JPS6217702A - 回折格子の製造方法 - Google Patents
回折格子の製造方法Info
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- JPS6217702A JPS6217702A JP15523685A JP15523685A JPS6217702A JP S6217702 A JPS6217702 A JP S6217702A JP 15523685 A JP15523685 A JP 15523685A JP 15523685 A JP15523685 A JP 15523685A JP S6217702 A JPS6217702 A JP S6217702A
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- Japan
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- diffraction grating
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- photoresist
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、2光束干渉露光を用いて周期的な凹凸から成
る回折格子を製造する方法に係わり、特に、隣接する二
つの領域において回折格子の凹凸の位相が反転する構造
を有する回折格子の製造方法に関するものである。
る回折格子を製造する方法に係わり、特に、隣接する二
つの領域において回折格子の凹凸の位相が反転する構造
を有する回折格子の製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点)
周期的な凹凸から成る回折格子は、所望の波長の光のみ
を反射あるいは通過させるため、光通信の分野において
はフィルタとしであるいは分布帰還形半導体レーザ(以
下、rDFBレーザ」と略す)の内部等に用いられてい
る。
を反射あるいは通過させるため、光通信の分野において
はフィルタとしであるいは分布帰還形半導体レーザ(以
下、rDFBレーザ」と略す)の内部等に用いられてい
る。
その中で、発光領域またはその近傍に回折格子を有する
DFBレーザは、単一軸モードの光を発することから、
光通信の光源として脚光を浴び、従来から種々の提案が
ある。特に最近では、回折格子の中央部付近で凹凸の位
相を反転した方がさらに安定な単一モード動作を行うも
のとして注目されている。
DFBレーザは、単一軸モードの光を発することから、
光通信の光源として脚光を浴び、従来から種々の提案が
ある。特に最近では、回折格子の中央部付近で凹凸の位
相を反転した方がさらに安定な単一モード動作を行うも
のとして注目されている。
このようなりFBレーザの発振波長は回折格子の凹凸の
周期Δで決定され、さらに安定な動作は回折格子の製作
精度に依存する。従って、回折格子の製作精度がDFB
レーザの特性を左右することになる。
周期Δで決定され、さらに安定な動作は回折格子の製作
精度に依存する。従って、回折格子の製作精度がDFB
レーザの特性を左右することになる。
凹凸の位相が反転した構造を有する回折格子の従来の製
造方法を述べる前に、まず凹凸の位相が反転しない構造
の回折格子の製造方法について説明する。
造方法を述べる前に、まず凹凸の位相が反転しない構造
の回折格子の製造方法について説明する。
第1図は従来の2光束干渉露光法による一様な回折格子
の製造の原理図である。波長λ。なる例えばHe −C
dレーザ光3をハーフミラ−4で2つに分波し、各々の
分波光3はミラー5で反射させ、その分波光3の合成波
を図示のように基板lの上に例えばポジタイプのフォト
レジスト膜2を塗布した結晶表面に照射したときに生じ
る干渉パターンにより露光し、現像とエツチングを行え
ば回折格子を形成することができる。ここで、凹凸の周
期Δはレーザ光30入射角をαとすれば、で求められる
。
の製造の原理図である。波長λ。なる例えばHe −C
dレーザ光3をハーフミラ−4で2つに分波し、各々の
分波光3はミラー5で反射させ、その分波光3の合成波
を図示のように基板lの上に例えばポジタイプのフォト
レジスト膜2を塗布した結晶表面に照射したときに生じ
る干渉パターンにより露光し、現像とエツチングを行え
ば回折格子を形成することができる。ここで、凹凸の周
期Δはレーザ光30入射角をαとすれば、で求められる
。
一方、レーザの中央で回折格子の位相が反転した構造を
有する回折格子を製造する方法として、コンピュータ制
御を用いた電子ビーム走査露光がある。この方法は、回
折格子の溝に相当する部分に順次電子ビームを走査して
