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JPS62247163A - 摺動絞り弁型気化器 - Google Patents

摺動絞り弁型気化器

Info

Publication number
JPS62247163A
JPS62247163A JP8246887A JP8246887A JPS62247163A JP S62247163 A JPS62247163 A JP S62247163A JP 8246887 A JP8246887 A JP 8246887A JP 8246887 A JP8246887 A JP 8246887A JP S62247163 A JPS62247163 A JP S62247163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle valve
intake
sliding throttle
carburetor
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8246887A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Arita
在田 勝到
Michio Tabata
田畑 道夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP8246887A priority Critical patent/JPS62247163A/ja
Publication of JPS62247163A publication Critical patent/JPS62247163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Landscapes

  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、吸気方向下流端が下向きとなるように水平面
に対して1頃斜した吸気道を存する気化器本体に、該吸
気道を横切って開閉すべく摺動可能にして摺動絞り弁が
配設される摺動絞り弁型気化器に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる摺動絞り弁型気化器は、スロットル操作に
機敏に応答してエンジンの低速域から高速域まで適切な
混合気を得ることができる気化器として、二輪自動車に
多く採用されているが、傾斜して搭載されたエンジンの
吸気ボートに吸気道をストレートに連結し、これによっ
て吸気抵抗の少ない高性能気化器とするために、たとえ
ば特開昭55−161948号公報で開示されるように
、気化器の吸気道を水平面に対して傾斜配置することが
ある。
(3)発明が解決しようとする問題点 上記摺動絞り弁型気化器では、摺動絞り弁が円筒状であ
るか、板状であるのが一般的であり、そのような形状の
摺動絞り弁では次のような問題がある。
すなわち円筒状の摺動絞り弁では、その直径が吸気道の
直径よりも大であることが要求されるので、吸気抵抗を
小さくしてさらに高性能化を図るべく吸気道長を短くし
ようとするには限界がある。
すなわち吸気道長を極力短縮すべく摺動絞り弁の直径を
吸気道のそれ゛に極く近づけると、摺動絞り弁と吸気道
内壁との摺動面積すなわちシール面積が極端に減少し、
それらの摺動面間のクリアランスを介して摺動絞り弁の
上流から下流側へと回り込む吸気流が発生し、摺動絞り
弁の開度に応じたベンチュリ負圧を燃料噴口に作用させ
ることができなくなる。かかる欠点は、高性能摺動絞り
弁型気化器を得ようとするときには大きな問題となる。
また板状の摺動絞り弁では、吸気道内壁とのシール面積
を必要量確保しつつ吸気道長を短くすることができるが
、摺動絞り弁の下端と吸気道底面との間で形成されるベ
ンチュリ部の吸気方向に沿う長さが極端に短くなる。こ
のためベンチュリ部に発生する負圧が不均一になり易く
、したがって燃料噴口に不均一なベンチュリ負圧が作用
することになり、適切な空燃比の混合気を供給すること
が困難になる。しかも摺動絞り弁に燃料計量針弁を保持
する際には、その燃料計量針弁を摺動絞り弁で直接保持
すくことが困難であり、特別の支持構造を付設しなけれ
