JPS6222026B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222026B2 JPS6222026B2 JP54098952A JP9895279A JPS6222026B2 JP S6222026 B2 JPS6222026 B2 JP S6222026B2 JP 54098952 A JP54098952 A JP 54098952A JP 9895279 A JP9895279 A JP 9895279A JP S6222026 B2 JPS6222026 B2 JP S6222026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal ring
- dimension
- cylindrical portion
- radial
- cutout
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はオイルシール用金属環の製造方法に関
し、更に詳しくは製品の軽量化と使用材料の節約
とをもたらすオイルシール用金属環の製造方法を
提示するものである。
し、更に詳しくは製品の軽量化と使用材料の節約
とをもたらすオイルシール用金属環の製造方法を
提示するものである。
従来、第1図に例示する如く、円筒部2と円筒
部2の一端から内方へ伸びる径方向部3を備える
板状材料製金属環1及びゴム様弾性材料を用いて
製せられ、金属環1の内方端部に接着されたシー
ル部材5から成るオイルシールの金属環1の製作
に当つては、あらかじめ、径方向部3の貫通孔の
中抜及び円筒部2の端縁を規制する外抜寸法を形
成する外抜を行なつて略蛇の目形状の環状板材を
形成するとともに、該略蛇の目形状の環状板材に
対し曲げしぼり加工を施す金属環成形用金型を用
意し、プレス機械を使用し、第2図に示すよう
に、帯状を呈し、金属環1と同等の肉厚寸法を備
える板材を適宜の送りピツチをもつて供給し、外
抜工程、中抜工程及び曲げしぼり工程を略同時に
実施して、第3図に示すような円筒部2と、円筒
部2の一端から内方へ伸び、貫通孔を抜き取られ
た径方向部3とを有する金属環1となすのである
が、従来帯状板材の巾寸法B及び材料送りピツチ
は、外抜寸法D0に対し、 B=D0+(1.5〜3.5mm),p=D0+1.5mm×2程
度に設定させられるのが通常であつた。
部2の一端から内方へ伸びる径方向部3を備える
板状材料製金属環1及びゴム様弾性材料を用いて
製せられ、金属環1の内方端部に接着されたシー
ル部材5から成るオイルシールの金属環1の製作
に当つては、あらかじめ、径方向部3の貫通孔の
中抜及び円筒部2の端縁を規制する外抜寸法を形
成する外抜を行なつて略蛇の目形状の環状板材を
形成するとともに、該略蛇の目形状の環状板材に
対し曲げしぼり加工を施す金属環成形用金型を用
意し、プレス機械を使用し、第2図に示すよう
に、帯状を呈し、金属環1と同等の肉厚寸法を備
える板材を適宜の送りピツチをもつて供給し、外
抜工程、中抜工程及び曲げしぼり工程を略同時に
実施して、第3図に示すような円筒部2と、円筒
部2の一端から内方へ伸び、貫通孔を抜き取られ
た径方向部3とを有する金属環1となすのである
が、従来帯状板材の巾寸法B及び材料送りピツチ
は、外抜寸法D0に対し、 B=D0+(1.5〜3.5mm),p=D0+1.5mm×2程
度に設定させられるのが通常であつた。
発明者らは金属環1の円筒部2の軸方向巾寸法
b(第1図参照)は、組込み、取扱い時等におけ
るゴム様弾性材製のシール部材5の保護のため、
或いは、ベアリングに対するシール部材5の相対
位置を規制するために、シール部材5の軸方向巾
寸法に比し大なる値に設定されるのが通常である
が、円筒部2が嵌挿されるハウジング(図示せ
ず)との嵌合周面における密封性保持の面から見
れば、必ずしも上記した巾寸法を必要とせず、巾
寸法のbの1/2程度或いはそれ以下でも十分であ
ることに着目して、帯状板材の巾寸法及び材料送
りピツチを上記した金属環の外抜寸法に比し小さ
く設定することにより、金属環製作のための材料
の節減及び製品の軽量化をもたらし、しかも製品
の巾寸法を正常に形成して、ベアリング等に対す
るオイルシールの相対位置を適宜に規制するとと
もに、取扱い時等におけるゴム様弾性材製シール
部材を防護し得るオイルシール用金属環の製造方
法を発明した。
b(第1図参照)は、組込み、取扱い時等におけ
るゴム様弾性材製のシール部材5の保護のため、
或いは、ベアリングに対するシール部材5の相対
位置を規制するために、シール部材5の軸方向巾
寸法に比し大なる値に設定されるのが通常である
が、円筒部2が嵌挿されるハウジング(図示せ
ず)との嵌合周面における密封性保持の面から見
れば、必ずしも上記した巾寸法を必要とせず、巾
寸法のbの1/2程度或いはそれ以下でも十分であ
ることに着目して、帯状板材の巾寸法及び材料送
りピツチを上記した金属環の外抜寸法に比し小さ
く設定することにより、金属環製作のための材料
の節減及び製品の軽量化をもたらし、しかも製品
の巾寸法を正常に形成して、ベアリング等に対す
るオイルシールの相対位置を適宜に規制するとと
もに、取扱い時等におけるゴム様弾性材製シール
部材を防護し得るオイルシール用金属環の製造方
法を発明した。
本発明によるオイルシール用金属環の製造に使
用される金型は、ブランクを形成する外抜ダイ及
び外抜ポンチのプロフイルが、第4図に示すごと
く、外抜寸法D0を直径とする円形から互いに対
向する位置にある弦部を欠除された形状に形成さ
