JPS62191260A - 車輪ロツク防止装置 - Google Patents
車輪ロツク防止装置Info
- Publication number
- JPS62191260A JPS62191260A JP3211086A JP3211086A JPS62191260A JP S62191260 A JPS62191260 A JP S62191260A JP 3211086 A JP3211086 A JP 3211086A JP 3211086 A JP3211086 A JP 3211086A JP S62191260 A JPS62191260 A JP S62191260A
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- Japan
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- pressure
- hydraulic pressure
- circuit
- reservoir
- pump
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車輪ロック防止装置、所謂アンチスキッド装
置に係り、特に、マスタシリンダとホイールシリンダを
接続する主液圧回路と、この主液圧回路の中間部に対し
て並列接続したバイパス液圧回路と、このバイパス液圧
回路に設けたリザーバと、前記両液圧回路に設けられて
車輪のロック状態を検出する制御装置からの信号に応答
して切換作動し前記ホイールシリンダを前記リザーバ又
は前記主液圧回路の中間部に接続する給排切換弁と、前
記主液圧回路の中間部より前記マスタシリンダ側に設け
られて前記給排切換弁が切換作動するアンチスキッド作
動状態では当該主液圧回路を閉じる常開型カット弁と、
前記バイパス液圧回路の前記リザーバからマスタシリン
ダ側端部に至る回路に設けられて少なくとも前記アンチ
スキッド作動状態では駆動され前記リザーバ側から吸入
した作動液を前記主液圧回路の中間部に向けて吐出する
ポンプとを備えて、車両制動時に生じ得る車輪ロックを
防止するようにした車輪ロック防止装置に関する。
置に係り、特に、マスタシリンダとホイールシリンダを
接続する主液圧回路と、この主液圧回路の中間部に対し
て並列接続したバイパス液圧回路と、このバイパス液圧
回路に設けたリザーバと、前記両液圧回路に設けられて
車輪のロック状態を検出する制御装置からの信号に応答
して切換作動し前記ホイールシリンダを前記リザーバ又
は前記主液圧回路の中間部に接続する給排切換弁と、前
記主液圧回路の中間部より前記マスタシリンダ側に設け
られて前記給排切換弁が切換作動するアンチスキッド作
動状態では当該主液圧回路を閉じる常開型カット弁と、
前記バイパス液圧回路の前記リザーバからマスタシリン
ダ側端部に至る回路に設けられて少なくとも前記アンチ
スキッド作動状態では駆動され前記リザーバ側から吸入
した作動液を前記主液圧回路の中間部に向けて吐出する
ポンプとを備えて、車両制動時に生じ得る車輪ロックを
防止するようにした車輪ロック防止装置に関する。
この種の車輪ロック防止装置は、切換弁型の車輪ロック
防止装置といわれ、アンチスキッド作動状態ではカット
弁のホイールシリンダ側にてホイールシリンダ内液圧が
制御(減圧、増圧)されるため、所謂キックバックを生
じないといった利点を備えており、従来、例えば特開昭
60−25834号公報にて提案されている。
防止装置といわれ、アンチスキッド作動状態ではカット
弁のホイールシリンダ側にてホイールシリンダ内液圧が
制御(減圧、増圧)されるため、所謂キックバックを生
じないといった利点を備えており、従来、例えば特開昭
60−25834号公報にて提案されている。
しかして、同公報にて提案されている車輪ロック防止装
置においては、バイパス液圧回路のポンプからマスタシ
リンダ側端部に至る回路にアキュムレータが設けられて
いて、給排切換弁の作動によりホイールシリンダがリザ
ーバに接続されてホイールシリンダ内液圧が減圧される
ときにもポンプから吐出された圧液がアキュムレータに
貯留される。このため、給排切換弁の作動比よりホイー
ルシリンダが主液圧回路の中間部に接続されると、アキ
ュムレータ内の圧液がホイールシリンダに向けて流れて
ホイールシリンダ内液圧を増圧させる。
置においては、バイパス液圧回路のポンプからマスタシ
リンダ側端部に至る回路にアキュムレータが設けられて
いて、給排切換弁の作動によりホイールシリンダがリザ
ーバに接続されてホイールシリンダ内液圧が減圧される
ときにもポンプから吐出された圧液がアキュムレータに
貯留される。このため、給排切換弁の作動比よりホイー
ルシリンダが主液圧回路の中間部に接続されると、アキ
ュムレータ内の圧液がホイールシリンダに向けて流れて
ホイールシリンダ内液圧を増圧させる。
したがって、当該装置においては、上記したホイールシ
リンダ内液圧の増圧がポンプの性能(吐出能力)にそれ
ほど影響されない。
リンダ内液圧の増圧がポンプの性能(吐出能力)にそれ
ほど影響されない。
ところで、上記した従来の装置においては、ポンプから
吐出される液圧が制御されない構成となっている。この
ため、ホイールシリンダ内液圧が低い状態にてアンチス
キッド作動が開始する場合(雪路、凍結路等にての制動
時)には、ホイールシリンダ内液圧とアキュムレータ内
液圧の差圧が大きく、またホイールシリンダ内液圧が高
い状態にてアンチスキッド作動が開始する場合(舗装路
等にての制動時)には上記した差圧が小さくなる。
吐出される液圧が制御されない構成となっている。この
ため、ホイールシリンダ内液圧が低い状態にてアンチス
キッド作動が開始する場合(雪路、凍結路等にての制動
時)には、ホイールシリンダ内液圧とアキュムレータ内
液圧の差圧が大きく、またホイールシリンダ内液圧が高
い状態にてアンチスキッド作動が開始する場合(舗装路
等にての制動時)には上記した差圧が小さくなる。
したがって、給排切換弁の作動によって得られる作用、
特に雪路、凍結路等にての制動時において得られる増圧
作用(差圧が大きいため急激な増圧作用が得られる)と
舗装路等にての制動時において得られる増圧作用(差圧
が小さいため緩慢な増圧作用が得られる)に大きな差が
