[go: up one dir, main page]

JPS6143541Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6143541Y2
JPS6143541Y2 JP14430282U JP14430282U JPS6143541Y2 JP S6143541 Y2 JPS6143541 Y2 JP S6143541Y2 JP 14430282 U JP14430282 U JP 14430282U JP 14430282 U JP14430282 U JP 14430282U JP S6143541 Y2 JPS6143541 Y2 JP S6143541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test tube
well
model
utility
contaminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14430282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5948740U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14430282U priority Critical patent/JPS5948740U/ja
Publication of JPS5948740U publication Critical patent/JPS5948740U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6143541Y2 publication Critical patent/JPS6143541Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、試験管、特にラジオアイソトープで
汚染された試験管を放射性廃棄物として処理する
に当り、ラジオアイソトープで汚染される試験管
の汚染部を少なくすると共に、ラジオアイソトー
プで汚染された汚染部と汚染されていない非汚染
部とを分離できる構造とした試験管に関するもの
である。
近年、ラジオアイソトープを利用する事業所が
増加すると共に、そこから発生する放射性廃棄物
の量が急速に増加している。とりわけ医療分野に
おける低レベル放射性廃棄物の発生量が極めて多
く、その中でも不燃性のプラスチツク試験管やガ
ラス試験管の占める割合が約70%にも及んでい
る。
一般に、放射性廃棄物は可燃性廃棄物と不燃性
廃棄物とに大別されるが、これらの放射性廃棄物
は各自任意に処分することができず、法律の規制
によつて現在のところ、社団法人日本アイソトー
プ協会によつて一手に集荷され、貯蔵,処理が行
なわれている。可燃性廃棄物は焼却炉で焼却処分
が行なわれるのに対し、不燃性廃棄物はこの廃棄
物を圧縮し、ドラム缶にコンクリート詰め等を行
なつた上で所定の施設内に貯蔵している。従がつ
て不燃性廃棄物に於てこの貯蔵スペースに限りが
存在するので、大量に発生する医療用放射性廃棄
物、特に上記説明の試験管、すなわち不燃性のプ
ラスチツク試験管やガラス試験管の廃棄量を出来
るだけ少なくすることが望まれる。また試験管を
可燃性の材質、例えば紙で製造した場合において
も、焼却処理を少なくするため廃棄量が出来るだ
け少ないことが望まれる。
本考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、
試験管を構成する材質が可燃性、不燃性の如何を
とわず、撹拌の際ラジオアイソトープ試薬液との
混合液が試験管内部の所定の高さ以上汚染しない
ような構造にすると共に、ラジオアイソトープで
汚染された汚染部と非汚染部とが切り離して分離
することができる構造となし、放射性廃棄物の量
を少なくできる試験管を提供することを目的とし
ている。そしてそのため本考案の試験管は試験管
の内壁面に環状凸起を設け、該環状凸起の上方で
あつてウエル部と筒部とを切り離す分離手段とを
設け、撹拌の際試験管がラジオアイソトープで汚
染される部分を少なくすると共に、汚染部と非汚
染部とを切り離して分離することができる構造と
したことを特徴としている。以下図面を参照しな
がら本考案の一実施例について説明する。
第1図は本考案に係る試験管の一実施例の縦断
面図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は
環状凸起の他の実施例を示しているウエル部の部
分断面図、第4図は本考案に係る試験管の他の実
施例の分離縦断面図、第5図は本考案に係る試験
管の他の実施例の分離部分断面図、第6図は本考
案に係る試験管の他の実施例の部分断面図、第7
図は環状凸起の働きを説明している説明図を示し
ている。
第1図,第2図において、試験管1は貯水部2
を有するウエル部3と筒部4とを備えている。ウ
エル部3の上部には嵌合部5が形成されており、
第1図図示の如く筒部4の内側に嵌合されて試験
管1が構成される。ウエル部3の上端部から少し
下がつた内壁面の周囲には環状凸起の鍔6が設け
られていて、ウエル部3に入れられたラジオアイ
ソトープ試薬液との混合液の撹拌の際、当該混合
液がウエル部3の内壁面に沿つてせり上つてきて
も、上記鍔6によつてその上昇が妨げられる。
なおウエル部3と筒部4との接合はウエル部3
の嵌合部5を筒部4の内面側に嵌合するような構
造が採られているので、ラジオアイソトープ試薬
液を含む混合液が万一上記鍔6を越してもウエル
部3の嵌合部5の内壁面を汚染するにすぎず、筒
部4はラジオアイソトープで汚染されることはな
い。
第3図はウエル部3の内壁面の周囲に設けられ
る環状凸起がひれ7にしたものであり、当該ひれ
7が下側に向つて形成されているので、ラジオア
イソトープ試薬液を含む混合液の筒部4への浸入
はより困難となる。
試験管1、すなわちウエル部3と筒部4との構
成材がガラスで作られる場合、ウエル部3と筒部
4との嵌合部はすり合わせにしておけば、その接
合はより完全なものとなる。またプラスチツクや
紙、例えば硬質紙等で作られる場合、ウエル部3
の嵌合部5にテーパを持たせておけばより完全な
接合が期待される。
第4図は接合部を説明している他の実施例を示
しており、符号2ないし6は第1図,第2図のも
のに対応している。
試験管を構成している材質がプラスチツクや
紙、例えば硬質紙の場合、ウエル部3の嵌合部5
に小さいボツチ8が設けられ、筒部4の嵌合部に
このボツチ8に対応する位置に浅い溝9が設けら
