングと、このケーシングの内側に円周方向
に所要の間隔をあけて配設されその先端面を静圧
ベアリングを介して前記ケーシングの内周面に添
接させた複数のピストンと、前記支軸の偏心部に
回転可能に支持され前記ピストンの基端面側に前
記ケーシングの回転に供つて容積が増減する空間
を形成するシリンダブロツクと、容積が増大しつ
つある空間および容積が減小しつつある空間にそ
れぞれ連通する対をなす流体流通系路と、前記各
空間内の流体圧を対応する各静圧ベアリング部に
供給するための圧力導入路とを具備してなるもの
にし、前記支軸を前記サーキユラ・スプラインを
保持する支持部材に固着するとともに前記ケーシ
ングを前記フレクスプライン内に配設し、このケ
ーシングに前記ウエーブジエネレータを一体的に
設けたことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
液圧モータ1の動力をハーモニツク減速機2を
介して出力するようにしている。
介して出力するようにしている。
液圧モータ1は、偏心部3aを有した支軸3
と、この支軸3の軸心01回りに回転可能なケー
シング4とを有している。ケーシング4は、前記
支軸3の偏心部3aを囲繞するカツプ状の本体部
4aと、この本体部4aの開口部を閉塞する蓋部
4bとからなるもので、前記支軸3の一端部は前
記蓋部4bを貫通してケーシング4外へ突出して
いる。また、前記ケーシング4の内周に奇数個の
平面部4c…を円周方向に等角間隔をあけて形成
している。そして、このケーシング4の内側の前
記各平面部4c…に対応する部位にそれぞれピス
トン5…を配設し、これら各ピストン5…の先端
面を静圧ベアリング6…を介して対応する平面部
4c…に添接させている。静圧ベアリング6は、
前記ピストン5の先端面を前記平面部4cに密着
するように平面状に形成するとともに、この先端
面に圧力ポケツト7を形成し、この圧力ポケツト
7内に流体圧を導入するようにしたものである。
また前記支軸3の偏心部3aにシリンダブロツク
8を回転可能に嵌着し、このシリンダブロツク8
によつて前記各ピストン5…の基端面側に前記ケ
ーシング4の回転に伴つて容積が増減する空間9
…を形成している。具体的に説明すれば、シリン
ダブロツク8には複数のシリンダ11…が円周方
向に等角間隔をあけて放射状に形成されている。
そしてこれら各シリンダ11…に前記各ピストン
5…がスライド自在に嵌合させてあり、これら各
ピストン5…の基端面と前記各シリンダ11…の
内面とによつて前記空間9…が形成されている。
なお、このシリンダブロツク8の端面にはピン1
2…が突設されており、このピン12…の先端部
を前記ケーシング4に設けたばか穴13…に遊嵌
させることによつて該シリンダブロツク8が前記
ケーシング4に対して一定回転角度以上自転しな
いようにしてある。すなわち、このシリンダブロ
ツク8は前記ケーシング4に追従して回転するよ
うになつている。また、前記ケーシング4内を前
記支軸3の軸心01と偏心部3aの軸心02とを
通る仮想分割線Pを境にして第1領域Aと第2領
域Bとに2分割し、前記第1領域A内を通過中の
前記空間9…を第1の流体流通系路14に連通さ
せるとともに第2領域B内を通過中の空間9を第
2の流体流通系路15に連通させている。第1の
流体流通系路14は、前記偏心部3aの外周面に
設けた第1領域A側の圧力ポケツト16を支軸3
の先端部に設けた第1の流出入口(図示せず)に
連通させるためのもので、前記支軸3内に形成さ
れている。また、第2の流体流通系路15は、前
記偏心部3aの外周面に設けた第2領域B側の圧
力ポケツト17を支軸3の先端部に設けた第2の
流出入口(図示せず)に連通させるためのもの
で、前記支軸3内に形成されている。また、前記
各ピストン5の軸心部には対応する空間9内の流
体圧を対応する静圧ベアリング6の圧力ポケツト
7内に導入するための圧力導入路18が設けてあ
る。
と、この支軸3の軸心01回りに回転可能なケー
シング4とを有している。ケーシング4は、前記
支軸3の偏心部3aを囲繞するカツプ状の本体部
4aと、この本体部4aの開口部を閉塞する蓋部
4bとからなるもので、前記支軸3の一端部は前
記蓋部4bを貫通してケーシング4外へ突出して
いる。また、前記ケーシング4の内周に奇数個の
平面部4c…を円周方向に等角間隔をあけて形成
している。そして、このケーシング4の内側の前
記各平面部4c…に対応する部位にそれぞれピス
トン5…を配設し、これら各ピストン5…の先端
面を静圧ベアリング6…を介して対応する平面部