れ、径方向部の中抜加工及び曲げしぼり加工を同
時になし得る構造を備えて、第4図上に二点鎖線
をもつて示すごとく、外抜寸法D0に比し小なる
幅寸法B′を備える帯状板材を互いに対向して欠除
された弦部を結ぶ方向に挿入され、外径寸法D0
に比し小なる送りピツチをもつて送り込まれ、第
5図に示すごとく、外径寸法D0を直径とする円
形に対し円周上4分割された箇所の弦部を欠除さ
れたブランクを形成し、略同時に施される曲げし
ぼり加工により、第6図に示すごとく、円筒部2
の径方向部3に対し反対側の端部の円周上4箇所
に、略円弧状の欠除部7を備えるオイルシール用
金属環を成形する。
用される金型は、ブランクを形成する外抜ダイ及
び外抜ポンチのプロフイルが、第4図に示すごと
く、外抜寸法D0を直径とする円形から互いに対
向する位置にある弦部を欠除された形状に形成さ
れ、径方向部の中抜加工及び曲げしぼり加工を同
時になし得る構造を備えて、第4図上に二点鎖線
をもつて示すごとく、外抜寸法D0に比し小なる
幅寸法B′を備える帯状板材を互いに対向して欠除
された弦部を結ぶ方向に挿入され、外径寸法D0
に比し小なる送りピツチをもつて送り込まれ、第
5図に示すごとく、外径寸法D0を直径とする円
形に対し円周上4分割された箇所の弦部を欠除さ
れたブランクを形成し、略同時に施される曲げし
ぼり加工により、第6図に示すごとく、円筒部2
の径方向部3に対し反対側の端部の円周上4箇所
に、略円弧状の欠除部7を備えるオイルシール用
金属環を成形する。
円筒部2が欠除部7を付されて不完全な円筒形
として形成されるが、第6図に示されるごとく、
互いに隣り合せる欠除部7,7の中間に、円筒部
2の正常な幅寸法bを備える部分が形成されるの
で、組立時におけるオイルシールの軸方向位置の
設定、或いは取扱時等におけるシール部材の防護
については何ら心配ない。
として形成されるが、第6図に示されるごとく、
互いに隣り合せる欠除部7,7の中間に、円筒部
2の正常な幅寸法bを備える部分が形成されるの
で、組立時におけるオイルシールの軸方向位置の
設定、或いは取扱時等におけるシール部材の防護
については何ら心配ない。
第5図上に符号eを付して示す欠除部7の軸方
向深さを大きくすることは、第4図及び第5図か
ら明らかな様に、ハウジングとの嵌合部における
シール機能を担う部分を短かめてシール機能を低
下させるとともに、欠除部7に挾まれて軸方向の
巾寸法bを保持する部分を無くす虞れがあるの
で、帯状板材の巾寸法B′及び材料送りピツチp′の
設定の当つては、帯状板材の長手方向及び長手方
向に対し直交する方向のいずれにおいても欠除部
7の軸方向深さeが過大とならないよう、配慮し
なければならない。
向深さを大きくすることは、第4図及び第5図か
ら明らかな様に、ハウジングとの嵌合部における
シール機能を担う部分を短かめてシール機能を低
下させるとともに、欠除部7に挾まれて軸方向の
巾寸法bを保持する部分を無くす虞れがあるの
で、帯状板材の巾寸法B′及び材料送りピツチp′の
設定の当つては、帯状板材の長手方向及び長手方
向に対し直交する方向のいずれにおいても欠除部
7の軸方向深さeが過大とならないよう、配慮し
なければならない。
本発明によるオイルシール用金属環の製造方法
が上記した構成要件を備えていることにより、下
記する効果がもたらされる。帯状板材の巾寸法
B′及び材料送りピツチp′がともに、曲げしぽり加
工により金属環の円筒部2の端縁を形成する外抜
寸法D0に比し小さく設定されたことにより、材
料ロスの縮減による材料費の節減及び円筒部2の
端部における欠除部7の形成による製品の軽量化
がもたらされ、しかも外抜きの対角線方向におけ
る円筒部の完全巾部の形成により、オイルシール
の相対位置が正常に規制され、又、欠除部7の軸
方向深さのeのコントロールにより、嵌合部にお
ける密封機能も十分に確保される。
が上記した構成要件を備えていることにより、下
記する効果がもたらされる。帯状板材の巾寸法
B′及び材料送りピツチp′がともに、曲げしぽり加
工により金属環の円筒部2の端縁を形成する外抜
寸法D0に比し小さく設定されたことにより、材
料ロスの縮減による材料費の節減及び円筒部2の
端部における欠除部7の形成による製品の軽量化
がもたらされ、しかも外抜きの対角線方向におけ
る円筒部の完全巾部の形成により、オイルシール
の相対位置が正常に規制され、又、欠除部7の軸
方向深さのeのコントロールにより、嵌合部にお
ける密封機能も十分に確保される。
尚、図面には、金属環の円筒部がゴム様弾性材
料による被覆を施されない実施例が示されている
が、これに限定されるものではなく、円筒部の外
周面がゴム材料により被覆をもつて覆われた構造
を備えるオイルシールの金属環の製作においても
本発明を適用することが可能であり、この場合は
円筒部の欠除部をゴム材料をそつて埋めるか、或
いはゴム部分の成形に使用する成形型をゴム被覆
に対しても金属環の欠除部に対応する欠除部が形
成される様特別の設計を施すことが必要である。
料による被覆を施されない実施例が示されている
が、これに限定されるものではなく、円筒部の外
周面がゴム材料により被覆をもつて覆われた構造
を備えるオイルシールの金属環の製作においても
本発明を適用することが可能であり、この場合は
円筒部の欠除部をゴム材料をそつて埋めるか、或
いはゴム部分の成形に使用する成形型をゴム被覆
に対しても金属環の欠除部に対応する欠除部が形
成される様特別の設計を施すことが必要である。
第1図は本発明の対象となるオイルシールの構
造を示す断面図、第2図は従来技術によるオイル
