JPS6218267A - グラビア印刷方法 - Google Patents
グラビア印刷方法Info
- Publication number
- JPS6218267A JPS6218267A JP60155997A JP15599785A JPS6218267A JP S6218267 A JPS6218267 A JP S6218267A JP 60155997 A JP60155997 A JP 60155997A JP 15599785 A JP15599785 A JP 15599785A JP S6218267 A JPS6218267 A JP S6218267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate cylinder
- doctor
- gravure printing
- printing ink
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、グラビア印刷方法に関する。さらに詳しくは
本発明は、ドクターを2つ以上設けることによりグラビ
ア印刷インキの効果的なかき取りが可能なグラビア印刷
方法に関する。
本発明は、ドクターを2つ以上設けることによりグラビ
ア印刷インキの効果的なかき取りが可能なグラビア印刷
方法に関する。
(従来の技術)
グラビア印刷では1版シリンダーの一部を印刷インキ中
に浸漬するどぶづけの方式で、あるいはインキパンから
ピックアップロールを介して2版シリンダー表面に印刷
インキを供給し1版シリンダー表面についた余剰の印刷
インキをドクターでかき取って印刷を行っており、良好
な印刷物を得るためには。
に浸漬するどぶづけの方式で、あるいはインキパンから
ピックアップロールを介して2版シリンダー表面に印刷
インキを供給し1版シリンダー表面についた余剰の印刷
インキをドクターでかき取って印刷を行っており、良好
な印刷物を得るためには。
版シリンダー表面の余剰の印刷インキをドクターによっ
て完全にかき取ることが必要である。印刷インキのかき
取りが不十分な時には、被印刷体の本来非画線部となる
べき部分にまで印刷され、かぶりを生じたり2画線部の
ぼやけ・にじみなどを生じたり。
て完全にかき取ることが必要である。印刷インキのかき
取りが不十分な時には、被印刷体の本来非画線部となる
べき部分にまで印刷され、かぶりを生じたり2画線部の
ぼやけ・にじみなどを生じたり。
あるいはアローマークまたはドクター筋といわれる不良
部を生じたりし、得られた印刷物が不良品となってしま
うのである。
部を生じたりし、得られた印刷物が不良品となってしま
うのである。
従来、グラビア印刷の歩留りを左右する最も大きな要因
は、多色刷における刷り合わせの精度すなわち見当精度
と、絵柄の寸法精度であった。近年、印副機精度および
製版精度の向上、電気・電子制御による自動化の発達、
および被印刷体フィルムの品質向上により、見当精度お
よび絵柄の寸法精度が格段と改善され、その結果、現在
ではドクターによる印刷インキのかき取りが歩留りを左
右する最も大きな要因となっている。
は、多色刷における刷り合わせの精度すなわち見当精度
と、絵柄の寸法精度であった。近年、印副機精度および
製版精度の向上、電気・電子制御による自動化の発達、
および被印刷体フィルムの品質向上により、見当精度お
よび絵柄の寸法精度が格段と改善され、その結果、現在
ではドクターによる印刷インキのかき取りが歩留りを左
右する最も大きな要因となっている。
ドクターによる印刷インキの不十分なかき取りは。
次にあげるようないくつかの要因によって生じる。
(1)シリンダー表面の平滑性が低いこと(2)シリン
ダーの偏心 (3)シリンダーのクロムメブキ硬度が低いこと(4)
ドクター刃先の研磨不良または損傷(5)ドクター先端
にがかる線圧の不足(6)グラビア印刷インキ中の粗粒
子、異物および座弁 (7)乾燥グラビア印刷インキの再熔解性不良(8)グ
ラビア印刷インキの不都合な流動特性によって生じるド
クターからのすりぬけ (9)グラビア印刷インキの一部構成成分のシリンダー
表面との親和性が強い場合に生じるパイリング現象 上記要因のうち、要因(1)〜(5)については機械上
の精度に主たる原因があり9機械的な調整または制御に
よって対策が可能であるが、要因(6)〜く9)につい
てはその原因が主としてグラビア印刷インキにあるが、
十分な解決策は見出されていなかった。これは、グラビ
ア印刷、とりわけ軟包装分野において1紙、アルミニウ
