JPS62259631A - 鍛伸加工における最適な金敷幅比の決定方法 - Google Patents
鍛伸加工における最適な金敷幅比の決定方法Info
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- JPS62259631A JPS62259631A JP10155986A JP10155986A JPS62259631A JP S62259631 A JPS62259631 A JP S62259631A JP 10155986 A JP10155986 A JP 10155986A JP 10155986 A JP10155986 A JP 10155986A JP S62259631 A JPS62259631 A JP S62259631A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、鍛伸加工により、内部組織の健全な大型鍛鋼
品を成形するに際し、最適な金敷幅比を決定する方法に
関する。
品を成形するに際し、最適な金敷幅比を決定する方法に
関する。
(従来の技術)
大型鋼塊の内部には空隙が存在するため、鍛伸加工によ
りこの内部空隙を圧着(閉鎖)して健全な組織にしなけ
ればならない。
りこの内部空隙を圧着(閉鎖)して健全な組織にしなけ
ればならない。
この鍛伸加工法として、例えば、■−■金敷鍛練法、温
間鍛造法、FM鍛造法などが知られている。
間鍛造法、FM鍛造法などが知られている。
しかし、従来の方法においては、内部品質を左右する内
部空隙の閉鎖条件が必ずしも明らがでなかったために、
据込と鍛伸加工を複数回組合せて大型鍛鋼品を製造して
いた(第1)図参照)。この結果、鍛造工程が冗長とな
るばかりでなく、ヒート数の増加によるエネルギー損失
やスケール損失が大きく、コスト増の要因となっていた
。また製造期間が長くなるために、受注から納入までの
製品納期が極めて長期にわたるものが少なくなかった。
部空隙の閉鎖条件が必ずしも明らがでなかったために、
据込と鍛伸加工を複数回組合せて大型鍛鋼品を製造して
いた(第1)図参照)。この結果、鍛造工程が冗長とな
るばかりでなく、ヒート数の増加によるエネルギー損失
やスケール損失が大きく、コスト増の要因となっていた
。また製造期間が長くなるために、受注から納入までの
製品納期が極めて長期にわたるものが少なくなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
上記従来の鍛伸加工法における問題点は、内部空隙の閉
鎖条件が必ずしも明らかでないことに起因している。
鎖条件が必ずしも明らかでないことに起因している。
この空隙の圧着(閉鎖)に大きな影響を及ぼす因子とし
て、鍛造材の横断面形状、金敷形状、及び金敷幅比が古
くから知られているが、未だ系統的に調査解析されてい
ない。
て、鍛造材の横断面形状、金敷形状、及び金敷幅比が古
くから知られているが、未だ系統的に調査解析されてい
ない。
そこで、本発明は、上記因子の内、金敷幅比に関するも
のであり、内部空隙の閉鎖条件を、鍛伸加工条件との関
係において明示することにより、内部品質を確保するに
必要な最適金敷幅比を求め、もって、最短の鍛伸方法を
見出す手法を提示することを目的とする。
のであり、内部空隙の閉鎖条件を、鍛伸加工条件との関
係において明示することにより、内部品質を確保するに
必要な最適金敷幅比を求め、もって、最短の鍛伸方法を
見出す手法を提示することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた
。即ち、本発明の特徴とするところは、圧縮率γで、か
つN回のバスで、高さHaO鋼塊を鍛伸加工する場合の
最適な上金敷幅比(W□/!Io)及び上金敷幅比(L
/1lo)を求める方法であって、eq Δεeq=c+ + 1 n (C4・Wu/Ho
) ・r−■Q;空隙閉鎖パラメータ PavH鋼塊中心部における平均の静水圧応力 びeq;相当応力 Δεeq;鋼塊中心部における平均の相当塑性ひずみ量 N;鍛伸パス回数 添字i;バスN。
