JPS6233378B2 - - Google Patents
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- JPS6233378B2 JPS6233378B2 JP3150979A JP3150979A JPS6233378B2 JP S6233378 B2 JPS6233378 B2 JP S6233378B2 JP 3150979 A JP3150979 A JP 3150979A JP 3150979 A JP3150979 A JP 3150979A JP S6233378 B2 JPS6233378 B2 JP S6233378B2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建築、構築物の外壁、例えばモルタル
壁、鋼板からなる角波、板材からなる板張等の既
存外壁を短期間に、より美しく、かつ断熱性、耐
結露性、省エネルギー、居住性の向上を図つて改
修する工法に関するものである。
壁、鋼板からなる角波、板材からなる板張等の既
存外壁を短期間に、より美しく、かつ断熱性、耐
結露性、省エネルギー、居住性の向上を図つて改
修する工法に関するものである。
建築、構築物における外壁において、例えばセ
メントモルタル壁は経年変化によつて、亀裂(ク
ラツク)、剥落が広範囲に亘るときは、外壁を除
去して再度塗布しなければならなかつた。この作
業は、多くの日数と工数とを要し、かつ柱、下地
板に損傷を与える不都合があつた。また、工事期
間中に、雨風が屋内に入らないように、テント、
その他の仮設工事を行う必要があり、経費がかさ
み、また、あまりひどいときは居住を中止しなけ
ればならない等の不利があつた。さらに、省エネ
ルギーの関係から従前の外壁は断熱構造に欠ける
ため居住性に劣り、その上、冷暖房費もかさむ等
の欠点があつた。しかも、従来の外壁にこの種断
熱構造を施すとなると、内壁と外壁の空間に断熱
材を充填する方法が知られている。しかし、この
場合、事実上は壁全体を解体しなければならず、
相当の費用と工数を要し、かつモルタル壁自体に
通気性があるため断熱材が劣化したり、結露が発
生する不利があつた。また、モルタル壁は表面が
凹凸状に形成されているため、剛性のある外装材
を直接に施工すると、新規壁の化粧面に下地の悪
影響を受け、美観を損ねる欠点があつた。さら
に、従前の外装材を施工した際はその連結部裏面
に結露水の発生が問題となつていた。
メントモルタル壁は経年変化によつて、亀裂(ク
ラツク)、剥落が広範囲に亘るときは、外壁を除
去して再度塗布しなければならなかつた。この作
業は、多くの日数と工数とを要し、かつ柱、下地
板に損傷を与える不都合があつた。また、工事期
間中に、雨風が屋内に入らないように、テント、
その他の仮設工事を行う必要があり、経費がかさ
み、また、あまりひどいときは居住を中止しなけ
ればならない等の不利があつた。さらに、省エネ
ルギーの関係から従前の外壁は断熱構造に欠ける
ため居住性に劣り、その上、冷暖房費もかさむ等
の欠点があつた。しかも、従来の外壁にこの種断
熱構造を施すとなると、内壁と外壁の空間に断熱
材を充填する方法が知られている。しかし、この
場合、事実上は壁全体を解体しなければならず、
相当の費用と工数を要し、かつモルタル壁自体に
通気性があるため断熱材が劣化したり、結露が発
生する不利があつた。また、モルタル壁は表面が
凹凸状に形成されているため、剛性のある外装材
を直接に施工すると、新規壁の化粧面に下地の悪
影響を受け、美観を損ねる欠点があつた。さら
に、従前の外装材を施工した際はその連結部裏面
に結露水の発生が問題となつていた。
本発明はこのような欠点、不利を除去すると共
に、居住性、断熱性、意匠性、耐久性とコストダ
ウン、施工期間を大幅に短縮し、かつ結露の発生
を阻止した外壁の改修工法を提供するものであ
る。
に、居住性、断熱性、意匠性、耐久性とコストダ
ウン、施工期間を大幅に短縮し、かつ結露の発生
を阻止した外壁の改修工法を提供するものであ
る。
以下に図面を用いて本発明に係る外壁改修工法
の一実施例について詳細に説明する。第1図は本
発明に係る外壁改修工法により形成された外壁で
あり、1は既存外壁で、例えばセメントモルタル
壁であり、セメントモルタル層2とラス3と防水
層4と木ずり板5と主柱または間柱の主体6から
構成されているものである。7は下地材で断熱
板、下地材、緩衝材、補強材と防湿層、あるいは
吸湿材として働き、その構造は第2図に示すよう