4c…に添接させている。静圧ベアリング6は、
前記ピストン5の先端面を前記平面部4cに密着
するように平面状に形成するとともに、この先端
面に圧力ポケツト7を形成し、この圧力ポケツト
7内に流体圧を導入するようにしたものである。
また前記支軸3の偏心部3aにシリンダブロツク
8を回転可能に嵌着し、このシリンダブロツク8
によつて前記各ピストン5…の基端面側に前記ケ
ーシング4の回転に伴つて容積が増減する空間9
…を形成している。具体的に説明すれば、シリン
ダブロツク8には複数のシリンダ11…が円周方
向に等角間隔をあけて放射状に形成されている。
そしてこれら各シリンダ11…に前記各ピストン
5…がスライド自在に嵌合させてあり、これら各
ピストン5…の基端面と前記各シリンダ11…の
内面とによつて前記空間9…が形成されている。
なお、このシリンダブロツク8の端面にはピン1
2…が突設されており、このピン12…の先端部
を前記ケーシング4に設けたばか穴13…に遊嵌
させることによつて該シリンダブロツク8が前記
ケーシング4に対して一定回転角度以上自転しな
いようにしてある。すなわち、このシリンダブロ
ツク8は前記ケーシング4に追従して回転するよ
うになつている。また、前記ケーシング4内を前
記支軸3の軸心01と偏心部3aの軸心02とを
通る仮想分割線Pを境にして第1領域Aと第2領
域Bとに2分割し、前記第1領域A内を通過中の
前記空間9…を第1の流体流通系路14に連通さ
せるとともに第2領域B内を通過中の空間9を第
2の流体流通系路15に連通させている。第1の
流体流通系路14は、前記偏心部3aの外周面に
設けた第1領域A側の圧力ポケツト16を支軸3
の先端部に設けた第1の流出入口(図示せず)に
連通させるためのもので、前記支軸3内に形成さ
れている。また、第2の流体流通系路15は、前
記偏心部3aの外周面に設けた第2領域B側の圧
力ポケツト17を支軸3の先端部に設けた第2の
流出入口(図示せず)に連通させるためのもの
で、前記支軸3内に形成されている。また、前記
各ピストン5の軸心部には対応する空間9内の流
体圧を対応する静圧ベアリング6の圧力ポケツト
7内に導入するための圧力導入路18が設けてあ
る。
一方、ハーモニツク減速機2は、内周に内向歯
21…を有したリング状のサーキユラ・スプライ
ン22と、このサーキユラ・スプライン22の内
側に軸心を一致させて配設され開口端部外周に前
記内向歯21…とピツチが同一で数が若干少ない
外向歯23…を有した薄肉カツプ状のフレクスプ
ライン24と、このフレクスプライン24の開口
端部を横断面楕円状に弾性変形させてその長軸部
分において前記外向歯23…を前記内向歯21…
に噛合させるとともにその噛合位置a,bを逐次
円周方向に移動させるウエーブジエネレータ25
とを具備してなる。サーキユラ・スプライン22
はリング状の剛体であり、円板状の第1の支持部
材26と円筒状の第2の支持部材27との間に挟
持されてハウジング28を構成している。また、
フレクスプライン24は弾性変形良好な材料によ
り作られており、その底壁中心部には前記ハウジ
ング28にベアリング29,29を介して支承さ
れた出力軸31の基端が固着されている。また、
ウエーブジエネレータ25は、前記フレクスプラ
イン24の軸心回りに回転可能な楕円カム32を
フレキシブルなボールベアリング33を介して前
記フレクスプライン24の内周に嵌合させたもの
で、前記ボールベアリング33のアウターリング
33aは前記フレクスプライン24と共に弾性変
形し得るようになつている。
21…を有したリング状のサーキユラ・スプライ
ン22と、このサーキユラ・スプライン22の内
側に軸心を一致させて配設され開口端部外周に前
記内向歯21…とピツチが同一で数が若干少ない
外向歯23…を有した薄肉カツプ状のフレクスプ
ライン24と、このフレクスプライン24の開口
端部を横断面楕円状に弾性変形させてその長軸部
分において前記外向歯23…を前記内向歯21…
に噛合させるとともにその噛合位置a,bを逐次
円周方向に移動させるウエーブジエネレータ25
とを具備してなる。サーキユラ・スプライン22
はリング状の剛体であり、円板状の第1の支持部
材26と円筒状の第2の支持部材27との間に挟
持されてハウジング28を構成している。また、
フレクスプライン24は弾性変形良好な材料によ
り作られており、その底壁中心部には前記ハウジ
ング28にベアリング29,29を介して支承さ
れた出力軸31の基端が固着されている。また、
ウエーブジエネレータ25は、前記フレクスプラ
