JPS6130311Y2 - - Google Patents
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- JPS6130311Y2 JPS6130311Y2 JP1977132937U JP13293777U JPS6130311Y2 JP S6130311 Y2 JPS6130311 Y2 JP S6130311Y2 JP 1977132937 U JP1977132937 U JP 1977132937U JP 13293777 U JP13293777 U JP 13293777U JP S6130311 Y2 JPS6130311 Y2 JP S6130311Y2
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Links
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- 238000012856 packing Methods 0.000 description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
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- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えば各種の電子機器のキヤビネツト
に設けられた開口部を閉塞する開閉蓋装置に適用
するのに最適なものであつて、特に、合成樹脂に
て成形されたほゞ方形状をなす開閉蓋を用い、こ
の開閉蓋をキヤビネツトに設けられた凹部内に装
着してその凹部の内側に設けられている開口部を
閉塞するようにした開閉蓋装置に関するものであ
る。
に設けられた開口部を閉塞する開閉蓋装置に適用
するのに最適なものであつて、特に、合成樹脂に
て成形されたほゞ方形状をなす開閉蓋を用い、こ
の開閉蓋をキヤビネツトに設けられた凹部内に装
着してその凹部の内側に設けられている開口部を
閉塞するようにした開閉蓋装置に関するものであ
る。
近時殆んどの電子機器が軽量化等を目的として
キヤビネツト及び開閉蓋を合成樹脂にて成形して
いる。しかしながら反面、合成樹脂にて成形され
たキヤビネツト及び開閉蓋には、殆んどの場合成
形による精度の誤差や加熱温度の違いによりバラ
ツキや変形等が発生している。そしてこのバラツ
キや変形等が開閉蓋とキヤビネツトとのガタツキ
を生じさせているのが現状である。特に大形の開
閉蓋になればなる程、上記ガタツキが大きく現れ
る傾向にあり、大きな問題になつている。
キヤビネツト及び開閉蓋を合成樹脂にて成形して
いる。しかしながら反面、合成樹脂にて成形され
たキヤビネツト及び開閉蓋には、殆んどの場合成
形による精度の誤差や加熱温度の違いによりバラ
ツキや変形等が発生している。そしてこのバラツ
キや変形等が開閉蓋とキヤビネツトとのガタツキ
を生じさせているのが現状である。特に大形の開
閉蓋になればなる程、上記ガタツキが大きく現れ
る傾向にあり、大きな問題になつている。
なお公知例として実公昭43−23025号公報があ
る。この公知例は、本体の表面よりやや上方に延
びる係合部を有する埋込型電気器具と、この電気
器具の表面に被せられかつ前記係合部とかみ合う
ための垂下部または突出部が形成された弾性材料
からなる蓋とを備え、前記蓋の弾性変形を利用し
て前記係合部に蓋の垂下部または突出部をかみ合
せるようにした埋込型電気器具の蓋である。
る。この公知例は、本体の表面よりやや上方に延
びる係合部を有する埋込型電気器具と、この電気
器具の表面に被せられかつ前記係合部とかみ合う
ための垂下部または突出部が形成された弾性材料
からなる蓋とを備え、前記蓋の弾性変形を利用し
て前記係合部に蓋の垂下部または突出部をかみ合
せるようにした埋込型電気器具の蓋である。
しかしながら、この公知例を実施する為には、
その公報に記載されているように、蓋の中央部に
貫通孔を設け、電気器具の中央部に設けられた係
合部をその蓋の貫通孔を挿通して蓋の外方に飛び
出させるようにしなければ、蓋の垂下部または突
出部を係合部に係合させることが出来ない。そし
てこのように蓋の中央部に貫通孔を設ける構造
