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JPS6222658Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6222658Y2
JPS6222658Y2 JP1982194152U JP19415282U JPS6222658Y2 JP S6222658 Y2 JPS6222658 Y2 JP S6222658Y2 JP 1982194152 U JP1982194152 U JP 1982194152U JP 19415282 U JP19415282 U JP 19415282U JP S6222658 Y2 JPS6222658 Y2 JP S6222658Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
grommet
mounting hole
longitudinal direction
contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982194152U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5998111U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19415282U priority Critical patent/JPS5998111U/ja
Publication of JPS5998111U publication Critical patent/JPS5998111U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6222658Y2 publication Critical patent/JPS6222658Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はグロメツトに係り、特にねじ部材によ
つて取付部品を被取付部に取付ける際に用いられ
るグロメツトに関する。
[従来の技術] 一般に自動車等ではパネル等を車室内の壁に取
付ける場合には、ねじの受けとしてグロメツトを
壁に設けられた取付孔に挿入し、このグロメツト
にパネルをねじ止めする手段が採用されている
(実公昭50−18049号、同54−22839号、英国特許
第936418号等)。
ところで、パネルに設けられるねじ通し孔や壁
に設けられるグロメツト挿入用の取付孔は、製作
時にその形成位置に寸法誤差が生じる。また、パ
ネルが樹脂製である場合等には製作後の熱収縮や
経時変化でパネルと壁との相対位置が変化するこ
とがある。そこで、壁に設けられるグロメツト挿
入用の取付孔を長孔として、取付部品の取付時及
び取付後にグロメツトを取付孔の長手方向へ摺動
可能としている。
この場合には、グロメツトを取付孔に挿入する
際にはグロメツトを取付孔の長手方向中央部に位
置させ、この位置を基準位置として必要があれば
グロメツトを摺動させるようにしている。
しかしながら、取付孔の長手方向中央部にグロ
メツトを位置させる作業が容易ではなく、作業性
が悪いと云う問題があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記に鑑み、壁等の被取付部に設けら
れた長孔の取付孔に摺動可能で、かつ取付孔に挿
入されると格別の位置決め操作を伴わずに取付孔
長手方向の所定の位置に位置決めされるグロメツ
トを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、表面が取付部品に当接され裏面が被
取付部に当接される座部と、座部の下方へ伸びる
胴部と、胴部から張出し被取付部に形成された長
孔の取付孔の長手直交方向孔壁に弾性的に押圧当
接されるとともに被取付部の裏面に係止される一
対の係止部と、座部及び胴部を連通して形成され
てねじ部材を受容する孔部と、孔部へのねじ部材
の螺入方向から見て係止部が設けられた方向と直
交する方向に胴部から突出されて取付孔の長手方
向孔壁に弾性的に押圧当接される一対の位置決め
用腕部とを備えて取付孔の長手方向へ摺動可能と
されたグロメツトであつて、前記位置決め用腕部
の弾性力は前記係止部の押圧力に抗して前記胴部
を前記取付孔の長手方向へ摺動可能な大きさとさ
れている。
[作 用] 上記構成の本考案では、取付孔に挿入されたグ
ロメツトは、位置決め用腕部の弾性力で取付孔の
所定位置に移動されて位置決めされる。
取付部品がねじ部材を介して取り付けられた後
に、取付部品と被取付部との相対位置を取付孔の
長手方向へ変化させる力が作用すると、グロメツ
トは位置決め用腕部を弾性変形させて取付孔の長
手方向へ摺動される。
[実施例] 以下、添付図面に従つて本考案の実施例を詳述
する。第1図は本実施例に係るグロメツトを示す
斜視図で、グロメツト10には、座部12、胴部
14、係止部16、位置決め用腕部18が合成樹
脂で一体に形成され、座部12の中央には胴部1
4に連通して貫通する孔部20が形成されてい
る。
座部12は略H形の平板形状で、取付部品26
が表面に当接される。座部12の四隅が外方に突
出しているのは、グロメツト10が被取付部であ
る壁25に穿設された長孔の取付孔24内に埋没
するのを規制するためである。胴部14はグロメ
ツトの本体を構成し、係止部16と共に下方に稍