ばならず、構成が複雑となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、上
記諸問題を解決した摺動絞り弁型気化器を提供すること
を目的とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、摺動絞り弁は、吸気方向に沿う長さを
、それと直交する方向の長さよりも小とした横断面矩形
の有底筒状に形成され、該摺動絞り弁の底部には燃料計
量針弁が保持される。
(2)  作用 上記構成によれば、摺動絞り弁および吸気道内壁間のシ
ール面積を比較的大として吸気流の回り込みを防止する
ことができるとともに、ベンチュリ部の吸気方向に沿う
長さを比較的大とすることができ、ベンチュリ負圧を適
切にして高性能化を図ることができる。しかも燃料計量
針弁を摺動絞り弁に直接保持させることができ、構成が
単純となる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図においてオートバイの車体フレームFには
、走行方向前方を向いた第1シリンダブロツクCBIお
よび第2シリンダブロツクCB2、ならびに、第1およ
び第2シリンダブロックCBI、CB2間で上方を向い
た第3シリンダブロツクCB3を90度のバンク角に開
いてV字状に配置して成る2サイクル3気筒内燃機関E
が搭載される。この内燃機関Eのクランク軸1に連結さ
れた出力軸2は、前輪wrの車軸3および後輪W「の車
軸4と平行に配置されており、出力軸2からの駆動力は
チェン伝動装置t5を介して後輪Wrの車軸4に伝達さ
れる。
気化器C1〜C3を拡大°して示す第2図、第3図、第
4図および第5図を併せて参照して、内燃機関Eの各シ
リンダブロックCBI、CB2.C3Sの吸気ボートに
は、本発明に従って構成された3つの気化器CI、C2
,C3,がそれぞれ個別に連結され、各気化器01〜C
3はエアクリーナ6に共通に連結される。なお各シリン
ダブロックCBI〜CB3の排気ボートには、排気管7
または8が連結される。
各気化器C1〜C3は、同一の構造を有しており、連結
板9によって一体的に連結される。以下、気化器C1の
構成について説明するが、他の気化器C2,C3につい
ても同様である。
気化器CIの縦断面を示す第6図を参照して、気化器C
tは、気化器本体IOと、その気化器本俸10の下部に
結合されたフロート室体1)と、摺動絞り弁12と、摺
動絞り弁12を案内すべく気化器本体10の上部に一体
的に連設された絞り弁案内筒13とを含む。
気化器本体10には、吸気道14が内設される。
また気化器本体10およびフロート室体1)間にはフロ
ート室I5が画成される。吸気道14は、水平面すなわ
ちオートバイが直立状態にあるときのフロート室15内
の油面lに対して吸気方向21に沿う下流端が下向きと
なるように角度αをなして傾斜される。またフロート室
15内には、一対の短円柱部を有するフロー)16が収
納されており、該フロート16は、フロート室体1)に
配設された水平な支軸58に軸線を平行にして支承され
る。このフロート16における支軸58の近傍には、フ
ロート弁17が連動、連結される。一方、気化器本体1
0には燃料供給路I8が穿設されており、この燃料供給
路18の開口端縁にフロート弁17の弁座17aが形成
される。したがって、フロート16によってフロート弁
17が上。
下に変位して弁座17aに対して近接、離反移動し、そ
れに応じて燃料供給路I8がらフロート室15内に流入
する燃料の量が制御され、フロート室15内の油面lが
常時はぼ一定に保たれる。
前記支軸58は、摺動絞り弁12の作動線ALよりも吸
気方向21に沿う上流側でフロート室体1)に配設され
、フロート弁17の弁座17aは、吸気道14の底面1
4bとフロート室15の油面lとがなす角度T内で気化
器本体10に設けられる。こうすれば、フロート弁17
を含むフロート弁装置のかなりの部分をフロート室15
の油面e上空間内に配置することができる。したがって
フロート室15内の油面1位置に則した適切な燃料溜り
部分を確保した上で、フロート室15の容積を可及的に
小さくすることができ、フロート室体1)をコンパクト
に構成することができる。
これに対して、フロート弁装置を摺動絞り弁12の作動
線ALに関して上述と逆側(第6図の右側)に配置した
場合には、燃料通路の開口端と油面lとの間隔(ヘッド
)が規定されていることから、フロート弁装置は油面i
