JPH0430423Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0430423Y2 JPH0430423Y2 JP1985180782U JP18078285U JPH0430423Y2 JP H0430423 Y2 JPH0430423 Y2 JP H0430423Y2 JP 1985180782 U JP1985180782 U JP 1985180782U JP 18078285 U JP18078285 U JP 18078285U JP H0430423 Y2 JPH0430423 Y2 JP H0430423Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- cover
- clutch
- mounting surface
- case cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案はクラツチケースに関し、特に、ケー
スカバーをケース本体に取り付けるための構造に
関するものである。
スカバーをケース本体に取り付けるための構造に
関するものである。
[従来の技術]
例えばフオークリフトのような荷役用産業車両
においては、クラツチの断続が頻繁に行われるた
め、クラツチデイスクに焼き付きおよび摩耗が生
じ易い。そこで、クラツチケースをケース本体と
ケースカバーから構成し、必要に応じてケースカ
バーを取り外し、クラツチケース内のクラツチデ
イスクの点検や交換を行うことができるようにし
ている。
においては、クラツチの断続が頻繁に行われるた
め、クラツチデイスクに焼き付きおよび摩耗が生
じ易い。そこで、クラツチケースをケース本体と
ケースカバーから構成し、必要に応じてケースカ
バーを取り外し、クラツチケース内のクラツチデ
イスクの点検や交換を行うことができるようにし
ている。
このようなクラツチケースとしては従来から
種々あるが、概ね第7図に示されるように、ケー
ス本体1のカバー取付面2に平板状のケースカバ
ー3を載せて複数本のボルト4にて締結するよう
に構成されている。
種々あるが、概ね第7図に示されるように、ケー
ス本体1のカバー取付面2に平板状のケースカバ
ー3を載せて複数本のボルト4にて締結するよう
に構成されている。
[考案が解決しようとする問題点]
上述したような従来のクラツチケースにあつて
は、ボルトの本数を多くすると、ケースカバーの
取り外しに手間がかかり内部の点検等が面倒とな
り、逆に、ボルトの本数を少なくすると、振動に
よりびびり等の異常音を生じることがある、とい
う問題点があつた。また、カバー取付面が平滑に
加工されていないと、クラツチケースとケースカ
バーとの間の密着性が損なわれ、この場合にも振
動を生じることがある。
は、ボルトの本数を多くすると、ケースカバーの
取り外しに手間がかかり内部の点検等が面倒とな
り、逆に、ボルトの本数を少なくすると、振動に
よりびびり等の異常音を生じることがある、とい
う問題点があつた。また、カバー取付面が平滑に
加工されていないと、クラツチケースとケースカ
バーとの間の密着性が損なわれ、この場合にも振
動を生じることがある。
この考案はかかる問題点を解決することを目的
としている。
としている。
[問題点を解決するための手段]
この考案は、ケース本体のカバー取付面にケー
スカバーを脱着可能に取り付けて成るクラツチケ
ースにおいて、前記ケースカバーの両端部が、ケ
ースカバー取付時に前記カバー取付面に押し付け
れるよう、前記カバー取付面の方向に折り曲げら
れており、前記ケースカバーの中央部分が、前記
両端部の折曲線に沿つて配置された少なくとも2
本のボルトにより、前記カバー取付面に取り付け
られることを特徴としている。
スカバーを脱着可能に取り付けて成るクラツチケ
ースにおいて、前記ケースカバーの両端部が、ケ
ースカバー取付時に前記カバー取付面に押し付け
れるよう、前記カバー取付面の方向に折り曲げら
れており、前記ケースカバーの中央部分が、前記
両端部の折曲線に沿つて配置された少なくとも2
本のボルトにより、前記カバー取付面に取り付け
られることを特徴としている。
[作用]
上述したこの考案のクラツチケースにおいて
は、ケースカバーの中央部分をケース本体にボル
トにより締結すると、ケースカバー両端部の傾斜
部分がケース本体のカバー取付面に沿つて押し広
げられると共に、当該部分が弾性力によりカバー
取付面に押し付けられ密着するようになつてい
る。
は、ケースカバーの中央部分をケース本体にボル
トにより締結すると、ケースカバー両端部の傾斜
部分がケース本体のカバー取付面に沿つて押し広
げられると共に、当該部分が弾性力によりカバー
取付面に押し付けられ密着するようになつてい
る。
[実施例]
以下、図面と共にこの考案によるクラツチケー
スの好適な実施例について詳細に説明する。
スの好適な実施例について詳細に説明する。
第1図および第2図に示されるように、クラツ
チケース10は、クラツチデイスク(図示しな
い)を取り囲んでいるケース本体11と、ケース
本体11の上部開口部を閉じるばね鋼板製のケー
スカバー12とから構成されている。ケース本体
11のカバー取付面13とケースカバー12の両
端部にはそれぞれ傾斜部分15,14が形成され