。即ち、本発明の特徴とするところは、圧縮率γで、か
つN回のバスで、高さHaO鋼塊を鍛伸加工する場合の
最適な上金敷幅比(W□/!Io)及び上金敷幅比(L
/1lo)を求める方法であって、eq Δεeq=c+ + 1 n (C4・Wu/Ho
) ・r−■Q;空隙閉鎖パラメータ PavH鋼塊中心部における平均の静水圧応力 びeq;相当応力 Δεeq;鋼塊中心部における平均の相当塑性ひずみ量 N;鍛伸パス回数 添字i;バスN。
γ:圧縮率
Wu;上金敷幅
HL;上金敷幅
■o;鋼塊の高さ
C+ = ’ASCZ=2.37、C:l = 2A−
C4= 7.86Wu/Ho≧0.43 =−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・−■W L
/)io=0.8 −−−−−−−−−−−−−−−
−・−−−−−−−−■の条件式を用い、上記■、0式
の条件のもとで向/Ho s Wc /Hoが、■式
を満足する範囲内にあるよう、Wu/!to及び−、/
HOの値を求める点にある。
C4= 7.86Wu/Ho≧0.43 =−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・−■W L
/)io=0.8 −−−−−−−−−−−−−−−
−・−−−−−−−−■の条件式を用い、上記■、0式
の条件のもとで向/Ho s Wc /Hoが、■式
を満足する範囲内にあるよう、Wu/!to及び−、/
HOの値を求める点にある。
(作 用)
本発明は、第2図に示す如く、上金敷1と上金敷2間で
鋼塊3を鍛伸加工するものであり、該鍛伸加工に際して
、最適な上金敷幅比(Wu/1lo)及び上金敷幅比(
WL /+10)を求めるものである。ここで、戦、向
、Iloは、第2図に示す寸法を言う。
鋼塊3を鍛伸加工するものであり、該鍛伸加工に際して
、最適な上金敷幅比(Wu/1lo)及び上金敷幅比(
WL /+10)を求めるものである。ここで、戦、向
、Iloは、第2図に示す寸法を言う。
まず、本発明に用いる条件式につき説明する。
(1)内部空隙閉鎖条件式
鋼塊中の空隙が閉鎖するためには、局部的な静水圧応力
と相当ひずみが大きく関与している。そこで、本発明は
、この静水圧応力と相当ひずみの関係を求めることによ
り、最適加工条件を定めようとするものである。
と相当ひずみが大きく関与している。そこで、本発明は
、この静水圧応力と相当ひずみの関係を求めることによ
り、最適加工条件を定めようとするものである。
密度変化する材料、例えば、粉末焼結体の体積ひずみ速
度は次式で表わされる。
度は次式で表わされる。
ここで、dεV ;体積ひずみ増分
ρ;相対密度比(鍛造後の密度/真密度)p;静水圧応
力 feqH相当応力 dεeq;相当塑性ひずみ増分 a、 m、 n高材料パラメータ ρi 0上
式■の左辺は、初期密度比ρ1によって決まる材料条件
に依存する量であり、同右辺は、加工条件によって決ま
る応力負荷経路に依存する量である。
力 feqH相当応力 dεeq;相当塑性ひずみ増分 a、 m、 n高材料パラメータ ρi 0上
式■の左辺は、初期密度比ρ1によって決まる材料条件
に依存する量であり、同右辺は、加工条件によって決ま
る応力負荷経路に依存する量である。
いま、ρがρ、になった時、実質的に鍛鋼品の内部空隙
が閉鎖されたとすると、0式の左辺からρ r ρ。
が閉鎖されたとすると、0式の左辺からρ r ρ。
によって限界値Q、が求められる。
従って、■弐の右辺を、
とおくことにより、実質的に鍛鋼品の内部空隙が閉鎖さ
れることになる。即ち、加工条件によって決まる応力負
荷経路を、■弐に合致させることにより鍛鋼品の内部空
隙が閉鎖される。換言すれば、0式に合致する加工条件
により内部空隙が閉鎖される。ここで、Qを空隙閉鎖パ
ラメータと名付ける。
れることになる。即ち、加工条件によって決まる応力負
荷経路を、■弐に合致させることにより鍛鋼品の内部空
隙が閉鎖される。換言すれば、0式に合致する加工条件
により内部空隙が閉鎖される。ここで、Qを空隙閉鎖パ
