JPS6235607Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6235607Y2 JPS6235607Y2 JP1980128706U JP12870680U JPS6235607Y2 JP S6235607 Y2 JPS6235607 Y2 JP S6235607Y2 JP 1980128706 U JP1980128706 U JP 1980128706U JP 12870680 U JP12870680 U JP 12870680U JP S6235607 Y2 JPS6235607 Y2 JP S6235607Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- box
- heat
- insulating
- external
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば自動車の空気調和装置のクー
リングボツクスなどの空気調和装置用ボツクスに
関する。
リングボツクスなどの空気調和装置用ボツクスに
関する。
従来、この種のボツクスは、第1図及び第2図
に示すように凸処5に穴6を形成した鋼板からな
る外部筐体1内側に、発泡スチロールからなる遮
音保温板3を張設した上部ケースAと、鋼板から
なる外部筐体2内側に遮音保温板4を張設した下
部ケースBとを係合させた構造になつている。
に示すように凸処5に穴6を形成した鋼板からな
る外部筐体1内側に、発泡スチロールからなる遮
音保温板3を張設した上部ケースAと、鋼板から
なる外部筐体2内側に遮音保温板4を張設した下
部ケースBとを係合させた構造になつている。
しかし、上記クーリングボツクスは、単に外部
筐体1,2内部に遮音保温板3,4を張設しただ
けの係合ボツクスであるため、時折このクーリン
グボツクスを通して外部雑音、特にエンジン音が
車室内まで伝達されることがあり、また、鋼板か
らなる外部筐体1,2自体が面共振を起こし外部
雑音を増幅し、それに保温効果も充分でないこと
から、快適な車室内環境を得ることは困難であ
り、しかも、クーリングボツクスの強度も信頼で
きる充分なものではなかつた。
筐体1,2内部に遮音保温板3,4を張設しただ
けの係合ボツクスであるため、時折このクーリン
グボツクスを通して外部雑音、特にエンジン音が
車室内まで伝達されることがあり、また、鋼板か
らなる外部筐体1,2自体が面共振を起こし外部
雑音を増幅し、それに保温効果も充分でないこと
から、快適な車室内環境を得ることは困難であ
り、しかも、クーリングボツクスの強度も信頼で
きる充分なものではなかつた。
本考案は、叙上に鑑みてなされたもので、充分
な遮音及び保温を図ることによつて快適な車室内
環境が得られ、しかも強度も充分信頼できる空気
調和装置用ボツクスを提供することを目的とする
ものである。
な遮音及び保温を図ることによつて快適な車室内
環境が得られ、しかも強度も充分信頼できる空気
調和装置用ボツクスを提供することを目的とする
ものである。
本考案に係る空気調和装置用ボツクスは、内側
に空間部を介して遮音保温板を配した二つの外部
筐体を係合して成る空気調和装置用ボツクスに於
て、遮音保温板の両端に断面L字状部を設け、二
つの外部筐体を係合した時に上記断面L字状部同
士が密着するように構成したものである。
に空間部を介して遮音保温板を配した二つの外部
筐体を係合して成る空気調和装置用ボツクスに於
て、遮音保温板の両端に断面L字状部を設け、二
つの外部筐体を係合した時に上記断面L字状部同
士が密着するように構成したものである。
本考案に於ては、二つの外部筐体に係合した時
に遮音保温板の両端に設けた断面L字状部同士が
密着して、遮音保温板音板同士による接合部を確
実に閉鎖し、この接合部から音が外部に漏れない
ようにする。
に遮音保温板の両端に設けた断面L字状部同士が
密着して、遮音保温板音板同士による接合部を確
実に閉鎖し、この接合部から音が外部に漏れない
ようにする。
以下、図面に基づいて本考案の代表的な実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例のクーリングボツク
スを示し、本考案に係るクーリングボツクスは、
外部形状がほぼ第1図に示すと、同様な形状を呈
しており、外部筐体を凹凸面11を有する外部筐
体7とし、その外部筐体7内側に遮音保温板8を
張設した上部ケースCと、凹凸面13を有する他
の外部筐体9の内側に遮音保温板10を張設した
下部ケースDとを係合させた係合ボツクスであ
る。
スを示し、本考案に係るクーリングボツクスは、
外部形状がほぼ第1図に示すと、同様な形状を呈
しており、外部筐体を凹凸面11を有する外部筐
体7とし、その外部筐体7内側に遮音保温板8を
張設した上部ケースCと、凹凸面13を有する他
の外部筐体9の内側に遮音保温板10を張設した
下部ケースDとを係合させた係合ボツクスであ
る。
前記上部ケースCは、鋼板をプレス加工等によ
り成形した凹凸面11を有する外部筐体7の内側
に、発泡スチロール等よりなる遮音・保温性に富