ム箔、プラスチックフィルム、あるいはこれらに表面加
工を施したものなど多様な被印刷体それぞれに対応して
1種々の機能や耐性を有する多様なグラビア印刷インキ
が開発されてきた結果、ドクターによる印刷インキのか
き取り効果の面では必ずしも満足すべき領域に達してい
ないグラビア印刷インキも存在するということによる。
ダーの偏心 (3)シリンダーのクロムメブキ硬度が低いこと(4)
ドクター刃先の研磨不良または損傷(5)ドクター先端
にがかる線圧の不足(6)グラビア印刷インキ中の粗粒
子、異物および座弁 (7)乾燥グラビア印刷インキの再熔解性不良(8)グ
ラビア印刷インキの不都合な流動特性によって生じるド
クターからのすりぬけ (9)グラビア印刷インキの一部構成成分のシリンダー
表面との親和性が強い場合に生じるパイリング現象 上記要因のうち、要因(1)〜(5)については機械上
の精度に主たる原因があり9機械的な調整または制御に
よって対策が可能であるが、要因(6)〜く9)につい
てはその原因が主としてグラビア印刷インキにあるが、
十分な解決策は見出されていなかった。これは、グラビ
ア印刷、とりわけ軟包装分野において1紙、アルミニウ
ム箔、プラスチックフィルム、あるいはこれらに表面加
工を施したものなど多様な被印刷体それぞれに対応して
1種々の機能や耐性を有する多様なグラビア印刷インキ
が開発されてきた結果、ドクターによる印刷インキのか
き取り効果の面では必ずしも満足すべき領域に達してい
ないグラビア印刷インキも存在するということによる。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者らは、上記要因(1)〜(9)のうち。
要因(6)〜(9)によるグラビア印刷インキのかき取
り不良が、主として、ドクターと版シリンダーとの間隙
からごくわずかにすり抜けた印刷インキ薄膜が版シリン
ダー上で乾燥し、再び印刷インキ中に没しても再溶解さ
れずに再びドクターと版シリンダーとの間隙をすり抜け
るということが繰り返され。
り不良が、主として、ドクターと版シリンダーとの間隙
からごくわずかにすり抜けた印刷インキ薄膜が版シリン
ダー上で乾燥し、再び印刷インキ中に没しても再溶解さ
れずに再びドクターと版シリンダーとの間隙をすり抜け
るということが繰り返され。
すり抜けていく印刷インキが累積してパイリングに至る
という現象によることに着目し、鋭意検討の結果2版シ
リンダー上のパイリング部分を物理的な力で連続的にか
き落とすことが効果的であることを見出し1本発明に至
ったものである。
という現象によることに着目し、鋭意検討の結果2版シ
リンダー上のパイリング部分を物理的な力で連続的にか
き落とすことが効果的であることを見出し1本発明に至
ったものである。
すなわち2本発明は、ドクターによるグラビア印刷イン
キのかき取り不良要因のうち2機械的な調整または制御
によっては解決が不可能な上記要因(6)〜(9)によ
るかき取り不良を改良したグラビア印刷方法を提供する
ものである。
キのかき取り不良要因のうち2機械的な調整または制御
によっては解決が不可能な上記要因(6)〜(9)によ
るかき取り不良を改良したグラビア印刷方法を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は2輪転グラビア印刷版シリンダー1の表面にお
いて9点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順であ
って9通常の位置りに設けられたドクター2の他に、グ
ラビア印刷インキ4液面5への版シリンダー1表面の進
入点Aからグラビア印刷インキ4液面5からの版シリン
ダー1表面の脱離点Cまでのグラビア印刷インキ4液面
5下の一点Bにドクター6を設け、かつ(または)版シ
リンダー1と被印刷体7との接触点Eから点Aまでの間
の一点Fにドクター8を設け、ドクター8を設ける場合
には、ドクター8と版シリンダー1との接触点F上にグ
ラビア印刷インキ4を循環供給させることを特徴とする
グラビア印刷方法である。
いて9点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順であ
って9通常の位置りに設けられたドクター2の他に、グ
ラビア印刷インキ4液面5への版シリンダー1表面の進
入点Aからグラビア印刷インキ4液面5からの版シリン
ダー1表面の脱離点Cまでのグラビア印刷インキ4液面
5下の一点Bにドクター6を設け、かつ(または)版シ
リンダー1と被印刷体7との接触点Eから点Aまでの間