ラメータと名付ける。
さて、0式を用いるためには、0式によりQ。
を求めなければならず、Qfを求めるには、材料パラメ
ータa+ IIl+ n+ 及び、内部空隙が閉鎖さ
れたとするρ、を求めなければならない。
ータa+ IIl+ n+ 及び、内部空隙が閉鎖さ
れたとするρ、を求めなければならない。
そこで、まず第3図に示す各鍛伸方式A、 B。
Cにつき理論解析により、各圧下率における相当ひずみ
εeqと、静水圧応力Pの関係を求め、0式の右辺によ
り各圧下率ごとに空隙閉鎖パラメータQを計算する。
εeqと、静水圧応力Pの関係を求め、0式の右辺によ
り各圧下率ごとに空隙閉鎖パラメータQを計算する。
次に、各鍛伸方式A、B、Cにおいて焼結体の圧下実験
を行ない、各圧下率における密度比ρを求める。
を行ない、各圧下率における密度比ρを求める。
このようにして理論解析により求めた空隙閉鎖パラメー
タQと、焼結体の実験により求めた密度比ρの関係を示
すと第4図及び第5図になる。
タQと、焼結体の実験により求めた密度比ρの関係を示
すと第4図及び第5図になる。
第4・5図から明らかなように、種々の鍛伸法及び圧下
率によっても、密度比ρと空隙閉鎖パラメータQの関係
は、はぼ一定に保たれていることがわかる。従って、第
4図及び第5図から、0式の左辺の材料パラメータa、
m、nを求めると、a −2,7m =0.5 n
=2.0となる。但し、ρ、 =0.85 (鋼塊中心
部の初期密度比)である。
率によっても、密度比ρと空隙閉鎖パラメータQの関係
は、はぼ一定に保たれていることがわかる。従って、第
4図及び第5図から、0式の左辺の材料パラメータa、
m、nを求めると、a −2,7m =0.5 n
=2.0となる。但し、ρ、 =0.85 (鋼塊中心
部の初期密度比)である。
次に、内部空隙が閉鎖されたときの相対密度比ρ、を求
める。
める。
内部空隙が閉鎖されたときとは、鍛鋼製品の内部欠陥を
超音波探傷した場合に、欠陥が検出されない状態をいう
。そこで、焼結体実験において残存する内部空隙の分布
を調査し、第6図の特性を得た。
超音波探傷した場合に、欠陥が検出されない状態をいう
。そこで、焼結体実験において残存する内部空隙の分布
を調査し、第6図の特性を得た。
第6図によれば、粒径が20μm以上の空隙の面積率は
、初期密度比0.85の時で0,09χあるが、加工の
進行につれて減少し、密度比0.97以上では0χとな
って、空隙は消滅する。超音波探傷では、20μm以上
の等傷欠陥が不良として検出されるため、上記実験の粒
径20μmの場合をもって判断すればよい。従って、本
発明においては、内部空隙が閉鎖されたときの相対密度
比ρ、を ρ、 =0.97・・・−・・−−−一−−−−−−−
−−−−〜−−−−−−−−一・・−・−・−・−・・
−・−[相]と定めた。
、初期密度比0.85の時で0,09χあるが、加工の
進行につれて減少し、密度比0.97以上では0χとな
って、空隙は消滅する。超音波探傷では、20μm以上
の等傷欠陥が不良として検出されるため、上記実験の粒
径20μmの場合をもって判断すればよい。従って、本
発明においては、内部空隙が閉鎖されたときの相対密度
比ρ、を ρ、 =0.97・・・−・・−−−一−−−−−−−
−−−−〜−−−−−−−−一・・−・−・−・−・・
−・−[相]と定めた。
従って、上記0式及び a =2.7 m =0.5
n=2.0 ρi =0.85 を0式に代入する
ことにより、 Qf # 0.16−・−・−・−−−−−一−・・
−・−・−・・−一−−−−−・−・・−・・−・−・
−■となるので、■弐より閉鎖条件式 %式% しかし、実際の鍛伸加工に応じて、0式により空隙閉鎖
パラメータQを算出するのは困難であるから、実用的に
次式で置きかえる。
n=2.0 ρi =0.85 を0式に代入する
ことにより、 Qf # 0.16−・−・−・−−−−−一−・・
−・−・−・・−一−−−−−・−・・−・・−・−・
−■となるので、■弐より閉鎖条件式 %式% しかし、実際の鍛伸加工に応じて、0式により空隙閉鎖