は、蓋による完全閉塞の機能が著しく損なわれる
から、この公知例は完全閉塞が不必要な特殊な用
途にしか適用出来ない欠陥がある。
その公報に記載されているように、蓋の中央部に
貫通孔を設け、電気器具の中央部に設けられた係
合部をその蓋の貫通孔を挿通して蓋の外方に飛び
出させるようにしなければ、蓋の垂下部または突
出部を係合部に係合させることが出来ない。そし
てこのように蓋の中央部に貫通孔を設ける構造
は、蓋による完全閉塞の機能が著しく損なわれる
から、この公知例は完全閉塞が不必要な特殊な用
途にしか適用出来ない欠陥がある。
本考案は上述の如き実状に鑑み考案されたもの
であつて、蓋の機能が何等損なわれず、蓋による
完全閉塞が可能であるにも拘わらず、蓋をガタツ
キなくキヤビネツトに装着して開口部を効果的に
閉塞することが出来るようにした開閉蓋装置を提
供しようとするものである。
であつて、蓋の機能が何等損なわれず、蓋による
完全閉塞が可能であるにも拘わらず、蓋をガタツ
キなくキヤビネツトに装着して開口部を効果的に
閉塞することが出来るようにした開閉蓋装置を提
供しようとするものである。
以下本考案を電子機器におけるキヤビネツトの
電池蓋に適用した実施例を図面に付き述べる。
電池蓋に適用した実施例を図面に付き述べる。
先ず第1図〜第7図によつて第1実施例に付き
述べれば、1はキヤビネツトであり、2は縦長状
に形成された方形状をなす開閉蓋である。そして
開閉蓋2はキヤビネツト1の背面に縦長状に設け
られた方形状をなす凹部1a内に装着され、その
凹部1aの内側に設けられている電池収納用の開
口部3を閉塞するものである。なおこれらキヤビ
ネツト1及び開閉蓋2はABS樹脂等の合成樹脂
にて成形されている。
述べれば、1はキヤビネツトであり、2は縦長状
に形成された方形状をなす開閉蓋である。そして
開閉蓋2はキヤビネツト1の背面に縦長状に設け
られた方形状をなす凹部1a内に装着され、その
凹部1aの内側に設けられている電池収納用の開
口部3を閉塞するものである。なおこれらキヤビ
ネツト1及び開閉蓋2はABS樹脂等の合成樹脂
にて成形されている。
しかして開閉蓋2にはその背面側において上端
2aの左右横巾方向におけるほゞ中央部に1つの
係止部4が一体的に成形され、また下端2bの左
右横巾方向における左右両端部に一対の係止部5
が一体的に成形されている。一方キヤビネツト1
の凹部1a内で開口部3の外周部には開閉蓋2の
密着用肩部6が一体的に成形されている。そして
この例では肩部6の開閉蓋当接面7には環状をな
すパツキング8が嵌着されている。なおこのパツ
キング8はゴムや軟質合成樹脂等の軟性材料にて
成形されている。そして開閉蓋2の上端2aの前
記係止部4はほゞV字形に成形された弾性を有す
る弾性片10と、その弾性片10に設けられた係
止爪11とによつて構成されている。なお弾性片
10の先端は指押部12になつている。一方キヤ
ビネツト1には上記係止部4を係合すべき係合孔
13が設けられ、、この係合孔13の開口端には
上記係止爪11が係合すべき係合部14が設けら
れている。また開閉蓋2の下端2bの前記一対の
係止部5はほとんど弾性を有さず、かつほぼへの
字状に屈曲された係止片16に成形されている。
そしてこれら両係止片16は前記肩部6における
下辺部の角部17に係合するように構成されてい
る。
2aの左右横巾方向におけるほゞ中央部に1つの
係止部4が一体的に成形され、また下端2bの左
右横巾方向における左右両端部に一対の係止部5
が一体的に成形されている。一方キヤビネツト1
の凹部1a内で開口部3の外周部には開閉蓋2の
密着用肩部6が一体的に成形されている。そして
この例では肩部6の開閉蓋当接面7には環状をな
すパツキング8が嵌着されている。なおこのパツ
キング8はゴムや軟質合成樹脂等の軟性材料にて
成形されている。そして開閉蓋2の上端2aの前
記係止部4はほゞV字形に成形された弾性を有す
る弾性片10と、その弾性片10に設けられた係
止爪11とによつて構成されている。なお弾性片
10の先端は指押部12になつている。一方キヤ
ビネツト1には上記係止部4を係合すべき係合孔
13が設けられ、、この係合孔13の開口端には
上記係止爪11が係合すべき係合部14が設けら
れている。また開閉蓋2の下端2bの前記一対の
係止部5はほとんど弾性を有さず、かつほぼへの
