JPS6155637B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6155637B2 JPS6155637B2 JP54017432A JP1743279A JPS6155637B2 JP S6155637 B2 JPS6155637 B2 JP S6155637B2 JP 54017432 A JP54017432 A JP 54017432A JP 1743279 A JP1743279 A JP 1743279A JP S6155637 B2 JPS6155637 B2 JP S6155637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- suction
- swash plate
- shaft sealing
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車両空調用として好適な斜板式圧縮機
に係り、とくにその耐久性を向上させるための改
良に関する。
に係り、とくにその耐久性を向上させるための改
良に関する。
体積効率の高さおよび運転の静粛さ等によつ
て、斜板式圧縮機が注目されているが、小型軽量
化の要求に応えて種々の改良が提案されている。
なかでも各摺動部への潤滑油の送給のためのオイ
ルポンプを省略し、外部冷凍回路よりの帰還冷媒
を斜板室内に導入して、油を含有した冷媒を前記
各摺動部へと巧みに循環させて潤滑に供するよう
にした改良は画期的なものであつた。該方式の圧
縮機においては、シリンダブロツクの端部に配設
されるハウジング内の吸入室と斜板室とを連通す
るための吸入通路を、前記シリンダブロツクのボ
ア挾間部に穿設しているが、あくなき小型軽量化
の追求によつて前記ボア挾間部に前記吸入通路と
して十分な大きさの余地を得ることが困難となり
(このことはシリンダボア数の増加傾向によつて
拍車がかかる。必然的に前記ボア挾間の複数箇所
に前記吸入通路を配設するようになつてきた。と
ころがこのようにボア挾間の複数箇所に吸入通路
を形成した場合には、該複数の吸入通路のうち圧
縮機の下底に位置するものが、斜板室の下底部に
滞留する油および液状の冷媒を、ハウジングの吸
入室内に導びき、それがシリンダボア内に吸入さ
れて液圧縮を生起し、その結果圧縮機や外部管路
を破壊するという欠点を有していた。また前述の
ごとく、小型軽量化の要求に応えて、シリンダボ
ア数を増大させる場合には、それぞれのシリンダ
ボアに対応して配設される吐出弁の構造を簡潔化
することと関係して、ハウジングの中心側に吐出
室を、そしてボア挾間の吸入通路断面積を確保す
るため外周側に吸入室をそれぞれ配設するように
構成するのが好適であるが、このときには、駆動
軸が貫通延在するハウジングの軸封室は前記吸入
室とは隔絶されて独立に形成されるため、該軸封
室内に収容される軸封装置の潤滑および冷却が十
分に行われず、該軸封装置の寿命を短縮させると
いう欠点を有していた。
て、斜板式圧縮機が注目されているが、小型軽量
化の要求に応えて種々の改良が提案されている。
なかでも各摺動部への潤滑油の送給のためのオイ
ルポンプを省略し、外部冷凍回路よりの帰還冷媒
を斜板室内に導入して、油を含有した冷媒を前記
各摺動部へと巧みに循環させて潤滑に供するよう
にした改良は画期的なものであつた。該方式の圧
縮機においては、シリンダブロツクの端部に配設
されるハウジング内の吸入室と斜板室とを連通す
るための吸入通路を、前記シリンダブロツクのボ
ア挾間部に穿設しているが、あくなき小型軽量化
の追求によつて前記ボア挾間部に前記吸入通路と
して十分な大きさの余地を得ることが困難となり
(このことはシリンダボア数の増加傾向によつて
拍車がかかる。必然的に前記ボア挾間の複数箇所
に前記吸入通路を配設するようになつてきた。と
ころがこのようにボア挾間の複数箇所に吸入通路
を形成した場合には、該複数の吸入通路のうち圧
縮機の下底に位置するものが、斜板室の下底部に
滞留する油および液状の冷媒を、ハウジングの吸
入室内に導びき、それがシリンダボア内に吸入さ
れて液圧縮を生起し、その結果圧縮機や外部管路
を破壊するという欠点を有していた。また前述の
ごとく、小型軽量化の要求に応えて、シリンダボ
ア数を増大させる場合には、それぞれのシリンダ
ボアに対応して配設される吐出弁の構造を簡潔化
することと関係して、ハウジングの中心側に吐出
室を、そしてボア挾間の吸入通路断面積を確保す
るため外周側に吸入室をそれぞれ配設するように
構成するのが好適であるが、このときには、駆動
軸が貫通延在するハウジングの軸封室は前記吸入
室とは隔絶されて独立に形成されるため、該軸封
室内に収容される軸封装置の潤滑および冷却が十
分に行われず、該軸封装置の寿命を短縮させると