に硬質基材8と、断熱材9とその裏面に貼着した
シート状物10と、硬質基材8の表面に装着した
防水シート11とを一体に複合した板体であり、
その大きさは約20〜50mm(厚さH)×900mm(幅
W)×1800mm(長さL)を標準とするものであ
る。勿論、この大きさに限定されるものでないこ
とは言うまでもない。さらに説明すると、上記下
地材7の硬質基材8は主に補強材として機能する
ものであり、その具体例としてはベニヤ板等の合
板、石コウボード、木毛セメント板、スレート板
等の1種からなるものである。また、断熱材9と
しては合成樹脂発泡体からなり、この発泡体は少
なくとも0.5〜3mm程度の圧縮性があることが望
ましい。具体的な一例を示せば、ポリウレタンフ
オーム(軟、硬質)、ポリイソシアヌレートフオ
ーム、ポリスチレンフオーム、フエノールフオー
ム、ユリアフオーム、ポリエチレンフオーム、塩
化ビニルフオーム等である。なお、硬質基材8と
断熱材9の一体化には硬質基材8に接着剤を介し
て一体化するか、上記断熱材9の原料を現場発泡
的に吐出し、その自己接着性を利用して合成樹脂
発泡層の形成と同時に一体に形成するかのいずれ
かである。なお、断熱材9は硬質基材8の表面、
または裏面を全面的に覆うように設ける。また、
シート状物10は主に防水材、または吸湿材およ
び断熱材の極部に荷重が付加されるのを阻止する
機能を有する。また、シート状物10は断熱材9
を保護すると共に、下地材7をサンドイツチ構造
としてより強度を向上するものである。しかも、
副次的には防水性(非透湿性も含む)、吸水性に
よる結露防止、熱輻射により断熱性の向上を図る
等の少なくとも1つの機能を有するものである。
上記シート状物10の素材としてはアスフアルト
フエルト、タールフエルト、クラフト紙、アスベ
スト紙、またはこれらに合成樹脂フイルム、金属
箔等(輻射効果もある)の一種または二種以上を
ラミネートしたシート状物10、もしくは必要に
より防水処理を施したもの等である。11は防水
シートで硬質基材8より大きい寸法で、かつ相隣
る2辺がΔlだけ突出した重合片11aを有する
ものであり、硬質基材8上に貼着、ステープルに
よる固定等のいずれかにより一体に装着するもの
である。特に、重合片11aは下地材7を既存外
壁1上に固定した際の目地部を被覆し、外部から
の雨水の内部への漏洩を防止すると共に、後記す
るサイデイング材12の連結部における防水、結
露防止にも役立つものである。なお、下地材7の
既存外壁1に対する固定は釘、ネジ等の固着具A
を介してシート状物10を既存外壁1に当接して
固定するものである。この場合、3.03m2が2枚の
下地材7で被覆される。所謂、従前の木ずり板の
下地と異なり施工性が高能率となるものである。
12はサイデイング材で金属系、窯業系のいずれ
か1種からなり、その構造は金属系のサイデイン
グ材において、金属薄板材からなる表面材13に
芯材14を充填し、芯材14の裏面にシート状物
15を張設、もしくは貼着したものである。さら
に説明すると、表面材13は雄型連結部16と雌
型連結部17と化粧面18等から形成されるもの
である。また、芯材14は合成樹脂発泡体(例え
ばポリウレタンフオーム、ポリイソシアヌレート
フオーム、フエノールフオーム、エポキシフオー
ム、ポリエチレンフオーム、これらフオームにパ
ーライト、硼砂等を添加したフオーム)、ロツク
ウール、セルロース系断熱材、グラスウールの1
種からなるものである。また、シート状物10と
しては調湿性のあるクラフト紙、段ボール、防水
性のあるアスフアルトフエルト、合成樹脂フイル
ムの1種からなるものである。なお、具体的な形
状は第3図a〜jに示すような金属系サイデイン
グ材とj図に示すような窯業系のサイデイング材
を示すものである。
の一実施例について詳細に説明する。第1図は本
発明に係る外壁改修工法により形成された外壁で
あり、1は既存外壁で、例えばセメントモルタル
壁であり、セメントモルタル層2とラス3と防水
層4と木ずり板5と主柱または間柱の主体6から
構成されているものである。7は下地材で断熱
板、下地材、緩衝材、補強材と防湿層、あるいは
吸湿材として働き、その構造は第2図に示すよう
に硬質基材8と、断熱材9とその裏面に貼着した
シート状物10と、硬質基材8の表面に装着した
防水シート11とを一体に複合した板体であり、
その大きさは約20〜50mm(厚さH)×900mm(幅
W)×1800mm(長さL)を標準とするものであ
る。勿論、この大きさに限定されるものでないこ