字状に屈曲された係止片16に成形されている。
そしてこれら両係止片16は前記肩部6における
下辺部の角部17に係合するように構成されてい
る。
このように構成された開閉蓋装置によれば、先
ず第2図で鎖線の如く開閉蓋2の下端2a部分を
凹部1aの下端側に挿入して、両係止部5をその
両係止片16によつて係合部17に係止する。次
に開閉蓋2を第2図で時計方向に回動させて、係
止部4をその弾性片10によつて係合孔13内に
押し込む。するとこの際弾性片10がその弾性に
抗して撓みながら係合孔13内に挿入されて、係
止爪11が係合部14に係合される。この結果開
閉蓋2が凹部1a内に装着されてその開閉蓋2に
より開口部3が閉塞され、かつ開閉蓋2はキヤビ
ネツト1にロツクされる。なおこの際係合部14
に対する係止片4の押し込み係合により、開閉蓋
2の上端2a側が開閉蓋当接面7側に引き寄せら
れる。また係止部4の弾性片10の下方側への弾
性反撥力に基づく両係止部5の両係止片16にお
ける斜面部と係合部17とのカム作用により、開
閉蓋2の下端2b側も開閉蓋当接面7側に引き寄
せられる。この結果開閉蓋2の周辺部2cはその
全周においてパツキング8に圧着されることにな
る。
ず第2図で鎖線の如く開閉蓋2の下端2a部分を
凹部1aの下端側に挿入して、両係止部5をその
両係止片16によつて係合部17に係止する。次
に開閉蓋2を第2図で時計方向に回動させて、係
止部4をその弾性片10によつて係合孔13内に
押し込む。するとこの際弾性片10がその弾性に
抗して撓みながら係合孔13内に挿入されて、係
止爪11が係合部14に係合される。この結果開
閉蓋2が凹部1a内に装着されてその開閉蓋2に
より開口部3が閉塞され、かつ開閉蓋2はキヤビ
ネツト1にロツクされる。なおこの際係合部14
に対する係止片4の押し込み係合により、開閉蓋
2の上端2a側が開閉蓋当接面7側に引き寄せら
れる。また係止部4の弾性片10の下方側への弾
性反撥力に基づく両係止部5の両係止片16にお
ける斜面部と係合部17とのカム作用により、開
閉蓋2の下端2b側も開閉蓋当接面7側に引き寄
せられる。この結果開閉蓋2の周辺部2cはその
全周においてパツキング8に圧着されることにな
る。
なお開閉蓋2を取り出す場合は第2図で実線の
如き閉塞状態で、係止部4の指押部12を第2図
で右側に若干押し込みながら下方側に押し下げれ
ば、弾性片10が撓んで、その係止爪11が係合
部14から外れ、開閉蓋2を抜き取ることが出来
る。
如き閉塞状態で、係止部4の指押部12を第2図
で右側に若干押し込みながら下方側に押し下げれ
ば、弾性片10が撓んで、その係止爪11が係合
部14から外れ、開閉蓋2を抜き取ることが出来
る。
しかしてこの開閉蓋装置において、開閉蓋2の
上端2a側は第5図に明示されるように、その左
右横巾方向のほゞ中央部が開閉蓋当接面7に対し
て離間するように凸に彎曲されている。そしてこ
の開閉蓋2の上端2aにはその左右横巾方向のほ
ぼ中央部に前記係止部4が設けられている。
上端2a側は第5図に明示されるように、その左
右横巾方向のほゞ中央部が開閉蓋当接面7に対し
て離間するように凸に彎曲されている。そしてこ
の開閉蓋2の上端2aにはその左右横巾方向のほ
ぼ中央部に前記係止部4が設けられている。
従つて開閉蓋2を前述の如くキヤビネツト1に
取りつけた時(閉塞した時)、係止部4の係合部
14に対する係合に基づく開閉蓋当接面7側への
その開閉蓋2の板厚方向の引き寄せ力P1(第4図
参照)が、この開閉蓋2の上端2aにおける左右
横巾方向のほゞ中央部に附与される。この結果開
閉蓋2の上端2a側がその弾性に抗して撓み、そ
の上端2aの前述した凸状の彎曲が第4図に明示
されるように平坦状に補正、即ち弾性変形され
て、その上端2a側の周辺部2cが開閉蓋当接面
7に弾性的に当接するようになる。
取りつけた時(閉塞した時)、係止部4の係合部
14に対する係合に基づく開閉蓋当接面7側への
その開閉蓋2の板厚方向の引き寄せ力P1(第4図
参照)が、この開閉蓋2の上端2aにおける左右
横巾方向のほゞ中央部に附与される。この結果開
閉蓋2の上端2a側がその弾性に抗して撓み、そ
の上端2aの前述した凸状の彎曲が第4図に明示
されるように平坦状に補正、即ち弾性変形され
て、その上端2a側の周辺部2cが開閉蓋当接面