んだ遮音保温板8を張設してあり、ケース外側に
はU字状溝11aを有し、ケース内側には外部筐
体7の凹凸面11の内面と張設した遮音保温板8
により形成された空間部12を設けている。一
方、下部ケースDは、同様に鋼板をプレス加工等
により成形した凹凸面13を有する外部筐体9の
内側に、発泡スチロール等よりなる遮音・保温性
に富んだ遮音保温板10を張設してあり、ケース
外側にはU字状溝13aを有し、ケース内側には
外部筐体9の凹凸面13の内面と張設した遮音保
温板10により形成された空間部14を設けてい
る。前記両上・下部ケースC,Dは係合して一つ
のクーリングボツクスを構成している。そして、
クーリングボツクスの外部筐体7及び9の凹凸面
11及び13による面共振吸収作用により外部雑
音の増幅を防ぎ、遮音保温板8及び10と空間部
12及び14による遮音作用により外部雑音の透
過音を防ぎ、クーリングボツクスから車室内への
外部雑音、特にエンジン音の伝達を完全に防止し
ている。しかも、遮音保温板8,10と空間部1
2,14による保温作用によつて冷却効果が増大
され、従つて雑音の少ない所定の気温の快適な車
室内環境が得られる。また外部筐体7,9に凹凸
部11,13を設けることによる強化構造によつ
て、安価にして信頼できる強靭なクーリングボツ
クスが得られる。
り成形した凹凸面11を有する外部筐体7の内側
に、発泡スチロール等よりなる遮音・保温性に富
んだ遮音保温板8を張設してあり、ケース外側に
はU字状溝11aを有し、ケース内側には外部筐
体7の凹凸面11の内面と張設した遮音保温板8
により形成された空間部12を設けている。一
方、下部ケースDは、同様に鋼板をプレス加工等
により成形した凹凸面13を有する外部筐体9の
内側に、発泡スチロール等よりなる遮音・保温性
に富んだ遮音保温板10を張設してあり、ケース
外側にはU字状溝13aを有し、ケース内側には
外部筐体9の凹凸面13の内面と張設した遮音保
温板10により形成された空間部14を設けてい
る。前記両上・下部ケースC,Dは係合して一つ
のクーリングボツクスを構成している。そして、
クーリングボツクスの外部筐体7及び9の凹凸面
11及び13による面共振吸収作用により外部雑
音の増幅を防ぎ、遮音保温板8及び10と空間部
12及び14による遮音作用により外部雑音の透
過音を防ぎ、クーリングボツクスから車室内への
外部雑音、特にエンジン音の伝達を完全に防止し
ている。しかも、遮音保温板8,10と空間部1
2,14による保温作用によつて冷却効果が増大
され、従つて雑音の少ない所定の気温の快適な車
室内環境が得られる。また外部筐体7,9に凹凸
部11,13を設けることによる強化構造によつ
て、安価にして信頼できる強靭なクーリングボツ
クスが得られる。
第4図乃至第6図は上部ケースCと下部ケース
Dとの間の気密性の向上を図つた各部の係合構造
を示したもので、第4図は係合着脱部15を示
し、外部筐体7の内側に配設した両端に断面L字
状部16を設けた遮音保温板8の断面L字状部1
6と、断面L字状部17を設けた遮音保温板10
の断面L字状部17とを密着させると共に、一方
の断面L字状部17を延長して係合着脱部15の
係合掛け部18を覆つてこの部分における気密性
を図つている。第5図はクーリングボツクスの係
合固定部19を、第6図は他の係合固定部19を
それぞれ示したもので、第5図はボルトナツト2
0の締付けによつて遮音保温板8の断面L字状部
16と遮音保温板10の断面L字状部17とを圧
接密着させて気密性を図つたものであり、第6図
は遮音保温板8の断面L字状部16の端面に凹部
21を形成し、遮音保温板10の断面L字状部1
7の端面の凸部22を形成し、前記凹部21と凸
部22を密着させて気密性を図つたもので、上記
いずれの係合着脱部15及び係合固定部19も充
分な気密性を保たれ、良好な遮音効果及び保温効
果が得られる。
Dとの間の気密性の向上を図つた各部の係合構造
を示したもので、第4図は係合着脱部15を示
し、外部筐体7の内側に配設した両端に断面L字
状部16を設けた遮音保温板8の断面L字状部1
6と、断面L字状部17を設けた遮音保温板10
の断面L字状部17とを密着させると共に、一方
の断面L字状部17を延長して係合着脱部15の
係合掛け部18を覆つてこの部分における気密性
を図つている。第5図はクーリングボツクスの係
合固定部19を、第6図は他の係合固定部19を
それぞれ示したもので、第5図はボルトナツト2
0の締付けによつて遮音保温板8の断面L字状部
16と遮音保温板10の断面L字状部17とを圧
接密着させて気密性を図つたものであり、第6図
は遮音保温板8の断面L字状部16の端面に凹部
21を形成し、遮音保温板10の断面L字状部1
7の端面の凸部22を形成し、前記凹部21と凸
部22を密着させて気密性を図つたもので、上記
いずれの係合着脱部15及び係合固定部19も充
分な気密性を保たれ、良好な遮音効果及び保温効
果が得られる。
本考案空気調和装置用ボツクスは、主としてエ
ンジンルーム内に設けるが、トランクルームその
他の部分に設けることは何等差し支えない。ま
た、クーリングボツクスに限らず、その他の空気
