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JPS6213517Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6213517Y2
JPS6213517Y2 JP17094081U JP17094081U JPS6213517Y2 JP S6213517 Y2 JPS6213517 Y2 JP S6213517Y2 JP 17094081 U JP17094081 U JP 17094081U JP 17094081 U JP17094081 U JP 17094081U JP S6213517 Y2 JPS6213517 Y2 JP S6213517Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner case
case
door
outer case
thermostatic chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17094081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5875599U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17094081U priority Critical patent/JPS5875599U/ja
Publication of JPS5875599U publication Critical patent/JPS5875599U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6213517Y2 publication Critical patent/JPS6213517Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は対流空間層を有する恒温器の整流装
置に関するものである。
たとえば寒天培地上の各種細菌の培養用として
25℃、37℃等、一定温度を長期間に恒つて保持す
る恒温器における恒温室内の温度分布精度はJIS
等によつて規定されている。そしてこのような規
格値を満すため、自然対流型、エアージヤケツト
型、全面加熱あるいは強制かくはん型等の構造が
選択される。ここで自然対流型はもつとも単純
で、低価格であるが、試料が多くなると恒温室内
の上部および下部間の温度差が大きくなり、温度
分布精度が悪くなる欠点がある。
またエアージヤケツト型は外側ケースと内側ケ
ースとの間に対流空間層を設け、この層内の温度
を制御することにより、間接点に恒温を得るもの
であるが、この型は恒温室内上下の温度差が改善
されるものの、ドア側に開口を有するため、ドア
に近接する部分の温度が低く、奥の方が高い傾向
を示す。これは対流空間層の流路抵抗はいきおい
構造的に複雑なドア側が大きくなるためである。
また恒温器の設置時にその設置面が傾いているば
あいには対流空間層の流れに片寄りが生じ、奥行
き方向だけでなく、左右の温度分布にも異常が発
生するので、その設置に当り、十分な注意が必要
であつた。とくに対流空間層の奥行き方向におけ
る温度分布の異常に対する改善策としてドアの内
部に対流空間層を設けることも考えられるが、構
造が複雑となる欠点がある。また対流空間層全体
をフアンによつて強制循環させる方法も考えられ
るが、これは設置場所の床面の傾きの緩和にはな
るもののモーターの発熱のために恒温が維持でき
ないおそれもあり、さらに長期に恒つて連続運転
を行うこの種の恒温器としては故障要素となり易
い駆動部は無い方がよい。さらに対流空間層に水
を循環させるウオータージヤケツト型もある。こ
れは水の熱容量が大きいことにより、恒温特性に
おいて優れているものの水を循環させるためにポ
ンプを使用すること、および圧力に耐える構造に
する必要から装置全体が複雑にならざるを得な
い。
また全面加熱型は恒温器を形成するケースの6
面全体を温度制御するためにもつとも良好な温度
分布が得られる反面、ヒーターとケース壁面との
接触面積が大きいために絶縁抵抗が下り易く、か
つ原価高になる欠点がある。
さらに強制かくはん型は恒温室内の温度分布を
均一にする点では優れているが、恒温室内に入れ
た試料について考えるばあいには必ずしも最良で
はない。これはフアンに近い部分に置かれた試料
には直接風が当たり、寒天培地のような水分のあ
る試料では乾燥速度を上げる結果となるからで、
したがつて風の弱いところに置かれた試料に比
し、条件が相違することとなり、さらに長期に恒
る培養には不向きである。
そもそも理想的な恒温器としては次の条件を満
足する必要がある。
イ 温度分布精度が規格値内であること。
ロ 試料を入れたばあいにも温度分布精度に大幅
なずれがないこと。
ハ 設置についての制約を受けないこと。
ニ 内部風速が低く、かつ恒温室全体としてほぼ
同一の風速であること。
ホ 電気絶縁性が高く、安全であること。
ヘ 駆動部が少なく、長期間連続運転が可能であ
ること。
ト ヒーター以外の発熱要素が少なく、低い温度
から制御できること。
この考案は従来装置の欠点を改善し、上記条件
を満足する恒温器を得ようとするもので、以下図
によつてこの考案の一実施例について説明する。
すなわち図示実施例において外側ケース1内に
は試料室2を形成する内側ケース3が収容され、
この内側ケースと外側ケース1との間には所定の
幅を有する対流空間層4が形成されている。また