下に埋没させなければならず、この場合フロート16と
の作動干渉を避けるべくフロート室15の容積を大きな
ものとしなければならない。
またフロート16が支軸58と平行な軸線を有する一対
の短円柱部を有することから、浮力中心は形状中心と一
致し、しかも油面lとほぼ一敗している。したがって、
前後(頃斜時の浮力と浮力中心との変化がなく、フロー
ト弁17の閉止力も変化せず、傾斜特性の勝れたものと
なる。
絞り弁案内筒13は、吸気道14の軸線CLを含む鉛直
面内で油面lとの交差角のうち大なる方の角度の略1/
2であってしかも吸気方向21に沿う摺動絞り弁12よ
りも上流側の吸気道14の軸線CLとの交差角βが鋭角
であるように軸線すなわち摺動絞り弁12の作動′1a
ALを配置して気化器本体10の上部に一体的に連設さ
れる。このようにすれば、絞り弁案内筒13の気化器1
0からの突出量を小さくすることができ、気化器C1を
小型化することができる。また前記作動線ALとフロー
ト室15内の油面lとのなす角度(α+β)は鈍角とな
るように設定される。こうすれば、吸気道14の上流端
における空気ホーン19と絞り弁案内筒13とが相互に
干渉することを避け、吸気方向21に沿う摺動絞り弁1
2よりも上流側で吸気道14を比較的短くし、吸気抵抗
を小さくすることができる。
絞り弁案内筒13内には、第7図で拡大して示すような
摺動絞り弁12が上下に摺動自在すなわち吸気道14の
軸線CLと角度βをなす作動iALに沿って摺動変位自
在に収納される。また絞り弁案内筒13の上端部は盲蓋
20で気密的に閉塞される。なお、気化器本体10の吸
気方向21に沿う下流側の部分tOaは、第6八図で示
すように摺動絞り弁摺動保持面tobと、該摺動絞り弁
摺動保持面10bと段差を介して平行な気化器本体装着
面10Cとを有して気化器本体IOの吸気方向21に沿
う上流側の部分に着脱自在に設けられる。しかも前記段
差部と吸気道14の底部との干渉部を凹部底面30と同
一面上で気化器本体装着面10cに対して直角に切り落
とすことによって気化器本体lOの上流側吸気道と下流
側の相関&1)4a(第6A図参照)が連続となり、上
、下流吸気道の連続一本化を為し得るものである。気化
器本体10の下流側の部分10aを気化器本体lOの上
流側の部分および絞り弁案内筒13の残余の側壁部分か
ら取外し自在に構成する故、摺動絞り弁12の絞り弁案
内筒13内への装着作業が容易となる。また、摺動絞り
弁12の後述の駆動機構との連結状態を保持したままで
絞り弁案内筒13内に摺動絞り弁12を挿入することが
できる。
摺動絞り弁12は、第8図で示すようにその摺動変位方
向に直角な断面が基本的に矩形で横幅よりも吸気流れ方
向が小なる如き有底筒状に構成されている。しかも、吸
気方向21に沿って下流側に於ける摺動絞り弁12の両
側部には、外方に張り出した鍔22.23がそれぞれ突
設される。このような摺動絞り弁12に対応して吸気道
14には、摺動絞り弁12の両外側面12M、12bに
摺接するシール面24.25と、鍔22.23を嵌合し
て案内する案内溝26.27とがそれぞれ設けられてい
る。しかも、前記両外側面123゜12b間の距離1)
は、吸気道14において摺動絞り弁12が横切る部分の
直径12よりも僅かに大、たとえば1〜2鶴程度大きく
選ばれる。
このように、摺動絞り弁12の摺動変位方向に直角な断
面を基本的に矩形筒状とし、且つ横方向幅よりも吸気流
れ方向長さを小としたことにより、吸気道14の上流端
における空気ホーン19と絞り弁案内筒13との相互干
渉をさらに有効に防止し得るものである。しかも、吸気
道14内側面への食い込み量を大とすることなく摺動絞
り弁12の外側面12a、12bとシール面24.25
との接触面積を比較的大とすることができ、摺動絞り弁
12が低開度時の空気の回り込みを確実に防止すること
ができるものである。さらに摺動絞り弁12の下端と吸
気道14の底面との間のベンチュリ部の吸気方向21に
沿う長さが比較的大となり、ベンチエリ負圧を安定化さ
せることができる。
また、!!22.23は摺動絞り弁12の摺動変位を案
内するだけの機能を有していれば良いので、肉厚および
突出量を小さく設定することができ、それに応じて案内
溝26.27の幅および深さを小さくすることができる
。その結果、吸気道14に臨んで形成される空間を小さ
