JPS62232910A - 多極異方性樹脂磁石の製造方法 - Google Patents
多極異方性樹脂磁石の製造方法Info
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- JPS62232910A JPS62232910A JP7546286A JP7546286A JPS62232910A JP S62232910 A JPS62232910 A JP S62232910A JP 7546286 A JP7546286 A JP 7546286A JP 7546286 A JP7546286 A JP 7546286A JP S62232910 A JPS62232910 A JP S62232910A
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は異方性樹脂磁石の製造方法に関し、特に異方性
樹脂磁石の深部まで、多極異方性配向が容易に行える異
方性樹脂磁石の製造方法に関す。
樹脂磁石の深部まで、多極異方性配向が容易に行える異
方性樹脂磁石の製造方法に関す。
従来、多極異方性配向された樹脂磁石は、磁性粉と高分
子材料を混練し磁性粉を配向させることなく成形した等
方性の樹脂成形品に多極着磁する方法や、成形時にN、
S2極の磁場により磁性粉をラジアル異方性又はアキシ
ャル異方性に配向させた異方性樹脂成形品に多極着磁す
る方法により作成されたものがほとんどであった。着磁
の容易性を考慮すると、後者のようにあらかじめ樹脂成
形品にラジアル又はアキシャル異方性配向させている方
が好ましい。
子材料を混練し磁性粉を配向させることなく成形した等
方性の樹脂成形品に多極着磁する方法や、成形時にN、
S2極の磁場により磁性粉をラジアル異方性又はアキシ
ャル異方性に配向させた異方性樹脂成形品に多極着磁す
る方法により作成されたものがほとんどであった。着磁
の容易性を考慮すると、後者のようにあらかじめ樹脂成
形品にラジアル又はアキシャル異方性配向させている方
が好ましい。
上記のラジアル又はアキシャル異方性樹脂成形品を得る
には、第2−1図に断面図を示すように、N、SZM+
を対向させた空間(キャビティー)において樹脂を成形
すればよい。この方法は、成形品のキャビティーに充分
な配向磁場をかけることが可能な為、配向度は95%以
上のものが得られるという利点があり、さらに、磁気特
性を良くするために磁性粉含有量を多くし流動配向性が
悪くなフたものにも内部深くまで成形配向させることが
可能である。
には、第2−1図に断面図を示すように、N、SZM+
を対向させた空間(キャビティー)において樹脂を成形
すればよい。この方法は、成形品のキャビティーに充分
な配向磁場をかけることが可能な為、配向度は95%以
上のものが得られるという利点があり、さらに、磁気特
性を良くするために磁性粉含有量を多くし流動配向性が
悪くなフたものにも内部深くまで成形配向させることが
可能である。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしラジアル又はアキシャル異方性配向成形品を多極
に着磁する場合には、着磁に使用する磁気の磁路6(第
2−2図中の6)が、成形品内部の1部において、磁性
粉のもつ磁化容易軸(磁性粉の磁化され易い方向)と9
0°の方向を向いてしまう為に、配向度そのものは高い
が配向方向が1部具なるために、磁気がその部分におい
て規制されてしまい磁気性能か材料の持っている性能と
してはかなり低い所で使用しなければならないという大
きな原理的問題点があった。
に着磁する場合には、着磁に使用する磁気の磁路6(第
2−2図中の6)が、成形品内部の1部において、磁性
粉のもつ磁化容易軸(磁性粉の磁化され易い方向)と9
0°の方向を向いてしまう為に、配向度そのものは高い
が配向方向が1部具なるために、磁気がその部分におい
て規制されてしまい磁気性能か材料の持っている性能と
してはかなり低い所で使用しなければならないという大
きな原理的問題点があった。
上記問題点を解決する方法として、最近、着磁の際に使
用される磁気回路と類似の形状にあらかじめ多極異方性
配向している樹脂成形品に着磁を施すという方法が用い
