JPS6210736Y2 - - Google Patents
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- JPS6210736Y2 JPS6210736Y2 JP4134580U JP4134580U JPS6210736Y2 JP S6210736 Y2 JPS6210736 Y2 JP S6210736Y2 JP 4134580 U JP4134580 U JP 4134580U JP 4134580 U JP4134580 U JP 4134580U JP S6210736 Y2 JPS6210736 Y2 JP S6210736Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- release
- lever
- shutter
- electromagnetic device
- iron piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 77
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 35
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気シヤツタのレリーズロツク装置、
詳細にはシヤツタの開き、閉じ動作の少なくとも
一方を電磁装置によつて制御する電気シヤツタに
おいて、低電圧等の理由によつて正常な撮影がで
きない場合には、レリーズ部材の動作を機械的な
手段によつて阻止してしまう様なレリーズロツク
装置に関する。
詳細にはシヤツタの開き、閉じ動作の少なくとも
一方を電磁装置によつて制御する電気シヤツタに
おいて、低電圧等の理由によつて正常な撮影がで
きない場合には、レリーズ部材の動作を機械的な
手段によつて阻止してしまう様なレリーズロツク
装置に関する。
従来、電気シヤツタにおいて、電源電圧が低下
しているため電磁装置が正常に作用できない場
合、あるいは被写体輝度が一定レベルよりも暗い
ために適正撮影ができない場合等には、レリーズ
部材の動作を機械的に阻止して、操作者に警告を
発する様なレリーズロツク装置は知られている。
しているため電磁装置が正常に作用できない場
合、あるいは被写体輝度が一定レベルよりも暗い
ために適正撮影ができない場合等には、レリーズ
部材の動作を機械的に阻止して、操作者に警告を
発する様なレリーズロツク装置は知られている。
例えば、従来のレリーズロツク装置は第1図に
示す様な構造であり、鉄片レバーには電磁装置に
向うバネ習性が作用しているため、不用意にシヤ
ツタレリーズを露出の最中に解除するとシヤツタ
が開放されたままの状態になるという不都合があ
つた。
示す様な構造であり、鉄片レバーには電磁装置に
向うバネ習性が作用しているため、不用意にシヤ
ツタレリーズを露出の最中に解除するとシヤツタ
が開放されたままの状態になるという不都合があ
つた。
以下、第1図に基づいて従来例のレリーズロツ
ク装置を簡単に説明する。
ク装置を簡単に説明する。
先ず適正条件のもとにおいて、図に示すシヤツ
タセツト状態からレリーズ板2が押し下げられる
と、その初期動作に連動して図示しないスイツチ
が閉成されて露出制御回路に電圧が印加され、電
磁装置3が通電される。従つて、弱いバネ12に
よつて電磁装置の鉄芯4に圧着されている鉄片5
は、そのまま鉄芯4に吸着保持される。その後、
レリーズ板2の押し下げが続いて、第1のカム2
aが警告レバー6の先端6aと対向する位置に来
ても、警告レバー6の右旋は吸着保持された鉄片
レバー7によつて抑止される。その後、更らにレ
リーズ板2の押し下げの続行によつて、突部2b
が開き係止レバー8を押して右旋させ、開閉レバ
ー9の抑止を解く。抑止を解かれた開閉レバー9
は左旋して図示しないシヤツタ羽根を開放させ
る。
タセツト状態からレリーズ板2が押し下げられる
と、その初期動作に連動して図示しないスイツチ
が閉成されて露出制御回路に電圧が印加され、電
磁装置3が通電される。従つて、弱いバネ12に