くすることができるので、渦流の発生を極力防止するこ
とができ、したがって気化器本体10の肉厚を小さく抑
えて、コンパクトに構成することも可能である。尚、鍔
22.23は摺動絞り弁12の前後の差圧によって吸気
方向21に沿う下流に押圧されるので、案内溝26.2
7に緊密に密着し、それによって空気の回り込みがより
確実に防止される効果もある。
第6A図を再び参照して摺動絞り弁12の底部12dに
対向する吸気道14の底面には、上方から見て吸気方向
21に沿って長くかつ下流が開かれた長方形又はU字状
の凹部28が形成される。
該凹部28は、摺動絞り弁作動線AL側方断面から見て
L字状で摺動絞り弁作動線ALと平行な側壁29と、該
側壁29と直角になされた底面30とを有する。
該底面30には、摺動絞り弁12の作動線と同一線上に
して直線通路より成る主燃料ジェット31を有し、且つ
フロート室15の油面l下に連通ずる主燃料噴口を有す
る主燃料ノズル32が開口される。この主燃料ノズル3
2内には、摺動絞り弁12に保持され、したがって、摺
動絞り弁12と一体的に変位する燃料計量針弁33が同
心に挿入される。また、主燃料ノズル32の下部には、
エアブリード管34が同心に連設されており、このエア
ブリード管34を囲繞する環状室35は、気化器本体1
0に形成されたエアブリード通路36に連通される。さ
らにこのエアブリード通路36は、吸気道14の吸気方
向21に沿う上流端に空気ジェット37を介して連通ず
る。しかも主燃料ジエン1−31主燃料ノズル32およ
びエアブリード管34は摺動絞り弁12の作動線ALに
沿う一直線状の主燃料通路57を構成する。
上述のように凹部28の底面30に主燃料ノズル32の
主噴口を開口させることににより、油面lからの燃料の
揚程ヘッドを凹部を設けない場合に比して低く設定する
ことができる。
また主燃料ノズル32の主噴口開口部が、凹部28を設
りたことにより、傾斜した吸気道14の底面よりも下方
に位置することになり、このため主噴口頭部が傾斜吸気
流による動圧成分によって叩かれることがなく、燃料噴
射の応答性に勝れた気化器が得られる。さらに凹部28
の側壁29は、主燃料ノズル32の主噴口開口部の上流
近傍に配設されるので、吸気系の吹き返しによる燃料の
上流側への流出、該流出燃料の再吸入行程時の吸入によ
る燃料濃化を防止し得るものである。
また、凹部28の上方から見た形状を、吸気流に沿って
長い下流が開かれた長方形状またはU字状の形状とした
ことから、該凹部28による吸気流の乱れを最少に押え
ることができるとともにペンチエリ−面積を小とするこ
とができ、特に低絞り弁開度における負圧を高めること
ができ、さらには絞り弁開度変化に対する吸気量変化を
小とすることができるものである。
主燃料ノズル32よりも吸気方向21に沿う下流側にお
いて、底面30には、さらに低速燃料噴口38が開口さ
れる。この低速燃料噴口38の直下には、主燃料ノズル
32と平行であって主燃料通路57よりも短い低速燃料
通路79を構成する低速燃料ノズル39が配置されてお
り、低速燃料ノズル39はエアブリード管40および低
速燃料ジェット41を介して油面lよりも下方のフロー
ト室15に連通ずる。主燃料通路57と低速燃料通路7
9とは平行であることから機械加工が容易となるもので
ある。エアブリード管40を囲繞する環状室42は、図
示しないエアブリード通路を介して吸気道14の上流端
に連通ずる。吸気道14の凹部28よりも下流側底面に
は補助アイドル噴口43が開口されており、この補助ア
イドル噴口43は、低速燃料ノズル39および低速燃料
噴口38に連通する。補助アイドル噴口43からは、摺
動絞り弁12の全閉時に低速燃料噴口38を経て流入す
る空気に伴われて低速燃料ノズル39からのエマルジョ
ン化した燃料が噴出される。また、摺動絞り弁12の開
度が全閉よりさらに少し開かれると低速燃料噴口38か
ら燃料が吸引されて吸気道14内に噴出される。
また低速燃料通路79は、主燃料通路57の軸線に関し
て支軸58とは反対側すなわち油面iおよび吸気道14
の軸線CL間の距離が燃料計量針弁33および主燃料通
路57の配設位置よりも小さい側に配設されることにな
り、吸気道14の形状に特別な工夫を施さなくても低速
燃料通路79における油面lおよび吸気道14への開口
端間の距離を主燃料通路57のそれよりも短くすること
が可能である。したがって、比較的少量の燃料を吸気道