シール用金属環の製造方法を示す平面図、第3図
は第2図の方法により製作された金属環の構造を
示す断面図、第4図は本発明によるオイルシール
用金属環の製造に使用される金型の外抜加工部の
プロフイルを示す平面図、第5図は本発明による
オイルシール用金属環の製造方法を示す平面図、
第6図は第4図に1部分のプロフイルを示された
金型を用いて第5図の方法により製作されたオイ
ルシール用金属環の形状を示す断面図である。 1……金属環、2……円筒部、3……径方向
部、5……シール部材、7……欠除部、b……軸
方向巾寸法、D0……外抜寸法、B,B′……帯状
板材の巾寸法、p,p′……材料送りピツチ、e…
…切欠部深さ。
造を示す断面図、第2図は従来技術によるオイル
シール用金属環の製造方法を示す平面図、第3図
は第2図の方法により製作された金属環の構造を
示す断面図、第4図は本発明によるオイルシール
用金属環の製造に使用される金型の外抜加工部の
プロフイルを示す平面図、第5図は本発明による
オイルシール用金属環の製造方法を示す平面図、
第6図は第4図に1部分のプロフイルを示された
金型を用いて第5図の方法により製作されたオイ
ルシール用金属環の形状を示す断面図である。 1……金属環、2……円筒部、3……径方向
部、5……シール部材、7……欠除部、b……軸
方向巾寸法、D0……外抜寸法、B,B′……帯状
板材の巾寸法、p,p′……材料送りピツチ、e…
…切欠部深さ。
Claims (1)
- 1 円筒部2及び該円筒部2の一端から径方向に
伸びる径方向部3を有し、該径方向部3の端部に
ゴム様弾性材料によるシール部材5を結合される
オイルシール用金属環1の製造方法において、前
記円筒部2の端縁を規制する外抜寸法D0を直径
とする円形から互いに対向する位置にある弦部を
欠除された形状を形成する外抜加工、前記シール
部材5が結合される前記径方向部3の内周側を形
成する中抜加工及び前記円筒部2を形成する曲げ
しぼり加工をなす金属環成形用金型に、前記外抜
寸法D0に比し小なる幅寸法B′を備える帯状板材
を、前記外抜寸法D0に比し小なる材料送りピツ
チp′をもつて、前記欠除された弦部を連ねる方向
に供給する工程と、前記金属環成形用金型に対し
押圧力を付加して、外抜加工、中抜加工及び曲げ
しぼり加工を施して、軸方向端部に略円弧状の欠
除部7を形成された前記円筒部2及び前記径方向
部3を形成させる工程とから成るオイルシール用
金属環の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895279A JPS5624262A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of metal ring for oil seal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895279A JPS5624262A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of metal ring for oil seal |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5624262A JPS5624262A (en) | 1981-03-07 |
JPS6222026B2 true JPS6222026B2 (ja) | 1987-05-15 |
Family
ID=14233422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9895279A Granted JPS5624262A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of metal ring for oil seal |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5624262A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04277748A (ja) * | 1991-03-06 | 1992-10-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷版 |
DE69608761D1 (de) * | 1995-10-20 | 2000-07-13 | Agfa Gevaert Nv | Verfahren zur Herstellung physikalischer Entwicklungskerne zur Verwendung im Silbersalz-Diffusionübertragungsverfahren |
JP4843410B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-12-21 | カヤバ工業株式会社 | オイルシール |
JP5166220B2 (ja) * | 2008-12-01 | 2013-03-21 | カヤバ工業株式会社 | インサートメタル |
-
1979
- 1979-08-02 JP JP9895279A patent/JPS5624262A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5624262A (en) | 1981-03-07 |
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