の一点Fにドクター8を設け、ドクター8を設ける場合
には、ドクター8と版シリンダー1との接触点F上にグ
ラビア印刷インキ4を循環供給させることを特徴とする
グラビア印刷方法である。
以下2図面に基づいて本発明を説明する。第1図は本発
明のグラビア印刷方法の概略説明断面図であり、第2〜
5図は本発明の後記実施例にかかわる一実施態様を示す
断面図である。
明のグラビア印刷方法の概略説明断面図であり、第2〜
5図は本発明の後記実施例にかかわる一実施態様を示す
断面図である。
第1図は9輪転グラビア印刷版シリンダー1の表面にお
いて2点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順であ
って9通常の位置りに設けられたドクター2の他に、グ
ラビア印刷インキ4液面5への版シリンダー1表面の進
入点Aからグラビア印刷インキ4液面5からの版シリン
ダー1表面の脱離点Cまでのグラビア印刷インキ4液面
5Fの一点Bにドクター6を設け、かつ版シリンダー1
と被印刷体7との接触点Eから点Aまでの間の一点Fに
ドクター8を設け、ドクター8と版シリンダー1との接
触点F上にグラビア印刷インキ4を循環供給させている
状態を示している。本発明においては、ドクター2の他
に、ドクター6または8のいずれか一方のみを設けるだ
けでもよい。
いて2点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順であ
って9通常の位置りに設けられたドクター2の他に、グ
ラビア印刷インキ4液面5への版シリンダー1表面の進
入点Aからグラビア印刷インキ4液面5からの版シリン
ダー1表面の脱離点Cまでのグラビア印刷インキ4液面
5Fの一点Bにドクター6を設け、かつ版シリンダー1
と被印刷体7との接触点Eから点Aまでの間の一点Fに
ドクター8を設け、ドクター8と版シリンダー1との接
触点F上にグラビア印刷インキ4を循環供給させている
状態を示している。本発明においては、ドクター2の他
に、ドクター6または8のいずれか一方のみを設けるだ
けでもよい。
本発明において用いられるドクター2.6および8とし
ては、特に制限はなく、グラビア印刷インキをかき取る
のに通し1版シリンダー表面をきずつけないものであれ
ば何でもよく、グラビア印刷機に通常用いられる鋼製の
ドクターブレードの他、ブラシ。
ては、特に制限はなく、グラビア印刷インキをかき取る
のに通し1版シリンダー表面をきずつけないものであれ
ば何でもよく、グラビア印刷機に通常用いられる鋼製の
ドクターブレードの他、ブラシ。
プラスチック板、布、木材など、あるいはこれらを組合
せたものを用いることができる。ドクターがグラビア印
刷機に通常用いられる鋼製のドクターブレードの場合に
は、ドクターブレードを版シリンダーにあてる角度(以
下、ドクター角度という)、すなわちドクターブレード
と版シリンダーとの接触点における接線とドクターブレ
ードとのなす角度は通常30〜60°が好ましいが、グ
ラビア印刷インキの種類によっては90°より大きい方
が効果的な場合もある。
せたものを用いることができる。ドクターがグラビア印
刷機に通常用いられる鋼製のドクターブレードの場合に
は、ドクターブレードを版シリンダーにあてる角度(以
下、ドクター角度という)、すなわちドクターブレード
と版シリンダーとの接触点における接線とドクターブレ
ードとのなす角度は通常30〜60°が好ましいが、グ
ラビア印刷インキの種類によっては90°より大きい方
が効果的な場合もある。
本発明において、ドクター2が設けられる通常の位置(
点D)とは1版シリンダーが回転していない時の版シリ
ンダー1の表面において1点C−Eは版シリンダー1の
回転方向3の順であって、印刷インキ4液面Cから版シ
リンダー1と被印刷体7との接触点Eまでの間の一点を
意味し、ドクター2が設けられる位置は、印刷効果およ
びパイリング防止の面から点已に近い方が好ましい。
点D)とは1版シリンダーが回転していない時の版シリ
ンダー1の表面において1点C−Eは版シリンダー1の
回転方向3の順であって、印刷インキ4液面Cから版シ
リンダー1と被印刷体7との接触点Eまでの間の一点を
意味し、ドクター2が設けられる位置は、印刷効果およ
びパイリング防止の面から点已に近い方が好ましい。
本発明において、ドクター8と版シリンダー1との接触
点F上に印刷インキを循環供給させる方法としては特に
制限はな(2グラビア印刷インキの性状により適宜選択
することができ1例えば公知の種々のポンプを利用して
