JPS62236887A - コ−クス乾式消火設備のコ−クス切出し量自動制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コークス炉乾式消火設備から切出される冷
却コークスの切出し量を自動制御する方法に関する。

従来の技術 コークス乾式消火設備は、コークス炉から排出される赤
熱コークスを粉塵を発生させることなく消火できると共
に、赤熱コークスが保有する顕熱を回収し廃熱ボイラで
蒸気エネルギに変換して有効に利用できるため近年多く
採用されている。

このコークス乾式消火設備は、冷却塔の上部に装入口を
有するプレチャンバを、中央に冷却室を、底部に循環ガ
ス吹込み口及びコークス切出し設備を連設し、冷却室の
上部内周面に開口した多数の小煙道をプレチャンバ周壁
に設けた円環煙道に接続し、この円環煙道と上記循環ガ
ス吹込み装置の間を廃熱ボイラを有する循環路で連結し
てなり、装入口から投入される赤熱コークスは冷却室内
にたい積し、塔底部の吹込み口から送入される不活性ガ
スにより冷却され、冷却されたコークスは塔底部の切出
し設備を開いて間欠的に取出される。

一方、熱交換により昇温した不活性ガスは円環煙道を経
て循環路へ排出され廃熱ボイラで熱交換して冷却され、
再び冷却用ガスとして循環使用される。

このコークス乾式消火設備で大事なことは、赤熱コーク
スを均一に冷却することにある。そこで、通常は赤熱コ
ークスの投入量と冷却コークスの切出し量が一定となる
ように運転される。そのため、冷却塔上部のプレチャン
バ内の赤熱コークスの装入上下限レベルをγ線で検出す
るように設け、上下限レベルの間に赤熱コークスレベル
がある場合は、投入量（推定値）と切出し量から求める
計算レベルで管理される。

ところが、装炭量、揮発分の変動及びコークス粒径の変
動による重密度の変化に基因した切出し量の変化により
、計算在庫量と実在庫量に誤差を生じ、その結果突然上
下限レベルが検出されることがある。又、運転者が窯出
しスケジュール及び進行状態と切出しコークス温度を見
ながら最適設定値を決定していた。

そこで、従来から冷却塔からのコークス切出しの自動化
か種々工夫されている。例えば、コークス切出し速度と
切出し間隔を操業スケジュールにしたがって演算制御す
る方法（特公昭６Ｏ−３３１５０）、複数の切出し旧冬
切出し回数により一定時間内の切出し量を求めて切出し
速度を算定し、排出口に対応してガス圧力と吹込みガス
圧力との差圧を算出して切出し弁操作の最適インターバ
ルを算定する切出し制御方法（特開昭５７−１３６０８
７）　、連続切出し時の切出し温度を均一に制御する方
法（特開昭５８−９３７８３）、切出し速度と測温結果
に基いて各切出し弁からの粉粒体温度が一定となるよう
切出し速度を制御する方法（特開昭５９−８１３８０）
　、及び切出し速度を締出し、コークス実測温度の基準
値との温度差を切出し速度から所定温度以下となるよう
切出しインターバルを算定して切出し制御する方法など
がある。

発明が解決しようとする問題点 上記のごとく、従来のコークス乾式消火設備におけるコ
ークスの切出し制御は、切出されたコークス温度と切出
し速度とにより制御されており、冷却塔内の赤熱コーク
スの在庫管理はプレチャンバにおける上下限レベルのみ
で行われるため、計算在庫と実在庫に誤差を生じ、正確
に在庫量を把握した上でのコークス切出し量制御はでき
なかった。

そこで、この発明は、冷却塔内の赤熱コークスの在庫量
を常時連続的に測定し、正確な実在庫量に基いてコーク
ス切出し量を制御するものである。

問題点を解決するための手段 この発明は、冷却塔のプレチャンバ上部に設けたレベル
計により塔内の赤熱コークスの在庫レベルを連続的に測
定すると共に、切出し］−ラス移送装置上に対設した温
度計により切出し温度を連続的に測定し、その在庫レベ
ルの測定値信号と切出し温度信号、及び窯出しスケジュ
ール計画と窯出し実績に基いて消火車自動運転用計算機
首で計算されたコークス装入量予測値を切出し制御装置
の演算部に入力して演算し、赤熱コークス在庫量を算出
し、これに基く指令信号により自動切出しを行なうこと
にある。

