JPS6129863Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6129863Y2 JPS6129863Y2 JP857682U JP857682U JPS6129863Y2 JP S6129863 Y2 JPS6129863 Y2 JP S6129863Y2 JP 857682 U JP857682 U JP 857682U JP 857682 U JP857682 U JP 857682U JP S6129863 Y2 JPS6129863 Y2 JP S6129863Y2
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- Japan
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- piece
- spacer
- folded roofing
- groove
- bulge
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は二重折版屋根構造、更に詳しくは上下
の折版屋根材間に断熱材を充填した屋根における
折版屋根材の連結構造に関するものであり、主な
目的とするところは、上下の屋根材の各連結箇所
間を熱的に遮断して上の屋根材と下の屋根材との
間にヒートブリツジができるのをなくし、連結箇
所での断熱性を高めることができ、しかも上下の
両連結箇所を強固に結合できる二重折版屋根構造
を提供することにある。
の折版屋根材間に断熱材を充填した屋根における
折版屋根材の連結構造に関するものであり、主な
目的とするところは、上下の屋根材の各連結箇所
間を熱的に遮断して上の屋根材と下の屋根材との
間にヒートブリツジができるのをなくし、連結箇
所での断熱性を高めることができ、しかも上下の
両連結箇所を強固に結合できる二重折版屋根構造
を提供することにある。
本考案を以下図に示す実施例に基いて詳述す
る。本考案に係る二重折版屋根構造は、第1図に
示すように、梁のような横架材1上に突設したタ
イトフレーム2と、タイトフレーム2上に固着さ
れてタイトフレーム2の両側上面との間に夫々側
方に開口する下左溝4と下右溝5とを形成する下
連結具3と、この下連結具3によつて巾方向に連
結される一対の相隣り合う金属製の下折版屋根材
6,6と、両下折版屋根材6,6の連結箇所上に
配置されるスペーサ7と、スペーサ7を両下折版
屋根材に連結するホルダー8と、スペーサ7の上
面に配置されるサドル9上でスペーサ7に固着さ
れてサドル9の両側上面との間に夫々側方に開口
する上左溝10と上右溝11とを形成する上連結
具13と、この上連結具13によつて夫々上記下
折版屋根材6の上方で巾方向に連結される一対の
相隣り合う金属製の上折版屋根材12,12と、
上下の両折版屋根材6,12間に内装される断熱
材Aとより構成される。下折版屋根材6と上折版
屋根材12とは同形状に金属板を折曲して成形さ
れ、図に示すように、左右の両側端から夫々斜外
上方に向けて左傾斜片14,15と右傾斜片1
6,17が立ち上る。各右傾斜片16,17の上
端部には一部を外側に凹ましてできる内面が凹所
で外面が凸所となつた右膨出部20,21が形成
され、各左傾斜片14,15の上端部にも同様に
一部を外側に凹ましてできる内面が凹所で外面が
凸所となつた左膨出部18,19が形成される。
右膨出部20,21より上方には更に斜外上方に
突片22,23が延出し、また左膨出部18,1
9より上方には更に斜外上方に向けて第1斜突片
24,25が延出し、斜突片24,25の上端か
ら外側方に向けて略水平にカバー片26,27が
延出すると共にカバー片26,27の先端より斜
外下方に向けて第2斜突片28,29が延出し、
この第2斜突片28,29下端が内側へ略U字状
に折曲して鉤部30,31が形成される。タイト
フレーム2は水平片2aの両側端より夫々斜片2
bが外下方に延出する山形状に成形され、横架材
1上へ夫々斜片2bの下端を固着して取付けられ
る。一対の下折版屋根材6はこのタイトフレーム
2の各斜片2bへ夫々左右の各傾斜片14,16
を沿接させて水平片2a上で下連結具3によつて
連結される。下連結具3はタイトフレーム2の水
平片2aの中央へボルト及びナツトによつて固着
され、両側より上方に立ち上る各L形片32と水
平片2aの両側端部との間に夫々外側方に開口し