7に弾性的に当接するようになる。
一方開閉蓋2の下端2b側は第7図に明示され
るように、その左右横巾方向のほゞ中央部が開閉
蓋当接面7に対して接近するように凹に彎曲され
ている。そしてこの開閉蓋2の下端2aにはその
左右横巾方向の両側部に前記一対の係止部5が設
けられている。
るように、その左右横巾方向のほゞ中央部が開閉
蓋当接面7に対して接近するように凹に彎曲され
ている。そしてこの開閉蓋2の下端2aにはその
左右横巾方向の両側部に前記一対の係止部5が設
けられている。
従つて開閉蓋2を前述の如くキヤビネツト1に
取りつけた時(閉塞した時)、この開閉蓋2の下
端2bの凸状の両側部が開閉蓋当接面7に当接
し、かつ両係止部5が係合部17に係合すること
により開閉蓋当接面7側への引き寄せ力P2(第6
図参照)が発生する。この結果開閉蓋2の下端2
b側がその弾性に抗して撓み、その下端2bの前
述した凹状の彎曲が第6図に明示されるように平
坦状に補正されて、その下端2b側の周辺部2c
が開閉蓋当接面7に弾性的に当接するようにな
る。
取りつけた時(閉塞した時)、この開閉蓋2の下
端2bの凸状の両側部が開閉蓋当接面7に当接
し、かつ両係止部5が係合部17に係合すること
により開閉蓋当接面7側への引き寄せ力P2(第6
図参照)が発生する。この結果開閉蓋2の下端2
b側がその弾性に抗して撓み、その下端2bの前
述した凹状の彎曲が第6図に明示されるように平
坦状に補正されて、その下端2b側の周辺部2c
が開閉蓋当接面7に弾性的に当接するようにな
る。
なお開閉蓋2の左右両側辺部2dは第3図に明
示されるように、その上下長手方向のほゞ中央部
が開閉蓋当接面7に対して接近するように凹に彎
曲されている。一方前述の如く開閉蓋2をキヤビ
ネツト1に取りつけた時(閉塞した時)には、上
下の係止部4,5の係合によつて、開閉蓋2の上
下両端2a,2bに開閉蓋当接面7側への引き寄
せ力P3(第2図参照)が附与される。この結果開
閉蓋2がその弾性に抗して撓み、その両側辺部2
dの前述した凹状の彎曲が第2図に明示されるよ
うに平坦状に補正されて、その両側辺部2dの周
辺部2cがパツキング8に均一に、かつ確実に圧
着される。
示されるように、その上下長手方向のほゞ中央部
が開閉蓋当接面7に対して接近するように凹に彎
曲されている。一方前述の如く開閉蓋2をキヤビ
ネツト1に取りつけた時(閉塞した時)には、上
下の係止部4,5の係合によつて、開閉蓋2の上
下両端2a,2bに開閉蓋当接面7側への引き寄
せ力P3(第2図参照)が附与される。この結果開
閉蓋2がその弾性に抗して撓み、その両側辺部2
dの前述した凹状の彎曲が第2図に明示されるよ
うに平坦状に補正されて、その両側辺部2dの周
辺部2cがパツキング8に均一に、かつ確実に圧
着される。
また前述したパツキング8は前記肩部6に設け
られた環状をなす凹溝19内に嵌着され、或いは
上記嵌着状態で必要に応じて接着剤にて接着され
ている。そしてこのパツキング8の表面8a部分
には1つ又は複数の突条20が環状をなして一体
的に成形されている。そしてこの突条20は断面
が例えば薄い三角形状をなすような弾性効果の非
常に高い形状に構成されている。
られた環状をなす凹溝19内に嵌着され、或いは
上記嵌着状態で必要に応じて接着剤にて接着され
ている。そしてこのパツキング8の表面8a部分
には1つ又は複数の突条20が環状をなして一体
的に成形されている。そしてこの突条20は断面
が例えば薄い三角形状をなすような弾性効果の非
常に高い形状に構成されている。
以上本考案によれば、開閉蓋2をキヤビネツト
1に弾性的に取付けるので、開閉蓋2やキヤビネ
ツト1の寸法精度の誤差や加熱温度による変形が
あつたとしてもガタツキなく取付けることが出来
る。本実施例によれば開閉蓋2をキヤビネツト1
に取りつけた時(閉塞した時)、その開閉蓋2の
周辺部2cがその背面2c′によつてパツキング8
の突条20に圧着される。そしてこの突条20に
よる圧着は、その圧着面積が小さいことから大き
な集中応力を呈し、開閉蓋2の閉塞性が非常に高
くなり、その閉塞部(即ち圧着部)における防
滴、防水効果は非常に高いものとなる。また開閉
蓋2の周辺部2cの背面2c′をパツキング8に圧
着させる方式によれば、例えば開閉蓋2の外周端