実施例 次に、この発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図に示すように、中央の冷却室（７）の上部にプレ
チャンバ（６）を、底部に循環ガス吹込み装置（８）及
びコークス切出し設備（３）を有する冷却塔のプレチャ
ンバ周壁に設けた円環煙道（９）と上記循環ガス吹込み
装置（８）の間を廃熱ボイラ及び循環ポンプを有する循
環路（１０）で接続したコークス乾式消火設備において
、冷却塔の装入口（１１）の周囲に、塔内に向けてマイ
クロ波を使用したレベル計（２）を設置する。

そして、上記レベル計（２）により測定された赤熱コー
クスの在庫レベル測定値信号と、切出しコークスの移送
装置（１２）上に対設した温度計（４）により測定され
た切出し温度信号とを切出し設備制御装置（１）の演算
部に入力するように設ける。

又、上記演算部には窯出しスケジュール計画と窯出し実
績に基いて、消火車自動運転用計算機（５）で計算され
たコークス投入量予測値を入力して演算され、赤熱コー
クス在庫量を管理レベル範囲内に維持し得る切出し量を
算出し、その算出値に基いて制御部から切出し量指令信
月を発するように構成する。

上記において、消火車自動運転用計算機（５）は窯出し
スケジュールと窯出し実績に基いて今後Ｎ時間（Ｎ−６
程度）のコークス投入量予測値を計算して把握しており
、この予測値は信号として切出し設備制御装置（１）に
出力される。この予測値信号は１０分間の平均赤熱コー
クス発生桁であるから、このデータの出力周期は１０分
毎である。

そして、切出し設備制御装置（１）では、コークス投入
量予測値入力と共に、レベル計（２）からの在庫レベル
信号として送られる実在庫ｆｆ１（Ｋ）を児ながら次の
要領でプレチャンバの在庫レベル（Ｖ）を管理基準内に
納まるようにして切出し量を決定する。

まず、入力するコークス投入量予測値に基いて将来の塔
内レベル予測曲線（切出し量−〇として）を作成する。

この際の投入量（Ｘ）の計算式は、αを赤熱コークス発
生量（王ハ１）とすれば、Ｘｌ０−　Σ　α１゜ Ｘ２０　”　ＸＩＯ＋Σ”２０ ｎ＝ＩＯ ｘａｏ　　：′”　　Ｘ２０＋　Σ　α８０により計算
される。

そして、塔内レベルＶＩをＸ　１０　ｚ　Ｘ　２０　Ｎ
　ｘ３ｏ　％・・・・・・ｘ８５゜、Ｘ８６０を連続関
数として表わす。

又、現状切出し置で切出した場合の塔内レベル変化曲線
（投入量−〇として〉を作成する。この際の計算式はＶ
２−−６βとする（βは切出し量）。

上記に基いて１０分毎にＶ＝Ｖ＋−Ｖ２を計算してグラ
フ化する。そして、下限＜Ｖ＋ｋ＜上限について１０分
毎に判定する（ｋは現状在庫量〉。そして、上記判定に
基いて条件を外れたものの偏差を合計する。ざらに、現
状設定値より±２００Ｔ／Ｈの範囲で５　Ｔ／Ｈ毎に切
出し量を変更し、偏差が最も小さい値を切出し設定値と
する。

上記により計算された切出し設定値は、切出し設備制御
装置（１）の制御部より切出し信号として切出し設備（
３）へ指令され、コークスの切出しが制御される。

又、温度計（４）により測定された切出し温度が設定温
度以上であれば、ＰＩＤ制御により切出し量を制限する
。

発明の効果 この発明は、連続的に測定されたプレチャンバ内の赤熱
コークスの実在庫レベル及び切出し温度と共に、消火車
自動運転用計算機首で計算されたコークス投入量予測値
に基いて、赤熱コークス在庫量を管理レベル範囲内に維
持するように切出し量を制御するから、常に正確な実在
庫量に基いてコークスの切出し制御ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における冷却塔及び制御系
の説明図である。 １・・・切出し設備制御装置、　　２・・・レベル計、
−〇　− ３・・・コークス切出し設備、　　４・・・温度計、５
・・・消火車自動運転用計算機、 ６・・・プレチャンバ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却塔のプレチャンバ上部に設けたレベル計により塔内
   の赤熱コークスの在庫レベルを連続的に測定すると共に
   、切出しコークス移送装置上に対設した温度計により切
   出し温度を連続的に測定し、上記在庫レベルの測定値信
   号と切出し温度信号、及び窯出しスケジュール計画と窯
   出し実績に基いて消火車自動運転用計算機首で計算され
   たコークス投入量予測値を切出し制御装置の演算部に入
   力して演算し、赤熱コークス在庫量を管理レベル範囲内
   に維持し得る切出し量を算出し、これに基づく切出し指
   令信号により自動的に切出すことを特徴とするコークス
   乾式消火設備のコークス切出し量自動制御方法。