JPS6130150B2 - - Google Patents
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- JPS6130150B2 JPS6130150B2 JP14302481A JP14302481A JPS6130150B2 JP S6130150 B2 JPS6130150 B2 JP S6130150B2 JP 14302481 A JP14302481 A JP 14302481A JP 14302481 A JP14302481 A JP 14302481A JP S6130150 B2 JPS6130150 B2 JP S6130150B2
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- JP
- Japan
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- magnetic flux
- coil
- signal
- ignition
- rotor
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Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 66
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 10
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P7/00—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
- F02P7/06—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of circuit-makers or -breakers, or pick-up devices adapted to sense particular points of the timing cycle
- F02P7/067—Electromagnetic pick-up devices, e.g. providing induced current in a coil
- F02P7/0675—Electromagnetic pick-up devices, e.g. providing induced current in a coil with variable reluctance, e.g. depending on the shape of a tooth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は内燃機関点火装置、特に無接点式の
点火装置における点火信号のSN比を高めるよう
にした内燃機関点火装置に関するものである。
点火装置における点火信号のSN比を高めるよう
にした内燃機関点火装置に関するものである。
従来この種装置として第1図乃至第3図に示す
ものがあつた。図において、1は図示しない内燃
機関により駆動される回転軸、2はこの回転軸1
に取付けられた回転子であり、第3図に示すよう
に形成されている。3は上記回転子2に第2図に
示すように空隙を置いて対向させた固定子で、永
久磁石4、導磁板5と一体に組付けられており、
筐体6に支持されている。7は上記回転子の回転
による磁束変化を受けて点火信号を発生する信号
コイルである。
ものがあつた。図において、1は図示しない内燃
機関により駆動される回転軸、2はこの回転軸1
に取付けられた回転子であり、第3図に示すよう
に形成されている。3は上記回転子2に第2図に
示すように空隙を置いて対向させた固定子で、永
久磁石4、導磁板5と一体に組付けられており、
筐体6に支持されている。7は上記回転子の回転
による磁束変化を受けて点火信号を発生する信号
コイルである。
次に斯る従来装置の動作について説明する。永
久磁石4による第4図aに示した磁束ΦΣは、固
定子3、回転子2ならびに回転軸1、導磁板5に
よる磁路を通り、回転子2ならびに回転軸1を囲
繞して巻かれた信号コイル7と鎖交する。
久磁石4による第4図aに示した磁束ΦΣは、固
定子3、回転子2ならびに回転軸1、導磁板5に
よる磁路を通り、回転子2ならびに回転軸1を囲
繞して巻かれた信号コイル7と鎖交する。
回転子2が回転軸1と共に回転するに従い、回
転子2および固定子3に設けられた対向磁極部2
a,3aの相対位置関係で磁束ΦΣが変化し、こ
の変化を受けて信号コイル7に第4図bに示す点
火信号が発生する。
転子2および固定子3に設けられた対向磁極部2
a,3aの相対位置関係で磁束ΦΣが変化し、こ
の変化を受けて信号コイル7に第4図bに示す点
火信号が発生する。
この種の従来装置は以上のように構成されてい
るので、第1図と第4図とに示すように、永久磁