られている。この方法は、例えば第3−1図に断面図を
示すように、N、S極を交互にかけているキャビティー
中で成形品を作成するものである。
用される磁気回路と類似の形状にあらかじめ多極異方性
配向している樹脂成形品に着磁を施すという方法が用い
られている。この方法は、例えば第3−1図に断面図を
示すように、N、S極を交互にかけているキャビティー
中で成形品を作成するものである。
この方法で得られた樹脂成形品は、着磁に使用される磁
気回路と配向方向が一致しているものの、多極の配向磁
場を発生させるためのN、S極構造か対向磁極とならな
いために、前記のラジアル異方性配向、アキシャル異方
性配向の場合に使用させるギヤツブ間パーミアンスに比
較して、この方法では漏洩パーミアンスだけによって発
生する磁場を用いて配向させねばならず、配向用の磁場
としては対向磁極(ラジアル異方性配向、アキ。
気回路と配向方向が一致しているものの、多極の配向磁
場を発生させるためのN、S極構造か対向磁極とならな
いために、前記のラジアル異方性配向、アキシャル異方
性配向の場合に使用させるギヤツブ間パーミアンスに比
較して、この方法では漏洩パーミアンスだけによって発
生する磁場を用いて配向させねばならず、配向用の磁場
としては対向磁極(ラジアル異方性配向、アキ。
シャシ異方性配向)の場合と比較して数分の1〜数十分
の1になってしまうという原理的な欠点があった。又配
向そのものの深さも、対向磁極の様に成形品の半径方向
または厚み方向には磁束がほとんど通らないために、多
極になればなるほど表面層のみでしか磁束が通らず、表
面層のみしか配向か起こらなくなってしまい、他の大部
分は等方性になっているままであり、磁気特性の向上に
寄与しない所が大部分をしめていた。さらに多極の場合
N、Sの磁極間の距離か近くなるため磁束がキャビティ
ーを通らず磁極間で直接リークしてしまうことによる配
向磁場そのものの低下との相乗効果によって非常に効率
が低下してしまっていた。
の1になってしまうという原理的な欠点があった。又配
向そのものの深さも、対向磁極の様に成形品の半径方向
または厚み方向には磁束がほとんど通らないために、多
極になればなるほど表面層のみでしか磁束が通らず、表
面層のみしか配向か起こらなくなってしまい、他の大部
分は等方性になっているままであり、磁気特性の向上に
寄与しない所が大部分をしめていた。さらに多極の場合
N、Sの磁極間の距離か近くなるため磁束がキャビティ
ーを通らず磁極間で直接リークしてしまうことによる配
向磁場そのものの低下との相乗効果によって非常に効率
が低下してしまっていた。
また、その為に、ラジアル異方性配向、アキシャル異方
性配向では問題なく使用できていた磁性粉の含有量の多
い高性能材料等は流動配向性が悪いため、多極成形配向
においてはほとんど配向せず、使用できないという大き
な原理的欠点があった。
性配向では問題なく使用できていた磁性粉の含有量の多
い高性能材料等は流動配向性が悪いため、多極成形配向
においてはほとんど配向せず、使用できないという大き
な原理的欠点があった。
このように、多極異方性配向成形方法を用いても、磁性
粉含有量の少い磁気特性の低いものしか使用できないこ
とから、ラジアル異方性配向やアキシャル異方性配向で
磁性粉含有量の多い高性能材料を配向させたものと結果
的には大差がなくなってしまっていた。
粉含有量の少い磁気特性の低いものしか使用できないこ
とから、ラジアル異方性配向やアキシャル異方性配向で
磁性粉含有量の多い高性能材料を配向させたものと結果
的には大差がなくなってしまっていた。
(発明の目的〕
本発明は上記従来の問題点に鑑み成されたものであり、
その目的は、磁気性能を充分に発揮できる多極異方性配
向されている部分を有する樹脂磁石の製造方法、特に表
面層だけでなく内部深くまで多極異方性配向されている
樹脂磁石の製造方法を提供することにある。
その目的は、磁気性能を充分に発揮できる多極異方性配
向されている部分を有する樹脂磁石の製造方法、特に表
面層だけでなく内部深くまで多極異方性配向されている
樹脂磁石の製造方法を提供することにある。
C問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、磁性粉を含む樹脂磁石の組成物を
