JPS62166975A - 電動工具のチヤツクハンドル収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明は電動工具におけるドリルビットやドライバービ
ット等を着脱交換するためのチャックハンドルの収納装
置に関するものである。

［背景技術］ チャックハンドルの紛失のおそれを少なくするために、
電動工具の本体ケーシング自体にチャックハンドルの収
納部を設けたものが、実開昭５８−５１９８２号公報等
に示されている。しがし、これらにおけるチャックハン
ドル収納部は、そのチャックハンドルの着脱挽作性と、
確実な収納との２面において問題を有していた。すなわ
ち、チャックハンドルは収納部に押し入れることと、引
っ張り出すこととによって着脱を行なっていたことから
、着脱捏作、殊に取り出す繰作が容易ではなく、またチ
ャックハンドルを引っ張り出す必要性からチャック／％
ンドルを収納部内に完全に埋没するように収納すること
はできず、一部が本体ケーシングから突出している状態
としなくてはならないために、チャック／％ンドルが作
業の邪魔になることがあるのはもちろん、チャックハン
ドルを引っ掛けて離脱させてしまうことがあった。

［発明の目的］ 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところはチャックノ）ンドルの確実な収納保
持を行なえると同時に、着脱操作が容易である電動工具
のチャックノ）ンドル収納装置を提供するにある。

［発明の開示］ しかして本発明は、チャック７為ンドルの収納部が開口
する本体ケーシングの一面の反対側の面に、チャックハ
ンドルの押出用繰作子を配設していることに特徴を有す
るものであって、チャックノ）ンドルの収納部からの取
り出しを、チャックハンドルの収納方向とは逆方向から
繰作する操作子による押し出しで行なえるようにしたも
のである。

と、図示の電動工具は電動ドリルドライバーであり、第
６図に示すように先端にチャック１１が取り付けられた
ピストル型の本体ケーシング１と、本体ケーシング１に
おけるグリップ部の下端に７・７り１３によって着脱自
在に装着された電池パック１２とからなり、本体ケーシ
ング１の先端部にはクラッチ調整用のクラッチハンドル
１４が設けられ、グリップ部の基端面面側にトリが一型
のスイッチハンドル１５と、回転方向の切換用のレバー
１６とが設けられている。また本体ケーシング１の内部
には、第１図に示すように、モータ１７、モータ１７の
出力を減速する減速８！１８、スイッチブロック１９等
が納められており、減速８！１８の出力軸に前記チャッ
ク１１が取り付けられている。

４０は電池パック１２とスイッチブロック１９及びモー
タ１７を接続するリード線である。

チャック１１を締めたり緩めたりすることによってドラ
イバービットやドリルビット等のビット２０の着脱交換
を行なうためのチャックハンドル２は、本体ケーシング
１のグリップ部に設けられた収納部に収納することがで
きるようになっている。

グリップ部の前面に開口するこの収納部は、左右２つ割
りで構成された本体ケーシング１のグリップ部前面に形
成されている凹所３０と、本体ケーシング１とは別個の
部品として形成されている有底筒型のケース状の操作子
３とから構成されている。

操作子３はその開口面を凹所３０側に、閉塞面をグリッ
プ部の背面に位置させたものとして、収納部に対するチ
ャックハンドル２の着脱方向と同一方向に摺動自在とさ
れた状態でグリップ部内に装着されているもので、その
開１」側はスリットが形成されることによって、一対の
弾性脚片３１゜３１と、脚片３２，３２とに分割されて
おり、更に外周面からは突起３３が突設され、内部底面
からはピン３４が突設されている。そして各弾性脚片３
１の先端部内周面には内方へと突出するフック３６が設
けられており、また各弾性脚片３１の先端内面は内周縁
が上記フック３６に連続する傾斜面３５とされている。

そして上記操作子３は、本体ケーシング１のグリップ部
内に形成されている筒部３７によって摺動自在に保持さ
れており、またこの摺動範囲が筒部３７における溝３８
と上記突起３３との係合によって規制されている。更に
操作子３の傾斜面３５が当接するリプ３９がグリップ部
内に形成されている。

ここにおいて、有底筒型のケース状の操作子３は、その
閉塞面をグリップ部の背面に露出させているとともに、
操作子３が最も後退した時にも、グリップ部の背面から
突出することはなく、グリップ部背面とほぼ面一となる
ようにされている。

