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JPS6210739Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6210739Y2
JPS6210739Y2 JP17969879U JP17969879U JPS6210739Y2 JP S6210739 Y2 JPS6210739 Y2 JP S6210739Y2 JP 17969879 U JP17969879 U JP 17969879U JP 17969879 U JP17969879 U JP 17969879U JP S6210739 Y2 JPS6210739 Y2 JP S6210739Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
spring
shutter
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17969879U
Other languages
English (en)
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JPS5696421U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17969879U priority Critical patent/JPS6210739Y2/ja
Publication of JPS5696421U publication Critical patent/JPS5696421U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210739Y2 publication Critical patent/JPS6210739Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシヤツタの開閉の両方向の力源として
一つのバネを兼用するようにした開閉駆動装置に
関する。
この種の開閉駆動装置としては、同一出願人の
先願に係る特願昭54−64279号が提案されている
が、そのバネは、開閉部材の回転軸を介して開閉
部材とセツト部材の間に掛装されているものであ
る。
従つて、開閉部材の回転軸から見て、バネとセ
ツト部材との作用点が、開閉部材と揺動部材との
作用点よりも近い位置にならなければならず、換
言すれば、セツト部材の、バネの作用を受ける部
分は、セツト部材本体から長く延ばさなければな
らないので、セツト部材は大きくならざるを得な
かつた。
また、特にセツト部材が直線運動する形式の場
合には、直線運動させるべきセツト部材に回転さ
せようとするモーメントの割合が大きくなつて、
摩擦抵抗が大きく働くという欠点があつた。
更に、同一のバネでは、開閉部材とセツト部材
の形状,配置が決定されると、開閉の力量の関係
は余り変化させることができなかつた。
そこで本考案は、バネの支持点を開閉部材の軸
から離れた位置に置き、そしてバネの支持点から
見た、開閉部材とセツト部材とに掛装されたバネ
両端の角度変位の相対関係でセツト部材に対する
駆動力源が発生するように設定して、従来品の如
き、「開閉部材の回転軸から見て、バネとセツト
部材との作用点が、開閉部材と揺動部材との作用
点よりも近い位置にする」ことを絶対条件とする
ことなく構成し得るようにして、セツト部材のバ
ネとの作用部をそれほど延さなくてもよくし、以
つてセツト部材を小型にできるようにすると共
に、運動の際の摩擦抵抗を小さくし、またバネと
開閉部材との作用点を変更することにより、開閉
の力量を変化させることができるようにしたシヤ
ツタの開閉駆動装置を提供するものである。
以下本考案を、図面で示した実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図乃至第5図において、1a及び1bは図
示していないシヤツタ地板に形成されたアパーチ
ヤ及び裏側に形成された突部(第2図以下省略)
である。2は軸3,4によつて左右方向に移動可
能に配置されたセツト板で、ラツク2aと段部2
bと突部2cと平担部2dと曲げ2eとを形成し
ている。5は軸6に枢着されたギヤで、セツト板
2のラツク2aと噛合するピニオン5aを備えて
いる。7は軸8に枢着されたフライホイール(第
