JPS6153669B2 - - Google Patents
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- JPS6153669B2 JPS6153669B2 JP1682377A JP1682377A JPS6153669B2 JP S6153669 B2 JPS6153669 B2 JP S6153669B2 JP 1682377 A JP1682377 A JP 1682377A JP 1682377 A JP1682377 A JP 1682377A JP S6153669 B2 JPS6153669 B2 JP S6153669B2
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- JP
- Japan
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- hand
- wheel
- gear
- pinion
- watch
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 11
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 1
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電気機械変換器としてステツプモー
ターを備えた3針アナログ電子時計の配置構造に
関するものである。また本発明は特に、婦人用ブ
レスレツトウオツチのような超小型のアナログ水
晶時計の3針化を実現しようとするものである。
ターを備えた3針アナログ電子時計の配置構造に
関するものである。また本発明は特に、婦人用ブ
レスレツトウオツチのような超小型のアナログ水
晶時計の3針化を実現しようとするものである。
近年においては、時間標準振動子として水晶振
動子を備え、該振動子からの信号を分周回路によ
つて比較的低周波の信号に分周し、該信号により
成形されたパルス電流によつてステツプモータ
ー、輪列、指針機構を駆動するアナログ水晶時計
が急速に普及されつつある。
動子を備え、該振動子からの信号を分周回路によ
つて比較的低周波の信号に分周し、該信号により
成形されたパルス電流によつてステツプモータ
ー、輪列、指針機構を駆動するアナログ水晶時計
が急速に普及されつつある。
しかし前記のアナログ水晶時計においては、特
に電池、水晶振動子、ICチツプ、およびステツ
プモーターの構成要素であるコイルとステーター
等の部品が大きな容積を占有しているために、従
来のアナログ水晶時計ムーブメントのような配置
構造を採用した場合には、時計を充分に小型化す
ることは非常に困難であつた。従つて特に1秒ご
とにステツプ運針を行う秒針を備えた3針ブレス
レツト水晶時計は、実現されるに至つていないの
が現状である。
に電池、水晶振動子、ICチツプ、およびステツ
プモーターの構成要素であるコイルとステーター
等の部品が大きな容積を占有しているために、従
来のアナログ水晶時計ムーブメントのような配置
構造を採用した場合には、時計を充分に小型化す
ることは非常に困難であつた。従つて特に1秒ご
とにステツプ運針を行う秒針を備えた3針ブレス
レツト水晶時計は、実現されるに至つていないの
が現状である。
本発明の目的は、限られた時計ムーブメントの
スペースを最大限に有効活用できる3針電子時計
の配置構造を提供することにあり、本発明によれ
ば従来においては実現不可能とされていた超小型
3針アナログ水晶時計を提供することが可能とな
る。
スペースを最大限に有効活用できる3針電子時計
の配置構造を提供することにあり、本発明によれ
ば従来においては実現不可能とされていた超小型
3針アナログ水晶時計を提供することが可能とな
る。
以下、図に従つて本発明の詳細についての説明
を行う。
を行う。
第1図は、本発明の1実施例による3針アナロ
グ水晶時計の配置構造を概略的に示す平面図であ
り、第2図a,bは、それぞれ要部を示す断面図
である。また前記第1図において、ローターカナ
7bより二番歯車11aに至る、いわゆる表輪列
については、そのピツチ円を細線で示し、二番カ
ナ11bより筒カナ15および筒車16に至る、
いわゆる裏輪列については、そのピツチ円を2点
鎖線で示してある。
グ水晶時計の配置構造を概略的に示す平面図であ
り、第2図a,bは、それぞれ要部を示す断面図
である。また前記第1図において、ローターカナ
7bより二番歯車11aに至る、いわゆる表輪列
については、そのピツチ円を細線で示し、二番カ
ナ11bより筒カナ15および筒車16に至る、
いわゆる裏輪列については、そのピツチ円を2点
鎖線で示してある。