生じ、最適な車輪ロック防止制御を行うためには複雑な
制御を行わなければならない。また、ホイールシリンダ
内液圧が低い状態にてアンチスキッド作動が開始する場
合には、上記したようにホイールシリンダ内液圧とアキ
ュムレータ内液圧との差圧が大きいために、ホイールシ
リンダ内液圧の増正に要する消費液量が少なくてよく、
ポンプから吐出される液量が上記した消費?f!L量を
超えてアキュムレータ内液圧が必要以上に高くなり、ポ
ンプ負荷が過大となる場合がある。
特に雪路、凍結路等にての制動時において得られる増圧
作用(差圧が大きいため急激な増圧作用が得られる)と
舗装路等にての制動時において得られる増圧作用(差圧
が小さいため緩慢な増圧作用が得られる)に大きな差が
生じ、最適な車輪ロック防止制御を行うためには複雑な
制御を行わなければならない。また、ホイールシリンダ
内液圧が低い状態にてアンチスキッド作動が開始する場
合には、上記したようにホイールシリンダ内液圧とアキ
ュムレータ内液圧との差圧が大きいために、ホイールシ
リンダ内液圧の増正に要する消費液量が少なくてよく、
ポンプから吐出される液量が上記した消費?f!L量を
超えてアキュムレータ内液圧が必要以上に高くなり、ポ
ンプ負荷が過大となる場合がある。
本発明は上記した問題を解決すべくなされたもので、上
記した切換弁型の車輪ロック防止装置において、前記バ
イパス液圧回路の前記ポンプからマスタシリンダ側端部
に至る回路に、前記ポンプから吐出されたパワー液圧を
前記マスタシリンダ内液圧を基準圧とし余剰の作動液を
前記リザーバに戻して調圧するレギュレータ弁と、当該
回路内のパワー液圧が設定値以上になったとき同作動液
を前記リザーバに逃すリリーフ弁とをそれぞれ介装した
ことに特徴がある。
記した切換弁型の車輪ロック防止装置において、前記バ
イパス液圧回路の前記ポンプからマスタシリンダ側端部
に至る回路に、前記ポンプから吐出されたパワー液圧を
前記マスタシリンダ内液圧を基準圧とし余剰の作動液を
前記リザーバに戻して調圧するレギュレータ弁と、当該
回路内のパワー液圧が設定値以上になったとき同作動液
を前記リザーバに逃すリリーフ弁とをそれぞれ介装した
ことに特徴がある。
本発明による車輪ロック防止装置においては、ホイール
シリンダ内液圧が如何なる状態にてアンチスキッド作動
が開始しても、レギュレータ弁の作用によりポンプから
吐出されたパワー液圧がマスタシリンダ内液圧を基準圧
として調圧され、この調圧された作動液が給排切換弁に
向けて供給される。このため、給排切換弁の作動によっ
て得られるホイールシリンダ内液圧の増圧作用は、調圧
された作動液と減圧されたホイールシリンダ内液圧との
差圧により得られるものであって、ホイールシリンダ内
液圧の高低に拘わらす略等しく得られ、簡単な制御にて
最適な車輪ロック防止制御を行うことが可能である。
シリンダ内液圧が如何なる状態にてアンチスキッド作動
が開始しても、レギュレータ弁の作用によりポンプから
吐出されたパワー液圧がマスタシリンダ内液圧を基準圧
として調圧され、この調圧された作動液が給排切換弁に
向けて供給される。このため、給排切換弁の作動によっ
て得られるホイールシリンダ内液圧の増圧作用は、調圧
された作動液と減圧されたホイールシリンダ内液圧との
差圧により得られるものであって、ホイールシリンダ内
液圧の高低に拘わらす略等しく得られ、簡単な制御にて
最適な車輪ロック防止制御を行うことが可能である。
また、本発明による車輪ロック防止装置においては、ア
ンチスキッド作動状態にて、リリーフ弁により当該液圧
回路内のパワー液圧が設定値以上になることを防止され
るため、マスタシリンダ内液圧が過度に高圧となったり
、レギュレータ弁の故障によりレギュレータ弁にて余剰
の作動液がリザーバに戻されなくても、ポンプの吐出圧
が異常に高くなることはなく、ポンプ負荷の異常な増大
を防止してポンプの耐久性を向上させることができる。
ンチスキッド作動状態にて、リリーフ弁により当該液圧
回路内のパワー液圧が設定値以上になることを防止され
るため、マスタシリンダ内液圧が過度に高圧となったり
、レギュレータ弁の故障によりレギュレータ弁にて余剰
の作動液がリザーバに戻されなくても、ポンプの吐出圧
が異常に高くなることはなく、ポンプ負荷の異常な増大
を防止してポンプの耐久性を向上させることができる。
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、ブレーキペダル10とブレーキブースタ11
によって作動されるタンデムブレーキマスタシリンダ(
以下、単にマスタシリンダという)12の前方圧力室が
ブレーキ液圧回路Bl、B2を通して左前ホイールブレ
ーキシリンダ(以下、単にホイールシリンダという)2
1に接続されるとともにブレーキ液圧回路Bl、B3を
通して右後ホイールシリンダ24に接続され、またマス
タシリンダ12の後方圧力室がブレーキ液圧回路B4、
B5を通して右前ホイールシリンダ22に接続されると
ともにブレーキ液圧回路B4.B6を通して左後ホイー
ルシリンダ23に接続された車両に適用されて、各ホイ
ールシリンダ21,22゜23.24に付与される液圧
(ホイールシリンダ圧)を各々独立に制御するようにし
た車輪ロック防止装置を示している。
によって作動されるタンデムブレーキマスタシリンダ(
以下、単にマスタシリンダという)12の前方圧力室が
ブレーキ液圧回路Bl、B2を通して左前ホイールブレ
ーキシリンダ(以下、単にホイールシリンダという)2
1に接続されるとともにブレーキ液圧回路Bl、B3を
通して右後ホイールシリンダ24に接続され、またマス
タシリンダ12の後方圧力室がブレーキ液圧回路B4、
B5を通して右前ホイールシリンダ22に接続されると
ともにブレーキ液圧回路B4.B6を通して左後ホイー
ルシリンダ23に接続された車両に適用されて、各ホイ
ールシリンダ21,22゜23.24に付与される液圧
(ホイールシリンダ圧)を各々独立に制御するようにし
た車輪ロック防止装置を示している。
車輪ロック防止装置は、ブレーキ液圧回路B1からブレ
ーキ液圧回路B2及びB3に供給される液圧とブレーキ
液圧回路B4からブレーキ液圧回路B5及びB6に供給
される液圧(この部分は図示を省略しである)をそれぞ
れ制御するアクチュエータAと、左前ホイールシリンダ