とは言うまでもない。さらに説明すると、上記下
地材7の硬質基材8は主に補強材として機能する
ものであり、その具体例としてはベニヤ板等の合
板、石コウボード、木毛セメント板、スレート板
等の1種からなるものである。また、断熱材9と
しては合成樹脂発泡体からなり、この発泡体は少
なくとも0.5〜3mm程度の圧縮性があることが望
ましい。具体的な一例を示せば、ポリウレタンフ
オーム(軟、硬質)、ポリイソシアヌレートフオ
ーム、ポリスチレンフオーム、フエノールフオー
ム、ユリアフオーム、ポリエチレンフオーム、塩
化ビニルフオーム等である。なお、硬質基材8と
断熱材9の一体化には硬質基材8に接着剤を介し
て一体化するか、上記断熱材9の原料を現場発泡
的に吐出し、その自己接着性を利用して合成樹脂
発泡層の形成と同時に一体に形成するかのいずれ
かである。なお、断熱材9は硬質基材8の表面、
または裏面を全面的に覆うように設ける。また、
シート状物10は主に防水材、または吸湿材およ
び断熱材の極部に荷重が付加されるのを阻止する
機能を有する。また、シート状物10は断熱材9
を保護すると共に、下地材7をサンドイツチ構造
としてより強度を向上するものである。しかも、
副次的には防水性(非透湿性も含む)、吸水性に
よる結露防止、熱輻射により断熱性の向上を図る
等の少なくとも1つの機能を有するものである。
上記シート状物10の素材としてはアスフアルト
フエルト、タールフエルト、クラフト紙、アスベ
スト紙、またはこれらに合成樹脂フイルム、金属
箔等(輻射効果もある)の一種または二種以上を
ラミネートしたシート状物10、もしくは必要に
より防水処理を施したもの等である。11は防水
シートで硬質基材8より大きい寸法で、かつ相隣
る2辺がΔlだけ突出した重合片11aを有する
ものであり、硬質基材8上に貼着、ステープルに
よる固定等のいずれかにより一体に装着するもの
である。特に、重合片11aは下地材7を既存外
壁1上に固定した際の目地部を被覆し、外部から
の雨水の内部への漏洩を防止すると共に、後記す
るサイデイング材12の連結部における防水、結
露防止にも役立つものである。なお、下地材7の
既存外壁1に対する固定は釘、ネジ等の固着具A
を介してシート状物10を既存外壁1に当接して
固定するものである。この場合、3.03m2が2枚の
下地材7で被覆される。所謂、従前の木ずり板の
下地と異なり施工性が高能率となるものである。
12はサイデイング材で金属系、窯業系のいずれ
か1種からなり、その構造は金属系のサイデイン
グ材において、金属薄板材からなる表面材13に
芯材14を充填し、芯材14の裏面にシート状物
15を張設、もしくは貼着したものである。さら
に説明すると、表面材13は雄型連結部16と雌
型連結部17と化粧面18等から形成されるもの
である。また、芯材14は合成樹脂発泡体(例え
ばポリウレタンフオーム、ポリイソシアヌレート
フオーム、フエノールフオーム、エポキシフオー
ム、ポリエチレンフオーム、これらフオームにパ
ーライト、硼砂等を添加したフオーム)、ロツク
ウール、セルロース系断熱材、グラスウールの1
種からなるものである。また、シート状物10と
しては調湿性のあるクラフト紙、段ボール、防水
性のあるアスフアルトフエルト、合成樹脂フイル
ムの1種からなるものである。なお、具体的な形
状は第3図a〜jに示すような金属系サイデイン
グ材とj図に示すような窯業系のサイデイング材
を示すものである。
次に本発明に係る外壁改修工法について説明す
ると、まず第1図に示すような断面の新規外壁B
をモルタル壁からなる既存外壁1上に形成するた
めに、第2図に示す下地材7、第3図aに示す金
属サイデイング材を用いると仮定する。なお、既
存外壁1のセメントモルタル層2は厚さ25mm、下
地材7の板厚21mm、硬質基材8は9mmの合板、断
熱材10は密度30Kg/m3、板厚16mmのポリウレタ
ンフオーム、サイデイング材12としては商品
名、真壁(表面材13は0.27mm厚のカラー鋼板、
芯材14は上記と同じ仕様のポリウレタンフオー
ム、シート状物15はクラフト紙にアルミニウム
箔をラミネートしたものからなる総厚み15mmのサ
ンドイツチ構造でアイジー工業(株)社製)を用いる
と仮定する。そこで、既存外壁1上に下地材7の
シート状物10面を当接して敷設固定し、固定具
Aを用いて固設する。特に、シート状物10面を
既存外壁1に当接したのは、室内、外の空気、湿
気の透過を防止することと、既存外壁1からの衝
撃、振動を断熱材9のクツシヨン性で抑制するこ
と、新規外壁Bの化粧面が平坦となるように機能