石4により生じ信号コイル7に所定の点火信号を
発生させるに有効な磁束Φ1と、同じく永久磁石
4で生じる磁束であつても上記信号の発生に不利
な磁束Φ2と、図示しない発電機、電動機や点火
コイルの一次リード線などにより生じる外乱磁束
Φ3とが、上記信号コイル7に鎖交する。斯る点
火装置では図示しない点火時期進角装置などが、
点火信号発生部分の近傍に鋼材を用いて構成され
るため、永久磁石4で生じる磁束のうち上記有効
磁束Φ1に比し、不利な磁束Φ2の相対比率が大
となり所定の点火信号出力を容易には得難い欠点
があつた。また、第4図に示すΦ3の例として
は、始動電動機の起動電流による磁気擾乱で回転
軸1が磁束を拾う場合があり、これによる点火信
号の乱れで点火装置が誤動作するという欠点もあ
つた。
るので、第1図と第4図とに示すように、永久磁
石4により生じ信号コイル7に所定の点火信号を
発生させるに有効な磁束Φ1と、同じく永久磁石
4で生じる磁束であつても上記信号の発生に不利
な磁束Φ2と、図示しない発電機、電動機や点火
コイルの一次リード線などにより生じる外乱磁束
Φ3とが、上記信号コイル7に鎖交する。斯る点
火装置では図示しない点火時期進角装置などが、
点火信号発生部分の近傍に鋼材を用いて構成され
るため、永久磁石4で生じる磁束のうち上記有効
磁束Φ1に比し、不利な磁束Φ2の相対比率が大
となり所定の点火信号出力を容易には得難い欠点
があつた。また、第4図に示すΦ3の例として
は、始動電動機の起動電流による磁気擾乱で回転
軸1が磁束を拾う場合があり、これによる点火信
号の乱れで点火装置が誤動作するという欠点もあ
つた。
これらの欠点を改良するものとして、例えば実
開昭53−141434号公報に記載のものがある。この
実開昭53−141434号公報に記載のものは、本来の
信号コイルに別の信号コイルを巻方向を逆にして
直列接続し、上記別の信号コイルにより、外乱磁
束などの点火信号発生に不利な磁束により発生す
る雑音信号を打ち消すように構成したものであ
る。
開昭53−141434号公報に記載のものがある。この
実開昭53−141434号公報に記載のものは、本来の
信号コイルに別の信号コイルを巻方向を逆にして
直列接続し、上記別の信号コイルにより、外乱磁
束などの点火信号発生に不利な磁束により発生す
る雑音信号を打ち消すように構成したものであ
る。
ところで、実開昭53−141434号公報に示される
ものは、先に述べた外乱磁束などの不利な磁束に
鎖交する別の信号コイルと点火信号を発生するた
めの信号コイルとを直列接続し、外乱磁束などの
不利な磁束による信号を相殺することを特徴とし
ており、前述のあらゆる外乱磁束など不利な磁束
に対して誤動作等を防止し得るが、反面2個の信
号コイルを必要とし、又これらの電気的接続を必
要とすることから装置が複雑、高価となる欠点が
ある。さらに、外乱磁束のある時は、コイルに発
生する電圧により外乱磁束による変化分をうまく
打消すが、外乱磁束のない場合は、正規の信号コ
イル出力は別の信号コイルの分だけ低下するとい
う欠点がある。
ものは、先に述べた外乱磁束などの不利な磁束に
鎖交する別の信号コイルと点火信号を発生するた
めの信号コイルとを直列接続し、外乱磁束などの
不利な磁束による信号を相殺することを特徴とし
ており、前述のあらゆる外乱磁束など不利な磁束
に対して誤動作等を防止し得るが、反面2個の信
号コイルを必要とし、又これらの電気的接続を必
要とすることから装置が複雑、高価となる欠点が
ある。さらに、外乱磁束のある時は、コイルに発
生する電圧により外乱磁束による変化分をうまく
打消すが、外乱磁束のない場合は、正規の信号コ
イル出力は別の信号コイルの分だけ低下するとい
う欠点がある。
この発明は、上記のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、信号コイルとの
接続も全く不要な独立した短絡コイルを設けるだ
けで、外乱磁束による雑音信号を打消して点火信
号のS/N比を高めることができ、かつ上述の実
開昭53−141434号公報のように外乱磁束など不利
な磁束のない場合に正規の出力を低下させるとい
う不具合もない内燃機関点火装置を得ることを目
的とするものである。
除去するためになされたもので、信号コイルとの
接続も全く不要な独立した短絡コイルを設けるだ
けで、外乱磁束による雑音信号を打消して点火信
号のS/N比を高めることができ、かつ上述の実
開昭53−141434号公報のように外乱磁束など不利
な磁束のない場合に正規の出力を低下させるとい
う不具合もない内燃機関点火装置を得ることを目
的とするものである。
この発明に係る内燃機関点火装置は、内燃機関
により駆動されて回転する回転軸と、この回転軸
に取付られた回転子と、この回転子に空隙を置い
て対向配置された固定子とを含む磁気回路内に、
上記回転子の回転による磁束変化を受けて点火信