21に至るブレーキ液圧回路B2に設けた給排切換弁3
1.緩急切換弁32と、右後ホイールシリンダ24に至
るブレーキ液圧回路B3に設けた給排切換弁33゜緩急
切換弁34と、右前ホイールシリンダ22に至るブレー
キ液圧回路B5に設けた給排切換弁。
ーキ液圧回路B2及びB3に供給される液圧とブレーキ
液圧回路B4からブレーキ液圧回路B5及びB6に供給
される液圧(この部分は図示を省略しである)をそれぞ
れ制御するアクチュエータAと、左前ホイールシリンダ
21に至るブレーキ液圧回路B2に設けた給排切換弁3
1.緩急切換弁32と、右後ホイールシリンダ24に至
るブレーキ液圧回路B3に設けた給排切換弁33゜緩急
切換弁34と、右前ホイールシリンダ22に至るブレー
キ液圧回路B5に設けた給排切換弁。
緩急切換弁(図示を省略しである)と、左後ホイールシ
リンダ23に至るブレーキ液圧回路B6に設けた給排切
換弁、緩急切換弁(図示を省略しである)と、各車輪の
回転数をそれぞれ検出するセンサ41,42,43.4
4と、ブレーキペダル10の踏込みを検出するスイッチ
45と、ブレーキペダル10の踏込みに伴うスイッチ4
5の動作により作動して各センサ41〜44からの信号
により各車輪のロック状態(車輪速度の変化fjk)を
検出し各車輪ロックを適確に防止すべく各切換弁31〜
34及び図示を省略した各切換弁に信号を発する制御装
置としてのマイクロコンピュータ50を備えている。な
お、各ブレーキ液圧回路B3゜B6には、公知のプロポ
ーショニングバルブ19が介装されている(回路86例
のものは図示を省略しである)。
リンダ23に至るブレーキ液圧回路B6に設けた給排切
換弁、緩急切換弁(図示を省略しである)と、各車輪の
回転数をそれぞれ検出するセンサ41,42,43.4
4と、ブレーキペダル10の踏込みを検出するスイッチ
45と、ブレーキペダル10の踏込みに伴うスイッチ4
5の動作により作動して各センサ41〜44からの信号
により各車輪のロック状態(車輪速度の変化fjk)を
検出し各車輪ロックを適確に防止すべく各切換弁31〜
34及び図示を省略した各切換弁に信号を発する制御装
置としてのマイクロコンピュータ50を備えている。な
お、各ブレーキ液圧回路B3゜B6には、公知のプロポ
ーショニングバルブ19が介装されている(回路86例
のものは図示を省略しである)。
以下、詳細に図示した左前、右後系の車輪ロック防止装
置の構成について詳述する。なお、右前。
置の構成について詳述する。なお、右前。
左後系の車輪ロック防止装置の構成は、左前、右後系の
車輪ロック防止装置の構成と同様に構成されている。
車輪ロック防止装置の構成と同様に構成されている。
各給排切換弁31.33は、マイクロコンピュータ50
からの信号(消磁信号、励磁信号)によって切換作動(
消磁、励磁)する電磁切換弁であり、消磁時には各ホイ
ールシリンダ21.24をアクチュエータAの液室R1
に接続させ、また励磁時には各ホイールシリンダ21.
24をバイパス液圧回路B7に設けたリザーバR及びプ
ランジャ型ポンプP1に接続させる。各緩急切換弁32
゜34は、各ホイールシリンダ21.24と各給排切換
弁31.33間に介装され各給排切換弁31゜33と同
様にマイクロコンピュータ50からの信号によって切換
作動(消磁、励磁)する電磁切換弁であり、消磁時には
各ホイールシリンダ21゜24と各給排切換弁31.3
3を絞ることなく自白滝れを許容して連通させ、また励
磁時には各ホイールシリンダ21.24と各給排切換弁
31゜33を各絞り32a、34aを通して連通させる
。
からの信号(消磁信号、励磁信号)によって切換作動(
消磁、励磁)する電磁切換弁であり、消磁時には各ホイ
ールシリンダ21.24をアクチュエータAの液室R1
に接続させ、また励磁時には各ホイールシリンダ21.
24をバイパス液圧回路B7に設けたリザーバR及びプ
ランジャ型ポンプP1に接続させる。各緩急切換弁32
゜34は、各ホイールシリンダ21.24と各給排切換
弁31.33間に介装され各給排切換弁31゜33と同
様にマイクロコンピュータ50からの信号によって切換
作動(消磁、励磁)する電磁切換弁であり、消磁時には
各ホイールシリンダ21゜24と各給排切換弁31.3
3を絞ることなく自白滝れを許容して連通させ、また励
磁時には各ホイールシリンダ21.24と各給排切換弁
31゜33を各絞り32a、34aを通して連通させる
。
アクチュエータAは、バイパス液圧回路B7に設けたポ
ンプP1から吐出されたパワー液圧を制御して液室R2
に供給する図示上方部分のパワー液圧コントロール部A
1と、図示下方部分のカット弁部A2によって構成され
ていて、単一のハウジング60内にポンプP1等ととも
に一体的に組付けられている。バイパス液圧回路B7は
、マスタシリンダ12と各ホイールシリンダ21.24
を接続する主液圧回路(Bl、B2.B3)の中間部、
すなわちアクチュエータAの液室R3から各給排切換弁
31.33に至る回路に対して並列接続されている回路
であり、各給排切換弁31゜33からリザーバR及びポ
ンプP1に至る回路と、ポンプP1からアクチュエータ
Aの液室R4に至る回路と、液室R4から液室R3に至
る回路によって構成されている。
ンプP1から吐出されたパワー液圧を制御して液室R2
に供給する図示上方部分のパワー液圧コントロール部A
1と、図示下方部分のカット弁部A2によって構成され
ていて、単一のハウジング60内にポンプP1等ととも
に一体的に組付けられている。バイパス液圧回路B7は
、マスタシリンダ12と各ホイールシリンダ21.24
を接続する主液圧回路(Bl、B2.B3)の中間部、
すなわちアクチュエータAの液室R3から各給排切換弁
31.33に至る回路に対して並列接続されている回路
であり、各給排切換弁31゜33からリザーバR及びポ
ンプP1に至る回路と、ポンプP1からアクチュエータ
Aの液室R4に至る回路と、液室R4から液室R3に至
る回路によって構成されている。
リザーバRは、ハウジング60に液密的に組付けたシリ
ンダ61とこのシリンダ61内に液密的かつ軸方向へ摺
動可能に組付けたピストン62゜同ピストン62を左方
へ付勢するばね力の小さなスプリング63.ピストン6
2の左端停止位置を規定するクリップ64等からなり、
ピストン62がスプリング63に抗して右動することに