照射することにより露光するものであるが、回折格子の
周期へが大きい場合には通用できるが、凹凸の周期へが
結晶中の光の波長λの半分である1次の回折格子のよう
に周期へが小さい場合(約2000人)には、解像度の
限界に達し、製造が実質上困難となってしまう。
有する回折格子を製造する方法として、コンピュータ制
御を用いた電子ビーム走査露光がある。この方法は、回
折格子の溝に相当する部分に順次電子ビームを走査して
照射することにより露光するものであるが、回折格子の
周期へが大きい場合には通用できるが、凹凸の周期へが
結晶中の光の波長λの半分である1次の回折格子のよう
に周期へが小さい場合(約2000人)には、解像度の
限界に達し、製造が実質上困難となってしまう。
また、電子ビーム露光法は個別順次走査であるから、回
折格子パターンの全面を走査し終るまでにかなりの時間
を必要とし、これを大量生産工程に適用することは困難
である。
折格子パターンの全面を走査し終るまでにかなりの時間
を必要とし、これを大量生産工程に適用することは困難
である。
次に、2光束干渉露光を用いて凹凸の位相が隣接領域で
互いに反転する構造を有する回折格子を製造する場合の
問題点について説明する。
互いに反転する構造を有する回折格子を製造する場合の
問題点について説明する。
(1) 第2図は前述した2光束干渉露光により位相
が反転、すなわち180°位相シフトした構造を有する
回折格子を製造した場合の模式図であり、AとBの領域
をメタルマスクを用いて別々に露光する方法である。同
図は領域Aに周期的な凹凸を製造する場合を示しており
、この時領域Bは厚さ【(約50μm)のメタルマスク
6により覆われている。
が反転、すなわち180°位相シフトした構造を有する
回折格子を製造した場合の模式図であり、AとBの領域
をメタルマスクを用いて別々に露光する方法である。同
図は領域Aに周期的な凹凸を製造する場合を示しており
、この時領域Bは厚さ【(約50μm)のメタルマスク
6により覆われている。
なお通常フォトレジスト膜2上に隙間d(約数μm)を
設けている。干渉パターンが最も領域Bに近いところを
示しているが、同図から明らかなようにレーザ光3はメ
タルマスク6の厚さの影響により照射されない部分、す
なわち凹凸が全く製造されない領域Cができる。同様に
領域Aにメタルマスク6を施して領域Bに2光束干渉露
光を行っても、凹凸が製造されない領域Cができ、全体
としては領域Cの2倍に亘って凹凸が形成されない。
設けている。干渉パターンが最も領域Bに近いところを
示しているが、同図から明らかなようにレーザ光3はメ
タルマスク6の厚さの影響により照射されない部分、す
なわち凹凸が全く製造されない領域Cができる。同様に
領域Aにメタルマスク6を施して領域Bに2光束干渉露
光を行っても、凹凸が製造されない領域Cができ、全体
としては領域Cの2倍に亘って凹凸が形成されない。
例えば、回折格子の凹凸の周期へを2400人とし、H
e −Cdレーザの波長λ。を3250人とすれば、入
射角αは となり、マスクの厚さtを50μmとし隙間をdとすれ
ば、周期的な凹凸が製造されない領域CはC=(t+d
)tar+cr2t4anα=47 (μm)となる。
e −Cdレーザの波長λ。を3250人とすれば、入
射角αは となり、マスクの厚さtを50μmとし隙間をdとすれ
ば、周期的な凹凸が製造されない領域CはC=(t+d
)tar+cr2t4anα=47 (μm)となる。
従って、2回の2光束干渉露光により、凹凸が形成され
ない領域Cの2倍の領域は94〔μm〕となり、発光領
域の全体長が通常数百〔μm〕程度であることから、D
FBレーザの動作電流が大きくなり、また単一波長動作
も不安定となる。この解決策として、メタルマスク6の
厚さtを薄くしたり、メタルマスク6の内側端の上面エ
ツジに傾斜を設ければ若干改善ができるが、やはり凹凸
が形成されない領域Cができる。
ない領域Cの2倍の領域は94〔μm〕となり、発光領
域の全体長が通常数百〔μm〕程度であることから、D
FBレーザの動作電流が大きくなり、また単一波長動作
も不安定となる。この解決策として、メタルマスク6の
厚さtを薄くしたり、メタルマスク6の内側端の上面エ
ツジに傾斜を設ければ若干改善ができるが、やはり凹凸
が形成されない領域Cができる。
(2)最初に領域Aを露光し、次に領域Bを露光する時
に凹凸の位相を180度反転させるため、基板1を凹凸
の周期への半分だけ(約1000人)正確に移動しなけ
ればならない。しかし、約1000人(0,1μm)だ
け正確に基板1を移動させることは極めて難しく、再現
性の面からも非常に困難である。
に凹凸の位相を180度反転させるため、基板1を凹凸
の周期への半分だけ(約1000人)正確に移動しなけ
ればならない。しかし、約1000人(0,1μm)だ