パラメータQを算出するのは困難であるから、実用的に
次式で置きかえる。
ここで、Nは鍛伸パス回数であり、全工程の中で内部空
隙の圧着を目的とするバスについて加算するものとする
。またPavは、iバスにおける加工ひずみΔεeqが
加えられる間の静水圧応力の平均値であり、それぞれ内
部空隙の最も密集しゃすい鋼塊中心部の値で評価される
。
隙の圧着を目的とするバスについて加算するものとする
。またPavは、iバスにおける加工ひずみΔεeqが
加えられる間の静水圧応力の平均値であり、それぞれ内
部空隙の最も密集しゃすい鋼塊中心部の値で評価される
。
以上を要約すれば、N回の鍛伸加工を行う場合、の条件
式を満足するような応力負荷経路をとる加工条件を選定
すれば、内部空隙が閉鎖され、健全な鍛鋼製品を得るこ
とができるのである。
式を満足するような応力負荷経路をとる加工条件を選定
すれば、内部空隙が閉鎖され、健全な鍛鋼製品を得るこ
とができるのである。
(II)閉鎖条件式■と加工条件の関係ところで、0式
は、理論解析または実験により計算できるが、実用上、
金敷寸法などの加工条件で評価できれば便利である。
は、理論解析または実験により計算できるが、実用上、
金敷寸法などの加工条件で評価できれば便利である。
そこで、本発明では、金敷幅比(Wu/l(o、 W
t/1lo)とPav/びeq 及びΔεeq と
の関係を調べた。その結果を第7図及び第8図に示す。
t/1lo)とPav/びeq 及びΔεeq と
の関係を調べた。その結果を第7図及び第8図に示す。
即ち、内部空隙の圧着に大きな影響を与える因子として
金敷幅比があることは前述した通りであるが、本発明に
おいては、系統的に、金敷幅比とPaν/(7eq、Δ
εeqの関係を調べ、第7・8図の結果を得たのである
。
金敷幅比があることは前述した通りであるが、本発明に
おいては、系統的に、金敷幅比とPaν/(7eq、Δ
εeqの関係を調べ、第7・8図の結果を得たのである
。
上記第7・8図より、次の関係式を求めた。
Pav
==c、 ’ i n(Cz ’ WL /HO)’
−−−−−’−”−”−’−■feq Δεeq=C3HIln (C4・Wu/Ho) ・r
−’−−−−■ここで、パラメータC+、Ct、C5
、C6は以下の値をもつ。
−−−−−’−”−”−’−■feq Δεeq=C3HIln (C4・Wu/Ho) ・r
−’−−−−■ここで、パラメータC+、Ct、C5
、C6は以下の値をもつ。
C+=Z
C2冨2.37
C:l−%
C4,=7.86
即ち、第7図より0式が導びがれ、第8図よりWu/J
ioが小さい場合を除いて0式が導びがれる。
ioが小さい場合を除いて0式が導びがれる。
以上のことより、閉鎖条件式■は、0式、0式を代入す
ることにより、金敷幅比(1)L/Ho、 Wu/Ho
)で評価することができる。
ることにより、金敷幅比(1)L/Ho、 Wu/Ho
)で評価することができる。
即ち、金敷幅比の最適な選定により内部空隙を有効に閉
鎖させることができるのである。
鎖させることができるのである。
(I[I)閉鎖条件式の適用範囲
更に、金敷幅比と鍛練効果とを調べた結果を第9図及び
第10図に示す。
第10図に示す。
即ち、金敷鍛造においては、鋼塊内部のひずみ分布、及
び応力分布は均一でなく、各部において相違する。そこ
で、金敷鍛造の応力、ひずみ分布の特徴を明らかにする
ため、相当ひずみの最大値およびピーク位置について調
べた。
び応力分布は均一でなく、各部において相違する。そこ
で、金敷鍛造の応力、ひずみ分布の特徴を明らかにする
ため、相当ひずみの最大値およびピーク位置について調
べた。
第9図は相当ひずみの最大値と上下金敷幅比の関係を示
している。Wu/loo = 0.3における相当ひず
みの最大値は上金敷幅比−L /Hoが0.8程度まで
急速に大きくなるが、Wt /lioが0.8以上にな
るとほとんど変化しなくなる。上金敷幅比Wu/H。
している。Wu/loo = 0.3における相当ひず
みの最大値は上金敷幅比−L /Hoが0.8程度まで