いう欠点を有していた。
本発明は上記欠点に鑑みてなされたもので、液
圧縮を防止するとともに、軸封装置の潤滑および
冷却を十分に行い、延命化の可能な圧縮機を提供
することを目的とする。以下図示の実施例に基づ
き本発明を詳述する。
圧縮を防止するとともに、軸封装置の潤滑および
冷却を十分に行い、延命化の可能な圧縮機を提供
することを目的とする。以下図示の実施例に基づ
き本発明を詳述する。
図において、1および2は対接されたシリンダ
ブロツクであつて、該シリンダブロツク1,2に
は対向して整列した適数組(本実施例においては
5組)のシリンダボア3,3が穿設されている。
前記シリンダブロツク1,2の端部には弁板4,
4を介在して、フロントおよびリアのハウジング
5,6がそれぞれ配設され、圧縮機全体が密閉さ
れている。7は圧縮機組立用の通しボルトであ
る。前記シリンダブロツク1,2の軸心部には駆
動軸8が回転可能に貫設され、前記シリンダブロ
ツク1,2の対接部分に設けられた斜板室9内に
収容される斜板10が、前記駆動軸8に固着され
ている。前記シリンダボア3,3にはピストン1
1が嵌挿され、ボール12およびシユー13より
なる軸受装置を介して前記ピストン11は前記斜
板10に係留している。前記駆動軸8が貫通延在
する側のフロントハウジング5には、その中心部
分に前記駆動軸8を囲繞する軸封室14が、外周
部には吸入室15が、そしてこれら軸封室14と
吸入室15の間には吐出室16がそれぞれ同心円
的に隔成されており、前記軸封室14内には軸封
装置17が収容されている。前記リアハウジング
6には、その中心部に前記駆動軸8の後端部に臨
んで空洞部18が、外周部には吸入室19が、そ
してこれら空洞部18と吸入室19の間には吐出
室20がそれぞれ同心円的に隔成されている。前
記シリンダブロツク1,2のボア挾間において、
該シリンダブロツク1,2と弁板4,4を貫通す
る通しボルト7の通し孔を、該通しボルト7との
間に十分な冷媒の流路断面積を確保するように形
成して、斜板室9と吸入室15,19とを連通す
る吸入通路21となす。本実施例においては5本
の吸入通路21を形成したが、その数は適宜設定
可能である。またシリンダブロツク1,2のボア
挾間に十分な余地が存在する場合には、前記通し
ボルト7の通し孔と前記吸入通路21とを互に独
立して配設しても本発明の実施は可能である。前
記吸入通路21のうち下底部に位置する吸入通路
21aの開口する部分の前記吸入室15,19の
1部は他とは隔絶されて副吸入室15a,19a
とされ、前記軸封室14と副吸入室15aは第1
連通孔22によつて連通され、さらに軸封室14
と前記副吸入室15a以外の吸入室15とは第2
連通孔23によつて連通されている。またリアハ
ウジング6の空洞部18は、第1連通孔24およ
び第2連通孔25によつて、副吸入室19aおよ
びそれ以外の吸入室19とそれぞれ連通されてい
る。なお前記第2連通孔23,25は複数本配設
することも可能である。ただしこの場合、複数の
第2連通孔は、すべて吸入室15,19の上部と
連通させるのが好ましい。26は冷凍回路の吸入
側と前記斜板室9とを連通するための吸入孔であ
り、27はシリンダブロツク1,2および弁板
4,4に穿設された吐出通路28を介して冷凍回
路の吐出側を吐出室16,20と連通させるため
の吐出孔である。
ブロツクであつて、該シリンダブロツク1,2に
は対向して整列した適数組(本実施例においては
5組)のシリンダボア3,3が穿設されている。
前記シリンダブロツク1,2の端部には弁板4,
4を介在して、フロントおよびリアのハウジング
5,6がそれぞれ配設され、圧縮機全体が密閉さ
れている。7は圧縮機組立用の通しボルトであ
る。前記シリンダブロツク1,2の軸心部には駆
動軸8が回転可能に貫設され、前記シリンダブロ
ツク1,2の対接部分に設けられた斜板室9内に
収容される斜板10が、前記駆動軸8に固着され
ている。前記シリンダボア3,3にはピストン1
1が嵌挿され、ボール12およびシユー13より
なる軸受装置を介して前記ピストン11は前記斜
板10に係留している。前記駆動軸8が貫通延在
する側のフロントハウジング5には、その中心部
分に前記駆動軸8を囲繞する軸封室14が、外周
部には吸入室15が、そしてこれら軸封室14と
吸入室15の間には吐出室16がそれぞれ同心円
的に隔成されており、前記軸封室14内には軸封
装置17が収容されている。前記リアハウジング
6には、その中心部に前記駆動軸8の後端部に臨
んで空洞部18が、外周部には吸入室19が、そ
してこれら空洞部18と吸入室19の間には吐出
室20がそれぞれ同心円的に隔成されている。前
記シリンダブロツク1,2のボア挾間において、
該シリンダブロツク1,2と弁板4,4を貫通す
る通しボルト7の通し孔を、該通しボルト7との