前記の各図において1は地板であり、該地板1
は第1図に示されているように長径方向と短径方
向とで、その長さが異なつている平面形状を有し
ている。従つて前記地板1を基板として構成され
る時計ムーブメントも、本質的には前記地板1と
同様な平面形状を有することになる。このような
平面形状を有する時計ムーブメントは一般に、た
る形ムーブメントと呼称されているが、これは外
装のデザインに与える自由度が大きいという利点
を有しているために、特に婦人用ブレスレツトウ
オツチ等のような超小型の時計用ムーブメントと
して最適である。
は第1図に示されているように長径方向と短径方
向とで、その長さが異なつている平面形状を有し
ている。従つて前記地板1を基板として構成され
る時計ムーブメントも、本質的には前記地板1と
同様な平面形状を有することになる。このような
平面形状を有する時計ムーブメントは一般に、た
る形ムーブメントと呼称されているが、これは外
装のデザインに与える自由度が大きいという利点
を有しているために、特に婦人用ブレスレツトウ
オツチ等のような超小型の時計用ムーブメントと
して最適である。
前記時計ムーブメント内において電池2、水晶
振動子3、ステツプモーターの構成要素であるコ
イル4は、それぞれ互いに異なる平面的スペース
に配設されているとともに、地板1の外周形状に
沿うような形態で配置されている。このうち電池
2については、時計ムーブメントの中心位置をわ
ずかにオーバーして配置されるとともに、電池受
5を介して地板1によつて支持されている。一
方、前記コイル4は地板1上に配設され、かつ該
コイル4と隣接する領域には、ステーター支持板
6aに固着された一対のステーター6が配設され
ている。さらに該ステーター6に包囲されてロー
ター7が設けられており、前記コイル4、ステー
ター6とともに1Hzで駆動されるステツプモータ
ーを構成している。ここで前記ロータ7のロータ
ーカナ7bは五番車8を構成する五番歯車8aと
噛合つており、前記ローター7および五番車8
は、地板1および輪列受18によつて受けられて
いる。また前記五番車8の五番カナ8bは、四番
車9を構成する四番歯車9aと噛合つているとと
もに、秒針の装着される秒針車19を構成する秒
歯車19aとも噛合つている。従つて前記ロータ
ーカナ7bより伝達されてくる駆動力は、五番車
8を介して四番車9と秒針車19の両方に入力さ
れることになる。また前記四番車9の四番カナ9
bは、三番車10を構成する三番歯車10aと噛
合つており、さらに三番カナ10bは二番車11
を構成する二番歯車11aと噛合つている。以上
のように前記ローターカナ7bより五番車8、四
番車9、三番車10を経て二番歯車11aにまで
至る輪列要素によつて表輪列機構の駆動の主伝達
経路が構成されており、該主伝達経路とは別に、
五番カナ8bによつて駆動される秒針車19が設
けられている。また該秒針車19は、径方向につ
いては地板1に植設された中空のポスト1aによ
つて2カ所で受けられており、さらに軸方向につ
いては輪列受18に植設され、かつ頭部をD型に
カツトされたビヨウ18aと前記ポスト1aとに
よつて受けられている。
振動子3、ステツプモーターの構成要素であるコ
イル4は、それぞれ互いに異なる平面的スペース
に配設されているとともに、地板1の外周形状に
沿うような形態で配置されている。このうち電池
2については、時計ムーブメントの中心位置をわ
ずかにオーバーして配置されるとともに、電池受
5を介して地板1によつて支持されている。一
方、前記コイル4は地板1上に配設され、かつ該
コイル4と隣接する領域には、ステーター支持板
6aに固着された一対のステーター6が配設され
ている。さらに該ステーター6に包囲されてロー
ター7が設けられており、前記コイル4、ステー
ター6とともに1Hzで駆動されるステツプモータ
ーを構成している。ここで前記ロータ7のロータ
ーカナ7bは五番車8を構成する五番歯車8aと
噛合つており、前記ローター7および五番車8
は、地板1および輪列受18によつて受けられて
いる。また前記五番車8の五番カナ8bは、四番
車9を構成する四番歯車9aと噛合つているとと
もに、秒針の装着される秒針車19を構成する秒
歯車19aとも噛合つている。従つて前記ロータ
ーカナ7bより伝達されてくる駆動力は、五番車
8を介して四番車9と秒針車19の両方に入力さ
れることになる。また前記四番車9の四番カナ9
bは、三番車10を構成する三番歯車10aと噛
合つており、さらに三番カナ10bは二番車11
を構成する二番歯車11aと噛合つている。以上
のように前記ローターカナ7bより五番車8、四
番車9、三番車10を経て二番歯車11aにまで
至る輪列要素によつて表輪列機構の駆動の主伝達