するものである。次に、下地材7の表面、所謂硬
質基材8側の防水シート11にサイデイング材1
2を縦張り状に固定具Aを介して既存外壁1の主
体6に固定し、新規外壁Bを構成するものであ
る。そこで、この既存外壁1とこの既存外壁1を
下地とし新規外壁Bを形成した壁との熱貫流率を
比較すると、前者が0.02kcal/m2h℃であるのに
対し、後者は0.54kcal/m2h℃であり、その断熱
性能差が顕著に解るものである。
ると、まず第1図に示すような断面の新規外壁B
をモルタル壁からなる既存外壁1上に形成するた
めに、第2図に示す下地材7、第3図aに示す金
属サイデイング材を用いると仮定する。なお、既
存外壁1のセメントモルタル層2は厚さ25mm、下
地材7の板厚21mm、硬質基材8は9mmの合板、断
熱材10は密度30Kg/m3、板厚16mmのポリウレタ
ンフオーム、サイデイング材12としては商品
名、真壁(表面材13は0.27mm厚のカラー鋼板、
芯材14は上記と同じ仕様のポリウレタンフオー
ム、シート状物15はクラフト紙にアルミニウム
箔をラミネートしたものからなる総厚み15mmのサ
ンドイツチ構造でアイジー工業(株)社製)を用いる
と仮定する。そこで、既存外壁1上に下地材7の
シート状物10面を当接して敷設固定し、固定具
Aを用いて固設する。特に、シート状物10面を
既存外壁1に当接したのは、室内、外の空気、湿
気の透過を防止することと、既存外壁1からの衝
撃、振動を断熱材9のクツシヨン性で抑制するこ
と、新規外壁Bの化粧面が平坦となるように機能
するものである。次に、下地材7の表面、所謂硬
質基材8側の防水シート11にサイデイング材1
2を縦張り状に固定具Aを介して既存外壁1の主
体6に固定し、新規外壁Bを構成するものであ
る。そこで、この既存外壁1とこの既存外壁1を
下地とし新規外壁Bを形成した壁との熱貫流率を
比較すると、前者が0.02kcal/m2h℃であるのに
対し、後者は0.54kcal/m2h℃であり、その断熱
性能差が顕著に解るものである。
以上、説明したのは本発明に係る外壁改修工法
の一実施例にすぎず、第4図aに示すようにセメ
ントモルタル壁の代りに既存の角波2a上に前記
と同様の工法を施したり、b図に示すように板体
の下見板2b上に第1図に示したような改修工法
を施すこともできる。さらに下地材7の装着法と
しては第5図a,bに示すように固設することも
できる。
の一実施例にすぎず、第4図aに示すようにセメ
ントモルタル壁の代りに既存の角波2a上に前記
と同様の工法を施したり、b図に示すように板体
の下見板2b上に第1図に示したような改修工法
を施すこともできる。さらに下地材7の装着法と
しては第5図a,bに示すように固設することも
できる。
上述したように本発明に係る外壁改修工法によ
れば、既存の外壁を解体することもなくかつ既存
の外壁の凹凸面に追従した断熱材を利用して面一
の仕上り面を形成できる特徴がある。また簡単に
施工できるため施工期間が短く、かつ熟練を必要
とせずに改修できる利点がある。さらに超高断熱
性と防水性が得られるため熱貫流率が前記したよ
うに大幅に改善できる。さらに、室内、外の空
気、湿気の透過が下地材と防水シートによつて遮
断されているため、結露の発生がなく硬質基材シ
ート状物を劣化したり、腐食することがないもの
である。また躯体に地震があつても新規外壁の破
損等がないし、さらに既存外壁の種類に関係なく
新規外壁を形成できる。等の特徴がある。
れば、既存の外壁を解体することもなくかつ既存
の外壁の凹凸面に追従した断熱材を利用して面一
の仕上り面を形成できる特徴がある。また簡単に
施工できるため施工期間が短く、かつ熟練を必要
とせずに改修できる利点がある。さらに超高断熱
性と防水性が得られるため熱貫流率が前記したよ
うに大幅に改善できる。さらに、室内、外の空
気、湿気の透過が下地材と防水シートによつて遮
断されているため、結露の発生がなく硬質基材シ
ート状物を劣化したり、腐食することがないもの
である。また躯体に地震があつても新規外壁の破
損等がないし、さらに既存外壁の種類に関係なく
新規外壁を形成できる。等の特徴がある。
第1図は本発明に係る外壁改修工法の一実施例
を示す縦断面図、第2図、および第3図a〜jは
本発明の実施に供する下地材とサイデイング材の
一例を示す斜視図と説明図、第4図a,bはその
他の実施例を示す縦断面図および斜視図、第5図
a,bは本発明に使用する下地材の装着例を示す
説明図である。 1…既存外壁、7…下地材、12…サイデイン