ており、ケースカバー12の中央部分16がボル
ト4にてカバー取付面13の中央部分17に締結
されるようになつている。
チケース10は、クラツチデイスク(図示しな
い)を取り囲んでいるケース本体11と、ケース
本体11の上部開口部を閉じるばね鋼板製のケー
スカバー12とから構成されている。ケース本体
11のカバー取付面13とケースカバー12の両
端部にはそれぞれ傾斜部分15,14が形成され
ており、ケースカバー12の中央部分16がボル
ト4にてカバー取付面13の中央部分17に締結
されるようになつている。
第2図から理解されるように、取付前におい
て、ケースカバー12の傾斜部分14の傾斜角θ1
は、カバー取付面13の両端に形成された傾斜部
分15の傾斜角θ2よりも大きくされており、従つ
て、ケースカバー12をケース本体11上に単に
載置した場合には、両者間に隙間が生じる。第2
図の状態から、ケースカバー12の中央部分16
の4隅に設けられたボルト挿通孔18にボルト4
を通し、カバー取付面13のボルト穴19螺合さ
せて締め付けると、ケースカバー12とカバー取
付面13の中央部分16,17が接触すると共
に、ケースカバー12の傾斜部分14がカバー取
付面13の傾斜部分15に沿つて押し広げられ
る。これによつて、ケースカバー12の両端部に
下向きの弾性力が働き、カバー取付面13に対す
る押圧力となつてケースカバー12の傾斜部分1
4がカバー取付面13に密着するようになつてい
る。
て、ケースカバー12の傾斜部分14の傾斜角θ1
は、カバー取付面13の両端に形成された傾斜部
分15の傾斜角θ2よりも大きくされており、従つ
て、ケースカバー12をケース本体11上に単に
載置した場合には、両者間に隙間が生じる。第2
図の状態から、ケースカバー12の中央部分16
の4隅に設けられたボルト挿通孔18にボルト4
を通し、カバー取付面13のボルト穴19螺合さ
せて締め付けると、ケースカバー12とカバー取
付面13の中央部分16,17が接触すると共
に、ケースカバー12の傾斜部分14がカバー取
付面13の傾斜部分15に沿つて押し広げられ
る。これによつて、ケースカバー12の両端部に
下向きの弾性力が働き、カバー取付面13に対す
る押圧力となつてケースカバー12の傾斜部分1
4がカバー取付面13に密着するようになつてい
る。
また、第3図に示されるクラツチケース10′
のように、ケースカバー12′およびカバー取付
面13′における中央部分16′,17′の面積を
傾斜部分14′,15′に比して小さくすると、ボ
ルト4の本数を更に減らすことができる。
のように、ケースカバー12′およびカバー取付
面13′における中央部分16′,17′の面積を
傾斜部分14′,15′に比して小さくすると、ボ
ルト4の本数を更に減らすことができる。
更に、第4図または第5図の如く、ケース本体
11,11′のカバー取付面13,13′の傾斜部
分15,15′に切欠き20,21を設け、ケー
スカバー12,12′との接触面積を減じるよう
にしたならば、同一押圧力においては面圧が高く
なり、ケースカバー12,12′とカバー取付面
13,13′との密着性をより一層向上させるこ
とができる。また、面圧を高めるために、第6図
のようにケースカバー12の先端を凸形に折り曲
げてもよい。このようにして形成されたケース本
体11,11′の切欠き20,21やケースカバ
ー12の凸形部22は、クラツチデイスク冷却用
の通風口としても機能する。
11,11′のカバー取付面13,13′の傾斜部
分15,15′に切欠き20,21を設け、ケー
スカバー12,12′との接触面積を減じるよう
にしたならば、同一押圧力においては面圧が高く
なり、ケースカバー12,12′とカバー取付面
13,13′との密着性をより一層向上させるこ
とができる。また、面圧を高めるために、第6図
のようにケースカバー12の先端を凸形に折り曲
げてもよい。このようにして形成されたケース本
体11,11′の切欠き20,21やケースカバ
ー12の凸形部22は、クラツチデイスク冷却用
の通風口としても機能する。
尚、上記実施例においては、いずれも、ケース
本体のカバー取付面の両端部に傾斜部分を設ける
構成としているが、カバー取付面両端部に傾斜を
つけずとも、ケースカバーに傾斜部分が設けられ
ているならば、上記と同様な作用効果を奏するこ
とは理解されるであろう。
本体のカバー取付面の両端部に傾斜部分を設ける
構成としているが、カバー取付面両端部に傾斜を
つけずとも、ケースカバーに傾斜部分が設けられ
ているならば、上記と同様な作用効果を奏するこ
とは理解されるであろう。
[考案の効果]
以上のように、この考案によれば、ケースカバ
ーのボルト締めはその中央部分だけでよいので、
ボルトの本数を減らすことができ、クラツチケー
ス内の点検や補修の際のケースカバー取り外し作
業を容易に行うことができる。特に、クラツチケ
ースは車両の奥まつた所に配置され、必然的にケ
ースカバーの取り外し作業が困難となる傾向があ
るので、ボルト本数の低減による効果は大きい。
また、ケースカバーの両端部は弾性力によつてカ
バー取付面に押し付けられるので、振動を生じて
異常音を発することがない。一方、このケースカ
バーの両端部の弾性力により、ボルトを取り外す
と、ケースカバーがケース本体から浮き上がるの