け正確に基板1を移動させることは極めて難しく、再現
性の面からも非常に困難である。
以上のように、周期的な凹凸の位相が反転する構造を有
する回折格子を従来の2光束干渉露光で製造するのは困
難であり、電子ビーム露光法でも量産性の面で問題があ
った。
する回折格子を従来の2光束干渉露光で製造するのは困
難であり、電子ビーム露光法でも量産性の面で問題があ
った。
(発明の目的と特徴)
本発明は、上述した従来の欠点を解消するためになされ
たもので、電子ビーム露光に比べて簡便でかつ量産性に
優れた2光束干渉露光を用いて、周期的な凹凸の位相が
反転する構造の回折格子を実現することのできる回折格
子の製造方法を提供することを目的とする。
たもので、電子ビーム露光に比べて簡便でかつ量産性に
優れた2光束干渉露光を用いて、周期的な凹凸の位相が
反転する構造の回折格子を実現することのできる回折格
子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、感光特性が互いに反転した2種類のフ
ォトレジストを用いて、第1の領域及び第2の領域で凹
凸の位相が反転した回折格子を製造する際に、絶縁膜を
導入して両フォトレジストの混じり合いを防止すること
により、どのようなフォトレジストの組合わせでも使用
を可能にした点にある。
ォトレジストを用いて、第1の領域及び第2の領域で凹
凸の位相が反転した回折格子を製造する際に、絶縁膜を
導入して両フォトレジストの混じり合いを防止すること
により、どのようなフォトレジストの組合わせでも使用
を可能にした点にある。
(発明の構成及び作用)
以下に図面を用いて本発明の詳細な説明する。
(実施例1)
第3図は本願の第1の発明による第1の実施例であり、
凹凸の位相が反転した構造を有する回折格子の製造工程
を概略的に示したものである。本実施例では、第1のフ
ォトレジストとしてポジタイプフォトレジストを用い、
また第2のフォトレジストとしてネガタイプフォトレジ
ストを用い、かつ絶縁膜としてSiN膜を用いた場合に
ついて述べる。
凹凸の位相が反転した構造を有する回折格子の製造工程
を概略的に示したものである。本実施例では、第1のフ
ォトレジストとしてポジタイプフォトレジストを用い、
また第2のフォトレジストとしてネガタイプフォトレジ
ストを用い、かつ絶縁膜としてSiN膜を用いた場合に
ついて述べる。
(1) 第1の工程
(a) 基板1上に第1のフォトレジストとしてポジ
タイプフォトレジスト2(以後、「P膜」と称す)を塗
布した後、通常のフォトリソグラフ法により、領域Aに
のみ残す。この際、領域Aに残されたポジタイプフォト
レジスト2は、未露光の状態のものである。
タイプフォトレジスト2(以後、「P膜」と称す)を塗
布した後、通常のフォトリソグラフ法により、領域Aに
のみ残す。この際、領域Aに残されたポジタイプフォト
レジスト2は、未露光の状態のものである。
(b) 次に、基板1の全面に本発明の特徴に従って
絶縁膜、例えばSiN膜3を形成し、さらに第2フオト
レジストとしてネガタイプフォトレジスト膜4(以後、
「N膜」と称す)を全面に塗布する。なお5、SiN膜
3の形成には室温での堆積が可能なECR法を用いるこ
とにより、P膜2への影響を極力小さくすることができ
る。
絶縁膜、例えばSiN膜3を形成し、さらに第2フオト
レジストとしてネガタイプフォトレジスト膜4(以後、
「N膜」と称す)を全面に塗布する。なお5、SiN膜
3の形成には室温での堆積が可能なECR法を用いるこ
とにより、P膜2への影響を極力小さくすることができ
る。
(2)第2の工程
(C) 基板lの全面に一様な2光束干渉露光を行う
。
。
図中、斜線部分は露光された部分を示している。
また、SiN膜3は光の透過度が良好であるため、P膜
2まで同時に露光することができる。
2まで同時に露光することができる。
(3)第3の工程
(d) N膜4を現像することにより、一様なN膜4
の回折格子が形成される。
の回折格子が形成される。
(e)次に、N膜4の回折格子をマスクとして領域A及
び領域BのSiN膜3を緩衝フッ酸により食刻する。
び領域BのSiN膜3を緩衝フッ酸により食刻する。
(f) さらに、領域AのP膜を現像することにより
、領域A及び領域Bで周期的な凹凸の位相が互いに反転
したP膜2及びSiN膜3の回折格子が形成される。こ
の際、SiN膜3及びN膜4はリフトオフにより同時に
除去することができる。尚、P膜2の現像の際、領域B
のSiN膜3上のN膜4が同時に除去されたり、図中の
ように残存したすするが、いずれにしても本工程の成否
に影響を与えるものではない。
、領域A及び領域Bで周期的な凹凸の位相が互いに反転
したP膜2及びSiN膜3の回折格子が形成される。こ