収斂する形状(第3図及び第4図参照)であるか
ら、取付孔24に容易に押し込むことができる。
係止部16は胴部14の両側に夫々設けられ、
胴部14の下端から上方に向けて拡開している。
係止部16の先端部は階段状とされていて、第1
係止面16A及び第2係止面16Bが形成されて
いる。一対の係止部16の各第1係止面16A間
の間隔は、取付孔24の巾(長手直交方向)より
も僅かに大とされている。係止部16は弾性を有
しているから、グロメツト10を取付孔24に挿
入すると、取付孔24の長手直交方向孔壁に弾性
的に押圧当接してグロメツト10を固定する役割
を果す。但し、この押圧力はそれ程大きくないか
ら、位置調整のためグロメツト10を取付孔24
の長手方向に摺動させることは可能である。第2
係止面16Bと座部12の裏面との間隔は、取付
部品26の板厚に略等しくなつている。
位置決め用腕部18は、第4図から判るように
前記孔部20の軸芯方向に見て係止部16が設け
られた方向と直交する方向に一対が設けられ、係
止部16と同様に胴部14の下端から湾曲しなが
ら突出して上方に向けて拡開する形状である。従
つて、一対の位置決め用腕部18は互いに接離方
向へ弾性変形可能である。各位置決め用腕部18
間の間隔は取付孔24の長さ(長手方向)より大
きくされており、取付孔24に挿入されると、取
付孔24の長手方向孔壁に外面が弾性的に押圧当
接されることとなる。また位置決め用腕部18の
先端には拡大した巾を有するフランジ部22が形
成されており、この部分が取付孔24の周縁の壁
25表面に当接してグロメツト10全体の埋没を
規制する。本実施例では、一対の位置決め用腕部
18,18の形状は対称であり、その弾性力は均
等である。この弾性力は、前記係止部16が取付
孔24の孔壁に弾性的に押圧当接して発生する摩
擦力よりも大きくされている。また、本実施例で
はフランジ部22の厚さ及び巾は座部12と同一
に形成されており、取付部品26の裏面と密着で
きるようになつている。
本実施例のグロメツト10の使用順序は次の通
りである。まず、取付孔24の長手方向の両孔壁
に位置決め用腕部18,18が押圧当接されるよ
うにグロメツト10をセツトし、座部12及び両
フランジ部22,22が取付孔24の周縁の壁2
5の表面に接するまで胴部14を押し込む。この
際、一対の係止部16は、壁25の表面で取付孔
24の角部に当接されて互いに接近する方向へ向
けて弾性変形され、座部12の裏面が壁25の表
面に接すると同時に原形状に近く形状復元され
る。この状態では、係止面16Aが取付孔24の
長手直交方向孔壁に押圧当接され、係止面16B
が取付孔24の周縁で壁25の裏面に当接されて
いる。
また、グロメツト10は、取付孔24の長手方
向のどの位置から押し込まれた場合でも、一対の
位置決め用腕部18,18が取付孔24の長手方
向孔壁に互いに等しい押圧力で当接しようとする
作用で、自動的に取付孔24の長手方向中央部に
位置される。
次いで取付部品26をグロメツト10の座部1
2の表面に当接させ、取付部品26のねじ通し孔
26Aとグロメツト10の孔部20とを心合わせ
する。グロメツト10の孔部20は取付孔24の
中央に位置しており、ねじ通し孔26Aも通常は
この位置から大きくずれることがない。従つて、
若干両者の相対位置に狂いがあつても、ねじ通し
孔26Aから挿入されたタツピングスクリユウ2
8の先端が孔部20に挿入されさえすれば、タツ
ピングスクリユウ28の螺入が進むにつれて、孔
部20がねじ通し孔26Aに対して対向する位置
までグロメツト10の本体が移動される(第4図
矢印参照)。
タツピングスクリユウ28は孔部20の孔壁に
ねじ溝を螺設しつつ奥方へ螺入され、頭部(この
実施例では皿頭)が取付部品26に当接されて、
取付部品26をグロメツト10に締結する。これ
により、取付部品26はタツピングスクリユウ2
8及びグロメツト10を介して壁25に取り付け
られる。
また、上記のように取付部品26が取り付けら
れた後に、例えば取付部品26に収縮等が起きて
形状が変化した場合には、グロメツト10の本体
はねじ通し孔26Aの位置の変化に追従して移動
して、取付部品26や壁25を破損させる等の不
具合を起させることがない。
グロメツト10の本体が取付孔24の長手方向
中央部から大きく移動された場合には、一方の位
置決め用腕部18が取付孔24の長手方向孔壁か
ら離間されることもある。本実施例のグロメツト
10では、このような場合でもフランジ部22が
取付孔24内に落ち込むことがないので、位置決
め用腕部18の先端部が遊んでしまうことがな
い。
なお、本実施例では、一対の位置決め用腕部1
8を対称形状として、胴部14の本体が取付孔2
4の長手方向中央部に自動調芯されるようにし
た。しかしながら、本考案はこれに限らず、一対
の位置決め用腕部18を非対称形状として、胴部
14を取付孔24の長手方向中間部の任意の位置
に自動調芯するようにする態様も実施可能であ
る。
また、本実施例では係止部16を胴部14から
張出して付根部を除いては胴部14から離間する
ようにしたが、胴部14から直接逆止状の突起を
隆起させ、素材の弾性を利用して挿入、係止させ
てもよい。
[考案の効果] 叙上の如く本考案のグロメツトによれば、セツ
ト時において長孔の取付孔に対して自動的に孔部
の心出し作用が行なわれると共に、取付部品と被
取付部との相対位置の変化に追従して自由に動き