筒状のキャビティー内で溶融状態に保ちつつ該キャビテ
ィーに磁場をかけることにより該磁性粉を異方性配向さ
せる工程を含む多極異方性配方磁場の製造方法であって
、異方性配向させる工程として、該キャビティーの内外
周側からラジアル又はアキシャル異方性配向退場をかけ
磁性粉をラジアル又はアキシャル異方性配向させる工程
と、続いて該キャビティーの外周側から多極異方性配方
磁場をかけ磁性粉の一部を多極異方性配方させる工程と
を含む多極異方性配方磁場の製造方法によって達成され
る。
筒状のキャビティー内で溶融状態に保ちつつ該キャビテ
ィーに磁場をかけることにより該磁性粉を異方性配向さ
せる工程を含む多極異方性配方磁場の製造方法であって
、異方性配向させる工程として、該キャビティーの内外
周側からラジアル又はアキシャル異方性配向退場をかけ
磁性粉をラジアル又はアキシャル異方性配向させる工程
と、続いて該キャビティーの外周側から多極異方性配方
磁場をかけ磁性粉の一部を多極異方性配方させる工程と
を含む多極異方性配方磁場の製造方法によって達成され
る。
本発明の多極異方性配方磁場の製造方法について第1−
1図〜第1−4図を用いて説明する。
1図〜第1−4図を用いて説明する。
第1−11図〜第1−3図はそわぞれ、金型キャビティ
ー内の成形品と配力磁極の関係等を示す模式図である。
ー内の成形品と配力磁極の関係等を示す模式図である。
第1−1図〜第]−3図において、1はラジアル異方性
配向用のN極、2はラジアル異方性配向用のS極、3は
成形品(又はキャビティー)、4はフェライト磁性粉、
5はラジアル異方性配向用の磁束の流れ、7はラジアル
異方性配向磁場発生コイル、8は脱磁用コイル、9は交
互にN、S極をかける多極異方性配向用のパルス磁界用
のコイルであり、IOは多極異方性配向用磁場である。
配向用のN極、2はラジアル異方性配向用のS極、3は
成形品(又はキャビティー)、4はフェライト磁性粉、
5はラジアル異方性配向用の磁束の流れ、7はラジアル
異方性配向磁場発生コイル、8は脱磁用コイル、9は交
互にN、S極をかける多極異方性配向用のパルス磁界用
のコイルであり、IOは多極異方性配向用磁場である。
また第1−4図においてはaはラジアル異方性配向用の
電流波形を表すグラフ、bは高周波減衰脱磁用電流波形
を表すグラフ、Cはパルス磁界による多極異方性配向用
電流波形を表すグラフである。
電流波形を表すグラフ、bは高周波減衰脱磁用電流波形
を表すグラフ、Cはパルス磁界による多極異方性配向用
電流波形を表すグラフである。
本発明の多極異方性樹脂M1石の製造方法の一態様とし
ては、まず第1−1図に断面図を示すような金型の、ラ
ジアル異方性配力用のN極1、ラジアル異方性配力用の
S極2のあいだの空間(キャビティー)において、磁性
粉と高分子材料との混合物を、磁性粉が容易に向きを変
えることがてきるような溶融状態にしておいて、ラジア
ル異方性配向用コイル7に第1−4図のaに波形を示す
ような直流電流を流す。このコイルによりて発生した磁
束はラジアル異方性配向磁極N極1を通って成形品3内
部を通って第]−2図に示すようなラジアル異方性配向
用磁束の流れ5となってラジアル異方性配向用磁極S極
2へ流れて閉ループとなる。
ては、まず第1−1図に断面図を示すような金型の、ラ
ジアル異方性配力用のN極1、ラジアル異方性配力用の
S極2のあいだの空間(キャビティー)において、磁性
粉と高分子材料との混合物を、磁性粉が容易に向きを変
えることがてきるような溶融状態にしておいて、ラジア
ル異方性配向用コイル7に第1−4図のaに波形を示す
ような直流電流を流す。このコイルによりて発生した磁
束はラジアル異方性配向磁極N極1を通って成形品3内
部を通って第]−2図に示すようなラジアル異方性配向
用磁束の流れ5となってラジアル異方性配向用磁極S極
2へ流れて閉ループとなる。
このとき、成形品内部では第1−2図に示すように磁性
粉(例えばフェライト磁性粉)がラジアル方向へ配列す
る。キャビティー内に樹脂磁石の材料を溶融状態で存在
せしめるのと、コイルに電流を流す順番は上記に限らず
、コイルに電流を流しキャビティーに磁場を発生させて