より液室R5内に作動液が収容されるようになっている
。
ンダ61とこのシリンダ61内に液密的かつ軸方向へ摺
動可能に組付けたピストン62゜同ピストン62を左方
へ付勢するばね力の小さなスプリング63.ピストン6
2の左端停止位置を規定するクリップ64等からなり、
ピストン62がスプリング63に抗して右動することに
より液室R5内に作動液が収容されるようになっている
。
なお、ピストン62の右側は空気室でありフィルタ65
を介して大気に連通している。ポンプP1は、下方のポ
ンプP2(これは図示を省略した車輪ロック防止装置の
ためのものである)とともに電動モータMによって少な
(とも各切換弁31〜34及び図示を省略した各切換弁
が切換作動するアンチスキッド作動状態では駆動される
ようになっていて、駆動時にはリザーバR側から吸入し
た作動液を液室R4に向けて吐出する。なお、電動モー
タMへの通電はマイクロコンピュータ50によって制御
されている。
を介して大気に連通している。ポンプP1は、下方のポ
ンプP2(これは図示を省略した車輪ロック防止装置の
ためのものである)とともに電動モータMによって少な
(とも各切換弁31〜34及び図示を省略した各切換弁
が切換作動するアンチスキッド作動状態では駆動される
ようになっていて、駆動時にはリザーバR側から吸入し
た作動液を液室R4に向けて吐出する。なお、電動モー
タMへの通電はマイクロコンピュータ50によって制御
されている。
パワー液圧コントロール部A1は、ポンプP1から液室
R4内に吐出されたパワー液圧を第2図にて示したよう
に制御するものであり、バイパス液圧回路B7のポンプ
P1から液室R2(マスタシリンダ側端部)に至る回路
に介装したレギュレータ弁V1とリリーフ弁V2によっ
て構成されている。レギュレータ弁V1は、ハウジング
60内に液密的に組付けたシリンダ66、同シリンダ6
6内に液密的かつ軸方向へ摺動可能に組付けたスプール
67、同スプール67を右方へ付勢するスプリング68
.シリンダ66の左端に組付けられてスプリング68の
左端と係合するリテーナ69によって構成されていて、
マスタシリンダ12の前方圧力室に常時連通する液室R
6に供給されるマスタシリンダ圧を基準圧として液室R
4内のパワー液圧を調圧する。この調圧は、スプール6
7の左動によってスプール67のコントロールエツジ6
7aとシリンダ66に設けたコントロール孔66aによ
って形成される絞りにより生じる液室R4内液圧が液室
R6内の液圧(マスタシリンダ圧)とスプリング68に
よる力の和とバランスすることによりなされ、液室R4
内に供給された圧液の余剰分はシリンダ66に設けた通
路66b等を通ってリザーバRの液室R5に戻される。
R4内に吐出されたパワー液圧を第2図にて示したよう
に制御するものであり、バイパス液圧回路B7のポンプ
P1から液室R2(マスタシリンダ側端部)に至る回路
に介装したレギュレータ弁V1とリリーフ弁V2によっ
て構成されている。レギュレータ弁V1は、ハウジング
60内に液密的に組付けたシリンダ66、同シリンダ6
6内に液密的かつ軸方向へ摺動可能に組付けたスプール
67、同スプール67を右方へ付勢するスプリング68
.シリンダ66の左端に組付けられてスプリング68の
左端と係合するリテーナ69によって構成されていて、
マスタシリンダ12の前方圧力室に常時連通する液室R
6に供給されるマスタシリンダ圧を基準圧として液室R
4内のパワー液圧を調圧する。この調圧は、スプール6
7の左動によってスプール67のコントロールエツジ6
7aとシリンダ66に設けたコントロール孔66aによ
って形成される絞りにより生じる液室R4内液圧が液室
R6内の液圧(マスタシリンダ圧)とスプリング68に
よる力の和とバランスすることによりなされ、液室R4
内に供給された圧液の余剰分はシリンダ66に設けた通
路66b等を通ってリザーバRの液室R5に戻される。
リリーフ弁■2は、シリンダ66に組付けたバルブシー
ト71及びホルダ72と、ホルダ72内に組込んだボー
ル73.同ボール73を一体的に支承するリテーナ74
.ホルダ72とリテーナ74間に介装されてリテーナ7
4を左方へ付勢する予備荷重を付与したスプリング75
によって構成されていて、液室R4内の液圧が設定値以
上になると開いて液室R4内の圧液をリザーバRに逃し
、液室R4内の液圧が設定値以上になることを防止する
。
ト71及びホルダ72と、ホルダ72内に組込んだボー
ル73.同ボール73を一体的に支承するリテーナ74
.ホルダ72とリテーナ74間に介装されてリテーナ7
4を左方へ付勢する予備荷重を付与したスプリング75
によって構成されていて、液室R4内の液圧が設定値以
上になると開いて液室R4内の圧液をリザーバRに逃し
、液室R4内の液圧が設定値以上になることを防止する
。
カット弁部A2は、通常の制動作用時に圧液がバイパス
液圧回路B7に流入するのを阻止するチェック弁として
も機能するカット弁■3と、このカント弁v3をコント
ロールするコントロールピストン81によって構成され
ている。カット弁V3は、シリンダ82に組付けられて
ガスケット83を介してハウジング60に当接する左方
のボールシート84と、液室R1を液室R3に連通させ
る通路を挾んで左方のボールシート84に対向する右方
のボールシート85と、液室R3内に組込まれていずれ
か一方のボールシート84.85に着座可能なボール8
6からなり、ボール86が図示のごと(左方のボールシ
ート84に着座しているときには液室R3が液室R7(
液室R6に常時連通している)に連通ずるとともに液室
R2,R3間が遮断され、またボール86が右方のボー
ルシート85に着座しているときには液室R2,R3が
連通するとともに液室R3,R7間が遮断される。
液圧回路B7に流入するのを阻止するチェック弁として
も機能するカット弁■3と、このカント弁v3をコント
ロールするコントロールピストン81によって構成され
ている。カット弁V3は、シリンダ82に組付けられて
ガスケット83を介してハウジング60に当接する左方
のボールシート84と、液室R1を液室R3に連通させ
る通路を挾んで左方のボールシート84に対向する右方
のボールシート85と、液室R3内に組込まれていずれ
か一方のボールシート84.85に着座可能なボール8