面にパツキングを圧着させるものゝように、開閉
蓋2の着脱時にパツキングとの間に大きな接触抵
抗が生じるようなことがなくて、その開閉蓋2の
着脱を非常に軽快に行なえる上に、閉塞状態でパ
ツキング8との間に非常に強い圧着力が得られ非
常に高い防滴、防水効果が得られる。
1に弾性的に取付けるので、開閉蓋2やキヤビネ
ツト1の寸法精度の誤差や加熱温度による変形が
あつたとしてもガタツキなく取付けることが出来
る。本実施例によれば開閉蓋2をキヤビネツト1
に取りつけた時(閉塞した時)、その開閉蓋2の
周辺部2cがその背面2c′によつてパツキング8
の突条20に圧着される。そしてこの突条20に
よる圧着は、その圧着面積が小さいことから大き
な集中応力を呈し、開閉蓋2の閉塞性が非常に高
くなり、その閉塞部(即ち圧着部)における防
滴、防水効果は非常に高いものとなる。また開閉
蓋2の周辺部2cの背面2c′をパツキング8に圧
着させる方式によれば、例えば開閉蓋2の外周端
面にパツキングを圧着させるものゝように、開閉
蓋2の着脱時にパツキングとの間に大きな接触抵
抗が生じるようなことがなくて、その開閉蓋2の
着脱を非常に軽快に行なえる上に、閉塞状態でパ
ツキング8との間に非常に強い圧着力が得られ非
常に高い防滴、防水効果が得られる。
なお第8図は第2実施例を示したものであつ
て、この場合は開閉蓋2の下端2b側をも、上端
2a側と同様に、その左右横巾方向のほゞ中央部
が前記開閉蓋当接面7に対して離間するように凸
に彎曲させたものである。そしてこの場合開閉蓋
2の下端2b側の係止部5は、その左右横巾方向
のほぼ中央部に1つ設けられている。
て、この場合は開閉蓋2の下端2b側をも、上端
2a側と同様に、その左右横巾方向のほゞ中央部
が前記開閉蓋当接面7に対して離間するように凸
に彎曲させたものである。そしてこの場合開閉蓋
2の下端2b側の係止部5は、その左右横巾方向
のほぼ中央部に1つ設けられている。
本考案はこのように構成しても第1実施例と同
様の効果を呈する。またこの例の場合もパツキン
グ8を設けたので、開閉蓋2の下端2b側は、上
端2a側と全く同様にパツキング8に均一、かつ
確実に圧着される。
様の効果を呈する。またこの例の場合もパツキン
グ8を設けたので、開閉蓋2の下端2b側は、上
端2a側と全く同様にパツキング8に均一、かつ
確実に圧着される。
なお本考案は電池蓋に限定されることなく、そ
の他の各種開閉蓋に広範囲に適用可能である。
の他の各種開閉蓋に広範囲に適用可能である。
本考案は上述の如く、合成樹脂にて成形された
ほゞ方形状をなす開閉蓋を用い、この開閉蓋をキ
ヤビネツトに設けられた凹部内に装着してその凹
部の内側に設けられている開口部を閉塞するよう
にした開閉蓋装置において、前記開閉蓋の相対向
された一対の端部にその一対の端部を前記キヤビ
ネツトに係止する為の係止部を夫々一体成形して
設け、前記開閉蓋の少なくとも一方の端部をその
中央部がその両側部よりも前記キヤビネツトの凹
部から離間するような凸状形状に彎曲させ、この
開閉蓋の一方の端部のほゞ中央部に前記一方の係
止部を設け、前記キヤビネツトの凹部には少なく
とも前記開閉蓋の一方の端部の両側部が当接し得
る当接部を設け、前記開閉蓋を前記キヤビネツト
の凹部内に装着してその一対の端部に夫々設けら
れている係止部をキヤビネツトに設けられている
係合部に夫々係止させることによつて、前記開閉
蓋をその一方の端部の両側部によつて前記キヤビ
ネツトの当接部に当接させた状態で、その開閉蓋
の一方の端部の中央部を前記当接部側に引き寄せ
てその一方の端部をほゞ平坦状に弾性変形させ
て、その開閉蓋にて前記開口部を閉塞するように
構成したことを特徴とする開閉蓋装置である。
ほゞ方形状をなす開閉蓋を用い、この開閉蓋をキ
ヤビネツトに設けられた凹部内に装着してその凹
部の内側に設けられている開口部を閉塞するよう
にした開閉蓋装置において、前記開閉蓋の相対向
された一対の端部にその一対の端部を前記キヤビ
ネツトに係止する為の係止部を夫々一体成形して
設け、前記開閉蓋の少なくとも一方の端部をその
中央部がその両側部よりも前記キヤビネツトの凹
部から離間するような凸状形状に彎曲させ、この
開閉蓋の一方の端部のほゞ中央部に前記一方の係
止部を設け、前記キヤビネツトの凹部には少なく