循環供給させることができる。
点F上に印刷インキを循環供給させる方法としては特に
制限はな(2グラビア印刷インキの性状により適宜選択
することができ1例えば公知の種々のポンプを利用して
循環供給させることができる。
第2図は1本発明の後記実施例1にかかわる一実施態様
を示す断面図で2点A−Eは版シリンダー1の回転方向
3の順であって9版シリンダー1表面の点Cと点Eとの
間に版シリンダ−1全幅にわたって設置されたドクター
2の他に3版シリンダー1直下ドクタ一角度60゛にな
るように、インキパン9の底に版シリンダ−1半幅に相
当する長さの鋼製ドクター6を取りつけ、インキパン9
を上昇させてドクター6を線圧約1 kg / ell
で版シリンダー1表面に接触させている状態を示してい
る。この時、バンクロール10は版シリンダー1から離
れている状態にある。
を示す断面図で2点A−Eは版シリンダー1の回転方向
3の順であって9版シリンダー1表面の点Cと点Eとの
間に版シリンダ−1全幅にわたって設置されたドクター
2の他に3版シリンダー1直下ドクタ一角度60゛にな
るように、インキパン9の底に版シリンダ−1半幅に相
当する長さの鋼製ドクター6を取りつけ、インキパン9
を上昇させてドクター6を線圧約1 kg / ell
で版シリンダー1表面に接触させている状態を示してい
る。この時、バンクロール10は版シリンダー1から離
れている状態にある。
第3図は、後記実施例2にかかわる一実施態様を示す断
面図で1点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順で
あって2版シリンダー1表面の点Cと点Eとの間に版シ
リンダ−1全幅にわたって設置されたドクター2の他に
5版シリンダー1表面の点Eと点Aとの間に版シリンダ
−1半幅に相当する長さの鋼製ドクター8を取りつけ、
ポンプ11によってドクター8と版シリンダー1との接
触点F上にグラビア印刷インキ4を循環供給させ、常に
ドクター8の両端からあふれ落ちるようにした状態を示
している。
面図で1点A〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順で
あって2版シリンダー1表面の点Cと点Eとの間に版シ
リンダ−1全幅にわたって設置されたドクター2の他に
5版シリンダー1表面の点Eと点Aとの間に版シリンダ
−1半幅に相当する長さの鋼製ドクター8を取りつけ、
ポンプ11によってドクター8と版シリンダー1との接
触点F上にグラビア印刷インキ4を循環供給させ、常に
ドクター8の両端からあふれ落ちるようにした状態を示
している。
この時、バンクロール10は版シリンダー1から離れて
いる状態にある。
いる状態にある。
第4図および第5図は、後記実施例3にかかわる一実施
態様を示す断面図で、第4図は9点A−Eは版シリンダ
ー1の回転方向3の順であって2版シリンダー1表面の
点Cと点Eとの間に版シリンダ−1全幅にわたって設置
されたドクター2の他に5版シリンダー1直下に版シリ
ンダ−1半幅に相当する長さの木材に植物繊維を密に植
毛した棒状ブラシをドクター6として版シリンダー1に
接触するように設置し、バックロールlOは版シリンダ
ー1から離れている状態を示している。第5図は、第4
図におけるバックロール10を版シリンダー1に接触さ
せ。
態様を示す断面図で、第4図は9点A−Eは版シリンダ
ー1の回転方向3の順であって2版シリンダー1表面の
点Cと点Eとの間に版シリンダ−1全幅にわたって設置
されたドクター2の他に5版シリンダー1直下に版シリ
ンダ−1半幅に相当する長さの木材に植物繊維を密に植
毛した棒状ブラシをドクター6として版シリンダー1に
接触するように設置し、バックロールlOは版シリンダ
ー1から離れている状態を示している。第5図は、第4
図におけるバックロール10を版シリンダー1に接触さ
せ。
その間に被印刷体(延伸ポリプロピレンフィルム)7を
通し、実際に印刷している状態を示している。
通し、実際に印刷している状態を示している。
(実 施 例)
以下、実施例により本発明を説明する。
(実施例1)
第2図に示した装置において、グラビア印刷インキとし
て東洋インキ製造@製ポリウレタン系包装用グラビア印
刷インキ「ラミトップ65白」を用い。
て東洋インキ製造@製ポリウレタン系包装用グラビア印
刷インキ「ラミトップ65白」を用い。
粘度が常に100cpsとなるよう溶剤にて調整しなが
ら版シリンダー周速100m/分で、1時間空転を行な
