JPS62158591A - 冷間圧延ロ−ルの粗面化方法 - Google Patents
冷間圧延ロ−ルの粗面化方法Info
- Publication number
- JPS62158591A JPS62158591A JP61000052A JP5286A JPS62158591A JP S62158591 A JPS62158591 A JP S62158591A JP 61000052 A JP61000052 A JP 61000052A JP 5286 A JP5286 A JP 5286A JP S62158591 A JPS62158591 A JP S62158591A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- laser
- plating
- wear resistance
- rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、調質圧延ロール等の冷間圧延ロールの粗面化
方法に関し、さらに詳しくはレーザダル加工によって冷
間圧延ロールを粗面化し、クロムメッキにより耐摩耗性
を4・I ’P した冷間圧延ローラを得る粗面化方法
に関する。
方法に関し、さらに詳しくはレーザダル加工によって冷
間圧延ロールを粗面化し、クロムメッキにより耐摩耗性
を4・I ’P した冷間圧延ローラを得る粗面化方法
に関する。
圧延鋼板の重要な品質として表面品質がある。
表面品質には、美麗さ、塗装やほうろうの密着性、プレ
ス加工性、耐食性、光沢などがあるが、それらの特性に
板の幾何学的形状すなわち表面粗さが重要な影響を及ぼ
す。
ス加工性、耐食性、光沢などがあるが、それらの特性に
板の幾何学的形状すなわち表面粗さが重要な影響を及ぼ
す。
それぞれの用途に応じた望ましい表面粗さを持つ金属表
面を得る最も普通の方法は、冷間圧延ロールまたは/お
よび調質圧延ロール表面を所定の粗さに加工しておき、
このロールで鋼板を所定の圧力で圧延し、板表面にロー
ル表面の粗さを転写せしめる方U:である。
面を得る最も普通の方法は、冷間圧延ロールまたは/お
よび調質圧延ロール表面を所定の粗さに加工しておき、
このロールで鋼板を所定の圧力で圧延し、板表面にロー
ル表面の粗さを転写せしめる方U:である。
ロール表面を粗面化する方法として従来広く行われてい
る方法には、ショツトブラストと放電加[υ:がある。
る方法には、ショツトブラストと放電加[υ:がある。
ショツトブラストは非常に簡便であり、またこの加工に
よりロール表面が加「硬化してロールの耐摩耗性を向■
−させるなどの利点を持っているが、粗さが不均則であ
ること、硬いロールには長I+!、、間の加重時間を要
し、深い粗さがつけにくいことなどの欠点がある。
よりロール表面が加「硬化してロールの耐摩耗性を向■
−させるなどの利点を持っているが、粗さが不均則であ
ること、硬いロールには長I+!、、間の加重時間を要
し、深い粗さがつけにくいことなどの欠点がある。
放電加工法では、粗さの制御は回転するロールと+lq
l+方向に移動する電極との間の印加電圧と周波数を変
えることにより行うが、クレータの大きさを決定する火
花の及ぶ範囲は電極の形状寸法によって決まるので、あ
る限界を超えて微細な、ピッチの小さな粗さを得ること
は難しい、また放電加工によって生じた凸部は、機械的
に弱く、圧延中のロールの初期摩耗が激しく、転写され
た板表面粗度の変化が激しい。
l+方向に移動する電極との間の印加電圧と周波数を変
えることにより行うが、クレータの大きさを決定する火
花の及ぶ範囲は電極の形状寸法によって決まるので、あ
る限界を超えて微細な、ピッチの小さな粗さを得ること
は難しい、また放電加工によって生じた凸部は、機械的
に弱く、圧延中のロールの初期摩耗が激しく、転写され
た板表面粗度の変化が激しい。
上記の2つの方法に対し最近レーザビームを用いる加工
方法(以下レーザグル加工と記す)が提案されている。
方法(以下レーザグル加工と記す)が提案されている。
例えば特開昭56−160892、特公昭5g−255
57、特開昭54−61043、特開昭55−9479
0などである。これらはレーザパルスをいかに照射する
かについて詳細に述べらているが照射されたロールの特
性については言及されていない。
57、特開昭54−61043、特開昭55−9479
0などである。これらはレーザパルスをいかに照射する
かについて詳細に述べらているが照射されたロールの特
性については言及されていない。
レーザダル加工はロール表面に、微細なピッチの整然と
した凹凸模様を能率よ〈形成することができる。しかし
レーザダル加工により粗面化したロールを用い調質圧延
したところ、ロールの初期の摩耗がかなり大きいことが
判明した。その原因を追及するためにロールを輪切りに
して、表面近傍の断面1点および硬度分布を調べた結果
、凸部のごく表面近くにIjL材よりも軟い残留オース
テナイト相が存在することがわかった。
した凹凸模様を能率よ〈形成することができる。しかし
レーザダル加工により粗面化したロールを用い調質圧延
したところ、ロールの初期の摩耗がかなり大きいことが
判明した。その原因を追及するためにロールを輪切りに
して、表面近傍の断面1点および硬度分布を調べた結果
、凸部のごく表面近くにIjL材よりも軟い残留オース
テナイト相が存在することがわかった。
本発明はこの残留オーステナイト相の表面に耐庁耗性を
付す−することにより、圧延時の摩耗が少なく粗度低下
の少ないロールの粗面化方法を提供することをL1的と