れる。プラスチツクや硬質紙の場合はガラスと異
なり可撓性が存在するので、ウエル部3の嵌合部
5に設けられた小さいボツチ8により接合が完全
なものとなる。
第5図は接合部の説明をしている他の実施例を
示しており、符号2ないし6は第1図,第2図の
ものに対応する。
試験管を構成している材質がプラスチツクや場
合によつては硬質紙のとき、ウエル部3の上端に
おねじ部10が設けられ、筒部4の下端にこのお
ねじ部10に螺合するめねじ部11が設けられ
る。
第6図は接合部の説明をしている他の実施例を
示しており、符号1ないし4,6は第1図,第2
図のものに対応している。同図はウエル部3と
筒部4とが一体に形成された試験管1を示してお
り、ウエル部3の内壁面の周囲に形成された鍔6
の上側に切り目11が入れられている。試験管1
の材質が硬質紙であるときは切り目11をミシン
目にしてもよい。同図は切り目11から切り離
したウエル部3と筒部4とが示されている。
第6図に示されている切り目11入りの試験
管1はガラス、プラスチツク、紙特に硬質紙の材
料で製造されることができる。
なお第4図ないし第6図において、ウエル部3
の内壁面に設けられた環状凸起の鍔6に替え、第
3図図示のひれ7を用いてもよいことは言うまで
もない。
このようにウエル部3の内壁面に設けられた環
状凸起を備え、かつウエル部3と筒部4とが切り
離すことができる試験管に例えば血清及びラジオ
アイソトープ試薬液の混合液が貯水部2に入れら
れる。そして試験管の底部を軸に歳差運動を行な
わせて混合液の撹拌が自動撹拌機によつて行われ
る。このときラジオアイソトープ試薬液を含んだ
血清等が、第7図図示の如く試験管の内管壁面に
沿つてせり上つてくるが、ウエル部3の内壁面に
設けられた環状凸起の鍔6でその上昇がさえぎら
れ、ラジオアイソトープ試薬液を含んだ血清等は
貯水部2へ落下する。従がつて環状凸起の鍔6が
設けられている位置から上側の部分はラジオアイ
ソトープ試薬液を含んだ血清等が侵入することは
なく、ラジオアイソトープで汚染されずに済む。
ウエル部3の内壁面に設けられた環状凸起がひれ
7の場合についても全く同様の効果を奏する。
そしてこのラジオアイソトープで汚染されてい
るウエル部3と汚染されていない筒部4とは、第
1図,第3図図示の場合は引張ることにより、第
5図図示の場合はねじをはずすことにより、また
第6図図示の場合は切り目11から折ることによ
つてそれぞれ切り離すことができる。即ちラジオ
アイソトープによる汚染部と非汚染部とが明確に
分離される。
かくして、試験管がガラスやプラスチツク等の
不燃性材質で作られているとき、ラジオアイソト
ープで汚染されているウエル部3を放射性廃棄物
として処理すればたり、その放射性廃棄物の量が
従来に比べ例えば1/3に縮小することが可能とな
る。また試験管が硬質紙で作られているとき、不
燃性材質のものと同様に、放射性廃棄物の量が減
少することのみならず、焼却炉で焼却処分がで
き、放射性廃棄物の廃棄処理が容易となる利点が
ある。
なお、本考案の試験管を紙で製造する場合は、
紙質ができる限り透明のものがよいことは言うま
でもない。
以上説明した如く、本考案によれば、極めて簡
単な構造で放射性廃棄物の量を減少させることが
でき、また材質の紙の場合は焼却処理ができるの
で放射性廃棄物の処理が極めて容易となり、各事
業所で放射性廃棄物の処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る試験管の一実施例の縦断
面図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は
環状凸起の他の実施例を示しているウエル部の部
分断面図、第4図は本考案に係る試験管の他の実
施例の分離断面図、第5図は本考案に係る試験管
の他の実施例の分離部分断面図、第6図は本考案
に係る試験管の他の実施例の部分断面図、第7図
は環状凸起の働きを説明している説明図を示して
いる。 図中、1は試験管、2は貯水部、3はウエル
部、4は筒部、5は嵌合部、6は鍔、7はひれ、
8はボツチ、9は溝、10はおねじ、11はめね
じ、12は切り目をそれぞれ示している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 試験管の内壁面に環状凸起を設け、該環状凸
    起の上方であつてウエル部と筒部とを切り離す
    分離手段を設けたことを特徴とする試験管。 (2) 試験管がガラスよりなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の試験管。 (3) 試験管がプラスチツクよりなることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の試験
    管。 (4) 試験管が紙よりなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の試験管。 (5) 分離手段は切離される部分が嵌め合いで構成
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項ないし第(4)項のいずれかに記載の
    試験管。 (6) 分離手段は切離される部分がねじ結合で構成
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項,第(3)項,第(4)項のいずれかに記
    載の試験管。 (7) 分離手段は切離される部分の筒部に切り目が
    入れられていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項ないし第(4)項のいずれかに記
    載の試験管。
JP14430282U 1982-09-25 1982-09-25 試験管 Granted JPS5948740U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14430282U JPS5948740U (ja) 1982-09-25 1982-09-25 試験管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14430282U JPS5948740U (ja) 1982-09-25 1982-09-25 試験管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5948740U JPS5948740U (ja) 1984-03-31