とも前記開閉蓋の一方の端部の両側部が当接し得
る当接部を設け、前記開閉蓋を前記キヤビネツト
の凹部内に装着してその一対の端部に夫々設けら
れている係止部をキヤビネツトに設けられている
係合部に夫々係止させることによつて、前記開閉
蓋をその一方の端部の両側部によつて前記キヤビ
ネツトの当接部に当接させた状態で、その開閉蓋
の一方の端部の中央部を前記当接部側に引き寄せ
てその一方の端部をほゞ平坦状に弾性変形させ
て、その開閉蓋にて前記開口部を閉塞するように
構成したことを特徴とする開閉蓋装置である。
従つて本考案によれば、開閉蓋をキヤビネツト
の凹部内に装着して開口部を閉塞した時に、その
開閉蓋の相対向する一対の端部に夫々設けられた
係止部をキヤビネツトに係止させるものであるか
ら、開閉蓋の中央部に貫通孔を設ける等して蓋の
機能が損われるようなことが全くなく、蓋による
完全閉塞が可能で、用途が特定されることが全く
ない。
の凹部内に装着して開口部を閉塞した時に、その
開閉蓋の相対向する一対の端部に夫々設けられた
係止部をキヤビネツトに係止させるものであるか
ら、開閉蓋の中央部に貫通孔を設ける等して蓋の
機能が損われるようなことが全くなく、蓋による
完全閉塞が可能で、用途が特定されることが全く
ない。
それでいて本考案によれば、開閉蓋をキヤビネ
ツトの凹部内に装着した時、開閉蓋の予め凸に彎
曲された少なくとも一方の端部が弾性的に平坦状
になるので、開閉蓋のガタツキが生じることが解
消される。しかも、開閉蓋の少なくとも一方の端
部そのものを凸に彎曲させて、その彎曲させたこ
とによる弾性効果を利用するものであつて、板ば
ね等の如き弾性作用を発揮させる為の特別な構造
体を開閉蓋に新たに設けたものではなく、更にキ
ヤビネツトに対する係止部も開閉蓋に一体成形し
て設けて、係止部を有する単一部品の開閉蓋を構
成させたものであるから、その開閉蓋の構造並び
に形状が非常にシンプルなものであつて、その開
閉蓋を合成樹脂成形する金型の構造が簡単で、成
形時の型抜きも簡単に出来る等、その開閉蓋の合
成樹脂成形を非常に簡単に行なえて、低コストな
ものが得られる。
ツトの凹部内に装着した時、開閉蓋の予め凸に彎
曲された少なくとも一方の端部が弾性的に平坦状
になるので、開閉蓋のガタツキが生じることが解
消される。しかも、開閉蓋の少なくとも一方の端
部そのものを凸に彎曲させて、その彎曲させたこ
とによる弾性効果を利用するものであつて、板ば
ね等の如き弾性作用を発揮させる為の特別な構造
体を開閉蓋に新たに設けたものではなく、更にキ
ヤビネツトに対する係止部も開閉蓋に一体成形し
て設けて、係止部を有する単一部品の開閉蓋を構
成させたものであるから、その開閉蓋の構造並び
に形状が非常にシンプルなものであつて、その開
閉蓋を合成樹脂成形する金型の構造が簡単で、成
形時の型抜きも簡単に出来る等、その開閉蓋の合
成樹脂成形を非常に簡単に行なえて、低コストな
ものが得られる。
図面は本考案の実施例を示したものであつて、
第1図は第1実施例における正面図、第2図は第
1図−線断面図、第3図は第2図の分解状態
の断面図、第4図は第1図−線断面図、第5
図は第4図の分解状態の断面図、第6図は第1図
−線断面図、第7図は第6図の分解状態の断
面図、第8図は第2実施例における斜視図であ
る。 また図面に用いられている符号において、1は
キヤビネツト、1aは凹部、2は開閉蓋、2a,
2bは相対向する一対の端部である上下両端、2
cは両側部である周辺部、3は開口部、4,5は
係止部、7は開閉蓋当接面、14,17は係合部
である。
第1図は第1実施例における正面図、第2図は第
1図−線断面図、第3図は第2図の分解状態
の断面図、第4図は第1図−線断面図、第5
図は第4図の分解状態の断面図、第6図は第1図
−線断面図、第7図は第6図の分解状態の断
面図、第8図は第2実施例における斜視図であ
る。 また図面に用いられている符号において、1は
キヤビネツト、1aは凹部、2は開閉蓋、2a,
2bは相対向する一対の端部である上下両端、2
cは両側部である周辺部、3は開口部、4,5は
係止部、7は開閉蓋当接面、14,17は係合部
である。
Claims (1)
- 合成樹脂にて成形されたほゞ方形状をなす開閉
蓋を用い、この開閉蓋をキヤビネツトに設けられ
た凹部内に装着してその凹部の内側に設けられて