する。
付す−することにより、圧延時の摩耗が少なく粗度低下
の少ないロールの粗面化方法を提供することをL1的と
する。
L記問題点を解決するための技術手段は冷間圧延ロール
に粗面化加工を施すに当り、ロール表面にレーザダル加
にを施した後、クロムメッキを施すことを特徴とする冷
間圧延ロールの粗面化方法である。
に粗面化加工を施すに当り、ロール表面にレーザダル加
にを施した後、クロムメッキを施すことを特徴とする冷
間圧延ロールの粗面化方法である。
冷間圧延用ロールにレーザダル加工によって粗面化加工
を施すに際し、レーザ装置によりロール表面にレーザビ
ームを照射し粗面化する場合には、ロールの被照射部が
瞬間的に溶融し、その溶融メタルが周囲に飛散し盛り上
がることにより穴の四部と凸部とが形成されることによ
って粗度が付与される。この凸部が金属組織的に耐19
!JL性が小さいので、Crメッキを行う、これによっ
て耐庁耗性が向上する。
を施すに際し、レーザ装置によりロール表面にレーザビ
ームを照射し粗面化する場合には、ロールの被照射部が
瞬間的に溶融し、その溶融メタルが周囲に飛散し盛り上
がることにより穴の四部と凸部とが形成されることによ
って粗度が付与される。この凸部が金属組織的に耐19
!JL性が小さいので、Crメッキを行う、これによっ
て耐庁耗性が向上する。
Crメッキ層の厚みは、lOJLm〜15#Lmとする
。メッキ層厚みを1104m−15Bとしたのは15J
Lmを越える厚さでは剥離しやすくなるためであり、l
ogmに満たないと十分な#yl耗性が確保できないた
めである。レーザダル加工では、ショットダル加工等の
シャープな凹凸と異なり、粗面の凹凸がなだらかなプロ
フィールを有するため、Crメッキする場合、電位密度
が均一となり、メッキ後のII!2圧が均一になる。従
って、圧延中のCr膜の剥離が生じ難い利点がある。
。メッキ層厚みを1104m−15Bとしたのは15J
Lmを越える厚さでは剥離しやすくなるためであり、l
ogmに満たないと十分な#yl耗性が確保できないた
めである。レーザダル加工では、ショットダル加工等の
シャープな凹凸と異なり、粗面の凹凸がなだらかなプロ
フィールを有するため、Crメッキする場合、電位密度
が均一となり、メッキ後のII!2圧が均一になる。従
って、圧延中のCr膜の剥離が生じ難い利点がある。
ロールの直1¥70mmの実験室的な小型圧延機を用い
、未発り1のロールを用いてフープ状材料を連続圧延し
てロールの摩よし、材面の粗度変化を調へた。
、未発り1のロールを用いてフープ状材料を連続圧延し
てロールの摩よし、材面の粗度変化を調へた。
−e験に供したロールの化学成分は、
C: 0.85 ’T(、、:: %
Si:0.8屯漬%
Mn:0.4改!−%
Ni:0.15爪を一%
Cr:2.9重量%
Mo:0.29重量%
V:0.01 玉量%
であり、通常広く用いられている成分□系である。
ロールの製造プロセスは次の通りである。
すなわち、−上記成分の溶鋼を鋳造した後、温度110
0°Cで鍛造比3.5まで鍛造した。その後950°C
に加熱空冷するいわゆるノルマ処理を施した。これを8
00℃XIO時間および700℃×10時間のカーバイ
ド球状化処理をした後、所定の寸法に機械加工した。機
械加工後900℃加熱後油中に焼入れを施した後、65
0℃の焼戻しをし、(Ifび機械加−Lを施し最終寸法
にまで仕]二げた。更に表面層を誘導加熱により900
°Cに加熱後水中に焼入れをし、150°Cの低温焼戻
しを行い、しかる後最後の表面研磨をした。
0°Cで鍛造比3.5まで鍛造した。その後950°C
に加熱空冷するいわゆるノルマ処理を施した。これを8
00℃XIO時間および700℃×10時間のカーバイ
ド球状化処理をした後、所定の寸法に機械加工した。機
械加工後900℃加熱後油中に焼入れを施した後、65
0℃の焼戻しをし、(Ifび機械加−Lを施し最終寸法
にまで仕]二げた。更に表面層を誘導加熱により900
°Cに加熱後水中に焼入れをし、150°Cの低温焼戻
しを行い、しかる後最後の表面研磨をした。
このような処理を施したロールは、マルサンテイト素地
中に球状)変化物が一様に分4i L、ている背金な組
織を示す。
中に球状)変化物が一様に分4i L、ている背金な組
織を示す。
このロール表面に、メカニカルチョッパを用いてパルス
化したCO2ガスレーザビームを照射し所定の粗さに粗
面化加工を施した。
化したCO2ガスレーザビームを照射し所定の粗さに粗
面化加工を施した。
レーザ照射条件としては次の通りである。
レーザ出カニ2KW
パルス周波数:56KHz
レーザビーム直径: 200給m
エネルギー布置: 6.4X l 06W/ ctn’
1パルス当りの照射時間: 13ILsec照射されて
ロール表面にできたクレータのピッチ二ロール円周方向
、軸方向とも 70uLm 次いで、ロール表面を脱膜清浄化し、Crメー。
1パルス当りの照射時間: 13ILsec照射されて
ロール表面にできたクレータのピッチ二ロール円周方向
、軸方向とも 70uLm 次いで、ロール表面を脱膜清浄化し、Crメー。
キを行った。Crメッキの厚さおよびメッキ条件は次の
通りである。
通りである。
メッキ浴はサージェント浴(Cr03:200g/立、
H2S04 : 2g/見)を用い静IJ:、浴で浴温
度50’O1電fi、密度30A/dゴで行いCrメッ
キ厚10#Lmを得た。
H2S04 : 2g/見)を用い静IJ:、浴で浴温
度50’O1電fi、密度30A/dゴで行いCrメッ
キ厚10#Lmを得た。
このロールを用い、板厚0.8 m mの低炭素Anキ