た下左溝4と下右溝5とを形成する。左右の各下
溝4,5は上記L形片32の先端が斜下方に突出
することにある、入口が狭くなつた形状に成形さ
れる。この下連結具3を用いて下折版屋根6を連
結する場合は、先ず、一方の下折版屋根6の右傾
斜片16の右膨出部20を下左溝4内に嵌入させ
た後、他方の下折版屋根材6左端の鉤部30を下
左溝4内に嵌入した右膨出部20内に引掛けて、
この下折版屋根材6の第2斜突片28とカバー片
26及び第1斜突片24で右膨出部20から上方
に延出する突片22及び下連結具3の上面を覆
い、左傾斜片14の左膨出部18を下右溝5内に
嵌入する。このようにして下折版屋根材6を連結
した後は、右膨出部20内にコーキング剤50を
充填して両屋根材6の連結箇所をシールする。一
方、上記ホルダー8は左右一対の金属製のクリツ
プ片35,36で構成され、両クリツプ片35,
36はボルト52及びナツト53で結合され、一
方のクリツプ片35上にスペーサ7が固定され
る。一方のクリツプ片35は、図に示すように、
横片40の一側端より斜外下方に斜片41が延出
すると共に他側端より上方へ取付片42が突出
し、斜片41の下端が内方に折曲したフツク部4
3となる形状に成形され、他方のクリツプ片36
は斜片44の上端より取付片45が延出すると共
に斜片44の下端が内方に折曲してフツク部46
となつた形状に成形され、上記の横片40の上面
へ一体に植込ボルト51が取付けられている。こ
のホルダー8は、一方のフリツプ片35下端のフ
ツク部43を既に下連結具3によつて固定された
下折版屋根材6の左膨出部18に引掛けると共
に、他方のクリツプ片36下端のフツク部46を
右膨出部20へ鉤部30の上から引掛けて一方の
クリツプ片35の横片40をカバー片26上に載
置し、両取付片42,45を貫通するボルト52
にナツト53を締め付けてタイトフレーム2上に
取付けられる。この場合、ナツト53を締め付け
ることによつて、各クリツプ片35,36と対応
する左右の各膨出部18,20との係止力が増大
してホルダー8及びこれにねじ固定されるスペー
サ7が下折版屋根材6の連結箇所上へ強固に取着
される。また一方のクリツプ片36下端のフツク
部46が鉤部30の上から右膨出部20に係止す
ることから、ナツト53の締め付けに応じて鉤部
30と右膨出部20との係止力が増大し、従つ
て、スペーサ7の取付けに伴つて下折版屋根材
6,6間の連結がより強固となるものである。一
方、スペーサ7は第2図に示すように、合成樹脂
成形品55の上部に埋入ボルト56を有し、下部
に埋込ナツト57を有する形状に成形される。埋
込ボルト56は頭を成形品55内に埋入させて先
端部が成形品55上に突出し、埋込ナツト57は
その孔を成形品の下面に開口するボルト穴58に
連通させて成形品55内に埋入され、ボルト穴5
8の底面は上記埋込ボルト56と隔壁60によつ
て仕切られ、ボルト穴58内で埋込ナツト57に
螺入する植設ボルト51が埋込ボルト56に接触
するのを防止している。サドル9は前記のタイト
フレーム2と同様に、水平片9aの両側より夫々
斜片9bが斜外下方に延出する山形に金属で成形
され、上記のホルダー8上にねじ固定されたスペ
ーサ7上に載置され、サドル9上に載置する上連
結具13と共にスペーサ7上に突出する埋込ボル
ト56へナツト61によつて固定される。この結
果、上折版屋根材12へサドル9及び上連結具1
3を介して金属材同士で接続された埋込ボルト5
6と、下折版屋根材6へホルダー8を介して金属
材同士で接続された埋込ナツト57とがスペーサ
7内で隔壁60を介して離間され、上折版屋根材
12と下折版屋根材6とが金属材同士で接続する
ことがなく、上下の両折版屋根材6,12間にい
わゆるヒートブリツヂが形成されず、両者の断熱
性が向上するわけである。上連結具13は前記下
連結具3と同形状に成形され、サドル9の水平片
9aの両側端部との間に夫々前記下左溝4及び下
右溝5と同形状の上左溝10及び上右溝11を形
成する。上折版屋根材12を施工する際は、先
ず、前述のようにして配設された下折版屋根材6
の露出部分の全面に亘つて断熱材Aを敷き詰め、
この断熱材Aの上から、一方の上折版屋根材12
の右膨出部21を上左溝10内に嵌入し、次いで
他方の上折版屋根材12左側端の鉤部31を上左
溝10内へ既に嵌入した右膨出部21に引掛け、
右膨出部21より上方に突出する突片23及び上
連結具13上に充填した断熱材Aを覆い、左傾斜