い1版シリンダー1表面の状態の変化を観察した。
ら版シリンダー周速100m/分で、1時間空転を行な
い1版シリンダー1表面の状態の変化を観察した。
版シリンダー1表面において、鋼製ドクター6が接触し
ない部分では、空転開始後10分を経過する頃から印刷
インキのすり抜けが目視で確認できるようになり、30
分から1時間経過時には顕著なすり抜けが確認されたの
に対して、鋼製ドクター6が接触している部分では、空
転開始後1時間を経過しても印刷インキのすり抜けは目
視で認められなかった。
ない部分では、空転開始後10分を経過する頃から印刷
インキのすり抜けが目視で確認できるようになり、30
分から1時間経過時には顕著なすり抜けが確認されたの
に対して、鋼製ドクター6が接触している部分では、空
転開始後1時間を経過しても印刷インキのすり抜けは目
視で認められなかった。
(実施例2)
第2図に示した装置において、実施例1で用いた包装用
グラビア印刷インキを用い、実施例1と同条件で空転を
行ない2版シリンダー1表面の状態の変化を観察した。
グラビア印刷インキを用い、実施例1と同条件で空転を
行ない2版シリンダー1表面の状態の変化を観察した。
版シリンダー1表面において、鋼製ドクター8が接して
いる部分では空転開始後1時間を経過しても印刷インキ
のすり抜けは目視で認められなかったのに対し、鋼製ド
クター8が接していない部分では空転開始1k 1時間
経過時、目視で顕著なすり抜けが認められた。
いる部分では空転開始後1時間を経過しても印刷インキ
のすり抜けは目視で認められなかったのに対し、鋼製ド
クター8が接していない部分では空転開始1k 1時間
経過時、目視で顕著なすり抜けが認められた。
(実施例3)
第4図に示した装置において、グラビア印刷インキとし
て東洋インキ製造側製ニトロセルロース系包装用グラビ
ア印刷インキrPPST−11紅」を用い、実施例1と
同条件で空転を行ない2版シリンダー1表面の状態の変
化を観察した。
て東洋インキ製造側製ニトロセルロース系包装用グラビ
ア印刷インキrPPST−11紅」を用い、実施例1と
同条件で空転を行ない2版シリンダー1表面の状態の変
化を観察した。
ドクター(ブラシ)6が接している部分では空転開始後
1時間を経過しても印刷インキのすり抜けは目視で認め
られなかったのに対し、ドクター(ブラシ)6が接して
いない部分では空転開始後1時間経過時、目視でかなり
のすり抜けが認められた。
1時間を経過しても印刷インキのすり抜けは目視で認め
られなかったのに対し、ドクター(ブラシ)6が接して
いない部分では空転開始後1時間経過時、目視でかなり
のすり抜けが認められた。
空転開始後1時間経過した時に、第5図に示したように
、バックロールエ0と版シリンダー1とを接触させ、そ
の間に厚さ20μmの延伸ポリプロピレンフィルム[パ
イレン−2161J <東洋紡■製)を100m/分
の印刷速度にて通し、印刷を施した。
、バックロールエ0と版シリンダー1とを接触させ、そ
の間に厚さ20μmの延伸ポリプロピレンフィルム[パ
イレン−2161J <東洋紡■製)を100m/分
の印刷速度にて通し、印刷を施した。
得られた印刷物の非画線部(無地部分)を5枚重ねて印
刷インキのすり抜は程度を測定した。測定は。
刷インキのすり抜は程度を測定した。測定は。
分光光度計を用い、波長575 nmにおける光学密度
を比較することにより行なった。
を比較することにより行なった。
その結果1版シリンダー1表面上でドクター(ブラシ)
6が接していた部分に相当する部分では光学密度値がo
、oosであったのに対して、ドクター(ブラシ)6が
接していなかった部分に相当する部分では光学密度値が
0.120であり、ドクター(ブラシ)6の設置による
印刷インキのすり抜は防止効果は顕著であることが判っ
た。
6が接していた部分に相当する部分では光学密度値がo
、oosであったのに対して、ドクター(ブラシ)6が
接していなかった部分に相当する部分では光学密度値が
0.120であり、ドクター(ブラシ)6の設置による
印刷インキのすり抜は防止効果は顕著であることが判っ
た。
(発明の効果)
本発明により、グラビア版シリンダー上の余剰の印刷イ
ンキのかき取りが完全に行なえるようになり。
ンキのかき取りが完全に行なえるようになり。
かき取りが不十分なことによって生じるかぶり、アロー
マーク(ドクター筋)9画線部のぼやけ・にじみなどを
完全に解消させることができるようになり。
マーク(ドクター筋)9画線部のぼやけ・にじみなどを
完全に解消させることができるようになり。