号を発生させる信号コイルを配し、且つ上記回転
軸を囲繞するように点火信号コイルとは独立して
短絡コイルを設け、更にこの短絡コイルは上記信
号コイルに対し、所定の点火信号を発生させるに
有効な磁束には鎖交させず、逆に点火信号を発生
させるには不利な磁束には鎖交させるような位置
に設けたものである。
により駆動されて回転する回転軸と、この回転軸
に取付られた回転子と、この回転子に空隙を置い
て対向配置された固定子とを含む磁気回路内に、
上記回転子の回転による磁束変化を受けて点火信
号を発生させる信号コイルを配し、且つ上記回転
軸を囲繞するように点火信号コイルとは独立して
短絡コイルを設け、更にこの短絡コイルは上記信
号コイルに対し、所定の点火信号を発生させるに
有効な磁束には鎖交させず、逆に点火信号を発生
させるには不利な磁束には鎖交させるような位置
に設けたものである。
この発明においては短絡コイルを点火信号と独
立して設けるとともにこの信号コイルに対し、所
定の点火信号を発生させるに有効な磁束には鎖交
させないように配置したため、外乱磁束などの点
火信号を発生させるに不利な磁束のない場合には
正規の信号コイル出力を充分に発揮でき、また、
短絡コイルを点火信号を発生させるに不利な磁束
には鎖交させるように配置したため、外乱磁束等
の不利な磁束が生じ、この磁束により点火信号に
絡れが生じようとしても短絡コイルが上記点火信
号を発生させるに不利な磁束により誘発される短
絡電流によつて上記不利な磁束と逆向きの磁束を
生じ、上記点火信号を発生させるに不利な磁束の
影響を抑えることになる。
立して設けるとともにこの信号コイルに対し、所
定の点火信号を発生させるに有効な磁束には鎖交
させないように配置したため、外乱磁束などの点
火信号を発生させるに不利な磁束のない場合には
正規の信号コイル出力を充分に発揮でき、また、
短絡コイルを点火信号を発生させるに不利な磁束
には鎖交させるように配置したため、外乱磁束等
の不利な磁束が生じ、この磁束により点火信号に
絡れが生じようとしても短絡コイルが上記点火信
号を発生させるに不利な磁束により誘発される短
絡電流によつて上記不利な磁束と逆向きの磁束を
生じ、上記点火信号を発生させるに不利な磁束の
影響を抑えることになる。
以下、この発明の一実施例について説明する。
第5図において、回転軸1、回転子2、固定子
3、永久磁石4、導磁板5、筐体6および信号コ
イル7については第1図における従来装置と同じ
構成である。8は短絡コイルで、上記固定子3
と、上記回転子2と、上記回転軸1の一部と、上
記導磁板5とで構成されている磁気回路には含ま
れない位置で、上記回転軸1を囲繞して設けられ
ている。
第5図において、回転軸1、回転子2、固定子
3、永久磁石4、導磁板5、筐体6および信号コ
イル7については第1図における従来装置と同じ
構成である。8は短絡コイルで、上記固定子3
と、上記回転子2と、上記回転軸1の一部と、上
記導磁板5とで構成されている磁気回路には含ま
れない位置で、上記回転軸1を囲繞して設けられ
ている。
次に動作について説明する。回転軸1の回転に
伴い回転子2が回転すると、この回転子2と固定
子3との相対位置関係により永久磁石4で生じる
磁束が変化する。まず、信号コイル7の所定の点
火信号を発生させるに有効な磁束Φ1は第6図a
に示すように変化する。次に、所定の点火信号を
発生させるに不利な磁束Φ2は、永久磁石4の起
磁力が一定でかつ有限であることから、上記有効
な磁束Φ1の影響を受けて第6図aに示すように
変化する。この不利な磁束Φ2は第5図に示すよ
に、短絡コイル8に鎖交するので、この短絡コイ
ル8に第6図bに示すような短絡電流i1を生じせ
しめる。この電流i1は回転軸1を囲繞して流れる
ため、回転軸1には上記磁束Φ2とは逆向きの磁
束Φ11が第6図bに示すように誘起される。この
磁束Φ11は従来装置では生じることのないもの
で、この発明装置において、短絡コイル8を設け
たことで考え得るものであつて、この新たな磁束
Φ11は、上記点火信号を発生させるに有効な磁束
Φ1に加算されて作用するものであるため、結
局、信号コイル7に点火信号を発生させる磁束の
変化は第6図aのΦΣに上記磁束Φ11が加わり第
6図aにΦΣ11で示すように増大したものとな
る。従つて点火信号出力も増大する。
伴い回転子2が回転すると、この回転子2と固定
子3との相対位置関係により永久磁石4で生じる
磁束が変化する。まず、信号コイル7の所定の点
火信号を発生させるに有効な磁束Φ1は第6図a
に示すように変化する。次に、所定の点火信号を
発生させるに不利な磁束Φ2は、永久磁石4の起
磁力が一定でかつ有限であることから、上記有効
な磁束Φ1の影響を受けて第6図aに示すように
変化する。この不利な磁束Φ2は第5図に示すよ
に、短絡コイル8に鎖交するので、この短絡コイ
ル8に第6図bに示すような短絡電流i1を生じせ
しめる。この電流i1は回転軸1を囲繞して流れる