いるところへ、樹脂磁石の材料を射出してもよく、この
場合は、材料及び磁場の条件等にもよるが射出、配向の
工程は約0.5秒〜1秒で完了する。
粉(例えばフェライト磁性粉)がラジアル方向へ配列す
る。キャビティー内に樹脂磁石の材料を溶融状態で存在
せしめるのと、コイルに電流を流す順番は上記に限らず
、コイルに電流を流しキャビティーに磁場を発生させて
いるところへ、樹脂磁石の材料を射出してもよく、この
場合は、材料及び磁場の条件等にもよるが射出、配向の
工程は約0.5秒〜1秒で完了する。
次にラジアル異方性配向用電流を切って第1−4図のb
に波形を示すような脱磁電流を流す。この脱磁電流は、
フェライト磁性粉の向きを変化させないためにできるだ
け高い周波数応答の電流を使用する。例えばラジアル配
向用コイルに比較して脱磁用コイルは、ターン数を減ら
すことによってコイルのインダクタンスを低下させ逆方
向パルス磁界を短いパルス幅でかけわばよく、l/I
000〜1710000秒で脱磁できる。
に波形を示すような脱磁電流を流す。この脱磁電流は、
フェライト磁性粉の向きを変化させないためにできるだ
け高い周波数応答の電流を使用する。例えばラジアル配
向用コイルに比較して脱磁用コイルは、ターン数を減ら
すことによってコイルのインダクタンスを低下させ逆方
向パルス磁界を短いパルス幅でかけわばよく、l/I
000〜1710000秒で脱磁できる。
次にキャビティーに第1−4図に波形を示すようなパル
又電流Cを第1−3図のパルス磁界発生用コイル9に流
すことにより多極異方性配向用磁場1゜を発生させる。
又電流Cを第1−3図のパルス磁界発生用コイル9に流
すことにより多極異方性配向用磁場1゜を発生させる。
これにより今までラジアル方向二配向していた磁性粉に
うち、この多極異方性配向用磁場10の強くかかった部
分にあるものは第13図に示す様に向きを変えて多極異
方性配向となり、多極異方性配向用磁場10の弱いとこ
ろはラジアル異方性配向のまま残る。
うち、この多極異方性配向用磁場10の強くかかった部
分にあるものは第13図に示す様に向きを変えて多極異
方性配向となり、多極異方性配向用磁場10の弱いとこ
ろはラジアル異方性配向のまま残る。
以上の様にして2回、配向させた後、冷却固化させるこ
とにより多極異方性配向された部分のある異方性配向樹
脂磁石が得られる。
とにより多極異方性配向された部分のある異方性配向樹
脂磁石が得られる。
脱磁用磁場を発生させる方法としては上記のような方法
に限らずパルス磁界発生用コイル9に1710000秒
程度の短いパルス幅の磁界をかけて必要な部分だけを脱
磁して、その後に配向用のパルス幅の広いl7100〜
l/I 000秒程パルパルス磁界をかけても可能であ
る。
に限らずパルス磁界発生用コイル9に1710000秒
程度の短いパルス幅の磁界をかけて必要な部分だけを脱
磁して、その後に配向用のパルス幅の広いl7100〜
l/I 000秒程パルパルス磁界をかけても可能であ
る。
また、キャビティー内に溶融状態の磁性粉混入高分子材
料を存在せしめる方法としては、射出成形法、トランス
ファー法、ホットプレス法、反応成形法等が使用できる
。
料を存在せしめる方法としては、射出成形法、トランス
ファー法、ホットプレス法、反応成形法等が使用できる
。
本発明の異方性樹脂磁石の製造方法により製造される異
方性樹脂磁石の組成物は、磁性粉とバインダーを主成分
としており、その他、滑剤等が添加される。
方性樹脂磁石の組成物は、磁性粉とバインダーを主成分
としており、その他、滑剤等が添加される。
磁性粉としては、フェライト系やサマリウムコバルト系
等の希土類金属系等が使用できるが、着磁のためのエネ
ルギーが少なくてすむフェライトが好適に使用される。
等の希土類金属系等が使用できるが、着磁のためのエネ
ルギーが少なくてすむフェライトが好適に使用される。
使用される具体的なフェライトとしてはストロンチウム
フェライトやバリウムフェライト等が挙げられる。
フェライトやバリウムフェライト等が挙げられる。
バインダーとしてはポリアミドやポリブチレンテレフタ
レートやポリフェニレンサルファイド等の従来公知の任
意の樹脂磁石用のバインダー材料が使用される。磁性粉