2図以下省略)で、ギヤ5と噛合するピニオン7
aを備えている。9はセツト板2上の支軸2fに
枢着され、セツト板2との間に掛けられたバネ1
0により左旋性が与えられているモールド成形さ
れた揺動レバーで、セツト板2の平担部2dに係
接し得るピン9aと端面9bと腕面9cとを一体
形成している。11は電磁石である。12は軸3
に枢着されバネ13(第2図以下省略)により左
旋性が与えられている鉄片レバーで、電磁石11
に対向する鉄片12aと、セツト板2の段部2b
に係合し得ると共に突部2cに抑止され得る曲げ
12bと、揺動レバー9のピン9aを押動し得る
腕部12cと、絶縁部材12eを嵌合させた曲げ
12dとを形成している。14は軸15に枢着さ
れた開閉レバーで、揺動レバー9の端面9bに係
合され得ると共に腕面9cを抑止し得る曲げ14
aを形成し、また表側に一つのピン14bと裏側
に三つのピン14c及び14d,14eを植設し
ている。16は軸15から離れた位置に植設され
たピン17に支持されたバネで、一端16aがセ
ツト板2の曲げ2eに掛けられ、他端16bが開
閉レバー14のピン14bに掛けられ、セツト板
2を右方へ移動させる力源と、開閉レバー14を
左旋させる力源として作用する。18は固定支持
されたシンクロ接片(A)で、絶縁部材12eを
介して鉄片レバー12の曲げ12dにより操作さ
れる。19は軸4に枢着されバネ20(第2図以
下省略)より左旋性が与えられているシンクロ接
片(B)で、ストツパーピン21に制限される腕
部19aと、開閉レバー14のピン14cに押動
され得る腕部19bとを形成している。
以上の部材は、図示していないシヤツタ地板の
表側に配置されているが、次に裏側に配置されて
絞り羽根兼用のシヤツタ羽根及びそれに関連する
構成について述べる。なお、開閉レバー14のピ
ン14d,14eは、シヤツタ地板に形成されて
いる円弧状溝を貫通してその裏側へ突出してい
る。
22は一方のシヤツタ羽根で、部分22aで回
動自在に支持されていると共に、開閉レバー14
のピン14dを嵌合させる長溝22bと、シヤツ
タ地板の突部1bに当接してその右旋量が制限さ
れる段部22cとを形成している。23は他方の
シヤツタ羽根で、部分23aで回動自在に支持さ
れていると共に、開閉レバー14のピン14eを
嵌合させる長溝23bと、警告用受光窓23cと
露光制御用受光窓23dとを形成している。24
は受光素子で、シヤツタ地板とシヤツタ羽根23
との間に配置されている。25はシヤツタ羽根2
3の裏側(カメラの前面側)に位置する光導入孔
である。
次に動作を説明する。
第1図は、シヤツタ機構を静止状態で示したも
のであるが、セツトは、セツト板2をバネ16の
張力に抗して左方へ移動させると、揺動レバー9
も腕面9cが開閉レバー14における曲げ14a
の側面上を摺動しながら一体的に移動し、該腕面
9cが曲げ14aから外れると、揺動レバー9は
バネ10の張力によりピン9aがセツト板2の平
担面2dに制限されるまで左旋して端面9bが該
曲げ14aと係合可能状態となり、一方突部2c
が曲げ12bを押し上げて鉄片レバー12をバネ
13の張力に抗し右旋させ、段部2bが該曲げ1
2bを通過すると鉄片レバー12が左旋復帰して
段部2bが曲げ12bに係合可能状態となり、そ
して、オーバーラン後、セツト板2が右方へ多少
戻つて、段部2bが曲げ12bに係合し、端面9
bが曲げ14aに係合したセツト完了状態が第2
図に示されている。なお、シヤツタ羽根22,2
3は第1図と同じ状態である。
次に、撮影に際し図示していないレリーズ釦を
押し下げると、図示していない警告回路と露光制
御回路の共通の電源スイツチが先ず閉成される。
この時シヤツタ羽根23の警告用受光窓23c
により受光素子24が被写界光に露呈されている
ので、警告回路が動作して、露光オーバー,適
正,露光アンダーとなる等の状態が表示される。
更にレリーズ釦を押し下げると、露光制御回路
が電磁石11を励磁させる如く起動される。従つ
て、鉄片12aが吸引されて鉄片レバー12はバ
ネ13の張力に抗して右旋させられ、曲げ12b
がセツト板2の段部2bから外れる。また、シン
クロ接片(A)18は、鉄片レバー12の右旋に
伴う曲げ12dの変位に追従して復元し、シンク
ロ接片(B)19から遠ざかる。
そして、係止が解除されたセツト板2は、バネ
16の張力により右方への運動を開始し、揺動レ
バー9によつて開閉レバー14を押動して、該レ