イン24の軸心回りに回転可能な楕円カム32を
フレキシブルなボールベアリング33を介して前
記フレクスプライン24の内周に嵌合させたもの
で、前記ボールベアリング33のアウターリング
33aは前記フレクスプライン24と共に弾性変
形し得るようになつている。
そして、前記液圧ポンプ1の支軸3を前記第1
の支持部材26の軸心部に固着するとともに該ポ
ンプ1のケーシング4を前記フレクスプライン2
4内に配設し、このケーシング4に前記ウエーブ
ジエネレータ25を一体的に設けている。すなわ
ち、このケーシング4の蓋部4bの外周に前記楕
円カム32を一体に形成している。
の支持部材26の軸心部に固着するとともに該ポ
ンプ1のケーシング4を前記フレクスプライン2
4内に配設し、このケーシング4に前記ウエーブ
ジエネレータ25を一体的に設けている。すなわ
ち、このケーシング4の蓋部4bの外周に前記楕
円カム32を一体に形成している。
なお、34は前記ウエーブジエネレータ25の
楕円カム32の回転数を検出するための検出器で
ある。この検出器34による回転数の検出にはイ
ンクリメンタル形とアブソリユート形の2種類が
考えられる。
楕円カム32の回転数を検出するための検出器で
ある。この検出器34による回転数の検出にはイ
ンクリメンタル形とアブソリユート形の2種類が
考えられる。
次いで、この原動装置の作用を説明する。ま
ず、高圧の流体を、例えば、第1の流体流通系路
14を通して第1領域Aに存在する空間9,9内
に供給すると、第1領域Aに存在する静圧ベアリ
ング6,6部に高い流体圧が導入され、これらの
流体圧によつて該液圧モータ1のケーシング4に
偏心部3aの軸心02を通り前記ケーシング4の
平面部4cに直交する力Fa,Fbが作用すること
になる。しかして、これらの力Fa,Fbの合力
Fabの作用線は前記軸心02を通り前記ケーシン
グ4の回転中心たる支軸3の軸心01からある距
離lだけ偏位することになる(第4図参照)。そ
の結果、前記ケーシング4には|Fab|×lなる
モーメントが働くこととなり、それによつて該ケ
ーシング4が矢印X方向に回転する。この場合、
第1領域Aに存在する空間9,9は前記ケーシン
グ4の回転に伴つて漸次容積が増大し、第2領域
Bに存在する空間99は漸次容積が縮小するた
め、高圧の流体は第1領域の流体流通系路14を
通して第1領域Aを通過中の空間9,9内に逐次
流入し、仕事をし終つた流体は第2領域Bを通過
中の空間9,9から第2の流体流通系路15を通
して逐次外部へ排出される。このようにして液圧
モータ1のケーシング4が、例えば、矢印X方向
に回転すると、それに伴つてウエーブジエネレー
タ25の楕円カム32が同じく矢印X方向に回転
し、フレクスプライン24の外向歯23…と、サ
ーキユラ・スプライン22の内向歯21…との噛
合位置a,bが矢印X方向に移動する。そうする
と、前記楕円カム32が1回転する毎に前記フレ
クスプライン24が前記内向歯21…と外向歯2
3…との歯数差だけ矢印Y方向に回転することと
なり、その回転が出力軸31を介してハウジング
28外へ取り出される。
ず、高圧の流体を、例えば、第1の流体流通系路
14を通して第1領域Aに存在する空間9,9内
に供給すると、第1領域Aに存在する静圧ベアリ
ング6,6部に高い流体圧が導入され、これらの
流体圧によつて該液圧モータ1のケーシング4に
偏心部3aの軸心02を通り前記ケーシング4の
平面部4cに直交する力Fa,Fbが作用すること
になる。しかして、これらの力Fa,Fbの合力
Fabの作用線は前記軸心02を通り前記ケーシン
グ4の回転中心たる支軸3の軸心01からある距
離lだけ偏位することになる(第4図参照)。そ
の結果、前記ケーシング4には|Fab|×lなる
モーメントが働くこととなり、それによつて該ケ
ーシング4が矢印X方向に回転する。この場合、
第1領域Aに存在する空間9,9は前記ケーシン
グ4の回転に伴つて漸次容積が増大し、第2領域
Bに存在する空間99は漸次容積が縮小するた
め、高圧の流体は第1領域の流体流通系路14を
通して第1領域Aを通過中の空間9,9内に逐次
流入し、仕事をし終つた流体は第2領域Bを通過
中の空間9,9から第2の流体流通系路15を通
して逐次外部へ排出される。このようにして液圧
モータ1のケーシング4が、例えば、矢印X方向
に回転すると、それに伴つてウエーブジエネレー
タ25の楕円カム32が同じく矢印X方向に回転
し、フレクスプライン24の外向歯23…と、サ
ーキユラ・スプライン22の内向歯21…との噛