片15の左膨出部19を上右溝11内に嵌入す
る。ところで、下折版屋根材6及び上折版屋根材
12における各右膨出部20,21より上方に突
出する各突片22,23は、各折版屋根材6,1
2の連結時に、他方のカバー片26,27の下面
によつて下方に押し込まれて弾性変形し、その結
果、各突片22,23の弾性復元力によつてカバ
ー片26,27の一端より延出する第2斜突片2
8,29が夫々各鉤部30,31と共に上方へ押
し上げられ、各鉤部30,31とこれが嵌入する
各右膨出部20,21との係止力が高められ、下
折版屋根材6同士及び上折版屋根材12同士の連
結が強固に行なわれる。尚、図の実施例では、上
折版屋根材12と下折版屋根材12とに同じ形状
のものを使用した例を示したが、本考案は勿論こ
れのみに限定されるものではなく、例えば左右の
各傾斜片14,15,16,17の長さを上下の
折版屋根材6,12の間で変えて谷部における上
下の折版屋根材6,12との間隔を斜面部におけ
る上下の折版屋根材6,12との間隔と略等しく
するようにしてもよい。
る。本考案に係る二重折版屋根構造は、第1図に
示すように、梁のような横架材1上に突設したタ
イトフレーム2と、タイトフレーム2上に固着さ
れてタイトフレーム2の両側上面との間に夫々側
方に開口する下左溝4と下右溝5とを形成する下
連結具3と、この下連結具3によつて巾方向に連
結される一対の相隣り合う金属製の下折版屋根材
6,6と、両下折版屋根材6,6の連結箇所上に
配置されるスペーサ7と、スペーサ7を両下折版
屋根材に連結するホルダー8と、スペーサ7の上
面に配置されるサドル9上でスペーサ7に固着さ
れてサドル9の両側上面との間に夫々側方に開口
する上左溝10と上右溝11とを形成する上連結
具13と、この上連結具13によつて夫々上記下
折版屋根材6の上方で巾方向に連結される一対の
相隣り合う金属製の上折版屋根材12,12と、
上下の両折版屋根材6,12間に内装される断熱
材Aとより構成される。下折版屋根材6と上折版
屋根材12とは同形状に金属板を折曲して成形さ
れ、図に示すように、左右の両側端から夫々斜外
上方に向けて左傾斜片14,15と右傾斜片1
6,17が立ち上る。各右傾斜片16,17の上
端部には一部を外側に凹ましてできる内面が凹所
で外面が凸所となつた右膨出部20,21が形成
され、各左傾斜片14,15の上端部にも同様に
一部を外側に凹ましてできる内面が凹所で外面が
凸所となつた左膨出部18,19が形成される。
右膨出部20,21より上方には更に斜外上方に
突片22,23が延出し、また左膨出部18,1
9より上方には更に斜外上方に向けて第1斜突片
24,25が延出し、斜突片24,25の上端か
ら外側方に向けて略水平にカバー片26,27が
延出すると共にカバー片26,27の先端より斜
外下方に向けて第2斜突片28,29が延出し、
この第2斜突片28,29下端が内側へ略U字状
に折曲して鉤部30,31が形成される。タイト
フレーム2は水平片2aの両側端より夫々斜片2
bが外下方に延出する山形状に成形され、横架材
1上へ夫々斜片2bの下端を固着して取付けられ
る。一対の下折版屋根材6はこのタイトフレーム
2の各斜片2bへ夫々左右の各傾斜片14,16
を沿接させて水平片2a上で下連結具3によつて
連結される。下連結具3はタイトフレーム2の水
平片2aの中央へボルト及びナツトによつて固着
され、両側より上方に立ち上る各L形片32と水
平片2aの両側端部との間に夫々外側方に開口し
た下左溝4と下右溝5とを形成する。左右の各下
溝4,5は上記L形片32の先端が斜下方に突出
することにある、入口が狭くなつた形状に成形さ
れる。この下連結具3を用いて下折版屋根6を連
結する場合は、先ず、一方の下折版屋根6の右傾
斜片16の右膨出部20を下左溝4内に嵌入させ
た後、他方の下折版屋根材6左端の鉤部30を下
左溝4内に嵌入した右膨出部20内に引掛けて、
この下折版屋根材6の第2斜突片28とカバー片
26及び第1斜突片24で右膨出部20から上方
に延出する突片22及び下連結具3の上面を覆
い、左傾斜片14の左膨出部18を下右溝5内に
嵌入する。このようにして下折版屋根材6を連結
した後は、右膨出部20内にコーキング剤50を
充填して両屋根材6の連結箇所をシールする。一
方、上記ホルダー8は左右一対の金属製のクリツ
プ片35,36で構成され、両クリツプ片35,