ため、回転軸1には上記磁束Φ2とは逆向きの磁
束Φ11が第6図bに示すように誘起される。この
磁束Φ11は従来装置では生じることのないもの
で、この発明装置において、短絡コイル8を設け
たことで考え得るものであつて、この新たな磁束
Φ11は、上記点火信号を発生させるに有効な磁束
Φ1に加算されて作用するものであるため、結
局、信号コイル7に点火信号を発生させる磁束の
変化は第6図aのΦΣに上記磁束Φ11が加わり第
6図aにΦΣ11で示すように増大したものとな
る。従つて点火信号出力も増大する。
次に第7図aに示すごとく外乱磁束Φ3が回転
軸に誘起されるときは、信号コイル7に発生する
点火信号にも第7図bに示すごとき信号の乱れが
生じるのが一般的であるが、短絡コイル8を備え
た本発明装置では、第7図cに示すような短絡電
流i3が誘発され、この短絡電流i3は上記外乱磁束
Φ3とは逆向きの磁束Φ13を生じせしめるため、
結局、短絡コイル8の作用によつて外乱磁束を受
けても第7図aに示す磁束ΦΣへの影響を抑え、
点火信号の乱れも点火装置に誤動作を生じないレ
ベルに抑制させる。
軸に誘起されるときは、信号コイル7に発生する
点火信号にも第7図bに示すごとき信号の乱れが
生じるのが一般的であるが、短絡コイル8を備え
た本発明装置では、第7図cに示すような短絡電
流i3が誘発され、この短絡電流i3は上記外乱磁束
Φ3とは逆向きの磁束Φ13を生じせしめるため、
結局、短絡コイル8の作用によつて外乱磁束を受
けても第7図aに示す磁束ΦΣへの影響を抑え、
点火信号の乱れも点火装置に誤動作を生じないレ
ベルに抑制させる。
なお、第8図には以上の説明の理解を助けるた
め実施例装置における点火信号と点火コイルの一
次回路の開閉制御との関係を記しておく。すなわ
ち点火信号の正の微小電圧e1をLからHに検出し
て点火コイルの一次回路を閉じ通電状態とし、点
火信号のe1より低い正の微少電圧e2をHからLに
検出して上記回路を開いて点火コイルの二次回路
に点火用高電圧を発生させるようになつている。
上記に説明した誤動作とは、例えば外乱磁束Φ3
による点火信号の乱れが生じたとき所定の点火信
号によらない微小電圧e1およびe2を検出して正規
点火時期以外で点火火花を発生させることを意味
する。
め実施例装置における点火信号と点火コイルの一
次回路の開閉制御との関係を記しておく。すなわ
ち点火信号の正の微小電圧e1をLからHに検出し
て点火コイルの一次回路を閉じ通電状態とし、点
火信号のe1より低い正の微少電圧e2をHからLに
検出して上記回路を開いて点火コイルの二次回路
に点火用高電圧を発生させるようになつている。
上記に説明した誤動作とは、例えば外乱磁束Φ3
による点火信号の乱れが生じたとき所定の点火信
号によらない微小電圧e1およびe2を検出して正規
点火時期以外で点火火花を発生させることを意味
する。
上記実施例では、短絡コイル8を信号コイル7
に対して、一方の回転軸上に1個設置したものを
示したが、もう一方の側に設置したもの、あるい
は両方ともに設置したもの、また複数個設置した
ものなどにおいても作用効果については同様であ
る。
に対して、一方の回転軸上に1個設置したものを
示したが、もう一方の側に設置したもの、あるい
は両方ともに設置したもの、また複数個設置した
ものなどにおいても作用効果については同様であ
る。
更に短絡コイル8は1ターンコイルの例で説明
したが、複数巻回したコイルの両端短絡したもの
とか、例えば銅板によるワツシヤ状、スリーブ状
のものとか、種々の巻回形状のものが考えられる
が、この発明の効果を得るためにいずれかに限定
されるものではない。
したが、複数巻回したコイルの両端短絡したもの
とか、例えば銅板によるワツシヤ状、スリーブ状
のものとか、種々の巻回形状のものが考えられる
が、この発明の効果を得るためにいずれかに限定
されるものではない。
以上のように、この発明は、回転軸を囲繞する
ように点火信号コイルとは独立して短絡コイルを
設け、且つこの短絡コイルは信号コイルに対し、
所定の点火信号を発生させるに有効な磁束には鎖
交させず、逆に不利な磁束には鎖交させるような
位置に設置したので、外乱磁束などの点火信号を
発生させるに不利な磁束による点火信号の乱れを
抑制でき、しかも、外乱磁束などの点火信号の発
生に不利となる磁束がない場合には正規の信号コ
イル出力を充分に発揮できるという効果がある。
ように点火信号コイルとは独立して短絡コイルを
設け、且つこの短絡コイルは信号コイルに対し、
所定の点火信号を発生させるに有効な磁束には鎖
交させず、逆に不利な磁束には鎖交させるような
位置に設置したので、外乱磁束などの点火信号を
発生させるに不利な磁束による点火信号の乱れを
抑制でき、しかも、外乱磁束などの点火信号の発
生に不利となる磁束がない場合には正規の信号コ
イル出力を充分に発揮できるという効果がある。
又、短絡コイルを点火信号コイルと独立して設