急速に大きくなるが、Wt /lioが0.8以上にな
るとほとんど変化しなくなる。上金敷幅比Wu/H。
=0.57の場合も同じ傾向である。
従って、第9図より、効率よく相当ひずみが与えられる
条件として、 Wt、 /llo≧0.8 −−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−■が得られる。
条件として、 Wt、 /llo≧0.8 −−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−■が得られる。
第10図は、相当ひずみのピーク位置に及ぼす上下金敷
幅比の影響を示す。ピーク位置は、上金敷幅比Wu/I
lo = 0.3の時に、’AHo、 0.57の時に
%ll。
幅比の影響を示す。ピーク位置は、上金敷幅比Wu/I
lo = 0.3の時に、’AHo、 0.57の時に
%ll。
と!’G1)oとの間、0.8の時に鋼塊中心部の’y
AHoとなる。即ち、上金敷幅比−u/Haが大きくな
るとピーク位置は内部空隙の密集する鋼塊中心部に移行
し、上金敷幅比にほとんど依存しない。このことから内
部空隙の密集する中心部に圧下効果が作用し始める条件
として、 Wu/llo ≧0.43 −−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−■が得られる。
AHoとなる。即ち、上金敷幅比−u/Haが大きくな
るとピーク位置は内部空隙の密集する鋼塊中心部に移行
し、上金敷幅比にほとんど依存しない。このことから内
部空隙の密集する中心部に圧下効果が作用し始める条件
として、 Wu/llo ≧0.43 −−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−■が得られる。
以上の■、■弐を用いることにより、鋼塊中心部におい
て、内部空隙を効率よく閉鎖させることができる。
て、内部空隙を効率よく閉鎖させることができる。
以上をまとめると、■、0式の条件のもとで、■、0式
を用いWu/Ho −、Wl /lioが0式を満足す
る範囲内にあるよう Wu/Ho及びWt /Hoの値
を求めることにより、効率よく内部空隙を閉鎖させるこ
とができるのである。
を用いWu/Ho −、Wl /lioが0式を満足す
る範囲内にあるよう Wu/Ho及びWt /Hoの値
を求めることにより、効率よく内部空隙を閉鎖させるこ
とができるのである。
以上の関係をグラフにしたのが第1図である。
この第1図は、例えば、バス回数N=4の場合、点々で
示す範囲において、WL/llo SWu/)toの値
を選定すればよいことを示している。第1図における原
点を通る45°の傾きの直線は、同直線の上側では、W
u< Wl、となり、金敷が不安定となるため、この範
囲を除くためのものである。理論的には、同直線の上側
の領域を選定してもよい。
示す範囲において、WL/llo SWu/)toの値
を選定すればよいことを示している。第1図における原
点を通る45°の傾きの直線は、同直線の上側では、W
u< Wl、となり、金敷が不安定となるため、この範
囲を除くためのものである。理論的には、同直線の上側
の領域を選定してもよい。
また、第1図より、N>6を採用することは無意味であ
ることが判かる。従って、内部空隙圧着を目的とした鍛
伸加工バスは、最大6回までである。
ることが判かる。従って、内部空隙圧着を目的とした鍛
伸加工バスは、最大6回までである。
(実施例)
本発明に係る0〜0式を用いて、上下金敷幅比(Wu/
Ho、 WL/)io)を求める。
Ho、 WL/)io)を求める。
実際の鍛伸加工において、鍛造材中心部に鍛練効果を及
ぼすためには、1回の圧下で与える圧縮率Tは、通常1
5%以上必要である。そこで、γ=0.15として、第
1図に示す上下金敷幅比とパス回数の関係よりバス回数
を決めれば、空隙圧着のために適正な上下金敷幅比を選
定できる。このようにして選定した一例を、表1に示す
。
ぼすためには、1回の圧下で与える圧縮率Tは、通常1
5%以上必要である。そこで、γ=0.15として、第