合位置a,bが矢印X方向に移動する。そうする
と、前記楕円カム32が1回転する毎に前記フレ
クスプライン24が前記内向歯21…と外向歯2
3…との歯数差だけ矢印Y方向に回転することと
なり、その回転が出力軸31を介してハウジング
28外へ取り出される。
しかして、このようなものであれば、第1、第
2の流体流通系路14,15に供給する圧力流体
の方向および流量を制御することによつて、所望
の回転力を出力軸31から取出すことができるわ
けであるが、本原動装置では固定された支軸3に
対して回転する液圧モータ1のケーシング4をハ
ーモニツク減速機2のフレクスプライン24内に
配設しこのケーシング4にウエーブジエネレータ
25を一体的に設けているので、空間の有効利用
を図つて装置の大幅なコンパクト化を促進するこ
とができるとともに、部品点数の削減により装置
の軽量化を促すことができるという効果が得られ
る。
2の流体流通系路14,15に供給する圧力流体
の方向および流量を制御することによつて、所望
の回転力を出力軸31から取出すことができるわ
けであるが、本原動装置では固定された支軸3に
対して回転する液圧モータ1のケーシング4をハ
ーモニツク減速機2のフレクスプライン24内に
配設しこのケーシング4にウエーブジエネレータ
25を一体的に設けているので、空間の有効利用
を図つて装置の大幅なコンパクト化を促進するこ
とができるとともに、部品点数の削減により装置
の軽量化を促すことができるという効果が得られ
る。
また、前記のような構成の液圧モータ1は小形
の割に出力トルクが高いため、この面からも装置
の小形軽量化を図ることが可能である。しかもか
る液圧モータ1では、ピストン5…に倒れモーメ
ントが働かないため、流出入口圧が共に高圧でそ
の差が少ない場合においても高い機械効率を保つ
ことができる。また、同様にピストン5…に倒れ
モーメントが働かないため、支軸3の偏心部3a
とシリンダブロツク8との間にシールを目的とし
た適切な液圧バランスが得られることとなり低速
時においても高い容積効率が保証される。それに
加えて、本液圧モータ1は、主要コンポーネント
が回転中心に対してほぼバランスして配置されて
おり、他の形式の液圧モータのように偏心シヤフ
トのようなものが回転することがないので高速回
転も可能である。例えば、理論押し除け容積を10
c.c./rev程度とした場合、本液圧モータ1では
10/3000rpmと約300倍の広い範囲で速度変換が
できる。一方、ハーモニツク減速機2は高い機械
効率と出力トルクを誇り、負荷からのねじれに対
して高い位置決め精度を有している。したがつ
て、前記のような構成の液圧モータ1とハーモニ
ツク減速機2とを組合せた場合、高い位置決め精
度を有し、回転速度を巾広く変化させることがで
き、常に安定した高い出力トルクを発揮させるこ
とができる等、前述した諸条件をことごとく満足
させ得る優れた特性が得られる。
の割に出力トルクが高いため、この面からも装置
の小形軽量化を図ることが可能である。しかもか
る液圧モータ1では、ピストン5…に倒れモーメ
ントが働かないため、流出入口圧が共に高圧でそ
の差が少ない場合においても高い機械効率を保つ
ことができる。また、同様にピストン5…に倒れ
モーメントが働かないため、支軸3の偏心部3a
とシリンダブロツク8との間にシールを目的とし
た適切な液圧バランスが得られることとなり低速
時においても高い容積効率が保証される。それに
加えて、本液圧モータ1は、主要コンポーネント
が回転中心に対してほぼバランスして配置されて
おり、他の形式の液圧モータのように偏心シヤフ
トのようなものが回転することがないので高速回
転も可能である。例えば、理論押し除け容積を10
c.c./rev程度とした場合、本液圧モータ1では
10/3000rpmと約300倍の広い範囲で速度変換が
できる。一方、ハーモニツク減速機2は高い機械
効率と出力トルクを誇り、負荷からのねじれに対
して高い位置決め精度を有している。したがつ
て、前記のような構成の液圧モータ1とハーモニ
ツク減速機2とを組合せた場合、高い位置決め精
度を有し、回転速度を巾広く変化させることがで
き、常に安定した高い出力トルクを発揮させるこ
とができる等、前述した諸条件をことごとく満足
させ得る優れた特性が得られる。
そのため、本考案によれば、組立てロボツトや
小量多機種形製品の汎用加工装置等に組込むのに
好適な原動装置、すなわち、巾広い速度変換範囲
(数百倍)と高い出力トルクを有しているためサ
ーボ制御に最適であり、しかも、小形化並びに軽