36はボルト52及びナツト53で結合され、一
方のクリツプ片35上にスペーサ7が固定され
る。一方のクリツプ片35は、図に示すように、
横片40の一側端より斜外下方に斜片41が延出
すると共に他側端より上方へ取付片42が突出
し、斜片41の下端が内方に折曲したフツク部4
3となる形状に成形され、他方のクリツプ片36
は斜片44の上端より取付片45が延出すると共
に斜片44の下端が内方に折曲してフツク部46
となつた形状に成形され、上記の横片40の上面
へ一体に植込ボルト51が取付けられている。こ
のホルダー8は、一方のフリツプ片35下端のフ
ツク部43を既に下連結具3によつて固定された
下折版屋根材6の左膨出部18に引掛けると共
に、他方のクリツプ片36下端のフツク部46を
右膨出部20へ鉤部30の上から引掛けて一方の
クリツプ片35の横片40をカバー片26上に載
置し、両取付片42,45を貫通するボルト52
にナツト53を締め付けてタイトフレーム2上に
取付けられる。この場合、ナツト53を締め付け
ることによつて、各クリツプ片35,36と対応
する左右の各膨出部18,20との係止力が増大
してホルダー8及びこれにねじ固定されるスペー
サ7が下折版屋根材6の連結箇所上へ強固に取着
される。また一方のクリツプ片36下端のフツク
部46が鉤部30の上から右膨出部20に係止す
ることから、ナツト53の締め付けに応じて鉤部
30と右膨出部20との係止力が増大し、従つ
て、スペーサ7の取付けに伴つて下折版屋根材
6,6間の連結がより強固となるものである。一
方、スペーサ7は第2図に示すように、合成樹脂
成形品55の上部に埋入ボルト56を有し、下部
に埋込ナツト57を有する形状に成形される。埋
込ボルト56は頭を成形品55内に埋入させて先
端部が成形品55上に突出し、埋込ナツト57は
その孔を成形品の下面に開口するボルト穴58に
連通させて成形品55内に埋入され、ボルト穴5
8の底面は上記埋込ボルト56と隔壁60によつ
て仕切られ、ボルト穴58内で埋込ナツト57に
螺入する植設ボルト51が埋込ボルト56に接触
するのを防止している。サドル9は前記のタイト
フレーム2と同様に、水平片9aの両側より夫々
斜片9bが斜外下方に延出する山形に金属で成形
され、上記のホルダー8上にねじ固定されたスペ
ーサ7上に載置され、サドル9上に載置する上連
結具13と共にスペーサ7上に突出する埋込ボル
ト56へナツト61によつて固定される。この結
果、上折版屋根材12へサドル9及び上連結具1
3を介して金属材同士で接続された埋込ボルト5
6と、下折版屋根材6へホルダー8を介して金属
材同士で接続された埋込ナツト57とがスペーサ
7内で隔壁60を介して離間され、上折版屋根材
12と下折版屋根材6とが金属材同士で接続する
ことがなく、上下の両折版屋根材6,12間にい
わゆるヒートブリツヂが形成されず、両者の断熱
性が向上するわけである。上連結具13は前記下
連結具3と同形状に成形され、サドル9の水平片
9aの両側端部との間に夫々前記下左溝4及び下
右溝5と同形状の上左溝10及び上右溝11を形
成する。上折版屋根材12を施工する際は、先
ず、前述のようにして配設された下折版屋根材6
の露出部分の全面に亘つて断熱材Aを敷き詰め、
この断熱材Aの上から、一方の上折版屋根材12
の右膨出部21を上左溝10内に嵌入し、次いで
他方の上折版屋根材12左側端の鉤部31を上左
溝10内へ既に嵌入した右膨出部21に引掛け、
右膨出部21より上方に突出する突片23及び上
連結具13上に充填した断熱材Aを覆い、左傾斜
片15の左膨出部19を上右溝11内に嵌入す
る。ところで、下折版屋根材6及び上折版屋根材
12における各右膨出部20,21より上方に突
出する各突片22,23は、各折版屋根材6,1
2の連結時に、他方のカバー片26,27の下面
によつて下方に押し込まれて弾性変形し、その結
果、各突片22,23の弾性復元力によつてカバ
ー片26,27の一端より延出する第2斜突片2
8,29が夫々各鉤部30,31と共に上方へ押
し上げられ、各鉤部30,31とこれが嵌入する
各右膨出部20,21との係止力が高められ、下
折版屋根材6同士及び上折版屋根材12同士の連
結が強固に行なわれる。尚、図の実施例では、上
折版屋根材12と下折版屋根材12とに同じ形状
のものを使用した例を示したが、本考案は勿論こ
れのみに限定されるものではなく、例えば左右の
各傾斜片14,15,16,17の長さを上下の