14に供給するための低速燃料通路79での燃料揚程を
より小さくすることができ、フロート室15の容積を小
さくして油面lの波立ちを小さくすることができること
と相俟って機関のアイドル運転域から中速運転域までの
燃料供給の応答性をより向上することが可能となる。
再び第6図および第7図を参照して、燃料計量針弁33
の上部は、摺動絞り弁12の底部12dを貫通し、リン
ク収納室59に突出した燃料計量針弁33の上端部には
、E形出め輪44が嵌着され、このE型止め輪44が押
圧板45によって摺動絞り弁12の底部に押付けられる
ことにより燃料計量針弁33が摺動絞り弁12に保持さ
れる。
押圧板45は、弾発性を有する材料から成り、燃料計量
針弁33の軸線延長方向に沿って相互に平行な平行部分
45a、45bと、それらの平行部分45a、45bの
下端部を相互に連結する押圧部分45Gと、一方の平行
部分45aの遊端部において他方の平行部分45bから
離反する方向に延設された一対の腕部分45d、45e
と、各腕部分45d、45eの遊端部にそれぞれ形成さ
れた平行部分45f、45gとから成る。押圧部分45
cおよび平行部分45a、45bの一部には、燃料計量
針弁33の上端部が突出し得るように切欠き46が形成
される。
摺動絞り弁12の側壁12a、12bには、摺動変位方
向と直角な軸線を有する孔47がそれぞれ穿設されてお
り、これらの孔47に軸48が挿通される。この軸48
には、軸線方向に間隔をあけた位置に係合溝49,50
が全周にわたって形成されており、これらの係合溝49
.50に前記押圧板45の係合部分45f、45gが嵌
合される。すなわち、保合部分45f、45gは、軸4
8に向けて開放した略C字状に形成されており、一方の
平行部分45aを他方の平行部分45bに近接させるよ
うに撓ませた状態で上下から押込むことにより、保合部
分45f、45gが保合(n49.50に嵌合される。
そのように係合したときに押圧部分45CがE形出め輸
44に圧接するように平行部分45a、腕部分45d、
45eおよび保合部分45「、45gの寸法が定められ
る。
また、押圧部分45cがE形出め輸44に接触した状態
で他方の平行部分45bの上端部は、摺動絞り弁12の
上方に突出しており、その突出した部分には、押圧板4
5を取外ず際にドライバーなどを係合するための係合孔
5が穿設される。
このような押圧板45を取付ける際には、押圧部分45
cが摺動絞り弁12の底部12dに臨むようにして押込
めば良く、そうすることによって、保合部分45f、4
5gが係合溝49,50に係合する。それとともに、E
形出め輪44が摺動絞り弁12の底部12dに押付けら
れて燃料計量針弁33が固定される。さらに係合部分4
5f、45gが保合溝49.50に係合した状態で両手
行部分45a、45bの上端部間の距離は自然な状態よ
りも小さくなるように設定されており、それによって、
他方の平行部分45bは摺動絞り弁12の吸気方向21
に沿う上流側の側壁12cに弾発的に圧接される。その
ため、押圧板45の装着状態が振動などによって容易に
外れることがない。
また、押圧板45を取外す際には、係合孔51にドライ
バーなどを挿通して引き上げることにより、押圧板45
を極めて容易に取外すことができる。
なお、押圧板45を装着した状態で保合部分45f、4
5gが係合溝49.50に係合しているので軸48が孔
47から抜は出ることが防止される。
摺動絞り弁12を上下に摺動変位駆動するために、絞り
弁案内筒13の取外し可能な部分13aには、摺動変位
方向と直角すなわち軸48と平行な軸線を有する回動軸
52が回動自在に軸支される。この回動軸52には、ア
ーム53の一端部がねじ部材54によって固着されてお
り、アーム53の他端部には軸48と平行な軸55が固
着または回動自在に支承される0両輪48.55は、連
結部材56によって相互に連結される。
連結部材56は、合成樹脂等の可撓性材料から成り、−
直線状に延びる連結部材56aの両端に略C字状の把持
部分56b、56cを一体的に形成して構成される。両
把持部分56b、56Cは相互に反対側に開放されてお
り、しかも、各開放部分56d、56eの幅d1は、軸
48.55の直径d2よりも小さく選ばれている。この
ような、連結部材56によって両輪48.55を連結す
るには、各開放部分56d、56eを拡開して軸48.
