JPS62280348A - Fe−Cr−Al系合金焼結体 - Google Patents
Fe−Cr−Al系合金焼結体Info
- Publication number
- JPS62280348A JPS62280348A JP12244186A JP12244186A JPS62280348A JP S62280348 A JPS62280348 A JP S62280348A JP 12244186 A JP12244186 A JP 12244186A JP 12244186 A JP12244186 A JP 12244186A JP S62280348 A JPS62280348 A JP S62280348A
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- JP
- Japan
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- sintered body
- alloy
- less
- resistance
- alloy sintered
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、家電製品および工業炉用発熱体や電気機器用
精密抵抗線に有用な高電気抵抗のFe−Cr−Al系合
金焼結体に関するものである。
精密抵抗線に有用な高電気抵抗のFe−Cr−Al系合
金焼結体に関するものである。
F e−Cr−A I蓄電熱体は、 JIS C252
0で2種類が規定されており、固有抵抗値の大きいFC
旧で代表的組成Cr : 23−26(%)、Al :
、4−6(%)、体積抵抗率135〜149μΩ・口
が示されている。
0で2種類が規定されており、固有抵抗値の大きいFC
旧で代表的組成Cr : 23−26(%)、Al :
、4−6(%)、体積抵抗率135〜149μΩ・口
が示されている。
通常、Fe−Cr−Al系電熱線及び帯は大気、真空も
しくは特殊雰囲気中で溶解したのち、造塊→熱間および
冷間加工により製造されている。
しくは特殊雰囲気中で溶解したのち、造塊→熱間および
冷間加工により製造されている。
しかし、本系統の合金は靭性が劣り、帯や線に加工し難
く、特にA1量が増すとその傾向は顕著になる。
く、特にA1量が増すとその傾向は顕著になる。
そのため、A1含有量を高めると高い電気抵抗が得られ
ることが、理論的にはわかっていたが、固有抵抗150
μΩ・■以上の材料が工業製品としてほとんど実用化さ
れるに到らなかった。
ることが、理論的にはわかっていたが、固有抵抗150
μΩ・■以上の材料が工業製品としてほとんど実用化さ
れるに到らなかった。
上記のように高抵抗F e−Cr−A I系合金の抵抗
体を溶製材から鍛造、圧延で製造することは、材料が脆
いため非常に難しいという欠点があった。
体を溶製材から鍛造、圧延で製造することは、材料が脆
いため非常に難しいという欠点があった。
そこで合金粉末を製作し、それをキャンニングする方法
で抵抗体を製造する方法を検討した。
で抵抗体を製造する方法を検討した。
合金粉末を製造する方法としては、一般に水アトマイズ
法や窒素ガスアトマイズ法がよく知られているが1本合
金をこの製法で製造すると、キャンニング→熱間静水圧
後の加工でほとんどワレを発生してしまう。このワレは
粒子間界面の窒化物。
法や窒素ガスアトマイズ法がよく知られているが1本合
金をこの製法で製造すると、キャンニング→熱間静水圧
後の加工でほとんどワレを発生してしまう。このワレは
粒子間界面の窒化物。
酸化物が原因であることを究明し1合金粉末をより低酸
素、低窒素分圧中で製造し、キャンニング→熱間静水圧
加工→熱間圧延加工を試みたところ、合金のガス量をあ
る水準に押えると、圧延加工時ワレ発生なく行え、高抵
抗のFe−Cr−Al系合金焼結体が得られることが判
明した。
素、低窒素分圧中で製造し、キャンニング→熱間静水圧
加工→熱間圧延加工を試みたところ、合金のガス量をあ
る水準に押えると、圧延加工時ワレ発生なく行え、高抵
抗のFe−Cr−Al系合金焼結体が得られることが判
明した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、重量%でCr 20−35%、 At 5〜
12%。
12%。
00.02%以下、N 0.1〜03%以下を含有する
Fe−Cr−A1系合金で、固有抵抗が150μΩ・1