の際、SiN膜3及びN膜4はリフトオフにより同時に
除去することができる。尚、P膜2の現像の際、領域B
のSiN膜3上のN膜4が同時に除去されたり、図中の
ように残存したすするが、いずれにしても本工程の成否
に影響を与えるものではない。
(gl Si域AのP膜2による回折格子と領域Bの
絶縁膜3による回折格子をそれぞれマスクとして化学エ
ツチングを行うことにより、中央で凹凸の位相が反転し
た回折格子を基板1に形成することができる。
絶縁膜3による回折格子をそれぞれマスクとして化学エ
ツチングを行うことにより、中央で凹凸の位相が反転し
た回折格子を基板1に形成することができる。
なお、以上の説明では、第1のフォトレジストとしてP
膜2、第2のフォトレジストとしてN膜4を用いたが、
逆に第1のフォトレジストとしてN膜4、第2のフォト
レジストとしてP膜2を用いても良い。
膜2、第2のフォトレジストとしてN膜4を用いたが、
逆に第1のフォトレジストとしてN膜4、第2のフォト
レジストとしてP膜2を用いても良い。
(実施例2)
第4図は、本願の第1の発明による第2の実施例であり
、絶縁膜を一方の領域にのみ用いた場合の製造工程の概
略図である。
、絶縁膜を一方の領域にのみ用いた場合の製造工程の概
略図である。
+11 第1の工程
ta+ 基板1上にP膜2を塗布した後、通常のフォ
トリソグラフ法により、領域Aのみに残し、次に全面に
SiN膜3及びN膜4を順次形成する。
トリソグラフ法により、領域Aのみに残し、次に全面に
SiN膜3及びN膜4を順次形成する。
(bl 通常のマスク露光により、領域Bのみを軽く
露光した後、領域AではN膜4を現像し、これをマスク
としてSiN膜3をエツチングし、P膜2のみを残す。
露光した後、領域AではN膜4を現像し、これをマスク
としてSiN膜3をエツチングし、P膜2のみを残す。
尚、マスク露光の際、露光時間を短くすることにより、
現像後にもほとんど未露光に近い特性を有するN膜4を
領域Bに残すことができる。
現像後にもほとんど未露光に近い特性を有するN膜4を
領域Bに残すことができる。
(2)第2の工程
(C1基板1の全面に、一様な2光束干渉露光を行う。
尚、斜線部は露光された部分を示している。
(3) 第3の工程
(dl 領域BのN膜4を現像し、これをマスクとし
て、SiN膜3をエツチングする。尚、高解像性を有す
るノボラック系ネガタイプフォトレジストの現像液は、
ポジタイプフォトレジスト用のものに比べ、通常pH値
が小さいため、即ちアルカリ性が弱いので、P膜2はほ
とんど現像されない。また、もし現像されたとしても支
障はない。
て、SiN膜3をエツチングする。尚、高解像性を有す
るノボラック系ネガタイプフォトレジストの現像液は、
ポジタイプフォトレジスト用のものに比べ、通常pH値
が小さいため、即ちアルカリ性が弱いので、P膜2はほ
とんど現像されない。また、もし現像されたとしても支
障はない。
(el 次に領域AのP膜2を現像する。この際、上
記、ネガタイプフォトレジスト及びポジタイプフォトレ
ジスト現像液のp)l値の違いによりN膜4が除去され
る場合があるが、何ら問題なく、また、例えN膜4がS
iN膜3上に残存したとしても問題がないことは言うま
でもない。以上の工程により、領域A及び領域Bで、そ
の周期的凹凸の位相が互いに反転した各々P膜及びSi
N膜3の回折格子が形成されるわけである。
記、ネガタイプフォトレジスト及びポジタイプフォトレ
ジスト現像液のp)l値の違いによりN膜4が除去され
る場合があるが、何ら問題なく、また、例えN膜4がS
iN膜3上に残存したとしても問題がないことは言うま
でもない。以上の工程により、領域A及び領域Bで、そ
の周期的凹凸の位相が互いに反転した各々P膜及びSi
N膜3の回折格子が形成されるわけである。
if) これらをマスクとして化学エツチングを行う
ことにより、中央で凹凸の位相が反転した回折格子付基
板lが得られる。
ことにより、中央で凹凸の位相が反転した回折格子付基
板lが得られる。
(実施例3)
第5図は本願の第2の発明による実施例であり、P膜2
とN膜4の両方を用いた領域にのみ絶縁膜を用い、かつ
実施例1の第1のフォトレジスト及び第2のフォトレジ
ストを逆にした場合の製造工程の概略図である。
とN膜4の両方を用いた領域にのみ絶縁膜を用い、かつ
実施例1の第1のフォトレジスト及び第2のフォトレジ
ストを逆にした場合の製造工程の概略図である。
+11 第1の工程
fa) 基板lの全面にN膜4. SiN膜3及び
P膜2を順次形成し、領域Bのみ通常のマスク露光を行
う。なお、図中斜線部分が露光されている。
P膜2を順次形成し、領域Bのみ通常のマスク露光を行
う。なお、図中斜線部分が露光されている。
(b) 領域BのみP膜2の現像、 SiN膜3及