JPS6143541Y2 true JPS6143541Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=30321829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14430282U Granted JPS5948740U (ja) 1982-09-25 1982-09-25 試験管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5948740U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008358A1 (ja) * 2007-07-12 2009-01-15 Sysmex Corporation 検体容器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61132866A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Mitsubishi Chem Ind Ltd 合成樹脂製管状容器
KR100920914B1 (ko) * 2009-05-09 2009-10-12 주식회사 무한기업 분리가능한 원심분리기용 시험관

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008358A1 (ja) * 2007-07-12 2009-01-15 Sysmex Corporation 検体容器
JP2013011614A (ja) * 2007-07-12 2013-01-17 Sysmex Corp 検体容器
JP5216007B2 (ja) * 2007-07-12 2013-06-19 シスメックス株式会社 検体容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5948740U (ja) 1984-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0913534B1 (de) Spül- und Kontroll-Schacht für Flüssigkeitsleitungen und Schacht-Abschnitt hierfür
US5783067A (en) Elongated filter system, filter element therefor and methods of making same
JPS6143541Y2 (ja)
SE8300387L (sv) Sett att innesluta radioaktivt eller annat farligt avfall och en behallare for sadant avfall
US5992632A (en) Portable reusable hazardous waste container system
US5603569A (en) Method and device for more efficiently utilizing the volume of a container
DE19827547C1 (de) Tonerkartusche
GB2149494A (en) Air ventilating duct
DE3330087A1 (de) Mittels einer wahlweise als ruehr- und foerderorgan arbeitenden pumpe entleerbarer behaelter zur abcheidung von sinkstoffen und schwimmstoffen, insbesondere erhaertenden fetten aus abwasser
DE68907984T2 (de) Lagerfass für radioaktive Abfälle.
KR20250014147A (ko) 캐니스터에서의 시료 채취방법
CN213000565U (zh) 一种建筑废料回收金属分离装置
DE4039580A1 (de) Reagenzbevorratungssystem und mehrfunktionsbehaelter fuer trockene reagenzkomponenten und anderes schuettgut
SE455383B (sv) Sett vid konsolidering av metallpulver i en platkapsel samt smitt emne
EP0344861B1 (en) Pipe encasement which can be closed by means of a cover
DE4143317C2 (de) Behälter zur Endlagerung von Abfall auf einer Abfalldeponie
Murray Chemical Speciation of Transuranics and Their Bioaccumulation.
Hinshaw Principal organic hazardous constituent(POHC) selection: Sorting through the alternatives.
Genet et al. Up conversion (from infrared to visible spectrum) by means of U 4+ and Np 4+; absolute oscillator strengths of U 4+ in a single crystal of ThBr 4
RU2155397C2 (ru) Способ утилизации радиоактивно загрязненных металлических частей
GB2290936A (en) Worm screen
Charvillat Concrete vessel covered with a metal jacket and process for fitting and testing by radiography this metallic wall
Kim et al. Love Canal: environmental studies
JPS63185404U (ja)
DE2254227C3 (de) Verbindung des Spitzendes eines Steinzeugrohres mit einem Abwasser-Fertigbauteil