以上のFe−Cr−Al系合金焼結体である。
Fe−Cr−A1系合金で、固有抵抗が150μΩ・1
以上のFe−Cr−Al系合金焼結体である。
Cr、Alは高抵抗で、かつ電熱線のように高温で使用
する際、材料の耐酸化性を高めるために必要な元素であ
る。そして、Crが10%未満では耐酸化性の向上がな
く、3錦を越えるとシグマ相を形成し易く脆化するため
、Crの含有量を20〜35%に、またA1が5%未満
では高抵抗が得られず、12%を越えると最終製品であ
る焼結体が脆くなるためA1の含有量を5〜12%に限
定した。
する際、材料の耐酸化性を高めるために必要な元素であ
る。そして、Crが10%未満では耐酸化性の向上がな
く、3錦を越えるとシグマ相を形成し易く脆化するため
、Crの含有量を20〜35%に、またA1が5%未満
では高抵抗が得られず、12%を越えると最終製品であ
る焼結体が脆くなるためA1の含有量を5〜12%に限
定した。
Fe−Cr−Al系合金粉末を熱間静水圧加工したのち
、鍛造や圧延したときのワレは合金粉末の界面で発生す
る。その原因は明確ではないが、ワレ界面をEPMAで
分析するとNとOの富化が認められ、事実合金粉末の0
.1〜N量とワレ発生の相関をとると、0.1〜Hの低
いものはワレが発生しなくなる。
、鍛造や圧延したときのワレは合金粉末の界面で発生す
る。その原因は明確ではないが、ワレ界面をEPMAで
分析するとNとOの富化が認められ、事実合金粉末の0
.1〜N量とワレ発生の相関をとると、0.1〜Hの低
いものはワレが発生しなくなる。
○の含有量を0.02%以下およびNの含有量をo、o
3%以下と限定したのは、各種実験を行ったところ、こ
れ以下ならばワレが発生しない限界から求めたものであ
る。
3%以下と限定したのは、各種実験を行ったところ、こ
れ以下ならばワレが発生しない限界から求めたものであ
る。
Si、Mnをそれぞれ2%、1%以下としたのは、とも
に脱酸剤として効果があるほか、Siは電熱線を高温保
持したとき形成される酸化膜の成長速度を抑制する作用
があるからである。
に脱酸剤として効果があるほか、Siは電熱線を高温保
持したとき形成される酸化膜の成長速度を抑制する作用
があるからである。
また、Tiを0.1〜1%としたのは、Tiは酸化膜が
地金に密着する作用を高め、酸化膜が剥離して結果とし
て酸化増量が大きくなるのを防止する効果がある。その
作用が0.1%未満では効果がなく、1%を越えると、
材料の靭性が低下するため、Ti量を0.1〜1%とし
た。
地金に密着する作用を高め、酸化膜が剥離して結果とし
て酸化増量が大きくなるのを防止する効果がある。その
作用が0.1%未満では効果がなく、1%を越えると、
材料の靭性が低下するため、Ti量を0.1〜1%とし
た。
真空中で溶解したのち、不活性ガス中でガスアトマイズ
できる装置を利用して、表1に組成を示す合金粉末を各
3kgあて作製した。
できる装置を利用して、表1に組成を示す合金粉末を各
3kgあて作製した。
その後、肉厚2Iの軟鋼で作った30m厚X50+m幅
X200mm長さのケースに粉末を充填し室温で脱気し
たのち、脱気部パイプを圧接して気密封止した。次に、
これらケースを熱間静水圧(1100°C11000a
t、m)加工したのち、1100℃でケースごと4m厚
に熱間圧延を行い、外皮ケースを機械的に除去した。
X200mm長さのケースに粉末を充填し室温で脱気し
たのち、脱気部パイプを圧接して気密封止した。次に、
これらケースを熱間静水圧(1100°C11000a
t、m)加工したのち、1100℃でケースごと4m厚
に熱間圧延を行い、外皮ケースを機械的に除去した。
続いて、電気抵抗及び耐酸化テスト試験片を採取して特
性を調査すると同時に、熱間圧延材のワレ有無を調査し
た。
性を調査すると同時に、熱間圧延材のワレ有無を調査し
た。
各種特性の調査結果を第1表に示すが、耐酸化テストは
1nmtX20nn角に加工したのち1表面をエメリー
紙〃800で研磨し、大気中1000.1200℃で2
0日保持したのち、酸化増量を測定した。第1表には比
較材として溶製法で作製したJIS FC旧の特性も同
時に示す。
1nmtX20nn角に加工したのち1表面をエメリー
紙〃800で研磨し、大気中1000.1200℃で2
0日保持したのち、酸化増量を測定した。第1表には比
較材として溶製法で作製したJIS FC旧の特性も同
時に示す。
第1表に示すように、0.1〜Nをそれぞれ0.02.