55に嵌合すれば良く、そうすることにより各軸4B、
55が対応する把持部分56b、56Cに把持されて連
結状態が得られる。°なお、従来では各軸4−8.55
を相互に近接する方向に付勢して両軸48.55を連結
する部材の取付ガタを防止するコイルばねが設けられて
いた。ところが、前記連結部材56によれば、把持部分
56b、56cが軸48.55との相対的な回動動作を
許容して緊密に把持するので、従来の如きコイルばねを
省略することができ、したがって部品点数が低減される
第6図において、絞り弁案内筒13内における摺動絞り
弁12の上方のリンク収納室59および吸気道14の上
流端、すなわち、空気ホーン19の部分を連通して連通
路60が形成される。この連通路60のリンク収納室5
9への開口位置は高開度時において摺動絞り弁12によ
って連通路60が閉塞されるように選ばれる。またリン
ク収納室59および吸気道14における摺動絞り弁12
よりも下流側を連通してJ<イバス通路61が形成され
る。このバイパス通路61の途中には、軸線方向に変位
駆動される操作軸74によって開閉される始動弁の弁軸
62が配置される。操作軸74の途中の外周には溝が形
成されており、ばね63によって付勢された球体64が
前記溝に嵌合することによって弁軸62の変位位置、す
なわち、始動弁の開放位置が維持される。
第9図を参照して、摺動絞り弁12の底部12dには、
吸気方向21に沿う下流端において垂下部分65が形成
される。この垂下部分65の下端部と底部12dの吸気
方向21に沿う上流端の下端部とを結ぶ仮想直線66は
、底部12dに対向する吸気道14の底面と小さなカッ
タウェイ角度をもって交差する如く選定される。この角
度の選定は、摺動絞り弁低開度域から申開度域の吸入空
気量の増減に影響を与え、この範囲における混合比の設
定に重要なる作用を為すものである。
また摺動絞り弁12の底部12dには、吸気道14の凹
部28に対向してリセス67が形成され、また吸気方向
上流側に補助カフタウエイ80が設けられる。さらに底
部12dには、第9図で示すようにリンク収納室59に
連通ずる空気通路68が形成され、この空気通路68は
、前記リセス67に開口する。さらに底部12dには、
空気通路68における空気量を調整するためのエアスク
リュー69が進退自在に螺設される。
また燃料針弁装着孔は、リセス67の中心部より吸気道
上流側に配設されている。
上述の如く、摺動絞り弁12の底部12dにリセス67
を形成することによって、摺動絞り弁12がアイドリン
グ位置にあるときの主燃料噴口に作用する負圧を低減し
、主噴口から燃料が噴出するいわゆるメーンアイドルに
よる低速燃料系への影響を低減でき、さらには、燃料計
量針弁33の位置をリセス67内において吸気道上流側
に偏倚し、これに対応する主燃料通路57も同様に偏倚
して低速燃料系から離され、また油面lに対する低速燃
料系の揚程ヘッドよりも主燃料系の揚程ヘッドが高いこ
とからも、アイドル開度近傍における主燃料系の低速燃
料系への悪影響を回避でき、また主燃料噴口を摺動絞り
弁上原端近傍に配したことからリセス角度の変化に対す
る主燃料噴口からの噴出燃料の調整感度が向上し、吸気
道14をバイパスする調整空気通路68を主燃料頃日下
流側に配したことから主燃料噴口上部を流れる空気流速
に影響を与えることが少くできるという利点を有するも
のである。
上述の如き気化器CIの構成は、他の気化2SC2、C
3についても同じであり、各気化器01〜C3は、それ
らの吸気道14の中心線が第1.第2シリンダブロック
CBI、CB2および第3シリンダブロツクCB3のな
すバンク角の二等分線とほぼ一致するように配置される
。そうすることよって、各気化器01〜C3および各シ
リンダCB1−CB5の連結構造が単純化され、同一部
品によって連結することが可能となる。
3つの気化器C1−C5を同調させるためにスロットル
ドラム70を介して気化器C2の回動軸52に与えられ
る駆動力は、従来周知の同調装置71.72を介して残
余の気化器C1,C3に伝達される。また始動弁を駆動
するために各気化器C1〜C3の気化器本体10を変位
自在に貫通して操作軸74が設けられ、この操作軸74
の端部には、始動用ノブ75が固着される。さらに操作
軸74の途中には、各気化器Cl−C5の駆動軸62に
対応して連結板76.77.78が固着されており、こ
れらの連結板76〜78は対応する気化器の駆動軸62
に連結される。したがって、始動用ノブ75を引張るこ
とによって、各気化器01〜C3における駆動軸62が
同時に動作して始動弁が開弁駆動される。
上述の実施例では、3気筒内燃機関に関連して説明した