6からなり、ボール86が図示のごと(左方のボールシ
ート84に着座しているときには液室R3が液室R7(
液室R6に常時連通している)に連通ずるとともに液室
R2,R3間が遮断され、またボール86が右方のボー
ルシート85に着座しているときには液室R2,R3が
連通するとともに液室R3,R7間が遮断される。
コントロールピストン81は、左端にボール86と係合
するロッド87を組付けてなるもので、シリンダ82内
に液密的かつ軸方向へ摺動可能に組付けられまたスプリ
ング88により左方へ付勢されており、シリンダ82内
に液圧回路B8を通してブレーキ液圧回路B2に連通す
る液室R8を形成し、またシリンダ82とプラグ89間
に液圧回路B9を通してブレーキ液圧回路B3に連通す
る液室R9を形成している。また、コントロールピスト
ン81には、ブレーキペダル10が戻されてマスタシリ
ンダ圧が減少し液室R7内の圧力が減少したときにカッ
ト弁■3が液室R3,R7間を遮断していても、ブレー
キ液圧回路B2内の圧液を液圧回路B8及び液室R8を
通して液室R7に逃すチェック弁機能を有するカップ8
1aと、ブレーキ液圧回路B3内の圧液を液圧回路B9
及び液室R9を通して液室R7に逃すチェック弁■4が
それぞれ組付けられている。
するロッド87を組付けてなるもので、シリンダ82内
に液密的かつ軸方向へ摺動可能に組付けられまたスプリ
ング88により左方へ付勢されており、シリンダ82内
に液圧回路B8を通してブレーキ液圧回路B2に連通す
る液室R8を形成し、またシリンダ82とプラグ89間
に液圧回路B9を通してブレーキ液圧回路B3に連通す
る液室R9を形成している。また、コントロールピスト
ン81には、ブレーキペダル10が戻されてマスタシリ
ンダ圧が減少し液室R7内の圧力が減少したときにカッ
ト弁■3が液室R3,R7間を遮断していても、ブレー
キ液圧回路B2内の圧液を液圧回路B8及び液室R8を
通して液室R7に逃すチェック弁機能を有するカップ8
1aと、ブレーキ液圧回路B3内の圧液を液圧回路B9
及び液室R9を通して液室R7に逃すチェック弁■4が
それぞれ組付けられている。
上記のように構成した本実施例においては、制動前の富
態にて、第1図に示すごとく、アクチュエータAにおい
てカット弁■3のボール86が左方のボールシート84
に着座していて液室R3゜R7が連通しかつ液室R2,
R3間が遮断されており、また各切換弁31〜34が非
作動状態(消磁状態)にあって各ホイールシリンダ21
.24とアクチュエータAの液室R1を自由流れを許容
して連通している。このため、ブレーキペダル10の踏
込みによって生じるマスタシリンダ12の前方圧力室内
の液圧は、アクチュエータA内において液室R6,R7
,R3,R1を通して連通しているブレーキ液圧回路B
1とブレーキ液圧回路B2を通してホイールシリンダ2
1に伝達されるとともに、ブレーキ液圧回路B1と83
を通してホイールシリンダ24に伝達され、通常の制動
作用が得られる。なお、ブレーキペダル10の踏込みに
よって生じるマスタシリンダ12の後方圧力室内の液圧
は、上述したのと同様にして、ブレーキ液圧回路B4と
B5を通してホイールシリンダ22に伝達されるととも
に、ブレーキ液圧回路B4とB6を通してホイールシリ
ンダ23に伝達され、通常の制動作用が得られる。
態にて、第1図に示すごとく、アクチュエータAにおい
てカット弁■3のボール86が左方のボールシート84
に着座していて液室R3゜R7が連通しかつ液室R2,
R3間が遮断されており、また各切換弁31〜34が非
作動状態(消磁状態)にあって各ホイールシリンダ21
.24とアクチュエータAの液室R1を自由流れを許容
して連通している。このため、ブレーキペダル10の踏
込みによって生じるマスタシリンダ12の前方圧力室内
の液圧は、アクチュエータA内において液室R6,R7
,R3,R1を通して連通しているブレーキ液圧回路B
1とブレーキ液圧回路B2を通してホイールシリンダ2
1に伝達されるとともに、ブレーキ液圧回路B1と83
を通してホイールシリンダ24に伝達され、通常の制動
作用が得られる。なお、ブレーキペダル10の踏込みに
よって生じるマスタシリンダ12の後方圧力室内の液圧
は、上述したのと同様にして、ブレーキ液圧回路B4と
B5を通してホイールシリンダ22に伝達されるととも
に、ブレーキ液圧回路B4とB6を通してホイールシリ
ンダ23に伝達され、通常の制動作用が得られる。
また、かかる制動作用状態にて各車輪のロック状態(ロ
ックに至る全ての状態を含む)が各センサ41〜44か
らの信号によりマイクロコンピュータ50にて検出され
て同マイクロコンピュータ50からの信号(励磁信号、
消磁信号)に応答して各切換弁31〜34及び図示を省
略した各切換弁が切換作動すると、これと同時又はこれ
に先だ7てマイクロコンピュータ50からの通電信号に
より電動モータMが通電されてポンプPi、P2が駆動
され、以下の減圧作用、増圧作用、緩急切換作用が得ら
れて車両制動時に生じ得る各車輪ロックが最適に防止さ
れ、当該車両は的確に制動される。なお、以下の各作用
説明は左前、右後系の車輪ロック防止装置についてのみ
行い、同装置と同様の作用が得られる右前、左後系の車
輪ロック防止装置については省略する。
ックに至る全ての状態を含む)が各センサ41〜44か
らの信号によりマイクロコンピュータ50にて検出され
て同マイクロコンピュータ50からの信号(励磁信号、
消磁信号)に応答して各切換弁31〜34及び図示を省
略した各切換弁が切換作動すると、これと同時又はこれ
に先だ7てマイクロコンピュータ50からの通電信号に
より電動モータMが通電されてポンプPi、P2が駆動
され、以下の減圧作用、増圧作用、緩急切換作用が得ら
れて車両制動時に生じ得る各車輪ロックが最適に防止さ
れ、当該車両は的確に制動される。なお、以下の各作用
説明は左前、右後系の車輪ロック防止装置についてのみ
行い、同装置と同様の作用が得られる右前、左後系の車
輪ロック防止装置については省略する。
(最初の減圧作用)
各車輪がロックしそうになってマイクロコンピュータ5
0からの励磁信号により各給排切換弁31.33が励磁
されると、各ホイールシリンダ21.24がバイパス液
圧回路B7のリザーバRとポンプPlに接続されて内部
の圧液がリザーバRとポンプP1に向けて流れ、ポンプ