間に十分な冷媒の流路断面積を確保するように形
成して、斜板室9と吸入室15,19とを連通す
る吸入通路21となす。本実施例においては5本
の吸入通路21を形成したが、その数は適宜設定
可能である。またシリンダブロツク1,2のボア
挾間に十分な余地が存在する場合には、前記通し
ボルト7の通し孔と前記吸入通路21とを互に独
立して配設しても本発明の実施は可能である。前
記吸入通路21のうち下底部に位置する吸入通路
21aの開口する部分の前記吸入室15,19の
1部は他とは隔絶されて副吸入室15a,19a
とされ、前記軸封室14と副吸入室15aは第1
連通孔22によつて連通され、さらに軸封室14
と前記副吸入室15a以外の吸入室15とは第2
連通孔23によつて連通されている。またリアハ
ウジング6の空洞部18は、第1連通孔24およ
び第2連通孔25によつて、副吸入室19aおよ
びそれ以外の吸入室19とそれぞれ連通されてい
る。なお前記第2連通孔23,25は複数本配設
することも可能である。ただしこの場合、複数の
第2連通孔は、すべて吸入室15,19の上部と
連通させるのが好ましい。26は冷凍回路の吸入
側と前記斜板室9とを連通するための吸入孔であ
り、27はシリンダブロツク1,2および弁板
4,4に穿設された吐出通路28を介して冷凍回
路の吐出側を吐出室16,20と連通させるため
の吐出孔である。
上述のごとき構成になる圧縮機において、つぎ
にその作用を説明すると、外部駆動源より駆動軸
8が受けた回転力によつて斜板10が回転すると
ピストン11が往復動し、それによつて発生する
吸引力によつて、外部冷凍回路の吸入側より吸入
孔26を経て斜板室9内に冷媒が導入される。斜
板室9内に導入された冷媒に含まれた油によつ
て、斜板室9内の各摺動部が潤滑かつ冷却された
後、前記冷媒は吸入通路21を経てハウジング
5,6の吸入室15,19に流入し、そこよりシ
リンダボア3,3に吸入されて圧縮された後、吐
出室16,20に入つて、吐出通路28および吐
出孔27を経て冷凍回路の吐出側へと送り出され
るのであるが、斜板室9の下底部に滞留する油含
有率の比較的高い冷媒および冷媒より分離された
油もしくは液状の冷媒は、下底部の吸入通路21
aより副吸入室15a,19aへ入り、そこより
第1連通孔22,24を経てそれぞれ軸封室14
および空洞部18へともたらされる。これら軸封
室14および空洞部18へともたらされた油含有
率の比較的高い冷媒および油は、前記軸封室14
内では軸封装置17の潤滑および冷却に、また前
記空洞部18内では、それに臨む駆動軸8の軸端
部の潤滑および冷却にそれぞれ貢献した後、第2
連通孔23,25を経てそれぞれ吸入室15,1
9へと流入する(シリンダボア3,3に近い吸入
室15,19の方が副吸入室15a,19aより
も低圧となるため、上述のごとき流れが生ず
る。)。このとき前記第2連通孔23,25が吸入
室15,19の上部に開口するように配設されて
いるときには、圧縮機内において一度下底部へと
偏つた油含有率の比較的高い冷媒および冷媒より
分離された油が、再度上部へともたらされるた
め、シリンダボア3,3等の潤滑を均等に行うこ
とができる。なおこのとき副吸入室15a,19
aに液状の油および冷媒がもたらされても、軸封
装置17および駆動軸8による撹拌作用等で霧状
となつて吸入室15,19に流入するため、液圧
縮は生起しない。またこのことは各シリンダボア
3,3に吸入される冷媒の油含有率が均平化され
るため、各シリンダボア3,3の体積効率も均平
化され、その結果変動の少い安定した圧縮作用を
行うことにも貢献する。
にその作用を説明すると、外部駆動源より駆動軸
8が受けた回転力によつて斜板10が回転すると
ピストン11が往復動し、それによつて発生する
吸引力によつて、外部冷凍回路の吸入側より吸入
孔26を経て斜板室9内に冷媒が導入される。斜
板室9内に導入された冷媒に含まれた油によつ
て、斜板室9内の各摺動部が潤滑かつ冷却された
後、前記冷媒は吸入通路21を経てハウジング
5,6の吸入室15,19に流入し、そこよりシ
リンダボア3,3に吸入されて圧縮された後、吐
出室16,20に入つて、吐出通路28および吐
出孔27を経て冷凍回路の吐出側へと送り出され
るのであるが、斜板室9の下底部に滞留する油含
有率の比較的高い冷媒および冷媒より分離された
油もしくは液状の冷媒は、下底部の吸入通路21
aより副吸入室15a,19aへ入り、そこより
第1連通孔22,24を経てそれぞれ軸封室14
および空洞部18へともたらされる。これら軸封
室14および空洞部18へともたらされた油含有
率の比較的高い冷媒および油は、前記軸封室14
内では軸封装置17の潤滑および冷却に、また前
記空洞部18内では、それに臨む駆動軸8の軸端
部の潤滑および冷却にそれぞれ貢献した後、第2