経路が構成されており、該主伝達経路とは別に、
五番カナ8bによつて駆動される秒針車19が設
けられている。また該秒針車19は、径方向につ
いては地板1に植設された中空のポスト1aによ
つて2カ所で受けられており、さらに軸方向につ
いては輪列受18に植設され、かつ頭部をD型に
カツトされたビヨウ18aと前記ポスト1aとに
よつて受けられている。
一方前記電池2は、その一部が秒歯車19aの
一部と平面的に重なるように配置されるととも
に、断面的には秒歯車19aに対して上側、すな
わち裏ぶた22側に配設されている。また電池2
の占有している平面的スペースが、時計ムーブメ
ントの中央部にまで至つているために、秒針車1
9を受けるための軸受部を従来のような構成で輪
列受18の一部に設けることが困難となつてい
る。このために本実施例においては、前記電池2
の斜面部2aの方向に対応して、前述のビヨウ1
8aの頭部を突出させることによつて、秒針車1
9を軸方向に受けている。この場合、従来のよう
な軸受を輪列受18に設けることは困難である
が、電池の平面的占有スペースが時計ムーブメン
トの中心を完全にオーバーするに至つていない場
合には、輪列受18または回路基板20の下面に
よつて、直接的に秒針車19を軸方向に受けるよ
うにしてもよい。
一部と平面的に重なるように配置されるととも
に、断面的には秒歯車19aに対して上側、すな
わち裏ぶた22側に配設されている。また電池2
の占有している平面的スペースが、時計ムーブメ
ントの中央部にまで至つているために、秒針車1
9を受けるための軸受部を従来のような構成で輪
列受18の一部に設けることが困難となつてい
る。このために本実施例においては、前記電池2
の斜面部2aの方向に対応して、前述のビヨウ1
8aの頭部を突出させることによつて、秒針車1
9を軸方向に受けている。この場合、従来のよう
な軸受を輪列受18に設けることは困難である
が、電池の平面的占有スペースが時計ムーブメン
トの中心を完全にオーバーするに至つていない場
合には、輪列受18または回路基板20の下面に
よつて、直接的に秒針車19を軸方向に受けるよ
うにしてもよい。
一方、前述の二番歯車11aは二番カナ11b
と互いにスリツプ可能なように構成されており、
該二番カナ11bは小鉄伝工車12と噛合つてい
る。さらに本例の時計の裏輪列機構は、前記二番
カナ11bおよび小鉄伝工車12の他に、小鉄車
13、日の裏車14、および筒カナ15、筒車1
6によつて構成されており、駆動力も前記の順に
従つて伝達されることになる。また時刻の修正時
には、ツヅミ車17が前記小鉄車13と噛合うこ
とになり、このときには前記の表輪列の一部にブ
レーキ(図示しない)が係合するとともに、前述
の二番歯車11aと二番カナ11bとが互いにス
リツプすることになる。
と互いにスリツプ可能なように構成されており、
該二番カナ11bは小鉄伝工車12と噛合つてい
る。さらに本例の時計の裏輪列機構は、前記二番
カナ11bおよび小鉄伝工車12の他に、小鉄車
13、日の裏車14、および筒カナ15、筒車1
6によつて構成されており、駆動力も前記の順に
従つて伝達されることになる。また時刻の修正時
には、ツヅミ車17が前記小鉄車13と噛合うこ
とになり、このときには前記の表輪列の一部にブ
レーキ(図示しない)が係合するとともに、前述
の二番歯車11aと二番カナ11bとが互いにス
リツプすることになる。
一方、前述の輪列受18の上面側には回路基板
20が配設されており、該回路基板20上に前記
水晶振動子3、ICチツプ21、およびその他の
電気的エレメント(図示しない)等が塔載されて
いる。
20が配設されており、該回路基板20上に前記
水晶振動子3、ICチツプ21、およびその他の
電気的エレメント(図示しない)等が塔載されて
いる。
以上のように本発明の要旨は、電気機械変換器
として1Hzで駆動されるステツプモーターを備え
た3針アナログ電子時計において、前記ステツプ
モーターのローターを構成するローターカナより
二番歯車にまで至る表輪列の駆動力の主伝達経路
とは別に秒針車を設け、該秒針車を構成する秒歯
車の一部と電池の一部とが平面的に重なるように
配置するとともに、断面的には前記電池を秒針歯
車に対して裏ぶた側に配設することにある。
として1Hzで駆動されるステツプモーターを備え
た3針アナログ電子時計において、前記ステツプ
モーターのローターを構成するローターカナより
二番歯車にまで至る表輪列の駆動力の主伝達経路
とは別に秒針車を設け、該秒針車を構成する秒歯
車の一部と電池の一部とが平面的に重なるように
配置するとともに、断面的には前記電池を秒針歯
車に対して裏ぶた側に配設することにある。
従つて本発明によれば、平面的なスペースの小