バー14をラツク2aに噛合するフライホイール
7系の作用を受けて定速度で右旋させる。
この開閉レバー14の右旋により、一方ではピ
ン14cの退避によつてシンクロ接片(B)19
がバネ20の張力により左旋してシンクロ接片
(A)18に近づく。また他方では、シヤツタ羽
根22及び23はピン14d及び14eと長溝2
2b及び23bとの嵌合関係により回動を開始
し、一方のシヤツタ羽根23は受光素子24を一
旦被写界光から遮り、その後露光制御用受光窓2
3dによつて被写界光に再び露呈させて行くと共
に、両者でアパーチヤを開放させて行く。
なお、露光制御回路内の計時回路部は、受光素
子24が被写界光から一旦遮ぎられた時点で動作
可能状態に置かれる。
そして、シヤツタ羽根22,23がアパーチヤ
1aを途中まで開放した状態が第3図に示されて
いる。
その後、露光制御回路の動作により、電磁石1
1が消磁されると、鉄片レバー12はバネ13の
張力により左旋し、腕部12cによりピン9aを
押動して揺動レバー9をバネ10の張力に抗し右
旋させると共に、曲げ12dにより絶縁部材12
eを介してシンクロ接片(A)18を押動し、シ
ンクロ接片(B)19に接触させる。従つて、フ
ラツシユ装置が使用可能状態にセツトされている
場合には、フラツシユ装置はその時々の最大開口
付近で発光する。
この鉄片レバー12が左旋した時の状態が第4
図に示されている。なお、セツト板2は右方への
極限位置まで移動し、開閉レバー14は便宜的に
第3図と同じ状態で示している。
そして、揺動レバー9が右旋させられ端部9b
が曲げ14aから外れると、開閉レバー14はバ
ネ16の張力により左旋してシヤツタ羽根22,
23を急速に閉鎖させると共に、ピン14cによ
り腕部19bを押動してシンクロ接片(B)19
をバネ20の張力に抗し右旋させてシンクロ接片
(A)18から離させる。
この動作によつて、総ての部材が第1図の状態
に戻る。
上述の電磁石11は、シヤツタをレリーズする
ために励磁されて、鉄片レバー12を吸引,保持
し、設定された或は制御すべき時間後に消磁され
て鉄片レバー12を釈放することを基本動作とす
るが、励磁されて鉄片レバー12を吸引したが、
低温環境下或は電源電池の劣化等によりその後保
持できない場合には、制御時間とは無関係に鉄片
レバー12を直ちに釈放してしまうことになる。
その状態が第5図(シンクロ接片省略)に示さ
れているが、鉄片レバー12は、セツト板2の右
方への移動段階で曲げ12bが突部2cに一時抑
止されるので完全には左旋できない。従つて、揺
動レバー9も少し右旋させられるだけで、端面9
bと開閉レバー14の曲げ14aとの係合関係が
保たれ、シヤツタ羽根22,23はアパーチヤ1
aを閉鎖させたままとはならずに少し開放する。
そして、セツト板2の右方への移動が進み、突部
2cが曲げ12bを通過すると、その時点で鉄片
レバー12は完全に左旋して、上述と同様の閉鎖
動作を行わせる。
従つて、開放レリーズさえ行えれば、セツト板
2の突部2cの形状(長さ)に対応して所謂メカ
秒時で露光動作が行われる。
上述の動作説明において、セツト板2がバネ1
6の作用を受けて右方向へ運動し得る理由は、第
3図に示す如く、バネ16の支持点17から見
て、バネ16の、セツト板2との作用点の角度変
位θが、開閉レバー14との作用点の角度変位φ
よりも大なる関係に維持されるように設定してあ
るからである。
また、角度変位φがθよりも大きくならない範
囲で、開閉レバー14のピン14bの位置を、軸
15から近づけたり、遠ざけたりすることによつ
て、開閉の力量を相対的に変化させることができ
る。
なお、実施例では、セツト板2は、直線運動す
る形式のものであるが、回動運動する形式のもの
にも変更可能である。
また、開放レリーズと閉鎖レリーズは、必ずし
も電磁制御することに限定されず、前者或は両者
とも機械的に制御するようにしてもよい。
更に、絞り羽根兼用シヤツタ羽根のほか、単な
るシヤツタ羽根の開閉駆動装置としても適用でき
る。
以上の如く、本考案のシヤツタの開閉駆動装置
は、一つのバネと開閉部材とセツト部材の関係に
おいて、バネの支持点から見て、バネの、セツト
板との作用点の角度変位と、開閉レバーとの作用
点の角度変位との関係により、セツト部材に駆動
力が作用するようにするものであるので、バネの
支持位置並びにセツト部材の形状に融通性が出る
と共に、バネに対する開閉部材の被作用点を変化