一方、チャックハンドル２は軸部２１と、軸部２１の先
端部に形成されている７ランジ２３を備えた歯車部２２
、歯車部２２の先端より突出するビン部２４、軸部２１
と直交するように取り付けられた柄２５とから構成され
ている。

しかしてこのチャックハンドル２は、グリップ部の前面
に開口する収納部に押し込めば、７ランジ２３が操作子
３における弾性脚片３１の７ツク３６に弾性的に係止さ
れることで、凹所３０と操作子３内とに収納されてしま
うものであり、この時、チャックハンドル２は柄２５も
凹所３０内に入ってグリップ部内に完全に納まり、グリ
ップ部表面にチャックハンドル２が突出するようなこと
はない。従って、グリップ部に収納部を設けているとは
いえ、ＰＡ７図に示すように、チャックハンドル２がグ
リップ部を握る邪魔になることはない。

また収納部はグリップ部の前面に開口するものとしてい
るとともに、作業中に力を加える面となるグリップ部の
背面には操作子３一端が位置するものの、これはグリッ
プ部背面と面一となっているために、グリップ部を握る
手の手当だ・りも良好で確実に力を加えることがで□き
、更に作業中はチャックハンドル２の収納部の開口が手
で覆われてしまうことから、作業中のチャックハンドル
２の離脱を招くことは全くな〜１ものである。

チャックハンドル２を抜き出すにあたっては、第３図乃
至ｔｔＳ５図に示すように、グリップ部背面から操作子
３を押し込めばよい。この操作によって、操作子３の弾
性脚片３１はリプ３９と傾斜面３５との当接で開いてチ
ャックハンドル２と７ツク３６との係止を解除し、つい
でピン３４がチャックハンドル２を押し出して、収納部
から離脱させる。フック３６とチャックハンドル２との
係止を外してからチャックハンドル２を押し出すために
、また上記係止を外すための弾性脚片３１を開く動作は
、傾斜面３５とリプ３９との当接面における滑りで行な
っているために、チャックハンドル２の押し出しに必要
な捏作力は軽いものとなっている。この後、操作子３か
ら手を離せば、傾斜面３５とリプ３９との当接による弾
性脚片３１の弾性が、操作子３を復帰させる。

尚、ここでは操作子３がチャックハンドル２の収納用の
部材を兼用するために、簡易で部品点数も少なくて低コ
ストで提供できるものを示したが、収納部材と操作子３
とを別個のものとしてもよいのはもちろんである。

［発明の効果］ 以上のように本発明においては、本体ケーシングの一面
に開口する収納部に収納したチャックハンドルを、本体
ケーシングの反対側の面に配した操作子によって押し出
すことで取り出すようにしているために、着脱操作性が
良好なのはもちろん、チャックハンドルが引っ掛かった
りすることがないように本体ケーシング内に完全に埋没
する状態で収納した時にも、チャックハンドルの取り出
しを容易に行なえるものであり、着脱操作性と収納保持
の確実性とを共に満足するものである。

【図面の簡単な説明】 ｔ５１図は本発明一実施例の破断正面図、第２図は同上
のチャックハンドルと操作子の斜視図、第３図乃至１５
図は同上の動作を示す断面図、第６図は全体構成を示す
斜視図、第７図は電動工具の使用状態を示す正面図であ
って、１は本体ケーシング、２はチャックハンドル、３
は操作子、３１は弾性脚片、３５は傾斜面、３６はフッ
クを示す。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 第３図 第４図 第６図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）チャックハンドルの収納部が開口する本体ケーシ
   ングの一面の反対側の面に、チャックハンドルの押出用
   操作子を配設して成ることを特徴とする電動工具のチャ
   ックハンドル収納装置。
2. （２）収納部は本体ケーシングに対してチャックハンド
   ルの着脱方向に移動自在とされているとともに本体ケー
   シングの収納部が開口する一面とは反対側の面に一端が
   露出するケース状の操作子にて形成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の電動工具のチャッ
   クハンドル収納装置。
3. （３）ケース状操作子はその開口縁に弾性脚片を備える
   とともに、内周面にチャックハンドルの保持用フックが
   形成されている弾性脚片の先端部内面が、本体ケーシン
   グとの当接で操作子をその移動方向に弾発付勢する斜面
   とされていることを特徴とする特許請求の範囲第２項記
   載の電動工具のチャックハンドル収納装置。