連通孔23,25を経てそれぞれ吸入室15,1
9へと流入する(シリンダボア3,3に近い吸入
室15,19の方が副吸入室15a,19aより
も低圧となるため、上述のごとき流れが生ず
る。)。このとき前記第2連通孔23,25が吸入
室15,19の上部に開口するように配設されて
いるときには、圧縮機内において一度下底部へと
偏つた油含有率の比較的高い冷媒および冷媒より
分離された油が、再度上部へともたらされるた
め、シリンダボア3,3等の潤滑を均等に行うこ
とができる。なおこのとき副吸入室15a,19
aに液状の油および冷媒がもたらされても、軸封
装置17および駆動軸8による撹拌作用等で霧状
となつて吸入室15,19に流入するため、液圧
縮は生起しない。またこのことは各シリンダボア
3,3に吸入される冷媒の油含有率が均平化され
るため、各シリンダボア3,3の体積効率も均平
化され、その結果変動の少い安定した圧縮作用を
行うことにも貢献する。
なおここで前記吸入通路21のうち、吸入孔2
6に近いものほど冷媒流通量が多くなるため、前
記吸入孔26から遠いものほど吸入通路21の流
路断面積を大きくし、近いものほど小さくなるよ
うに設定すれば、このことによつても各シリンダ
ボア3,3における体積効率を均平化することが
可能である。またリアハウジング6における空洞
部18、第1連通孔24および第2連通孔25の
いずれかもしくは全部を省略しても、本発明の要
旨を逸脱するものではない。
6に近いものほど冷媒流通量が多くなるため、前
記吸入孔26から遠いものほど吸入通路21の流
路断面積を大きくし、近いものほど小さくなるよ
うに設定すれば、このことによつても各シリンダ
ボア3,3における体積効率を均平化することが
可能である。またリアハウジング6における空洞
部18、第1連通孔24および第2連通孔25の
いずれかもしくは全部を省略しても、本発明の要
旨を逸脱するものではない。
上述のごとく本発明によれば、斜板室の下底部
に滞留する油含有率の比較的高い冷媒および冷媒
より分離された油もしくは液状の冷媒を、直接的
にシリンダボアに導入することがないため、液圧
縮を生起することがなく、従つて圧縮機等の破壊
を防止することができ、また前記油分を比較的多
く含有した冷媒を軸封室へ強制的に導くため、軸
封装置の潤滑および冷却を十分に行うことがで
き、それによつて該軸封装置の寿命が延長され、
その結果耐久性の高い圧縮機を得ることができる
という種々の顕著な効果を有している。
に滞留する油含有率の比較的高い冷媒および冷媒
より分離された油もしくは液状の冷媒を、直接的
にシリンダボアに導入することがないため、液圧
縮を生起することがなく、従つて圧縮機等の破壊
を防止することができ、また前記油分を比較的多
く含有した冷媒を軸封室へ強制的に導くため、軸
封装置の潤滑および冷却を十分に行うことがで
き、それによつて該軸封装置の寿命が延長され、
その結果耐久性の高い圧縮機を得ることができる
という種々の顕著な効果を有している。
図は本発明の1実施例を示したもので、第1図
は全体を示す断面正面図、第2図は第1図におけ
る―断面図、第3図は1部を省略した第1図
における―断面図である。 1,2……シリンダブロツク、3……シリンダ
ボア、4……弁板、5……フロントハウジング、
6……リアハウジング、7……通しボルト、8…
…駆動軸、9……斜板室、10……斜板、11…
…ピストン、14……軸封室、15,19……吸
入室、15a,19a……副吸入室、16,20
……吐出室、17……軸封装置、21,21a…
…吸入通路、22,24……第1連通孔、23,
25……第2連通孔、26……吸入孔、27……
吐出孔、28……吐出通路。
は全体を示す断面正面図、第2図は第1図におけ
る―断面図、第3図は1部を省略した第1図
における―断面図である。 1,2……シリンダブロツク、3……シリンダ
ボア、4……弁板、5……フロントハウジング、
6……リアハウジング、7……通しボルト、8…
…駆動軸、9……斜板室、10……斜板、11…
…ピストン、14……軸封室、15,19……吸
入室、15a,19a……副吸入室、16,20
……吐出室、17……軸封装置、21,21a…
…吸入通路、22,24……第1連通孔、23,
25……第2連通孔、26……吸入孔、27……
吐出孔、28……吐出通路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 対向した一対のシリンダボアに嵌挿され、前
記シリンダボアの軸心と平行な駆動軸に傾斜して
固着された斜板に対して軸受装置を介して係留さ
れたピストンが、前記斜板の回転力によつて前記
シリンダボア内を往復動する形式の圧縮機におい
て、内部に吸入室と吐出室を隔成したハウジング
を前記シリンダボアを具備するシリンダブロツク