ルド鋼の冷延後焼鈍した板を圧下率0.8%で調質圧延
し、板面粗度の低下を調べた。ロール転勤回数から換算
した長さで50kmを圧延した後の根面粗度低下ΔRa
で評価した結果を第1表に示す。第1表にはレーザダル
加工のみを施した比較例を併記した。
ルド鋼の冷延後焼鈍した板を圧下率0.8%で調質圧延
し、板面粗度の低下を調べた。ロール転勤回数から換算
した長さで50kmを圧延した後の根面粗度低下ΔRa
で評価した結果を第1表に示す。第1表にはレーザダル
加工のみを施した比較例を併記した。
またショツトブラスト後Crメッキした比較例も併記し
た。
た。
本発明の実施例ではレーザダル加工の利点とCrメッキ
との組み合わせにより根面粗度低下が少なく、耐摩耗性
が向上した。
との組み合わせにより根面粗度低下が少なく、耐摩耗性
が向上した。
C発明の効果〕
未発IJJ方法により、ロール表面にレーザダ加工によ
る微廁なピンチの整然とした凹凸模様を高能率で形成す
ることができ、これにCrメッキを施すのでIIII#
WiIc性が向上し、また、レーザダル加工によって形
成される凹凸はなだらかなプロフィールを有するので、
耐剥離性の高いCrメッキを形成することができ圧延中
の剥離を生じないので。
る微廁なピンチの整然とした凹凸模様を高能率で形成す
ることができ、これにCrメッキを施すのでIIII#
WiIc性が向上し、また、レーザダル加工によって形
成される凹凸はなだらかなプロフィールを有するので、
耐剥離性の高いCrメッキを形成することができ圧延中
の剥離を生じないので。
圧延初期摩耗を大幅に低減させることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 冷間圧延ロールに粗面化加工を施すに当り、ロール
表面にレーザダル加工を施した 後、クロムメッキを施すことを特徴とする冷間圧延ロー
ルの粗面化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61000052A JPS62158591A (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 | 冷間圧延ロ−ルの粗面化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61000052A JPS62158591A (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 | 冷間圧延ロ−ルの粗面化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158591A true JPS62158591A (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=11463476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61000052A Pending JPS62158591A (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 | 冷間圧延ロ−ルの粗面化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62158591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228210A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-18 | Aluminum Co Of America <Alcoa> | 金属材料の圧延方法および圧延ロール表面の調製方法 |
JPH0565686A (ja) * | 1991-09-04 | 1993-03-19 | Nippon Steel Corp | 圧延用ダルロールの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577012A (en) * | 1980-06-14 | 1982-01-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Flexible illuminator |
-
1986
- 1986-01-06 JP JP61000052A patent/JPS62158591A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577012A (en) * | 1980-06-14 | 1982-01-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Flexible illuminator |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228210A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-18 | Aluminum Co Of America <Alcoa> | 金属材料の圧延方法および圧延ロール表面の調製方法 |
JPH0565686A (ja) * | 1991-09-04 | 1993-03-19 | Nippon Steel Corp | 圧延用ダルロールの製造方法 |
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