Piに吸込まれる一方でリザーバRの液室R5内に貯え
られる。
0からの励磁信号により各給排切換弁31.33が励磁
されると、各ホイールシリンダ21.24がバイパス液
圧回路B7のリザーバRとポンプPlに接続されて内部
の圧液がリザーバRとポンプP1に向けて流れ、ポンプ
Piに吸込まれる一方でリザーバRの液室R5内に貯え
られる。
このため、各ホイールシリンダ21.24内液圧が減圧
されて制動力が減少し各車輪ロックが回避される。
されて制動力が減少し各車輪ロックが回避される。
一方、各ホイールシリンダ21.24内の減圧された液
圧は各液圧回路B8.B9を通して各液室R8,R9に
伝わるため、コントロールピストン81は液室R7内に
付与されているマスタシリンダ圧によりスプリング88
に抗して右方へ押動される。このため、カット弁V3の
ボール86はフリー状態となる。しかして、このときに
は、ポンプP1が駆動されていて、ポンプP1から吐出
されてレギュレータ弁■1にて調圧されたパワー液圧(
マスタシリンダ圧よりスプリング68のばね六相当分高
い液圧)が液室R2に供給されているため、カット弁■
3のボール86は右方へ押動されて右方のポールシート
85に着座する。このため、両液室R2,R3が連通す
るとともに両液室R3,R7間が遮断され、各給排切換
弁31゜33にはパワー液圧が供給される。かかる作動
はリザーバR等地の構成部材とは独立して得られるもの
であるため、減圧作用に悪影響を全(与えない。
圧は各液圧回路B8.B9を通して各液室R8,R9に
伝わるため、コントロールピストン81は液室R7内に
付与されているマスタシリンダ圧によりスプリング88
に抗して右方へ押動される。このため、カット弁V3の
ボール86はフリー状態となる。しかして、このときに
は、ポンプP1が駆動されていて、ポンプP1から吐出
されてレギュレータ弁■1にて調圧されたパワー液圧(
マスタシリンダ圧よりスプリング68のばね六相当分高
い液圧)が液室R2に供給されているため、カット弁■
3のボール86は右方へ押動されて右方のポールシート
85に着座する。このため、両液室R2,R3が連通す
るとともに両液室R3,R7間が遮断され、各給排切換
弁31゜33にはパワー液圧が供給される。かかる作動
はリザーバR等地の構成部材とは独立して得られるもの
であるため、減圧作用に悪影響を全(与えない。
なお、上記した各給排切換弁31.33の励磁からカッ
ト弁■3のボール86が右方のボールシート85に着座
するまでの一連の作DJは、瞬間的に得られるものであ
る。
ト弁■3のボール86が右方のボールシート85に着座
するまでの一連の作DJは、瞬間的に得られるものであ
る。
(増圧作用)
各ホイールシリンダ21.24内液圧の減圧による制動
力の減少により各車輪の回転が所定量回復すると、マイ
クロコンピュータ50からの消磁信号により各給排切換
弁31.33が消磁されて図示の状態に戻される。この
ため、パワー液圧が各切換弁31,32,33.34を
通って各ホイールシリンダ21.24に供給され、各ホ
イールシリンダ21.24内液圧が増圧されて制動力が
回復する。なお、このときにも各ホイールシリンダ21
.24内液圧が各液室R8,R9に伝わるものの、一般
的にはカット弁V3のボール86が右方のボールシート
85に着座した後においてマスタシリンダ圧が上昇した
り、各ホイールシリンダ21.24内液圧が減圧前の値
に戻るときには以下に説明する減圧作用が得られる等の
ため、各液室R8,R9に伝わる液圧は液室R7内の液
圧にまで至らず、コントロールピストン81は動かない
。このため、カット弁■3のボール86は右方のボール
シート85に着座し続ける。
力の減少により各車輪の回転が所定量回復すると、マイ
クロコンピュータ50からの消磁信号により各給排切換
弁31.33が消磁されて図示の状態に戻される。この
ため、パワー液圧が各切換弁31,32,33.34を
通って各ホイールシリンダ21.24に供給され、各ホ
イールシリンダ21.24内液圧が増圧されて制動力が
回復する。なお、このときにも各ホイールシリンダ21
.24内液圧が各液室R8,R9に伝わるものの、一般
的にはカット弁V3のボール86が右方のボールシート
85に着座した後においてマスタシリンダ圧が上昇した
り、各ホイールシリンダ21.24内液圧が減圧前の値
に戻るときには以下に説明する減圧作用が得られる等の
ため、各液室R8,R9に伝わる液圧は液室R7内の液
圧にまで至らず、コントロールピストン81は動かない
。このため、カット弁■3のボール86は右方のボール
シート85に着座し続ける。
(二度目以降の減圧作用)
上記した増圧作用により各車輪がロックしそうになると
、マイクロコンピュータ50からの励磁信号により各給
排切換弁31.33が励磁されて、上記した減圧作用と
同様の作用が得られ、各ホイールシリンダ21.24内
液圧が減圧されて各車輪ロックが回避される。
、マイクロコンピュータ50からの励磁信号により各給
排切換弁31.33が励磁されて、上記した減圧作用と
同様の作用が得られ、各ホイールシリンダ21.24内
液圧が減圧されて各車輪ロックが回避される。
(緩急切換作用) 。
上記した減圧又は増圧作用時において各緩急切換弁32
.34がマイクロコンピュータ50からの信号により励
磁又は消磁すると、各ホイールシリンダ21.24から
リザーバRやポンプP1に流れる圧液の流量や液室R1
から各ホイールシリンダ21.24に流れる圧液の流量
が各絞り32a、34aによって絞られたり絞られなか
ったりして制御され、緩減圧作用、急減圧作用、緩増圧
作用、急増圧作用が得られる。
.34がマイクロコンピュータ50からの信号により励
磁又は消磁すると、各ホイールシリンダ21.24から
リザーバRやポンプP1に流れる圧液の流量や液室R1
から各ホイールシリンダ21.24に流れる圧液の流量
が各絞り32a、34aによって絞られたり絞られなか
ったりして制御され、緩減圧作用、急減圧作用、緩増圧
作用、急増圧作用が得られる。
上記した各作用時においてブレーキペダル10の踏込み
が解除されると、各切換弁31〜34が全て図示状態に
戻るとともに、電動モータMが停止されるため、当該装
置は全て図示状態に戻る。
が解除されると、各切換弁31〜34が全て図示状態に