けるという単純な構成である事から、信頼度が行
く安価な装置が得られるという効果もある。
けるという単純な構成である事から、信頼度が行
く安価な装置が得られるという効果もある。
第1図は従来の内燃機関点火装置を示す断面
図、第2図は第1図に示す点火装置の部分平面
図、第3図は第1図に示す点火信号の回転子の斜
視図、第4図は第1図に示す点火装置の磁束変化
と点火信号波形図、第5図は本発明による内燃機
関点火装置の一実施例を示す断面図、第6図は第
5図に示す点火装置の磁束変化と短絡コイルに誘
起する電流とそれによる磁束を示す図、第7図は
第5図に示す点火装置の外乱磁束による影響を示
す図、第8図は点火信号と点火コイルの一次回路
開閉との関係説明図である。 図において、1……回転軸、2……回転子、3
……固定子、4……永久磁石、6……筐体、7…
…信号コイル、8……短絡コイルである。なお図
中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
図、第2図は第1図に示す点火装置の部分平面
図、第3図は第1図に示す点火信号の回転子の斜
視図、第4図は第1図に示す点火装置の磁束変化
と点火信号波形図、第5図は本発明による内燃機
関点火装置の一実施例を示す断面図、第6図は第
5図に示す点火装置の磁束変化と短絡コイルに誘
起する電流とそれによる磁束を示す図、第7図は
第5図に示す点火装置の外乱磁束による影響を示
す図、第8図は点火信号と点火コイルの一次回路
開閉との関係説明図である。 図において、1……回転軸、2……回転子、3
……固定子、4……永久磁石、6……筐体、7…
…信号コイル、8……短絡コイルである。なお図
中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 内燃機関により駆動され、筐体に支承されて
いる回転軸、この回転軸に取付けられた回転子、
この回転子に空隙を置いて対向させ上記筐体側に
支承されている固定子、この固定子と上記回転子
と上記回転軸の一部とを含め構成されている磁気
回路に磁束を与える磁石、上記回転子の回転によ
る磁束変化を受けて点火信号を発生させる信号コ
イル、および上記回転軸を囲繞するように上記信
号コイルとは独立して設けられた短絡コイルを備
え、上記短絡コイルは、上記信号コイルに対し、
所定の点火信号を発生させるに有効な磁束には鎖
交させず、逆に点火信号を発生させるに不利な磁
束には鎖交させるような位置に設けたことを特徴
とする内燃機関点火装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14302481A JPS5844274A (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | 内燃機関点火装置 |
DE19823233068 DE3233068A1 (de) | 1981-09-09 | 1982-09-06 | Zuendsystem fuer brennkraftmaschinen |
FR8215236A FR2512502A1 (fr) | 1981-09-09 | 1982-09-08 | Dispositif d'allumage pour un moteur a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14302481A JPS5844274A (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | 内燃機関点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5844274A JPS5844274A (ja) | 1983-03-15 |
JPS6130150B2 true JPS6130150B2 (ja) | 1986-07-11 |
Family
ID=15329134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14302481A Granted JPS5844274A (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | 内燃機関点火装置 |
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- 1981-09-09 JP JP14302481A patent/JPS5844274A/ja active Granted
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1982
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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