さな超小型水晶時計を実現できるとともに、時計
の厚さの増加を最小限に抑えることが可能とな
る。本発明に対して、秒針車がいわゆる四番車を
兼用しており、表輪列における駆動力の主伝達経
路の一部を構成しているような従来の配置構造に
おいては、時計ムーブメントの中心に配置される
秒針車すなわち四番車が、秒歯車のみでなく三番
歯車に駆動力を伝達するための四番カナをも備え
なければならないことになるために、時計の小型
化および薄型化が阻害されることになる。すなわ
ち上記のような従来の構造においては、電池が秒
歯車のみでなく、四番カナおよび秒針車の上側の
軸受部をも避けて配置されることが必要となる。
しかし電池の斜面部に対応して生ずる空間内に、
前記の四番カナと軸受部の両方を収容することは
不可能であり、結局は電池を前記四番カナおよび
軸受部から平面的に完全に避けて配設するか、ま
たは断面的に避けて配設しなければならなくな
る。この結果、平面的に避けた場合には時計の平
面的サイズも大型化し、断面的に避けた場合には
時計の厚さの著しい増加を引き起こすことは明ら
かである。
さな超小型水晶時計を実現できるとともに、時計
の厚さの増加を最小限に抑えることが可能とな
る。本発明に対して、秒針車がいわゆる四番車を
兼用しており、表輪列における駆動力の主伝達経
路の一部を構成しているような従来の配置構造に
おいては、時計ムーブメントの中心に配置される
秒針車すなわち四番車が、秒歯車のみでなく三番
歯車に駆動力を伝達するための四番カナをも備え
なければならないことになるために、時計の小型
化および薄型化が阻害されることになる。すなわ
ち上記のような従来の構造においては、電池が秒
歯車のみでなく、四番カナおよび秒針車の上側の
軸受部をも避けて配置されることが必要となる。
しかし電池の斜面部に対応して生ずる空間内に、
前記の四番カナと軸受部の両方を収容することは
不可能であり、結局は電池を前記四番カナおよび
軸受部から平面的に完全に避けて配設するか、ま
たは断面的に避けて配設しなければならなくな
る。この結果、平面的に避けた場合には時計の平
面的サイズも大型化し、断面的に避けた場合には
時計の厚さの著しい増加を引き起こすことは明ら
かである。
一方、本発明においてはローター7より秒針車
9に伝達されてくる駆動力は、三番カナ8bを介
して秒歯車19aに対して入力されてくるように
構成されている。これに対して駆動力が、秒歯車
ではなく秒針カナに対して入力されてくるような
輪列構成においては、ステツプモーターを1Hzで
駆動して秒針を1秒ごとにステツプ運針させるこ
とが困難となる。すなわち、このような輪列構成
では歯数の少ない秒針カナを1秒ごとに一定の角
度ずつ回転させることは、秒針カナのバツクラツ
シユに相当する回転角が非常に大きいこと、およ
び歯形形状に帰因する定速回転駆動の困難さ等の
理由により、現実的には不可能に近いからであ
る。なお本発明においても、秒針車を毎秒一定の
角度6゜ずつ正確に回転させるためには、秒歯車
19aの歯数を30枚あるいは60の整数倍の枚数に
することが望ましいことは明らかであり、特に歯
形1枚の送りが1秒分の運針に相当する60枚の歯
数が最適である。また歯数が30枚の場合には、1
枚の歯を2度に分けて半分ずつ送ればよいが、そ
の場合には他の輪列の歯数比の問題より、ステツ
プモーターを6極型にすることが好ましい。
9に伝達されてくる駆動力は、三番カナ8bを介
して秒歯車19aに対して入力されてくるように
構成されている。これに対して駆動力が、秒歯車
ではなく秒針カナに対して入力されてくるような
輪列構成においては、ステツプモーターを1Hzで
駆動して秒針を1秒ごとにステツプ運針させるこ
とが困難となる。すなわち、このような輪列構成
では歯数の少ない秒針カナを1秒ごとに一定の角
度ずつ回転させることは、秒針カナのバツクラツ
シユに相当する回転角が非常に大きいこと、およ
び歯形形状に帰因する定速回転駆動の困難さ等の
理由により、現実的には不可能に近いからであ
る。なお本発明においても、秒針車を毎秒一定の
角度6゜ずつ正確に回転させるためには、秒歯車
19aの歯数を30枚あるいは60の整数倍の枚数に
することが望ましいことは明らかであり、特に歯
形1枚の送りが1秒分の運針に相当する60枚の歯
数が最適である。また歯数が30枚の場合には、1
枚の歯を2度に分けて半分ずつ送ればよいが、そ
の場合には他の輪列の歯数比の問題より、ステツ
プモーターを6極型にすることが好ましい。
一方、本発明の配置構造を有する時計ムーブメ
ントは、秒針を除去して時針と分針のみを有する
2針時計用のムーブメントとして流用させる場合
においても、時計の厚さの点で有利である。ここ
で第3図は、前記の第1図および第2図に示され