戻るとともに、電動モータMが停止されるため、当該装
置は全て図示状態に戻る。
なお、ブレーキペダル10の踏込み解除直後においては
、コントロールピストン81に設けたカップ81aやチ
ェック弁v4を通して各ホイールシリンダ21.24内
の圧液がマスタシリンダ12のリザーバ12aに向けて
流れる作用が得られ、制動解除が敏速になされる。
、コントロールピストン81に設けたカップ81aやチ
ェック弁v4を通して各ホイールシリンダ21.24内
の圧液がマスタシリンダ12のリザーバ12aに向けて
流れる作用が得られ、制動解除が敏速になされる。
ところで、本実施例の車輪ロック防止装置においては、
各ホイールシリンダ21.24内液圧が如何なる状態に
てアンチスキッド作動が開始しても、レギュレータ弁■
1の作用によりポンプP1から吐出されたパワー液圧が
アクチュエータAの液室R6に付与されるマスタシリン
ダ圧を基準圧として調圧され、この調圧された作動液が
各給排切換弁31.33に向けて供給される。このため
、各給排切換弁31.33の作動によって得られる各ホ
イールシリンダ21.24内液圧の増圧作用は、調圧さ
れた作動液と減圧された各ホイールシリンダ21.24
内液圧との差圧により得られるものであって、各ホイー
ルシリンダ21.24内液圧の高低に拘わらず略等しく
得られ、簡単な制御にて最適な車輪ロック防止制御を行
うことが可能である。
各ホイールシリンダ21.24内液圧が如何なる状態に
てアンチスキッド作動が開始しても、レギュレータ弁■
1の作用によりポンプP1から吐出されたパワー液圧が
アクチュエータAの液室R6に付与されるマスタシリン
ダ圧を基準圧として調圧され、この調圧された作動液が
各給排切換弁31.33に向けて供給される。このため
、各給排切換弁31.33の作動によって得られる各ホ
イールシリンダ21.24内液圧の増圧作用は、調圧さ
れた作動液と減圧された各ホイールシリンダ21.24
内液圧との差圧により得られるものであって、各ホイー
ルシリンダ21.24内液圧の高低に拘わらず略等しく
得られ、簡単な制御にて最適な車輪ロック防止制御を行
うことが可能である。
また、本実施例の車輪ロック防止装置においては、アン
チスキッド作動状態にて、リリーフ弁■2により当該液
圧回路内のパワー液圧が設定値以上になることを防止さ
れるため、マスタシリンダ12内液圧が過度に高圧とな
ったり、レギュレータ弁■1の故障(スプール67のロ
ック)によりレギュレータ弁V1にて余剰の作動液がリ
ザーバRに戻されなくても、ポンプPiの吐出圧が異常
に高くなることはなく、ポンプ負荷の異常な増大を防止
してポンプP1の耐久性を向上させることができる。
チスキッド作動状態にて、リリーフ弁■2により当該液
圧回路内のパワー液圧が設定値以上になることを防止さ
れるため、マスタシリンダ12内液圧が過度に高圧とな
ったり、レギュレータ弁■1の故障(スプール67のロ
ック)によりレギュレータ弁V1にて余剰の作動液がリ
ザーバRに戻されなくても、ポンプPiの吐出圧が異常
に高くなることはなく、ポンプ負荷の異常な増大を防止
してポンプP1の耐久性を向上させることができる。
更に、本実施例の車輪ロック防止装置においては、レギ
ュレータ弁■1とリリーフ弁■2とリザーバRを同軸的
に配置するとともに、これらに対してカット弁■3とコ
ントロールピストン81を並列的に配置して、ポンプP
i、P2や電動モータMとともに単一のハウジング60
に組付けてアク千′ユエータAを構成しているため、当
該アクチュエータ八がコンパクトに構成され、車両への
搭載が容易となっている。また、カット弁■3とコント
ロールピストン81によって、通常の制動作用時にバイ
パス液圧回路B7への液流入を阻止するチェック弁と、
アンチスキッド作動状態ではブレーキ液圧回路B1を閉
じる常開型開閉弁を一体的に構成して、ポール86とス
プリング88が兼用されるようにしたため、構成部品数
が少なくなってコストダウンや組付性の向上を図ること
ができるとともに、チェック弁と開閉弁に要するスペー
スが小さくなり当該装置の小型化を図ることができる。
ュレータ弁■1とリリーフ弁■2とリザーバRを同軸的
に配置するとともに、これらに対してカット弁■3とコ
ントロールピストン81を並列的に配置して、ポンプP
i、P2や電動モータMとともに単一のハウジング60
に組付けてアク千′ユエータAを構成しているため、当
該アクチュエータ八がコンパクトに構成され、車両への
搭載が容易となっている。また、カット弁■3とコント
ロールピストン81によって、通常の制動作用時にバイ
パス液圧回路B7への液流入を阻止するチェック弁と、
アンチスキッド作動状態ではブレーキ液圧回路B1を閉
じる常開型開閉弁を一体的に構成して、ポール86とス
プリング88が兼用されるようにしたため、構成部品数
が少なくなってコストダウンや組付性の向上を図ること
ができるとともに、チェック弁と開閉弁に要するスペー
スが小さくなり当該装置の小型化を図ることができる。
上記実施例においては、給排切換弁として各ブレーキ液
圧回路(主液圧回路)B2.B3とバイパス液圧回路B
7の接続部に設けられて作動する3ポ一ト2位置電磁切
換弁31.33を採用したが、同給排切換弁として各ブ
レーキ液圧回路B2゜B3のバイパス液圧回路B7との
接続部よりアクチュエータA側に設けられて作動する2
ボ一ト2位置電磁切換弁(シャフトオフ弁)とバイパス
液圧回路B7のポンプP1及びリザーバRに至る前の部
分(図の符号B7が付しである部分)に設けられて作動
する2ボ一ト2位置電磁切換弁(シャットオフ弁)を採
用することも可能である。
圧回路(主液圧回路)B2.B3とバイパス液圧回路B
7の接続部に設けられて作動する3ポ一ト2位置電磁切
換弁31.33を採用したが、同給排切換弁として各ブ
レーキ液圧回路B2゜B3のバイパス液圧回路B7との
接続部よりアクチュエータA側に設けられて作動する2
ボ一ト2位置電磁切換弁(シャフトオフ弁)とバイパス
液圧回路B7のポンプP1及びリザーバRに至る前の部
分(図の符号B7が付しである部分)に設けられて作動
する2ボ一ト2位置電磁切換弁(シャットオフ弁)を採
用することも可能である。
また上記実施例においては、給排切換弁が切換作動する
アンチスキッド作動状態では閉じて各ホイールシリンダ