で、これによつてもケースカバーの取り外しが容
易となる。更に、ケースカバーとカバー取付面と
の密着性が向上することから、カバー取付面を平
滑に加工しなくともよく、ボルトの本数の減少と
相俟つて、加工費の低減を図ることが可能であ
る、等の効果がある。
ーのボルト締めはその中央部分だけでよいので、
ボルトの本数を減らすことができ、クラツチケー
ス内の点検や補修の際のケースカバー取り外し作
業を容易に行うことができる。特に、クラツチケ
ースは車両の奥まつた所に配置され、必然的にケ
ースカバーの取り外し作業が困難となる傾向があ
るので、ボルト本数の低減による効果は大きい。
また、ケースカバーの両端部は弾性力によつてカ
バー取付面に押し付けられるので、振動を生じて
異常音を発することがない。一方、このケースカ
バーの両端部の弾性力により、ボルトを取り外す
と、ケースカバーがケース本体から浮き上がるの
で、これによつてもケースカバーの取り外しが容
易となる。更に、ケースカバーとカバー取付面と
の密着性が向上することから、カバー取付面を平
滑に加工しなくともよく、ボルトの本数の減少と
相俟つて、加工費の低減を図ることが可能であ
る、等の効果がある。
第1図はこの考案によるクラツチケースの一部
切欠き斜視図、第2図はケースカバー取付前にお
ける第1図のクラツチケースの断面図、第3図は
この考案の別の実施例を示す部分正面図、第4図
は第1図のクラツチケースのケース本体に切欠き
を設けたところを示す部分斜視図、第5図は第3
図のクラツチケースのケース本体に切欠きを設け
たところを示す部分斜視図、第6図は第1図のク
ラツチケースのケースカバー先端を折り曲げて凸
形部を形成したところを示す部分斜視図、第7図
は従来のクラツチケースの一部切欠き部分斜視図
である。図中、1,11,11′……ケース本体、
2,13,13′……カバー取付面、3,12,
12′……ケースカバー、4……ボルト、10,
10′……クラツチケース、14,14′,15,
15′……傾斜部分、16,16′,17,17′
……中央部分。
切欠き斜視図、第2図はケースカバー取付前にお
ける第1図のクラツチケースの断面図、第3図は
この考案の別の実施例を示す部分正面図、第4図
は第1図のクラツチケースのケース本体に切欠き
を設けたところを示す部分斜視図、第5図は第3
図のクラツチケースのケース本体に切欠きを設け
たところを示す部分斜視図、第6図は第1図のク
ラツチケースのケースカバー先端を折り曲げて凸
形部を形成したところを示す部分斜視図、第7図
は従来のクラツチケースの一部切欠き部分斜視図
である。図中、1,11,11′……ケース本体、
2,13,13′……カバー取付面、3,12,
12′……ケースカバー、4……ボルト、10,
10′……クラツチケース、14,14′,15,
15′……傾斜部分、16,16′,17,17′
……中央部分。
Claims (1)
- ケース本体のカバー取付面にケースカバーを脱
着可能に取り付けて成るクラツチケースにおい
て、前記ケースカバーの両端部が、ケースカバー
取付時に前記カバー取付面に押し付けられるよ
う、前記カバー取付面の方向に折り曲げられてお
り、前記ケースカバーの中央部分が、前記両端部
の折曲線に沿つて配置された少なくとも2本のボ
ルトにより、前記カバー取付面に取り付けられる
ことを特徴とするクラツチケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985180782U JPH0430423Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985180782U JPH0430423Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289527U JPS6289527U (ja) | 1987-06-08 |
JPH0430423Y2 true JPH0430423Y2 (ja) | 1992-07-22 |
Family
ID=31125052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985180782U Expired JPH0430423Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430423Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130311Y2 (ja) * | 1977-10-03 | 1986-09-05 | ||
JPS59142521U (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-22 | 日産自動車株式会社 | カバ−取付け構造 |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP1985180782U patent/JPH0430423Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6289527U (ja) | 1987-06-08 |
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