印刷物の歩留りが格段に向上できた。
第1図は本発明のグラビア印刷方法の概略説明断面図で
あり、第2〜5図は本発明の実施例にかかわる一実施態
様を示す断面図である。 図中、主な記号は次の通りである。 1・・・・・輪転グラビア印刷版シリンダー2.6.8
・ドクター 3・・・・・版シリンダー1の回転方向7・・・・・被
印刷体 9・・・・・インキパン 10・・・・・バックロール 11・・・・・ポンプ
あり、第2〜5図は本発明の実施例にかかわる一実施態
様を示す断面図である。 図中、主な記号は次の通りである。 1・・・・・輪転グラビア印刷版シリンダー2.6.8
・ドクター 3・・・・・版シリンダー1の回転方向7・・・・・被
印刷体 9・・・・・インキパン 10・・・・・バックロール 11・・・・・ポンプ
Claims (1)
- 輪転グラビア印刷版シリンダー1の表面において、点A
〜Fは版シリンダー1の回転方向3の順であって、通常
の位置Dに設けられたドクター2の他に、グラビア印刷
インキ4液面5への版シリンダー1表面の進入点Aから
グラビア印刷インキ4液面5からの版シリンダー1表面
の脱離点Cまでのグラビア印刷インキ4液面5下の一点
Bにドクター6を設け、かつ(または)版シリンダー1
と被印刷体7との接触点Eから点Aまでの間の一点Fに
ドクター8を設け、ドクター8を設ける場合には、ドク
ター8と版シリンダー1との接触点F上にグラビア印刷
インキ4を循環供給させることを特徴とするグラビア印
刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60155997A JPS6218267A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | グラビア印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60155997A JPS6218267A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | グラビア印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6218267A true JPS6218267A (ja) | 1987-01-27 |
Family
ID=15618084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60155997A Pending JPS6218267A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | グラビア印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6218267A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03190732A (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-20 | Techno Roll Kk | オフセット印刷機ダンプニング装置 |
US5477781A (en) * | 1994-03-29 | 1995-12-26 | Syfal S.R.L. | Rotary glazing machine having an elastically deformable matrix cylinder |
CN109572151A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-05 | 上海运城制版有限公司 | 一种基于单一溶剂油墨的凹版印刷装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58177179A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-17 | ヨハネス・チンメル | ロ−ラもしくは平面帯状材料上に規定しうる液体量を一様に施こす装置 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP60155997A patent/JPS6218267A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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