びN膜4のエツチングを行ったのち、基板1の全面に再
度P膜2aを塗布する。この際、領域Aでは従来のP膜
2と塗布しなおしたP膜2aとが混り合い、P膜2aの
みが形成されたようになる。但し、説明を解り易くする
ため、P膜2とP膜2aとの異なった記号を用いたが同
一のポジタイプフォトレジストである。
びN膜4のエツチングを行ったのち、基板1の全面に再
度P膜2aを塗布する。この際、領域Aでは従来のP膜
2と塗布しなおしたP膜2aとが混り合い、P膜2aの
みが形成されたようになる。但し、説明を解り易くする
ため、P膜2とP膜2aとの異なった記号を用いたが同
一のポジタイプフォトレジストである。
(2)第2の工程
(C) 基板1の全面に一様な2光束干渉露光を行う
。
。
(3) 第3の工程
(d) 両頭域のP膜2aを現像し、領域A及び領域
Bの表面にP膜2aの回折格子を形成する。
Bの表面にP膜2aの回折格子を形成する。
(e) 85域AのSiN膜3をエツチングにより完
全に除去する。
全に除去する。
(f) 領域AのN膜4を現像する。以上の工程で、
領域A及び領域Bで、その周期的凹凸の位相が互いに反
転した各々N膜4及びP膜2aの回折格子が形成される
わけである。
領域A及び領域Bで、その周期的凹凸の位相が互いに反
転した各々N膜4及びP膜2aの回折格子が形成される
わけである。
(g) これらをマスクとして化学エツチングを行う
ことにより、中央で凹凸の位相が反転した回折格子付基
板1が得られる。
ことにより、中央で凹凸の位相が反転した回折格子付基
板1が得られる。
以上のように、本発明により、ネガタイプ及びポジタイ
プフォトレジスト間に絶縁膜を介在させることにより、
そのままでは、混り易いフォトレジストの組合わせを用
いても、左右の凹凸の位相が反転した構造を有する回折
格子を製造することができる。尚、以上の実施例では、
絶縁膜としてSiN膜を用いて説明したが、代りにSi
O□鱒などの誘電体膜、金属、もしくはフォトレジスト
との混り合いのない有機物薄膜を用いることも可能であ
る。
プフォトレジスト間に絶縁膜を介在させることにより、
そのままでは、混り易いフォトレジストの組合わせを用
いても、左右の凹凸の位相が反転した構造を有する回折
格子を製造することができる。尚、以上の実施例では、
絶縁膜としてSiN膜を用いて説明したが、代りにSi
O□鱒などの誘電体膜、金属、もしくはフォトレジスト
との混り合いのない有機物薄膜を用いることも可能であ
る。
(発明の効果)
以上の工程から明らかなように、本発明ではそのまま重
ね塗ったのでは混り合ってしまう高解像性を有するノボ
ラック系ポジタイプ及びネガタイプフォトレジストを同
時に使用できるようにネガタイプとポジタイプフォトレ
ジストとの間に絶縁膜を挿入することにより、製作が容
易でかつ高解像度の左右の凹凸が反転した回折格子が製
造できる。従って、安定でかつ特性の良いDFBレーザ
等に応用ができその効果は極めて大である。
ね塗ったのでは混り合ってしまう高解像性を有するノボ
ラック系ポジタイプ及びネガタイプフォトレジストを同
時に使用できるようにネガタイプとポジタイプフォトレ
ジストとの間に絶縁膜を挿入することにより、製作が容
易でかつ高解像度の左右の凹凸が反転した回折格子が製
造できる。従って、安定でかつ特性の良いDFBレーザ
等に応用ができその効果は極めて大である。
第1図は従来の2光束干渉露光法の原理図、第2図は従
来の2光束干渉露光により部分的に凹凸の位相が反転す
る回折格子製造の模式図、第3図。 第4図及び第5図は本発明による回折格子の製造工程を
説明する断面図である。 ■・・・基板、2,2a・・・ポジタイプフォトレジス
ト、3・・・SiN膜、4・・・ネガタイプフォトレジ
スト。
来の2光束干渉露光により部分的に凹凸の位相が反転す
る回折格子製造の模式図、第3図。 第4図及び第5図は本発明による回折格子の製造工程を
説明する断面図である。 ■・・・基板、2,2a・・・ポジタイプフォトレジス
ト、3・・・SiN膜、4・・・ネガタイプフォトレジ
スト。
Claims (3)
- (1)基板上の第1の領域に少なくとも第1のフォトレ
ジスト膜を形成し該第1の領域とは別の第2の領域には
絶縁膜及び第1のフォトレジストと感光特性が反転した
第2のフォトレジスト膜を順次形成する第1の工程と、
前記基板に2光束干渉露光を行う第2の工程と、該第2
のフォトレジストの現像、絶縁膜のエッチング、第1の
フォトレジストの現像を各々行うことにより、第1の領
域では第1のフォトレジストの回折格子、第2の領域で
は少なくとも該絶縁膜による回折格子が形成され、前記
第1の領域の第1のフォトレジストによる回折格子と前
記第2の領域の絶縁膜による回折格子をそれぞれをマス
クとして、該基板上に第1と第2の領域で凹凸の位相が