調和装置用ボツクスに利用できることは言うまで
もない。
ンジンルーム内に設けるが、トランクルームその
他の部分に設けることは何等差し支えない。ま
た、クーリングボツクスに限らず、その他の空気
調和装置用ボツクスに利用できることは言うまで
もない。
以上の如く、本考案によれば、内側に空間部を
介して遮音保温板を配した二つの外部筐体を係合
して成る空気調和装置用ボツクスに於て、遮音保
温板の両端に断面L字状部を設け、二つの外部筐
体を係合した時に上記断面L字状部同士が密着す
るように構成したものであるから、遮音保温板同
士の接合部からの音の漏れが防止される。しか
も、遮音保温板及び空間部による保温作用により
充分な保温が維持でき、従つて清閑で且つ所望の
温度の快適な車室となりうる。その上凹凸面によ
る外部筐体の強度強化によつて信頼でき強靭なボ
ツクスとなり得るのである。
介して遮音保温板を配した二つの外部筐体を係合
して成る空気調和装置用ボツクスに於て、遮音保
温板の両端に断面L字状部を設け、二つの外部筐
体を係合した時に上記断面L字状部同士が密着す
るように構成したものであるから、遮音保温板同
士の接合部からの音の漏れが防止される。しか
も、遮音保温板及び空間部による保温作用により
充分な保温が維持でき、従つて清閑で且つ所望の
温度の快適な車室となりうる。その上凹凸面によ
る外部筐体の強度強化によつて信頼でき強靭なボ
ツクスとなり得るのである。
第1図は従来の空気調和装置用ボツクスの斜視
図、第2図は第1図のY−Y視拡大断面図、第3
図は本考案の一実施例の空気調和装置用ボツクス
の断面図、第4図は第3図の係合着脱部の拡大断
面図、第5図は第3図の係合固定部の拡大断面
図、第6図は第3図の係合固定部の他の拡大断面
図である。 1,2,7,9……外部筐体、3,4,8,1
0……遮音保温板、11,13……凹凸面、1
2,14……空間部、15……係合着脱部、1
6,17……断面L字状部、19……係合固定
部、A,B,C,D……ケース。
図、第2図は第1図のY−Y視拡大断面図、第3
図は本考案の一実施例の空気調和装置用ボツクス
の断面図、第4図は第3図の係合着脱部の拡大断
面図、第5図は第3図の係合固定部の拡大断面
図、第6図は第3図の係合固定部の他の拡大断面
図である。 1,2,7,9……外部筐体、3,4,8,1
0……遮音保温板、11,13……凹凸面、1
2,14……空間部、15……係合着脱部、1
6,17……断面L字状部、19……係合固定
部、A,B,C,D……ケース。
Claims (1)
- 内側に空間部を介して遮音保温板を配した二つ
の外部筐体を係合して成る空気調和装置用ボツク
スに於て、遮音保温板の両端に断面L字状部を設
け、二つの外部筐体を係合した時に上記断面L字
状部同士が密着するように構成したことを特徴と
する空気調和装置用ボツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980128706U JPS6235607Y2 (ja) | 1980-09-10 | 1980-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980128706U JPS6235607Y2 (ja) | 1980-09-10 | 1980-09-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5752309U JPS5752309U (ja) | 1982-03-26 |
JPS6235607Y2 true JPS6235607Y2 (ja) | 1987-09-10 |
Family
ID=29489076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980128706U Expired JPS6235607Y2 (ja) | 1980-09-10 | 1980-09-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6235607Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4551986A (en) * | 1984-10-17 | 1985-11-12 | Westinghouse Electric Corp. | Transport refrigeration unit |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819054Y2 (ja) * | 1979-12-29 | 1983-04-19 | 河西工業株式会社 | 自動車用空調機器のハウジング構造 |
-
1980
- 1980-09-10 JP JP1980128706U patent/JPS6235607Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5752309U (ja) | 1982-03-26 |
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