の配合割合は樹脂磁石の組成物の市−1江に対しておよ
そ70w L”*〜90wt!jiの範囲である。
レートやポリフェニレンサルファイド等の従来公知の任
意の樹脂磁石用のバインダー材料が使用される。磁性粉
の配合割合は樹脂磁石の組成物の市−1江に対しておよ
そ70w L”*〜90wt!jiの範囲である。
滑剤としては、ステアリン酸金属塩やビスアミド系等が
使用され、又表面処理剤としてはシラン系、チタネート
系等のものが使用される。
使用され、又表面処理剤としてはシラン系、チタネート
系等のものが使用される。
本発明の異方性樹脂磁石の製造方法においては、ラジア
ル又はアキシャル異方性配向させた次に多極異方性配向
用磁場をかけるため、成形品の奥深くまで多極異方性配
向用磁場が誘導される。
ル又はアキシャル異方性配向させた次に多極異方性配向
用磁場をかけるため、成形品の奥深くまで多極異方性配
向用磁場が誘導される。
これは多極異方性配向用磁場がラジアル異方性配向させ
た磁性粉と磁気連鎖を起こし奥深くまで磁場がとどきや
すくなるからである。
た磁性粉と磁気連鎖を起こし奥深くまで磁場がとどきや
すくなるからである。
また、4−記ように磁場が効率よくかかり磁性粉を配向
させる力が大きいため、磁性粉を多く含んでいる高性能
材料を使用することもできる様になり、さらに高性能な
プラスチックマグネットが得られるようになフた。
させる力が大きいため、磁性粉を多く含んでいる高性能
材料を使用することもできる様になり、さらに高性能な
プラスチックマグネットが得られるようになフた。
〔発明の効果)
本発明の異方性樹脂磁石の製造方法においては0等方性
を残さず磁石全体が異方性配向されているので磁気効率
かよい、 ■多極異方性配向か、少ないエネルギーで磁気的に効率
よく行える、 ■樹脂磁石の深部まで多極異方性配向されるので性能の
よい異方性樹脂磁石が得られる、■高性能にするために
磁性粉含有量を多くした流動性の悪い材料に対しても配
向が容易に行える等の効果がある。
を残さず磁石全体が異方性配向されているので磁気効率
かよい、 ■多極異方性配向か、少ないエネルギーで磁気的に効率
よく行える、 ■樹脂磁石の深部まで多極異方性配向されるので性能の
よい異方性樹脂磁石が得られる、■高性能にするために
磁性粉含有量を多くした流動性の悪い材料に対しても配
向が容易に行える等の効果がある。
第1−1図は本発明による多極異方性成形配向用金型の
模式断面図であり、第1−2図は本発明によるラジアル
異方性配向用磁場をかけた状態での磁束の流れと配向の
様子を表す模式図であり、第1−3図は脱磁した後に多
極異方性配向磁場をかけたときの磁束の流れと配向の様
子を表す模式図であり、第1−4は、各コイルに流す励
磁用電流波形を表すグラフであり、 第2−1図及び第2−2図は、従来例のラジアル異方性
配向成形による金型磁極部及び成形品の模式第3−1図
及び第3−2図は、従来例の多極異方成形配向による金
型磁極部及び成形品の模式図である。 1ニラシアル異方性配向用のNi 2ニラシアル異方性配向用のS極 3:成形品 4:フェライト磁性粉 5ニラシアル異方性配向用の磁束の流れ7 ラジアル異
方性配向磁場発生コイル8:脱磁用コイル 9:多極異方性配向用のパルス磁界用のコイル10:多
極異方性配向用磁場IO aニラシアル異方性配向用の電流波形を表すグラフ b:脱磁用パルス電流波形を表すグラフC:パルス磁界
による多極異方性配向用電流波形を表すグラフ 第1−1図 第1−3図 第1−4図 第2−1図 第2−2図 第3−1図 第3−2図
模式断面図であり、第1−2図は本発明によるラジアル
異方性配向用磁場をかけた状態での磁束の流れと配向の
様子を表す模式図であり、第1−3図は脱磁した後に多
極異方性配向磁場をかけたときの磁束の流れと配向の様
子を表す模式図であり、第1−4は、各コイルに流す励
磁用電流波形を表すグラフであり、 第2−1図及び第2−2図は、従来例のラジアル異方性
配向成形による金型磁極部及び成形品の模式第3−1図
及び第3−2図は、従来例の多極異方成形配向による金
型磁極部及び成形品の模式図である。 1ニラシアル異方性配向用のNi 2ニラシアル異方性配向用のS極 3:成形品 4:フェライト磁性粉 5ニラシアル異方性配向用の磁束の流れ7 ラジアル異