量化が容易な原動装置を提供できるものである。
小量多機種形製品の汎用加工装置等に組込むのに
好適な原動装置、すなわち、巾広い速度変換範囲
(数百倍)と高い出力トルクを有しているためサ
ーボ制御に最適であり、しかも、小形化並びに軽
量化が容易な原動装置を提供できるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図における−線断面図、第3図は第
1図における−線断面図、第4図は作用説明
図である。 1……液圧モータ、2……ハーモニツク減速
機、3……支軸、3a……偏心部、4……ケーシ
ング、5……ピフトン、6……静圧ベアリング、
8……シリンダブロツク、9……空間、14,1
5……流体流通系路、18……圧力導入路、21
……内向歯、22……サーキユラ・スプライン、
23……外向歯、24……フレクスプライン、2
5……ウエーブジエネレータ、26……支持部
材。
図は第1図における−線断面図、第3図は第
1図における−線断面図、第4図は作用説明
図である。 1……液圧モータ、2……ハーモニツク減速
機、3……支軸、3a……偏心部、4……ケーシ
ング、5……ピフトン、6……静圧ベアリング、
8……シリンダブロツク、9……空間、14,1
5……流体流通系路、18……圧力導入路、21
……内向歯、22……サーキユラ・スプライン、
23……外向歯、24……フレクスプライン、2
5……ウエーブジエネレータ、26……支持部
材。
Claims (1)
- 液圧モータの動力を、内向歯を有したリング状
のサーキユラ・スプラインと、外向歯を有した薄
肉カツプ状のフレクスプラインと、このフレクス
プラインを横断面楕円状に弾性変形させてその長
軸部分において前記外向歯を前記内向歯に噛合さ
せるとともにその噛合位置を逐次円周方向に移動
させるウエーブジエネレータとを有してなるハー
モニツク減速機を介して出力するようにした原動
装置であつて、前記液圧モータを、偏心部を有し
た支軸と、この支軸の軸心回りに回転可能なケー
シングと、このケーシングの内側に円周方向に所
要の間隔をあけて配設されその先端面を静圧ベア
リングを介して前記ケーシングの内周面に添接さ
せた複数のピストンと、前記支軸の偏心部に回転
可能に支持され前記ピストンの基端面側に前記ケ
ーシングの回転に伴つて容積が増減する空間を形
成するシリンダブロツクと、容積が増大しつつあ
る空間および容積が減小しつつある空間にそれぞ
れ連通する対をなす流体流通系路と、前記各空間
内の流体圧を対応する各静圧ベアリング部に供給
するための圧力導入路とを具備してなるものに
し、前記支軸を前記サーキユラ・スプラインを保
持する支持部材に固着するとともに前記ケーシン
グを前記フレクスプライン内に配記し、このケー
シングに前記ウエーブジエネレータを一体的に設
けたことを特徴とする原動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18189781U JPS5886401U (ja) | 1981-12-06 | 1981-12-06 | 原動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18189781U JPS5886401U (ja) | 1981-12-06 | 1981-12-06 | 原動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5886401U JPS5886401U (ja) | 1983-06-11 |
JPS6237921Y2 true JPS6237921Y2 (ja) | 1987-09-28 |
Family
ID=29979786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18189781U Granted JPS5886401U (ja) | 1981-12-06 | 1981-12-06 | 原動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5886401U (ja) |
-
1981
- 1981-12-06 JP JP18189781U patent/JPS5886401U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5886401U (ja) | 1983-06-11 |
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