折版屋根材6,12の間で変えて谷部における上
下の折版屋根材6,12との間隔を斜面部におけ
る上下の折版屋根材6,12との間隔と略等しく
するようにしてもよい。
本考案は以上のような構成を有するため、下折
版屋根材同士を連結するタイトフレームや下連結
具と、上折版屋根材同士を連結するサドル及び上
連結具とが、ホルダー及びスペーサとによつて確
実に上下に一定間隔を保つて固定されるのは勿論
のこと、スペーサ内に埋入した埋込ボルトと埋込
ナツトとが隔壁によつて完全に遮断されることに
より、この埋込ナツトへ金属材同士の接触によつ
て連続する下折版屋根材と、埋込ボルトへ金属材
同士の接触によつて連続する上折版屋根材との間
にヒートブリツジが形成されず、上下の両折版屋
根材間の断熱性が向上するという利点がある。ま
た、スペーサを下折版屋根材に固定させるための
ホルダーが一対のクリツプ片より構成され、両ク
リツプ片を結合するボルトの締め付けによつて一
方のクリツプ片下端のフツク部が下折版屋根材の
鉤部を押圧して、下折版屋根材同士を連結する鉤
部と右膨出部との係合力を高めることにより、ス
ペーサの取付けと同時に両下折版屋根材間の連結
をより強固に行なえる利点がある。
版屋根材同士を連結するタイトフレームや下連結
具と、上折版屋根材同士を連結するサドル及び上
連結具とが、ホルダー及びスペーサとによつて確
実に上下に一定間隔を保つて固定されるのは勿論
のこと、スペーサ内に埋入した埋込ボルトと埋込
ナツトとが隔壁によつて完全に遮断されることに
より、この埋込ナツトへ金属材同士の接触によつ
て連続する下折版屋根材と、埋込ボルトへ金属材
同士の接触によつて連続する上折版屋根材との間
にヒートブリツジが形成されず、上下の両折版屋
根材間の断熱性が向上するという利点がある。ま
た、スペーサを下折版屋根材に固定させるための
ホルダーが一対のクリツプ片より構成され、両ク
リツプ片を結合するボルトの締め付けによつて一
方のクリツプ片下端のフツク部が下折版屋根材の
鉤部を押圧して、下折版屋根材同士を連結する鉤
部と右膨出部との係合力を高めることにより、ス
ペーサの取付けと同時に両下折版屋根材間の連結
をより強固に行なえる利点がある。
第1図は本考案の一実施例を示す部分縦断面
図、第2図は同上に用いるホルダーとスペーサを
示す一部切欠分解正面図であり、1は横架材、2
はタイトフレーム、3は下連結具、4は下左溝、
5は下右溝、6は下折版屋根材、7はスペーサ、
8はホルダー、9はサドル、10は上左溝、11
は上右溝、12は上折版屋根材、13は上連結
具、14,15は左傾斜片、16,17は右傾斜
片、18,19は左膨出部、20,21は右膨出
部、30,31は鉤部、35,36はクリツプ
片、40は水平片、43,46はフツク部、4
2,45は取付片、51は植設ボルト、52はボ
ルト、53はナツト、56は成形品、56は埋込
ボルト、57は埋込ナツト、58はボルト穴、6
0は隔壁、Aは断熱材である。
図、第2図は同上に用いるホルダーとスペーサを
示す一部切欠分解正面図であり、1は横架材、2
はタイトフレーム、3は下連結具、4は下左溝、
5は下右溝、6は下折版屋根材、7はスペーサ、
8はホルダー、9はサドル、10は上左溝、11
は上右溝、12は上折版屋根材、13は上連結
具、14,15は左傾斜片、16,17は右傾斜
片、18,19は左膨出部、20,21は右膨出
部、30,31は鉤部、35,36はクリツプ
片、40は水平片、43,46はフツク部、4
2,45は取付片、51は植設ボルト、52はボ
ルト、53はナツト、56は成形品、56は埋込
ボルト、57は埋込ナツト、58はボルト穴、6
0は隔壁、Aは断熱材である。
Claims (1)
- 横架材上に突設したタイトフレームと、タイト
フレーム上に固着されてタイトフレームの両側上
面との間に夫々側方に開口する下右溝と下左溝と
を形成する下連結具と、この下連結具によつて巾
方向に連結される一対の相隣り合う金属製の下折
版屋根材と、両下折版屋根材の連結箇所上に配置
されるスペーサと、スペーサを両下折版屋根材に
連結するホルダーと、スペーサの上面に配置され
るサドル上でスペーサに固着されてサドルの両側
上面との間に夫々側方に開口する上右溝と上左溝
とを形成する上連結具と、この上連結具によつて
夫々上記下折版屋根材の上方で巾方向に連結され
る一対の相隣り合う金属製の上折版屋根材と、上
下の両折版屋根材間に内装される断熱材とを備