させることにより、開閉の力量を相対的に変化さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシヤツタ機構の全体図を
静止状態で示した説明図、第2図はシヤツタセツ
ト状態の説明図、第3図はシヤツタ羽根がある口
径まで開放した動作途中状態の説明図、第4図は
閉鎖動作移行への途中状態の説明図、第5図はメ
カ秒時制御時の途中状態の説明図である。 2……セツト板、2e……曲げ、9……揺動レ
バー、11……電磁石、12……鉄片レバー、1
4……開閉レバー、14b……ピン、16……バ
ネ、22,23……シヤツタ羽根。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤツタ羽根と、 第1の位置と第2の位置との間を運動可能に配
    置されていると共に、シヤツタのセツト操作によ
    つて第2の位置から第1の位置へ持ち来たらさ
    れ、またバネの被作用部を備えたセツト部材と、 前記セツト部材上において回動可能に配置され
    ていると共に、一方向に制限位置までの回動習性
    が与えられている揺動部材と、 前記セツト部材を第1の位置で係止し得る係止
    部材と、 前記シヤツタ羽根を開閉させるために往復回動
    可能に配置され、回動習性位置に在る前記揺動部
    材に係止される被係止部と、バネの被作用部とを
    備え、前記揺動部材との係止状態において前記セ
    ツト部材が第1の位置から第2の位置へ向かう運
    動により往動されて前記シヤツタ羽根を開放させ
    る開閉部材と、 前記開閉部材の回転中心軸から離れた位置に植
    設されたピンにその中央巻回部を挿通・保持さ
    れ、その一端を前記開閉部材の被作用部に、また
    その他端を前記セツト部材の被係合部に夫々係接
    された一つのバネにして、前記セツト部材を第1
    の位置から第2の位置へ運動させる力源及び前記
    開閉部材を復動させる力源として作用する一つの
    バネと、 前記係止部材を前記セツト部材に対する係止を
    解除させる方向に変位させる開放レリーズ装置
    と、 前記セツト部材の第1の位置から第2の位置へ
    向う運動途中或は第2の位置で、前記揺動部材を
    習性に抗して回動させて前記開閉部材に対する係
    止を解除させ、開閉部材を復動させて前記シヤツ
    タ羽根を閉鎖させる閉鎖レリーズ装置と、 からなり、 セツト部材が係止を解除された時第1の位置か
    ら第2の位置へ向つて運動すべく、上記バネの支
    持点から見て、バネの、セツト部材との作用点の
    角度変位が、開閉部材との作用点の角度変位より
    も大の関係に維持されるように設定した ことを特徴とするシヤツタの開閉駆動装置。
JP17969879U 1979-12-24 1979-12-24 Expired JPS6210739Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17969879U JPS6210739Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

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JP17969879U JPS6210739Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5696421U JPS5696421U (ja) 1981-07-30
JPS6210739Y2 true JPS6210739Y2 (ja) 1987-03-13

Family

ID=29690165

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JP17969879U Expired JPS6210739Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

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JPS5696421U (ja) 1981-07-30

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