0.03%以下の合金粉末焼結体はワレの発生がなく、
固有抵抗値が約170μΩ・国となり150μΩ・1以
上の特性が得られている。また1200℃のような高温
になると溶製材で得られるJIS FC旧より大幅に耐
酸化性も向上している。
0.03%以下の合金粉末焼結体はワレの発生がなく、
固有抵抗値が約170μΩ・国となり150μΩ・1以
上の特性が得られている。また1200℃のような高温
になると溶製材で得られるJIS FC旧より大幅に耐
酸化性も向上している。
(発明の効果〕
本発明によれば、従来溶製法では加工性が悪・いため、
固有抵抗150μΩ・■未満しか得られていなかったF
e−Cr−A I系電気抵抗材に対して、電気抵抗1
50μΩ・】以上でかつ高温での耐酸化性の優れた抵抗
体を提供することができる。
固有抵抗150μΩ・■未満しか得られていなかったF
e−Cr−A I系電気抵抗材に対して、電気抵抗1
50μΩ・】以上でかつ高温での耐酸化性の優れた抵抗
体を提供することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%でCr20−35%、Al5〜12%、酸素
0.02%以下、窒素0.03%以下を含有するFe−
Cr−Al系合金で、固有抵抗が150μΩ・cm以上
であることを特徴とするFe−Cr−Al系合金焼結体
。 2 Fe−Cr−Al系合金が重量%でCr20〜35
%、Al5〜12%、Si2%以下、Mn1%以下、T
i0.1〜1%以下、酸素0.02%以下、窒素0.0
3%以下、残部実質的にFeである特許請求の範囲第1
項記載のFe−Cr−Al系合金焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12244186A JPS62280348A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | Fe−Cr−Al系合金焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12244186A JPS62280348A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | Fe−Cr−Al系合金焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62280348A true JPS62280348A (ja) | 1987-12-05 |
Family
ID=14835921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12244186A Pending JPS62280348A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | Fe−Cr−Al系合金焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62280348A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02205659A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-15 | Daido Steel Co Ltd | 高電気抵抗材料およびその製造方法 |
JPH032356A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-08 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | 電気比抵抗値の温度係数の小さいFe―Cr―Al系合金よりなる電熱体用材料 |
JPH06128705A (ja) * | 1992-01-13 | 1994-05-10 | Kobe Steel Ltd | 耐酸化性に優れたヒータ材 |
WO2013047511A1 (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-04 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体 |
JP2016166423A (ja) * | 2016-04-13 | 2016-09-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP12244186A patent/JPS62280348A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02205659A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-15 | Daido Steel Co Ltd | 高電気抵抗材料およびその製造方法 |
JPH032356A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-08 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | 電気比抵抗値の温度係数の小さいFe―Cr―Al系合金よりなる電熱体用材料 |
JPH06128705A (ja) * | 1992-01-13 | 1994-05-10 | Kobe Steel Ltd | 耐酸化性に優れたヒータ材 |
WO2013047511A1 (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-04 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体 |
JP2013072115A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体 |
JP2016166423A (ja) * | 2016-04-13 | 2016-09-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体 |
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