え、一方の下折版屋根材の右側端で斜外上方に向
けて立ち上る右傾斜片の上端部を外側に凹まして
できる内側が凹所で外側が凸所となつた右膨出部
が上記下左溝内に嵌入し、他方の下折版屋根材の
左側端で斜外上方に向けて立ち上る左傾斜片の上
端部を外側に凹ましてできる内側が凹所で外側が
凸所となつた左膨出部が上記下右溝内に嵌入する
と共に、左傾斜片の上端より外側方へ略水平に延
出して下連結具を覆うカバー片先端の鉤部が上記
下左溝内に嵌入した右傾斜片の右膨出部内に係止
し、上記ホルダーは左右一対のクリツプ片で構成
され、一方のクリツプ片下端のフツク部が上記左
膨出部内に係止すると共に他方のクリツプ片下端
のフツク部が上記右膨出部内に鉤部の上から係止
し、一方のクリツプ片に形成した水平片で上記カ
バー片の上面が覆われると共に両クリツプ片上端
部に突出する取付片がカバー片の一側で互い突き
合されてカバー片上で垂立し、両取付片を左右に
貫通するボルト及びナツトで両クリツプ片が結合
し、上記スペーサは上部に埋込ボルトを有し下部
に埋込ナツトを有する合成樹脂成形品であり、埋
込ボルトの先端は成形品の上面に突出し、埋込ナ
ツトは成形品の下面に開口するボルト穴と同軸上
に位置し、ボルト穴の奥端と埋込ボルトとの間は
隔壁にて仕切られ、上記クリツプ片の水平片上に
突出する植設ボルトがボルト穴を通して埋込ナツ
トに螺合してスペーサがホルダーに固定され、ス
ペーサ上に載置されるサドルとサドル上に載置さ
れる上連結具とに上記埋込ボルトが貫通すると共
に埋込ボルトに螺合するナツトによつて上連結具
及びサドルがスペーサ上に固定され、一方の上折
版屋根材の右側端で斜外上方に向けて立ち上る右
傾斜片の上端部を外側に凹ましてできる内側が凹
所で外側が凸所となつた右膨出部が上記上左溝内
に嵌入し、他方の上折版屋根材の左側端で斜外上
方に向けて立ち上る左傾斜片の上端部を外側に凹
ましてできる左膨出部が上記上右溝内に嵌入する
と共に、左傾斜片の上端より外側方へ略水平に延
出して上連結具を覆うカバー片先端の鉤部が上記
上左溝内に嵌入した右傾斜片の右膨出部内に係止
した二重折版屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP857682U JPS58111729U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 二重折版屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP857682U JPS58111729U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 二重折版屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58111729U JPS58111729U (ja) | 1983-07-30 |
JPS6129863Y2 true JPS6129863Y2 (ja) | 1986-09-02 |
Family
ID=30021262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP857682U Granted JPS58111729U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 二重折版屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58111729U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6085826B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2017-03-01 | 株式会社サカタ製作所 | 外装構造体の改修金具およびその渡し部材、その突出部固定部材、外装構造体の改修構造 |
-
1982
- 1982-01-25 JP JP857682U patent/JPS58111729U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58111729U (ja) | 1983-07-30 |
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