互いに反転した回折格子を形成する第3の工程とを含む
回折格子の製造方法。 - (2)基板上の第1の領域にネガタイプフォトレジスト
膜及び絶縁膜を形成しさらに第1及び第2の領域を含む
基板全面にポジタイプフォトレジスト膜を形成する第1
の工程と、前記基板上に2光束干渉露光を行う第2の工
程と、該ポジタイプフォトレジストの現像、絶縁膜のエ
ッチング、ネガタイプフォトレジストの現像を各々行う
ことにより、第1の領域ではネガタイプフォトレジスト
の回折格子、第2の領域ではポジタイプフォトレジスト
の回折格子が形成され、これをマスクとして該基板上に
第1の領域と第2の領域で凹凸の位相が互いに反転した
回折格子を形成する第3の工程とを含む回折格子の製造
方法。 - (3)前記絶縁膜として、誘電体、金属もしくは有機物
を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項及び第
2項記載の回折格子の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15523685A JPS6217702A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 回折格子の製造方法 |
US06/882,588 US4826291A (en) | 1985-07-16 | 1986-07-07 | Method for manufacturing diffraction grating |
GB8617156A GB2178192B (en) | 1985-07-16 | 1986-07-15 | Method for manufacturing diffraction grating |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15523685A JPS6217702A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 回折格子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217702A true JPS6217702A (ja) | 1987-01-26 |
JPH0323884B2 JPH0323884B2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=15601510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15523685A Granted JPS6217702A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 回折格子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS642008A (en) * | 1987-06-24 | 1989-01-06 | Mitsubishi Electric Corp | Formation of diffraction grating |
US4842633A (en) * | 1987-08-25 | 1989-06-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing molds for molding optical glass elements and diffraction gratings |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15523685A patent/JPS6217702A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS642008A (en) * | 1987-06-24 | 1989-01-06 | Mitsubishi Electric Corp | Formation of diffraction grating |
US4842633A (en) * | 1987-08-25 | 1989-06-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing molds for molding optical glass elements and diffraction gratings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0323884B2 (ja) | 1991-03-29 |
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