が、本発明は、3気筒以外の多気筒内燃機関に関連して
も実施することができる。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、摺動絞り弁は、吸気方向
に沿う長さを、それと直交する方向の長さよりも小とし
た横断面矩形の有底筒状に形成され、該摺動絞り弁の底
部には燃料計量針弁が保持されるので、摺動絞り弁およ
び吸気道内壁との間のシール面積を比較的大として吸気
流の回り込みを防止することができるとともに、摺動絞
り弁の下端と吸気道底面との間のベンチュリ部の吸気方
向に沿う長さを比較的大としてベンチュリ負圧を安定化
させることができ、適切な空燃比の混合気の供給が可能
となり、性能の向上が図られる。しかも燃料計量針弁を
摺動絞り弁に直接保持させることが可能であり、燃料計
量針弁保持のために特別な構造を工夫することが不要で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は本
発明の摺動絞り弁型気化器を備えるオートバイの側面図
、第2図は第1図示の気化器を拡大して示す側面図、第
3図は第2図の平面図、第4図は第3図の右側面図、第
5図は第3図の■−v線断面図、第6図は気化器の縦断
面図、第6A図は第6図の吸気道中央底部を示す横断面
図、第7図は摺動絞り弁を拡大して示す切閃き斜視図、
第8図は摺動絞り弁と吸気道との結合状態を示すための
簡略化した断面図、第9図は摺動絞り弁の底部を拡大し
て示す断面図である。 10・・・気化器本体、12・・・摺動絞り弁、14・
・・吸気道、15・・・フロート室、21・・・吸気方
向、22.23・・・鍔、28・・・凹部、33・・・
燃料計量針弁、57・・・主燃料通路、79・・・低速
燃料通路l・・・油面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気方向下流端が下向きとなるように水平面に対
    して傾斜した吸気道を有する気化器本体に、該吸気道を
    横切って開閉すべく摺動可能にして摺動絞り弁が配設さ
    れる摺動絞り弁型気化器において、摺動絞り弁は、吸気
    方向に沿う長さを、それと直交する方向の長さよりも小
    とした横断面矩形の有底筒状に形成され、該摺動絞り弁
    の底部には燃料計量針弁が保持されることを特徴とする
    摺動絞り弁型気化器。
  2. (2)前記吸気方向に沿う摺動絞り弁の下流側には、両
    外側方に張出した鍔がそれぞれ突設されることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の摺動絞り弁型気化
    器。
  3. (3)摺動絞り弁の吸気道に臨む下端にはリセスが設け
    られることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載の摺動絞り弁型気化器。
  4. (4)摺動絞り弁の下端に対向する吸気道底面に凹部が
    設けられ、該凹部に主燃料通路および低速燃料通路が開
    口されることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項、
    第(2)項または第(3)項記載の摺動絞り弁型気化器
  5. (5)前記凹部への低速燃料通路開口位置は、フロート
    室内の油面からの燃料揚程を主燃料通路側よりも小とす
    べく、主燃料通路の前記凹部への開口位置よりも吸気方
    向下流側に定められることを特徴とする特許請求の範囲
    第(4)項記載の摺動絞り弁型気化器。
  6. (6)前記凹部は、その上方から見た形状が吸気方向に
    長い長方形またはU字状に形成されることを特徴とする
    特許請求の範囲第(4)項または第(5)項記載の摺動
    絞り弁型気化器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113637U (ja) * 1974-07-18 1976-01-31
JPS55161948A (en) * 1979-06-06 1980-12-16 Honda Motor Co Ltd Carbureter for v-type multicylinder internal combustion engine
JPS578339A (en) * 1980-05-14 1982-01-16 Eichi Edomonsuton Uiriamu Carbureter

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