の端部に配設し、前記斜板を収容すべく前記シリ
ンダブロツク内に形成された斜板室を、冷凍回路
の吸入側と連通するとともにシリンダブロツクの
ボア挾間および弁板に穿設された複数個の吸入通
路によつて前記ハウジングの吸入室と連通し、前
記吸入室のうち前記斜板室の底部側に位置する吸
入通路の開口端と対峙する部分のみを前記吸入室
と隔絶し、独立した副吸入室に区画形成するとと
もに前記ハウジングのうち少なくともフロント側
ハウジングの前記駆動軸が貫通延在する部分に軸
封装置を収容する軸封室を形成して、該軸封室を
前記副吸入室および吸入室の上部側とそれぞれ連
通孔にて連通したことを特徴とする斜板式圧縮
機。 2 前記吸入通路の流路断面積を、前記斜板室と
冷凍回路の吸入側とを連通する吸入孔からの距離
が遠いほど大となるように前記距離に対応して設
定したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の斜板式圧縮機。 3 前記ハウジング内において軸封室を中心位置
として外周側に吸入室を、該吸入室と前記軸封室
との間に吐出室をそれぞれ同心円的に配設したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の斜板
式圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743279A JPS55109782A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Swash plate type compressor |
US06/381,503 US4431378A (en) | 1979-02-16 | 1982-05-24 | Swash plate type compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743279A JPS55109782A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Swash plate type compressor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55109782A JPS55109782A (en) | 1980-08-23 |
JPS6155637B2 true JPS6155637B2 (ja) | 1986-11-28 |
Family
ID=11943854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1743279A Granted JPS55109782A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Swash plate type compressor |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4431378A (ja) |
JP (1) | JPS55109782A (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6050993B2 (ja) * | 1979-08-06 | 1985-11-11 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 斜板式圧縮機 |
JPS59135385U (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-10 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 斜板式圧縮機 |
JPS6324386U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-17 | ||
US5795139A (en) * | 1995-03-17 | 1998-08-18 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type refrigerant compressor with improved internal lubricating system |
JPH10331769A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Zexel Corp | 冷媒圧縮機 |
JP3915227B2 (ja) * | 1998-02-20 | 2007-05-16 | 株式会社豊田自動織機 | 圧縮機 |
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