よつて電磁装置の鉄芯4に圧着されている鉄片5
は、そのまま鉄芯4に吸着保持される。その後、
レリーズ板2の押し下げが続いて、第1のカム2
aが警告レバー6の先端6aと対向する位置に来
ても、警告レバー6の右旋は吸着保持された鉄片
レバー7によつて抑止される。その後、更らにレ
リーズ板2の押し下げの続行によつて、突部2b
が開き係止レバー8を押して右旋させ、開閉レバ
ー9の抑止を解く。抑止を解かれた開閉レバー9
は左旋して図示しないシヤツタ羽根を開放させ
る。
その後、所定秒時経過すると、周知の手段によ
つて電磁装置3の通電が断たれる。これによつて
鉄片レバー7の吸着保持は解除され、警告レバー
6と鉄片レバー7は強いバネ13によつて一体的
に右旋する。この時、レリーズ板2のカム2cが
警告レバー6の先端部6aと対向しているので右
旋は阻止されない。この鉄片レバー7の右旋によ
つて、腕部7aは閉じ係止レバー10を押して左
旋させ、閉じレバー11の抑止を解く。抑止を解
かれた閉じレバー11は左旋し、開閉レバー9を
反転右旋させ、シヤツタ羽根を閉じて一回の露出
は終了する。
つて電磁装置3の通電が断たれる。これによつて
鉄片レバー7の吸着保持は解除され、警告レバー
6と鉄片レバー7は強いバネ13によつて一体的
に右旋する。この時、レリーズ板2のカム2cが
警告レバー6の先端部6aと対向しているので右
旋は阻止されない。この鉄片レバー7の右旋によ
つて、腕部7aは閉じ係止レバー10を押して左
旋させ、閉じレバー11の抑止を解く。抑止を解
かれた閉じレバー11は左旋し、開閉レバー9を
反転右旋させ、シヤツタ羽根を閉じて一回の露出
は終了する。
次に不適正な条件のもとで、レリーズ操作が行
なわれた場合について説明する。
なわれた場合について説明する。
この場合は、シヤツタセツト状態からレリーズ
板2が押し下げられてスイツチが閉成されても、
露出制御回路には電圧は印加されないので電磁石
3は通電されない。従つて、鉄片5は鉄芯4に吸
着されない。その後、レリーズ板2の押し下げが
続いて第1のカム2aが警告レバー6の先端6a
と対向する位置に来ると、警告レバー6は抑止を
解かれて鉄片レバー7と一体的にバネ13によつ
て右旋し、先端6aはカム2aに進入する。この
カム2aの深さは浅いので、警告レバー6の右旋
は制限され、鉄片レバー7の腕部7aは閉じ係止
レバー10を押せない。従つて、その後のレリー
ズ板2の押し下げは警告レバー6の先端6aによ
つて阻止される。
板2が押し下げられてスイツチが閉成されても、
露出制御回路には電圧は印加されないので電磁石
3は通電されない。従つて、鉄片5は鉄芯4に吸
着されない。その後、レリーズ板2の押し下げが
続いて第1のカム2aが警告レバー6の先端6a
と対向する位置に来ると、警告レバー6は抑止を
解かれて鉄片レバー7と一体的にバネ13によつ
て右旋し、先端6aはカム2aに進入する。この
カム2aの深さは浅いので、警告レバー6の右旋
は制限され、鉄片レバー7の腕部7aは閉じ係止
レバー10を押せない。従つて、その後のレリー
ズ板2の押し下げは警告レバー6の先端6aによ
つて阻止される。
続いて、シヤツタ作動中において不用意にレリ
ーズ板2の押し下げを解除してしまつた場合につ
いて説明する。
ーズ板2の押し下げを解除してしまつた場合につ
いて説明する。
この場合は、レリーズ板2の押し下げによつて
開き係止レバー8が右旋され、開閉レバー9が左
旋を開始後にレリーズ板2の押し下げを解除する
ものであり、レリーズ板2は第1図の状態に復元
する。従つて、すでに明らかなように、レリーズ
板2の復元によつてスイツチが開放されて電磁装
置3の通電が断たれても、警告レバー6及び鉄片
レバー7の右旋は抑止され、閉じ係止レバー10
は動作されない。従つて、シヤツタはいつまでた
つても開放されたままとなり、不都合であつた。
そしてこの不都合は、一つの鉄片レバーで二つの
動き(羽根の閉じとレリーズロツク動作)を兼用
させるものの原理的な欠点であつて、これを解決
するためには複雑な構成とする必要があつた。
開き係止レバー8が右旋され、開閉レバー9が左
旋を開始後にレリーズ板2の押し下げを解除する
ものであり、レリーズ板2は第1図の状態に復元
する。従つて、すでに明らかなように、レリーズ
板2の復元によつてスイツチが開放されて電磁装
置3の通電が断たれても、警告レバー6及び鉄片
レバー7の右旋は抑止され、閉じ係止レバー10
は動作されない。従つて、シヤツタはいつまでた
つても開放されたままとなり、不都合であつた。
そしてこの不都合は、一つの鉄片レバーで二つの
動き(羽根の閉じとレリーズロツク動作)を兼用
させるものの原理的な欠点であつて、これを解決
するためには複雑な構成とする必要があつた。
本考案は以上の欠点に鑑みてなされたもので、
撮影の最中に、不用意にレリーズ操作を解除して
しまつても、シヤツタは閉じる様にしたことを特
徴とする簡単な構成のレリーズロツク装置を提供
することを目的とする。
撮影の最中に、不用意にレリーズ操作を解除して
しまつても、シヤツタは閉じる様にしたことを特
徴とする簡単な構成のレリーズロツク装置を提供
することを目的とする。
以下図示した一実施例に基づいて本考案を説明
する。
する。
先ず、シヤツタセツト後の状態を示す第2図に
より構成を説明する。
より構成を説明する。
図において、21はシヤツタ基板で、アパーチ
ヤ21aが形成されているが、その外形は省略さ
れている。22はレリーズ板で、曲げ部22a、
切欠き22bを形成し、該基板21に植立された
軸23,24によつてスライド可能に案内され、
バネ25によつて上方に向う習性が作用している
が、ストツパによつて抑止されている。22cは
該レリーズ板22上に植立されたピンで、後述の
電源スイツチSWを制御する。26は解除レバー
で、フツク部26a,26b、腕部26c,26
dを形成し、該軸23に軸支されており、バネ2
8によつて左旋性の習性が作用しているが図示し
ないストツパに当接して抑止されている。尚、該
フツク部26a,26bは紙面垂直方向に重なつ
て形成されている。
ヤ21aが形成されているが、その外形は省略さ
れている。22はレリーズ板で、曲げ部22a、
切欠き22bを形成し、該基板21に植立された
軸23,24によつてスライド可能に案内され、
バネ25によつて上方に向う習性が作用している
が、ストツパによつて抑止されている。22cは
該レリーズ板22上に植立されたピンで、後述の
電源スイツチSWを制御する。26は解除レバー
で、フツク部26a,26b、腕部26c,26
dを形成し、該軸23に軸支されており、バネ2
8によつて左旋性の習性が作用しているが図示し
ないストツパに当接して抑止されている。尚、該
フツク部26a,26bは紙面垂直方向に重なつ
て形成されている。
29はセツト板で、曲げ部29a、係止部29
b、押圧部29cを形成し、該基板に植立された
軸30、同じく軸31によつてスライド可能に案
内され、チヤージされたバネ32によつて右方向
の力が付与されている後述の制御レバー33の曲
げ部33bに当接して抑止されている。
b、押圧部29cを形成し、該基板に植立された
軸30、同じく軸31によつてスライド可能に案
内され、チヤージされたバネ32によつて右方向
の力が付与されている後述の制御レバー33の曲
げ部33bに当接して抑止されている。
33は制御レバーで、腕部33a、曲げ部33
b,33cを形成し、該軸31によつて軸支さ
れ、バネ34によつて右旋力が付与されているが
後述の鉄片レバー35の鉄片35aが電磁装置
Mgの鉄芯に当接して抑止される。
b,33cを形成し、該軸31によつて軸支さ
れ、バネ34によつて右旋力が付与されているが
後述の鉄片レバー35の鉄片35aが電磁装置
Mgの鉄芯に当接して抑止される。
35は鉄片レバーで、鉄片35a、曲げ部35
b、ロツク部35cを形成し、該制御レバー33
の腕部33a上において軸36によつて枢着さ
れ、バネ37によつて右旋力が付与されているが
該ロツク部35cが該レリーズ板22の側面に当
接して抑止されている。尚、前記制御レバー3が
セツトされた状態において、該鉄片レバー35の
右旋が抑止されているので、前述の通りに制御レ
バー33の右旋力によつて該鉄片35aは電磁装
置Mgの鉄芯に圧着される。ここに、該鉄片35
aは、該軸31と該枢着軸36との間に配置され
ている。
b、ロツク部35cを形成し、該制御レバー33
の腕部33a上において軸36によつて枢着さ
れ、バネ37によつて右旋力が付与されているが
該ロツク部35cが該レリーズ板22の側面に当
接して抑止されている。尚、前記制御レバー3が
セツトされた状態において、該鉄片レバー35の
右旋が抑止されているので、前述の通りに制御レ
バー33の右旋力によつて該鉄片35aは電磁装
置Mgの鉄芯に圧着される。ここに、該鉄片35
aは、該軸31と該枢着軸36との間に配置され
ている。
38は、ホールドレバーで、腕部38aを形成
し、該軸31により軸支され、チヤージされたバ
ネ39によつて左旋力が付与されているが、前記
解除レバー26のフツク26aによつて抑止され
ている。尚、該バネ39の一端は図示しない第二
の基板(紙面上側に平行に存在する)上に固着さ
れている。
し、該軸31により軸支され、チヤージされたバ
ネ39によつて左旋力が付与されているが、前記
解除レバー26のフツク26aによつて抑止され
ている。尚、該バネ39の一端は図示しない第二
の基板(紙面上側に平行に存在する)上に固着さ
れている。
41は開閉レバーで、係止部41aを形成し、
連動ピン41b、復元ピン41cを植立し、該軸
24によつて軸支され、チヤージされたバネ43
によつて左旋力が付与されているが、該係止部4
1aが前記解除レバー26のフツク26bに当接
して抑止されている。尚、該連動ピン41bは図
示しないシヤツタ羽根に連動して、これを開閉動
作させる。
連動ピン41b、復元ピン41cを植立し、該軸
24によつて軸支され、チヤージされたバネ43
によつて左旋力が付与されているが、該係止部4
1aが前記解除レバー26のフツク26bに当接
して抑止されている。尚、該連動ピン41bは図
示しないシヤツタ羽根に連動して、これを開閉動
作させる。
この場合、シヤツタ羽根は通常において2枚羽
根で構成されており、各々反対方向に旋回する。
更らに、各1枚の羽根は2分割されており、作動
開始のタイミングが異なる様に構成されている。
これは、シヤツタ羽根の開き動作を遅動させて、
適正な開口特性を得るためである。つまり、開閉
レバー41の左旋に直ちに連動動作する第一の羽
根と、若干遅れて連動動作する第二の羽根とから
構成され、第二の羽根が連動動作すると開閉レバ
ー41の左旋は遅動されるというものである。こ
のためには、第二の羽根の連動穴(連動ピン41
bと連動する穴)を第一の羽根の連動穴よりも大
きくし、第二の羽根に復元のバネ習性を作用させ
ておけばよい。
根で構成されており、各々反対方向に旋回する。
更らに、各1枚の羽根は2分割されており、作動
開始のタイミングが異なる様に構成されている。
これは、シヤツタ羽根の開き動作を遅動させて、
適正な開口特性を得るためである。つまり、開閉
レバー41の左旋に直ちに連動動作する第一の羽
根と、若干遅れて連動動作する第二の羽根とから
構成され、第二の羽根が連動動作すると開閉レバ
ー41の左旋は遅動されるというものである。こ
のためには、第二の羽根の連動穴(連動ピン41
bと連動する穴)を第一の羽根の連動穴よりも大
きくし、第二の羽根に復元のバネ習性を作用させ
ておけばよい。
SWは電源スイツチで、図示しない周知の制御
回路に接続され、図のセツト状態では開放されて
おり該制御回路は遮断されている。
回路に接続され、図のセツト状態では開放されて
おり該制御回路は遮断されている。
続いて上述構成の動作について説明する。
先ず、電源電圧の低下等によりレリーズロツク
機構が作用する場合について説明する。
機構が作用する場合について説明する。
第2図のセツト状態からレリーズ板22が押し
下げられると、その初期動作によりピン22cが
スイツチPWを押してスイツチを閉じる。
下げられると、その初期動作によりピン22cが
スイツチPWを押してスイツチを閉じる。
しかし、この場合は電源電圧が低下しているた
め正常な作動は行なわれず、電磁装置Mgは通電
されない。従つて鉄片35aは鉄芯に圧着されて
いるが吸着されない。
め正常な作動は行なわれず、電磁装置Mgは通電
されない。従つて鉄片35aは鉄芯に圧着されて
いるが吸着されない。
この状態において、更らにレリーズ板22が押
し下げられると、曲げ部22aが解除レバー26
を押す直前において、切欠き22bがロツク部3
5cと対向する位置に来るため、鉄片レバー35
はバネ37によつて右旋してロツク部35cが切
欠き22bに進入する。従つて、更らに続けてレ
リーズ板22を押し下げようとしても、押し下げ
は阻止される。この状態は第3図に示されてい
る。
し下げられると、曲げ部22aが解除レバー26
を押す直前において、切欠き22bがロツク部3
5cと対向する位置に来るため、鉄片レバー35
はバネ37によつて右旋してロツク部35cが切
欠き22bに進入する。従つて、更らに続けてレ
リーズ板22を押し下げようとしても、押し下げ
は阻止される。この状態は第3図に示されてい
る。
レリーズ板22の押し下げが阻止されることに
よつて操作者は電気シヤツタの異常に気が付き、
レリーズ板22の押し下げを解除することによつ
て、レリーズ板22はバネ25の復元力によつて
上方にスライドして復元する。
よつて操作者は電気シヤツタの異常に気が付き、
レリーズ板22の押し下げを解除することによつ
て、レリーズ板22はバネ25の復元力によつて
上方にスライドして復元する。
次に、電源電圧等が正常な場合の動作について
説明する。
説明する。
第2図のセツト状態からレリーズ板22が押し
下げられると、前述と同様にスイツチSWが閉
じ、制御回路が働いて電磁装置Mgは通電され
て、鉄片35aは圧着状態において鉄片に吸着さ
れる。
下げられると、前述と同様にスイツチSWが閉
じ、制御回路が働いて電磁装置Mgは通電され
て、鉄片35aは圧着状態において鉄片に吸着さ
れる。
その後、更らにレリーズ板22を押し下げて、
切欠き22bがロツク部35cと対向する位置に
来ても、鉄片レバー35は鉄片35aの吸着によ
つて右旋を抑止される。従つてレリーズ板22の
押し下げは阻止されない。そして、続くレリーズ
板22の押し下げによつて、曲げ部22aが解除
レバー26の腕部26cを押して右旋させ、ホー
ルドレバー38及び開閉レバー41の抑止を解
く。
切欠き22bがロツク部35cと対向する位置に
来ても、鉄片レバー35は鉄片35aの吸着によ
つて右旋を抑止される。従つてレリーズ板22の
押し下げは阻止されない。そして、続くレリーズ
板22の押し下げによつて、曲げ部22aが解除
レバー26の腕部26cを押して右旋させ、ホー
ルドレバー38及び開閉レバー41の抑止を解
く。
抑止を解かれた開閉レバー41はバネ43によ
つて左旋し、連動ピン41bを介してシヤツタ羽
根が開き動作をし、アパーチヤ21aは開放され
る。
つて左旋し、連動ピン41bを介してシヤツタ羽
根が開き動作をし、アパーチヤ21aは開放され
る。
一方、同時に抑止を解かれたホールドレバー3
8は、バネ39によつて左旋しようとするが、こ
の時、すでに電磁装置Mgの通電によつて鉄片3
5aは鉄芯に吸着されているので、曲げ部33c
に当接して抑止される。そして、ホールドレバー
38が曲げ部33cに当接することによつて、制
御レバー33には左旋力が作用することになる。
この状態は第4図に示されている。
8は、バネ39によつて左旋しようとするが、こ
の時、すでに電磁装置Mgの通電によつて鉄片3
5aは鉄芯に吸着されているので、曲げ部33c
に当接して抑止される。そして、ホールドレバー
38が曲げ部33cに当接することによつて、制
御レバー33には左旋力が作用することになる。
この状態は第4図に示されている。
その後、所定秒時が経過すると、制御回路の作
動により電磁装置Mgの通電は断たれ、電磁装置
は消磁する。従つて、制御レバー33はバネ39
の復元力によつて曲げ部33cを介して左旋す
る。この左旋によつて曲げ部33bはセツト板2
9の抑止を解き、セツト板29はバネ32の復元
力によつて右方向へスライドを開始する。尚、制
御レバー33の左旋はストツパに当接して制限さ
れ、鉄片レバー35のバネ37による右旋はレリ
ーズ板22の側面に当接して制限される。この状
態は第5図に示されている。
動により電磁装置Mgの通電は断たれ、電磁装置
は消磁する。従つて、制御レバー33はバネ39
の復元力によつて曲げ部33cを介して左旋す
る。この左旋によつて曲げ部33bはセツト板2
9の抑止を解き、セツト板29はバネ32の復元
力によつて右方向へスライドを開始する。尚、制
御レバー33の左旋はストツパに当接して制限さ
れ、鉄片レバー35のバネ37による右旋はレリ
ーズ板22の側面に当接して制限される。この状
態は第5図に示されている。
その後のセツト板29のスライドの最終段にお
いて、押圧部29cが復元ピン41cを押圧し、
曲げ部29aが腕部38aを押圧する。そして、
復元ピン41cが押圧されることによつて、開閉
レバー41が反転右旋し、シヤツタ羽根を閉じて
一回の露出は終了する。また、腕部38aが押圧
されるこによつて、ホールドレバー38は右旋さ
れる。ホールドレバー38の右旋によつて、制御
レバー33にはバネ34を介して右旋力が作用
し、若干右旋するが曲げ部33bがセツト板29
の側面に当接して抑止される。この状態は第6図
に示されている。
いて、押圧部29cが復元ピン41cを押圧し、
曲げ部29aが腕部38aを押圧する。そして、
復元ピン41cが押圧されることによつて、開閉
レバー41が反転右旋し、シヤツタ羽根を閉じて
一回の露出は終了する。また、腕部38aが押圧
されるこによつて、ホールドレバー38は右旋さ
れる。ホールドレバー38の右旋によつて、制御
レバー33にはバネ34を介して右旋力が作用
し、若干右旋するが曲げ部33bがセツト板29
の側面に当接して抑止される。この状態は第6図
に示されている。
以上の動作は、シヤツタ羽根が全開後に電磁装
置Mgが消磁してシヤツタ羽根が閉じる場合の説
明であるが、これとは異なり、シヤツタ羽根の開
放途中において電磁装置Mgが消磁してシヤツタ
羽根が閉じる場合もある。
置Mgが消磁してシヤツタ羽根が閉じる場合の説
明であるが、これとは異なり、シヤツタ羽根の開
放途中において電磁装置Mgが消磁してシヤツタ
羽根が閉じる場合もある。
また、以上はレリーズ板の押し下げが露出終了
まで保持されていた場合であるが、次にシヤツタ
羽根が開放された状態で不用意にレリーズ板の押
し下げが解除されてしまつた場合について説明す
る。
まで保持されていた場合であるが、次にシヤツタ
羽根が開放された状態で不用意にレリーズ板の押
し下げが解除されてしまつた場合について説明す
る。
この場合は、第4図の状態から電磁装置Mgが
消磁される以前にレリーズ板22の押し下げを解
除してしまつた場合であり、シヤツタ羽根は開放
されている。
消磁される以前にレリーズ板22の押し下げを解
除してしまつた場合であり、シヤツタ羽根は開放
されている。
従つて、第4図の状態からレリーズ板22の押
し下げを解除すると、レリーズ板22はバネ25
の復元力によつて上方にスライドし、スイツチ
PWは開く。このスイツチSWの開きは、切欠き
22bが鉄片レバー35のロツク部35cと対向
する位置を通過した後で行なわれる。そして、ス
イツチSWの開きによつて制御回路は遮断される
ために電磁装置Mgは消磁される。また、レリー
ズレバー22の上方スライドによつて解除レバー
26の押圧が解除され、解除レバー26は左旋し
ようとする。しかし、この時、腕部26dが開閉
レバー41に当接していて、その左旋は抑止され
る。そのため、レリーズレバー22の復元によつ
ても、ホールドレバー38は抑止されず、制御レ
バー33には左旋力が作用している。
し下げを解除すると、レリーズ板22はバネ25
の復元力によつて上方にスライドし、スイツチ
PWは開く。このスイツチSWの開きは、切欠き
22bが鉄片レバー35のロツク部35cと対向
する位置を通過した後で行なわれる。そして、ス
イツチSWの開きによつて制御回路は遮断される
ために電磁装置Mgは消磁される。また、レリー
ズレバー22の上方スライドによつて解除レバー
26の押圧が解除され、解除レバー26は左旋し
ようとする。しかし、この時、腕部26dが開閉
レバー41に当接していて、その左旋は抑止され
る。そのため、レリーズレバー22の復元によつ
ても、ホールドレバー38は抑止されず、制御レ
バー33には左旋力が作用している。
従つて、レリーズレバー22の復元によつて電
源スイツチSWが開いて電磁装置Mgが消磁する
と、制御レバー33はバネ39によつて左旋す
る。この左旋によつて、セツト板29の抑止は解
かれ、前述と同様に右方向へスライドして、ホー
ルドレバー38を復元する。また、同時に開閉レ
バー41を右旋させてシヤツタ羽根を閉じる。そ
して、開閉レバー41の右旋の最終段において解
除レバー26の当接は解除され、解除レバー26
は左旋してフツク部26a,26bがホールドレ
バー38、開閉レバー41の左旋軌跡内に進入す
る。
源スイツチSWが開いて電磁装置Mgが消磁する
と、制御レバー33はバネ39によつて左旋す
る。この左旋によつて、セツト板29の抑止は解
かれ、前述と同様に右方向へスライドして、ホー
ルドレバー38を復元する。また、同時に開閉レ
バー41を右旋させてシヤツタ羽根を閉じる。そ
して、開閉レバー41の右旋の最終段において解
除レバー26の当接は解除され、解除レバー26
は左旋してフツク部26a,26bがホールドレ
バー38、開閉レバー41の左旋軌跡内に進入す
る。
最後に、シヤツタセツト動作について説明す
る。
る。
第6図(レリーズ板22及び解除レバー26は
すでに第2図の状態にある)の撮影終了状態から
次の撮影に備えてセツト板29を左方向へスライ
ドさせると、先ず開閉レバー41、ホールドレバ
ー38の押圧は解除され、各々のレバーは解除レ
バー26のフツク部26a,26bによつて抑止
されるようになる。その後、セツト板29の左方
向のスライドによつて、セツト板29の側面の抑
止を解かれた制御レバー33はバネ34の復元力
によつて右旋し、曲げ部33bがセツト板29の
右方向スライドの軌跡内に進入する。一方、制御
レバー33の右旋によつて鉄片レバーの鉄片35
aは電磁装置Mgの鉄芯に圧着される。そして、
その後、セツト板29のセツト力を解除すれば、
セツト板29は若干右方向へ復元し、制御レバー
33の曲げ部33bに抑止されてセツト動作は完
了する。このセツト状態は第2図に示されてい
る。
すでに第2図の状態にある)の撮影終了状態から
次の撮影に備えてセツト板29を左方向へスライ
ドさせると、先ず開閉レバー41、ホールドレバ
ー38の押圧は解除され、各々のレバーは解除レ
バー26のフツク部26a,26bによつて抑止
されるようになる。その後、セツト板29の左方
向のスライドによつて、セツト板29の側面の抑
止を解かれた制御レバー33はバネ34の復元力
によつて右旋し、曲げ部33bがセツト板29の
右方向スライドの軌跡内に進入する。一方、制御
レバー33の右旋によつて鉄片レバーの鉄片35
aは電磁装置Mgの鉄芯に圧着される。そして、
その後、セツト板29のセツト力を解除すれば、
セツト板29は若干右方向へ復元し、制御レバー
33の曲げ部33bに抑止されてセツト動作は完
了する。このセツト状態は第2図に示されてい
る。
以上が本考案の一実施例の構成、動作の説明で
あるが、本考案はこれに限定されないことは勿論
である。
あるが、本考案はこれに限定されないことは勿論
である。
例えば、上述の実施例ではレリーズ板を直接に
ロツクする構成を説明したが、これに限らず、シ
ヤツタの開き動作に関連する部材をロツクするよ
うにしてもよい。
ロツクする構成を説明したが、これに限らず、シ
ヤツタの開き動作に関連する部材をロツクするよ
うにしてもよい。
本考案は以上の通りの構成であるので、きわめ
て簡略な構成にも拘らず、電源電圧が低下した
り、被写体輝度が一定レベルより暗い等の場合に
おいて、シヤツタのレリーズロツクを確実に行う
ことができるという効果がある。
て簡略な構成にも拘らず、電源電圧が低下した
り、被写体輝度が一定レベルより暗い等の場合に
おいて、シヤツタのレリーズロツクを確実に行う
ことができるという効果がある。
その上、撮影途中において不用意にレリーズ状
態を解除してしまつても、シヤツタは閉じること
ができるので、アパーチヤを開いたままに放置す
ることによつて起る不都合が生じないという効果
がある。
態を解除してしまつても、シヤツタは閉じること
ができるので、アパーチヤを開いたままに放置す
ることによつて起る不都合が生じないという効果
がある。
第1図は従来例のセツト状態の平面図、第2図
は本考案の一実施例のセツト状態の平面図、第3
図、第4図、第5図、第6図は各々第2図の動作
説明図である。 22……レリーズ板、22b……切欠き、26
……解除レバー、29……セツト板、33……制
御レバー、34……バネ、35……鉄片レバー、
35a……鉄片、35c……ロツク部、37……
バネ、38……ホールドレバー、39……バネ、
41……開閉レバー、Mg……電磁装置、SW……
電源スイツチ。
は本考案の一実施例のセツト状態の平面図、第3
図、第4図、第5図、第6図は各々第2図の動作
説明図である。 22……レリーズ板、22b……切欠き、26
……解除レバー、29……セツト板、33……制
御レバー、34……バネ、35……鉄片レバー、
35a……鉄片、35c……ロツク部、37……
バネ、38……ホールドレバー、39……バネ、
41……開閉レバー、Mg……電磁装置、SW……
電源スイツチ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シヤツタの開きを制御するレリーズ関連部材
と、 シヤツタの閉じ時期を制御する電磁装置と、 該電磁装置に向うバネ習性が作用する閉じ制御
レバー部材と、 シヤツタレリーズの後期動作によつて係止を解
かれ、閉じ制御レバー部材に該電磁装置から離反
する方向のバネ習性を作用させるホールド部材
と、 該閉じ制御レバー部材上に枢着保持されて、一
端に鉄片、他端にロツク部を有し、該電磁装置か
ら離反する方向のバネ習性が作用しているが、シ
ヤツタセツト状態では該レリーズ関連部材によつ
て該離反動作が抑止され、該鉄片が電磁装置に圧
着される鉄片レバー部材と、 から構成され、 シヤツタレリーズの初期動作において該電磁装
置が通電されない場合には、該鉄片レバー部材は
該レリーズ関連部材の抑止を解かれる状態になる
と該バネ習性によつて該電磁装置から離反変位
し、該ロツク部により該レリーズ関連部材の動作
を阻止することを特徴とする電気シヤツタのレリ
ーズロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134580U JPS6210736Y2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134580U JPS6210736Y2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56145035U JPS56145035U (ja) | 1981-11-02 |
JPS6210736Y2 true JPS6210736Y2 (ja) | 1987-03-13 |
Family
ID=29636731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4134580U Expired JPS6210736Y2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210736Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-28 JP JP4134580U patent/JPS6210736Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56145035U (ja) | 1981-11-02 |
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