いる開口部を閉塞するようにした開閉蓋装置にお
いて、前記開閉蓋の相対向された一対の端部にそ
の一対の端部を前記キヤビネツトに係止する為の
係止部を夫々一体成形して設け、前記開閉蓋の少
なくとも一方の端部をその中央部がその両側部よ
りも前記キヤビネツトの凹部から離間するような
凸状形状に彎曲させ、この開閉蓋の一方の端部の
ほゞ中央部に前記一方の係止部を設け、前記キヤ
ビネツトの凹部には少なくとも前記開閉蓋の一方
の端部の両側部が当接し得る当接部を設け、前記
開閉蓋を前記キヤビネツトの凹部内に装着してそ
の一対の端部に夫々設けられている係止部をキヤ
ビネツトに設けられている係合部に夫々係止させ
ることによつて、前記開閉蓋をその一方の端部の
両側部によつて前記キヤビネツトの当接部に当接
させた状態で、その開閉蓋の一方の端部の中央部
を前記当接部側に引き寄せてその一方の端部をほ
ぼ平坦状に弾性変形させて、その開閉蓋にて前記
開口部を閉塞するように構成したことを特徴とす
る開閉蓋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977132937U JPS6130311Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977132937U JPS6130311Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5459149U JPS5459149U (ja) | 1979-04-24 |
JPS6130311Y2 true JPS6130311Y2 (ja) | 1986-09-05 |
Family
ID=29100935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977132937U Expired JPS6130311Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6130311Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0430423Y2 (ja) * | 1985-11-26 | 1992-07-22 | ||
JP4535733B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2010-09-01 | 株式会社ダイケン | 壁点検口 |
JP2005354010A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Sharp Corp | キャビネットの樹脂カバー |
JP5526446B2 (ja) * | 2010-12-03 | 2014-06-18 | 株式会社豊田自動織機 | 自動車における着脱部品着脱構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS523307B2 (ja) * | 1974-05-27 | 1977-01-27 | ||
JPS5234041B2 (ja) * | 1973-11-06 | 1977-09-01 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5517489Y2 (ja) * | 1975-06-24 | 1980-04-23 | ||
JPS5436584Y2 (ja) * | 1975-09-01 | 1979-11-05 |
-
1977
- 1977-10-03 JP JP1977132937U patent/JPS6130311Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234041B2 (ja) * | 1973-11-06 | 1977-09-01 | ||
JPS523307B2 (ja) * | 1974-05-27 | 1977-01-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5459149U (ja) | 1979-04-24 |
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