グ材、B…新規外壁。
を示す縦断面図、第2図、および第3図a〜jは
本発明の実施に供する下地材とサイデイング材の
一例を示す斜視図と説明図、第4図a,bはその
他の実施例を示す縦断面図および斜視図、第5図
a,bは本発明に使用する下地材の装着例を示す
説明図である。 1…既存外壁、7…下地材、12…サイデイン
グ材、B…新規外壁。
Claims (1)
- 1 建築、構築物のモルタル壁、鋼板、板張等の
既存外壁上に対し、断熱複合板構造の下地材を隙
間なく敷設固定すると共に、該下地材上に雄、雌
型連結構造のサイデイング材を施工してなり、ま
た下地材は硬質基材とシート状物間に合成樹脂発
泡体からなる断熱材を一体に形成すると共に、硬
質基材上に相隣る2辺より突出する重合片を有す
る防水シートを装着し、かつ上記下地材のシート
状物を既存外壁表面に当接するように固定したこ
とを特徴とする外壁改修工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3150979A JPS55122960A (en) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | Repair of outer wall |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3150979A JPS55122960A (en) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | Repair of outer wall |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55122960A JPS55122960A (en) | 1980-09-22 |
JPS6233378B2 true JPS6233378B2 (ja) | 1987-07-21 |
Family
ID=12333179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3150979A Granted JPS55122960A (en) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | Repair of outer wall |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55122960A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124754A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-02-03 | 株式会社アイジー技術研究所 | 内、外壁改修構造 |
JPS6124755A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-02-03 | 株式会社アイジー技術研究所 | 内・外壁改修構造 |
JPS6124756A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-02-03 | 株式会社アイジー技術研究所 | 外壁改修構造 |
JPS6124757A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-02-03 | 株式会社アイジー技術研究所 | 外壁改修構造 |
JPS6198859A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-17 | 株式会社アイジー技術研究所 | 外壁改修工法 |
JPH0781378B2 (ja) * | 1986-11-17 | 1995-08-30 | 株式会社アイジー技術研究所 | 既存コンクリート系外壁の改修構造 |
JPH03115659A (ja) * | 1990-09-13 | 1991-05-16 | Ig Tech Res Inc | 内、外壁改修構造 |
-
1979
- 1979-03-15 JP JP3150979A patent/JPS55122960A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55122960A (en) | 1980-09-22 |
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