1図に示す上下金敷幅比とパス回数の関係よりバス回数
を決めれば、空隙圧着のために適正な上下金敷幅比を選
定できる。このようにして選定した一例を、表1に示す
。
表1 金敷幅比の組合せ例(圧縮率15χの場合)第1
)図に、従来例の工程と、本発明を適用した場合の鍛造
プロセスの相違を示す。本発明を適用することにより、
所定バス回数で確実な空隙圧着が得られる為、従来の第
5・6エ程を短縮することができる。これは、約15χ
の省エネルギーになる。
)図に、従来例の工程と、本発明を適用した場合の鍛造
プロセスの相違を示す。本発明を適用することにより、
所定バス回数で確実な空隙圧着が得られる為、従来の第
5・6エ程を短縮することができる。これは、約15χ
の省エネルギーになる。
(発明の効果)
本発明に基いて、鍛伸パススケジュールの設計を行うこ
とにより、内部品質を十分確保すると同時に、最も効率
的な鍛伸加工条件を選定できるので、省エネルギー、歩
留り向上と共に、据込工程の省略による工程短縮が可能
となり、コストダウン、糖量短縮に大きく貢献する。
とにより、内部品質を十分確保すると同時に、最も効率
的な鍛伸加工条件を選定できるので、省エネルギー、歩
留り向上と共に、据込工程の省略による工程短縮が可能
となり、コストダウン、糖量短縮に大きく貢献する。
第1図は本発明の条件式をグラフ化したものであり、上
下金敷幅比とパス回数の関係を示すグラス、第2図は本
発明に係る鍛伸加工を説明するための斜視図、第3図は
各種鍛伸加工方式を示す断面図、第4図及び第5図は各
種鍛伸方式による密度比と空隙閉鎖パラメータとの関係
を示すグラフ、。 第6図は空隙の密度比と面積率の関係を示すグラフ、第
7図は中心部の平均静水圧応力に及ぼす金敷幅比の影響
を示すグラフ、第8図は中心部の相当ひずみに及ぼす金
敷幅比の影響を示すグラフ、第9図は相当ひずみの最大
値に及ぼす金敷幅比の影響を示すグラフ、第10図は相
当ひずみ分布のピーク位置に及ボス金敷幅比の影響を示
すグラフ、第1)図は従来例の鍛造工程と本発明を適用
した場合の鍛造工程の比較図である。 1−・上金敷、2−・−上金敷、3・・−鋼塊(鍛造材
)。 特 許 出 願 人 株式会社 神戸製鋼所第7 図 第9 図 丁卒叡怖cb Wl/H。 第8図 第10図 −F小収’1)%化Wl / H0 手続主甫正書 1発) 昭和61年6月17日
下金敷幅比とパス回数の関係を示すグラス、第2図は本
発明に係る鍛伸加工を説明するための斜視図、第3図は
各種鍛伸加工方式を示す断面図、第4図及び第5図は各
種鍛伸方式による密度比と空隙閉鎖パラメータとの関係
を示すグラフ、。 第6図は空隙の密度比と面積率の関係を示すグラフ、第
7図は中心部の平均静水圧応力に及ぼす金敷幅比の影響
を示すグラフ、第8図は中心部の相当ひずみに及ぼす金
敷幅比の影響を示すグラフ、第9図は相当ひずみの最大
値に及ぼす金敷幅比の影響を示すグラフ、第10図は相
当ひずみ分布のピーク位置に及ボス金敷幅比の影響を示
すグラフ、第1)図は従来例の鍛造工程と本発明を適用
した場合の鍛造工程の比較図である。 1−・上金敷、2−・−上金敷、3・・−鋼塊(鍛造材
)。 特 許 出 願 人 株式会社 神戸製鋼所第7 図 第9 図 丁卒叡怖cb Wl/H。 第8図 第10図 −F小収’1)%化Wl / H0 手続主甫正書 1発) 昭和61年6月17日
Claims (1)
- (1)圧縮率γで、かつN回のパスで、高さHoの鋼塊
を鍛伸加工する場合の最適な上金敷幅比(W_U/H_
O)及び下金敷幅比(W_L/H_O)を求める方法で
あって、 Q=Σ^N_i_=_1(Pavi)/(σeqi)Δ
εeqi≧0.16・・・・・・・[1]但し、(Pa
v)/(σeq)=C_1・ln(C_2・W_L/H
o)・・・・・・・[2]Δεeq=C_3・ln(C
_4・W_U/H_O)・γ・・・・・・・[3]Q;
空隙閉鎖パラメータ Pav;鋼塊中心部における平均の静水圧応力 σeq;相当応力 Δεeq;鋼塊中心部における平均の相当塑性ひずみ量 N;鍛伸パス回数 添字i;パスNo γ;圧縮率 W_U;上金敷幅 W_L;下金敷幅 H_O;鋼塊の高さ C_1=1/3、C_2=2.37、C_3=2/3、