得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグロメツトの実施例を示
す斜視図、第2図は平面図、第3図は片側を縦断
した正面図、第4図は使用状態を示す側面図であ
る。 10……グロメツト、12……座部、14……
胴部、16……係止部、18……位置決め用腕
部、20……孔部、22……フランジ部、24…
…取付孔、25……壁(被取付部)、26……取
付部品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面が取付部品に当接され裏面が被取付部に
    当接される座部と、座部の下方へ伸びる胴部
    と、胴部から張出し被取付部に形成された長孔
    の取付孔の長手直交方向孔壁に弾性的に押圧当
    接されるとともに被取付部の裏面に係止される
    一対の係止部と、座部及び胴部を連通して形成
    されてねじ部材を受容する孔部と、孔部へのね
    じ部材の螺入方向から見て係止部が設けられた
    方向と直交する方向に胴部から突出されて取付
    孔の長手方向孔壁に弾性的に押圧当接される一
    対の位置決め用腕部とを備えて取付孔の長手方
    向へ摺動可能とされたグロメツトであつて、前
    記位置決め用腕部の弾性力は前記係止部の押圧
    力に抗して前記胴部を前記取付孔の長手方向へ
    摺動可能な大きさとされていることを特徴とす
    るグロメツト。 (2) 一対の位置決め用腕部の先端には取付孔から
    抜け出して被取付部の表面に当接されるフラン
    ジ部が設けられたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のグロメツト。
JP19415282U 1982-12-22 1982-12-22 グロメツト Granted JPS5998111U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415282U JPS5998111U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グロメツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415282U JPS5998111U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グロメツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5998111U JPS5998111U (ja) 1984-07-03
JPS6222658Y2 true JPS6222658Y2 (ja) 1987-06-09

Family

ID=30417405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19415282U Granted JPS5998111U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グロメツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5998111U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9550020B2 (en) 2003-11-05 2017-01-24 Baxter International Inc. Dialysis system with a varying rate ultrafiltration profile

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB936418A (en) * 1961-01-10 1963-09-11 George August Tinnerman Plastic anchoring fastener
JPS5422839U (ja) * 1977-07-19 1979-02-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB936418A (en) * 1961-01-10 1963-09-11 George August Tinnerman Plastic anchoring fastener
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9550020B2 (en) 2003-11-05 2017-01-24 Baxter International Inc. Dialysis system with a varying rate ultrafiltration profile
US9572919B2 (en) 2003-11-05 2017-02-21 Baxter International Inc. Dialysis system with cassette based balance chambers and volumetric pumps

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5998111U (ja) 1984-07-03

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