[go: up one dir, main page]

JPS6219434B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6219434B2
JPS6219434B2 JP7943080A JP7943080A JPS6219434B2 JP S6219434 B2 JPS6219434 B2 JP S6219434B2 JP 7943080 A JP7943080 A JP 7943080A JP 7943080 A JP7943080 A JP 7943080A JP S6219434 B2 JPS6219434 B2 JP S6219434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
acetylene
present
mol
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7943080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS574995A (en
Inventor
Tooru Kitahara
Tetsuya Nagaie
Masuhito Oogushi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP7943080A priority Critical patent/JPS574995A/ja
Publication of JPS574995A publication Critical patent/JPS574995A/ja
Publication of JPS6219434B2 publication Critical patent/JPS6219434B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ビニルアルコキシシランの新規な製
造方法に関するものである。 ビニルアルコキシシランの合成は、ビニルクロ
ルシランとアルコールの縮合反応による方法が知
られている。この方法は反応生成物系が塩化水素
を含有する。 本発明者らはビニルアルコキシシランの生成時
に塩化水素の生成を伴わない方法としてトリアル
コキシシランとアセチレンを反応させる方法を検
討した。 米国特許第2637738号公報には、炭一白金触媒
の存在下、130℃、20気圧(300p.s.i)の圧力下
でトリエトキシシラン(575g、3.5モル)にアセ
チレンを2時間導入して反応させビニルトリエト
キシシラン1.77モルを生成することが示されてい
る。しかし、この方法は収率が50%強で副生成物
として、1・2−ビス(トリエトキシシリル)−
エタン0.69モルを生成する。また、アセチレンを
高温度、高圧力下で反応するため危険性をともな
い工業的な製造法として難点がある。 本発明はこれらの従来の問題点を解決すること
にあり、アセチレンとトリアルコキシシランとの
反応によるビニルトリアルコキシシランの製造を
低温度、低圧力下で行なうことのできる方法を提
供することを目的とし、さらに、ビニルトリアル
コキシシランの収率が高く、副生成物のビス(ト
リアルコキシシリル)−エタンの生成が少ない製
造法を提供することを目的とするものである。 本発明のビニルアルコキシシランの製造法は、
一般式 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ炭素原子数1
〜12個のアルキル基、アルキルアリール基および
アラルキル基から選ばれた基を表す。)で示され
るトリアルコキシシランとアセチレンとを一般式
PtXY(PPh32(式中、XおよびYはそれぞれハ
ロゲン、酸素、炭素数1〜12個のアルキル基およ
びトリフエニルホスフインから選ばれた基、また
はXYはCO2もしくはCH2=CH2を、Phはフエニ
ル基を表す。)で示される錯体触媒の存在下で反
応させビニルトリアルコキシシランを製造するこ
とを特徴とする。 本発明に使用するトリアルコキシシランは、一
般式 (R1、R2およびR3は前記と同様である。) で示され、その具体的な例としては、トリメトキ
シシラン、トリエトキシシラン、トリイソプロポ
キシシラン、トリフエノキシシラン、トリオクタ
ノキシシランなどをあげることができる。 本発明によつて得られるビニルトリアルコキシ
シランは一般式 (式中、R1、R2およびR3は前記と同様である。) で示されるビニルトリアルコキシシランである。 本発明の錯体触媒は、一般式PtXY(PPh32
(式中のX、YまたはXYは前記と同様である。)
で示される白金−ホスフアイン錯体であり、その
具体例としては、PtCl2(PPh32、Pt(PPh34
PtO2(PPh32、PtCO2(PPh32などをあげるこ
とができる。その使用量はトリアルコキシシラン
に対して0.0001〜1.0モル%、好ましくは0.05〜
0.5モル%である。 本発明においては、特に溶媒を必要としない
が、低沸点のトリアルコキシシランを使用する反
応においては溶媒を利用してもよい。溶媒として
は、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロルベンゼン、ナフタレンのような芳香族炭化
水素、テトラリンや1・2−ジクロルエタン、
1・1・2・2−テトラクロルエタンのような溶
媒が用いられる。その使用量は特に限定しないが
好ましくは、トリアルコキシシラン1重量部に対