C_4=7.86W_U/H_O≧0.43・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・[4]W_L/H_O
=0.8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[
5]の条件式を用い、上記[4]、[5]式の条件のも
とでW_U/H_O、W_L/H_Oが、[1]式を満
足する範囲内にあるよう、W_U/H_O及びW_L/
H_Oの値を求めることを特徴とする鍛伸加工における
最適な金敷幅比の決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10155986A JPS62259631A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 鍛伸加工における最適な金敷幅比の決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10155986A JPS62259631A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 鍛伸加工における最適な金敷幅比の決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259631A true JPS62259631A (ja) | 1987-11-12 |
Family
ID=14303775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10155986A Pending JPS62259631A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 鍛伸加工における最適な金敷幅比の決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62259631A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102294425A (zh) * | 2011-08-22 | 2011-12-28 | 中原特钢股份有限公司 | 上宽砧下窄砧锻造装置及锻造方法 |
JP2016074034A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の鍛造方法およびその鍛造方法により得られる鋼材 |
JP2016078098A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の鍛造方法およびその鍛造方法により得られる鋼材 |
JP2019214065A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 日本製鉄株式会社 | 圧延設備 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP10155986A patent/JPS62259631A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102294425A (zh) * | 2011-08-22 | 2011-12-28 | 中原特钢股份有限公司 | 上宽砧下窄砧锻造装置及锻造方法 |
JP2016074034A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の鍛造方法およびその鍛造方法により得られる鋼材 |
JP2016078098A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の鍛造方法およびその鍛造方法により得られる鋼材 |
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