外側ケース1の前面にはこの前面開口部を内側ケ
ース3の前面開口部とともに開閉自在に覆うドア
5が設けられている。外側ケース1内において内
側ケース3の下部には少なくとも2個のヒーター
6,6がドア5側から見てその左右に分離して配
設されている。さらに内側ケース3の下部にはヒ
ーター6,6が発する熱を分流させるV字状の断
面を有する分流板7が設けられている。また対流
空間層4の中、外側ケース1と内側ケース3との
両側壁間に形成された一対の対流空間層4a,4
bにはその後部からドア5に向つて上方に傾斜す
る整流板8,8が設けられている。
上記構成においてヒーター6,6によつて加熱
された空気は分流板7によつて左右に2分されて
対流空間層4を上昇するが、その途中において整
流板8,8に沿つてドア5側に導かれ、その後各
空間層4a,4bに沿つて上昇し、これによつて
恒温室2は一定の温度に保たれる。
この考案は上述のように外側ケース1内におい
て内側ケース3の下部に少なくとも2個のヒータ
ー6,6を、上記ドア5側から見てその左右に分
離して配設するとともに、内側ケース3の下部に
はヒーター6,6の発する熱を分流させるV字状
の断面を有する分流板7を設けているので、ヒー
ター6,6によつて加熱された空気は左右一対の
対流空間層4a,4bに効率よく分流され、した
がつて恒温室2を均一に加熱することができると
ともに設置場所の床面の傾きも大幅に緩和するこ
とができる。
また外側ケース1と内側ケース3の両側壁間に
形成された一対の対流空間層4a,4bにその後
方からドア5に向つて上方に傾斜する整流板8,
8を設けているので、上昇気流は温度的に低下し
易いドア側へ導かれ、恒温室2の前方と後方との
温度差をなくすことができるとともに設置場所の
前後の傾きをも許容できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す恒温器の斜
視図、第2図は正断面図である。 1……外側ケース、2……恒温室、3……内側
ケース、4……対流空間層、4a,4b……一対
の対流空間層、5……ドア、6,6……ヒータ
ー、7……分流板、8,8……整流板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外側ケース1内に恒温室2を形成する内側ケ
    ース3を収容することによりこの内側ケースと
    上記外側ケース1との間に対流空間層4を形成
    し、かつ上記外側ケース1にはこのケースを上
    記内側ケース3とともに開閉自在に覆うドア5
    を設け、上記外側ケース1内において上記内側
    ケース3の下部に少なくとも2個のヒーター
    6,6を上記ドア5側から見て、その左右に分
    離して配設するとともに、上記内側ケース3の
    下部には上記ヒーター6,6の発する熱を分流
    させるV字状の断面を有する分流板7を設けた
    恒温器の整流装置。 (2) 上記外側ケース1と上記内側ケース3の両側
    壁間に形成された一対の対流空間層4a,4b
    にその後部から上記ドア5に向つて、上方に傾
    斜する整流板8,8を設けた実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の恒温器の整流装置。
JP17094081U 1981-11-17 1981-11-17 恒温器の整流装置 Granted JPS5875599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17094081U JPS5875599U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 恒温器の整流装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17094081U JPS5875599U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 恒温器の整流装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5875599U JPS5875599U (ja) 1983-05-21
JPS6213517Y2 true JPS6213517Y2 (ja) 1987-04-07

Family

ID=29962884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17094081U Granted JPS5875599U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 恒温器の整流装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS5875599U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7100922B1 (ja) 2021-10-29 2022-07-14 ヤマト科学株式会社 恒温装置および温度分布改善方法

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Publication number Publication date
JPS5875599U (ja) 1983-05-21

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