ている3針アナログ水晶時計を2針化した場合の
要部断面図を示すものである。本例においては秒
針車19が除去されるとともに、電池受5′が厚
さtのものに変更され、それに伴なつて電池押エ
バネ23も部品交換されている。すなわち小型の
電子時計においては、他の構成要素に比較して電
池の占有する容積が著しく大きくなつてしまうた
め、電池のみが裏ぶた方向に突出しているムーブ
メント構成となつて、結局は電池の上面が時計の
厚さを決定している形態となつている。従つて本
発明の配置構造を有する時計においては、第3図
に示されるように電池受5′を薄いものと交換す
ることにより、秒針車19が除去されることによ
つて生じた空間にまで電池2の位置を下げてくる
ことが可能となり、結局2針の時計として流用さ
せる場合には、時計の厚さをさらに減少させるこ
とが可能となる。これに対して従来のような配置
構造を有している3針時計用のムーブメントにお
いては、秒針車の四番カナをも有して表輪列の駆
動力の主伝達経路の一部を構成しているために、
2針の時計用ムーブメントとして流用させる場合
にも秒針車を除去することは不可能であり、2針
化については厚さの点で著しく不利になる。
ントは、秒針を除去して時針と分針のみを有する
2針時計用のムーブメントとして流用させる場合
においても、時計の厚さの点で有利である。ここ
で第3図は、前記の第1図および第2図に示され
ている3針アナログ水晶時計を2針化した場合の
要部断面図を示すものである。本例においては秒
針車19が除去されるとともに、電池受5′が厚
さtのものに変更され、それに伴なつて電池押エ
バネ23も部品交換されている。すなわち小型の
電子時計においては、他の構成要素に比較して電
池の占有する容積が著しく大きくなつてしまうた
め、電池のみが裏ぶた方向に突出しているムーブ
メント構成となつて、結局は電池の上面が時計の
厚さを決定している形態となつている。従つて本
発明の配置構造を有する時計においては、第3図
に示されるように電池受5′を薄いものと交換す
ることにより、秒針車19が除去されることによ
つて生じた空間にまで電池2の位置を下げてくる
ことが可能となり、結局2針の時計として流用さ
せる場合には、時計の厚さをさらに減少させるこ
とが可能となる。これに対して従来のような配置
構造を有している3針時計用のムーブメントにお
いては、秒針車の四番カナをも有して表輪列の駆
動力の主伝達経路の一部を構成しているために、
2針の時計用ムーブメントとして流用させる場合
にも秒針車を除去することは不可能であり、2針
化については厚さの点で著しく不利になる。
なお本例のように3針時計用のムーブメントを
汎用化させて2針の時計用としても流用させる場
合には、ステツプモーターの駆動周期をより長い
周期に変更することによつて、消費電流の節約を
計ることも可能である。その場合には表輪列の歯
数比を適な値に変更するとともに、必要に応じて
前記モーターの駆動パルス幅等を変更すればよ
い。
汎用化させて2針の時計用としても流用させる場
合には、ステツプモーターの駆動周期をより長い
周期に変更することによつて、消費電流の節約を
計ることも可能である。その場合には表輪列の歯
数比を適な値に変更するとともに、必要に応じて
前記モーターの駆動パルス幅等を変更すればよ
い。
以上のように本発明の配置構造は、3針アナロ
グ電子時計自体として効果があるのみでなく、2
針化を考慮した場合の時計ムーブメントの汎用性
という点でも有利である。
グ電子時計自体として効果があるのみでなく、2
針化を考慮した場合の時計ムーブメントの汎用性
という点でも有利である。
第1図は、本発明の実施例による3針アナログ
水晶時計の配置構造を概略的に示す平面図。第2
図aおよびb図は、その要部を示す断面図。第3
図は、前記実施例の時計より秒針車を除去して2
針化した場合の要部を示す断面図。 1……地板、2……電池、3……水晶振動子、
4……コイル、5,5′……電池受、6……ステ
ーター、7……ローター、7b……ローターカ
ナ、8……五番車、9……四番車、10……三番
車、11……二番車、11a……二番歯車、18
……輪列受、18a……ビヨウ、19……秒針
車、19a……秒歯車、22……裏ぶた。
水晶時計の配置構造を概略的に示す平面図。第2
図aおよびb図は、その要部を示す断面図。第3
図は、前記実施例の時計より秒針車を除去して2
針化した場合の要部を示す断面図。 1……地板、2……電池、3……水晶振動子、
4……コイル、5,5′……電池受、6……ステ
ーター、7……ローター、7b……ローターカ
ナ、8……五番車、9……四番車、10……三番
車、11……二番車、11a……二番歯車、18
……輪列受、18a……ビヨウ、19……秒針