方性配向磁場発生コイル8:脱磁用コイル 9:多極異方性配向用のパルス磁界用のコイル10:多
極異方性配向用磁場IO aニラシアル異方性配向用の電流波形を表すグラフ b:脱磁用パルス電流波形を表すグラフC:パルス磁界
による多極異方性配向用電流波形を表すグラフ 第1−1図 第1−3図 第1−4図 第2−1図 第2−2図 第3−1図 第3−2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 磁性粉を含む樹脂磁石の組成物を筒状のキャビティー
内で溶融状態に保ちつつ該キャビティーに磁場をかける
ことにより該磁性粉を異方性配向させる工程を含む多極
異方性樹脂磁石の製造方法であって、異方性配向させる
工程として、該 キャビティーの内外周側からラジアル又はアキシャル異
方性配向磁場をかけ磁性粉をラジアル又はアキシャル異
方性配向させる工程と、続いて該キャビティーの外周側
から多極異方性配方磁場をかけ磁性粉の一部を多極異方
性配方させる工程とを含むことを特徴とする多極異方性
樹脂磁石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7546286A JPH0654742B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 多極異方性樹脂磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7546286A JPH0654742B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 多極異方性樹脂磁石の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62232910A true JPS62232910A (ja) | 1987-10-13 |
JPH0654742B2 JPH0654742B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=13576993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7546286A Expired - Fee Related JPH0654742B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 多極異方性樹脂磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654742B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014216510A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社日本製鋼所 | プラスチック磁石の製造方法 |
JP2017129143A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー | 真空ポンプ、永久磁石支承部、モノリス式の永久磁石、及びモノリス式の永久磁石の製造方法 |
-
1986
- 1986-04-03 JP JP7546286A patent/JPH0654742B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014216510A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社日本製鋼所 | プラスチック磁石の製造方法 |
JP2017129143A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー | 真空ポンプ、永久磁石支承部、モノリス式の永久磁石、及びモノリス式の永久磁石の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654742B2 (ja) | 1994-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |