JPS6158958B2 - - Google Patents
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- JPS6158958B2 JPS6158958B2 JP8678975A JP8678975A JPS6158958B2 JP S6158958 B2 JPS6158958 B2 JP S6158958B2 JP 8678975 A JP8678975 A JP 8678975A JP 8678975 A JP8678975 A JP 8678975A JP S6158958 B2 JPS6158958 B2 JP S6158958B2
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、フイラメント予熱型の放電灯を点灯
する放電灯始動装置に関するものである。
する放電灯始動装置に関するものである。
従来、この種の放電灯始動装置は、第5図に示
すように、電源1に電源スイツチ13及び安定器
2を介してフイラメント予熱型の放電灯3を接続
し、この放電灯3のフイラメント4,4′非電源
側端子間に始動用高圧を発生するパルス発生回路
5と、フイラメント予熱を制御する予熱通電用ス
イツチ回路6と、予熱通電用スイツチ回路6を制
御する予熱制御回路9とを接続し、放電灯始動時
には、負の半サイクルにおいて始動用高圧パルス
を印加しつつ、正の半サイクルにおいて予熱電流
を流して点灯へと移行させ、放電灯点灯中は、放
電灯3の両端電圧の低下等を検知して始動用高圧
パルスの発生を停止するとともに、予熱制御回路
9により予熱電流を遮断している。しかしなが
ら、このような従来例にあつては、放電灯3が寿
命のためにフイラメント4,4′が放電不良とな
つたり、放電灯3のガラス管の破損等により管内
真空度が異常に低下して放電灯3が正常点灯不能
状態なると、放電灯両端電圧に基いてフイラメン
ト予熱を制御している予熱制御回路9は、フイラ
メント4,4′に予熱電流を流し続けるようにな
つていた。
すように、電源1に電源スイツチ13及び安定器
2を介してフイラメント予熱型の放電灯3を接続
し、この放電灯3のフイラメント4,4′非電源
側端子間に始動用高圧を発生するパルス発生回路
5と、フイラメント予熱を制御する予熱通電用ス
イツチ回路6と、予熱通電用スイツチ回路6を制
御する予熱制御回路9とを接続し、放電灯始動時
には、負の半サイクルにおいて始動用高圧パルス
を印加しつつ、正の半サイクルにおいて予熱電流
を流して点灯へと移行させ、放電灯点灯中は、放
電灯3の両端電圧の低下等を検知して始動用高圧
パルスの発生を停止するとともに、予熱制御回路
9により予熱電流を遮断している。しかしなが
ら、このような従来例にあつては、放電灯3が寿
命のためにフイラメント4,4′が放電不良とな
つたり、放電灯3のガラス管の破損等により管内
真空度が異常に低下して放電灯3が正常点灯不能
状態なると、放電灯両端電圧に基いてフイラメン
ト予熱を制御している予熱制御回路9は、フイラ
メント4,4′に予熱電流を流し続けるようにな
つていた。
この場合、予熱通電用スイツチ素子等の電子回
路部品及び安定器2には、異常電流が流れ続ける
ことになり、温度上昇して発煙、劣化等が生じる
と共に、始動機能を失う故障状態に陥る恐れがあ
つた。また、不要な電力損失も大きくなり、しか
も、温度上昇を防止するために放熱フイン等を付
加する必要が生じ、始動装置の全体形状が大きく
なるという問題があつた。また、周囲温度が低い
場合において、負の半サイクルにおいて高圧パル
スの印加により微放電を行つているにも拘わら
ず、次の正の半サイクルで予熱を行うために放電
灯3に印加される電圧が低くなつて放電が持続せ
ず、正常点灯に移行できない場合があるという問
題があつた。
路部品及び安定器2には、異常電流が流れ続ける
ことになり、温度上昇して発煙、劣化等が生じる
と共に、始動機能を失う故障状態に陥る恐れがあ
つた。また、不要な電力損失も大きくなり、しか
も、温度上昇を防止するために放熱フイン等を付
加する必要が生じ、始動装置の全体形状が大きく
なるという問題があつた。また、周囲温度が低い
場合において、負の半サイクルにおいて高圧パル
スの印加により微放電を行つているにも拘わら
ず、次の正の半サイクルで予熱を行うために放電
灯3に印加される電圧が低くなつて放電が持続せ
ず、正常点灯に移行できない場合があるという問
題があつた。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、放電灯の寿命、管
内真空度の低下等による異常点灯時に、フイラメ
ントの予熱電流が流れ続けて電子回路部品、安定
器等の温度上昇による発煙や破損を防ぐことがで
きるとともに不要な電力消費を防止することがで
き、さらにまた、周囲温度が低い場合における始
動特性を改善することができる放電灯始動装置を
提供することにある。
り、その目的とするところは、放電灯の寿命、管
内真空度の低下等による異常点灯時に、フイラメ
ントの予熱電流が流れ続けて電子回路部品、安定
器等の温度上昇による発煙や破損を防ぐことがで
きるとともに不要な電力消費を防止することがで
き、さらにまた、周囲温度が低い場合における始
動特性を改善することができる放電灯始動装置を
提供することにある。
(実施例)
第1図は本発明一実施例を示すもので、1は商
用周波の電源で、この電源1に電源スイツチ13
及びチヨークコイルのような安定器2を介して放
電灯3のフイラメント4,4′の一端を接続す
る。この放電灯3のフイラメント4,4′の非電
源側端子には、始動用高圧パルスを発生するパル
ス発生回路5が接続されており、このパルス発生
回路5は、前記電源1の負の半サイクル期間に順
方向となる3端子サイリスタ14と、抵抗16が
並列接続されたコンデンサ15との直列回路及び
抵抗17,18の直列回路をフイラメント4,
4′の非電源側端子間に接続し、抵抗17,18
の接続点をサイリスタ14のゲート端子に接続し
て形成されている。また、このパルス発生回路5
と並列に、電源1の正の半サイクル期間に順方向
となる方向に予熱通電用スイツチ素子たる予熱通
電用サイリスタ6aとダイオード19の直列回路
が接続されている。
用周波の電源で、この電源1に電源スイツチ13
及びチヨークコイルのような安定器2を介して放
電灯3のフイラメント4,4′の一端を接続す
る。この放電灯3のフイラメント4,4′の非電
源側端子には、始動用高圧パルスを発生するパル
ス発生回路5が接続されており、このパルス発生
回路5は、前記電源1の負の半サイクル期間に順
方向となる3端子サイリスタ14と、抵抗16が
並列接続されたコンデンサ15との直列回路及び
抵抗17,18の直列回路をフイラメント4,
4′の非電源側端子間に接続し、抵抗17,18
の接続点をサイリスタ14のゲート端子に接続し
て形成されている。また、このパルス発生回路5
と並列に、電源1の正の半サイクル期間に順方向
となる方向に予熱通電用スイツチ素子たる予熱通
電用サイリスタ6aとダイオード19の直列回路
が接続されている。
さらにまた、上記パルス発生回路5と並列に、
放電灯両端電圧を整流して分圧平滑した分圧電圧
を形成する分圧平滑回路7と、上記分圧電圧と基
準電圧とを比較して該分圧電圧が基準電圧より高
いときに予熱通電用スイツチを導通させると共に
該分圧電圧が基準電圧よりも低いときに予熱通電
用スイツチ素子を遮断させる予熱制御信号を出力
する比較スイツチ回路8と、該予熱制御信号によ
り予熱通電用サイリスタ6aを制御するスイツチ
制御回路9aとよりなる予熱制御回路9が接続さ
れている。
放電灯両端電圧を整流して分圧平滑した分圧電圧
を形成する分圧平滑回路7と、上記分圧電圧と基
準電圧とを比較して該分圧電圧が基準電圧より高
いときに予熱通電用スイツチを導通させると共に
該分圧電圧が基準電圧よりも低いときに予熱通電
用スイツチ素子を遮断させる予熱制御信号を出力
する比較スイツチ回路8と、該予熱制御信号によ
り予熱通電用サイリスタ6aを制御するスイツチ
制御回路9aとよりなる予熱制御回路9が接続さ
れている。
ここに、分圧平滑回路7は、電源1の負の半サ
イクルに順方向となるダイオード20と抵抗2
1、及び抵抗22の直列回路をフイラメント4,
4′の非電源側端子に接続し、抵抗22と並列に
コンデンサ23を接続して形成されている。
イクルに順方向となるダイオード20と抵抗2
1、及び抵抗22の直列回路をフイラメント4,
4′の非電源側端子に接続し、抵抗22と並列に
コンデンサ23を接続して形成されている。
また、比較スイツチ回路8は、分圧平滑回路7
の抵抗22の両端に、NPNトランジスタ24の
エミツタ、ベース端子とツエナーダイオード等の
定電圧素子25との直列回路を接続し、トランジ
スタ24のコレクタ端子と直列に、制御用スイツ
チ素子たるNPNトランジスタ10のエミツタ、
コレクタ端子を接続して形成されている。
の抵抗22の両端に、NPNトランジスタ24の
エミツタ、ベース端子とツエナーダイオード等の
定電圧素子25との直列回路を接続し、トランジ
スタ24のコレクタ端子と直列に、制御用スイツ
チ素子たるNPNトランジスタ10のエミツタ、
コレクタ端子を接続して形成されている。
また、スイツチ制御回路9aは、トランジスタ
10のコレクタ端子と共通端子e(予熱通電用サ
イリスタ6aのカソードに接続)との間に接続さ
れた抵抗28と、コンデンサ26と、ダイオード
27がベース、エミツタ端子間に逆並列接続され
るとともにコレクタ端子が抵抗31及びダイオー
ド32を介してフイラメント4の非電源側端子に
接続されたNPNトランジスタ29と、トランジ
スタ29のコレクタ、エミツタ端子にベース、エ
ミツタ端子がそれぞれ接続されるとともにコレク
タ端子が抵抗33及びダイオード19を介してフ
イラメント4の非電源側端子に接続されたトラン
ジスタ30とで形成されており、トランジスタ3
0のコレクタ端子が予熱通電用サイリスタ6aの
ゲートに接続されている。
10のコレクタ端子と共通端子e(予熱通電用サ
イリスタ6aのカソードに接続)との間に接続さ
れた抵抗28と、コンデンサ26と、ダイオード
27がベース、エミツタ端子間に逆並列接続され
るとともにコレクタ端子が抵抗31及びダイオー
ド32を介してフイラメント4の非電源側端子に
接続されたNPNトランジスタ29と、トランジ
スタ29のコレクタ、エミツタ端子にベース、エ
ミツタ端子がそれぞれ接続されるとともにコレク
タ端子が抵抗33及びダイオード19を介してフ
イラメント4の非電源側端子に接続されたトラン
ジスタ30とで形成されており、トランジスタ3
0のコレクタ端子が予熱通電用サイリスタ6aの
ゲートに接続されている。
一方、電源投入から一定時間経過後に予熱遮断
信号を出力する限時スイツチ回路38は、分圧平
滑回路7の抵抗22と並列に接続されたコンデン
サ11及び抵抗12の直列回路よりなる時定数回
路と、抵抗22に並列接続されたトランジスタ3
4及び抵抗35の直列回路と、コンデンサ11及
び抵抗12の接続点とトランジスタ34のベース
端子との間に接続される抵抗36及び定電圧ダイ
オードのような定電圧素子37の直列回路とで形
成されており、予熱通電用サイリスタ6aの導通
用予熱制御信号の出力を停止させる制御用スイツ
チ素子たるトランジスタ10をトランジスタ34
のコレクタ出力として出力される予熱遮断信号に
て制御するようになつている。すなわち、トラン
ジスタ10のベース端子には、抵抗39,40,
22にて分圧されたトランジスタ34のコレクタ
電圧が印加されており、電源1が投入されてから
時定数回路及び定電圧素子37にて設定される一
定時間後にトランジスタ10を遮断するようにな
つている。また、この一定時間は、正常な放電灯
始動時の予熱時間よりも長く設定している。
信号を出力する限時スイツチ回路38は、分圧平
滑回路7の抵抗22と並列に接続されたコンデン
サ11及び抵抗12の直列回路よりなる時定数回
路と、抵抗22に並列接続されたトランジスタ3
4及び抵抗35の直列回路と、コンデンサ11及
び抵抗12の接続点とトランジスタ34のベース
端子との間に接続される抵抗36及び定電圧ダイ
オードのような定電圧素子37の直列回路とで形
成されており、予熱通電用サイリスタ6aの導通
用予熱制御信号の出力を停止させる制御用スイツ
チ素子たるトランジスタ10をトランジスタ34
のコレクタ出力として出力される予熱遮断信号に
て制御するようになつている。すなわち、トラン
ジスタ10のベース端子には、抵抗39,40,
22にて分圧されたトランジスタ34のコレクタ
電圧が印加されており、電源1が投入されてから
時定数回路及び定電圧素子37にて設定される一
定時間後にトランジスタ10を遮断するようにな
つている。また、この一定時間は、正常な放電灯
始動時の予熱時間よりも長く設定している。
第2図は実施例の動作説明図であり、第2図イ
は電源1の電圧波形、同図ロは放電灯3の両フイ
ラメント4,4′の非電源側端子間の電圧波形、
同図ハは始動回路に流れる電流波形、同図ニは抵
抗22の両端の分圧電圧波形をそれぞれ示してい
る。
は電源1の電圧波形、同図ロは放電灯3の両フイ
ラメント4,4′の非電源側端子間の電圧波形、
同図ハは始動回路に流れる電流波形、同図ニは抵
抗22の両端の分圧電圧波形をそれぞれ示してい
る。
まず最初に、放電灯3が正常な場合において、
電源スイツチ13を閉成した直後の通常の始動動
作について説明する。いま、電源1の負の半サイ
クルにおいて、パルス発生回路5のコンデンサ1
5の両端電圧は抵抗16により放電されて0にな
つており、3端子スイツチ素子14は遮断状態に
なつている。次に、予熱通電サイリスタ6aを通
して流れていた予熱電流が時刻t2で0となると、
予熱通電用サイリスタ6aが遮断して放電灯3の
両端に第2図イのように既に負の波高値付近に達
している電源1から急激に負の電圧が加わる。こ
こに、抵抗18,17による分圧比をうまく選定
しておくことにより、抵抗18,17にて分圧さ
れた電圧により3端子スイツチ素子14のゲー
ト、カソード間にゲート電流が流れ、3端子スイ
ツチ素子14は直ぐにターンオンしてそのアノー
ド、カソード間が導通状態となり、電源1からフ
イラメント4′、3端子スイツチ素子14、コン
デンサ15、フイラメント4、安定器2、スイツ
チ13を通して電流が流れ、コンデンサ15の端
子電圧が3端子スイツチ素子14のカソード側が
正になる方向(図示した極性)に増大する。次
に、コンデンサ15の端子電圧の上昇に従い、コ
ンデンサ15から3端子スイツチ素子14のカソ
ード、ゲート、抵抗17を通る閉回路を通して3
端子スイツチ素子14のゲートに対し、逆方向に
電流が流れて増大してゆき、3端子スイツチ素子
14のアノードからカソードに流れる電流と、ゲ
ートに流れる逆電流との比が一定値となる時刻t3
にて3端子スイツチ素子14が遮断し、安定器2
のインダクタンスにより第2図ロの実線で示す如
き高圧パルス電圧Vpが発生する。この場合、電
源スイツチ13を閉成した直後においては、放電
灯3の両フイラメント4,4′は温度が低いため
に高圧パルスVpが印加されても放電灯3は点灯
せず、電源電圧波形が負の半サイクルから時刻t4
で正の半サイクルに移行するまでの間、放電灯3
の両端電圧波形も第2図ロの実線の如き波形とな
る。
電源スイツチ13を閉成した直後の通常の始動動
作について説明する。いま、電源1の負の半サイ
クルにおいて、パルス発生回路5のコンデンサ1
5の両端電圧は抵抗16により放電されて0にな
つており、3端子スイツチ素子14は遮断状態に
なつている。次に、予熱通電サイリスタ6aを通
して流れていた予熱電流が時刻t2で0となると、
予熱通電用サイリスタ6aが遮断して放電灯3の
両端に第2図イのように既に負の波高値付近に達
している電源1から急激に負の電圧が加わる。こ
こに、抵抗18,17による分圧比をうまく選定
しておくことにより、抵抗18,17にて分圧さ
れた電圧により3端子スイツチ素子14のゲー
ト、カソード間にゲート電流が流れ、3端子スイ
ツチ素子14は直ぐにターンオンしてそのアノー
ド、カソード間が導通状態となり、電源1からフ
イラメント4′、3端子スイツチ素子14、コン
デンサ15、フイラメント4、安定器2、スイツ
チ13を通して電流が流れ、コンデンサ15の端
子電圧が3端子スイツチ素子14のカソード側が
正になる方向(図示した極性)に増大する。次
に、コンデンサ15の端子電圧の上昇に従い、コ
ンデンサ15から3端子スイツチ素子14のカソ
ード、ゲート、抵抗17を通る閉回路を通して3
端子スイツチ素子14のゲートに対し、逆方向に
電流が流れて増大してゆき、3端子スイツチ素子
14のアノードからカソードに流れる電流と、ゲ
ートに流れる逆電流との比が一定値となる時刻t3
にて3端子スイツチ素子14が遮断し、安定器2
のインダクタンスにより第2図ロの実線で示す如
き高圧パルス電圧Vpが発生する。この場合、電
源スイツチ13を閉成した直後においては、放電
灯3の両フイラメント4,4′は温度が低いため
に高圧パルスVpが印加されても放電灯3は点灯
せず、電源電圧波形が負の半サイクルから時刻t4
で正の半サイクルに移行するまでの間、放電灯3
の両端電圧波形も第2図ロの実線の如き波形とな
る。
ところで、放電灯3の両端電圧は、分圧平滑回
路7のダイオード20にて整流されるとともに、
抵抗21,22により分圧され、コンデンサ23
により平滑されており、放電灯3が未点灯時に
は、第2図ニの実線で示す如き、充放電電圧波形
よりなる分圧電圧が発生する。
路7のダイオード20にて整流されるとともに、
抵抗21,22により分圧され、コンデンサ23
により平滑されており、放電灯3が未点灯時に
は、第2図ニの実線で示す如き、充放電電圧波形
よりなる分圧電圧が発生する。
比較スイツチ回路8のトランジスタ24及び定
電圧素子25により構成される回路は、定電圧素
子25にて設定される基準電圧と、分圧平滑回路
7から出力される分圧電圧の比較を行う回路であ
り、放電灯3の未点灯時には、抵抗22の両端電
圧が定電圧素子25で決まる電圧より大となり、
定電圧素子25を通してトランジスタ24のベー
ス、エミツタ端子間に電流が流れ、トランジスタ
24は導通して電源スイツチ13の投入後の短時
間の間は、予熱通電用サイリスタ6aを導通させ
る予熱制御信号が出力される。なお、この場合、
後述のようにトランジスタ10も電源投入から一
定時間の間導通しているので、予熱制御信号はそ
のまま出力され、スイツチ制御回路9aへ入力さ
れる。
電圧素子25により構成される回路は、定電圧素
子25にて設定される基準電圧と、分圧平滑回路
7から出力される分圧電圧の比較を行う回路であ
り、放電灯3の未点灯時には、抵抗22の両端電
圧が定電圧素子25で決まる電圧より大となり、
定電圧素子25を通してトランジスタ24のベー
ス、エミツタ端子間に電流が流れ、トランジスタ
24は導通して電源スイツチ13の投入後の短時
間の間は、予熱通電用サイリスタ6aを導通させ
る予熱制御信号が出力される。なお、この場合、
後述のようにトランジスタ10も電源投入から一
定時間の間導通しているので、予熱制御信号はそ
のまま出力され、スイツチ制御回路9aへ入力さ
れる。
このとき、スイツチ制御回路9aでは、ダイオ
ード27、コンデンサ26、トランジスタ10,
24を通して流れる電流によりコンデンサ26が
図示した極性に充電されている。ここに、時間が
経過して電源電圧波形が負の半サイクルから0点
(時刻t4)を経過して正の半サイクルに移行する
と、ダイオード32、抵抗31を通してトランジ
スタ29のコレクタ端子に正電圧が加わることに
なるので、コンデンサ26に蓄えられた電荷はト
ランジスタ29のベース、エミツタ端子間、抵抗
28の閉ループを介して放電されてトランジスタ
29が導通状態となり、ダイオード32、抵抗3
1を通してトランジスタ29のコレクタ、エミツ
タ端子間を流れ、コレクタ、エミツタ端子間電圧
が低下してトランジスタ30は遮断状態になる。
このため、ダイオード19を介して予熱通電用サ
イリスタ6aのアノード、カソード端子間に加わ
つた正電圧により抵抗33、予熱通電用サイリス
タ6aのゲート、カソード端子を通るトリガ電流
が流れ、時刻t5にて予熱通電用サイリスタ6aが
導通し、電源1から安定器2、放電灯3のフイラ
メント4、ダイオード19、予熱通電用サイリス
タ6a、フイラメント4′を通して予熱電流が第
2図ハの時刻t5〜t7に示す如く流れる。この予熱
電流は電源電圧波形が正の波高値を過ぎて低下
し、時刻t6にて正から負の半サイクルに移行した
後も、安定器2のインダクタンスにより流れ続
け、時刻t7で0となつて予熱通電用サイリスタ6
aが遮断する。
ード27、コンデンサ26、トランジスタ10,
24を通して流れる電流によりコンデンサ26が
図示した極性に充電されている。ここに、時間が
経過して電源電圧波形が負の半サイクルから0点
(時刻t4)を経過して正の半サイクルに移行する
と、ダイオード32、抵抗31を通してトランジ
スタ29のコレクタ端子に正電圧が加わることに
なるので、コンデンサ26に蓄えられた電荷はト
ランジスタ29のベース、エミツタ端子間、抵抗
28の閉ループを介して放電されてトランジスタ
29が導通状態となり、ダイオード32、抵抗3
1を通してトランジスタ29のコレクタ、エミツ
タ端子間を流れ、コレクタ、エミツタ端子間電圧
が低下してトランジスタ30は遮断状態になる。
このため、ダイオード19を介して予熱通電用サ
イリスタ6aのアノード、カソード端子間に加わ
つた正電圧により抵抗33、予熱通電用サイリス
タ6aのゲート、カソード端子を通るトリガ電流
が流れ、時刻t5にて予熱通電用サイリスタ6aが
導通し、電源1から安定器2、放電灯3のフイラ
メント4、ダイオード19、予熱通電用サイリス
タ6a、フイラメント4′を通して予熱電流が第
2図ハの時刻t5〜t7に示す如く流れる。この予熱
電流は電源電圧波形が正の波高値を過ぎて低下
し、時刻t6にて正から負の半サイクルに移行した
後も、安定器2のインダクタンスにより流れ続
け、時刻t7で0となつて予熱通電用サイリスタ6
aが遮断する。
以上の動作を繰り返すことにより放電灯3のフ
イラメント4,4′は正の半サイクルで予熱され
ることにより温度上昇し、負の半サイクルで高圧
パルスVpが印加され、予熱の進行に従つて点灯
状態に移行して負の半サイクルで第2図ロに破線
で示すような点灯波形となり、その波高値が低く
なる。この状態に移行すると、第1図の分圧平滑
回路7の分圧電圧は、第2図ニの破線にて示す如
く低下し、定電圧素子25により設定される基準
電圧以下となつてトランジスタ24のベース電流
が流れなくなり、トランジスタ24が遮断してコ
ンデンサ26が充電されなくなる。このコンデン
サ26の電荷が短時間後に放電すると、正の半サ
イクルでトランジスタ29が遮断状態となり、ダ
イオード32、抵抗31を通してトランジスタ3
0のベース、エミツタ端子間に電流が流れ、トラ
ンジスタ30が導通し、抵抗33を通して流れる
電流はトランジスタ30のコレクタ、エミツタ端
子間に流れ、トランジスタ30のコレクタ、エミ
ツタ端子間電圧が低下して、予熱通電用サイリス
タ6aのゲート電流が流れなくなり、予熱通電用
サイリスタ6aが遮断し、放電灯3は正方向にも
点灯して完全点灯となる。
イラメント4,4′は正の半サイクルで予熱され
ることにより温度上昇し、負の半サイクルで高圧
パルスVpが印加され、予熱の進行に従つて点灯
状態に移行して負の半サイクルで第2図ロに破線
で示すような点灯波形となり、その波高値が低く
なる。この状態に移行すると、第1図の分圧平滑
回路7の分圧電圧は、第2図ニの破線にて示す如
く低下し、定電圧素子25により設定される基準
電圧以下となつてトランジスタ24のベース電流
が流れなくなり、トランジスタ24が遮断してコ
ンデンサ26が充電されなくなる。このコンデン
サ26の電荷が短時間後に放電すると、正の半サ
イクルでトランジスタ29が遮断状態となり、ダ
イオード32、抵抗31を通してトランジスタ3
0のベース、エミツタ端子間に電流が流れ、トラ
ンジスタ30が導通し、抵抗33を通して流れる
電流はトランジスタ30のコレクタ、エミツタ端
子間に流れ、トランジスタ30のコレクタ、エミ
ツタ端子間電圧が低下して、予熱通電用サイリス
タ6aのゲート電流が流れなくなり、予熱通電用
サイリスタ6aが遮断し、放電灯3は正方向にも
点灯して完全点灯となる。
以上は放電灯3が正常な場合について述べたも
のであるが、放電灯3が寿命のため、放電不能と
なつたり、ガラス管の破損等により管内気圧が高
くなつたりした異常状態での始動動作について説
明する。
のであるが、放電灯3が寿命のため、放電不能と
なつたり、ガラス管の破損等により管内気圧が高
くなつたりした異常状態での始動動作について説
明する。
いま、電源スイツチ13を閉成すると、電源1
の負の半サイクルにて抵抗22の両端には第2図
ニの実線で示す電圧が生じ、限時スイツチ回路3
8のコンデンサ11は、図示した極性に充電され
る。ここに、放電灯3が異常により点灯しない場
合、コンデンサ11の両端電圧が抵抗12、コン
デンサ11の容量値で決まる充電時定数、及び定
電圧ダイオード37の電圧で決まる一定時間後
に、定電圧ダイオード37の基準電圧以上に達す
ると、トランジスタ34のベース電流が流れてト
ランジスタ34が導通状態になり、トランジスタ
34のコレクタ、エミツタ端子間電圧が低下して
予熱遮断信号が出力される。
の負の半サイクルにて抵抗22の両端には第2図
ニの実線で示す電圧が生じ、限時スイツチ回路3
8のコンデンサ11は、図示した極性に充電され
る。ここに、放電灯3が異常により点灯しない場
合、コンデンサ11の両端電圧が抵抗12、コン
デンサ11の容量値で決まる充電時定数、及び定
電圧ダイオード37の電圧で決まる一定時間後
に、定電圧ダイオード37の基準電圧以上に達す
ると、トランジスタ34のベース電流が流れてト
ランジスタ34が導通状態になり、トランジスタ
34のコレクタ、エミツタ端子間電圧が低下して
予熱遮断信号が出力される。
このトランジスタ34のコレクタ、エミツタ端
子間電圧は、抵抗39,40,22にて分圧され
ているため、トランジスタ34のコレクタ、エミ
ツタ間電圧が高い場合には、抵抗35、抵抗39
を介してトランジスタ10のベース、エミツタ端
子間にベース電流が流れ、トランジスタ10は導
通状態であるが、トランジスタ34が導通してコ
レクタ、エミツタ端子間電圧が低くなつた時に
は、ベース電流が流れなくなつてトランジスタ1
0は遮断状態となる。したがつて、比較スイツチ
回路8から予熱通電用サイリスタ6aを導通させ
る予熱制御信号が出力されなくなり、スイツチ制
御回路9aのコンデンサ26が充電されなくなつ
て前述と同様にして予熱電流が遮断されて安定器
2及び始動回路の電子部品の温度上昇を未然に防
止するようになつている。
子間電圧は、抵抗39,40,22にて分圧され
ているため、トランジスタ34のコレクタ、エミ
ツタ間電圧が高い場合には、抵抗35、抵抗39
を介してトランジスタ10のベース、エミツタ端
子間にベース電流が流れ、トランジスタ10は導
通状態であるが、トランジスタ34が導通してコ
レクタ、エミツタ端子間電圧が低くなつた時に
は、ベース電流が流れなくなつてトランジスタ1
0は遮断状態となる。したがつて、比較スイツチ
回路8から予熱通電用サイリスタ6aを導通させ
る予熱制御信号が出力されなくなり、スイツチ制
御回路9aのコンデンサ26が充電されなくなつ
て前述と同様にして予熱電流が遮断されて安定器
2及び始動回路の電子部品の温度上昇を未然に防
止するようになつている。
また、電源スイツチ13の投入後、予熱遮断用
の限時スイツチ回路38が動作し、予熱通電用サ
イリスタ6aが遮断して予熱電流が強制的に停止
される迄に要する予熱遮断時間は、コンデンサ1
1の容量値及び抵抗12の抵抗値を調整すること
により、正常な放電灯3の点灯に要する予熱時間
よりも長く設定しておくことにより、正常な放電
灯3の始動時には、トランジスタ10の遮断より
もトランジスタ24が先に遮断し、正常な放電灯
3の点灯には何等影響を与えない。
の限時スイツチ回路38が動作し、予熱通電用サ
イリスタ6aが遮断して予熱電流が強制的に停止
される迄に要する予熱遮断時間は、コンデンサ1
1の容量値及び抵抗12の抵抗値を調整すること
により、正常な放電灯3の点灯に要する予熱時間
よりも長く設定しておくことにより、正常な放電
灯3の始動時には、トランジスタ10の遮断より
もトランジスタ24が先に遮断し、正常な放電灯
3の点灯には何等影響を与えない。
ところで、周囲温度が低下した場合において、
電源スイツチ13の投入後に一定時間予熱して負
の半サイクルで放電が開始されても、周囲温度が
低く、しかも電源電圧が低い場合などの悪条件の
もとでは、放電灯3の両フイラメント4,4′間
の放電電流は、まだ十分に大きくなつておらず弱
い放電が行なわれているので、放電灯3の両端電
圧が十分に低減されない状態が持続している。従
つて、負の半サイクル側でパルス電圧が発生を続
けるか、もしくはパルス発生と消減を繰り返し、
また、分圧平滑回路7のコンデンサ23の両端電
圧もまだ高いので、トランジスタ24が導通し続
け、予熱通電用サイリスタ6aも導通状態を続け
て未点灯状態を持続することがある。
電源スイツチ13の投入後に一定時間予熱して負
の半サイクルで放電が開始されても、周囲温度が
低く、しかも電源電圧が低い場合などの悪条件の
もとでは、放電灯3の両フイラメント4,4′間
の放電電流は、まだ十分に大きくなつておらず弱
い放電が行なわれているので、放電灯3の両端電
圧が十分に低減されない状態が持続している。従
つて、負の半サイクル側でパルス電圧が発生を続
けるか、もしくはパルス発生と消減を繰り返し、
また、分圧平滑回路7のコンデンサ23の両端電
圧もまだ高いので、トランジスタ24が導通し続
け、予熱通電用サイリスタ6aも導通状態を続け
て未点灯状態を持続することがある。
このように、負の半サイクル側で放電が不完全
なために放電灯3の両端電圧が高くなつており、
予熱通電用サイリスタ6aを導通状態にする状況
であつても、本発明にあつては、限時スイツチ回
路38の時定数回路にて設定される一定時間後に
トランジスタ34が導通してトランジスタ10が
遮断し、予熱通電用サイリスタ6aが強制的に遮
断されるようになつているので、放電灯3を正常
点灯に移行させることができるようになつてい
る。すなわち、予熱通電用サイリスタ6aが強制
的に遮断されると、正の半サイクルに放電灯3の
両端に印加される電圧は、予熱通電用サイリスタ
6aが導通している場合の低い電圧(第2図ロの
時刻t4〜t5の実線)から予熱通電用サイリスタ6
aが遮断した場合の高い電圧(同図イの時刻t4〜
t6における、ほぼ電源電圧のピーク値に相当する
電圧)となるため、前の負の半サイクル側では不
完全ながらも放電が開始されていることも加わつ
て、この正の半サイクル側で放電点灯し、次の負
の半サイクルでは前の半サイクルで点灯したため
正、負のイオンが充分に放電管内に残つているた
め導電性が著しく良くなり、完全な放電へと移行
するようになつている。
なために放電灯3の両端電圧が高くなつており、
予熱通電用サイリスタ6aを導通状態にする状況
であつても、本発明にあつては、限時スイツチ回
路38の時定数回路にて設定される一定時間後に
トランジスタ34が導通してトランジスタ10が
遮断し、予熱通電用サイリスタ6aが強制的に遮
断されるようになつているので、放電灯3を正常
点灯に移行させることができるようになつてい
る。すなわち、予熱通電用サイリスタ6aが強制
的に遮断されると、正の半サイクルに放電灯3の
両端に印加される電圧は、予熱通電用サイリスタ
6aが導通している場合の低い電圧(第2図ロの
時刻t4〜t5の実線)から予熱通電用サイリスタ6
aが遮断した場合の高い電圧(同図イの時刻t4〜
t6における、ほぼ電源電圧のピーク値に相当する
電圧)となるため、前の負の半サイクル側では不
完全ながらも放電が開始されていることも加わつ
て、この正の半サイクル側で放電点灯し、次の負
の半サイクルでは前の半サイクルで点灯したため
正、負のイオンが充分に放電管内に残つているた
め導電性が著しく良くなり、完全な放電へと移行
するようになつている。
また、本発明は、多灯点灯回路にも同様に適用
でき、同様の効果が得られることは言うまでもな
く、しかも多灯点灯回路に用いた場合には、異常
状態の放電灯以外の正常な放電灯は全部点灯させ
ることができるので、実用価値を高めることがで
きる。
でき、同様の効果が得られることは言うまでもな
く、しかも多灯点灯回路に用いた場合には、異常
状態の放電灯以外の正常な放電灯は全部点灯させ
ることができるので、実用価値を高めることがで
きる。
第3図は、他の実施例を示すもので、パルス発
生回路5としてSSS等の2端子サイリスタ41、
コンデンサ42、パルストランス43、ダイオー
ド46、抵抗47を利用した弛張発振回路を用
い、限時スイツチ回路38のスイツチ素子として
SCR等の3端子サイリスタ44を用い、比較ス
イツチ回路8の比較スイツチ用のトランジスタ2
4と、予熱遮断制御用のトランジスタ10の位置
を逆転し、予熱通電用サイリスタ6aのゲート、
カソード間に保護用抵抗45を挿入したもので、
第1図に示した実施例と全く同様の作用を行うこ
とができる。
生回路5としてSSS等の2端子サイリスタ41、
コンデンサ42、パルストランス43、ダイオー
ド46、抵抗47を利用した弛張発振回路を用
い、限時スイツチ回路38のスイツチ素子として
SCR等の3端子サイリスタ44を用い、比較ス
イツチ回路8の比較スイツチ用のトランジスタ2
4と、予熱遮断制御用のトランジスタ10の位置
を逆転し、予熱通電用サイリスタ6aのゲート、
カソード間に保護用抵抗45を挿入したもので、
第1図に示した実施例と全く同様の作用を行うこ
とができる。
また、第4図は、第1図のパルス発生回路5の
ゲートトリガ用抵抗18の代わりに、コンデンサ
48を用いたもので、放電灯3の異常等により限
時スイツチ回路38が動作し、放電灯3の両端間
に電源電圧波形が現れると、電圧変化dv/dtが
小さくなつてゲートトリガ電流が低下し、パルス
発生素子が遮断することによりパルス発生をも停
止させるようにしたものであり、空中や電源線を
通して雑音が発生することによる通信障害も同時
になくすことができるようになつている。
ゲートトリガ用抵抗18の代わりに、コンデンサ
48を用いたもので、放電灯3の異常等により限
時スイツチ回路38が動作し、放電灯3の両端間
に電源電圧波形が現れると、電圧変化dv/dtが
小さくなつてゲートトリガ電流が低下し、パルス
発生素子が遮断することによりパルス発生をも停
止させるようにしたものであり、空中や電源線を
通して雑音が発生することによる通信障害も同時
になくすことができるようになつている。
本発明は上述のように、電源に安定器を介して
フイラメント予熱型の放電灯を接続し、上記放電
灯のフイラメント端子の非電源側端子間に、始動
用高圧パルスを発生するパルス発生回路と、フイ
ラメントへの通電を制御する予熱通電用スイツチ
素子と、放電灯両端電圧波形に基いて予熱通電用
スイツチ素子を制御する予熱制御回路とを接続
し、上記予熱制御回路を、放電灯両端電圧を整流
して分圧平滑した分圧電圧と基準電圧とを比較し
て該分圧電圧が基準電圧より高いときに予熱通電
用スイツチを導通させると共に該分圧電圧が基準
電圧よりも低いときに予熱通電用スイツチ素子を
遮断させる予熱制御信号を出力する比較スイツチ
回路と、該予熱制御信号により予熱通電用スイツ
チ素止を制御するスイツチ制御回路とで形成して
成る放電灯始動装置において、電源投入から一定
時間経過後に予熱遮断信号を出力する限時スイツ
チ回路を設けるとともに、上記予熱遮断信号が出
力されたときに予熱通電用スイツチ素子の導通用
予熱制御信号の出力を停止させる制御用スイツチ
素子を比較スイツチ回路に設け、上記一定時間を
正常な放電灯始動時の予熱時間よりも長く設定し
たものであり、放電灯が正常に点灯しなかつた場
合には、電源投入から一定時間後に予熱が強制的
に停止されるようになつているので、放電灯の寿
命、管内真空度の低下等による異常点灯時に、フ
イラメントの予熱電流が流れ続けて電子回路部
品、安定器等の温度上昇による発煙や破損を防ぐ
ことができるとともに、不要な電力消費を防止す
ることができるという効果があり、また、周囲温
度が低下した際などの始動時において、高圧パル
スにより微放電が行なわれているにも拘わらず予
熱が行なわれる期間にその微放電が停止するため
に正常点灯に移行できない場合にあつても、限時
スイツチ回路により設定される一定時間後に予熱
が強制的に停止されたときに正常点灯へ移行させ
ることができ、周囲温度が低い場合の放電灯の始
動特性を改善できるという効果がある。
フイラメント予熱型の放電灯を接続し、上記放電
灯のフイラメント端子の非電源側端子間に、始動
用高圧パルスを発生するパルス発生回路と、フイ
ラメントへの通電を制御する予熱通電用スイツチ
素子と、放電灯両端電圧波形に基いて予熱通電用
スイツチ素子を制御する予熱制御回路とを接続
し、上記予熱制御回路を、放電灯両端電圧を整流
して分圧平滑した分圧電圧と基準電圧とを比較し
て該分圧電圧が基準電圧より高いときに予熱通電
用スイツチを導通させると共に該分圧電圧が基準
電圧よりも低いときに予熱通電用スイツチ素子を
遮断させる予熱制御信号を出力する比較スイツチ
回路と、該予熱制御信号により予熱通電用スイツ
チ素止を制御するスイツチ制御回路とで形成して
成る放電灯始動装置において、電源投入から一定
時間経過後に予熱遮断信号を出力する限時スイツ
チ回路を設けるとともに、上記予熱遮断信号が出
力されたときに予熱通電用スイツチ素子の導通用
予熱制御信号の出力を停止させる制御用スイツチ
素子を比較スイツチ回路に設け、上記一定時間を
正常な放電灯始動時の予熱時間よりも長く設定し
たものであり、放電灯が正常に点灯しなかつた場
合には、電源投入から一定時間後に予熱が強制的
に停止されるようになつているので、放電灯の寿
命、管内真空度の低下等による異常点灯時に、フ
イラメントの予熱電流が流れ続けて電子回路部
品、安定器等の温度上昇による発煙や破損を防ぐ
ことができるとともに、不要な電力消費を防止す
ることができるという効果があり、また、周囲温
度が低下した際などの始動時において、高圧パル
スにより微放電が行なわれているにも拘わらず予
熱が行なわれる期間にその微放電が停止するため
に正常点灯に移行できない場合にあつても、限時
スイツチ回路により設定される一定時間後に予熱
が強制的に停止されたときに正常点灯へ移行させ
ることができ、周囲温度が低い場合の放電灯の始
動特性を改善できるという効果がある。
第1図は本発明一実施例の回路図、第2図は同
上の動作説明図、第3図は他の実施例の回路図、
第4図はさらに他の実施例回路図、第5図は従来
例の回路図である。 1は電源、2は安定器、3は放電灯、4,4′
はフイラメント、5はパルス発生回路、6aは予
熱通電用サイリスタ、7は分圧平滑回路、8は比
較スイツチ回路、9aはスイツチ制御回路、9は
予熱制御回路、10は制御用スイツチ素子、13
は電源スイツチ、38は限時スイツチ回路であ
る。
上の動作説明図、第3図は他の実施例の回路図、
第4図はさらに他の実施例回路図、第5図は従来
例の回路図である。 1は電源、2は安定器、3は放電灯、4,4′
はフイラメント、5はパルス発生回路、6aは予
熱通電用サイリスタ、7は分圧平滑回路、8は比
較スイツチ回路、9aはスイツチ制御回路、9は
予熱制御回路、10は制御用スイツチ素子、13
は電源スイツチ、38は限時スイツチ回路であ
る。
Claims (1)
- 1 電源に安定器を介してフイラメント予熱型の
放電灯を接続し、上記放電灯のフイラメント端子
の非電源側端子間に、始動用高圧パルスを発生す
るパルス発生回路と、フイラメントへの通電を制
御する予熱通電用スイツチ素子と、放電灯両端電
圧波形に基いて予熱通電用スイツチ素子を制御す
る予熱制御回路とを接続し、上記予熱制御回路
を、放電灯両端電圧を整流して分圧平滑した分圧
電圧と基準電圧とを比較して該分圧電圧が基準電
圧より高いときに予熱通電用スイツチを導通させ
ると共に該分圧電圧が基準電圧よりも低いときに
予熱通電用スイツチ素子を遮断させる予熱制御信
号を出力する比較スイツチ回路と、該予熱制御信
号により予熱通電用スイツチ素子を制御するスイ
ツチ制御回路とで形成して成る放電灯始動装置に
おいて、電源投入から一定時間経過後に予熱遮断
信号を出力する限時スイツチ回路を設けるととも
に、上記予熱遮断信号が出力されたときに予熱通
電用スイツチ素子の導通用予熱制御信号の出力を
停止させる制御用スイツチ素子を比較スイツチ回
路に設け、上記一定時間を正常な放電灯始動時の
予熱時間よりも長く設定したことを特徴とする放
電灯始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8678975A JPS5211668A (en) | 1975-07-15 | 1975-07-15 | Discharge lamp starting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8678975A JPS5211668A (en) | 1975-07-15 | 1975-07-15 | Discharge lamp starting device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5211668A JPS5211668A (en) | 1977-01-28 |
JPS6158958B2 true JPS6158958B2 (ja) | 1986-12-13 |
Family
ID=13896520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8678975A Granted JPS5211668A (en) | 1975-07-15 | 1975-07-15 | Discharge lamp starting device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5211668A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0340414Y2 (ja) * | 1986-11-20 | 1991-08-26 | ||
JPH0636398B2 (ja) * | 1989-01-14 | 1994-05-11 | 松下電工株式会社 | 放電灯始動装置 |
-
1975
- 1975-07-15 JP JP8678975A patent/JPS5211668A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5211668A (en) | 1977-01-28 |
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