21.24内液圧の減圧、増圧がマスタシリンダ12に
伝わらないようにする常開型カット弁として、コントロ
ールピストン81の作動によって開閉される液圧式のカ
ット弁■3を採用したが、同カット弁として電磁式のカ
ット弁(シャットオフ弁)を採用することも可能である
。
アンチスキッド作動状態では閉じて各ホイールシリンダ
21.24内液圧の減圧、増圧がマスタシリンダ12に
伝わらないようにする常開型カット弁として、コントロ
ールピストン81の作動によって開閉される液圧式のカ
ット弁■3を採用したが、同カット弁として電磁式のカ
ット弁(シャットオフ弁)を採用することも可能である
。
なお、電磁式のカット弁を採用した場合には、同カット
弁とは別にボール86と左方のボールシート84からな
るチェック弁に相当するチェック弁を設ける必要がある
。
弁とは別にボール86と左方のボールシート84からな
るチェック弁に相当するチェック弁を設ける必要がある
。
第1図は本発明による車輪ロック防止装置の一実施例を
示す一部省略図、第2図はマスタシリンダ圧とパワー液
圧の関係を示す線図である。 符号の説明 12・・・マスタシリンダ、21〜24・・・ホイール
シリンダ、31.33・・・給排切換弁、41〜44・
・・センサ、50・・・マイクロコンピュータ、B1〜
B6・・・ブレーキ液圧回路(主液圧回路)、B7・・
・バイパス液圧回路、R・・・リザーバ、Pi、P2・
・・ポンプ、■1・・・レギュレータ弁、V2・・・リ
リーフ弁、■3・・・カット弁。
示す一部省略図、第2図はマスタシリンダ圧とパワー液
圧の関係を示す線図である。 符号の説明 12・・・マスタシリンダ、21〜24・・・ホイール
シリンダ、31.33・・・給排切換弁、41〜44・
・・センサ、50・・・マイクロコンピュータ、B1〜
B6・・・ブレーキ液圧回路(主液圧回路)、B7・・
・バイパス液圧回路、R・・・リザーバ、Pi、P2・
・・ポンプ、■1・・・レギュレータ弁、V2・・・リ
リーフ弁、■3・・・カット弁。
Claims (1)
- マスタシリンダとホィールシリンダを接続する主液圧回
路と、この主液圧回路の中間部に対して並列接続したバ
イパス液圧回路と、このバイパス液圧回路に設けたリザ
ーバと、前記両液圧回路に設けられて車輪のロック状態
を検出する制御装置からの信号に応答して切換作動し前
記ホィールシリンダを前記リザーバ又は前記主液圧回路
の中間部に接続する給排切換弁と、前記主液圧回路の中
間部より前記マスタシリンダ側に設けられて前記給排切
換弁が切換作動するアンチスキッド作動状態では当該主
液圧回路を閉じる常開型カット弁と前記バイパス液圧回
路の前記リザーバからマスタシリンダ側端部に至る回路
に設けられて少なくとも前記アンチスキッド作動状態で
は駆動され前記リザーバ側から吸入した作動液を前記主
液圧回路の中間部に向けて吐出するポンプとを備えて、
車両制動時に生じ得る車輪ロックを防止するようにした
車輪ロック防止装置において、前記バイパス液圧回路の
前記ポンプからマスタシリンダ側端部に至る回路に、前
記ポンプから吐出されたパワー液圧を前記マスタシリン
ダ内液圧を基準圧とし余剰の作動液を前記リザーバに戻
して調圧するレギュレータ弁と、当該回路内のパワー液
圧が設定値以上になったとき同作動液を前記リザーバに
逃すリリーフ弁とをそれぞれ介装したことを特徴とする
車輪ロック防止装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211086A JPS62191260A (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 車輪ロツク防止装置 |
DE19873704623 DE3704623A1 (de) | 1986-02-14 | 1987-02-13 | Antiblockiervorrichtung fuer ein kraftfahrzeug |
US07/015,322 US4730879A (en) | 1986-02-14 | 1987-02-17 | Anti-skid apparatus for automotive vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211086A JPS62191260A (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 車輪ロツク防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62191260A true JPS62191260A (ja) | 1987-08-21 |
Family
ID=12349759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211086A Pending JPS62191260A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-17 | 車輪ロツク防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62191260A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4779935A (en) * | 1986-12-19 | 1988-10-25 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Anti-skid apparatus for an automotive vehicle |
US4834468A (en) * | 1986-09-22 | 1989-05-30 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Antiskid apparatus |
US4842344A (en) * | 1986-09-24 | 1989-06-27 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Antiskid apparatus |
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