して0.5〜10重量部である。 反応温度は0〜200℃で行うことができるが、
本発明の方法は特に40〜100℃の低温度で反応速
度、工業上および安全上の上から有利に実施でき
る利点がある。圧力は特に限定しないが特に高圧
を必要とせず大気圧〜0.5Kg/cm2で実施できる。 本発明の製造法は、100℃以下の低温度、およ
び低圧下で反応を行うことができるため安全性が
あり、工業的製造法としてすぐれている。また、
ビニルトリアルコキシシランの収率がよく、特に
ビニルトリエトキシシランの収率は著しくよく、
副生成物のビス(トリアルコキシシリル)エタン
の生成率が小さい利点がある。 以下、実施例、比較例にて本発明を説明する。 実施例 1 ジムロート冷却器、アセチレンフイード用ガラ
スフイルター、温度計、サンプル取出し管を取り
付けた内径40mm、長さ400mmのガラス反応管に溶
媒としてトルエン70ml、トリエトキシシラン10g
(61mmol)それに触媒としてテトラキストリフ
エニルホスフイン白金〔O〕0.24g(シランに対
して0.3モル%)を加え70℃、で120分アセチレン
を2.2mmol/minの速度で吹き込み反応させた。
反応後、反応液をガスクロマトグラフイーで分析
した結果を表1に示す。 比較例 1 実施例1で用いた触媒をクロロトリストリフエ
ニルホスフインロジウム〔〕0.27g(シランに
対して0.5モル%)にかえ、実施例1に準じた操
作を行なつた。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1で用いた触媒をクロロカルボニルビス
トリフエニルホスフインロジウム〔〕にかえ、
温度を90℃、時間を350分とし、操作を行なつ
た。結果を表1に示す。
【表】 実施例 2 冷却器、アセチレンフイード管を取り付けた内
容積80mlの三つ口フラスコに、溶媒としてベンゼ
ン40ml、トリエトキシシラン11g(67mmol)、
それに触媒としてジクロルビストリフエニルホス
フイン白金〔〕0.264g、(シランに対して0.5
モル%)を仕込み、80℃にて10時間反応させた。
反応後のガスクロマトグラフイーの分析結果を表
2に示す。反応液の溶媒を除去した後、蒸留によ
つ沸点78〜80℃/90mmHgのビニルトリエトキシ
シランが得られた。 比較例 3、4 実施例2で用いた触媒をテトラキストラフエニ
ルホスフインパラジウムもしくはジクロルビスト
リフエニルホスフインパラジウムにかえ、温度
110℃、時間を15時間にかえ、実施例2に準じた
操作を行つた。結果は表2に示すごとく生成物は
得られなかつた。 比較例 5 実施例2で用いた触媒をヒドロテトラキストリ
フエニルホスフインロジウムにかえ、実施例2に
準じた操作を行つた。結果を表2に示す。 比較例 6 実施例2で用いた触媒をジクロルトリストリフ
エニルホスフインルテニウムにかえ、時間を13時
間にかえ、実施例2に準じた操作を行つた。結果
を表2に示す。
【表】 実施例 3 ジムロート冷却器、アセチレンフイード用ガラ
スフイルター、温度計、サンプル取出管を取り付
けた内径40mm、長さ400mmのガラス反応管に溶媒
としてキシレン70ml(トリメトキシシラン10g
(80mmol)、およびジクロルビストリフエニレホ
スフイン白金〔〕をシランに対して0.2モル%
(0.129g)仕込み、油浴中で90℃で保ち、常圧下
でアセチレンを3.7mmol/minの速度で1時間吹
き込み反応させた。反応後、反応液をガスクロマ
トグラフイーで分析した結果を表3に示す。 実施例 4 実施例3で用いたジクロルビストリフエニルホ
スフイン白金〔〕のかわりにテトラキストリフ
エニルホスフイン白金(O)0.210g(シランに
対して0.2モル%)を用い油浴中で70℃に保ちな
がらアセチレンを3.7mmol/minの速度で80分間
吹き込み反応させた。結果を表3に示す。 比較例 7〜12 実施例3で用いたジクロルビストリフエニルホ
スフイン白金〔〕のかわりに、本発明における
触媒以外の第族遷移金属錯体を0.2モル%(シ
ランに対して)仕込み、所定温度、時間(表)に
保ち、実施例3に準じた操作を行つた。結果を表
3に示す。 比較例 13 実施例3に用いた触媒をH2PtCl6・6H2Oのイソ
プロパノール溶液(シランに対し0.02モル%)
に、温度を60℃にかえ、実施例3に準じた操作を
行つた。結果を表3に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ炭素原子数1
    〜12個のアルキル基、アルキルアリール基および
    アラルキル基から選ばれた基を表す。)で示され
    るトリアルコキシシランとアセチレンとを一般式
    PtXY(PPh32(式中、XおよびYはそれぞれハ
    ロゲン、酸素、炭素原子数1〜12個のアルキル基
    およびトリフエニルホスフインから選ばれた基、
    またはXYはCO2もしくはCH2=CH2を表す。)で
    示される錯体触媒の存在下で反応させることを特
    徴とするビニルアルコキシシランの製造方法。
JP7943080A 1980-06-12 1980-06-12 Preparation of vinylalkoxysilane Granted JPS574995A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7943080A JPS574995A (en) 1980-06-12 1980-06-12 Preparation of vinylalkoxysilane