車、19a……秒歯車、22……裏ぶた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電気機械変換器としてステツプモーターを備
えた3針アナログ電子時計において、前記ステツ
プモーターのローターを構成するローターカナよ
り二番歯車にまで至る表輪列の駆動力の主伝達経
路とは別に秒針車を設け、該秒針車を構成する秒
歯車の一部と電池の一部とが平面的に重なる如く
配設するとともに、断面的には前記電池を秒歯車
に対して裏ぶた側に配設したことを特徴とする3
針アナログ電子時計の配置構造。 2 秒歯車の歯数が60枚であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の3針アナログ電子時
計の配置構造。 3 ステツプモーターが6極型であり、かつ秒歯
車の歯数が30枚であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の3針アナログ電子時計の配置
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1682377A JPS53102783A (en) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | Disposition structure of 3 hands analog electronic watch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1682377A JPS53102783A (en) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | Disposition structure of 3 hands analog electronic watch |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53102783A JPS53102783A (en) | 1978-09-07 |
JPS6153669B2 true JPS6153669B2 (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=11926887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1682377A Granted JPS53102783A (en) | 1977-02-18 | 1977-02-18 | Disposition structure of 3 hands analog electronic watch |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS53102783A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684581A (en) * | 1979-12-14 | 1981-07-09 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Wheel line structure of clock |
JPS59116886U (ja) * | 1982-12-29 | 1984-08-07 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計 |
JPS6049488U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-06 | セイコーエプソン株式会社 | アナログ水晶時計 |
JPS63265188A (ja) * | 1987-10-30 | 1988-11-01 | Seiko Epson Corp | アナログ多機能時計 |
US7789094B2 (en) | 2002-03-05 | 2010-09-07 | L'oreal S.A. | Device for combing and/or brushing eyelashes and/or eyebrows, and/or for applying makeup thereto |
-
1977
- 1977-02-18 JP JP1682377A patent/JPS53102783A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53102783A (en) | 1978-09-07 |
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