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7943080A JPS574995A (en) 1980-06-12 1980-06-12 Preparation of vinylalkoxysilane

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS574995A JPS574995A (en) 1982-01-11
JPS6219434B2 true JPS6219434B2 (ja) 1987-04-28

Family

ID=13689652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7943080A Granted JPS574995A (en) 1980-06-12 1980-06-12 Preparation of vinylalkoxysilane

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS574995A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ190194A (en) * 1978-05-08 1982-02-23 Cpc International Inc Production of oil by fermenting yeast in fatty acids
US4444397A (en) * 1981-12-04 1984-04-24 Senoh Kabushiki Kaisha Adjusting device for a net pole
US4579965A (en) * 1985-01-24 1986-04-01 Union Carbide Corporation Process for preparing vinyl-tri-(tertiary substituted) alkoxysilanes
US4558146A (en) * 1985-01-31 1985-12-10 Union Carbide Corporation Process for preparing vinylaminosilanes
US4898961A (en) * 1989-07-17 1990-02-06 Dow Corning Corporation Method for preparing alkenylsilanes
US5041595A (en) * 1990-09-26 1991-08-20 Union Carbide Chemicals And Plastics Technology Corporation Method for manufacturing vinylalkoxysilanes

Also Published As

Publication number Publication date
JPS574995A (en) 1982-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08231563A (ja) ヒドロシリル化方法
EP1252167B1 (en) High purity organofunctional alkyldialkoxysilanes through inverse addition
Yamamoto et al. The utility of t-butyldimethylsilane as an effective silylation reagent for the protection of functional groups
JPS6219434B2 (ja)
JP3556642B2 (ja) 第二級アミノイソブチルアルコキシシラン類の調製
JPH06199874A (ja) メチルクロルシラン合成時に生じる生成混合物から珪素に直接結合した水素原子を有するシランを除去する方法
JP2530391B2 (ja) 立体的に遮蔽されたアミノヒドロカルビルシラン類および製造方法
KR0141464B1 (ko) 알릴알킬실란 화합물 및 그의 제조방법
TWI659036B (zh) 製備氟矽化合物
JPH0791307B2 (ja) シクロペンチルトリクロロシランの製造方法
US5998649A (en) Organosilicon compounds and method for preparation
JPH0637503B2 (ja) t−アルキルジメチルハロゲノシランの製造方法
JP4025384B2 (ja) 3−メタクリロキシプロピルジメチルハロシランまたは3−メタクリロキシプロピルメチルジハロシランの精製方法
JP2585295B2 (ja) ビニルシラン類の製造方法
JPH0142956B2 (ja)
Steward et al. New mechanisms for the base-catalyzed cleavage of Si Si bonds in organopolysilanes: the base-catalyzed solvolysis of pentaphenyldisilanecarboxylic acid and pentaphenyldisilanol in ethanol/water media
US6087521A (en) Silicon compounds containing silamethylene bonds and method for their preparation
JPS631946B2 (ja)
JP2538447B2 (ja) N−tert−ブチルジアルキルシリルマレイミドの製造方法
JPH11199588A (ja) ハロオルガノシラン化合物の製造方法
JPH07173180A (ja) ヘキサメチルシクロトリシラザンの製造方法
JPH0253437B2 (ja)
JP2002020390A (ja) トリオルガノシラノール化合物の製造方法
JPS60130592A (ja) アルキニルシリル化合物の製造方法
EP0269263A1 (en) Epoxy group containing disilazane and method for its production